JPH0221088Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0221088Y2 JPH0221088Y2 JP11502484U JP11502484U JPH0221088Y2 JP H0221088 Y2 JPH0221088 Y2 JP H0221088Y2 JP 11502484 U JP11502484 U JP 11502484U JP 11502484 U JP11502484 U JP 11502484U JP H0221088 Y2 JPH0221088 Y2 JP H0221088Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ski
- grooves
- layers
- sliding plate
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Sewage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔技術分野〕
本考案はスキーに関し、特に芯部を特殊な補強
された積層構造にしたスキーに関する。
された積層構造にしたスキーに関する。
〔先行技術〕
従来スキーとして最も広く使われていたもの
に、ウツド又はPU（ポリウレタン）発泡剤より作
られていたものを芯部に挾んでその外周面を金属
薄板又はプラスチツク材でケース状におおつたも
のが代表的にあげられる。ウツドによるものはク
ツシヨンがよく、ねじれ抵抗には強いが、裂け易
いことと、疲労をきたしやすいこととが傷で、な
おさらの改良が必要とされていた。そこで最近で
は、ウツド積層構造をして該積層間にFRPを挾
着させてなる芯部をそなえたスキーが提案される
に至つた。ところがこれとて、層間では平面的に
接着されているだけにすぎないので、大きな衝撃
力を受けると、積層間にそつてせん断力が働き、
そこから割れて分離してしまうという不都合があ
つた。
に、ウツド又はPU（ポリウレタン）発泡剤より作
られていたものを芯部に挾んでその外周面を金属
薄板又はプラスチツク材でケース状におおつたも
のが代表的にあげられる。ウツドによるものはク
ツシヨンがよく、ねじれ抵抗には強いが、裂け易
いことと、疲労をきたしやすいこととが傷で、な
おさらの改良が必要とされていた。そこで最近で
は、ウツド積層構造をして該積層間にFRPを挾
着させてなる芯部をそなえたスキーが提案される
に至つた。ところがこれとて、層間では平面的に
接着されているだけにすぎないので、大きな衝撃
力を受けると、積層間にそつてせん断力が働き、
そこから割れて分離してしまうという不都合があ
つた。
本考案は叙上の問題点を解消するために提案さ
れたものである。即ち、本考案の主なる目的は従
来の軽量とクツシヨンのよさを維持しつつ、かつ
如何なる形の外力にも耐えられるようなスキーを
提供せんとすることにある。
れたものである。即ち、本考案の主なる目的は従
来の軽量とクツシヨンのよさを維持しつつ、かつ
如何なる形の外力にも耐えられるようなスキーを
提供せんとすることにある。
即ち、本考案は外周面を形成する金属ケース
と、ケースに囲まれた芯部と、その滑走面中央部
にガイド溝を有する滑走板と、滑走板の両側に付
設されたスチールエツジとからなるスキーにおい
て、前記芯部は上下二層のウツド層を長軸方向に
平行連続した突条と凹溝とを相欠き結合すると共
に、該接合面間にはFRP層を融着介在したこと
を特徴とするものである。
と、ケースに囲まれた芯部と、その滑走面中央部
にガイド溝を有する滑走板と、滑走板の両側に付
設されたスチールエツジとからなるスキーにおい
て、前記芯部は上下二層のウツド層を長軸方向に
平行連続した突条と凹溝とを相欠き結合すると共
に、該接合面間にはFRP層を融着介在したこと
を特徴とするものである。
上記及び他の目的と特徴はその実施例にもとず
いて、以下に添付図を参照しながら説明すれば一
層明らかになるであろう。
いて、以下に添付図を参照しながら説明すれば一
層明らかになるであろう。
第１図から第３図において、１０はスキー本体
で、複合積層構造の芯部１２と、これを包むアル
ミ合金製のケース１１と、ケース１１の底面に貼
付けた滑走面の長軸方向中央部にそつてガイド溝
１３１が形成されているFRP製滑走板１３と、
滑走板１３の滑走面両側辺に固着した柔軟性向上
用のスチールエツジ１４とからなる。
で、複合積層構造の芯部１２と、これを包むアル
ミ合金製のケース１１と、ケース１１の底面に貼
付けた滑走面の長軸方向中央部にそつてガイド溝
１３１が形成されているFRP製滑走板１３と、
滑走板１３の滑走面両側辺に固着した柔軟性向上
用のスチールエツジ１４とからなる。
上記複合積層構造の芯部１２は、第１図及び第
３図に示す如く、２０は積層の構造を示し、２１
はそのウツド上層で、２２はそのウツド下層で、
３０は其の間に挾着された補強層である。そのう
ち、上下層２１，２２の接合面に長軸方向に平行
連続した複数の突条２２１，２２２，２２３，２
２４，２２５……と溝２１１，２１２，２１３，
２１４，２１５……とがやや微細な隙間を形成し
て相欠き接合せるように形成されている。勿論突
条２２１，２２２……の丈を不同一にし、これに
相欠き係合するように溝２１１，２１２……の深
さを対応して不同一に形成させても良い。好まし
くは図に見るように、中央には最大な突条２２１
とこれに相欠き係合するように最深の溝２１１に
形成させ、後は順次に突条の丈を低くし、これに
応じて溝の深さを浅くするように形成させる。図
示の補強層３０は熱硬化性樹脂に予め漬浸したフ
アイバープリプレグをウツド上下層２１，２２間
の接合面間の上記隙間にホツトプレスして融着さ
せたもので、そのうち、３１はフアイバーの方向
がスキー長軸方向をした炭素繊維プリプレグ、３
２はフアイバーが長軸に＋30゜斜交方向のガラス
繊維プリプレグ、３３はフアイバーが３２とは逆
に長軸と−30゜斜交方向をするガラス繊維プリプ
レグ、３４はフアイバーが長軸方向をした剛性反
靭性の高いデユーポン社のKEVLAR繊維プレプ
リグ、３５はフアイバーが同じく長軸方向をした
ほう素繊維プリプレグで中央部の比較的丈の高い
突条（または深い溝）の２〜３のみに貼着され
る。
３図に示す如く、２０は積層の構造を示し、２１
はそのウツド上層で、２２はそのウツド下層で、
３０は其の間に挾着された補強層である。そのう
ち、上下層２１，２２の接合面に長軸方向に平行
連続した複数の突条２２１，２２２，２２３，２
２４，２２５……と溝２１１，２１２，２１３，
２１４，２１５……とがやや微細な隙間を形成し
て相欠き接合せるように形成されている。勿論突
条２２１，２２２……の丈を不同一にし、これに
相欠き係合するように溝２１１，２１２……の深
さを対応して不同一に形成させても良い。好まし
くは図に見るように、中央には最大な突条２２１
とこれに相欠き係合するように最深の溝２１１に
形成させ、後は順次に突条の丈を低くし、これに
応じて溝の深さを浅くするように形成させる。図
示の補強層３０は熱硬化性樹脂に予め漬浸したフ
アイバープリプレグをウツド上下層２１，２２間
の接合面間の上記隙間にホツトプレスして融着さ
せたもので、そのうち、３１はフアイバーの方向
がスキー長軸方向をした炭素繊維プリプレグ、３
２はフアイバーが長軸に＋30゜斜交方向のガラス
繊維プリプレグ、３３はフアイバーが３２とは逆
に長軸と−30゜斜交方向をするガラス繊維プリプ
レグ、３４はフアイバーが長軸方向をした剛性反
靭性の高いデユーポン社のKEVLAR繊維プレプ
リグ、３５はフアイバーが同じく長軸方向をした
ほう素繊維プリプレグで中央部の比較的丈の高い
突条（または深い溝）の２〜３のみに貼着され
る。
このように本考案によれば、芯部の構造が積層
の複合構成となり、ウツドの層間が相欠き接合せ
られたと共に、その接合面間には多層のその繊維
が異なる方向に斜交するフアイバープリプレグに
て、ウツドと一緒にホツトプレスされ、一体に融
着されてあるので、従来の軽量とクツシヨンとが
保持されると共に、ねじれに対する抵抗が大幅に
向上され、あまつさえ性質の異なる繊維プリプレ
グを多種使用したことから種種の応力が働く滑
降、回転、ジヤンプ、クロスカントリー等の各種
スキーに一様に適用されられて好都合である。
の複合構成となり、ウツドの層間が相欠き接合せ
られたと共に、その接合面間には多層のその繊維
が異なる方向に斜交するフアイバープリプレグに
て、ウツドと一緒にホツトプレスされ、一体に融
着されてあるので、従来の軽量とクツシヨンとが
保持されると共に、ねじれに対する抵抗が大幅に
向上され、あまつさえ性質の異なる繊維プリプレ
グを多種使用したことから種種の応力が働く滑
降、回転、ジヤンプ、クロスカントリー等の各種
スキーに一様に適用されられて好都合である。
上記は本考案の好ましい実施例で、もとよりこ
れによつて制限を受けるのではなく、本考案の精
神を逸脱しない限り、さらに種種の変化を許容し
うることは当然である。
れによつて制限を受けるのではなく、本考案の精
神を逸脱しない限り、さらに種種の変化を許容し
うることは当然である。
第１図は芯部の種層と、それを包むケースを切
欠いた見取図、第２図はスキーの斜視図、第３図
は第２図のＡ−A′断面図である。 １１……アルミ合金製ケース、１２……複合積
層構造の芯部、１３……滑走板、１４……スチー
ルエツジ、２１……ウツド上層、２２……ウツド
下層。
欠いた見取図、第２図はスキーの斜視図、第３図
は第２図のＡ−A′断面図である。 １１……アルミ合金製ケース、１２……複合積
層構造の芯部、１３……滑走板、１４……スチー
ルエツジ、２１……ウツド上層、２２……ウツド
下層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 １ 外周面を形成する金属ケースと、ケースに囲
まれた芯部と、その滑走面中央部にガイド溝を
有する滑走板と、滑走板の両側に付設されたス
チールエツジとからなるスキーにおいて、前記
芯部は上下二層のウツド層を長軸方向に平行連
続した突条と凹溝とを相欠き接合すると共に、
該接合面間にはFRP層を融着介在したことを
特徴とするスキー。 ２ 上記接合面に介在したFRPは複数層の強化
繊維を、互いにスキーの長軸方向と、それと斜
交する方向に配置したことを特徴とする実用新
案登録請求の範囲第１項に記載のスキー。 ３ 上記突条と凹溝はいずれも撥形断面にしてな
ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
１項に記載のスキー。 ４ 上記複数の突条は高さが不同一に形成され、
これに応じて溝が相欠き接合するように深さも
不同一に形成されたことを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第１項又は第３項のいずれかに
記載のスキー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11502484U JPS6131480U (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | スキ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11502484U JPS6131480U (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | スキ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6131480U JPS6131480U (ja) | 1986-02-25 |
| JPH0221088Y2 true JPH0221088Y2 (ja) | 1990-06-07 |
Family
ID=30674015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11502484U Granted JPS6131480U (ja) | 1984-07-30 | 1984-07-30 | スキ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6131480U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101481714B1 (ko) * | 2013-07-16 | 2015-01-12 | 김덕수 | 스노우보드 |
-
1984
- 1984-07-30 JP JP11502484U patent/JPS6131480U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6131480U (ja) | 1986-02-25 |
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