JPH02208461A - 回転式ケミカルヒートポンプ - Google Patents
回転式ケミカルヒートポンプInfo
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- JPH02208461A JPH02208461A JP2725589A JP2725589A JPH02208461A JP H02208461 A JPH02208461 A JP H02208461A JP 2725589 A JP2725589 A JP 2725589A JP 2725589 A JP2725589 A JP 2725589A JP H02208461 A JPH02208461 A JP H02208461A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[産業上の利用分野]
この発明は、水和無機化合物を蓄熱媒体として用い、高
温熱源流体による水和蓄熱媒体の脱水反応によって蓄熱
を行なわせ、脱水した蓄熱媒体と水蒸気との水和反応で
生じる反応熱によって放熱を行なわせる系を利用したケ
ミカルヒートポンプに関し、さらに詳しくは、同ポンプ
の新規構造に関する。 [発明の背景] 一般に、化学蓄熱装置は熱エネルギーの消費量を平滑化
する点で有効であるが、これを使用して熱エネルギーを
連続的に得ることができれば、また得られた熱エネルギ
ーが蓄熱に要する投入熱量以上の高熱であれば、省エネ
ルギーの点から大いに望ましいことであり、化学蓄熱装
置の利用範囲は一挙に拡大する。 しかしながら、化学蓄熱法は、上記の如く、水和無機化
合物より成る蓄熱媒体の脱水・水和反応により蓄熱・放
熱を行なわせるものであり、反応は正逆同時には起こり
得ないので、熱エネルギーを連続的に得るには、複数の
反応系を時間的にずらせて順次作動させる必要がある。 この発明の目的は、上記の点から、装置に回転動作を与
えることによって熱エネルギーの連続取得を可能ならし
め、反応部および蒸発・凝縮部の温度レベルの最適化、
環境熱の利用、水蒸気凝縮熱の回収などによって投入熱
量以上の高温の出熱を得ることができる回転式ケミカル
ヒートポンプを提供するにある。 [問題点の解決手段] この発明による回転式ケミカルヒートポンプは、上記目
的の達成のために、水和無機化合物より成る蓄熱媒体の
脱水・水和反応により蓄熱・放熱を行なわせる系を利用
したケミカルヒートポンプにおいて、ポンプの構造を、
回転可能な円筒状の容器(1)の内部が放射状の仕切壁
(2)によって複数の扇形の密封セル(3)に分割され
、各セル(3)がさらに通気孔(7)付きの円弧状の仕
切壁(4)によって内外2室(5) ([1)にそれぞ
れ区画され、これら2室(5) (B)のいずれか一方
が蓄熱媒体(15)の水和・脱水反応を行なわせる反応
部と成され、他方が水の蒸発・凝縮を行なわせる蒸発・
凝縮部と成され、かくして構成された回転ユニット(8
) (9) (10)が回転されることによって、各セ
ル(3)で順次上記反応による蓄熱・放熱が行なわれる
ように構成したことを特徴とする。 回転ユニット(8)は、1個だけ設けられていてもよい
が、通常は複数個設けられ、これらが多段状に積み重ね
られた構造に成されている。 脱水・水和反応を行なわせる反応部は、通常は各セル(
3)の内外2室(5) (6)のうちの内側区画室(5
)に配され、水の蒸発・凝縮を行なわせる蒸発・凝縮部
は外側区画室(6)に配されているが、この配置は逆で
あってもよい。 蒸発・凝縮部は、ここに単に水を貯溜するだけでなく、
放熱時に水の蒸発がスムーズに成されるように、吸水性
の充填剤によって水と伝熱面との接触が良好なものと成
されている。 回転ユニット(8)の回転は、等速での連続回転でも、
一定時間間隔での間欠回転でもよい。 連続回転の場合、回転速度は蓄熱媒体の脱水・水和反応
の反応速度などを考慮して適宜設定される。 蓄熱媒体としての水和無機化合物の代表的な例としては
、臭化カルシウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム
、硫化ナトリウムなどの各水和物が挙げられる。 C実 施 例コ つぎに、この発明を図示の実施例によって具体的に説明
する。 第1図から第3図において、この実施例では、回転ユニ
ットは同じ構造のもので3個設けられ、これら3個のユ
ニット(8) (9) (10)が上中下3段に積み重
ねられた構造に成されている。したがって、以下の説明
において回転ユニット(8)の構造の説明は、上段の回
転ユニット(8)の構造についてのみ行ない、中段およ
び下段の回転ユニット(9) (1G)の構造について
は説明を省略する。 上段の回転ユニット(8)において、密封状の容器(1
)の内部は、第2図に示すように、放射状の10枚の仕
切壁(2)によって10個の扇形の密封セル(3)に分
割され、各セル(3)はさらに円弧状の仕切壁(4)に
よって内外2室(5) (8)にそれぞれ区画されてい
る。円弧状の仕切壁(4)の上端部には内外2室(5)
(8)を連通ずる通気孔(7)がそれぞれ設けられて
いる。容器(1)、放射状の仕切壁(2)、円弧状の仕
切壁(4)および後述する支軸(11)は、いずれも断
熱性の材料で構成されている。 上段の回転ユニット(8)の下には、上述の如くこれと
全(同じ構造の中段および下段の回転ユニット(9)
(10)が積み重ねられ、これら上中下3段の回転ユニ
ット(8) (9) (10)の各軸心部に亘って支軸
(11)が貫通状に設けられ、同軸(11)の下端に回
転駆動軸(12)が連結されている。 かくして、回転ユニット(II) (9) (to)の
積み重ね体(17)は支軸(11)を中心に回転自在に
成されている。 上中下3段の回転ユニット(Ill) (9) (10
)の内外2室(5) (8)のうちの各内側区画室(5
)には、これら区画室(5)に亘って蛇行状の内側伝熱
管(13)が貫通状に配設され、各外側区画室(6)に
は、これら区画室(8)に亘って直管状の外側伝熱管(
14)が貫通状に配設されている。また、各密封セル(
3)の内部は減圧状態に保たれ、各内側区画室(5)に
はそれぞれ蓄熱媒体(15)として例えば臭化カルシウ
ム水和物が所要量充填されている。他方、各外側区画室
(8)には吸水性の充填剤(I6)が詰められるととも
に、所要量の水が貯溜され、この充填剤(18)によっ
て水と外側伝熱管(14)との接触が良好なものと成さ
れている。 回転ユニット(8) (9) (10)の積み重ね体(
17)の上面および下面において、第1および3図に示
すように、同図の左部外側には蒸発用温風入口ヘッダー
(18)と回出ロヘッダー(19)とがそれぞれ外側伝
熱管(14)の上端口と下端口とを臨むように配設され
、左部内側には放熱用冷風入口ヘッダ−(20)と回出
ロヘッダー(21)とがそれぞれ内側伝熱管(13)の
上端口と下端口とを臨むように配設されている。また、
第1図の右部外側には凝縮用冷風入口ヘッダー(22)
と回出ロヘッダ−(23)とがそれぞれ外側伝熱管(1
4)の上端口と下端口とを臨むように配設され、右部内
側には蓄熱用熱風入口ヘッダー(24)と回出ロヘッダ
−(25)とがそれぞれ内側伝熱管(13)の上端口と
下端口とを臨むように配設されている。 これらヘッダー(18) (19) (20) (21
) (22) (23) (2c) (25)は、第2
および3図に示すように、積み重ね体(17)と同心の
円弧状を成し、蒸発用温風入口ヘッダ−(18)と回出
ロヘッダ−(19)はセル2個に亘るように、放熱用冷
風入口ヘッダ=(20)と回出ロヘツダー(21)はセ
ル3個に亘るように、凝縮用冷風入口ヘッダー(22)
と回出ロヘッダ−(23)はセル4個に亘るように、蓄
熱用熱風入口ヘッダー(24)と回出ロヘッダー(25
)はセル5個に亘るように、それぞれ長さが設定されて
いる。また、外側の蒸発用温風ヘッダー(1g)(19
)と凝縮用冷風ヘッダー(22) (23)との間には
、それぞれセル2個分の間隔が置かれ、内側の放熱用冷
風ヘッダー(20)(21)と蓄熱用熱風ヘッダー (
24)(25)との間にはそれぞれセル1個分の間隔が
置かれ、1つのセルにおいて蓄熱と放熱が同時に起こら
ないように構成されている。 これらヘッダー(18) (19) (20) (21
) (22) (23) (2e) (25)は固定状
のものであって、積み重ね体(17)の回転を許容しつ
つ、積み重ね体(17)の上面および下面との間の気密
性を保持するように積ミ重ね体(17)に密接されてい
る。 蒸発用温風入口ヘッダー(18)と回出ロヘッダ−(1
9)には、それぞれ蒸発用温風導入管(2B)と同排出
管(27)が接続され、放熱用冷風入口ヘッダー(20
)と回出ロヘッダ−(21)には、それぞれ放熱用冷風
導入管(28)と同排出管(29)が接続され、凝縮用
冷風入口ヘッダー(22)と回出ロヘッダー(23)に
は、それぞれ凝縮用冷風導入管(30)と同排出管(3
1)が接続され、蓄熱用熱風入口へラダー(24)と回
出ロヘッダー(25)には、それぞれ蓄熱用熱風導入管
(32)と同排出管(33)が接続されている。 上記構成において、第2図に示す蓄熱区間の脱水反応区
間にあるセル(3)では、蓄熱用熱風入口ヘッダー(2
4)から内側伝熱管(13)に流通される外部からの熱
風によって、内側区画室(5)内の蓄熱媒体(15)が
脱水させられ、投入熱量は同媒体(15)に蓄熱される
。そしてこのとき発生した水蒸気は、内側区画室室(5
)から通気孔(7)を経て外側区画室(6)へ流入する
。 外側区画室(6)では凝縮用冷風入口ヘッダー(22)
から外側伝熱管(14)に流通される冷風によって上記
水蒸気が凝縮され、凝縮水が同室(6)に貯溜される。 これに伴って外側伝熱管(14)に流通される冷風は昇
温され、凝縮用冷風出口ヘッダ−(23)から出熱が回
収される。 回転ユニット(8) (9) (10)の積み重ね体(
17)は第2図中の矢印(A)の方向へ回転されて、上
記無水蓄熱媒体(15)を保持したセル(3)は放熱区
間の降温区間を経て放熱区間の水和反応区間に到達する
。ここでは、蒸発用温風入口ヘッダ−(18)から外側
伝熱管(14)ば流通される温風によって外側区画室(
6)内の前記凝縮水が蒸発させられ、発生した水蒸気が
同室(6)から通気孔(7)を経て内側区画室(5)へ
流入する。内側区画室(5)では無水の蓄熱媒体(15
)が水蒸気と水和反応を起こし、水和熱を発生する。こ
の水和熱は放熱用冷風入口ヘッダー(20)から内側伝
熱管(13)に流通される冷風によって放熱させられ、
放熱用冷風出口ヘッダー(21)から高温の出熱が回収
される。 回転ユニット(+1) (9) (10)の積み重ね体
(17)はさらに回転されて、蓄熱区間の昇温区間を経
て再び蓄熱区間の脱水反応区間に到達する。このように
して積み重ね体(17)が回転されることによって、各
セル(3)で上記脱水・水和反応が順次行われ、同反応
の繰り返えしによって蓄熱・放熱が連続的に行なわれる
。 [発明の効果] この発明による回転式ケミカルヒートポンプは以上の如
く構成されているので、投入熱量以上の高温の熱エネル
ギーを連続的に取得することができる。
温熱源流体による水和蓄熱媒体の脱水反応によって蓄熱
を行なわせ、脱水した蓄熱媒体と水蒸気との水和反応で
生じる反応熱によって放熱を行なわせる系を利用したケ
ミカルヒートポンプに関し、さらに詳しくは、同ポンプ
の新規構造に関する。 [発明の背景] 一般に、化学蓄熱装置は熱エネルギーの消費量を平滑化
する点で有効であるが、これを使用して熱エネルギーを
連続的に得ることができれば、また得られた熱エネルギ
ーが蓄熱に要する投入熱量以上の高熱であれば、省エネ
ルギーの点から大いに望ましいことであり、化学蓄熱装
置の利用範囲は一挙に拡大する。 しかしながら、化学蓄熱法は、上記の如く、水和無機化
合物より成る蓄熱媒体の脱水・水和反応により蓄熱・放
熱を行なわせるものであり、反応は正逆同時には起こり
得ないので、熱エネルギーを連続的に得るには、複数の
反応系を時間的にずらせて順次作動させる必要がある。 この発明の目的は、上記の点から、装置に回転動作を与
えることによって熱エネルギーの連続取得を可能ならし
め、反応部および蒸発・凝縮部の温度レベルの最適化、
環境熱の利用、水蒸気凝縮熱の回収などによって投入熱
量以上の高温の出熱を得ることができる回転式ケミカル
ヒートポンプを提供するにある。 [問題点の解決手段] この発明による回転式ケミカルヒートポンプは、上記目
的の達成のために、水和無機化合物より成る蓄熱媒体の
脱水・水和反応により蓄熱・放熱を行なわせる系を利用
したケミカルヒートポンプにおいて、ポンプの構造を、
回転可能な円筒状の容器(1)の内部が放射状の仕切壁
(2)によって複数の扇形の密封セル(3)に分割され
、各セル(3)がさらに通気孔(7)付きの円弧状の仕
切壁(4)によって内外2室(5) ([1)にそれぞ
れ区画され、これら2室(5) (B)のいずれか一方
が蓄熱媒体(15)の水和・脱水反応を行なわせる反応
部と成され、他方が水の蒸発・凝縮を行なわせる蒸発・
凝縮部と成され、かくして構成された回転ユニット(8
) (9) (10)が回転されることによって、各セ
ル(3)で順次上記反応による蓄熱・放熱が行なわれる
ように構成したことを特徴とする。 回転ユニット(8)は、1個だけ設けられていてもよい
が、通常は複数個設けられ、これらが多段状に積み重ね
られた構造に成されている。 脱水・水和反応を行なわせる反応部は、通常は各セル(
3)の内外2室(5) (6)のうちの内側区画室(5
)に配され、水の蒸発・凝縮を行なわせる蒸発・凝縮部
は外側区画室(6)に配されているが、この配置は逆で
あってもよい。 蒸発・凝縮部は、ここに単に水を貯溜するだけでなく、
放熱時に水の蒸発がスムーズに成されるように、吸水性
の充填剤によって水と伝熱面との接触が良好なものと成
されている。 回転ユニット(8)の回転は、等速での連続回転でも、
一定時間間隔での間欠回転でもよい。 連続回転の場合、回転速度は蓄熱媒体の脱水・水和反応
の反応速度などを考慮して適宜設定される。 蓄熱媒体としての水和無機化合物の代表的な例としては
、臭化カルシウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム
、硫化ナトリウムなどの各水和物が挙げられる。 C実 施 例コ つぎに、この発明を図示の実施例によって具体的に説明
する。 第1図から第3図において、この実施例では、回転ユニ
ットは同じ構造のもので3個設けられ、これら3個のユ
ニット(8) (9) (10)が上中下3段に積み重
ねられた構造に成されている。したがって、以下の説明
において回転ユニット(8)の構造の説明は、上段の回
転ユニット(8)の構造についてのみ行ない、中段およ
び下段の回転ユニット(9) (1G)の構造について
は説明を省略する。 上段の回転ユニット(8)において、密封状の容器(1
)の内部は、第2図に示すように、放射状の10枚の仕
切壁(2)によって10個の扇形の密封セル(3)に分
割され、各セル(3)はさらに円弧状の仕切壁(4)に
よって内外2室(5) (8)にそれぞれ区画されてい
る。円弧状の仕切壁(4)の上端部には内外2室(5)
(8)を連通ずる通気孔(7)がそれぞれ設けられて
いる。容器(1)、放射状の仕切壁(2)、円弧状の仕
切壁(4)および後述する支軸(11)は、いずれも断
熱性の材料で構成されている。 上段の回転ユニット(8)の下には、上述の如くこれと
全(同じ構造の中段および下段の回転ユニット(9)
(10)が積み重ねられ、これら上中下3段の回転ユニ
ット(8) (9) (10)の各軸心部に亘って支軸
(11)が貫通状に設けられ、同軸(11)の下端に回
転駆動軸(12)が連結されている。 かくして、回転ユニット(II) (9) (to)の
積み重ね体(17)は支軸(11)を中心に回転自在に
成されている。 上中下3段の回転ユニット(Ill) (9) (10
)の内外2室(5) (8)のうちの各内側区画室(5
)には、これら区画室(5)に亘って蛇行状の内側伝熱
管(13)が貫通状に配設され、各外側区画室(6)に
は、これら区画室(8)に亘って直管状の外側伝熱管(
14)が貫通状に配設されている。また、各密封セル(
3)の内部は減圧状態に保たれ、各内側区画室(5)に
はそれぞれ蓄熱媒体(15)として例えば臭化カルシウ
ム水和物が所要量充填されている。他方、各外側区画室
(8)には吸水性の充填剤(I6)が詰められるととも
に、所要量の水が貯溜され、この充填剤(18)によっ
て水と外側伝熱管(14)との接触が良好なものと成さ
れている。 回転ユニット(8) (9) (10)の積み重ね体(
17)の上面および下面において、第1および3図に示
すように、同図の左部外側には蒸発用温風入口ヘッダー
(18)と回出ロヘッダー(19)とがそれぞれ外側伝
熱管(14)の上端口と下端口とを臨むように配設され
、左部内側には放熱用冷風入口ヘッダ−(20)と回出
ロヘッダー(21)とがそれぞれ内側伝熱管(13)の
上端口と下端口とを臨むように配設されている。また、
第1図の右部外側には凝縮用冷風入口ヘッダー(22)
と回出ロヘッダ−(23)とがそれぞれ外側伝熱管(1
4)の上端口と下端口とを臨むように配設され、右部内
側には蓄熱用熱風入口ヘッダー(24)と回出ロヘッダ
−(25)とがそれぞれ内側伝熱管(13)の上端口と
下端口とを臨むように配設されている。 これらヘッダー(18) (19) (20) (21
) (22) (23) (2c) (25)は、第2
および3図に示すように、積み重ね体(17)と同心の
円弧状を成し、蒸発用温風入口ヘッダ−(18)と回出
ロヘッダ−(19)はセル2個に亘るように、放熱用冷
風入口ヘッダ=(20)と回出ロヘツダー(21)はセ
ル3個に亘るように、凝縮用冷風入口ヘッダー(22)
と回出ロヘッダ−(23)はセル4個に亘るように、蓄
熱用熱風入口ヘッダー(24)と回出ロヘッダー(25
)はセル5個に亘るように、それぞれ長さが設定されて
いる。また、外側の蒸発用温風ヘッダー(1g)(19
)と凝縮用冷風ヘッダー(22) (23)との間には
、それぞれセル2個分の間隔が置かれ、内側の放熱用冷
風ヘッダー(20)(21)と蓄熱用熱風ヘッダー (
24)(25)との間にはそれぞれセル1個分の間隔が
置かれ、1つのセルにおいて蓄熱と放熱が同時に起こら
ないように構成されている。 これらヘッダー(18) (19) (20) (21
) (22) (23) (2e) (25)は固定状
のものであって、積み重ね体(17)の回転を許容しつ
つ、積み重ね体(17)の上面および下面との間の気密
性を保持するように積ミ重ね体(17)に密接されてい
る。 蒸発用温風入口ヘッダー(18)と回出ロヘッダ−(1
9)には、それぞれ蒸発用温風導入管(2B)と同排出
管(27)が接続され、放熱用冷風入口ヘッダー(20
)と回出ロヘッダ−(21)には、それぞれ放熱用冷風
導入管(28)と同排出管(29)が接続され、凝縮用
冷風入口ヘッダー(22)と回出ロヘッダー(23)に
は、それぞれ凝縮用冷風導入管(30)と同排出管(3
1)が接続され、蓄熱用熱風入口へラダー(24)と回
出ロヘッダー(25)には、それぞれ蓄熱用熱風導入管
(32)と同排出管(33)が接続されている。 上記構成において、第2図に示す蓄熱区間の脱水反応区
間にあるセル(3)では、蓄熱用熱風入口ヘッダー(2
4)から内側伝熱管(13)に流通される外部からの熱
風によって、内側区画室(5)内の蓄熱媒体(15)が
脱水させられ、投入熱量は同媒体(15)に蓄熱される
。そしてこのとき発生した水蒸気は、内側区画室室(5
)から通気孔(7)を経て外側区画室(6)へ流入する
。 外側区画室(6)では凝縮用冷風入口ヘッダー(22)
から外側伝熱管(14)に流通される冷風によって上記
水蒸気が凝縮され、凝縮水が同室(6)に貯溜される。 これに伴って外側伝熱管(14)に流通される冷風は昇
温され、凝縮用冷風出口ヘッダ−(23)から出熱が回
収される。 回転ユニット(8) (9) (10)の積み重ね体(
17)は第2図中の矢印(A)の方向へ回転されて、上
記無水蓄熱媒体(15)を保持したセル(3)は放熱区
間の降温区間を経て放熱区間の水和反応区間に到達する
。ここでは、蒸発用温風入口ヘッダ−(18)から外側
伝熱管(14)ば流通される温風によって外側区画室(
6)内の前記凝縮水が蒸発させられ、発生した水蒸気が
同室(6)から通気孔(7)を経て内側区画室(5)へ
流入する。内側区画室(5)では無水の蓄熱媒体(15
)が水蒸気と水和反応を起こし、水和熱を発生する。こ
の水和熱は放熱用冷風入口ヘッダー(20)から内側伝
熱管(13)に流通される冷風によって放熱させられ、
放熱用冷風出口ヘッダー(21)から高温の出熱が回収
される。 回転ユニット(+1) (9) (10)の積み重ね体
(17)はさらに回転されて、蓄熱区間の昇温区間を経
て再び蓄熱区間の脱水反応区間に到達する。このように
して積み重ね体(17)が回転されることによって、各
セル(3)で上記脱水・水和反応が順次行われ、同反応
の繰り返えしによって蓄熱・放熱が連続的に行なわれる
。 [発明の効果] この発明による回転式ケミカルヒートポンプは以上の如
く構成されているので、投入熱量以上の高温の熱エネル
ギーを連続的に取得することができる。
第1図はこの発明の実施例を示す回転式ヒートポンプの
垂直断面図、第2図は第1図中の■−■線に沿う断面図
、第3図は第1図中のm−■線に沿う断面図である。 (1)・・・容器、(2)・・・放射状の仕切壁、(3
)・・・扇形の密封セル、(4)・・・円弧状の仕切壁
、(5)・・・内側区画室、(6)・・・外側区画室、
(7)・・・通気孔、(8) (9) (10)・・・
回転ユニット、(15)・・・蓄熱媒体、(17)・・
・積み重ね体。 以 上 特許出願人 スーパーヒートポンプ・エネルギー集積
システム技術研究組合 平成 1年 3月22日 事件の表示 平成 1年特許願第27255号 2 発明の名称 回転式ケミカルヒートポンプ 3 補正をする者 事件との関係 拝許出願人 代 理 人 氏名 (6087)弁理士 岸 本 瑛 之 助 平成 年 月 日 6 M正により増加する請求項の散 切 細 書(補正) 1、発明の名称 回転式ケミカルヒートポンプ 2、特許請求の範囲 水和無機化合物より成る蓄熱媒体の脱水・水和反応によ
り蓄熱・放熱を行なわせる系を利用したケミカルヒート
ポンプにおいて、同ヒートポンプの構造を、回転可能な
円筒状の容器(1)の内部が放射状の仕切壁(2)によ
って複数の扇形の密封セル(3)に分割され、各セル(
3)がさらに通気孔(7)付きの円弧状の仕切壁(4)
によって内外2室(5) (6)にそれぞれ区画され、
これら2室(5) (8)のいずれか一方が蓄熱媒体(
15)の水和・脱水反応を行なわせる反応部と成され、
他方が水の蒸発・凝縮を行なわせる蒸発・凝縮部と成さ
れ、かくして構成された回転ユニット(8) (9)
(to)が回転されることによって、各セル(3)で順
次上記反応による蓄熱・放熱が行なわれるように構成し
たことを特徴とする、回転式ケミカルヒートポンプ。 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] この発明は、水和無機化合物を蓄熱媒体として用い、高
温熱源流体による水和蓄熱媒体の脱水反応によって蓄熱
を行なわせ、脱水した蓄熱媒体と水蒸気との水和反応で
生じる反応熱によって放熱を行なわせる系を利用したケ
ミカルヒトポンプに関し、さらに詳しくは、同ヒートポ
ンプの新規構造に関する。 [発明の背景] 一般に、化学蓄熱装置は熱エネルギーの消費量を平滑化
する点で有効であるが、これを使用して熱エネルギーを
連続的に得ることができれば、また得られた熱エネルギ
ーが蓄熱に要する投入熱量以上の高熱量であれば、省エ
ネルギーの点から大いに望ましいことであり、化学蓄熱
装置の利用範囲は一挙に拡大する。 しかしながら、化学蓄熱法は、上記の如く、水和無機化
合物より成る蓄熱媒体の脱水・水和反応により蓄熱・放
熱を行なわせるものであり、反応は正逆同時には起こり
得ないので、熱エネルギーを連続的に得るには、複数の
反応系を時間的にずらせて順次作動させる必要がある。 この発明の目的は、上記の点から、装置に回転動作を与
えることによって熱エネルギーの連続取得を可能ならし
め、反応部および蒸発・凝縮部の温度レベルの最適化、
環境熱の利用、水蒸気凝縮熱の回収などによって投入熱
量以上の出熱量を得ることができる回転式ケミカルヒー
トポンプを提供するにある。 [問題点の解決手段] この発明による回転式ケミカルヒートポンプは、上記目
的の達成のために、水和無機化合物より成る蓄熱媒体の
脱水・水和反応により蓄熱・放熱を行なわせる系を利用
したケミカルヒートポンプにおいて、同ヒートポンプの
構造を、回転可能な円筒状の容器(1)の内部が放射状
の仕切壁(2)によって複数の扇形の密封セル(3)に
分割され、各セル(3)がさらに通気孔(7)付きの円
弧状の仕切壁(4)によって内外2室(5)(6)にそ
れぞれ区画され、これら2室(5) (6)のいずれか
一方が蓄熱媒体(15)の水和・脱水反応を行なわせる
反応部と成され、他方が水の蒸発・凝縮を行なわせる蒸
発・凝縮部と成され、カくシて構成された回転ユニット
(8) (9) (lo)が回転されることによって、
各セル(3)で順次上記反応による蓄熱・放熱が行なわ
れるように構成したことを特徴とする。 回転ユニット(8)は、1個だけ設けられていてもよい
が、通常は複数個設けられ、これらが多段状に積み重ね
られた構造に成されている。 脱水・水和反応を行なわせる反応部は、通常は各セル(
3)の内外2室(5) (8)のうちの内側区画室(5
)に配され、水の蒸発・凝縮を行なわせる蒸発・凝縮部
は外側区画室(6)に配されているが、この配置は逆で
あってもよい。 蒸発・凝縮部は、ここに単に水を貯溜するだけでなく、
放熱時に水の蒸発がスムーズに成されるように、吸水性
の充填剤によって水と伝熱面との接触が良好なものと成
されている。 回転ユニット(8)の回転は、等速での連続回転でも、
一定時間間隔での間欠回転でもよい。 連続回転の場合、回転速度は蓄熱媒体の脱水・水和反応
の反応速度などを考慮して適宜設定される。 蓄熱媒体としての水和無機化合物の代表的な例としては
、臭化カルシウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム
、硫化ナトリウムなどの各水和物が挙げられる。 [実 施 例] つぎに、この発明を図示の実施例によって具体的に説明
する。 第1図から第3図において、この実施例では、回転ユニ
ットは同じ構造のもので3個設けられ、これら3個のユ
ニット(8) (9) (10)が上中下3段に積み重
ねられた構造に成されている。したがって、以下の説明
において回転ユニット(8)の構造の説明は、上段の回
転ユニット(8)の構造についてのみ行ない、中段およ
び下段の回転ユニット(9) (10)の構造について
は説明を省略する。 上段の回転ユニット(8)において、密封状の容器(1
)の内部は、第2図に示すように、放射状の10枚の仕
切壁(2)によって10個の扇形の密封セル(3)に分
割され、各セル(3)はさらに円弧状の仕切壁(4)に
よって内外2室(5) (8)にそれぞれ区画されてい
る。円弧状の仕切壁(4)の上端部には内外2室(5)
(6)を連通ずる通気孔(7)がそれぞれ設けられて
いる。容器(1)、放射状の仕切壁(2)、円弧状の仕
切壁(4)および後述する支軸(11)は、いずれも断
熱性の材料で構成されている。 上段の回転ユニット(8)の下には、上述の如くこれと
全く同じ構造の中段および下段の回転ユニット(9)
<10)が積み重ねられ、これら上中下3段の回転ユニ
ット(8) (9) (10)の各軸心部に亘って支軸
(11)が貫通状に設けられ、同軸(11)の下端に回
転駆動軸(12)が連結されている。 かくして、回転ユニット(8) (9) (10)の積
み重ね体(17)は支軸(11)を中心に回転自在に成
されている。 上中下3段の回転ユニット(8) (9) (10)の
内外2室(5) (8)のうちの各内側区画室(5)に
は、これら区画室(5)に亘って内側伝熱管(13)が
貫通状に配設され、各外側区画室(6)には、これら区
画室(6)に亘って外側伝熱管(14)が貫通状に配設
されている。なお、内側伝熱管(I3)は、管外側に拡
大伝熱面を有する伝熱管であることが望ましい。各密封
セル(3)の内部は減圧状態に保たれ、各内側区画室(
5)にはそれぞれ蓄熱媒体(15)として例えば臭化カ
ルシウム水和物が所要量充填されている。他方、各外側
区画室(6)には吸水性の充填剤(1B)が詰められる
とともに、所要量の水が貯溜され、この充填剤(16)
によって水と外側伝熱管(14)との接触が良好なもの
と成されている。 回転ユニット(8) (9) (10)の積み重ね体(
17)の上面および下面において、第1および3図に示
すように、同図の左部外側には蒸発用流体入口ヘッダ−
(I8)と回出ロヘッダー(19)とがそれぞれ外側伝
熱管(14)の上端口と下端口とを臨むように配設され
、左部内側には放熱用流体入口ヘッダー(20)と回出
ロヘッダー(21)とがそれぞれ内側伝熱管(13)の
上端口と下端口とを臨むように配設されている。また、
第1図の右部外側には凝縮用流体人口ヘッダー(22)
と回出ロヘッダ−(23)とがそれぞれ外側伝熱管(1
4)の上端口と下端口とを臨むように配設され、右部内
側には蓄熱用流体入口ヘッダー(24)と回出ロヘッダ
−(25)とがそれぞれ内側伝熱管(13)の上端口と
下端口とを臨むように配設されている。 これらヘッダー(Ill) (19) (20) (2
1) (22) (23) (2c)(25)は、第2
および3図に示すように、積み重ね体(17)と同心の
円弧状を成し、蒸発用流体人口ヘッダー(18)と回出
ロヘッダ−(19)はセル2個に亘るように、放熱用流
体入口ヘッダ−(20)と回出ロヘッダ=(21)はセ
ル3個に亘るように、凝縮用流体入口ヘッダー(22)
と回出ロヘッダー(23)はセル4個に亘るように、蓄
熱用流体入口ヘッダー(24)と回出ロヘッダ−(25
)はセル5個に亘るように、それぞれ円弧長さが設定さ
れている。また、外側の蒸発用流体ヘッダー(18)(
19)と凝縮用流体ヘッダー(22)(23)との間に
は、それぞれセル2個分の間隔が置かれ、内側の放熱用
流体ヘッダー(20) (21)と蓄熱用流体ヘッダー
(24)(25)との間にはそれぞれセル1個分の間隔
が置かれ、1つのセルにおいて蓄熱と放熱が同時に起こ
らないように構成されている。 これらヘッダー(18) (19) (20) (21
) (22) (23) (2c) (25)は固定状
のものであって、積み重ね体(17)の回転を許容しつ
つ、積み重ね体(17)の上面および下面との間の気密
性を保持するように積み重ね体(17)に密接されてい
る。 蒸発用流体人口ヘッダー(1B)と回出ロヘッダ−(1
9)には、それぞれ蒸発用流体導入管(26)と同排出
管(27)が接続され、放熱用流体入口ヘッダ−(20
)と回出ロヘッダー(21)には、それぞれ放熱用流体
導入管(28)と同排出管(29)が接続され、凝縮用
流体入口ヘッダー(22)と聞出ロヘッダーク23)に
は、それぞれ凝縮用流体導入管(30)と同排出管(8
1)が接続され、蓄熱用流体入口ヘッダ−(24)と回
出ロヘッダ−(25)には、それぞれ蓄熱用流体導入管
(32)と同排出管(33)が接続されている。 なお、蓄熱用、放熱用、蒸発用および凝縮用の流体とし
ては、水、空気などの種々の流体が使用可能であるが、
以下においては、これらの流体が空気である場合につい
て説明を行なう。 上記構成において、第2図に示す蓄熱区間の脱水反応区
間にあるセル(3)では、蓄熱用流体入口ヘッダ−(2
4)から内側伝熱管(13)に流通される外部からの空
気によって、内側区画室(5)内の蓄熱媒体(15)が
脱水させられ、投入熱量は同媒体(15)に蓄熱される
。そしてこのとき発生した水蒸気は、内側区画室室(5
)から通気孔(7)を経て外側区画室(6)へ流入する
。 外側区画室(6)では凝縮用流体入口ヘッダ−(22)
から外側伝熱管(14)に流通される空気によって上記
水蒸気が凝縮され、凝縮水が同室(6)に貯溜される。 これに伴って外側伝熱管(14)に流通される空気は昇
温され、凝縮用流体出口ヘッダー(23)から出熱量が
回収される。 回転ユニット(8) (9) (10)の積み重ね体(
17)は第2図中の矢印(A)の方向へ回転されて、上
記無水ないし一水塩の蓄熱媒体(15)を保持したセル
(3)は放熱区間の降温区間を経て放熱区間の水和反応
区間に到達する。ここでは、蒸発用流体入口ヘッダ−(
18)から外側伝熱管(14)に流通される空気によっ
て外側区画室(6)内の前記凝縮水が蒸発させられ、発
生した水蒸気が同室(8)から通気孔(7)を経て内側
区画室(5)へ流入する。内側区画室(5)では無水な
いし一水塩の蓄熱媒体(15)が水蒸気と水和反応を起
こし、水和熱を発生する。この水和熱は放熱用流体入口
ヘッダ−(20)から内側伝熱管(13)に流通される
空気によって放熱させられ、放熱用流体出口ヘッダー(
21)から出熱量が回収される。 回転ユニット(8) (9) (10)の積み重ね体(
17)はさらに回転されて、蓄熱区間の昇温区間を経て
再び蓄熱区間の脱水反応区間に到達する。このようにし
て積み重ね体(17)が回転されることによって、各セ
ル(3)で上記脱水・水和反応が順次行われ、同反応の
繰り返えしによって蓄熱・放熱が連続的に行なわれる。 [発明の効果] この発明による回転式ケミカルヒートポンプは以上の如
く構成されているので、投入熱量以上の熱量を連続的に
取得することができる。
垂直断面図、第2図は第1図中の■−■線に沿う断面図
、第3図は第1図中のm−■線に沿う断面図である。 (1)・・・容器、(2)・・・放射状の仕切壁、(3
)・・・扇形の密封セル、(4)・・・円弧状の仕切壁
、(5)・・・内側区画室、(6)・・・外側区画室、
(7)・・・通気孔、(8) (9) (10)・・・
回転ユニット、(15)・・・蓄熱媒体、(17)・・
・積み重ね体。 以 上 特許出願人 スーパーヒートポンプ・エネルギー集積
システム技術研究組合 平成 1年 3月22日 事件の表示 平成 1年特許願第27255号 2 発明の名称 回転式ケミカルヒートポンプ 3 補正をする者 事件との関係 拝許出願人 代 理 人 氏名 (6087)弁理士 岸 本 瑛 之 助 平成 年 月 日 6 M正により増加する請求項の散 切 細 書(補正) 1、発明の名称 回転式ケミカルヒートポンプ 2、特許請求の範囲 水和無機化合物より成る蓄熱媒体の脱水・水和反応によ
り蓄熱・放熱を行なわせる系を利用したケミカルヒート
ポンプにおいて、同ヒートポンプの構造を、回転可能な
円筒状の容器(1)の内部が放射状の仕切壁(2)によ
って複数の扇形の密封セル(3)に分割され、各セル(
3)がさらに通気孔(7)付きの円弧状の仕切壁(4)
によって内外2室(5) (6)にそれぞれ区画され、
これら2室(5) (8)のいずれか一方が蓄熱媒体(
15)の水和・脱水反応を行なわせる反応部と成され、
他方が水の蒸発・凝縮を行なわせる蒸発・凝縮部と成さ
れ、かくして構成された回転ユニット(8) (9)
(to)が回転されることによって、各セル(3)で順
次上記反応による蓄熱・放熱が行なわれるように構成し
たことを特徴とする、回転式ケミカルヒートポンプ。 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] この発明は、水和無機化合物を蓄熱媒体として用い、高
温熱源流体による水和蓄熱媒体の脱水反応によって蓄熱
を行なわせ、脱水した蓄熱媒体と水蒸気との水和反応で
生じる反応熱によって放熱を行なわせる系を利用したケ
ミカルヒトポンプに関し、さらに詳しくは、同ヒートポ
ンプの新規構造に関する。 [発明の背景] 一般に、化学蓄熱装置は熱エネルギーの消費量を平滑化
する点で有効であるが、これを使用して熱エネルギーを
連続的に得ることができれば、また得られた熱エネルギ
ーが蓄熱に要する投入熱量以上の高熱量であれば、省エ
ネルギーの点から大いに望ましいことであり、化学蓄熱
装置の利用範囲は一挙に拡大する。 しかしながら、化学蓄熱法は、上記の如く、水和無機化
合物より成る蓄熱媒体の脱水・水和反応により蓄熱・放
熱を行なわせるものであり、反応は正逆同時には起こり
得ないので、熱エネルギーを連続的に得るには、複数の
反応系を時間的にずらせて順次作動させる必要がある。 この発明の目的は、上記の点から、装置に回転動作を与
えることによって熱エネルギーの連続取得を可能ならし
め、反応部および蒸発・凝縮部の温度レベルの最適化、
環境熱の利用、水蒸気凝縮熱の回収などによって投入熱
量以上の出熱量を得ることができる回転式ケミカルヒー
トポンプを提供するにある。 [問題点の解決手段] この発明による回転式ケミカルヒートポンプは、上記目
的の達成のために、水和無機化合物より成る蓄熱媒体の
脱水・水和反応により蓄熱・放熱を行なわせる系を利用
したケミカルヒートポンプにおいて、同ヒートポンプの
構造を、回転可能な円筒状の容器(1)の内部が放射状
の仕切壁(2)によって複数の扇形の密封セル(3)に
分割され、各セル(3)がさらに通気孔(7)付きの円
弧状の仕切壁(4)によって内外2室(5)(6)にそ
れぞれ区画され、これら2室(5) (6)のいずれか
一方が蓄熱媒体(15)の水和・脱水反応を行なわせる
反応部と成され、他方が水の蒸発・凝縮を行なわせる蒸
発・凝縮部と成され、カくシて構成された回転ユニット
(8) (9) (lo)が回転されることによって、
各セル(3)で順次上記反応による蓄熱・放熱が行なわ
れるように構成したことを特徴とする。 回転ユニット(8)は、1個だけ設けられていてもよい
が、通常は複数個設けられ、これらが多段状に積み重ね
られた構造に成されている。 脱水・水和反応を行なわせる反応部は、通常は各セル(
3)の内外2室(5) (8)のうちの内側区画室(5
)に配され、水の蒸発・凝縮を行なわせる蒸発・凝縮部
は外側区画室(6)に配されているが、この配置は逆で
あってもよい。 蒸発・凝縮部は、ここに単に水を貯溜するだけでなく、
放熱時に水の蒸発がスムーズに成されるように、吸水性
の充填剤によって水と伝熱面との接触が良好なものと成
されている。 回転ユニット(8)の回転は、等速での連続回転でも、
一定時間間隔での間欠回転でもよい。 連続回転の場合、回転速度は蓄熱媒体の脱水・水和反応
の反応速度などを考慮して適宜設定される。 蓄熱媒体としての水和無機化合物の代表的な例としては
、臭化カルシウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム
、硫化ナトリウムなどの各水和物が挙げられる。 [実 施 例] つぎに、この発明を図示の実施例によって具体的に説明
する。 第1図から第3図において、この実施例では、回転ユニ
ットは同じ構造のもので3個設けられ、これら3個のユ
ニット(8) (9) (10)が上中下3段に積み重
ねられた構造に成されている。したがって、以下の説明
において回転ユニット(8)の構造の説明は、上段の回
転ユニット(8)の構造についてのみ行ない、中段およ
び下段の回転ユニット(9) (10)の構造について
は説明を省略する。 上段の回転ユニット(8)において、密封状の容器(1
)の内部は、第2図に示すように、放射状の10枚の仕
切壁(2)によって10個の扇形の密封セル(3)に分
割され、各セル(3)はさらに円弧状の仕切壁(4)に
よって内外2室(5) (8)にそれぞれ区画されてい
る。円弧状の仕切壁(4)の上端部には内外2室(5)
(6)を連通ずる通気孔(7)がそれぞれ設けられて
いる。容器(1)、放射状の仕切壁(2)、円弧状の仕
切壁(4)および後述する支軸(11)は、いずれも断
熱性の材料で構成されている。 上段の回転ユニット(8)の下には、上述の如くこれと
全く同じ構造の中段および下段の回転ユニット(9)
<10)が積み重ねられ、これら上中下3段の回転ユニ
ット(8) (9) (10)の各軸心部に亘って支軸
(11)が貫通状に設けられ、同軸(11)の下端に回
転駆動軸(12)が連結されている。 かくして、回転ユニット(8) (9) (10)の積
み重ね体(17)は支軸(11)を中心に回転自在に成
されている。 上中下3段の回転ユニット(8) (9) (10)の
内外2室(5) (8)のうちの各内側区画室(5)に
は、これら区画室(5)に亘って内側伝熱管(13)が
貫通状に配設され、各外側区画室(6)には、これら区
画室(6)に亘って外側伝熱管(14)が貫通状に配設
されている。なお、内側伝熱管(I3)は、管外側に拡
大伝熱面を有する伝熱管であることが望ましい。各密封
セル(3)の内部は減圧状態に保たれ、各内側区画室(
5)にはそれぞれ蓄熱媒体(15)として例えば臭化カ
ルシウム水和物が所要量充填されている。他方、各外側
区画室(6)には吸水性の充填剤(1B)が詰められる
とともに、所要量の水が貯溜され、この充填剤(16)
によって水と外側伝熱管(14)との接触が良好なもの
と成されている。 回転ユニット(8) (9) (10)の積み重ね体(
17)の上面および下面において、第1および3図に示
すように、同図の左部外側には蒸発用流体入口ヘッダ−
(I8)と回出ロヘッダー(19)とがそれぞれ外側伝
熱管(14)の上端口と下端口とを臨むように配設され
、左部内側には放熱用流体入口ヘッダー(20)と回出
ロヘッダー(21)とがそれぞれ内側伝熱管(13)の
上端口と下端口とを臨むように配設されている。また、
第1図の右部外側には凝縮用流体人口ヘッダー(22)
と回出ロヘッダ−(23)とがそれぞれ外側伝熱管(1
4)の上端口と下端口とを臨むように配設され、右部内
側には蓄熱用流体入口ヘッダー(24)と回出ロヘッダ
−(25)とがそれぞれ内側伝熱管(13)の上端口と
下端口とを臨むように配設されている。 これらヘッダー(Ill) (19) (20) (2
1) (22) (23) (2c)(25)は、第2
および3図に示すように、積み重ね体(17)と同心の
円弧状を成し、蒸発用流体人口ヘッダー(18)と回出
ロヘッダ−(19)はセル2個に亘るように、放熱用流
体入口ヘッダ−(20)と回出ロヘッダ=(21)はセ
ル3個に亘るように、凝縮用流体入口ヘッダー(22)
と回出ロヘッダー(23)はセル4個に亘るように、蓄
熱用流体入口ヘッダー(24)と回出ロヘッダ−(25
)はセル5個に亘るように、それぞれ円弧長さが設定さ
れている。また、外側の蒸発用流体ヘッダー(18)(
19)と凝縮用流体ヘッダー(22)(23)との間に
は、それぞれセル2個分の間隔が置かれ、内側の放熱用
流体ヘッダー(20) (21)と蓄熱用流体ヘッダー
(24)(25)との間にはそれぞれセル1個分の間隔
が置かれ、1つのセルにおいて蓄熱と放熱が同時に起こ
らないように構成されている。 これらヘッダー(18) (19) (20) (21
) (22) (23) (2c) (25)は固定状
のものであって、積み重ね体(17)の回転を許容しつ
つ、積み重ね体(17)の上面および下面との間の気密
性を保持するように積み重ね体(17)に密接されてい
る。 蒸発用流体人口ヘッダー(1B)と回出ロヘッダ−(1
9)には、それぞれ蒸発用流体導入管(26)と同排出
管(27)が接続され、放熱用流体入口ヘッダ−(20
)と回出ロヘッダー(21)には、それぞれ放熱用流体
導入管(28)と同排出管(29)が接続され、凝縮用
流体入口ヘッダー(22)と聞出ロヘッダーク23)に
は、それぞれ凝縮用流体導入管(30)と同排出管(8
1)が接続され、蓄熱用流体入口ヘッダ−(24)と回
出ロヘッダ−(25)には、それぞれ蓄熱用流体導入管
(32)と同排出管(33)が接続されている。 なお、蓄熱用、放熱用、蒸発用および凝縮用の流体とし
ては、水、空気などの種々の流体が使用可能であるが、
以下においては、これらの流体が空気である場合につい
て説明を行なう。 上記構成において、第2図に示す蓄熱区間の脱水反応区
間にあるセル(3)では、蓄熱用流体入口ヘッダ−(2
4)から内側伝熱管(13)に流通される外部からの空
気によって、内側区画室(5)内の蓄熱媒体(15)が
脱水させられ、投入熱量は同媒体(15)に蓄熱される
。そしてこのとき発生した水蒸気は、内側区画室室(5
)から通気孔(7)を経て外側区画室(6)へ流入する
。 外側区画室(6)では凝縮用流体入口ヘッダ−(22)
から外側伝熱管(14)に流通される空気によって上記
水蒸気が凝縮され、凝縮水が同室(6)に貯溜される。 これに伴って外側伝熱管(14)に流通される空気は昇
温され、凝縮用流体出口ヘッダー(23)から出熱量が
回収される。 回転ユニット(8) (9) (10)の積み重ね体(
17)は第2図中の矢印(A)の方向へ回転されて、上
記無水ないし一水塩の蓄熱媒体(15)を保持したセル
(3)は放熱区間の降温区間を経て放熱区間の水和反応
区間に到達する。ここでは、蒸発用流体入口ヘッダ−(
18)から外側伝熱管(14)に流通される空気によっ
て外側区画室(6)内の前記凝縮水が蒸発させられ、発
生した水蒸気が同室(8)から通気孔(7)を経て内側
区画室(5)へ流入する。内側区画室(5)では無水な
いし一水塩の蓄熱媒体(15)が水蒸気と水和反応を起
こし、水和熱を発生する。この水和熱は放熱用流体入口
ヘッダ−(20)から内側伝熱管(13)に流通される
空気によって放熱させられ、放熱用流体出口ヘッダー(
21)から出熱量が回収される。 回転ユニット(8) (9) (10)の積み重ね体(
17)はさらに回転されて、蓄熱区間の昇温区間を経て
再び蓄熱区間の脱水反応区間に到達する。このようにし
て積み重ね体(17)が回転されることによって、各セ
ル(3)で上記脱水・水和反応が順次行われ、同反応の
繰り返えしによって蓄熱・放熱が連続的に行なわれる。 [発明の効果] この発明による回転式ケミカルヒートポンプは以上の如
く構成されているので、投入熱量以上の熱量を連続的に
取得することができる。
第1図はこの発明の実施例を示す回転式ヒートポンプの
垂直断面図、第2図は第1図中の■−n線に沿う断面図
、第3図は第1図中のm−■線に沿う断面図である。 (1)・・・容器、(2)・・・放射状の仕切壁、(3
)・・・扇形の密封セル、(4)・・・円弧状の仕切壁
、(5)・・・内側区画室、(6)・・・外側区画室、
(7)・・・通気孔、(8) (9) (10)・・・
回転ユニット、(15)・・・蓄熱媒体、(17)・・
・積み重ね体。 第3図 以 上
垂直断面図、第2図は第1図中の■−n線に沿う断面図
、第3図は第1図中のm−■線に沿う断面図である。 (1)・・・容器、(2)・・・放射状の仕切壁、(3
)・・・扇形の密封セル、(4)・・・円弧状の仕切壁
、(5)・・・内側区画室、(6)・・・外側区画室、
(7)・・・通気孔、(8) (9) (10)・・・
回転ユニット、(15)・・・蓄熱媒体、(17)・・
・積み重ね体。 第3図 以 上
Claims (1)
- 水和無機化合物より成る蓄熱媒体の脱水・水和反応によ
り蓄熱・放熱を行なわせる系を利用したケミカルヒート
ポンプにおいて、ポンプの構造を、回転可能な円筒状の
容器(1)の内部が放射状の仕切壁(2)によって複数
の扇形の密封セル(3)に分割され、各セル(3)がさ
らに通気孔(7)付きの円弧状の仕切壁(4)によって
内外2室(5)(6)にそれぞれ区画され、これら2室
(5)(6)のいずれか一方が蓄熱媒体(15)の水和
・脱水反応を行なわせる反応部と成され、他方が水の蒸
発・凝縮を行なわせる蒸発・凝縮部と成され、かくして
構成された回転ユニット(8)(9)(10)が回転さ
れることによって、各セル(3)で順次上記反応による
蓄熱・放熱が行なわれるように構成したことを特徴とす
る、回転式ケミカルヒートポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2725589A JPH02208461A (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 回転式ケミカルヒートポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2725589A JPH02208461A (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 回転式ケミカルヒートポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02208461A true JPH02208461A (ja) | 1990-08-20 |
Family
ID=12215968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2725589A Pending JPH02208461A (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 回転式ケミカルヒートポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02208461A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007247928A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Osaka Gas Co Ltd | 熱交換型反応器の製造方法及び熱交換型反応器 |
JP2012127594A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-05 | Fujitsu Ltd | 吸着式ヒートポンプ |
WO2013054334A2 (en) | 2011-10-12 | 2013-04-18 | Turlapati Raghavendra Rao | Rotary reactor cum vaporizer |
JP2016205784A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-08 | 株式会社豊田中央研究所 | ヒートポンプ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6311415A (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-18 | Yazaki Corp | 冷房方法 |
-
1989
- 1989-02-06 JP JP2725589A patent/JPH02208461A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6311415A (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-18 | Yazaki Corp | 冷房方法 |
Cited By (4)
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WO2013054334A2 (en) | 2011-10-12 | 2013-04-18 | Turlapati Raghavendra Rao | Rotary reactor cum vaporizer |
JP2016205784A (ja) * | 2015-04-28 | 2016-12-08 | 株式会社豊田中央研究所 | ヒートポンプ |
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