JPH02208308A - メタクリル系樹脂およびその製造方法 - Google Patents

メタクリル系樹脂およびその製造方法

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JPH02208308A
JPH02208308A JP2679889A JP2679889A JPH02208308A JP H02208308 A JPH02208308 A JP H02208308A JP 2679889 A JP2679889 A JP 2679889A JP 2679889 A JP2679889 A JP 2679889A JP H02208308 A JPH02208308 A JP H02208308A
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JP
Japan
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weight
polymerization
monomer
methyl methacrylate
methacrylic resin
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JP2679889A
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Katsuaki Maeda
前田 勝昭
Shinichi Toyoshima
真一 豊島
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は耐候安定性に優れ、かつ分子の均質性を有する
高純度メタクリル系樹脂に関する。
[従来の技術] メタクリル系樹脂はその卓越した透明性、良好な機械的
性質、加工性並びに成形品における外観の美麗さなどの
特長によって照明器具、看板、各種装飾品および銘板な
どに広く用いられている。
また最近は自動車部品、テーブルウェアー等に用いられ
ることも多くなっている。しかしこれら用途、特に看板
用途においては、屋外での耐候安定性が一段と向上した
該樹脂の開発が強く望まれている。
また、メタクリル系樹脂は一般に水懸濁重合、水性エマ
ルジョン重合で共重合して製造されているが、このよう
にして得られたメタクリル系樹脂は分子的に不均一、不
均質なものが多く、クモリ、ニゴリが発生することが多
かった。
そこで、上記の問題点を改良するため、連続塊状重合法
(連続バルク重合法)、連続溶液重合法が開発され、分
子の均質性については満足できる製品が得られるように
なっている。
ところで、従来より塊状重合、溶液重合によって製造し
た重合体から未反応単量体、溶剤および/または副生成
物等の揮発成分を除去して成形材料を製造する方法につ
いてはスチレン系樹脂を中心に検討が進んでおり、例え
ば特公昭358557号公報、特公昭38−120号公
報、特公昭4420097号公報、特公昭45−316
78号公報、特開昭47−27872号公報などに開示
されている。
メタクリル系樹脂に関してもスチレン系樹脂での知見に
もとづき特公昭52−17555号公報、特開昭50〜
88197号公報などに該技術が開示されている。
[発明が解決しようとする課題] しかし、これらの方法で得られた樹脂は高温長時間滞留
によるポリマーの劣化、着色が著しくさらに副反応生成
物が多く本発明の目的である耐候安定性に優れた樹脂を
製造することはできない。
また特願昭59−76853号公報には光学純度の優れ
たメタクリル系樹脂光ファイバーの製造法が提案されて
いるが、本発明の目的である耐候安定性の優れた樹脂を
得る点では充分ではない。
本発明は、分子の均質性および耐候安定性に優れた高純
度メタクリル系樹脂およびその製造方法を提供しようと
するものである。
[課題を解決する為の手段] 本発明者らは、上記課題を解決するため研究の結果、分
子の均質性については単量体と単量体により形成された
重合物の45〜60%の存在下に連続的に重合すること
により目的が達成され、且つ耐候安定性に関しては不活
性重合溶媒として酢酸、プロピオン酸のエステルを使用
することにより目的を達成することができることを見出
し、本発明に到達した。
すなわち本発明はメタクリル酸メチル単位85〜99重
量%と、アクリル酸メチル単位、またはアクリル酸エチ
ル単位1〜15重量%からなる共重合体であって、(1
)GPCで測定した分子量(Mw)が7万〜15万、■
揮発成分としてダイマーが10〜11000pp s残
存単量体が500〜2500ppm 、残存不活性溶媒
が10〜300ppill、■熱分解指数αが3.0以
下、■ウエザオメータの耐候試験2000時間後の透明
性が色差計で測定したΔYIで6.00以下である高純
度メタクリル系樹脂を提供するものである。
本発明のメタクリル系樹脂においてメタクリル酸メチル
単位とアクリル酸メチルもしくはアクリル酸エチル単位
はランダムな結合で構成されるがメタクリル酸メチル単
位は耐熱性、機械強度特性を向−lニさせるものであり
、その含有量は該メタクリル系樹脂に対して85〜99
重量%の範囲でありさらに好ましくは88〜99重量%
である。いま一つのアクリル酸メチルもしくはアクリル
酸エチル単位はこの樹脂の成形加工時の流動性、熱分解
性を良好ならしめる基本成分であり、1〜15重量%の
範囲である。
本発明のメタクリル系樹脂を構成するメタクリル酸メチ
ルとアクリル酸メチルもしくはアクリル酸エチル共重合
体は適正な分子量を持つことが必要である。この分子量
を把握する手段として、GPC(ゲルパーミェーション
クロマトグラフィー)法を用いるとき、重量平均分子量
(Mw>として7万〜35万が必要であり特に8万〜2
0万の範囲が好ましい。7万未満であれば樹脂を成形し
て得られた製品は脆弱で工業的使用に耐えない。
また35万を越えると溶融時の流動性が著しく低下し成
形品の複屈折が増大し好ましくない。
本発明のメタクリル系樹脂は揮発成分として重合副生物
のダイマー10〜11000pp 、残存単量体、熱分
解生成単量体として500〜2500ppmおよび残存
不活性溶媒として10〜300ppmを含む。この単量
体、ダイマーは重合体を溶融状態で減圧にすることによ
り除去する場合、蒸気圧が比較的高い為除去は困難であ
る。さらに加熱溶融することによりメタクリル系樹脂は
熱分解により単量体を生成するという好ましくない傾向
を有する。
本発明の樹脂の耐熱分解性は熱分解指数αで3.0以下
の範囲である。3,0を越える場合には熱分解が激しく
高温射出成形時にガス発生が激しく樹脂の用途範囲が著
しく制限され問題となる。特にディスク円盤の場合には
発生したガスによって記録信号の転写が阻害されディス
クの品質を著しく低下させ好ましくない。メタクリル系
樹脂中にダイマーが1000pp[llを越えると得ら
れる成形品の耐熱変形性が低下し実用使用範囲が狭くな
り好ましくない。また残存単量体が2500ppmを越
えると高温で成形加工する場合に得られる成形品の表面
が損なわれ実用に耐えない(錦秋、シルバーストリーク
が発生する)。また残存不活性溶媒が300ppmを越
えた場合には耐候性試験2000時間後の黄色性が強く
なり好ましくない。
本発明のメタクリル系樹脂は耐候安定性に優れておりウ
ェザオメータの耐候性試験2000時間後の透明性が色
差計で測定したΔYI (空気を基準にしたイエローイ
ンデックス)で6.0以下である。
この値が6.0を越えると樹脂の黄色性が強まり光線透
過率が著しく低下する。耐候性樹脂用途では問題となり
好ましくない。
本発明の樹脂の製造は、特に連続溶液重合法が好ましい
。本発明の連続溶液重合の特徴はメタクリル酸メチル単
量体とアクリル酸メチル(11量体を、実質的に一定の
重合反応温度で、かつその単量体とそれらによって形成
された共重合体とが実vl的に一定の割合で存在する下
で共重合する方法において、■メタクリル酸メチルとア
クリル酸メチルの混合体の割合が全単量体重量100部
中にメタクリル酸メチルが85〜99部およびアクリル
酸メチルが1〜15部の範囲内にあり、■前記単量体と
重合体生成物の合H1のうち4()〜65重里%が前記
(11@体の重合体生成物であり、■全反応混合物の1
0〜25重d%の範囲内の特定の不活性重合溶媒の存在
下、■全反応混合物の0.001〜0.03重量%の範
囲の遊離基発生触媒と0.1〜0,3重量%の連鎖移動
触媒からなる混合触媒を用いて、重合温度120〜14
0℃で攪拌下型合し、次いで得られたメタクリル系重合
体組成物を230〜290 ’Cに加熱し、該重合体組
成物の加熱と脱気を同時に行い、しかる後に上部に充分
なる空間を有する脱気タンクにフィートし揮発成分を1
重量%未渦に低減覆ることを特徴とする高純度メタクリ
ル系樹脂の製造方法。
本発明においてメタクリル酸メチルとアクリル酸メチル
もしくはアクリル酸エチルの単量体は一定比率すなわち
、単量体100部に対してメタクリル酸メチル85〜9
9重量部、アクリル酸メチルもしくはアクリル酸エチル
1〜15重量部が好ましい。
本発明においては反応混合物中の重合反応生成物の比率
を一定すなわち全反応物に対して40〜65重量%に限
定する必要がある。この比率が40重量%に充たない場
合においては揮発成分の脱気工程への負荷が大きくなり
特に予備加熱機の伝熱面積の制約から脱気不十分になる
場合を生じ問題となる。また65%を越えた場合におい
ては重合機から予備加熱機までの配管圧力損失が大きく
反応組成物の輸送が困難となり問題である。
本発明で重合に用いる不活性溶媒は実質的に重合反応関
与しうる単量体ではな(さらに得られる樹脂の分子量を
7万〜35万の範囲に調整可能な溶媒である。
好ましい溶媒としては酢酸またはプロピオン酸のエステ
ルであり、具体的には酢酸ブチル、酢酸ペンチル、酢酸
ヘキシル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸メチル等
を用いると重合体の分子量の調整および得られた共重合
体の耐候性が良好となる。
特に好ましくは酢酸ブチルを用いることが好ましい。
さらに重合に使用する量としては10〜25重量%が好
ましい。10重量%未満であれば重合反応系の粘度が高
くなり重合反応の制御が困難になる、25重量%を越え
て使用した場合には脱気工程への負荷が急激に増大し工
業的に好ましくない。
遊離基を発生する重合開始剤としては有機過酸化物たと
えばベンゾイルパーオキサイド、クメンハイドロパーオ
キサイド、1.1ビス(tブチルパーオキシ)  3.
3.5)−リメチルシクロヘキサンジtブチルパーオキ
シサイド、アゾ系開始剤として1.1−アゾビス(1−
シクロヘキサンカルビニトリル)、2,2アゾビス(2
,4,4−1−リメチルペンタン)をもちいることがで
きる。特に、3,3.51−リメチルシク[1ヘキ1ノ
ンジブチルパーΔキシサイドか好ましい。
連鎖移動剤どじではメルカプタン類特にブチルメルカプ
タン、オクヂルメルカブタン、ドデシルメルカプタン等
を使用することかできる。
反応液の攪拌は攪拌翼の型式、形状、寸法、攪拌槽の形
状、寸法、反応液の粘度にJ:るが、ダブルヘリカルリ
ボン、ビッグドパドル型の攪拌翼か好ましい。
重合温度は120〜160℃、重合圧力は1.O・〜A
、OKg/c屑か好ましい。
(重合反応混合物から揮発分の脱気) 従来未反応上ツマー1溶剤および重合反応副生成物等の
揮発性成分を重合反応物から除去し共重合体製品を得る
基本的な方法は、重合体組成物を高温に加熱した状態で
真空雰囲気中に導き揮発分離する方法である。揮発成分
が10重量%未渦程度の場合には、多段ペン1〜イ」キ
二軸押出機等にJ:って効率的に分離可能であり、最終
的に得られたメタクリル系樹脂中に残存する揮発成分は
1.0粗量%以下であり、物性の良好なメタクリル系樹
脂成形材料、あるいは押出板を得ることができる。
揮発成分が10重量%を越える多量の場合には、多段ベ
ントイ」ぎ押出機を用いた場合、揮発成分のガス化に伴
う樹脂の発泡が激しく、ペンj〜孔か発泡したポリマー
により閉塞するという1〜ラブルが度々起こり、得られ
た樹脂の無色透明性が著しく損なわれ特に黄色性が強ま
りしかも長時間安定運転をすることは困難であった。
また多段ベントイ」き押出機を用いない場合にa3いて
は重合体組成物を胃温づることが困難であること、揮発
成分を除去した後の高粘度流体の搬送方法、さらに高温
、長時間8+)留によるポリマーの劣化、副反応生成物
等の問題を生じる。
高温長時間滞留によるポリマーの劣化、着色および副反
応生成物は本発明の目的である光学純度に優れたメタク
リル系樹脂に対して致命的な欠点になり、工業的使用に
供覆ことかできない。
従来より塊状重合、溶液重合によって″”A造した重合
体組成物から未反応単量体、溶剤おJ:び/または副生
成物等の揮発成分を除去して成形材料を製造する方法は
前述した通りスチレン系樹脂を中心に検討が進んでおり
、また、この知見にもとづきメタクリル系樹脂に関して
も特公昭52−17555号公報、特開昭50−881
97号公報などに開示されているが、これらは高温長時
間滞留によるポリマーの劣化、着色および副反応生成物
の少ない脱気プロセス方法を提供するものではない。
本発明者らは上記のごとき揮発成分を多量(35〜60
重量%)に含有する組成物を効率的に加熱し、かつ安定
な流動状態を与えつつ真空フラッシングを行い効率的に
揮発分を除去する方法について鋭意検討を行い、特定の
操作条件下に特定の装置を用いることにより光学純度に
優れたメタクリル系樹脂を長時間、安定に得ることがで
きることを見出したのである。
すなわち、本発明の脱気方法はメタクリル系重合体組成
物から揮発成分を除去するあたり該重合体組成物を23
0〜290℃に加熱し重合体組成物の加熱と脱気を同時
に行いしかる後に−1一部に充分なる空間を有する脱気
タンクにフィードし揮発成分を1重量%未満に低減する
ことを特徴とする。
本発明の特徴はフラットプレー1・型予備加熱板を用い
ることにより、重合体組成物の加熱と揮発成分の脱気を
効率的に行うことによって重合体組成物の温度を実質的
にポリマーの熱劣化を起こさない温度にコントロールす
ることを見出した点にあり、さらに重合体組成物の加熱
と流動の制御を最適化し熱劣化の少ないメタクリル樹脂
を得る方法を見出した点にある。
本発明方法においては重合体組成物の加熱は加熱板を用
いて行い、加熱板の温度条件を200〜290℃特に好
ましくは220〜270℃にすることが好ましい。
昇温された重合体組成物は加熱板と加熱板等の間隙に形
成された狭い出口を通して真空ないしは大気圧雰囲気に
放出される。狭く絞られた出口の機能は第一は重合反応
領域と脱気領域の境界として必要な圧力損失を生じさせ
ることであり、第二は放出される重合体組成物の流速を
高くすることである。
本発明に43いでは脱気条件が樹脂の色調の点から特に
重要であり、高温、長口)間の条イ1をできる限り避り
る必要がある。
本発明で使用づる脱気タンクは高真空状態である為、瞬
間的に急激な揮発とそれにJ:る発泡を生じ、その結果
非常に大ぎな蒸発面積を形成し、効率的に短時間で揮発
分を除去できる。
脱気タンクの下部にはギヤポンプを設置しポリマーを短
時間の払いだしを容易にする。
加熱温度、脱気圧力は重合体組成物中の残存揮発分が充
分低減できるようにコントロールする。
最適条件は、200へ一250’Cl2O〜1001〜
−ルである。
粘度は数千ボイズ−数万ポイズに変化し、非常に粘調に
なるが本発明方法の場合滞留時間は通常1〜20分であ
る。滞留時間が長くなると樹脂の着色劣化が生じ易く、
本発明の目的の光学純度に優れた樹脂をうろことは困難
である。
[実 施 例] 以下実施例で本発明を説明する。なお、測定法は以下の
通りである。
(GPCによる分子量の測定) GPCによる分子量の測定は、ゲルクロマトグラフィ 
(基礎編)弐田他著:講談社発行、97〜122ページ
記載にもとづき次のようにして測定した。
カラムとしてH2C−20,50(島津製作所株製)2
本を使用し、プレッシャケミカル社製の標準ポリスチレ
ンを用いて検量線を作った。共重合体75■をメチルエ
チルケトン30m1に溶解した試料溶液を用いて得られ
た溶出曲線を等分割し、分割点における高さを測定し次
式によりMyを求める。
Mw=Q11Σ(Hi xMi(p))/QpΣHiた
だしHiは分割点における溶出曲線の高さ、M i (
p)は分割点iにおける標準ポリスチレンの分子量、Q
m、Qpは共重合体とポリスチレンのQ因子であり、そ
れぞれ40と41とした。
(熱分解性指数αの測定) 熱分解ガスクロマトグラフィーを用い、450 ℃で共
重合体をN2雰囲気下で分解させ60分間に分解する全
分解ガスを検出精算しこれをXとし、270℃で30分
間に分解発生するガスを積算しこれをYとし、熱分解指
数α−Y/Xとしてαを計算した。
(耐候性試験) 樹脂を5オンス射出成形機を用いて成形し50X90X
3mmの試片を得た。
スガ試験機■社製つェザオメータ(HCHB−EM型)
に上記射出成形試験片(50X90X3mm)を所定の
治具に固定し、2000時間暴露した。
(色差計によるΔYIの測定) 耐候性試験前後のサンプルを日本分光社製色差計にセッ
トしYl値を測定した。
実施例 1 第1図に示す装置で製造した。すなわち重合フィード液
としてメタクリル酸メチル78重量%、アクリル酸メチ
ル2重量%、酢酸ブチル2o重量%、3.3.5−トリ
メチルシクロヘキサン−ジ−t−ブチルパーオキサイド
150ppm、オクチルメルカプタン2500ppmを
配合し連続的に、窒素−フイード液向流接触塔(窒素−
フイード比−1150重量%)に供給し原料フィード液
中に溶存する酸素濃度を0.55ppmとし、ポール社
製フィルター(0,5μ以下の粒子カット率85%)を
使用し0.5〜25μの微粒子を300個/(フィード
液1m1)に低減した高純度フィード液を第1図の完全
混合槽■に供給する。
重合条件は重合温度が135℃1重合圧力が1,3kg
 / aa 、単量体の重合転化率は62.5%、重合
系の固体成分比率は50%であった。
反応の結果、GPCで測定した重合平均分子量(My)
10万のメタクリル樹脂50%と開始剤、連鎖移動剤の
残留物、分解物、溶剤50%を含む共重合体組成物を得
た。これを第1図の定量ポンプ■により定常的に取り出
して、加熱板■で260℃に加熱し、加熱板間の間隙を
通して脱気タンク■に流延落下せしめる。脱気タンクは
301・−ル、260℃に維持し残存揮発成分を除去す
る。脱気されたポリマーと、220℃で溶解したチヌビ
ンP(日本チバガイギー社製)をポリマーミキサー■で
混練したのち、オリフィス■を通して、押し出した。
得られたペレットの残存ダイマーは22ppm 、残存
単量体2500ppm 、残存酢酸ビニルは1100p
pであった。
5オンス射出成形機で試験片を作成した。外観は無色透
明であった。
ウェザオメータ2000時間、暴露後の試験片を、色差
計で測定したΔYIは5,11、熱分解性指数αは1.
9であった。
比較例 1 実施例1において酢酸ブチルの替わりに酢酸ブチル20
重量%を用いる以外は実施例1と同じ装置、操作を行っ
た結果、得られた樹脂のウエザオメータ、2000時間
暴露後のΔYIは17.5であった。
比較例 2 実施例1において重合フィード液として、メタクリル酸
メチル97.5%、アクリル酸メチル2.5%、ジター
シャルブチルパーオキサイド50ppI111オクデル
メルカプタン1500pplnを用い、重合温度は16
0’C,重合斥力は3.9Kg/c屑単伍休の重合体加
率は65%、重合系の固形成分比率は50%である以外
は実施例1と同じ装置、操作を行った結果、11ノられ
た樹脂の・クエザオメータ、2000時間暴露後のΔY
lは4.75であったが、揮発成分としてダイマー33
00ppm 、残存単量体2800ppmであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製造方法に用いる装置の1例を示す工
程図である。 ■・・・完全混合槽 ■・・・定量ポンプ ■・・・加熱板 ■・・・脱気タンク ■・・・ポリマーミキサ ■・・・オリフィス 特許出願人 旭化成工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、メタクリル酸メチル単位85〜99重量%とアクリ
    ル酸メチル単位、またはアクリル酸エチル単位1〜15
    重量%からなる共重合体であって、(1)GPCで測定
    した分子量(Mw)が70,000〜150,000、
    (2)揮発成分としてダイマーが10〜1000ppm
    、残存単量体が500〜2500ppm、残存不活性溶
    媒が10〜300ppm、(3)熱分解指数αが3.0
    以下、(4)サンシャインウェザオメータの耐候性試験
    2000時間暴露後の透明性が色差計で測定したΔYI
    で6.00以下である高純度メタクリル系樹脂。 2、メタクリル酸メチル単量体とアクリル酸メチル単量
    体を、実質的に一定の重合反応温度で、かつその単量体
    とそれらによって形成された共重合体とが実質的に一定
    の割合で存在する下で共重合する方法において、(1)
    メタクリル酸メチルとアクリル酸メチルの混合体の割合
    が全単量体重量100部中にメタクリル酸メチルが85
    〜99部およびアクリル酸メチルが1〜15部の範囲内
    にあり、(2)前記単量体と重合体生成物の合計のうち
    40〜65重量%が前記単量体の重合体生成物であり、
    (3)全反応混合物の10〜25重量%の範囲内の特定
    の不活性重合溶媒の存在下、(4)全反応混合物の0.
    001〜0.03重量%の範囲の遊離基発生触媒と0.
    1〜0.3重量%の連鎖移動触媒からなる混合触媒を用
    いて、重合温度120〜140℃で攪拌下重合し、次い
    で得られたメタクリル系重合体組成物を230〜290
    ℃に加熱し、該重合体組成物の加熱と脱気を同時に行い
    、しかる後に上部に充分なる空間を有する脱気タンクに
    フィードし揮発成分を低減することを特徴とする請求項
    1記載の高純度メタクリル系樹脂の製造方法。 3、不活性な重合溶媒として酢酸ブチルまたは酢酸ヘキ
    シルを用いることを特徴とする請求項2記載の高純度メ
    タクリル系樹脂の製造方法。
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Cited By (1)

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WO2007060891A3 (ja) * 2005-11-24 2007-09-13 Asahi Kasei Chemicals Corp メタクリル樹脂及びその製造方法

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