JPH022074Y2 - - Google Patents

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JPH022074Y2
JPH022074Y2 JP12173680U JP12173680U JPH022074Y2 JP H022074 Y2 JPH022074 Y2 JP H022074Y2 JP 12173680 U JP12173680 U JP 12173680U JP 12173680 U JP12173680 U JP 12173680U JP H022074 Y2 JPH022074 Y2 JP H022074Y2
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JP
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cap
rotor
magnetic pole
output shaft
nut
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JP12173680U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は回転運動を直線運動に変換して出力す
るステツプモータに関する。
従来の斯かるステツプモータにおいては、直線
運動する出力シヤフトのストロークが所定範囲を
越えないためにストツパが設けられている。しか
しながらステツプモータの駆動力が強いと、スト
ツパにおいて喰い付き現象を起こし、出力シヤフ
トの逆方向への駆動が円滑に行なえなくなつた
り、ストツパを損傷する等の欠点があつた。
本考案は斯かる状況にかんがみなされたもので
あり、ストツパが損傷したり、喰い付き現象が生
じるおそれが少いステツプモータを提供すること
を目的とする。
以下図を参照して本考案の一実施例を説明す
る。
図において10はナツトであり、その中心孔1
1には螺子状溝12が形成されていると共に、上
下には水平面13,14が形成されている。さら
に螺子状溝12の両端部の接線方向に連通して縦
溝15が、また縦溝15と連通して横溝16が各
各形成されている。17はナツト10に被覆され
るキヤツプであり、ナツト10の外形と対応した
形状の凹部18を有している。すなわちキヤツプ
17の水平面19,20は、ナツト10の水平面
13,14と各々対応しており、被覆された状態
においてナツト10の中心孔11はキヤツプ17
の中心孔21と同軸となるようになつている。ナ
ツト10の下面と接するキヤツプ17の平面部2
2上には突起23,24が形成されている。突起
23は中心孔21内に突出しており、螺子状溝1
2の端部から押し出されたボール25(第9図参
照)がその先端に当接し、ナツト10の縦溝15
を上昇するよう案内するようになつている。突起
24はナツト10の縦溝15を上昇してきたボー
ル25に当接して、ボール25をナツト10の横
溝16内に案内するようになつている。横溝16
から押し出されたボール25は、ナツト10の他
方の側面に被覆されたキヤツプ17の突起24に
当接し、他方の縦溝15(第1図において破線で
示す)内を下降し、再び螺子状溝12内に押し出
されるようになつている。すなわち突起23は螺
子状溝12と縦溝15との連接部に、また突起2
4は縦溝15と横溝16との連接部に、各々対応
する位置に形成してある。これらナツト10及び
キヤツプ17は、ステンレス鋼、クロムモリブデ
ン鋼、青銅鋳造合金等により鋳造成形するか、合
成樹脂によりモールド成形する等して、各部の形
状を正確に、一体に形成することができる。
第8図はナツト10とキヤツプ17とを他の関
連部品と共に組立てた状態の断面図を、また第9
図はその組立図を各々表わしている。螺子状溝2
6を有する第1の出力シヤフト27は、突起28
を有する第1のストツパ29を介して第2の出力
シヤフト30と結合された後、左右両側から2個
のキヤツプ17により被覆されたたナツト10の
中心孔11内に挿入され、その端部には突起31
を有する第2のストツパ32が固定される。縦溝
15、横溝16には複数個のボール25が、出力
シヤフト27を回転しつつ挿入される。その後蓋
部材33がネジ等の手段(図示せず)により、ナ
ツト10の水平面13上に固定される。キヤツプ
17の円形平面部に形成された突起34は、スト
ツパ29,32の突起28,31と係合してスト
ツパ29,32における喰い付き現象を防止する
ものである。またキヤツプ17の円筒面部に形成
された突起35は、後述するロータの凹部と係合
し、突起28,31と突起34とが当接する際の
ロータとステータの磁極の相対角度を調整するた
めのものである。
第10図は第8図に示す組立体をモータに装着
した場合の断面図であり、図において、36はケ
ース、37はケース36に固定されたブツシユで
ある。ケース36には所定の数のN極及びS極が
交互に円周方向に配列された環状の永久磁石より
なるステータとしての磁石板38が固定されてい
る。磁石板38の内周面上にはボールベアリング
39が設けられており、キヤツプ17を回転自在
に支持している。キヤツプ17には磁石板38の
極数と同数の磁極歯を有する略円板状の磁極より
なるロータ40が固定されている。ロータ40の
内周面にはキヤツプ17の円筒面上に設けられた
突起35と係合する凹部43(第11図及び第1
2図参照)が複数個設けられている。これにより
突起35と係合する凹部43を適宜選択して、第
2の出力シヤフト30が右端又は左端に移動し、
ストツパ29又は32の突起28又は31がキヤ
ツプ17の突起34と当接する場合における衝撃
が小さくなるようにロータ40とキヤツプ17の
固定位置を調整することができる。すなわちロー
タ40とステータとしての磁石板38の磁極の相
対角度を調整し、両者間の吸引又は発撥力が小さ
いときストツパ29又は31にキヤツプ17が当
接するようにする。41はケース36に固定され
たボビン42に巻回されたコイルである。
次に動作を説明する。2個のロータ40の磁極
歯は相互に電気角において90度ずれているので、
4相の励磁コイルを有する2個のコイル41にパ
ルス信号を供給すると、2個の励磁コイルが常に
励磁された状態となり、2個のロータ40の磁極
歯には各々S極又はN極が励磁され、磁石板38
との間に吸引又は反撥力が生じロータ40が回転
する。ロータ40は1つの入力信号により360度
を極数の1/2の数で割つた値に等しい角度だけ回
転する。ロータ40が回転するとキヤツプ17、
ナツト10が一体に回転するので、ボール25が
押圧され、第1の出力シヤフト27が回転しつつ
左又は右に移動し、この左右方向への運動が第2
の出力シヤフト30へ伝達される。このときボー
ル25はキヤツプ17に突起23,24が設けら
れているので円滑に循環する。出力シヤフト2
7,30が右端又は左端に移動してきて、突起3
4が突起28又は31に当接したとき、ロータ4
0と磁石板38との間に生ずる吸引力は反撥力は
小さくなるように両者間の角度を調整してあるか
ら、衝撃は小さく、突起28,31,34が損傷
したり、喰い付き現象が生じるおそれは少い。従
つて円滑に再び逆方向へ出力シヤフト27,30
を駆動することができる。
尚、本実施例によるパルスモータは、永久磁石
をステータ、磁極をロータとしたものを示した
が、その逆の構成であつてもよく、また、ストツ
パ機構としてボールスクリユ機構のキヤツプに突
起34を設けたが、これを別部材による独立した
キヤツプに突起を設けて、ロータ中心部に固着し
たものであつてもよい。
以上の如く本考案においては、キヤツプの円筒
面上に突起を設け、ロータに該突起と係合する凹
部を複数個設け、出力シヤフトが右端又は左端に
移動してストツパと当接する際の吸引力は反撥力
を調整可能にしたので、突起あるいはストツパが
損傷したり、喰い付き現象が生じるおそれが少
い。
【図面の簡単な説明】
図はいずれも本考案に係り、第1図はナツトの
平面図、第2図はそのB−B線断面図、第3図は
キヤツプの平面図、第4図はそのC−C線断面
図、第5図は第3図の一部拡大図、第6図はその
側面図、第7図は第4図の一部拡大図、第8図は
ナツト及び関連部品の結合関係を表す断面図、第
9図はその組立図、第10図はステツプモータの
断面図、第11図はロータの平面図、第12図は
そのA−A線断面図である。 10……ナツト、15……縦溝、16……横
溝、17……キヤツプ、23,24,28,31
……突起、40……ロータ、43……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の極数の永久磁石と、該永久磁石の極数と
    同数の磁極歯を有する磁極と、該磁極を励磁する
    コイルと、上記永久磁石又は磁極の一方よりなる
    ロータに固定されたキヤツプと、該キヤツプ内に
    嵌合固定されたナツトと、該ナツトに螺合される
    と共に直線運動のみ可能に軸支され、ナツトの回
    転に伴つて直線運動する出力シヤフトと、該出力
    シヤフトの直線運動における突出及び後退位置の
    終端において交互に当接するキヤツプの両端面と
    出力シヤフトの螺合部両端に形成された突起と、
    上記キヤツプの周面に形成された係合用突起と、
    上記ロータの上記キヤツプが嵌合される内周面に
    上記係合用突起が係合される複数の係合用凹部と
    を形成し、上記ロータに対する上記キヤツプの取
    付角度を上記係合用突起と凹部との係合位置を変
    えることにより行えるようにし、上記出力シヤフ
    トの直線運動の終端位置においてロータと上記磁
    極歯又は永久磁石の他方よりなるステータとの間
    で生じる吸引、反撥力が小さくなるように調整可
    能としたことを特徴とするステツプモータ。
JP12173680U 1980-08-29 1980-08-29 Expired JPH022074Y2 (ja)

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JP12173680U JPH022074Y2 (ja) 1980-08-29 1980-08-29

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JP12173680U JPH022074Y2 (ja) 1980-08-29 1980-08-29

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JPS5745289U JPS5745289U (ja) 1982-03-12
JPH022074Y2 true JPH022074Y2 (ja) 1990-01-18

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JP12173680U Expired JPH022074Y2 (ja) 1980-08-29 1980-08-29

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EP2051353B1 (de) * 2007-10-15 2019-02-20 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Antriebseinheit

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JP7105557B2 (ja) * 2017-11-27 2022-07-25 Ntn株式会社 電動アクチュエータ

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