JPH02210261A - 対照又は標準として用いられる分析装置,多チップ塗布装置及び分析装置の作製方法 - Google Patents

対照又は標準として用いられる分析装置,多チップ塗布装置及び分析装置の作製方法

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JPH02210261A
JPH02210261A JP18721889A JP18721889A JPH02210261A JP H02210261 A JPH02210261 A JP H02210261A JP 18721889 A JP18721889 A JP 18721889A JP 18721889 A JP18721889 A JP 18721889A JP H02210261 A JPH02210261 A JP H02210261A
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biomaterial
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Ruby Pauline Bonderman
ルビー・ポーライン・ボンダーマン
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    • G01N1/31Apparatus therefor
    • G01N1/312Apparatus therefor for samples mounted on planar substrates
    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般的に言って生物学に関する。より詳しく
は、細胞化学及び/又は組織化学に関する定量及び定性
染色処理における対照又は標準として用いられる分析装
置、並びにその分析装置を作製するための方法及び装置
に関する。
〔従来の技術〕
医療分析又は科学研究において、細胞、細胞成分又は組
織試料の構造、機能及び/又は反応性の態様を決定する
のが必要となることがしばしばある。そのために、染料
が試料内の決定すべき材料に結び付くという性質を利用
した多くの複雑な染色処理が提案されている。一般的な
染色技術及び固有の染色技術の両方が提案され、その各
々が試料の定性及び定量分析に利益をもたらしている。
例えば、免疫染色は抗体が抗原に特異的に結合するとい
う性質を利用している。細胞、細胞成分又は組織試料が
特異な抗原を含むか否かを決定する必要がある時は、そ
の抗原に特異的に結合する標識抗体を有する染料を細胞
又は組織試料に塗布し、その後、染色を検査する。通常
、抗体の標識としては、螢光標識、比色標識又は放射性
標識が含まれる。処理方法及び装置が適正に機能してい
れば、ポジティブ染色により試料内に抗原があることが
表示され、そしてネガティブ染色結果によりその試料内
に問題となっている抗原が全くないか又は用いられてい
る染色処理で決定するためには不十分な低レベルの抗原
がおそらく含まれているということが表示される。
全ての染色処理における大きな問題は、ネガティブ結果
の解釈である。ネガティブ結果は、試薬の作製又は希釈
が不適切であったり、試料作製処理が不適切であったり
、あるいは技術的な過誤があった場合に起こり得る。ネ
ガティブ結果は、材料が不十分であり、そして特殊な染
色剤に関する経験が限られている診断研究所において、
特に面倒である。免疫化学の分野では、多くの経験のあ
る研究所が共通抗原のためのポジティブ組織ブロック(
posittve tissue block )を所
蔵している。しかしながら、これらの試料は、ただ1つ
の抗原濃度にのみ有効であるという欠点を有している。
試料が多(のあるいは少ない抗原結合性部位(anti
gtn−binding 5ites)を含んでいるか
否かを評価するための、あるいは特定の染色処理が有効
である分析物の濃度範囲を評価するための効果的方法が
ない。
染色の分野には、試料染色型の分析装置及びその作製方
法について多くの従来技術がある。しかしその従来技術
には、上記の分析装置並びにその使用方法及び作製方法
を検査するための対照又は標準を適切、正確及び便利に
することに関して明らかに欠落があった。これらの方法
及び装置は、多(の場合、微量滴定量型(m1crot
ster−type)のスライド又は管を使用するよう
になっており、それらのスライド又は管の中に染色剤及
び/又は試料が導入される。この型式の装置は、判定す
べき試料の処理に関しては効果的であるが、対照又は標
準装置を作るために用℃・た場合には、不便でありそし
て不経済である。
例えば、Bgnder等に与えられた合衆国特許第4.
713,352号によれば、螢光性又は放射性剤によっ
て標識化され、更に腎がん腫サブセット(venal 
carcinomα5ubsets )の予測ばかりで
なく、組織発生をも決定する方法に用いることのできる
新しい単クーロン性抗体が開示されている。
lhndmrKよれば、その新しく・単クーロン性抗体
は、単クーロン性抗体S、(RB 8541)、523
(EB 8540 )、F、、(BB 8231 )、
S、、(EB8428)及びFお(DB854B)を有
するパネルにおいて用いることができるとされている。
その「パネル」に関してBandarは、抗体を微量滴
定量型(m1crotitar−type)の支持体の
穴に加えるための方法を開示している。
H4rschfgldに与えられた合衆国特許第4.5
14,508号によれば、抗体の定性及び/又は定量ス
ペクトル、又は各々の試料穴に係わり合う抗原又は・・
ブテンのスペクトルを有する微量滴定量プレート(m1
crotitar plate)の作製方法が開示され
ている。Hi r s c h f g l dに述べ
られているように、その微量滴定量プレートはポリ塩化
ビニル(PVC)で作られている。この特許によれば、
他の支持体を用いることもできるとしているが、それら
についての開示はされていない。Hirsch−fal
dによれば、多抗体又はそれらの一部が用いられた場合
には、個々の異なる抗体は微量滴定量プレートの異なる
穴に置かれる。その特許に示されているように、この微
量滴定量プレートはその後、テスト試料が穴に加えられ
たときに成形される抗原−抗体複合体の検出混合物によ
る認識の原則を用いた方法又は診断パックに使用される
Tsa−F#%ChafLg に発行された米国特許第
4.591,570は、ガラス製又はプラスチック製ツ
カバースリップ(covmrsLip)のような支持体
の表面上の微小抗体−被覆スポットの模様又は列を本質
的に有する分析装置を開示している。この特許に示され
るように、スポットはとても小さな特定の細胞の免疫吸
着剤として働き、細胞による特別の表面抗原の表出は、
どの抗体スポットに細胞が結合されるかを決定すること
によって検出することができる。この特許は、抗体スポ
ットが密に離間されるべきであると説明し、捷だl0X
10のスポットのマトリックスがICfrL2 または
それ以下の支持面を占めるべきであると説明している。
そして各スポット又はある程度のスポットのセットが単
一の明瞭な特異性の抗体からできていると説明している
5chaLl、 Jr、等に発行された米国特許4.3
57,142号は、生物材料を支持体に吸着又は共有結
合的に結合させるため、有機溶媒を基礎とするポリマー
の粘着フィルムを、不溶性支持材料に応用することを開
示している。5challの特許によって開示されるよ
うに、固体支持手段はガラス、セラミックス、金屑、プ
ラスチックス、木材等、又はポリマーフィルム手段によ
って被覆可能な固体支持材で構成可能である。しかし、
与えられている例はガラス管、穴付きの磁器プレート及
び支持体としての鋼製へらの使用だけを説明してい゛る
Lgyttadigl−等の米国特許4.64 o;s
°97号は寄生生物症及びアレルギー、特に、IgHの
ような循環する特定の免疫グロブリンの増加を引き起こ
すぜん虫の寄生生物症のための診断試薬に関係している
。この試薬は、特定のIgE搬送の好塩基細胞顆粒球の
懸濁剤からできていることを特徴としている。診断読み
出しスライド等の種々の穴の中に乾燥又は湿った状態で
試薬を定着させることを含む方法及び器具が開示されて
いる。穴内に存在する抗原は種々の濃度にすることがで
き、そして3つの濃度の例が与えられている。
上述の議論から明らかなように、組織化学及び細胞化学
的染色及び分析技術は、改造された支持体と結合された
種々の分析物を用いた多(の試料分析装置及び方法を発
達させた。大規模な製造、分配及び使用を期待したため
、これら従来技術の分析装置はそれぞれ、試薬の不経済
に多過ぎる量の使用と、試験結果を正確に取り扱い及び
見ることの困難性と、支持体が不規則に形作られており
且つ試薬のアンプルを含めなければならない包装におけ
る困難性と、及び試料及び/又は染色手順、試薬及び試
験設備の高度な定量分析及び定性分析を可能にするため
の十分に変化された試験部位の不足とを含む多(の不利
益の1またはそれ以上の損失を受ける。従って、これら
の技術には、利便性、正確な対照、又は普通の高価でな
い材料から準備される標準装置であって、染色又は分析
手順の定性及び高度の定量分析の両方と、試薬と、及び
適当な機能のための試験装置とを提供する標準装置の発
達が不足していることが明らかである。
細胞化学及び組織化学技術で不足しているものは、かな
りの時間と労力と費用を節約する対照又は標準装置の、
大規模な準備のための効率良く効果的な装置及び方法の
発達である。そのような装置と方法は、これら技術にお
いて、特に標準染料及び工程の多数の群の発達の観点に
おいて、長い間必要とされてきた。出願人の発明はこの
必要を処理する。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、使い易く、正確であり、そして多量の生産、
供給及び使用に対応することができ、更に定性及び定量
判定を高めることのできる、生体材料を分析するための
標準又は対照を提供することを課題とする。
又、本発明は、細胞化学的な及び組織化学的な染色処理
方法の効果の評価を可能とする、使い易くて正確な標準
又は対照を提供することを課題とする。
又、本発明は、分析装置を作製するための多チップ塗布
装置であって、実質的に、時間、労力及び経費を節減す
ることになる多チップ塗布装置を提供することを課題と
する。
又、本発明は、生体材料をスライド上のいくつかの区分
けされた同定可能領域に塗付する前に、そのスライドを
ゼラチンで被覆するという工程を含んでいる方法であっ
て、機械的に安定であり、使い易〜・分析装置を作製す
るための方法を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の1つの態様は、生体材料の分析のための対照又
は標準として用いられる新し℃・分析装置を含んでいる
。そのような分析装置は、指標によっていくつかの区分
けされた同定可能領域に分割された表面を備えたガラス
スライドを有している。
生体材料は、それらいくつかの領域の各々の中に置かれ
る。この場合、それらいくつかの領域の各々の中には、
一種類の生体材料が既知量だけ置かれる。その種類又は
童は、それ以外の領域の各々に置かれているものの種類
又は量とは異なっている。
本発明の他の態様は、抗体、抗原、酵素又はホルモンレ
セプターを分析するための対照又は標準としての分析装
置を含んでいる。そのような分析装置はガラススライド
を有しており、そのガラススライドは、いくつかの区分
けされた同定可能領域を備えて℃・る表面を有している
。抗体、抗原、酵素及びホルモンレセプターを有する群
の中から選択された分析物が、上記のいくつかの領域内
に置かれる。この場合、1つの一様な濃度の分析物が、
それらいくつかの領域の各々の中に置かれる。
しかしながら、それらいくつかの領域の各々は、その領
域内の他の領域と比べて、異なる濃度の分析物を有する
本発明の他の態様は、一様な生体材料試料を、ガラスス
ライド上のいくつかに区分けされた同定可能領域へ置く
ための、多チップ塗布装置を含んでいる。この多チップ
塗布装置は、充填ステーションと、基部と、試料取出部
と、そして頂部とを有している。充填ステーションは、
試料を保持するためのいくつかに区分けされた穴を有し
ており、そして第1垂直ガイド手段と協働して使用され
る。
上記の基部は、ガラススライドを支持するためのもので
あり、そして第2垂直ガイド手段と協働して使用される
。上記の試料取出部は、いくつかの塗布チップをその各
々が独自に垂直方向へ移動できるように支持するもので
あり、上記の第1垂直ガイド手段に沿って上記の充填ス
テーションに近づき及び遠ざかる方向へ移動できる。試
料取出部のその移動により、上記塗布チップが上記充填
ステーションの穴の中の試料溶液に一時的に接触する。
これにより、試料が表面張力によって塗布チップに充填
される。上記の試料取出部は、又、第2垂直ガイド手段
に沿って基部に支持されているガラススライドに近づき
及び遠ざかる方向へ垂直に移動できる。その移動により
、塗布チップがガラススライド上に置かれる。上記頂部
は、第1及び第2垂直ガイド手段に沿って移動する。そ
して、試料取出部が第1及び第2垂直ガイド手段に沿っ
て移動するのを容易にさせるようになっている。
本発明の他の態様は、生体材料の分析のための対照又は
標準として用いられる分析装置の作製方法を含んでいる
。この態様は、ガラススライドを選択し、次いで多チッ
プ塗布装置を用いて生体材料をガラススライド上のいく
つかに区分けされた同定可能領域へ置くという工程を有
している。多チップ塗布装置の塗布チップは、そのいく
つかの領域の1つに一種類の生体材料を既知だけ置く。
この場合、その種類又は量は、それらいくつかの領域の
うちの他の各々の領域内の生体材料の種類又は量と異な
っている。
本発明の他の態様は、生体材料の分析のための対照又は
標準として用いられる分析装置を作製する方法を含んで
いる。この態様は、ガラススライドを選択し、その表面
の少なくとも一部をゼラチンで被覆し、そしてゼラチン
被覆された表面に設けられているいくつかの区分けされ
た同定可能領域の各々1つの中に、種類又は量の異なる
生体材料を既知量だけ置くという工程に特徴がある。こ
の場合、それらいくつかの領域の各々は、ただ−種類又
はただ一つの量の生体材料を有している。
本発明の更に他の態様は、生体材料を分析するための対
照又は標準として用いられる分析装置の作製方法を含ん
でいる。この方法は、ガラススライドを作り、そして異
なる種類又は量の生体材料をガラススライド上の第1及
び第2の領域へ既知量だけ置くという工程に特徴を有し
ている。この場合、第1及び第2の領域の各々には、た
だ一種類又はただ一つの量の生体材料が置かれる。そし
て更に、第1及び第2の領域は互いに交差して第3の領
域を形成し、その第3の佃域内・に、第1及び第2の領
域内に置かれている生体材料の結合物が含まれる。
〔実施例〕
発明の内容の理解を助け、るために、これ以降、出願人
によって実施されたいくつかの態様が引用され、更にそ
の態様を説明するために特別の用語が用いられる。しか
しながら、これらによって発明の範囲が限定されるもの
ではな(、本発明に関係する通常の当業者により、発明
の範囲内で改変、変更、応用が行なわれることが考えら
れる。
指標付き分析装置 上記説明に対応して、第1図において本出願人の発明の
好ましい一態様は、生体材料を分析するための対照ある
いは標準として用いることができる新しい分析装置11
を含んでし・る。本明細書で用いられているように、「
生体材料」の語は、生物活性を示すいずれの材料をも意
味するものである。分析装置11はガラススライド12
を有しており、そのガラススライド12は試料境界マー
ク14を備え、更に指標15によっていくつかの区分け
された同定可能領域に分割されている。生体材料16は
、それらの各領域にただ一種類が既知量だけ載せられる
。この場合、その種類及び量は、他の区分けされた領域
のそれぞれについての種類及び量とは異なっている。こ
のようにして、この装置は、処理方法及び装置が正しく
機能していることを検査するのに用いられる。
上記の好ましい態様を実施するための一つの方法として
、指標15に応じて個々に0〜5の数字が付された領域
をガラススライド上に設け、それを顕微鏡で観原するこ
とができる。そのようなガラススライドは、Er1e 
5cientitic Company(ポーラマス、
ニューハンプシャー) カラ51Lpe−rfrost
 5quare Well Jl’ith NlLmb
ersの名の下に入手することができる。マークが付さ
れている透明なテープ材をガラススライドに張り付ける
という簡単な方法を用いるというように、ガラススライ
ドに指標及び/又は数字を付するために適宜の方法を採
用することも考えられる。指標はそのスライド上に付け
られるどのような可視マークによつ゛(も構成すること
ができる。その可視マークには、第1図に示すような単
なる線、あるいはスライド上に付けられる格子状(gr
id−LVflε)マークが含まれる。更に、数字、の
代わりに、アルファベット文字をも含めたあらゆる典型
的なシンボルを用いることもできる。
以下の説明及び実施例で述べるように、ガラススライド
は前処理され、更にゼラチン層で覆われることが好まし
い。しかしながら、前処理及びゼラチン被覆されていな
いスライドを本発明に用いることもできる。
本発明は、あらゆる種類の生体材料を用いることができ
る。例えば生体材料は、細胞例えばPAP試験のための
細胞、細胞の一部、ウィルス、抗原、抗体、酵素、ホル
モンレセプター、モしてRNA及びDNAのような核酸
によって構成することができる。本発明には抗原、例え
ば免疫グロブリン(1,)G、IgM、IgK、  ガ
ンマグロブリン、IgASIgB、に鎖、中間フィラメ
ント、前立腺特異的抗原、S−100及びがん胎児性抗
原を用いることができる。ホルモンレセプター例えばイ
ンシュリン、グルカゴン及びエストロゲン、酵素例えば
コリンエステラーゼ、−重鎖及び二重鎖DNA及びRN
A、そしてPAP細胞二〇〜4番も、同様に、この好ま
しい態に用いることかできる。その他の生体材料を本出
願人の発明に用いることもでき、上記のように生体材料
を列記したのは限定することを意図するものではない。
今まで出願人は、生体材料をスライドに付けるために、
Re1gnα研究所(カタログ番号4087)から入手
可能なマイクロチップを用いていた。これらのチップは
、−回の使用につき約0.25μlの試料を効果的にス
ライドへ運び、そしてその材料を概ね長方形状の領域内
に、その領域内の一方から反対側へ一様に置くものであ
る。そのマイクロチップのより詳細な説明は以下に述べ
られている。より多量の試料をスライドへ運ぶことが望
ましいときには、同じ<、1Ielanα研究所(カタ
ログ番号4039)から入手可能であって、約05μl
の試料を運ぶマクロチップを用いることもできる。より
具体的に言うとそのチップは、まず、生体材料の溶液に
接触し、そしてその後、その生体材料をスライド上に置
く。
今まで出願人は、−旦スライド上に置かれた生体材料を
適宜の固定剤で処理していた。この点については、抗原
を固定するための好ましい固定剤としてホルマリン蒸気
が知られている。一方、DNAのための固定剤としては
、10%の緩衝液で処理したホルマリン蒸気を用いるこ
ともできるが、アルコールが好ましい。コリンエステラ
ーゼを固定するためには、10%の緩衝液で処理したホ
ルマリン溶液に浸したつ、10%の緩衝液で処理したホ
ルマリン蒸気で処理する方法よりも、類別されたアルコ
ールでその材料を脱水する方法が、より好ましい。ホル
マリン蒸気を固定剤として用いるとき、出願人は約10
〜30分間、特に好ましくは20分間、固定処理を行な
っていた。使用することのできるその他の固定剤及び生
体材料は、通常の技術を有する者によって知られており
、よってそれらも本発明に含まれるものである。固定処
理工程の後、出願人は高温、特に好ましくは約37℃、
でスライドを乾燥させていた。
本発明に係るこの好ましい態様を実施するその他の方法
として、異なる種類の生体材料がガラススライド上のい
くつかの領域に置かれるものがある。例えば、スライド
上で数字が付されて区分けされている三個の同定可能領
域に一重鎖DNAを有し、そしてその他三個のそのよう
な領域に二重鎖DNAを有するスライドが用意されてい
た。このような構成は、未知物の定性分析に有用であり
、種類の異なる生体材料、限定する意味ではないが例え
ばPAPaI胞0−4、抗体、[、核酸、抗原、ソして
ホルモンレセプターを本方法において用いることができ
る。
抗原、抗体、酵素またはホルモンレセプターのための対
照または標準 本出願人の発明の他の好ましい態様は、抗体、抗原、酵
素またはホルモンレセプターのための対照または標準と
して用いることのできる分析装置を含んでいる。そのよ
うな分析装置は、表面が実質的に平らであるガラススラ
イドを有しており、その表面にはいくつかの区分けされ
た同定可能領域が設けられている。抗体、抗原、酵素、
そしてホルモンレセプターを含む群から選ばれた分析物
は、それらいくつかの領域に置かれる。それらいくつか
の領域の各々には、一種類の濃度の分析物だけが個々の
領域内に一様に置かれる。しかしながら、それらいくつ
かの領域の各々には、他の各々の領域とは異なった濃度
の分析物が置かれる。
このようにして、選択された分析物の分析において、処
理方法及び装置が正しく機能していることを模査する。
そして、未知物と比較することのできる対照が形成され
る。
例えば上述したものを含めて、多くの抗原、抗体、酵素
、そしてホルモンレセプターがこの技術において知られ
ており、そして用いることができる。勿論、この態様に
おいて用いられる濃度の差は、未知物または染色方法の
分析のためにどのようなレベルの濃度が望まれるかに応
じて、変化する。より好ましい形態として、ガラススラ
イドに少な(とも6個の区分けされた同定可能領域を設
けておいて、そのうちの5個に異なる濃度の問題どなっ
ている抗体、抗原、酵素、またはホルモンレセプターを
置ぎ、それらを欠いている1個の領域を負の制御のため
に用いるというものがある。
これらの領域は、任意の適宜な方法で同定される。
そのような方法としては、例えば同じ形態の領域を備え
ている複数のスライドを用意しておき、その領域を別々
に記録する(例えば、別々の用紙に書き込む)というシ
ステムを用いることができる。
又、スライドを(・(つかの区分けされた同定可能領域
に分割するために、指標及び/又は数字マーりを用いる
ことができる。それらいくつかの領域は、概ね長方形の
配列構造を構成するのが好ましい。そして、6個の区分
けされた同定可能領域が含まれる場合には、各々が2個
の区分けされた同定可能領域から成る3個の列によって
その配列構造を形成することができる。
上記の各態様におけるように、今までのところは、これ
以降の説明及び実施例で述べるように、ガラススライド
を前処理し、それをゼラチン層で抜機し、更に分析物を
そのスライドに付けた後に適宜の固定剤でその分析物を
固定することが好ましい。更に、今までのところは、E
g1gna研究所から入手できる上記のマイクチップ及
びマクロチップを用いて生体材料をスライドへ運ぶのが
好ましい。
多チップ塗布装置 本出願人の発明の他の好ましい態様は、対照又は標準と
して用いることのできる分析装置を作るのに有用な多チ
ップ塗布装置を含んでいろ。第2図において、好ましい
多チップ塗布装置の基部20が示されている。基部20
は、広幅表面部21及び狭幅表面部22を有しており、
これらの各部はその端に上方突出部23を備えている。
基部20の中央近くであって、狭幅表面部220基部で
ある広幅表面部21の端部において、支持台24が上方
へ突出している。それらの台24は、それらの各内面2
5間の距離dが実質的に狭幅表面部22の幅nwと同じ
になるように、その位置及び大きさが決められている。
支持台24の各々には穴26が設けられており、その穴
26は、ガイドバー27がそれらに隙間な(嵌合するよ
うな大きさになっている。各ガイドバーをおおうように
柔かいバネ28が配置されている。このように構成され
ているので、基部20は、本出願人による好ましい多チ
ップ塗布装置を用いて処理を行なうために、ガラススラ
イド(その輪郭を破線で示しである)を効果的に支持す
ることができる。より好ましい実施例として、基部20
の狭幅部の両側端に湾曲するくぼみ29を設け、基部2
0へのガラススライドの取付は及び取外しを容易にする
ことができる。
第3図において塗布チップ30.例えばRela%G研
究所からマイクロチップ(カタログ番号4087)の名
の下に入手できるものが示されている。その塗布チップ
30は、短片部31及び長片部32を有していて、概ね
L字を形成している。概ねL字状の金属片33が長片部
32の端から下方に垂下している。その金属片33は、
試料が表面張力によって付着する概ね長方形の境界線を
形成するスロット基板34を有している。
第4図において、本発明に係る好ましい多チップ塗布装
置を構成する概ねU字状の試料取出部40が示されてい
る。この試料取出部40は、両端に上方突出片42を備
えている中間部材41を有している。それらの突出片4
2の各々にはそれを貫通する穴43が設けられており、
それらの穴は、ガイドバー(第3図において27で示さ
れている)が容易にすべることができるような大きさに
なっている。中間部材41は長方形状の開口44を有し
ており、その開口を貫通して塗布チップ30の長片部3
2が伸びている。塗布チップ30の短片部31は、開口
44の中に入れられるのではなくて、中間部材41の上
部表面45上に伸びており、それに支持されている。こ
のようにして、塗布チップ30は、その長片部32が試
料取出部40を貫通してその下部表面を越えた状態で、
その試料取出部40によって支持されている。
更に、この支持方法により、各々の塗布チップ30は個
別に上下方向に移動する。このことは、試料取出部40
が基部20に対してわずかに傾いていても(すなわち、
誤って水平になっていなくても)、試料を完壁に且つ一
様にスライドへ取出すことを容易にする。
より好ましい実施例として、試料取出部40内の長方形
状の開口44の大きさ及び形状を、6個の塗布チップ3
0がその試料取出部40を貫通しそしてそれによって支
持されるようにすることができる。そのような構成が第
5図に示されており、それぞれが3個の塗布チップ30
から成っている2列の塗布チップが試料取出部40によ
って支持されている。
第6図において、本出願人の発明に係る好ましい多チッ
プ塗布装置を構成するいくつかの構成部の斜視図が示さ
れている。概ねU字状の頂部50が含まれており、その
頂部はほぼ平坦な部材51を有している。その平坦な部
材には、下方へ垂下する足部材52が備えられている。
頂部50の上部表面53にはキャップ54が取り付けら
れている。この取り°付けは、キャップ54及び/又は
頂部50にねじ込まれたつ、あるいはそれらに固着され
ている軸55によって達成される。
各足部材52は部分的に、穴56が開けられており、そ
の中にガイドバー27が挿入される。試料取出部40の
穴43及び頂部50の穴56は、次のように互いに対応
する位置に設けられている。
すなわち、基部20の穴24にはめ込まれているガイド
バー27がそれらの穴に挿入され、そして試料取出部及
び頂部が基部20の上で整列する。
ガイドバー27に挿入されたバネ28は、試料取出部4
0及び頂部50を基部20から離れる方向へ弾性的に付
勢する。スライド(その輪郭が破線で示されている)が
基部20に支持されている場合、上記のようにして、塗
布チップ30が弾性的にスライドの上に支持される。第
7図は第6図の右端図であって、基部20の上方突出部
23を削除した図である。塗布チップ30がスライド5
7の上に弾性的に支持されている様子が、この図におい
て、より明らかに示されている。
第8図において、塗布チップに試料を充填するのに用い
られる、概ねU字状の充填ステーション60が示されて
いる。この充填ステーション60は、中間部61及び上
方へ伸びる足部材62を有している。各々の足部材62
は、その中を部分的に伸びる六63が設けられており、
それらの穴の中にガイドバー64が隙間なくはめ込まれ
ている。
柔かいばね65が各々のガイドバー64を=つように挿
入されている。充填部60の内部表面66には6個の区
分けされた穴67が設けられており、それらの穴の中に
試料が置かれる。それらの各々の穴は、塗布チップに数
回に亘って試料を充填するのに十分な量の試料を保持す
ることができる状態になっている。
ガイドバー27及び64並びにバネ28及び65を除い
て、本発明に係°る好ましい多チップ塗布装置の全ての
構成部分はプラスチック等で作ることができる。今まで
のところ出願人は、プレキシガラスによってそれらを作
っている。今までのところ、ガイドバー及びバネは金属
、例えば鋼で作るのが好ましい。
多チップ塗布装置の作用 第2図〜第8図において、本発明に係る好捷しい多チッ
プ塗布装置の作用が説明される。要求される材料が充填
ステーション6006個の六67の中に置かれる。その
後、第4図に示すように6個の塗布チップ30を支持し
ている試料取出装置40が、充填ステーション60のガ
イドバー64に挿入され、そしてバネ65によってその
充填ステーションの上に弾性的に支持される。充填ステ
ーション60の6個の六67は、塗布チップ30のスロ
ット基板34と一列に並んで対向するように置かれる。
この場合、各々の六67はそれぞれ異なったスロット基
板34に対向する状態になっている。その後、頂部50
が充填ステーション60のガイドバー64に挿入され、
更に頂部50の足52が試料取出部40の上方突出足部
材42に当たってそれに支持されるまで下げられる。そ
して更に、バネ65による上方への付勢力に打ち勝つよ
うに、頂部50のキャップ54に(軽くたたくことによ
って)下方への力が加えられる。これにより、塗布チッ
プ30のスロット基板34が充填ステーション600穴
67の中の試料に接触させられる。その後下方への力が
解除されると、バネ65の上方への付勢力によって、塗
布チップ30のスロット基板34が六67かも外される
このようにして、塗布チップ30のスロット基板34に
表面張力によって固着するかなりの量の試料によって、
塗布チップが充填される。
その後、頂部50及び試料取出部40(今の状態では塗
布チップが充填されている)が、充填ステーション60
のガイドバー64から取り外され、ひき続き、既にガラ
ススライドが置かれている基部20のガイドバー27に
挿入される。その結果、第6図及び第7図に示す形態と
なる。その後、基部20のバネ28による上方への付勢
力に打ち勝つように、頂部50のキャップ54に(軽く
たたくことによって)下方への力が加えられる。その結
果、塗布チップ30のスロット基板34がガラススライ
ドに当たり、これにより、試料とスロット基板34との
間の表面張力がこわれる。こうして、塗布チップ30に
よってほぼ長方形状の一様な試料がガラススライド上に
置かれる。
その後、試料取出部40及び頂部50は基部20のガイ
ドバー27から取り外される。既に試料が置かれている
ガラススライドは基部から取り外され、そして要望があ
れば次の処理が行なわれる。
多チップ塗布に関する発明の別の態様として、第9図に
おいて、試料取出部70が構成され、そしてそれが本発
明に係る多チップ塗布装置の一構成部分として用いられ
る。その試料取出部70は次の点を除いて上記の試料取
出部(第4図〜第8図の符号40)と同じである。すな
わち、それぞれが3個の塗布チップから成る2列の塗布
チップ(合計6個)を支持することのできる1つの長方
形状開口を設けるのに代えて、試料取出部70には、そ
れぞれが2個の塗布チップ30を支持する3個の小さな
長方形状開ロア1が設けられている。
この試料取出部70が(先の試料取出部40に代えて)
本出願人の多チップ塗布装置の一構成部分として用いら
れた場合、スライドへの生体材料の載置状態は結果的に
、第1図に示す配列、すなわち3列に並べられた横2個
の配列となる。こうして、ガラススライド上の予めマー
ク及び/又は数字が付けられている位置に塗布チップが
対応して位置決めされるように、多チップ塗布装置が構
成される。これにより、対照又は標準として用いられる
分析装置を、予めマークの付けられたスライドから多チ
ップ塗布装置によって迅速且つ能率的に作成することが
できるようになる。
多チップ塗布方法 第1図〜第9図において、本出願人の発明の他の好まし
い態様として、生体材料を分析するための対照又は標準
として用いられる分析装置を作る方法が含まれている。
本発明のこの態様は、ガラススライド12を作る工程と
、そしてその後に多チップ塗布装置、例えば上述した本
出願人による好ましい多チップ塗布装置を使用する工程
とを有している。この多チップ塗布装置の使用により、
生体材料16がガラススライド12上のいくつかに区分
けされた同定可能領域へ置かれる。そしてこの場合、そ
れらの領域のうちの1つには、他の各々の領域内の生体
材料の種類又は量とは異なった一種類の生体材料16が
既知量だけ、塗布装置の各々のチップ30によって置か
れる。
本発明のこの態様を実施する1つの方法として、ガラス
スライド12上に、種類が同じで濃度が異なる生体材ネ
116を有するいくつかの区分けされた同定可能領域が
作られ、更に負の制御として、他の領域内に置かれてい
る株類の生体材料を含んでいない1つの区分けされた同
定可能領域が作られる。例えば、1〜5のマークが付さ
れたガラススライド12上の各領域に、各領域が異なる
希釈溶液を受け取るように、5つの一連のIgG希釈溶
液を置くことができる。負の制御を形成するために00
マークが付された領域にウシ血清アルブミンの溶液を置
くことができる。
これは、各々の穴67が異なる希釈溶液を受け取るよう
に、所望の生体材料16の一連の希釈溶液を充填ステー
ジコンロ0の5個の穴内へ置くことによって達成される
。6番目の六67には、ウシ血清アルブミンの溶液が置
かれる。その後、上述したように多チップ塗布装置が使
用されて、その結果、1〜5のマークが付されたガラス
スライド上の5個の区分けされた同定可能領域に、異な
る濃度の所望の生体材料16が置かれる。この場合、0
のマークが付された6番目の区分けされた同定可能領域
には、ウシ血清アルブミンの溶液が受け取られて、負の
制御として用いられる。
生体材料を多チップ塗布装置のチップへ取り出すために
、他の手段を用いることができると考えられる。更に、
本発明の上述した態様に関して説明した種類の生体材料
を、本発明のこの態様に用いることもできる。この場合
、より好ましい生体材料として、抗原、抗体、酵素、そ
してホルモンレセプターがある。又、適宜の固定剤及び
被覆されていない又はゼラチン被覆されているいずれの
ガラススライドをも用いることができる。
塗布装置としては少なくとも6個のチップを有していて
、それらが長方形の配列構造に配置されているのが最も
好ましいのであるが、少なくとも3個のチップを、生体
材料をガラススライドへ塗布するのに適している任意の
配置で有している任意の多チップ塗布装置を本発明のこ
の態様に用いることができる。
本出願人の発明のこの態様を実施する他の方法として、
濃度が異なり種類が1つの生体材料16ヲ充填ステーシ
ヨン60の六67に入れるのに代えて、各々の穴67に
おいて形態又は反応性が異なるように、細胞又はオルガ
ネラを有する生体材#!F16をそれらの穴67へ入れ
ることができる。
こうしておけば、多チップ塗布装置を上述のように用い
たとき、いくつかの区分けされた同定可能領域の各々に
、細胞又はオルガネラの反応性又は形態が異なる生体材
料を有している分析装置を形成することができる。例え
ば、0〜4のマークが付された領域にPAP細胞0〜4
を有しているガラススライド12を作り、この場合、各
領域には異なる種類の(0−4)のPAP細胞が受け取
られる。
本出願人による発明のこの態様を実施するためのより好
ましい方法として、生体材料16を多チップ塗布装置に
よって付ける前に、ガラススライド12を以下のように
処理する。まず、酸で処理することによ、つてガラスス
ライドを腐食させる。
ガラススライドの底面を腐食させることのできるその他
任意の酸を使用することも可能であるが、今までのとこ
ろ最も好ましい酸は酢酸である。第2に、ガラススライ
ドは蒸留水でゆすがれる。第3に、そのスライドはアル
コールでゆすがれる。
このアルコールとしては任意のものを用〜・ることがで
きるが、出願人によって好ましいとされるアルコールは
、今のところエタノールである。第4に1そのスライド
は好ましくは高温で、最も好ましくは約37℃で乾燥さ
れる。第5に、そのガラススライド又は少な(ともそれ
の表面の一部分はゼラチン層で被覆され、更忙その層は
好ましくは高温で、最も好ましくは約37℃で乾燥され
る。
今のところ出願人によって好ましいとされるガラススラ
イドの被覆方法は、それらを0.5%のゼラチン溶液に
浸すことである。最後に、多チップ塗布装置を用いて生
体材料をスライドに付けた後に、その生体材料が適宜の
固定剤で処理される。
ゼラチン被覆された分析装置の作成方法本発明の更に別
の態様は、生体材料の分析のための対照又は標準として
用いることのできる分析装置を作るための方法を含んで
いる。第10図において、本出願人による発明のこの態
様は、ガラススライド80を選択し、少なくともそのス
ライドの表面の一部分をゼラチン81の層で被覆し、そ
してゼラチンで被葎されたガラススライドの表面に設け
られたいくつかに区分けされた同定可能領域の各々の中
に、種類又は量の異なる生体材料82を置くという過程
によって特徴付けられる。
上記いくつかの領域の各々は、種類又は量がただ1つで
ある生体材料を有するようになっている。
更に、生体材料82は、本発明の上記の態様において既
に説明した任意の生体材料とすることができる。限定す
る意味でなく、細胞例えばPAP試験のための細胞、細
胞の一部、ウィルス、抗原、抗体、酵素、ホルモンレセ
プター、そして核酸例えばRNA及びDNA等とするこ
とができる。ゼラチン被覆過程は、0.5%のゼラチン
溶液にスライドを浸漬することによって行なプのが好ま
しい。
但し、他の手段例えばスライドの1つ以上の表面にゼラ
チン溶液を吹き付けることも考えられる。
より好ましい形態として、ゼラチン被覆過程に売文って
、ガラススライドが酸で腐食される。この場合、この過
程のために最も好ましい酸は酢酸である。更に、生体材
料が塗布されそして乾燥された後、スライドは適宜の固
定剤で処理されるのが好ましい。
交差パターン法 第11図において、本発明の更に別の態様は、対照又は
標準として用いられる分析装置を作成するための新しい
方法を含んでいる。この新しい方法は、ガラススライド
90を作り、ガラススライド90上の一般的には長く伸
びている領域91内にMlの生体材料の試料を置き、そ
してガラススライド90上の一般的には長く伸びている
第2の領域92内に第2の生体材料の試料を置くという
過程によって特徴付けられる。そしてこの場合、2つの
試料領域91及び92は、93において交差しており、
これにより、通常は交差パターンを形成している。試料
領域91及び92の各々には、他方の領域内のものとは
種類又は量が異なっている、ただ一種類の生体材料が既
知量だけ置かれ又いる。このようにして、3種類の試料
領域が形成される。1つは、上記第1の試料を有するも
のであり、1つは上記第2の試料を有するものであり、
そして1つはそれら第1及び第2の試料の結合物を有す
るものである。本発明のこの態様には任意の生体材料、
限定する意味でなく例えば、細胞例えばPAP試験のた
めの細胞、細胞の一部、ウィルス、抗原、抗体、酵素、
ホルモンレセプターそして核酸例えばRNA及びDNA
を用いることができる。今までのところ出願人は、Hg
1anα研究所から入手できる上記のマイクロチップ又
はマクロチップを用いて、生体材料をスライド上へ置い
ている。更に、上記の説明及び下記の実施例で説明する
ようK、スライドを前処理及び/又はゼラチン層で被覆
し、そして生体材料をそのスライド上に置いた後に適宜
の固定剤で処理する。
本発明のこの好ましい態様を実施する一つの方法として
、試料領域91及び92の各々に、同じ種類の生体材料
が異なる濃度で置かれる。例えば、試料領域91にIg
Gの第1連続希釈溶液を置き、そして試料領域92に第
2連続希釈溶液を置くことができる。このようにして作
られた分析装置は、異なる濃度のIQGが置かれた3つ
の同定可能領域を有することになり、そして未知の抗原
1gGの存在に関する、又はIgG分析処理方法、試薬
又は装置が正しく機能していることを検査することに関
する、定量及び/又は定性の試験のための対照又は標準
として用いられる。
本発明のこの態様を実施するその他の方法として、試料
領域91及び92に異なる種類の生体材料が置かれる。
この場合、各々の領域には一種類の生体材料のみが受け
取られる。例えば、試料領域91に一重鎖DNAを置き
、試料領域92に二重鎖DNAを置くことができる。こ
のようにして作られた装置は、三種類の同定可能領域を
有しており、一つは一重鎖DNAを有し、一つは二重鎖
DNAを有し、そして一つは一重鎖及び二重鎖のDNA
の混合物を有している。このような構成は、未矧物の定
性測定において、及び分析処理方法及び装置が正しり機
能していることの検査において用いることができる。
本発明に係る分析装置及びその作製方法の理解を助ける
ために、以下に示す実施例において、作製方法及び使用
方法の特別な具体例が説明される。
これらの実施例は単に代表例であって、これによって出
願人による発明の範囲が限定されることを意図するもの
ではない。
実施例1 24個のガラススライドを0.5%酢酸溶液に30分間
浸漬した。そしてそれらのスライドを更に5分間蒸留水
に浸漬し、その後約20分間エタノールに浸漬した。更
にそれらのスライドをオーブンの中で35℃の温度下で
約30分間乾燥し、そしてひき続き、0.5%のゼラチ
ン溶液に浸漬した。ゼラチン被覆されたスライドをオー
ブンの中で約35℃の温度下で一晩乾燥した。そして翌
日、HatarLa製マイクロチップを用いて5個のス
ライドIICIgGKを置き、各々のスライドの9個の
同定可能領域に生体材料を受け取った。そしてひき続き
、オーブンの中で1〜5時間乾燥した。こ5して得られ
たスライドを、ひき続き、アミドブラックを用いて染色
した。
実施例2゜ 上記実施例1で略述したスライドの製造方法を用いて、
24個のゼラチン被覆されたスライドを作った。8個の
スライドにI□O,IOM、そしてガンマグロブリンの
各々を置いた。各々のスライドには9個の区分けされた
同定可能領域に試料が置かれた。次いで生体材料を35
’−37℃の温度下においてホルマリン蒸気で1時間半
、固定した。
そして、スライドをオーブンの中で35°〜37℃の温
度下において2時間乾燥し、その後ひき続いて、Ti5
sue −Tak Avidin−Biotin (A
B)  システム、Miles 5cientific
  を用(・て染色した。
実施例3゜ 実施例1におけるゼラチン被覆されたスライドの5ちり
6個を本実施例で用いた。−重鎖DNA(Sigma、
ロット番号75/−66542)の希釈溶液を5個、以
下のように作った。5ミリグラムのDNAを1ミリリツ
トルのMW水に混合して、第1希釈溶液を形成した。1
00μgの第1希釈溶液に200μgのリン酸緩衝溶液
(PBS)を加えることによって第2希釈溶液を作った
。100μlの第2希釈溶液に200μlのPBSを加
えて第3希釈溶液を作った。第4及び第5の希釈溶液を
同様にして作った。個々のスライド上の5個の区分けさ
れた同定可能領域の各々に、5個の希釈溶液が置かれた
。この場合、1つのガラス上の各々の領域には、異なる
希釈溶液が受け取られた。
各々のスライド上の第6番目の区分けされた同定可能領
域に、負の制御として、1%のウシ血清アルブミン(S
igma  ロット番号97f04)を置いた。次いで
スライドを空気乾燥し、酢酸アルコール(1:3)で4
5分間固定し、そして再び空気乾燥した。次いで、材料
が置かれた領域を溶融パラフィン層で被覆し、更に、シ
ック試薬としてブルーフォイルゲン(B1%a Fax
Lσg?L) ヲ使ったフォイルゲン処理(例えば、染
色処理、第4版、C1ark、Ggorgg、WilL
iams及びWiEkins 、ボルテモア&ロンドン
1981,201〜292ページ参照)を用いてそのス
ライドを染色した。第1〜第3の領域はポジティブを示
したが染色レベルが低下した。第4〜第6の領域は可視
染色を示さなかったが、本染色処理を効果的に用いるこ
とのできる−重鎖DNAの濃度の範囲についての目安を
与えた。これにより、未知物が比較される標準又は対照
がもたらされ、そして負の制御(6番頭域〕の使用が証
明された。
実施例4゜ 使用されるガラススライドに前処理を行なわず、更にゼ
ラチン層の被覆を行なわないことを除いて、実施例3を
繰り返えした。
実施例5〜6 ガラススライドの表面を6個の区分けされた同定可能領
域に分割する指標を付したガラススライドを用いること
、及び試料がそれらの区分けされた同定可能領域へ置か
れることを除いて、実施例3及び4を繰り返えした。
実施例7〜8゜ 本出願人による好ましいガラススライドでろって、0〜
5の数字及び指標を付したものを用いること、及び1〜
5の数字を付した位置に5個のDNA希釈溶液を置き、
更に0の数字を付した位置にBSAを置くことを除いて
、実施例3及び4を繰り返した。
実施例9゜ 実施例1におけるゼラチン被覆スライドの5ちの4個を
本実施例に用いた。100μlのlNNaOHに100
 fullの二重鎖DNAを加え、その後、この希釈溶
液を各々のスライド上の第1〜第3の領域に置いた。各
々のスライド上の第4〜第6の領域には、上記実施例3
で述べた第1の一重鎖DNA希釈溶液を置いた。その後
、それらのスライドをポンソー(Poncgα1L)を
用いて染色した。
その結果、6個の領域全てが染色された。しかし、−重
鎖DNAが置かれた第4〜第6の領域の染色は、二重鎖
DNAが置かれた第1〜第3の領域の染色とは異なって
いた。−重鎖DNA領域は、より濃い色で染色したが、
濁りがあり、端部が不鮮明でめった。二重鎖DNA領域
は、より明るく染色したが、境界は鮮明であった。この
よ5に、種類の異なるDNAが用いられたとき、この処
理方法を用いるとどのように染色されるかが明らかにさ
れ、これにより、未知物と比較される標準又は対照がも
たらされる。
実施例10゜ 使用されるガラススライドがゼラチン層で被覆されない
ことを除いて、実施例5を繰り返した。
実施例11〜12゜ 使用されるガラススライドにそのスライドを6個の区分
けされた同定可能領域に分割する指標を付けること、及
びそれらの領域に試料を置くことを除いて、実施例9及
び10を繰り返した。
実施例13〜14゜ 本出願人による好ましいガラススライドであってEr1
a 5cientific Companyから入手可
能な0〜5の数字及び指標が付されたものを使用するこ
と、及び0〜2の数字が付された位置に3種類の二重鎖
D N’ A希釈溶液を置き、3〜5の数字が付された
位置に3種類の一重鎖DNA希釈溶液を置くことを除い
て、実施例9及び10を繰り返した。
実施例15゜ 実施例1で略述したスライドの作製方法を用いてゼラチ
ン被覆スライドを作った。9個の連続するIgG希釈溶
液を次のように作った。100μlのIgG、1y%(
Sigmaoット番号1077”8822)を第1希釈
溶液として用いた。これに、pH7,6のNα2PO,
緩衝液200μgを加えて第2希釈溶液を作った。10
0μlの第2希釈溶液にpH7,6のNα2P04緩衝
液200μlを加えて第3希釈溶液を作った。pH7,
6のNa2PO,緩衝液200 piを各々連続して作
られる希釈溶液100μlに加えるという処理手順を、
9個の希釈溶液が作られるまで繰り返した。そして、ス
ライド上の9個の区分けされた同定可能領域の各々に、
それら9個の希釈溶液を置いた。これにより、各々の領
域は異なる希釈溶液を受け取ることになった。次いで、
スライドを空気乾燥し、37℃のオーフン内で30分間
ホルムアルデヒドで固定し、更にひき続いて、37℃の
オーブン内で1時間から1時間半乾燥した。次いで、−
i抗体としてポリAb IgG (番号050027)
を用いたKit(番号AGO47MA)を用いてスライ
ドを染色した。その結果、初めの6個の希釈溶液を含ん
でいる第1〜第6の領域で染色があり、7番目から9番
目の希釈溶液を含んで〜・る第7〜第9の領域には、可
視染色がなかった。これにより、本染色処理を効果的に
用いることができるIQGの濃度範囲の目安が与えられ
た。又、未知物が比較される標準及び対照がもたらされ
た。
実施例16 ガラススライドをゼラチン層で被覆しないことを除いて
、実施例15を繰り返した。
実施例17〜18゜ 使用するガラススライドにそのガラススライドの表面を
9個の区分けされた同定可能領域に分割する指標を付け
たこと、及びそれらの領域にIQG試料を置いたことを
除いて、実施例15及び16を繰り返した。
実施例19〜20 本出願人による好ましいガラススライドであってEr1
a 5ciantific Companyから入手可
能な0〜5の数字及び指標が付されたものを使用するこ
と、及び初めの6個のIgG希釈溶液を用いることにし
てそれらをO〜5の数字が付された位置に置くことを除
いて、実施例15及び16を繰り返した。
実施例21゜ 実施例1において略述したスライド作製方法を用いてゼ
ラチン被覆スライドを作った。本出願人による好ましい
多テップ塗布装置におしする充填ステーションに設けら
れた5個の穴の中に、−重鎖DNAの5種類の希釈溶液
を置き、そして第6番目の穴に1%のウシ血清アルブミ
ン溶液(制御装置いた。次いで、上述したように本出願
人による好ましい多チップ塗布装置を用いて、上2テン
被覆スライド上のいくつかに区分けされた同定可能領域
内に試料を置いた。この場合、その処理の間ずつと、ど
の塗布チップがどの溶液に接触するかについて、及び各
々のチップがガラススライド上のどこに接触するかにつ
いて注意を払った。次いでスライドを空気乾燥し、生体
材料を酢酸アルコール(1:3)で45分間固定し、そ
して再び空気乾燥した。そして実施例3と同様に、シッ
ク試薬としてブルーフォイルゲン(Blue Faul
ggn)を使ったフォイルゲン処理を用いて、スライド
を染色した。
実施例22゜ 使用するスライドをゼラチン層で被覆しないことを除(
・て、実施例21を繰り返した。
実施例23〜24゜ 本出願人による好ましい多チップ塗布装置を用いて試料
をスライド上に塗布することを除いて、実施例3〜14
を繰り返した。
実施例35〜40゜ 試料としてエストロゲ/希釈溶液を用いたこと、固定液
としてホルマリンを用いたこと、及びエストロゲン試料
を染色するために適宜の公知技術を用(・たことを除い
て、実施例15〜20を繰り返した。
実施例41〜46゜ 試料としてコリンエステラーゼを用いたこと、固定液と
して類別されたアルコールを用いたこと、及びコリンエ
ステラーゼ試料を染色するために適宜の公知技術、例え
ばJennings and La/”Lors。
「染色処理」、第4版、Ggorgg C1ark、 
277ページに記載されている方法を用いたことを除い
て、実施例15〜20を繰り返した。
実施例47〜52 試料として抗JgG希釈溶液を用いたこと、固定液とし
てホルマリンを用いたこと、及び抗1gG試料を染色す
るために適宜の公知技術を用いたことを除いて、実施例
15〜20を繰り返した。
実施例53゜ 実施例1と同様にしてゼラチン被覆ガラススライドを作
った。第1〜第4の区分けされた同定可能領域にPAP
細胞0〜4を置いた。この場合、各々の領域は異なる種
類の細胞を受け取った。次いでそれらの細胞を適宜の固
定液、例えば類別アルコールで固定し、更にダラム染色
を用いて染色した。
実施例54゜ 使用するガラススライドをゼラチン層でwL覆しないこ
とを除いて、実施例53を繰り返した。
実施例55〜56゜ 使用するガラススライドにそのスライドの表面をいくつ
かの区分けされた同定可能領域に分割する指標を付した
こと、及びそれらの領域にPAP細胞を置いたことを除
いて、実施例53及び54を繰り返した。
出願人による好ましいガラススライドであって数字及び
指標が付されて(・てEr1a Scientific
COmp(LnJ/  かも入手可能なガラススライド
を用いること、及びそのスライド上のO〜4が付された
領域内にそれぞれ対応してPAP細胞O〜4を置くこと
を除いて、実施例53及び54を繰り返した。
実施例58〜62 出願人による好ましい多テップ塗布装置を用いて試料を
スライド上に取り出したことを除いて、実施例54〜5
7を繰り返した。
実施例1と同様にしてゼラチン被覆ガラススライドを作
った。IIalanaHのマイクロチップを用いて、実
施例15における第1のIgG希釈溶液試料を、スライ
ド上の第1の長い長方形領域に置いた0その後、II、
l、九α製マイクロチップを用いて、実施例15におけ
る第2のIgG希釈溶液試料を、ガラススライド上の第
2の長い領域に置いた。この場合、上記の第1及び第2
の領域は互いに交差していて、第1及び第2のIgG試
料の混合物を有する領域を形成した。その後、スライド
を実施例15と同様にして染色した。
実施例64゜ IgG希釈溶液に代えて、実施例9における第1の一重
鎖DNA希釈溶液及び第1の二重鎖DNA希釈溶液を用
いること、及び実施例9と同様にポンソーを用いてスラ
イドを染色することを除(・て、実施例63を繰り返し
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は数字が付されそして指標を備えた分析装置の斜
視図、第2図は多チップ塗布装置の基部を示す斜視図、
第3図は塗布チップの斜視図、第4図は多テップ塗布装
置の試料取出部であって2個の塗布チップを支持してい
るものを示す斜視図、第5図は多テップ塗布装置の試料
取出部であって6個の塗布チップを支持しているものを
示す斜視図、第6図は多テップ塗布装置の頂部、試料取
出部及び基部を示す斜視図、第7図は第5図の右端図で
あって基部に設けられている上方突出部を削除した図、
第8図は多チップ塗布装置の充填ステジョンの斜視図、
第9図は多チップ塗布装置の試料取出部であって第1図
に示すように、2個から成る1列を3列並べた配列で生
体材料を置くことのできるものを示す斜視図、第10図
はゼラチン被覆された分析装置の断面図、第11図は交
差パターン方法を用いて作られたガラススライドの表面
の一部を示す平面図である。 16.82・・・生体材料、12.57.80.90・
・・ガラススライド、15・・・指標、8I・・・ゼラ
チン4.60・・・充填ステーション、64・・・ガイ
F+バー20・・・基部、27・・・ガイドバー 30
・・・塗布テップ、40・・・試料取出部、34・・・
スロット基板、33・・・金属片、91.92・・・試
料領域。 (外4名) ■ 手 続 補 正 書助力 1゜ 事件の表示 平成1年特許願第187218号 2、発明の名称 対照又は標準として用いられる分析装置、多チップ塗布
及び分析装置の作製方法 3゜ 補正をする者 事件との関係   特許出願人 住所 氏 名  ルビー・ポーライン・ボンダーマン4、代理
人 住 所  東京都千代田区大手町二丁目2番1号新大手
町ビル 206区 電話270−6641〜66−46’)氏名(2770
)弁理士湯浅恭三 i ・、−、、−、J 5、補正命令の日付 平成 1年10月31日 (発送臼)

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生体材料を分析するための対照又は標準として用
    いられる分析装置であつて、 表面を備えたガラススライドと、 その表面をいくつかの区分けされた同定可能領域に分割
    する指標と、 上記のいくつかの領域内に置かれる生体材料とを有して
    おり、 その生体材料は、上記いくつかの領域の各々の中に一種
    類のものが既知量だけ置かれていて、他の各々の領域の
    ものとは種類又は量が異なつており、 これにより、処理方法及び装置が正しく機能しているの
    を検査することを特徴とする分析装置。
  2. (2)上記いくつかに区分けされた同定可能領域は同じ
    種類の生体材料を有しており、しかしその生体材料の濃
    度は分析すべき物質の濃度とは異なつており、更に負の
    制御として、生体材料の濃度を有しない1つの区分けさ
    れた同定可能領域を有することを特徴とする請求項1記
    載の装置。
  3. (3)上記の生体材料は、細胞又はその一部、ウィルス
    又はその一部、又はオルガネラを有しており、細胞又は
    その一部、ウィルス又はその一部、又はオルガネラであ
    つて構造の異なるものが、上記いくつかの区分けされた
    同定可能領域の各々に置かれており、しかし各々の領域
    の中では一様であることを特徴とする請求項1記載の装
    置。
  4. (4)上記の生体材料は、細胞又はその一部、ウィルス
    又はその一部、又はオルガネラを有しており、細胞又は
    その一部、ウィルス又はその一部、又はオルガネラであ
    つて反応性の異なるものが、上記いくつかの区分けされ
    た同定可能領域の各々に置かれており、しかし各々の領
    域の中では一様であることを特徴とする請求項1記載の
    装置。
  5. (5)上記のスライドはゼラチン被覆を有しており、そ
    して上記の生体材料はそのゼラチン被覆の近くにあるこ
    とを特徴とする請求項1記載の装置。
  6. (6)抗体、抗原、酵素又はホルモンレセプターを分析
    するための対照又は標準として用いられる分析装置であ
    つて、 いくつかの区分けされた同定可能領域を備えていて実質
    的に平らな表面を有するガラススライドと、 抗体、抗原、酵素及びホルモンレセプターを有する群の
    中から選択される分析物であつて、上記のいくつかの領
    域の中に置かれる分析物とを有しており、 上記のいくつかの領域の各々の中には1つの一様な濃度
    の分析物だけが置かれ、そして上記いくつかの領域の各
    々には、それらいくつかの領域のうちの他の領域内の分
    析物と比べて異なつた濃度の分析物が置かれており、 これにより、上記の分析物の分析において、処理方法及
    び装置が正しく機能していないのを検査することを特徴
    とする分析装置。
  7. (7)上記の表面は、指標によつて上記のいくつかの領
    域に視認できるように分割されていることを特徴とする
    請求項6記載の装置。
  8. (8)一様な生体材料試料をガラススライド上のいくつ
    かに区分けされた同定可能領域に置くための多チップ塗
    布装置であつて、 試料を保持するためのいくつかの区分けされた穴を備え
    た充填ステーションを有しており、その充填ステーショ
    ンは第1垂直ガイド手段と協働して使用可能であり、 ガラススライドを支持するための基部を有しており、そ
    の基部は第2垂直ガイド手段と協働して使用可能であり
    、 いくつかの塗布チップをその各々が独自に垂直方向に移
    動できるように支持する試料取出部を有しており、その
    試料取出部は上記の第1垂直ガイド手段に沿つて上記の
    充填ステーションに近づき及び遠ざかる方向へ移動でき
    、その移動により、上記試料取出部によつて支持されて
    いる塗布チップが上記充填ステーションの穴の中に置か
    れている試料に一時的に接触し、これによりその塗布チ
    ップに試料が充填されるようになつており、上記試料取
    出部は、上記第2垂直ガイド手段に沿つて上記基部に支
    持されているガラススライドに近づき及び遠ざかる方向
    へ垂直に移動でき、その移動により、上記試料取出部に
    よつて支持されている上記塗布チップが上記ガラススラ
    イドに一時点に接触し、これにより試料がそのガラスス
    ライド上に置かれるようになつており、更に 上記第1及び第2の垂直ガイド手段に沿って移動できる
    頂部を有しており、その頂部は、上記試料取出部が第1
    及び第2ガイド手段に沿つて移動するのを容易にさせて
    いることを特徴とする多チップ塗布装置。
  9. (9)上記塗布チップは金属片を有しており、その金属
    片はほぼ長方形の境界を形成するスロット基板を備えて
    おり、その境界に試料が表面張力によつて固着すること
    を特徴とする請求項8記載の装置。
  10. (10)上記塗布チップは配列状態で置かれており、そ
    の配列は、上記多チップ塗布装置によつて試料が充填さ
    れるように、ガラススライド上で数字が付されていくつ
    かに区分けされている同定可能領域と対応していること
    を特徴とする請求項8記載の装置。
  11. (11)生体材料の分析のための対照又は標準として用
    いられる分析装置を作製する方法であつて、(a)表面
    を備えているガラススライドを作る工程と、 (b)多チップ塗布装置のチップに生体材料を付与する
    工程と、 (c)上記多チップ塗布装置を用いて上記生体材料を、
    上記表面上に設けられているいくつかの区分けされた同
    定可能領域へ置く工程とを有しており、上記塗布装置に
    おける各々のチップは、上記いくつかの領域の1つに一
    種類の生体材料を既知量だけ置くようになつており、そ
    の種類又は量は上記いくつかの領域のうちの他の領域内
    に置かれる生体材料の種類又は量と異なつていることを
    特徴とする方法。
  12. (12)上記ガラススライド上の表面は、上記いくつか
    の区分けされた領域の各々に対応する指標によつて分割
    されていることを特徴とする請求項11の方法。
  13. (13)生体材料の分析のための対照又は標準として用
    いられる分析装置を作製する方法であつて、(a)ガラ
    ススライドを作る工程と、 (b)そのガラススライドの少なくとも1つの表面をゼ
    ラチンで被覆する工程と、 (c)ゼラチン被覆されたその表面上においていくつか
    に区分けされた同定可能領域の各々の1つに、種類又は
    量の異なる生体材料を既知量だけ置く工程とを有してお
    り、この場合、上記いくつかの領域の各々は、ただ一種
    類又はただ一つの量の生体材料を有することを特徴とす
    る方法。
  14. (14)上記被覆工程に先立つて、上記スライドの表面
    が腐食されることを特徴とする請求項13記載の方法。
  15. (15)生体材料の分析のための対照又は標準として用
    いられる分析装置の作製方法であつて、 (a)ガラススライドを作る工程と、 (b)種類又は量の異なる生体材料を、上記ガラススラ
    イド上の第1及び第2の領域内へ既知量だけ置く工程と
    を有しており、この場合、上記第1及び第2の領域の各
    々はただ一種類又はただ一つの量の生体材料を受け取り
    、そしてそれらの領域は互いに交差して第3の領域を形
    成し、その第3の領域内に、上記第1及び第2の領域内
    に置かれている生体材料の結合物が含まれることを特徴
    とする方法。
JP18721889A 1988-07-19 1989-07-19 対照又は標準として用いられる分析装置,多チップ塗布装置及び分析装置の作製方法 Pending JPH02210261A (ja)

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