JPH02208506A - U字管の寸法測定方法及び装置 - Google Patents

U字管の寸法測定方法及び装置

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JPH02208506A
JPH02208506A JP2849189A JP2849189A JPH02208506A JP H02208506 A JPH02208506 A JP H02208506A JP 2849189 A JP2849189 A JP 2849189A JP 2849189 A JP2849189 A JP 2849189A JP H02208506 A JPH02208506 A JP H02208506A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はU字管の曲管部の寸法を測定する方法及びその
装置に関する。
〔従来の技術〕
U字管は、原子力発電プラント及び火力発電プラント等
のプラントの熱交換器に用いられている。
このU字管においては、管をU字形に加工する際に発生
する曲げ歪により管が応力を受けて断面形状が変形する
という問題があり、管の外径、真円度及びU字管の曲部
の外面曲率を高精度で測定することにより製品の品質を
管理することが要求されている。
従来の外径及び真円度を測定する方法及び装置としては
、第13図に示す如きリニアゲージ8を用いて行う方法
がある。第13図はリニアゲージ8によるU字管7の外
径及び真円度の測定方法を示す模式図である。リニアゲ
ージ8による測定は平置されたU字管7を図示しない2
個の挟持部材にて挟み、この挟持部材間の距離を測定す
ることにより該U字管7の外径を測定するものであり、
U字管7の水平方向及び鉛直方向の外径を測定する。
このリニアゲージ8は旋回中心0を中心としてU字管7
の曲部に沿って図中に矢符にて示される方向へ旋回自在
に設けられている。
作業者は、リニアゲージ8を矢符方向へ連続的に旋回移
動させることにより前述した如きリニアゲージ8による
U字管7の水平方向及び鉛直方向の外径の測定を行う。
U字管7の真円度はこの外径の測定結果より下記(11
式に示す如く得られる。
またU字管の外面曲率は作業者がRゲージを用いて測定
していた。
〔発明が解決しようとする課題〕 前述の如きリニアゲージ8による測定においては、測定
装置の旋回中心0はU字管7の曲げ中心に対して若干の
偏位があり、これにより前記水平方向の測定において前
記挟持部材の挟持方向がU字管7の軸断面方向よりずれ
るため測定値に誤差が生じ、またリニアゲージ8の挾持
部材が摩耗した場合にも測定値に誤差が生じる。更に前
記挟持部材とU字管7との接触によりU字管に疵が生じ
る虞れがある。
また、前記真円度の算出に関しては、水平方向及び鉛直
方向の2方向の測定結果のみで真円度を演算しているた
め、該2方向を除く方向に真円度不良がある場合、これ
が検出不可能であった。
前記外面曲率は作業者によるRゲージでの測定が行われ
るため、測定に個人差があり、測定精度が悪く、再現性
が不良であるという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、非接
触型の距離検出器を用い、これをU字管の曲部に沿って
旋回させつつ外径の計測を行い、この計測結果をU字管
の曲げ中心に対する旋回中心の偏位量に基づいて補正す
ることにより高精度にてU字管の各種寸法を測定するこ
とが可能であるU字管の寸法測定方法及び装置を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るU字管の寸法測定方法は、非接触型の距離
検出器をU字管の曲部に沿って旋回させることにより該
U字管の曲部の各種寸法を測定するU字管の寸法測定方
法において、前記U字管の曲げ中心に対する距離検出器
の旋回中心の偏位量を求め、該偏位量によって測定結果
を補正することを特徴とする。
また、本発明に係るU字管の寸法測定装置は、非接触型
の距離検出器によりU字管の曲部の各種寸法を測定する
U字管の寸法測定装置において、前記U字管の曲部に沿
って前記距離検出器を旋回させる旋回手段と、U字管の
管軸周りに距離検出器を回動させる回動手段と、これら
の手段を用いることにより得られる測定結果よりU字管
の曲げ中心に対する前記旋回手段の旋回中心の偏位量を
幾何学的計算により求め、該偏位量に基づいて前記測定
結果を補正する演算手段とを具備することを特徴とする
〔作用〕
本発明に係る請求項1においては、U字管の曲部の各種
寸法を測定する場合、距離検出器の旋回中心のU字管の
曲げ中心に対する偏位量を、該旋回中心よりU字管の管
軸までの距離を曲部において複数個所測定し、これらの
測定結果より曲げ中心の位置を求め、これにより得られ
るU字管の曲げ中心に対する旋回中心の偏位量に応じて
、該偏位量に起因する測定誤差を抑制すべく測定結果を
補正する。
また、本発明に係る請求項2においては、距離検出器を
回動手段により、管軸周りに回動させることにより多方
向よりU字管の外径が測定可能であり、距離検出器をU
字管の曲部に沿って旋回させることにより曲部の全長に
渡って適長ピッチで測定可能であり、これらにより得ら
れた測定結果は、演算手段がU字管の曲げ中心に対する
旋回中心の偏位量を求め、幾何学的計算によって測定結
果を補正することにより該偏位量に起因する測定結果の
誤差を減少させる。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づき具体的に説
明する。第1図は本発明に係るU字管の寸法測定方法の
原理を示す、U字管を平置しである模式的平面図であり
、第2図は非接触型の距離検出器10をU字管7の管軸
方向より見た側面図である。
図中10は直線状の照射範囲を有する光を発する発光器
101及び図示しないリニアダイオードアレイを並設し
てなる受光器102を発光器101の照射範囲と受光器
102の受光範囲であるリニアダイオードアレイの並設
範囲とが対向するように適長離して配設させてなる距離
検出器であり、これらの間に前記照射範囲と交差するよ
うに被測定物を位置させ、該被測定物が前記受光器10
2に投影する影の距離(幅)を検出する。この距離検出
器10は、旋回中心01周りに、平置されたU字管7の
曲部に沿ってU字管7に対して非接触状態で、水平に旋
回するようになっており、前記旋回中心O5がU字管7
の曲げ中心02と一致するように配置される。
この距離検出器10によるU字管7の外径の測定は、距
離検出器10を、その発光器101と受光器102とが
対向する方向が鉛直方向となるように配置し、距離検出
器10の旋回によりU字管7の曲部の複数個所にて行う
次に距離検出器10によるU字管7の外径の測定方法に
ついて説明する。第2図において距離検出器10は発光
器101と受光器102とが対向する方向が鉛直方向と
なるように設けられており、前記発光器101より受光
器102へ向けて光を照射する。
また、距離検出器10はU字管7の曲部とは非接触とな
るように設けられる。発光器101より発せられる光は
発光器101 と受光器102との間に位置するU字管
7に一部さえぎられて受光器102に受光される。受光
器102では、受光面におけるU字管7の径方向の投影
距離り、を検出することによりU字管7の外径が得られ
るようになっている。
このような距離検出器10によりU字管7の外径を計測
する場合、U字管7の曲げ中心02に対する前記旋回中
心01の偏位によって計測誤差が生じる。この計測誤差
を無くするために本発明方法においては、曲げ中心0□
の位置を検出し、該曲げ中心0□の旋回中心01に対す
る偏位量を求め、この結果に基づいて前記外径の計測値
を補正する。
次に前記外径の補正方法について説明する。図において
E、、は距離検出器10における旋回中心01より最も
遠い位置にある受光器102の最端部よりU字管7の投
影端までのエツジ長さであり、Roは旋回中心01より
前記受光器102の最端部までの長さである。
前述の如きパラメータを用い、旋回中心O3よりU字管
7の管軸までの長さR7は下記(2)式の如く求められ
る。
n R1冨Ro   E−−・・・(2) そして、旋回中心0.を原点とし、U字管7の直管部が
延びる方向をX軸、該X軸に対して前記原点において直
交する方向をy軸とする座標系を考えると、該座標上の
計測点とO9とを結ぶ線分がy軸に交差する角度を07
とすれば、Rfiとθ。
にて表される検出器10による計測点の座標は下記(3
1,(41式に示されるXn+  ynとなる。
x11=R,X sinθ、   ・(3)Y R= 
R11X CO5θ、   ・(41第3図はU字管7
の曲部の曲げ中心02の算出方法を示す図であり、図中
P1〜P、はU字管7の曲部のEl及びり。を例えば9
点に渡って計測し、この結果より前述の如き方法にて座
標化したものである。
これらの計測点P1〜P9より任意の381測点を選び
、これらの3計測点を結ぶ三角形を形成する。このよう
にして任意の3計測点の組み合わせにて得られるN個の
三角形を形成し、これらの三角形に外接する円の中心点
(XN 、 YN )即ち曲げ中心02を夫々の三角形
について算出する。これにより得られるN個の(x、、
y、)のデータには、ばらつきがあるため、これらを下
記(5)式の如く平均演算する。この演算結果であるδ
8.δ。
は旋回中心OIに対する曲げ中心0□のX軸方向及びy
軸方向における偏位量となる。このδ8゜δ、は換言す
れば前記x、  y座標系における曲げ中心O1の座標
である。
このようにして偏位量δ8.δ、が求められると、該偏
位量68.δ、よりU字管7の任意の計測点に対して曲
げ中心o2より計測した場合と旋回中心0.より計測し
た場合との計測角度偏差αが求められる。
第4図は外径を補正する方法を示す図である。
図中71はU字管7の曲部の任意の場所の軸断面の外周
であり、72はこの場所を前述の如き旋回中心0、を有
する距離検出器lOにより、U字管7の軸心04を原点
とし、曲げ中心0□に向かう方向であるX′軸とこれに
直交する方向であるy′軸にてなされるx′、y′座標
系に対してX′軸方向にX′、y′軸方向にY′の偏位
量を有する回動中心01周りに計測されるU字管7の外
周である。
X′軸に対し距離検出器10を角度θ1回動させ、図中
に白抜矢符で示される方向より光を照射して外径を計測
する場合、受光幅Wを有する受光器102にて計測され
る外径は、旋回中心O3に対する曲げ中心の偏差により
外周72上において受光器102のりニアダイオードア
レイが延びる方向の両端となるF点及びG点が投影する
距離Dnであるが、この計測値には旋回中心01に対す
る曲げ中心02の偏位量に起因する誤差が含まれている
。このため、外径の計測値を前記偏位■を用いて補正演
算する。
この補正方法を以下に示す。まずU字管7の軸心O1に
対する前記回動中心03の偏位NRGは前記X’、Y’
及びθ1を用い下記(6)式の如く求められる。
RG = (X ’X tanθ+  +Y’)  x
 cosθI   ・(6)次に回動中心0.より距離
検出器10の一方の受光面端部までの長さA、前記エツ
ジ部長さEn及び偏位it Rcを用いて軸心04より
前記F点までの長さRLを下記(7)式の如く算出する
RL = (A  E++  Re ) / cosθ
4  ・(’r)但し、θ4はF点より受光器102の
受光面に平行な直線と、軸心04とF点とを結ぶ線分と
がなす角度 そして、F点と04とを結ぶ線分がy′軸となす角度を
θ3とする。また、F点より外周71に向かうX′軸に
対して平行な線と軸断面71との交点をH点とする。軸
心o4と1(点との間の長さRD。
は旋回中心0.と曲げ中心02との偏位量による誤差を
含まないU字管7の半径であり、これと同様に前記G点
より外周71に向かうX′軸に対して平行な線と外周7
1との交点■と軸心04との間の長さRD!を求め、こ
れに前記RD、を加えると、補正された外径DDが求め
られる。
前記RD、とy′軸とがなす角度をθ2とすれば、RD
、は下記(8)式の如く求められる。
RD、   =RL   X   cos  θ 、 
  /  cos  θ 2    ・・・(8)また
、RD、はRD、と同様にして求められ、RD+ 。
RD、は夫々半径であるため、補正外径DDは下記(9
)式に示される如<RD、 とRD、の和として求めら
れる。
DD ” RD+  + RDz      ・・・(
9)以上の方法が外径の補正方法であるが、前記回動角
度θ、がθ、=O°の場合(距離検出器10の発光器1
01と受光器102とが対向する方向が水平方向のとき
)は、計測値り、を外径の測定値とする。0°〈θ、<
90°の場合には、前述の如き補正された外径を測定値
とし、また、θ=90° (距離検出器10の発光器1
01と受光器102とが対向する方向が鉛直方向のとき
)には、第1図に示す如き、旋回中心O5と曲げ中心0
2との偏位量に起因する前記計測角度偏差αを用いてD
n X 1 /cosαを外径の測定値とする。
真円度はU字管7の管軸周りに所定個所測定され、前述
の如く補正された外径値DDより最大値DDMAX 、
最小値DDM、Nを下記00)式の如く算出する。
次に外面曲率の演算法を説明する。第5図は外面曲率を
求める方法を示す図である。回動中心O1より外表面Q
1〜Q、までの長さを検出器10の回動角度θ、の関数
としてR(θ、)で表わし、これによって回動中心03
に対するQ、〜Q、の座標(X、Y)は下記00式の如
く求められる。
X=R(θ+)sin θ、、Y=R(θ、)cos 
θ、・(lυこのようにして求められる(X、Y)座標
のうち任意に3点を選び、三角形Sを形成する。このよ
うにして任意の3計測点の組み合せにて得られるN個の
三角形に外接する円の半径RRを演算し、該半径RRの
平均値を下記叩式の如く算出し、この結果RRが回動角
θ1の範囲の外面曲率となる。
但し、N:三角形の個数 次に前述した如き原理によるU字管の寸法測定を実現す
るための装置の構成を説明する。
第6図は、本発明に係るU字管の寸法測定装置の正面図
であり、第7図はその側面図である。U字管の寸法測定
装置は下面に装置の移動用の車輪31、31.31.3
1及び固定用の脚柱32.32.32.32を備えた箱
状の基台3と、該基台3の上面に配設され、U字管7を
水平に載置し、固定するU字管固定部4と、これと同様
に前記基台3の上面においてU字管固定部4と並ぶよう
に配設され、前述の如く固定されたU字管7の曲部に沿
って移動しつつ光を用いた距離検出器10により咳曲部
の外径を自動的に測定する測定部1とにより構成される
前記U字管固定部4は、基台3上に立設された円柱状の
支柱41の上端に、U字管7を支持する支持板44を、
その長手方向が前記測定部1が配設されている方向へ向
かうように取付けである。支持Fi44の長手方向の両
端部には、U字管7の曲げ方向が前記基台3の上面に対
して水平となるように該U字管7を載置固定すべく、相
対する方向にU字管7の前記両直管部を挟入する断面円
弧状の溝を有する管挾持部材42.42を、ねじ43の
締付力により上下方向からU字管7を挾持する管挟持器
45゜45が、U字管7をその直管部が延びる方向が測
定部1へ向かう方向へむけて固定するように配設される
斯かるU字管固定部4においては、前記管挟持器45.
45により検査用のU字管7を、該U字管7の曲部が測
定部1へ向かうように固定するようになっている。
次に測定部1の構成について説明する。17は測定部1
の検出器旋回用モータ16及び距離検出器10等の主要
構成部を支持する支持台である。該支持台17は、前記
基台3の上面に取付けられており、該基台3の上面には
スライドベアリングを用い、送りハンドル151の調節
により基台3の上面に対して前記U字管7の直管部分の
管軸方向に摺動する第1スライド台15が配設されてい
る。該第1スライド台15の上には、これと同様にスラ
イドベアリングを用い、送りハンドル141の調節によ
り第1スライド台15の摺動方向に直交する方向に摺動
する第2スライド台14が配設されている。
前記第2スライド台14には、後述する旋回用モータ1
6を取付けるための円形の穴が開口しており、また第1
スライド台15及び支持台17の上面には前記旋回用モ
ータI6が水平方向に移動可能となるようにこの円形の
穴よりも大径の穴が開口している。
第2スライド台14の前記円形の穴には検出器旋回用モ
ータ16がその回転軸161が上下方向に位置するよう
に第1スライド台15及び支持台17の上面を貫通して
取付けられる。この検出器旋回用モータ16の回転軸1
61には、前記距離検出器10を水平方向に旋回させる
旋回アーム12の端部が水平方向に回動自在に取付けら
れている。即ち前記第1スライド台15及び第2スライ
ド台14はこの旋回アーム12の回動軸である前記回動
軸161の位置調整を行うようになっている。
前記旋回アーム12は、回転軸161に取付けられた支
持アーム122と、該支持アーム122の上方に位置し
、スライドベアリングを用いることにより、該支持アー
ム122の旋回半径方向に対して摺動自在に設けられた
スライドアーム121と、前記支持アーム122に対す
るスライドアーム121の相対位置を調節すべくスライ
ドアーム121に取付けられ、ねじ124の螺合により
スライドアーム121を支持アーム122に固定するス
ライド位214節部材123とよりなり、該スライド位
置調節部材123によって旋回アーム12の旋回半径を
調節できるようになっている。
また、旋回アーム12の、前記回転軸161に取付けら
れた側と反対側のスライドアーム121の端部の側面に
は距離検出器10を取付ける検出器取付は板111の下
部が取り付けられている。この検出器取付は板111の
上部の一面において、前述の如くU字管固定部4に取付
けられたU字管7と対向する位置に距離検出器10を取
付ける。
距離検出器10は直方体に一面よりその対向する面まで
貫通する断面コの字形の溝部103を形成した如き外観
を有し、この溝部103における対向する面の一面に発
光器101を備え、また他面に受光器102を備えてな
り、前記溝部103にU字管7の曲部を位置させ、これ
に向けて発光器101より光を発し、これを受光器10
2で受光し、管によって光がさえぎられて受光器102
の受光面上に発生する影の長さを検出することにより管
の外径を測定する。
前記距離検出器10は溝部103を有する両側面の一方
の面に、中央部にU字形の切欠きがある取付部材114
を取付け、該取付部材114の距離検出器lOに取付け
られた面の反対面にこれと同様の切欠き部分を有する歯
車113を取付ける。更に前記歯車113の取付部材1
14が取付けられた面の反対面に、前記U字形の切欠き
の幅寸法について不連続部分があるガイドリング112
を取付ける。
前記取付部材114、歯車113及びガイドリング11
2は夫々の切欠き部分が、前記距離検出器10の溝部1
03と連通するように夫々取付けられる。そして、ガイ
ドリング112の歯車113が取付けられている面の反
対面が、前記検出器取付板111に取付けられる。前記
検出器取付板111において、ガイドリング112が取
付けられている面の反対面には前記歯車113を駆動す
る検出器回動用モータ11が取付けられる。この検出器
回動用モータ11の回転軸には前記歯車113と噛合す
る図示しない小歯車が取付けてあり、前記回転軸の回転
により歯車113を回転させ、距離検出器10を歯車1
13の回転中心用りに回動させるようになっている。即
ち前記検出器lOの溝部103にU字管7の曲部を位置
させた場合に、この管軸用りに距離検出器10が回動す
る。
以上の如く構成されたU字管の寸法測定装置の測定時に
おいては、U字管固定部4にU字管7をその曲部が前記
距離検出器10の溝部103に入るように固定し、次に
測定部lの第1スライド台14第2スライド台15にて
距離検出器10の旋回中心をU字管7の曲げ中心に略等
しくなるように調節すると共にスライド位置調節部材1
23によって距離検出器10の旋回半径を調節し、距離
検出器10が非接触状態にてU字管7の曲部に沿って旋
回できるようにする。そして、検出器回動用モータ11
の駆動により距離検出器10の回動状態を変化させるこ
とにより検出角度を変えると共に検出器旋回用モータ1
6の駆動により距離検出器10をU字管7の曲部に沿っ
て旋回させつつ距離検出器lOによりU字管7を測定す
る。
第8図は、前述したU字管の寸法測定装置を用いて測定
を実施する場合の測定に関するブロック図である。図に
おいて5は検出器回動用モータ11及び検出器旋回用モ
ータ16の駆動制御を行う測定制御部であり、6は測定
されたデータの処理を行うデータ処理部である。53は
距離検出器10による測定手順、即ち寸法測定において
検出器回動用モータ11及び検出旋回用モータ16の駆
動により距離検出器10を移動させるシーケンスが設定
されているシーケンサであり、該シーケンサ53の出力
端子は旋回用モータ駆動装置51及び回動用モータ駆動
値?&52の制御を行う測定制御器50の入力端子に接
続されている。
測定制御器50はシーケンサ53より測定手順を順次読
み込み、該測定手順に従って距離検出器10を移動させ
るべく制御信号を旋回用モータ駆動装置51及び回動用
モータ駆動装置52へ出力する。旋回用モータ駆動装置
51及び回動用モータ駆動装置52は、入力された制御
信号に基づいて検出器回動用モータ11及び検出器旋回
用モータ16の駆動制御を行う。
データ処理部6においては、補正演算装置60の入力側
端子は、前記受信器102の出力側端子に接続されてお
り、受信器102により検出された測定データは、前記
補正演算装置60へ入力される。該補正演算装置60は
入力された測定データを補正演算して外径を算出し、更
に外面曲率及び真円度を算出し、この演算結果をプリン
タ及びX−yブロック等の出力装置61へ出力し、また
同様にフロ・ノビ−ディスク等の記憶装置62へ出力す
る。
次に前述した如き構成の装置を用いて実際にU字管7の
寸法測定を行う場合の全体の作業手順を、第9図に示す
フローチャートに基づき説明する。
まず、U字管7の曲部の測定箇所を所定散穿める。そし
て、一箇所の外径計測を管軸層りに所定ピンチにて全周
に渡って行い、これが終了すると、U字管7の曲部に沿
って移動し、また同様の外径計測を行う。この計測をU
字管7の曲部全体に渡って行ない、計測を終了する(ス
テップ1)。
続いて、前記補正演算装置60において前記計測により
得られたデータに基づいて前述した如く旋回中心O1よ
り管軸までの長さR,と、旋回の角度θ。によりU字管
の曲げ中心0□の座標を算出する(ステップ2)。
次にステップ2において算出された曲げ中心0□と旋回
中心0.との座標上の偏位量δX、δy及び前記計測角
度偏差αを算出しくステップ3)、該偏位量δX、δy
及び計測角度偏差αに基づいて外径の計測値を補正演算
する(ステップ4)。
そして、ステップ4において補正された外径値の最大値
、最小値を求め、これにより真円度を算出する(ステッ
プ5)。
また、ステップ6では前述した如く、各測定点の円周上
における検出器の回動中心03よりの距離の測定結果に
基づいて管軸断面の外面曲率を算出する(ステップ6)
。そして以上の計測及び演算の結果は出力装置61及び
記憶装置62へ出力され、測定作業は終了される。
以下、前述した如き演算方法について各別に、その手順
を示すフローチャートに従って説明する。
第10図は旋回中心0.に対する曲げ中心02の偏位量
の算出手順をしめずフローチャートであり、ステップ1
において、距離検出器10によりU字管各部の計測を行
う。この計測結果よりエツジ長さEn、外径Dn、旋回
中心より受光器102の最先端部までの長さRo等のパ
ラメータを算出する (ステップ2)。
次に前記パラメータより旋回中心01よりU字管7の管
軸までの長さRnを算出し、該Rnより、U字管7の曲
部の各計測点のx、  y座標化を行う(ステップ3)
。そしてこれらの計測点を結ぶ三角形の外接円の中心点
の平均値を算出し、この算出結果をU字管7の曲げ中心
02とする(ステップ4)。以上の演算を実行後、各演
算結果を出力装置61及び記憶装置62へ出力する (
ステップ5)。
第11図は外径の補正及び真円度算出の手順を示すフロ
ーチャートである。補正演算装置60においては、メモ
リより前述した如き計測結果を読み込み(ステップ1)
、各測定点における管の軸心O1と検出器10の回動中
心03の偏位iRGを算出する(ステップ2)。
そしてこの偏位IRG、エツジ部長さEn及び回動中心
03より受光器102の受光端部までの長さA等のパラ
メータより前記軸心04からの誤差を含まない管の半径
RD、、RD2を算出しくステップ3)、これらの半径
を加算し、補正後の外径値DDを算出する (ス、テッ
プ4)。
次にステップ4において算出された補正後の外径値DD
より最大、最小値(DDMAX、 DD□N)を抽出し
くステップ5)、これらの差を公称外径で除して真円度
を算出する(ステップ6)。以上の演算結果は出力装置
61及び記憶装置62へ出力される(ステップ7)。
第12図はU字管7の軸断面の円周部の外面曲率の算出
の手順を示すフローチャートである。補正演算装置60
においては、メモリより前述した如き計測結果を読み込
み(ステップ1)、前記円周上の計測点を、回動中心0
3を原点とし、これらの座標化を行う(ステップ2)。
次に座標化された計測点を結ぶ三角形の外接円の半径R
Rを任意に算出しくステップ3)、これらの半径■を平
均して、外面曲率RRを算出する(ステップ4)。以上
の演算結果は出力装置61及び記憶装置62へ出力され
る (ステップ5)。
前述の如き本発明方法及び装置を用い、実際に公称外径
22.23 van、真円度6%以下、外面曲率8.0
龍以下のU字管の外径を測定した結果、従来装置では±
0.05mm以上の測定誤差が生じていたが、本発明方
法及び装置による測定結果は測定誤差が±0.03m以
下に抑制されることとなった。
〔効果〕
以上詳述した如く、本発明においては、非接触型の距離
検出器を用い、これをU字管の曲部に沿って旋回させつ
つ外径の計測を行ない、この計測結果をU字管の曲げ中
心に対する旋回中心の位置の偏位量に基づいて補正する
ことにより、高精度にてU字管の曲部の各種寸法を測定
することが可能である等本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るU字管の寸法測定方法の原理を
示す模式的平面図、第2図は非接触型の距離検出器の側
面図、第3図はU字管の曲げ中心の算出方法を示す図、
第4図は外径の補正方法を示す図、第5図は外面曲率を
求める方法を示す図、第6図はU字管の寸法測定装置の
正面図、第7図はその側面図、第8図はそのブロック図
、第9図はU字管7の寸法測定を行う場合の全体の作業
手順のフローチャート、第10図は旋回中心に対する曲
げ中心の偏位量の算出手順のフローチャート、第11図
は外径の補正及び真円度算出の手順を示すフローチャー
ト、第12図はU字管の軸断面の円周部の外面曲率の算
出の手順を示すフローチャート、第13図は、従来のり
ニアゲージによるU字管の外径及び真円度の測定方法を
示す図である。 1・・・測定部 4・・・U字管固定部 7・・・(J
字管10・・・距離検出器 11・・・検出器回動用モ
ータ16・・・検出器旋回用モータ 60・・・補正演
算装置時 許 出願人  住友金属工業株式会社代理人
 弁理士  河  野  登  夫第2図 賂 1  図 鴻 S 図 も 凹 葛 図 第 図 猶 凹 篤 図 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非接触型の距離検出器をU字管の曲部に沿って旋回
    させることにより該U字管の曲部の各種寸法を測定する
    U字管の寸法測定方法において、 前記U字管の曲げ中心に対する距離検出器 の旋回中心の偏位量を求め、該偏位量によって測定結果
    を補正することを特徴とするU字管の寸法測定方法。 2、非接触型の距離検出器によりU字管の曲部の各種寸
    法を測定するU字管の寸法測定装置において、 前記U字管の曲部に沿って前記距離検出器 を旋回させる旋回手段と、 U字管の管軸周りに距離検出器を回動させ る回動手段と、 これらの手段を用いることにより得られる 測定結果よりU字管の曲げ中心に対する前記旋回手段の
    旋回中心の偏位量を幾何学的計算により求め、該偏位量
    に基づいて前記測定結果を補正する演算手段と を具備することを特徴とするU字管の寸法 測定装置。
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Cited By (4)

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CN112344866A (zh) * 2020-02-11 2021-02-09 周海兵 一种空调u型铜管自动检测装置

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