JPH02209276A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプリンタやファクシミリなどの記録装置に関し
、詳しくは、印字領域の上流側で記録シートをプラテン
に押し付ける紙押さえ板を備えた記録装置に関する。

〔従来の技術〕

プリンタやファクシミリなどの記録装置は、印字データ
に基づいて記録ヘッドの画像形成エネルギー発生手段を
駆動し、対応する記録画像を記録シート（用紙やプラス
チック薄板など）上に形成していくように構成されてい
る。

この種の記録装置は、記録ヘッドの走査方式により、印
字桁方向に主走査しながら記録するとともに１行分記録
するごとに改行（副走査）するシリアル式、フルライン
ヘッドを使用し副走査のみで１ライン（または１行）づ
つ同時に記録するラインプリント式、あるいは１ペ一ジ
分まとめて記録するページプリント式に分けることがで
きる。

また、上記記録装置は、記録ヘッドの駆動方式により、
インク滴を吐出して記録するインクジェット式、発熱素
子の加熱で記録するサーマル式、ドツトワイヤの点圧で
記録するワイヤドツト式、あるいは光ビームの点照射で
記録するレーザー式などに分けることができる。

第５図は、シリアル式インクジェット記録装置を例示し
た記録装置の縦断面図である。

第５図において、用紙やプラスチック薄板などの記録シ
ート（記録媒体）■はカットシートであリ、カットシー
トフィーダに積層されたカットシート１は最上層のもの
から１枚づつ給紙ローラ３および分離爪２によって分離
されかつ給送される。

給送された記録シート１は紙送りローラ（フリクション
ローラ）４とそれに圧接されたピンチローラ５に挟まれ
、紙送りローラ４の回転を制御することにより所定の位
置まで送り込まれる。

６はインクジェット式の記録ヘッドを示し、この記録ヘ
ッド６はキャリア７に取付けられており、該キャリア７
を印字桁方向（記録シートエを横切る方向）に往復動さ
せて１ライン分の画像を記録し、１ライン分の記録ごと
に紙送り（改行）するように構成されている。

すなわち、記録ヘッド６の前面（印字面）には複数のイ
ンク吐出口が縦に並べて設けられており、キャリア７の
移動を制御することにより記録ヘッド６を記録シート１
の一端から他端へ主走査するとともに、紙送りローラ４
によって記録シート１ヲヒンチ送りして副走査すること
により、記録シート１の全域に画像（文字も含む）を記
録していくように構成されている。

記録ヘッド６に対面する位置から後流側（上側）のシー
ト送り経路に沿ってガイド板８ａおよび面状発熱体８ｂ
を接合した構造の定着用のヒータ一部８が配置されてい
る。

図示の例では、前記ヒータ一部８　（詳しくはそのガイ
ド板８ａ）は、記録ヘッド６の上流側の一部もカバーす
る比較的広い範囲にわたって配置されており、プラテン
（固定プラテン）としても機能する部材である。

前記ガイド板８ａを通過した記録シート１はその排出側
に配置された排出ローラ９とこれに圧接する拍車ローラ
ｌＱａ、１０ｂによってスタッカ１１上へ排出される。

また、記録ヘッド６と前記拍車１０ａ、１０ｂとの間に
は、記録されたシート１がガイド板８ａから浮き上がっ
て往復移動する記録ヘッド６に接触し汚れてしまうのを
防止するための拍車１０ｃが設けられている。

定着用のヒータ一部８は例えば６０℃程度に温度調節さ
れ、記録シート上の記録インクの乾燥を促進するもので
ある。

記録ヘッド６が往復移動する領域すなわち印字領域の上
流側には、該印字領域に近い部分で記録シート１をプラ
テン（ヒータ一部８のガイド板８ａ）に対して押圧して
該記録シート１の浮き上がりを防止するための紙押さえ
板１２が配置されている。

第６図は前記紙押さえ板１２が記録シート１を押さえて
いる部分を示す部分正面図である。

第゛６図において、斜線範囲１３は記録ヘッド６よりイ
ンクが吐出されて画像を記録できる印字領域を示す。

前記紙押さえ板１２の両端には前記印字領域１３の両側
で記録シート１をプラテン８ａに抑える巾押さえ部１４
Ａ、１４Ｂが一体的に形成されている。

この紙押さえ板１２は例えば弾力性にすぐれた鋼または
リン青銅などのばね材で作られている。

こうして、記録シート１は印字領域１３の上流側（図中
の下側）および左右端縁部を紙押さえ坂１２でヒータ一
部８に押し付けられ、浮きが生じないようになっている
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、従来の記録装置の紙押さえ板１２においては、
左右の巾押さえ部１４Ａ、１４Ｂは一体固定式に形成さ
れその内巾寸法が一定であるため、記録シート１が最大
中（例えば８４判）のサイズであれば、左右両端部をそ
れぞれ約５　ｕｍ巾で押し付けるので記録シート１の浮
き上がりは生じないが、第６図中ＩＡで示すように巾の
小さいサイズ（例えばＡ４）の記録シートを使用する場
合は記録シート１の片側は巾押さえ部１４Ａで抑えるこ
とができるが、反対側では巾押さえ部１４Ｂから外れて
しまい押さえることができなくなる。　すなわち、最大
中より小さいサイズの記録シート１を使用する場合、記
録シート１を充分に押さえることができなくなる。

このため、例えばホストからのデータ転送に時間を要し
キャリア７の停止時間が長くなるような場合、特にイン
クシェアド記録装置では記録インクで濡された面が縮ん
でしまうこともあって、記録シート１の表裏の乾燥度に
差異が生じ該記録シートが反って浮き上がり、キャリア
通過時に記録ヘッド６などに接触して汚れや画像品位低
下を生じることがあった。

本発明の目的は、このような従来の記録装置の上記紙押
さえ板の問題を解決でき、記録シートのサイズに間係な
くこれをプラテンに対し確実に密着させることができる
記録装置を提供することである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、印字領域の上流側で記録シートをプラテンに
対して押圧する紙押さえ板を備えた記録装置において、
前記紙押さえ板の両端に記録シートの印字領域の両側部
分を押さえる巾押さえ部を設け、左右の巾押さえ部の少
なくとも一方を中方向に移動可能とし左右の巾押さえ部
間の内巾を可変にすることにより、記録シートの巾が異
なる場合でもその両端を紙押さえ板で常に確実に押さえ
ることができ、記録シートの端部の浮き上がりを防止し
て記録ヘッドとの接触によるヨゴレ等の発生のない記録
装置を得るものである。

〔実施例〕

以下第１図〜第４図を参照して本発明を具体的に説明す
る。

第１図および第２図は本発明による記録装置の一実施例
の要部を示す斜視図であり、第１図は最大の記録シート
を使用する状態を、第２図は最小巾の記録シートを使用
する状態を示す。

第１図および第２図において、停止した記録シート上を
記録ヘッドが主走査する範囲に相当する印字領域１３の
上流側で、記録シート１をプラテン８に対して弾性力で
押圧する紙押さえ板１２が設けられている。

前記紙押さえ板１２はその基部で記録装置本体（枠体）
に固定されている。

前記紙押さえ板１２の両端に、記録シート１の印字領域
１３の両側部分を押圧する巾押さえ部１４Ａ、１４Ｂが
設けられている。

左右の巾押さえ部１４Ａ、１４Ｂの少なくとも一方、す
なわち、図示の例では右側の巾押さえ部１４Ｂは、紙押
さえ板１２とは別体で数紙押さえ板１２に対し中方向に
移動可能な可動板１２Ａに形成されている。

前記可動板１２Ａは、紙押さえ板１２に水平方向に形成
されたスリット１６に沿ってシート巾方向に摺動可能に
係合されている。この可動板１２は使用者が指でつまん
で移動させるものであり、つまみ部１７が形成されてい
る。

第１図および第２図の紙押さえ板１２によれば、最大中
の記録シート１　（例えばＢ４サイズ）を使用する場合
は、シート送給に先立って可動板１２Ａを第１図に示す
ようにスリット１６の最も外側の位置へ移動させておき
、その状態で記録シート１を送給する。

可動板１２Ａの第１図の位置では、記録シート１は左右
の端部の所定中（例えば５鳳麿づつ）を巾押さえ部１４
Ａ、１４Ｂでプラテン８へ押圧され、かつ、印字領域１
３の上流側でも紙押さえ板１２でプラテン８に押圧され
ており、記録の途中において記録シート１が浮き上がる
ことを防止することができる。

最小巾の記録シートＩＡ（例えばＡ４サイズ）を使用す
る場合は、シート送給に先立って、可動板１２Ａを第２
図に示すようにスリット１６の最も内側の位置へ移動さ
せておき、その状態で記録シートＩＡを送給する。

可動板１２Ａを第２図の位置にセットして、左右の巾押
さえ部１４Ａ、１４ＢがＡ４サイズのシー）ＩＡの両端
所定中（例えばｓｆｌ巾づつ）を押圧するように位置決
めしているので、この場合も記録シートＩＡを印字領域
１３の左右および上流側で押圧することにより浮き上が
りを防止することができる。

中間サイズの記録シートに対しても、可動板１２Ａをシ
ート中に合わせて位置調節することにより、同様にシー
トの浮き上がりを防止することができる。

第３図および第４図は本発明による記録装置の紙押さえ
板１２の別の実施例を示す斜視図であり、第３図は最大
中の記録シート１を使用する状態を、第４図は最小巾の
記録シートｌＡを使用する状態をそれぞれ示す。

第３図および第４図の実施例は、第Ｆ図および第２図の
実施例における手動操作に代えて、可動板１２Ａの位置
調整を電気的に作動するソレノイドまたは差動器のよう
なアクチュエータ１８を使用して自動的に行うように構
成したものである。

前記アクチュエータ１８は、例えばカットシートフィー
ダーに堆積させたシートのサイズ検知信号に基づいて作
動させることにより予め可動板１２Ａを記録シートの巾
に合致した位置にセットしておくように制御される。

本実施例は、以上説明した点で第１図および第２図の実
施例と相違しているが、その他の部分は実質上同じであ
り、対応する部分をそれぞれ同じ番号で表示してその詳
細説明は省略する。

本実施例によれば、第１図および第２図の実施例と同じ
作用効果が得られる他、使用する記録シートのサイズを
電気的に検知し、その検知信号に基づいて巾押さえ部１
４Ａ、１４Ｂの内巾を自動的にセントすることが可能で
あり、手動で目検討で巾調節する手間を省くことができ
た。

なお、以上の各実施例では右側の巾押さえ部１４Ａを移
動可能にしたが、これは左側の巾押さえ部１４Ａを可動
にしても同じであり、場合によっては両側の巾押さえ部
１４Ａ、１４Ｂを可動にすることもできる。

また、以上の実施例では、本発明をシリアル式のインク
ジェット記録装置に通用する場合を例示したが、本発明
は、ワイヤドツト式あるいはサーマル式などの他の駆動
方式の記録装置、並びにラインプリント式やページプリ
ント式などの他の走査方式の記録装置においても同様に
適用可能なものである。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、印字
領域の上流側で記録シートをプラテンに対して押圧する
紙押さえ板を備えた記録装置において、前記紙押さえ板
の両端に記録シートの印字領域の両側部分を押圧する巾
押さえ部を設け、左右の巾押さえ部の少なくとも一方を
中方向に移動可能とし左右の巾押さえ部間の内１１コを
可変するので、使用する記録シートの巾が異なる場合で
も左右両端を確実にプラテンに対して押圧することが可
能となり、記録シートが浮き上がって記録ヘッドに接触
し汚れを生じるなどの不具合を防止しうる記録装置が得
られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による記録装置の紙押さえ板
が最大中シート使用状態にある時の模式的斜視図、第２
図は第１図の紙押さえ板が最小巾シート使用状態にある
時の模式的斜視図、第３図は本発明の別の実施例による
記録装置の紙押さえ板が最大中シート使用状態にある時
の模式的斜視図、第４図は第３図の紙押さえ板が最小中
シート使用状態にある時の模式的斜視図、第５図は本発
明を実施するのに好適な記録装置の縦断面図、第６図は
従来の紙押さえ板を示す正面図である。 １、ＩＡ・−・−・−記録シート、４・・−−−ｍ＝・
・−紙送りローラ、６−・−−一−−−・・記録ヘッド
、８−・−・−・−プラテン（ヒータ一部）　、８　ａ
−−−−−−・−プラテン（ガイド板）、１２−・・−
・紙押さえ板、１２Ａ−・−一一一一・−可動板（紙押
さえ板）、１３・−−一−−−−−−−印字領域、１４
Ａ、１４Ｂ−−一−−−−−−−−巾押さえ部、１６−
−−−・−スリット、１７・・・・・−−−−一つまみ
部、１８−−−ｍ＝・−・アクチュエータ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）印字領域の上流側で記録シートをプラテンに対し
   て押圧する紙押さえ板を備えた記録装置において、前記
   紙押さえ板の両端に記録シートの印字領域の両側部分を
   押圧する巾押さえ部を設け、左右の巾押さえ部の少なく
   とも一方を巾方向に移動可能とし左右の巾押さえ部間の
   内巾を可変にすることを特徴とする記録装置。