JPH02210649A - 再生方法 - Google Patents

再生方法

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JPH02210649A
JPH02210649A JP1032131A JP3213189A JPH02210649A JP H02210649 A JPH02210649 A JP H02210649A JP 1032131 A JP1032131 A JP 1032131A JP 3213189 A JP3213189 A JP 3213189A JP H02210649 A JPH02210649 A JP H02210649A
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JP
Japan
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track
signal
recorded
frequency signal
tracks
Prior art date
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JP1032131A
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English (en)
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Hisafumi Yanagihara
尚史 柳原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPH02210649A publication Critical patent/JPH02210649A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A 産業上の利用分野 B 発明の概要 C従来の技術 D 発明が解決しようとする課題 E 課題を解決するだめの手段(第1図)F 作用 G 実施例 G1 一実施例の説明 G2他の実施例の説明 H発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、例えばディジタル信号化されたオーディオ信
号を単位時間ずつ回転ヘッドによりテープ上に1本ずつ
の斜めのトラックとして記録されたものを再生する方法
に関し、特に再生時のトラッキング制御方法に関する。
B 発明の概要 本発明は、ディジタル信号化されたオーディオ信号等を
斜めのトラックに順次記録した記録媒体を再生する際に
、1トラック毎に交互に2種類の異なる周波数信号を記
録すると共に、各トラックの形成方向と直交する方向で
1トラックおきの夫々の周波数信号記録箇所どうしが重
ならない区間を有するように形成し、一方の周波数信号
が記録されたトラックを再生したとき、このトラックの
周波数信号検出タイミングを基準にして両隣りのトラッ
クから時間差を設けて他方の周波数信号のクロストーク
量を検出し、このクロストーク量よりトラッキング誤差
検出を行うようにしたことにより、簡単な構成のトラッ
キング用信号パターンで安定して良好なトラッキング制
御ができるようにしたものである。
C従来の技術 ヘリカルスキャン型の回転ヘッド装置によって。
磁気テープ上に映像信号やオーディオ信号を単位時間毎
に1本ずつの斜めトラックを形成して記録し、これを再
生する場合に、映像信号やオーディオ信号をPCM化し
て記録再生することが実用化されている。これはPCM
化すれば高品位の記録再生ができるからである。
この場合において、再生時、記録トラック上を正しく回
転ヘッドが走査するようにするトラッキング制御は、従
来は、テープの幅方向の一端側に記録されているコント
ロール信号を固定された磁気ヘッドで再生し、この再生
コントロール信号と回転ヘッドの回転位相とが一定位置
関、係となるようにすることにより行っているのが通常
である。
しかし、この方法ではトラッキング制御用に専用の固定
の磁気ヘッドを設けなければならない。
このような固定の磁気ヘッドを設けることは、記録再生
装置を小型化したい場合に、その取付場所等の関係で不
都合を来す。
そこで、この固定ヘッドを用いずに再生用回転ヘッドの
再生出力のみを利用してその回転ヘッドのトラッキング
制御を行う方法を、本出願人によって、先に提案したく
特開昭59−112406号公報等)。
この方法は、PCM信号は時間軸の圧縮・伸長が容易で
あり、したがって、アナログ信号のように信号を常に時
間的に連続させて記録再生する必要はなく、そこで、1
本のトラックに領域を分けてこのPCM信号と、これと
は別個の信号を記録することが容易にできることに着目
してなされたものである。
すなわち、PCM信号を時間軸圧縮して複数個の回転ヘ
ッドによって斜めにトラックをガートバンドを形成しな
い状態で記録媒体上に形成して記録する際に、各トラッ
クの長手方向にPCM信号とは記録領域として独立にト
ラッキング用パイロット信号を複数個記録し、再生時、
走査幅がトラックの幅より広い回転ヘッドによって記録
トラックを走査し、回転ヘッドが走査中のトラックの両
隣りのトラックからのパイロット信号の再生出力によっ
て回転ヘッドのトラッキングを制御するものである。
ここで、PCMオーディオ信号を記録するデジタルオー
ディオテープレコーダ(以下DATと称する)のトラッ
クパターンの一例を示すと、このトラックパターンは第
6図に示す如く回転ヘッドドラム(1)上に180°離
れて配され各々アジマス角が異なる2個の磁気ヘッドH
A、Ha により磁気テープ(2)に形成されるもので
、磁気テープ(2)は回転ヘッドドラム(1)の周面に
90°以上巻付けられる。
そして、磁気テープ(2)上に傾斜して形成されるトラ
ックのパターンは、第7図に示す如く、4トラックで1
周期となっており、各トラックTa、 Tb。
Tc、 Td、 Ta、 Tb ・・・・の始端部と終
端部の近傍に夫々トラッキングエリアTAI、TA2が
設けてあり、このトラッキングエリアT A +、 T
 A 2 には、パイロット信号Pと同期信号S、、S
2 とが所定の状態で記録されている。即ち、一方のア
ジマス(Aアジマス)の磁気ヘッドHA により形成さ
れるトラックTa及びTcのトラッキングエリアT A
 + 及びTA2には、パイロット信号Pと同期信号S
1  とを記録し、他方のアジマス(Bアジマス〉の磁
気ヘッドH,により形成されるトラックTb及びTdの
トラッキングエリアT A r 及びTA2 には、パ
イロット信号Pと同期信号S2 とを記録する。そして
、各トラックの同期信号S1又はS2の記録個所の一方
の隣接した箇所(トラック)にパイロット信号Pが記録
されるようにすると共に、反対側の隣のトラックの多少
ずれた位置にパイロット信号Pが記録されるようなパタ
ーンとする。この場合、パイロット信号Pはアジマスロ
スの少ない比較的低周波数信号とし、同期信号St、S
2 はこのパイロット信号Pよりも高い周波数信号とす
る。
そして、各トラックTa −Td の中央部にはデータ
エリアDが設けてあり、このデータエリアDに所定のフ
ォーマットでブロック化されたディジタルデータを記録
する。
そして、このように形成された各トラックを磁気ヘッド
HA、H!1 により再生する際には、例えば磁気ヘッ
ドHA がトラックTa又はTc に記録された同期信
号S1 を検出したときに、一方の隣りのトラックTb
又はTd に記録されたパイロット信号Pのクロストー
ク量を検出すると共に、この同期信号S、の検出タイミ
ングより所定時間後に他方の隣のトラックTd又はTb
 に記録されたバイロフト信号Pのクロストーク量を検
出する。
このようにすることで、隣接したトラックからのパイロ
ット信号のクロストーク量により、磁気ヘッドHA の
トラッキングずれ量が判別できる。
即ち、両隣りのトラックパイロット信号Pのクロストー
ク量が等しいとき、磁気ヘッドHA がトラックTa又
はTc の中心を正確にトレースしていることになる。
そして、この判別したトラッキングずれ量に応じて、テ
ープ走行用キャプスタンモータ(図示せず)のサーボ回
路等を制御することで、良好なトラッキング制御が行わ
れる。また、トラックTb及びTd のトラッキング制
御も同様にして、磁気へラドH8がトラックTb又はT
dに記録された同期信号S2を検出したとき及び所定時
間後に、隣接トラックTa及びTcよりのパイロット信
号Pのクロストーク量を検出することで行われる。
D 発明が解決しようとする課題 ところが、このような従来の自動的なトラッキング制御
方法によると、トラッキングエリアにパイロット信号P
とこのパイロット信号検出用の同期信号S、、S2 と
の3種類の周波数信号を記録する必要があり記録・再生
装置の構成が複雑化すると共に、記録パターン自体も第
7図に示す如く複雑である不都合があった。
本発明は斯かる点に鑑み、簡単な構成で自動的なトラッ
キング制御が可能な再生方法を提供することを目的とす
る。
E 課題を解決するための手段 本発明の再生方法は、例えば第1図に示す如く、夫々の
トラックA I、 B +、 A 2. B 2 ・・
・・が長手方向に対して傾斜して順次形成された記録媒
体を再生する再生方法において、1トラック毎に交互に
2種類の異なる周波数信号f+、f2 を記録すると共
に、各トラックの形成方向と直交する方向で1トラック
おきの夫々の周波数信号f、、f2 の記録箇所どうし
が重ならない区間を有するように形成し、一方の周波数
信号f、又はf2 が記録されたトラックを再生したと
き、このトラックの周波数信号検出タイミングを基準に
して両隣りのトラックから時間差を設けて他方の周波数
信号f2 又はflのクロストーク量を検出し、このク
ロストーク量よりトラッキング誤差検出を行うようにし
たものである。
また、本発明の再生方法は、第4図に示す如く、夫々の
トラックL 1. T It L 2. T 2 ・・
・・が長手方向に対して傾斜して順次形成され、1トラ
ック毎に交互に2種類の異なる周波数信号f+、fzを
記録すると共に、各トラックの形成方向と直交する方向
で1トラックおきの夫々の周波数信号f、、f。
の記録箇所どうしが重ならない区間を有するように形成
した記録媒体を、夫々が高さ方向に1トラックピツチの
段差を持つと共にヘッド回転方向に対して間隔GLだけ
前後にずれて一体に固定された2個の回転ヘッドHL、
I(T で再生する際に、方の周波数信号f、又はf2
が記録されたトラックを一方の回転ヘッドHL 又はH
アが再生したとき、このトラックの周波数信号検出タイ
ミングを基準にして両隣りのトラックから時間差を設け
て一方の回転ヘッドHL 又はHT により他方の周波
数信号f2又はfl  のクロストーク量を検出し、こ
のクロストーク量よりトラッキング誤差検出を行うよう
にしたものである。
F 作用 本発明によると、2種類の周波数信号r、、f2を1ト
ラックおきに交互に記録するだけの簡単な記録パターン
で、一方の周波数信号f1 又はf2を同期信号として
タイミングを検出しながら、隣接トラックの他方の周波
数信号f2又はfl をパイロット信号として検出する
ことができ、安定した良好なトラッキング制御ができる
G 実施例 以下、本発明の再生方法の一実施例を、第1図及び第2
図を参照して説明しよう。
G1 一実施例の説明 本例においては、従来例として示したDAT等と同様に
磁気テープ上にガートバンドがない状態で斜めのトラッ
クを順次形成してディジタルデータ等を記録したものを
再生する。この場合、第6図に示す如く、回転ヘッドド
ラム(1)上に180°離れて配され夫々アジマス角が
異なる2個の磁気ヘッドHA、 H,により再生を行う
そして、本例の磁気テープ上の各トラックには、例えば
始端部近傍にトラッキングエリアを設け、このトラッキ
ングエリアのパターンを第1図に示す如く構成する。即
ち、一方の磁気ヘッドHA にて形成されるトラックA
 I、 A 2. A s ・・・・のトラッキングエ
リア内の所定箇所に、第1の周波数信号f1 を所定長
記録する。また、他方の磁気ヘッドH8にて形成される
トラック3+、 B2. B3 ・・・・のトラッキン
グエリア内の所定箇所に、第2の周波数信号f2を所定
長記録する。この場合、第1及び第2の周波数信号f、
及びf2:よ、夫々同じ高さ(位置)に記録され、隣接
トラック間の段差d。
と同じだけ1トラックずつずれて形成される。また、こ
の第1及び第2の周波数信号f1 及び[2は、数百k
Hz〜数!J Hz程度の範囲内より選定した夫々異な
る周波数の信号とする。
そして、このようにトラッキングエリアが形成された磁
気テープを再生する再生装置の、トラッキングエラー信
号検出部の回路構成を第2図に示すと、磁気ヘッドHA
 よりの再生信号を、プリアンプ(11)を介してバン
ド・パス・フィルタ(以下BPFと称する) (12)
  に供給し、このB P F (12)で第1の周波
数信号f1  の周波数帯を通過させる。
そして、このB P F (12)の出力信号を周波数
検出器(13)に供給し、この周波数検出器(13)で
第1の周波数信号f1 が再生信号に含まれているか否
かを検出する。そして、第1の周波数信号f1 の検出
信号を後述する第1及び第2のサンプリング・ホールド
回路(16)及び(18)にサンプリング制御信号とし
て供給する。この場合、第1のサンプリング・ホールド
回路(16)は検出信号の供給し始めでサンプリングが
行われ、第2のサンプリング・ホールド回路(18)は
検出信号の供給が終わるときにサンプリングが行われる
また、磁気ヘッドHA よりの再生信号を、プリアンプ
(11)を介してB P F (14)に供給し、この
BPF(14)で第2の周波数信号f2 の周波数帯を
通過させる。そして、このB P F (14)の出力
信号をエンベロープ検波器(15)に供給し、このエン
ベロープ検波器(15)で第2の周波数信号f2 の検
出レベルを判別する。
そして、このエンベロープ検波器(15)が出力する検
波信号を、第1のサンプリング・ホールド回路(16)
のサンプリング信号入力部に供給する。そして、この第
1のサンプリング・ホールド回路(16)の出力信号を
、比較器を構成する演算増幅器(17)の非反転入力端
子に供給すると共に、エンベロープ検波器(15)より
の検波信号を直接この演算増幅器(17)の反転入力端
子に供給する。そして、この演算増幅器(17)の出力
信号を、第2のサンプリング・ホールド回路(18)の
サンプリング信号入力部に供給し、このサンプリング・
ホールド回路(18)の出力信号を、切換スイッチ(3
1)の第1の固定接点(31a)  に供給する。
さらに、磁気へラドHa よりの再生信号を、プリアン
プ(21)を介してB P F (22)に供給し、こ
のB P F (22)で第2の周波数信号f2 の周
波数帯を通過させる。そして、このB P F (22
)の出力信号を周波数検出器(23)に供給し、この周
波数検出器(23)で第2の周波数信号f2が再生信号
に含まれているか否かを検出する。そして、第1の周波
数信号f、の検出信号を後述する第3及び第4のサンプ
リング・ホールド回路(26)及び(28)にサンプリ
ング制御信号として供給する。この場合、第3のサンプ
リング・ホールド回路(26)は検出信号の供給し始め
でサンプリングが行われ、第4のサンプリング・ホール
ド回路(28)は検出信号の供給が終わるときにサンプ
リングが行われる。
また、磁気ヘッドH6よりの再生信号を、プリアンプ(
21)を介してB P F (24)に供給し、このB
P F (24)で第1の周波数信号f1 の周波数帯
を通通せる。そして、このB P F (24)の出力
信号をエンヘロ−7”検波器(25)に供給し、このエ
ンベロープ検波器(25)で第1の周波数信号f1 の
検出レベルを判別する。
そして、このエンベロープ検波器(25)が出力する検
波信号を、第3のサンプリング・ホールド回路(26)
のサンプリング信号人力部に供給する。そして、この第
3のサンプリング・ホールド回路(26)の出力信号を
、比較器を構成する演算増幅器(27)の非反転入力端
子に供給すると共に、エンベロープ検波器(25)より
の検波信号を直接この演算増幅器(27)の反転入力端
子に供給する。そして、この演算増幅器(27)の出力
信号を、第2のサンプリング・ホールド回路(28)の
サンプリング信号入力部に供給し、このサンプリング・
ホールド回路(28)の出力信号を、切換スイッチ(3
1)の第2の固定接点(31b)  に供給する。
そして、この切換スイッチ(31)の可動接点(31m
)に得られる信号を、トラッキングエラー信号として端
子(32)に供給し、この端子(32)に得られるトラ
ッキングエラー信号を、磁気テープ走行系のキャプスタ
ンモータのサーボ回路(図示せず)に供給し、トラッキ
ングエラー信号により示されるトラッキングずれ量に応
じたキヤプスタンの制御を行い、自動的なトラッキング
制御が行われる。
ここで、この回路構成によりトラッキングエラー信号を
作成する際の動作を説明すると、再生時に一方の磁気へ
ラドHA が各トラックA I+ A 2. A 3・
・・・を走査して、第1の周波数信号f1 の記録箇所
上を走査するようになると、この磁気ヘッドHAからの
再生信号が供給される周波数検出器(13)は、第1の
周波数信号f、 を検出し、記録箇所上を走査している
間例えばハイレベルになる検出信号を出力する。この検
出信号は第1及び第2のサンプリング・ホールド回路(
16)及び(18)に供給され、エンベロープ検波器(
15)による第2の周波数信号f2の検波信号のサンプ
リングが制御される。
このとき、例えば磁気ヘッドHA がトラックA2上を
走査しているとすると、第1の周波数信号f。
の記録箇所上を走査し始めたとき(第1図の1゜点)に
、第1のサンプリング・ホールド回路(16)は、右隣
りのトラックB2 に記録された第2の周波数信号f2
 のエンベロープ検波によるクロストーク量をサンプリ
ングしてホールドする。そして、第1の周波数信号f+
 の記録箇所上を走査し終えたとき(第1図のt2点)
に、第2のサンプリング・ホールド回路(18)は、左
隣りのトラックB。
に記録された第2の周波数信号f2 のエンベロープ検
波によるクロストーク量と、第1のサンプリング・ホー
ルド回路(16)がホールドした右隣りのトラックB2
よりのクロストーク量とを比較した差信号としてのトラ
ッキングエラー信号を、サンプリングしてホールドする
。このため、切換スイッチ(31)の第1の固定接点(
31a)  にこのトラックA2の両隣りのトラックよ
りの第2の周波数信号f2 のクロストーク量に応じた
トラッキングエラー信号が供給され、切換スイッチ(3
1)の可動接点(31m)  を第1の固定接点(31
a)  と接続させることで、端子(32)を介してこ
の第2の周波数信号f2のクロストーク量に応じたトラ
ッキングエラー信号がサーボ回路等の所定のトラッキン
グ制御部に供給される。
また、再生時に他方の磁気ヘッドH8が各トラックB 
l、 B 2. B s ・・・・を走査して、第2の
周波数信号f2 の記録箇所上を走査するようになると
、この磁気ヘッドH1からの再生信号が供給される周波
数検出器(23)は、第2の周波数信号f2 を検出し
、記録箇所上を走査している間例えばハイレベルになる
検串信号を出力する。この検出信号は第3及び第4のサ
ンプリング・ホールド回路(26)及び(28)に供給
され、エンベロープ検波器(25)による第1の周波数
信号f1 の検波信号のサンプリングが制御される。
このとき、例えば磁気ヘッドH3がトラックB2上を走
査しているとすると、第2の周波数信号f2の記録箇所
上を走査し始めたとき(第1図のt。
点)に、第3のサンプリング・ホールド回路(26)は
、右隣りのトラックA3 に記録された第1の周波数信
号f1 のエンベロープ検波によるクロストーク量をサ
ンプリングしてホールドする。そして、第2の周波数信
号f、の記録箇所上を走査し終えたときく第1図のt1
点)に、第4のサンプリング・ホールド回路(28)は
、左隣りのトラックA2に記録された第1の周波数信号
f1 のエンベロープ検波によるクロストーク量と、第
3のサンプリング・ホールド回路(26)がホールドし
た右隣りのトラックA2よりのクロストーク量とを比較
した差信号としてのトラッキングエラー信号を、サンプ
リングしてホールドする。このため、切換スイッチ(3
1)の第2の固定接点(31b)  にこのトラックB
2の両隣りのトラックよりの第1の周波数信号f、  
のクロストーク量に応じたトラッキングエラー信号が供
給され、切換スイッチ(31)の可動接点(31m) 
を第2の固定接点(31b)  と接続させることで、
端子(32)を介してこの第1の周波数信号f1のクロ
ストーク量に応じたトラッキングエラー信号がサーボ回
路等の所定のトラッキング制御部に供給される。
このようにして、本例の再生方法によると一方の磁気ヘ
ッドHA がトラックA r、 A 2. A s ・
・・・を走査しているときには、隣接トラックよりの第
2の周波数信号f2 のクロストーク量に応じたトラッ
キングエラー信号が切換スイッチ(31)の第1の固定
接点(31a)  に供給され、他方の磁気ヘッドH1
1がトラックB、、B、、B3 ・・・・を走査してい
るときには、隣接トラックよりの第1の周波数信号f1
のクロストーク量に応じたトラッキングエラー信号が切
換スイッチ(31)の第2の固定接点(31b)  に
供給される。このため、例えば切換スイッチ(31)を
ヘッドの走査期間の切換わりに連動して交互に切換える
ことで、端子(32)に各トラックA1.BleAx、
Bz ・・・・よりのトラッキングエラー信号が供給さ
れ、連続的に良好なトラッキング制御ができる。
そして本例の場合には、各トラックの第1及び第2の周
波数信号f、及びf2がクロストーク量検出用のバイロ
フト信号とこのパイロット信号検出タイミング検出用の
同期信号とを兼ねているため、各トラックのトラッキン
グエリアに夫々単一周波数の第1又は第2の周波数信号
f、又はf2だけを記録すれば良<、トラッキングエリ
アのパターンが非常に簡単になると共に、再生時のトラ
ッキング用信号検出回路の構成も簡単になる。
なお、本例では各トラックの始端部にトラッキングリニ
アを設けたが、他の箇所にトラッキングエリアを設ける
様にしても良い。この場合、複数箇所にトラッキングエ
リアを設けることもできる。
また、第1図例のトラックパターンの場合、隣接したト
ラック間の段差d。により隣接した同一の周波数信号の
重ならない区間d+ の長さが定まるが、この重ならな
い区間d1 がトラックフォーマットにより短くなり隣
接トラックからのクロストーク量の安定した検出が困難
であるときには、例えば第3図に示す如く、磁気ヘッド
HB により走査するトラックB I ’1 B 2 
’+ B 3  ・・・・に記録する第2の周波数信号
f2 の記録位置を第1図例と同様に揃える。そして、
磁気ヘッドHA ににより走査するトラックA++A2
’、A3  ・・・・に記録する第1の周波数信号f1
 の記録位置を、1走査トラック毎に交互にずらし、一
方のトラックの記録位置く例えばトラックA2.A4 
 の記録位置)を一方の隣りのトラックの第2の周波数
信号f2 の記録箇所と重なる様にし、他方のトラック
の記録位置く例えばトラックAI、A3  の記録位置
)を隣りのトラックの第2の周波数信号f2の記録箇所
とほとんど重ならないようにする。
このようにすることで、例えば磁気ヘッドHIIが1走
査トラック毎(例えばトラックB、’、B。
・・・・)に第2の周波数信号f2 を検出すると、所
定時間後のtl1点及びt1□点で一方及び他方の隣接
トラックよりの第1の周波数信号f、のクロストーク量
を検出してトラッキングエラー信号を検出できる。この
場合、隣接トラック間の段差d。
よりもクロストーク量検出可能範囲d2の長さを長くで
き、安定してクロストーク量の検出ができる。但し本例
の場合には、トラッキングエラー信号の検出が、数トラ
ック毎にしかできない。
G2他の実施例の説明 次に、本発明の再生方法の他の実施例を、第4図及び第
5図を参照して説明しよう。
本例においては第5図に示した如き回転ヘッド装置によ
り記録・再生を行う。即ち、磁気テープ(2′)が例え
ば90°以上周面に装着される回転ヘッドドラム(1′
)の所定箇所に、夫々アジマス角が異なる磁気ヘッドH
t、及びHlを近接させて取付ける。このとき、先行ヘ
ッドHL  と後行ヘツドH1との間隔をGLとし、こ
の先行へラドHL と後行ヘツドH7とは1トラックピ
ッチ分高さ方向(ドラムの回転軸方向)にずれて固定し
である。このようにしであることで、両ヘッドHL、H
T の取付箇所が磁気テープ(2′)の表面上を走査す
ることで、1度に夫々のヘッドで1トラックずつ合計2
トラック分走査することになり、2トラックずつ略同時
に記録及び再生が行われる。
この第5図例の構成の場合には、第6図のように2個の
ヘッドを180″離して配置した場合に比べ、磁気テー
プ上に傾斜して形成される各トラックの直線性がよくな
る。即ち、従来のように180゜離して配した場合には
、回転ドラムの回転精度上の問題等より、一方の磁気ヘ
ッドで形成されるトラックと他方の磁気ヘッドで形成さ
れるトラックとが揃わないことがある。これに対し、第
2図例の如く2個の磁気ヘッドHt、Htを接近して固
定することで、双方のヘッドにより形成されるトラック
が略同−条件で磁気テープ上を走査するようになり、各
トラックの直線性が向上し、特に1トラックのピッチが
狭い場合に顕著な効果がある。
なあ、このようなヘッド配置の場合、2個の磁気ヘッド
HL 、 HT の間隔GLは製造上の精度より多少不
均一になることがあるが、例えば再生装置の製造時等の
調整時に、基準信号を正確なタイミングで各トラックに
記録した基準テープを再生し再生した基準信号のタイミ
ングのずれ量に応じて先行ヘッドHL の再生信号及び
先行ヘッドHL に供給する記録信号の遅延量を補正す
るようにすれば良い。
本例の再生方法は、この2トラック間時走査を行う回転
ヘッド装置を使用したもので、例えば各トラックの始端
部近傍にトラッキングエリアを設け、このトラッキング
エリアのパターンを、第4図に示す如く構成する。即ち
、先行ヘッドHt、にて形成されるトラックL r、 
L 2. L s ・・・・のトラッキングエリア内の
所定箇所に、第1の周波数信号f、を所定長記録する。
そして、後行ヘツドH7にて形成されるトラックL、、
 L、、 L3 ・・・・のトラッキングエリア内の所
定箇所に、第2の周波数信号f2を所定長記録し、第1
図例と同様に第1及び第2の周波数信号f。
及びf2を交互に並べて形成させる。
そして再生時には、例えば先行ヘッドHt、が各トラッ
クLl、 L2. Ls ・・・・を走査して、第1の
周波数信号f、の記録箇所上を走査するようになった時
点(t28点)で、一方の隣接トラックに記録された第
2の周波数信号f2 のクロストーク量を検出し、この
第2の周波数信号f2 の記録箇所でなくなった時点(
t22点)で、他方の隣接トラックに記録された第2の
周波数信号f2のクロストーク量を検出し、双方のクロ
ストーク量の差信号としてのトラッキングエラー信号を
得る。また、後行ヘツドH7が各トラックT1.T2.
Ts ・・・・を走査して、第2の周波数信号f2の記
録箇所上を走査するようになった時点(t25点)で、
一方の隣接トラックに記録された第1の周波数信号f。
のクロストーク量を検出し、第1の0周波数倍号f。
の記録箇所でなくなった時点(t24点)で、他方の隣
接トラックに記録された第2の周波数信号f2のクロス
トーク量を検出し、双方のクロストーク量の差信号とし
てのトラッキングエラー信号を得る。
このようにして、各トラックのトラッキングエリアに夫
々単一周波数の第1又は第2の周波数信号f、又はf2
 だけを記録するだけの簡単なパターンで、全てのトラ
、ツタよりトラッキングエラー信号が検出できる。
この場合、トラッキングエラー信号の検出回路構成は第
2図に示した回路構成と同一で良く、第2図例と同様に
、先行へラドHL より再生して得られるトラッキング
エラー信号と後行ヘッドH丁より再生して得られるトラ
ッキングエラー信号とを、検出タイミング毎にスイッチ
により切換えるようにして、各トラックを走査する毎に
検出したトラッキングエラー信号をサーボ回路等に供給
するようにしても良いが、先行ヘッドHt と後行ヘツ
ドHT とは、近接して一体に固定されて略同時に磁気
テープ上を走査するので、双方のヘッドよりのトラッキ
ングエラー信号は略同−レベルになる。このため、通常
時にはいずれか一方のヘッドの再生信号より得られるト
ラッキングエラー信号だけを使用し、何らかの要因によ
りこの一方のヘッドよりの再生信号の出力低下が発生し
てトラッキングエラー信号が検出できなくなったときに
、スイッチを切換えて他方のヘッドよりの再生信号より
得られるトラッキングエラー信号を使用するようにして
も良い。このようにすることで、再生信号の一時的な出
力低下が発生しても、安定してトラッキング制御が行わ
れる。
或いは、双方のヘッドの再生信号より得られる夫々のト
ラッキングエラー信号を積分し、積分化された平均値と
してのトラッキングエラー信号をサーボ回路等に供給す
るようにしても良い。このようにすることで、2個の磁
気ヘッドHL、H?の検出感度の不均一が補正され、連
続的により安定したトラッキング制御が行われる。
さらにまた、本発明は上述実施例に限らず、本発明の要
旨を逸脱することなくその他種々の構成が取り得ること
は勿論である。
H発明の効果 本発明の再生方法によると、夫々のトラックに1箇所ト
ラッキング用信号を記録するだけの簡単なトラッキング
エリアのパターンで、良好なトラッキング制御が安定し
てできる利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の再生方法の一実施例を示すトラックパ
ターンの構成図、第2図は一実施例のトラッキング回路
構成図、第3図は一実施例の変形例を示す構成図、第4
図は本発明の再生方法の他の実施例を示すトラックパタ
ーンの構成図、第5図は第4図例の再生に使用する回転
ヘッドドラムの断面図、第6図は従来の回転ヘッドドラ
ムの断面図、第7図は従来のトラックパターンの一例を
示す構成図である。 HA。 HII。 Ht。 Hl は夫々磁気ヘラ ドである。 代 理 人 松 隈 秀 盛 ドラムBIN 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、夫々のトラックが長手方向に対して傾斜して順次形
    成された記録媒体を再生する再生方法において、 1トラック毎に交互に2種類の異なる周波数信号を記録
    すると共に、各トラックの形成方向と直交する方向で1
    トラックおきの夫々の上記周波数信号記録箇所どうしが
    重ならない区間を有するように形成し、 上記一方の周波数信号が記録されたトラックを再生した
    とき、このトラックの周波数信号検出タイミングを基準
    にして両隣りのトラックから時間差を設けて上記他方の
    周波数信号のクロストーク量を検出し、このクロストー
    ク量よりトラッキング誤差検出を行うようにしたことを
    特徴とする再生方法。 2、夫々のトラックが長手方向に対して傾斜して順次形
    成され、 1トラック毎に交互に2種類の異なる周波数信号を記録
    すると共に、各トラックの形成方向と直交する方向で1
    トラックおきの夫々の上記周波数信号記録箇所どうしが
    重ならない区間を有するように形成した記録媒体を、 夫々が高さ方向に1トラックピッチの段差を持つと共に
    ヘッド回転方向に対して前後にずれて一体に固定された
    2個の回転ヘッドで再生する際に、 上記一方の周波数信号が記録されたトラックを上記一方
    の回転ヘッドが再生したとき、このトラックの周波数信
    号検出タイミングを基準にして両隣りのトラックから時
    間差を設けて上記一方の回転ヘッドにより上記他方の周
    波数信号のクロストーク量を検出し、このクロストーク
    量よりトラッキング誤差検出を行うようにしたことを特
    徴とする再生方法。
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