JPH0220678A - レーザビーム・アラインメント方法及び装置 - Google Patents

レーザビーム・アラインメント方法及び装置

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JPH0220678A
JPH0220678A JP1129986A JP12998689A JPH0220678A JP H0220678 A JPH0220678 A JP H0220678A JP 1129986 A JP1129986 A JP 1129986A JP 12998689 A JP12998689 A JP 12998689A JP H0220678 A JPH0220678 A JP H0220678A
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ビンセント・アンドリュー・トス
Mariann C Stroster
マリアン・キャサリン・ストロスター
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本願は1987年9月15日付にasner他の米国特
許第4,694,136号及びHalfkins他の米
国特許第4.894,137号の関連出願である。
本発明はレーザ溶接装置、特に原子炉用蒸気発生器の細
管内にスリーブを溶接する溶接装置に使用するレーザビ
ームアラインメント方法及び装置に係わる。
管形熱交換器や原子炉用蒸気発生器の細管の欠陥部分を
修理するため管内にスリーブを溶接する種々のレーザ溶
接方法が上記関連特許に記載されている。しかし、原子
炉用蒸気発生器のチャンネルまたはへラダー内にこのよ
うな溶接装置を物理的に取り付けることには困難が伴な
う。高出力レーザをターゲットまたは溶接部位とアライ
ンメントさせることにも困難が伴なう。
第1図は上記関連特許のそれぞれに開示されている公知
レーザビーム・アラインメント装置を示す。ここではH
awkins他の特許第4,694.137号に基づい
て公知システムを考察するが、にasner他の特許も
同様のシステムを開示している。
第1図に示すビーム搬送システム10はレーザビーム・
トランスミッタ、例えば、ビーム・トランスミッタ14
の高出力レーザ12から物理的には接続していない遠隔
のレーザビーム・レシーバ、例えば、ビーム・レシーバ
16へビームを送るビーム搬送システム10と連携する
装置を利用してシステム構成成分をアラインメントさせ
ることによりビームを最適光路に沿って進行させる。
レーザを正しくアラインメントさせれば、高出力ビーム
がビーム搬送システム10または蒸気発生器18の構成
成分に衝突することがなく、このような衝突に起因する
損傷を防止することができる。ビーム搬送システムの初
期アラインメントには低出力ビーム検出器22及びいく
つかのビデオカメラ24またはその他の視覚的モニター
装置と共に可視光線源として低出力HeNeレーザ20
を利用する。
トランスミッタ14とレシーバ16をアラインメントさ
せたら、例えばHawkins他の特許に開示されてい
るように、適当な検出器を利用して高出力レーザ12を
搬送システムとアラインメントさせ、次いで高出力レー
ザ12を作動させ、レーザビーム・トランスミッタ14
に向け、該トランスミッタから遠隔のレーザビーム・レ
シーバ16へビームを送る。高出力ビームの直径をレン
ズ系26によって縮小し、再びコリメートして溶接ヘッ
ド28に当てる。ビームは蒸気発生器18の細管32内
のスリーブ30に当てられる。溶接作業中、溶接ヘッド
28を回転させることによりスリーブ30と細管32の
間に澗れ防止シールを形成する。
Hawkins他の特許に開示された構成では、システ
ムを正しく作用させる前に高出力レーザ12、レーザ・
トランスミッタ14及びレーザ・レシーバ16をそれぞ
れ位置に据え付け、かつアラインメントさせねばならな
い。据え付けとアラインメントは原子炉用蒸気発生器1
8の周辺装置が接近を妨げるためしばしば困難を伴なう
。また、場所によって蒸気発生器が一様でないことが多
く、蒸気発生器のタイプに応じて据え付は及びアライン
メントの手順を変えねばならないことが多い。
個々の蒸気発生器に伴なう問題点のほかに、高出力レー
ザ12をスリーブ30の溶接部位とアラインメントさせ
ることも容易ではない。高出力レーザ12は修理すべき
細管32から約10フイートあるいはそれ以上のところ
にある。
Hawkins他の特許及びその他の関連出願から明ら
かなように、トランスミッタ14及びレシーバ16はビ
ーム偏向ミラー36が装着されている可動リスト42を
有する。リスト42はHawkins他の特許に詳しく
記載されているようにモータ及び歯車機構46.48に
よって任意の位置へ駆動される。リストの正確な方向制
御及び位置ぎめは歯車に固有の低精度によって妨げられ
る。歯車48に関連するバックラッシュを数学的に計算
し、経験に照らしてこれを補正することによりリスト4
2を比較的正確に方向制御することができる。モータ4
6としては例えば1セコンドの回転に多数のステップを
要するステップモータを使用することができる。しかし
、レーザのアラインメントは正確でなければならないか
ら、歯車の潤滑も考慮しなければならない。例えば、1
つまたは2つ以上の、モータが反転すると、各歯車48
の潤滑油が歯車の歯が接触する前に接触し、従って、リ
ストは歯車48の反転に正確にかつ即座に応答しない、
歯車48が互いにしっかりと接触するように潤滑油が充
分に排除されれば、リスト42の動作をモータ46の動
作によって比較的正確に制御できる。以下の説明中にお
いて“ソフト・バックラッシュ”という場合、歯車の応
答を予測できるように2つの歯車の間の潤滑油を排除す
るのに必要な歯車8動範囲を意味する。また、“ハード
・コ。
ンタクト”という語は歯車の歯が互いにしフかつと接触
した状態を意味する。ソフト・バックラッシュから“ハ
ード・コンタクト”状態へ移動するのに必要な移動量を
計算し記録して実際のアラインメントプロセスに際して
この値を利用する。ただし、ソフト・バックラッシュは
モータによって起動される動作のタイプに応じて異なる
。もし特定のモータ/歯車セツト46.48を頻繁に、
または特定のタイム・インターバルで比較的長期間作動
させると、ソフト・バックラッシュは同じモータ/歯車
46.48を短いタイム・インターバルで一度作動させ
る場合とは異なる。モータ/歯車セット46.48が近
い過去に使用されたかどうか、即ち、数分前に使用され
たかどうかによフても異なる。従って、ソフト・バック
ラッシュはばらつきを生じ易く、レーザビームの正確な
アラインメントを極めて困難にする。
経験に照らして、モータ46及び歯車48の動作に伴な
い、このモータ及び歯車と連携するりスト42に曲げモ
ーメントまたはたわみが発生するりスト42のたわみは
高出力レーザ12のアラインメントをより複雑に、かつ
より困難にする。
広義において、本発明は高出力レーザが溶接部位に供給
すべきレーザビームを発するレーザビーム・アラインメ
ント装置に係わる。トランスミッタが光学的にレーザと
作動的に結合し、空間的に離れたレシーバにむかってレ
ーザビームを送る。
トランスミッタと光学的に結合されたレシーバはレーザ
ビームを受ける入力及び溶接部位にレーザビームを供給
する機構を有する。方向制御可能な、直交平面で作用す
る1対のビーム偏向手段を利用することにより、トラン
スミッタ出力とレシーバ入力をアラインメントさせる。
トランスミッタ入力に設けた1対の方向制御用デフレク
タによりトランスミッタの方向制御自在なビーム偏向手
段にむかってレーザビームを送る。レーザは溶接部位に
対して種々の向きで選択的に取り付けられるトランスミ
ッタの向きはレーザの向きに対応する向きに選択的に調
整される。
本発明はレーザ・トランスミッタをレーザ・レシーバと
アラインメントさせる方法にも係わる。
トランスミッタ及びレシーバはいずれもアラインメント
を指示する点でアラインメントレーザビームを受ける検
出器を有する。トランスミッタ及びレシーバは共に対応
の偏向手段を位置ぎめするためのステップ駆動手段をも
含み、この駆動手段は逆方向の回転である固有のバック
ラッシュを有する。アラインメントレーザはレシーバ及
びトランスミッタのそれぞれ対応の検出器におけるスタ
ート・ブロックでアラインメントされる。トランスミッ
タ駆動装置及びレシーバ駆動装置はそれぞれ一方向のバ
ックラッシュをゼロにするのに充分な量だけスタート・
ブロック及びアラインメント位置から駆動される0次い
で各駆動装置を反転させ、単一方向に向けることによっ
てアラインメントレーザビームを再びスタート・ブロッ
クとアラインメントさせてから、駆動装置を一方向にだ
け回転させながら逐次ステップを重ねてアラインメント
位置に戻す。
本発明の装置は下端にマンウェイ52を有し、管板54
及びこれに形成された孔に挿通された細管56をも含む
ヘラグーの断片的な部分として第2図に略伝した原子炉
用蒸気発生器50の修理を目的とする。図面には細管5
6を1木だけ示しである。蒸気発生器細管の修理に際し
ては、細管56にスリーブ58を挿入する。本発明では
、溶接部位60において円形または円周方向の溶接部を
形成することにより、スリーブ58を細管56に溶接す
る。
本発明のレーザ溶接装置70は高出力レーザ72、レー
ザビーム・トランスミツタフ4、レーザビーφ・レシー
バ76及び溶接ヘッド78を含む、本発明では、レーザ
72は出力約1000ワツトのCO2レーザである。作
動すると、高出力レーザ72は高出力ビーム80を発し
、これがトランスミツタフ4を介してレシーバ76に送
られ、さらに溶接ヘッド78によって溶接部位60に向
けられる。
トランスミッタは1対の方向制御可能なミラー82.8
4を含む。ミラー82.84を動かすことによってビー
ム80の位置または方向を調節できる。トランスミツタ
フ4はまたレーザビーム80の光路中に第1偏向ミラー
86をも含む。図示のようにレーザビームの光路中には
第2 (ji向ミラー88、第3偏向ミラー90及び第
4偏向ミラー92も配置されている。第3偏向ミラー9
0は(図示しない)マウント上で方向制御または調整自
在である。第3偏向ミラー90はまた第2図に垂直軸と
して示した軸94を中心に回転自在である。第4偏向ミ
ラー92は第3(Ji向主ミラー90共に軸94を中心
に回転自在であり、第2図に水平に示した軸96を中心
に回転することもできる。
レーザビーム80は図示のようにトランスミツタフ4の
出力98を出る。ビーム80は出力98h)ら上向きに
レシーバ76にむかって進む。
トランスミツタフ4及びレシーバ76が正しくアライン
メントした状態で、レーザビーム80は第5、第6及び
第7(g4向ミラー100.102.104にむかって
進み、これらによってイ鳥肉させられる。(鳥肉ミラー
104はビーム80を偏向させて縮小レンズ106及び
凹レンズ108を含むレンズ系を通過させ、2つの下方
偏向ミラー110.111集束レンズ114及び1つの
上方偏向ミラー112を含む溶接ヘッド78にむかって
進行させる。上方偏向ミラー112はビーム80を溶接
部位60に向ける。第5(鳥肉ミラー100は第2図に
水平線で示した軸116を中心に回転自在である。第6
 <FA向ミラー102は(第5偏向ミラー100と共
に)垂直軸118を中心に回転自在である。従って、ミ
ラー90.92.100.102をそれぞれの回転軸9
4.96.116.118を中心に操作することによっ
てトランスミツタフ4をレシーバ76とアラインメント
させることができる。  トランスミツタフ4とレシー
バ76のアラインメントを容易にするため、低出力可視
HeNeレーザ120を利用する。HeNeレーザ12
0は(図示しない)トランスミッタ筐体に取り付けられ
ている。HeNeレーザ120は可視アラインメントビ
ーム122を発する。HeNeレーザ120はトランス
ミツタフ4の出力98においてアラインメントビーム1
22が高出力ビーム80と一線になるように構成されて
いる。HeNeレーザは下記のようにして高出力ビーム
80とアラインメントさせる。図示のように第2偏向ミ
ラー88の近傍に比較的小さい方向制御ミラー124.
126を設け、HeNeレーザ120を第1の方向制御
ミラー124に当てることによってビーム122を第2
の方向制御ミラー126に向け、さらに特殊反射面12
8に当てると、該反射面128がHeNeレーザ122
を高出力ビーム80と結合する。特殊反射面128は図
示のように高出力ビーム80の光路中に直接配置され、
高出力ビームに対して約99%透明なセレン化亜鉛ビー
ム結合器117の透明窓である。結合器127の特殊反
射面128はHeNeレーザ122を約50%反射する
。従って、HeNeレーザ122は結合器127の下流
側129から高出カビーム80と同じ方向に向けられ、
その結果2つのビームが結合され、出力98へのトラン
スミツタフ4の残り部分を通して同一線となる。結合器
127は第2A図に示すように楔形を呈する。上流側1
31及び下流側129は平行ではないから、結合器12
7の第2面131または下流側からのHeNeレーザ反
射分は主要レーザビーム光路80−122からそれる。
アラインメントビーム122を利用することにより、レ
シーバ76の位置を定め、上述のように溶接を行なうた
めに高出力ビーム80がこのレシーバに当たるようにす
る。上述のようなHeNeレーザ120の構成は極めて
好都合である。なぜなら、レーザ120を取り付けてあ
らかじめトランスミツタフ4の光学系とアラインメント
させであるから、HeNeレーザ120と高出力レーザ
72のアラインメントは簡単であり、有効に達成させる
からである本発明では、高出力レーザビーム80及び低
出力レーザビーム122を検出する手段を設ける。トラ
ンスミツタフ4にはトランスミツタフ4の出力98にお
いて高出力ビーム8oの一部を高出力検出器130に向
けることにより、高出力ビーム8゜がトランスミッタの
出力98に正しくアラインメントしているかどうかを判
定する。高出力ビーム80の正しいアラインメントを確
実に行なうためレシーバ76にも高出力検出器132を
設ける。
トランスミツタフ4の出力98に近い低出力ビーム12
2の光路に後退後退自在に低出力検出器またはレシーバ
検出器134を設ける。レシーバ検出器134の目的は
後述する。レシーバ76の入力138に近い低出力ビー
ム122の光路に低出力またはトランスミッタ検出器1
36を後退自在に設ける。
トランスミツタフ4におけるレシーバ検出器134はト
ランスミツタフ4に対するレシーバ76の位置を検出す
る。レシーバ76におけるトランスミッタ検出器136
はレシーバ76に対するトランスミツタフ4の位置を検
出する。
第3図はトランスミッタ検出器136及びレシーバ検出
器134の動作原理を略伝する。レシーバ検出器134
はトランスミツタフ4の出力98の近くに取り付けられ
、トランスミッタ検出器13Bはレシーバ76の入力1
3Bの近くに取り付ける。低出力ビーム122は第3図
に示すようにレシーバ76にむかって送られる。低出力
ビーム122は半透明ミラー140を含むレシーバ検出
器134を通過するミラー140は低出力ビーム122
の一部がトランスミツタフ4とレシーバ76の間のギャ
ップを通過するのを可能にする。トランスミッタ検出器
136は反射ビーム144 として入射する低出力ビー
ム122の一部を反射させる半透明または部分反射窓1
42を有する。反射ビーム144は半透明窓またはミラ
ー140に衝突し、低出力ビーム146 としてレシー
バ光検知器148にむかって偏向させられる。
レシーバ光検知器148はトランスミツタフ4とレシー
バ76のアラインメントを特徴づける出力信号を発する
。部分反射窓142が入射低出力ビーム122に対して
直交位置にあり、トランスミツタフ4とレシーバ76が
アラインメント関係にあることを示唆すると、レシーバ
光検知器148が該当の信号を発する。
部分反射窓142は低出力ビーム122の一部を通過さ
せ、トランスミッタ光検出器150に入射させ、該検出
器150はレシーバ76に対するトランスミツタフ4の
位置を表わす低出力ビームに応答応答して信号を出力す
る。トランスミツタフ4がレシーバ76と正しくアライ
ンメントすると、トランスミッタ光検出器150が該当
の信号を出力するレシーバ光検出器148の前面149
を図示のように傾斜させることにより、さもなければ第
3図に示すシステムの光路へ反射するおそれのある光1
51を散乱させる。同様に、トランスミッタ光検出器1
50の前面153も傾斜させて光155を散乱させる。
以上に略説したトランスミツタフ4をレシーバ76とア
ラインメントさせるプロセスは反復的であり、−度では
達成されない。ただし、このプロセスにより高い精度が
得られる。アラインメントプロセスの精度及び速度を高
めるため、中央処理ユニット(CPU)158を設ける
。CPUは検出器1413.15Qのそれぞれから出力
を受信し、以下に述べるように情報を処理する。CPU
の出力はトランスミツタフ4の出力98をレシーバ76
の入力138とアラインメントさせるためビーム偏向ミ
ラー90.92.100.102の位置を制御する(第
2図)。
第4A図に示すように、ボルト・サークル162(図面
ではボルト孔を1個だけ示す)を有する蒸気発生器50
のマンウェイ・フランジ160に高出力レーザ72を取
り付ける。(図面には1本だけ示す)3本のボルト16
6を介してブラケット164がマンウェイ・フランジ1
60にレーザ72を固定する。ブラケット164及びボ
ルト166の位置を変えるだけでマンウェイ52の中心
線188を中心にレーザ72を任意の向きに位置ぎめす
ることかできる。即ち、レーザは邪魔にならない好都合
な場所に配置できる。図示のように、レーザ支持ブラケ
ット164にミラー・ボックス支持ブラケット170を
取り付ける。ミラー・ボックス172は後退自在の係合
カプラー174によって支持されるブラケット170に
結合される。ブラケット170、ミラー・ボックス人口
173及び後退自在のカプラー174は高出力レーザビ
ーム80がミラー・ボックス172に入射するのを可能
にするアラインメント孔176を有する。ミラー・ボッ
クス172の出口180は適当な孔182及びボルト・
サークル185を有するミラー・チェンバー184はミ
ラー・ボックス172の出口180と整列する内側チェ
ンバー186を有する。ミラー・チェンバー184もミ
ラー・ボックスのボルト孔185と一致するボルト・サ
ークル187を有し、このボルト・サークルの目的につ
いては後述する。図示しないが、ミラー・チェンバー1
84に形成した孔が低出力レーザビーム122の入口と
して作用する。ミラー・チェンバー184は第1及び第
2ミラー86.88及び小さい方向制御用ミラー124
.12Bを取り付けるマウントを具備する。特殊レフレ
クタ−または結合器127を図示のようにミラー筺体1
84の光路80中に配置して特殊レフレクタ−128の
下流面129において低出力ビーム122を高出力ビー
ム80とアラインメントさせる(詳細は第2A図)。
図示のように、ミラー・チェンバー1114の出口18
7に第1リスト装置188を配置する。この第1リスト
装置188は軸94を中心に回転自在である。初期アラ
インメントのため、第1リスト188に調節自在に第3
ミラー90を取り付ける。第1リスト装置188の出口
189には第2リスト装置190が結合され、軸96を
中心に回転自在である。検出器筐体192は高出力検出
器130及びレシーバ検出器134を支持する。高出力
ビーム80の光路中に高出力検出器を後退自在に位置さ
せるため、この高出力検出器にアクチュエーター194
を結合する。また、低出力ビームi22の光路中にレシ
ーバ検出器134を後退自在に位置させるため、このレ
シーバ検出器134にアクチュエーター198を結合す
る。ミラー・チェンバー184には第1リスト駆動手段
198を取り付けてあり、その出力歯車200が第1リ
スト装置188の輪歯車201と係合する。
駆動手段198は軸94を中心に360°の角度に亘っ
て第1リスト装置188を可逆駆動する。第1リスト1
88には駆動手段204が取り付けられ、これも軸96
を中心に350°の角度に亘って第2リスト190を可
逆駆動する。
レシーバ検出器134は比較的小さい孔208を有する
支持部材206に装着されたレシーバ・ミラー14Gを
含む、前記小さい孔208はビーム結合器177におけ
る多重反射によってシステム中に現われる外来光を偏向
させる。
レシーバ76(第4B図)は多くの点でトランスミツタ
フ4と似ている。レシーバ76の人口138に設けた第
3リスト装置220は軸116を中心に回転自在である
。第3リスト220の出口223に結合された第4リス
ト222は図示のように軸118を中心に回転自在であ
る。詳しくは′s2図に示したビーム縮小レンズ10B
及びコリメーター・レンズ108を含むビーム縮小装置
224に前記第4リスト222が結合されている。第3
及び第4リスト220.222は可逆駆動手段によって
適当に駆動される。
第4B図から明らかなように、第3駆動手段221iが
軸116を中心に第3リスト220を駆動する。第4リ
スト222を駆動する第4駆動手段247は第4リスト
222の陰にかくれて見えない。第3及び第4リストを
駆動するために適当な歯車機構を設けるが、この機構は
トランスミッタ部分に関して述べた歯車機構と同様であ
り、繰返し説明することは不要であろう。
溶接ヘッド装置228をビーム縮小装置224の出口2
30の付近に後退自在に設ける。溶接ヘッドは第6図に
示す下方後退位置と、上方伸張位置との間を往復移動し
て高出力ビーム80を上述のように(第2図)溶接部位
に向けることを可能にする、レシーバ76及び溶接ヘッ
ド装置228は空気圧作動カムロック234を含むカム
プレート232に取り付けられる。カムロック234は
公知の態様で管板(第2図)の空いている細管の孔と係
合する。
溶接プロセスのモニター手段としてのマイクロホン45
0をカムプレート232に固定する。
4X′)の駆動装置198.204.226.247は
全く同じであり、第5図に示すように、駆動モータ23
6、出力歯車238、中間歯車240、すべりクラッチ
241及び遊星歯車242を含み、歯車242の出力が
出力歯車200に結合される。歯車200は上記それぞ
れのリスト(188,190,220,222)におい
て輪歯車202と結合される。すべりクラッチ241を
設けることにより、もしリスト188.190.220
または222が障害物と衝突しても損傷しないようにす
る。
本発明装置の安定性を維持するためには、位置ぎめされ
たらりスト188.190.220.222がその位置
から動かないことが必要である。本発明では、適当なキ
ャブアチュアド軸受224及びピン止めベルビル座金2
46によって各リスト188.190.220.222
の可動部分を隣接の装置に固定する(例えば第4B図に
おけるリスト220〜222)。キャブアチュアド軸受
244は図示のように第4リスト222の延長部248
と第3リスト220のフランジ部分250の間に配置さ
れる。ピン止めベルビル・ウオッシャ−246はフラン
ジ250とこれと対応する第4リスト222の対向面2
52の間に挟持される。ピン254はベルビル・ウオッ
シャ−246を第3リストと共に回転するように位置ぎ
めする。ベルビル・ウオッシャ−246は駆動手段22
6が停止したらリスト220.222を静止状態に維持
するための摩擦を発生させる。なお、リストを位置ぎめ
したら、このリストの駆動手段を、輪歯車202に作用
する出力歯車200の残留圧を除くのに充分なカウント
数だけ反転させ、リストがその所期位置からずれないよ
1うにする。図示のようにベルビル・ウオッシャ−24
6をピン止めすることにより、万一座金の位置がずれた
時に座金の形状及びサイズの変化がリスト220.22
2及び連携部材のアラインメント精度を狂わせないよう
にする。なお、第4リスト222は第1及び第2リスト
に関して述べたのと同様の構成でビーム縮小装置224
に結合されている。
各駆動手段198.204.226.247は連結歯車
251を介して出力歯車200と作動的に結合するポテ
ンシオメータ−253もを含む、ポテンシオメータ−2
53の回転位置は特定リストの概略位置を指示する、ポ
テンシオメータ−253の出力を利用してシステム中に
おける各リストの位置を概則する。
トランスミツタフ4(第4A図)には、レシーバ76の
予期される方向にほぼ向けられたトランスミッタ・ビデ
オカメラ252が装着されている。
同様に、レシーバ76(第4B図)にもトランスミツタ
フ4に向けられた小さいレシーバ・ビデオカメラ256
が装着されている。トランスミツタフ4とレシーバ76
を整列させる時、オペレーターは隣接構造上に低出力ビ
ーム122(第3図)を探すと同時にレシーバ76を探
し、両者を一致させればよい、同様に、オペレーターは
反射ビーム144 (第3図)を観察することによりレ
シーバ76の動作を制御し、これをトランスミツタフ4
の方向に移動させ、トランスミツタフ4に向ければよい
。上述した種々のモータ装置における各モータ236は
360°リスト回転につぎ732,000ステツプまた
は1セコンド・アーク回転につき0.6ステツプ割り当
てられたC11fton Precision mod
el 1l−5HBD−47ABのような高精度ステッ
プモータである。
モータ236はモータ及び連携のリスト装置を極めて正
確に位置ぎめするためカウント数を追跡するコンピュー
ター(例えば、第3図のCPU158)によって制御さ
れる。
事情が許せば、第4A図に示すように、高出力レーザ7
2をマンウェイ・フランジ160に直接ボルト止めして
もよい、ただし、隣接構造が邪魔になる場合には、ボル
ト・サークル162を利用してマンウェイ・フランジ1
60に対して任意の好都合な位置へ回転させればよい、
ミラー・ボックス172及びミラー筐体184のボルト
・サークル185.187はマンウェイ・フランジ16
0のボルト・サークル162に対して割り出される。即
ち、マンウェイ・フランジ160の任意のボルト孔を利
用してレーザ72を蒸気発生器50に固定する場合、ボ
ルト・サークル185.187によりミラー・ボックス
172及びミラー筐体184の相対位置を対応の所定関
係に調整する。このようにしてトランスミツタフ4は常
にマンウェイ孔52に既知の向きに、即ち、ホームポジ
ションと呼ばれる向きに配置される。
システムのすべての測定値はトランスミツタフ4のホー
ム・ポジションを起点として求められる。
本発明では、マンウェイ孔に対してレーザ72の方向制
御をやり直すことが可能であり、多くの場合必要である
。第4C図はブラケット164とマンウェイ・フランジ
160の間にテーパー・シム270を配置した構成を示
す。第4C図の場合、テーパー・シム270はレーザ7
2の方向をマンウェイ・フランジ180の平面に対して
30°だけ修正する。レーザ72をこのような向きにす
る場合には、ミラー・ボックス172に対するレーザ7
2の位置が第4A図に示す構成における位置と正確に同
じでない限り、方向制御用ミラー82.84の方向と修
正または調整しなければならない。状況によってはマン
ウェイ孔52におけるレーザ72及びトランスミツタフ
4の位置をシフトする必要がある。このためには、第4
A図に示すように単数または複数の扁平シム272を使
用すればよい。
出力検出器274(第2.4A及び13図)を後退自在
に高出力レーザの光路中に配設する。この出力検出器2
74を利用することにより、レーザ72の動作を徹かく
調節し、ミラー・ボックス172に固定された空気圧式
リンケージ277(第13図)を介して枢動マウント2
76を中心に検出器を回転させることによって前記出力
検出器274を後退させる。
第2及び4A図に示すようにブラケット170にレーザ
アラインメント装置278を設ける。レーザアラインメ
ント装置278は高出力レーザ72からレーザビームを
受光してレーザ調整情報を出力し、オペレーターはこの
情報を利用することにより高出力レーザ72内に設けた
(図示しない)空洞ミラーを調節することができる。
レシーバ76及び溶接ヘッド228を支持するカムプレ
ート232の詳細を第6及び7図に示した。
カムプレート232は円筒カプラー300を介して(図
示しない)ロボット・アームに装着することができる。
カプラー300はカムプレート232の円筒孔302に
配置され、軸受304によって円形孔内に支持される。
心立てバー306の一端をカプラー300の上側にピン
連結部308において固定し、他端をピン連結部310
によってカムプレート232に連結する。従フて、円形
孔302内でのカプラー300の回転量は著しく制限さ
れる。カプラー300の上面313には対向する偏倚部
材312を設けてあり、該偏倚部材は心立てバー306
の両側と係合してこれをカプラー300の直径方向中心
線316と整列させようとするばね付勢ビン314を含
む。このようにして心立てバー306に可撓性が与えら
れるからカム・ブレイード232装着されているカムロ
ック234は工業的目的に必要な可撓度と裕度をもって
管板の孔と係合することができ、しかも、カムプレート
232を位置ぎめするロボット・アームに対してカムプ
レート232を極めて正確に心立てすることができる。
これに関連して、1対のカムロック234を示す第7図
上部を参照されたい、同図においてカムロック234の
うちの下方カムロックはカムロック234と正確に一致
する円形孔320内に位置するが、第7図上方のカムロ
ック234はやや楕円形の、カムプレート232に対し
てカムロックが横移動することを可能にする孔322内
に取り付けられている。従って、もし管板孔がカムロッ
ク234の間隔と正確に一致しない場合でも、ある程度
の横方向自由度があるから、管仮に挿入する際にカムロ
ック234を相対的に横移動させることができる。同様
に、6立てバー306によってカプリング300に可撓
性が与えられるから、管孔へのカムロック234の挿入
及び抜き取りが可能となり、カムプレートを管仮に対し
て正確に位置ぎめすることかできるこれにより、溶接す
べきスリーブと細管に溶接ヘッド228を係合させるこ
とができる(第2及び6図)。
(以 下 余 白) カムプレート232を管板54と確実に係合できるよう
にするため、入れ子式フィーラ−330を設ける。入れ
子式フィーラ−330はカムプレート232の上面33
2から突出するように偏倚させられている。各フィーラ
−330の上方尖端334はロボットのアームがカムプ
レート232、溶接ヘッド228及びレシーバ−76を
種々の管位置へ操作するのに伴なって管板54と係合す
る。カムプレート232が管板54の近傍に位置ぎめさ
れ、カムロック234が位置ぎめされ、かつロックされ
ると、フィーラ−332の上方尖端334が管板54と
係合し、同時にカムプレート232の上動に伴なってフ
ィーラー330が圧縮される。各フィーラ−330と連
携する(図示しない)ポテンシオメータ−は圧縮度、従
って、カムプレート232と管板54の整列を示す出力
を提供する。3つのフィーラ−330のそれぞれが完全
に圧縮されると、カムプレート232は正しく位置ぎめ
される。システムのオペレーターがレシーバ−76を正
しく位置ぎめするのを助ける手段として、カムプレート
232の下側にビデオカメラ338を設け、視詔口34
0を通してカムロック234を視認する。
溶接ヘッド228を細管及びスリーブ56.58と正し
く整列させることができるようにするため、溶接ヘッド
228に第6.9及び10図に示す特殊なマウントを設
ける。溶接ヘッド228は回転可能ベース352に取り
付けられる管状部分350を含み、回転ベースは(図示
しない)モータによって駆動される。溶接管350はベ
ース352のねじ付き突出部354に螺着される。原子
炉用蒸気発生器の細管内へのスリーブの溶接に要求され
る精度を考慮して、ベース352に浮動軸受を設け、管
350の中心軸351に沿って溶接管350をレーザビ
ーム80と正しく整列させることができるようにする。
第10図は第9図10−10線におけるベース352の
オフセット断面図である。ベース352は(図示しない
)モータによって駆動される上方駆動部材356、被駆
動部材358及び調整板360を含む。
ねじ付き突出部354を有する被駆動部材358はねじ
362によフて駆動部材356に固定される。被駆動部
材358の垂下縁364は第10図に示すようにこれと
対応する駆動部材356の上面366と当接する。調整
板360は被駆動部材356の上に設けられ、インボー
ド・ボルト368によって該部材356に固定する。調
整板360は駆動板356のねじ孔372にボルト37
0を螺入することによって駆動部材356にも固定する
。被駆動部材358の孔374はオーバーサイズであり
、ボルト370を摺動自在に押通させることができる。
また、ボルト370の位置において被駆動部材358の
垂下縁364は矢印377で示すように駆動部材から間
隔を保っている。オペレーターはボルト370の締め具
合を調節して被駆動部材358を駆動部材356に圧接
させればよい。
これにより、ビーム80に対する溶接管350の整列を
調節することができる。従って、各ボルト370の締め
具合を調節することによフて溶接管350とビーム軸線
との整合を図示のように最終調整できる。溶接作業中、
溶接管350の内部チェンバー378にはパージまたは
シールド・ガスが供給される。パージ・ガスが供給され
るチェンバーを0すング376がシールする。
駆動部材356の下端はねじ付き部分380及び“V″
字形軸受384として取り付けられた上下軸受部材を有
する(第6及び8図)、駆動部材356の軸受面382
は”■”字形軸受384の上下対向面385と係合する
。対向面385は円形軸受の扁平セグメントの形態を取
る。“V”字形軸受面384と対向するねじ付きバー3
86ばばね偏倚させられて駆動部材356の下端のねじ
付き部分380と当接する、ねじ付きバー386は被駆
動部材のねじ付き部分380と螺合するねじ付き部分3
88を有する。ねじ付きバー386をばね偏倚などによ
って分割軸受面385の方向に適当に固定することによ
り、駆動部材356を回転自在に、ただし密着状態に軸
受384内に固定する。軸受384は上下軸受382を
収容する円筒形の凹部390を有する。この凹部390
は細長く、上下軸受382の軸方向移動を可能にする。
溶接作業中、溶接ヘッド228が回転すると、駆動部材
356がねじ付きバー386の螺条に沿って回転し、溶
接ヘッド228が上昇または下降する。即ち、上下軸受
382は分割軸受384に係合して回転するだけでなく
、第6図に示゛すように自由に上下動する。溶接作業中
、溶接管350が(図示しない)モータによって回転駆
動され、細管及びスリーブ56.58内にらせん形溶接
部を形成する。溶接作業が終るごとに、溶接管の方向が
反転し、軸受382が下方のホーム・ポジションに移動
する。
第11及び12図は第2.4A及び13図に示す方向制
御用ミラー82.84の駆動機構400をそれぞれ平面
図及び断面図で示す。方向制御用ミラー駆動機構400
は歯車406及びこれと連結している親ねじ408を駆
動する駆動モータ402を含み、親ねじ408はねじ付
は孔410に取り付けられている。モータ402が時針
または反時針方向に回転すると、歯車404が歯車40
6及び親ねじ408を上下いずれかの方向へ駆動する。
親ねじ408の上端には玉軸受412を設けである。ミ
ラー・プレート414はピボット416を中心に親ねじ
408によって旋回駆動される。ミラー・プレート41
4はばね付勢ビン420によりフレームまたはモータ・
ベース418に固定される。第11図は2組のモータ4
02、親ねじ408及びばね付勢ビン420が図示のよ
うにピボットビン位置41Bにおいて交差する直交軸4
22.424を中心にミラー・プレート414を駆動す
る場合を示す。方向制御用ミラー82.84は方向制御
自在に取り付けられ、所期のビーム位置80に対応する
中心!、lI428の交差点にレーザ・エネルギーを向
け、6立てすることができる。
本発明では、トランスミツタフ4とレシーバ76のアラ
インメントが一連の手動ステップ及び後述する一連のコ
ンピューター制御自動ステップによって達成される。視
認によるトランスミツタフ4とレシーバ76のアライン
メントはビデオカメラ252.256(第4A−4B図
及び第5図)で可視レーザビーム122及び反射レーザ
ビームエ44(第3図)を観察することによって達成さ
れる。視認によるアラインメント達成後、低出力レーザ
ビーム122がほぼトランスミッタ検出器150上に、
反射ビーム144がほぼレシーバ検出器14B上に来れ
ば手動による粗アラインメントが得られたことになる。
オペレーターは駆動機構198.204.242.24
7の各モータ236(第2.4A、4B図)を、トラン
スミツターフ4とレシーバ76を粗アラインメントさせ
るように視覚によって得た各モータの位置から数えた任
意のカウントにセットすればよい。トランスミツタフ4
とレシーバ76をこうして粗アラインメントさせたら、
Richard P、Paul (マサチューセッツ工
科大学、1981年)著″Robot Manipul
atfons:Mathematics、Progra
mming and Cantrot”に記載されてい
る幾何学的及び運動学的関係から得られる記憶されてい
る数式を利用して、CP U 158が裕度が比較的大
きい特定の“スタート・ブロック”において各ビーム1
22.144をアラインメントさせる0次いでモータ2
36を作動させて駆動機構1911.204.226.
247をスタート・ブロックから離脱させると共にアラ
インメント状態の所期最終位置から離脱させることによ
ってシステムに全バックラッシュを作用させる8次いで
モータ236を反転させて駆動機構198.204.2
42.247を方向反転させることによりシステムから
アラインメント方向へのすべてのバックラッシュをでき
るだけ小さくする。即ち、ビーム122.144は先ず
スタート・ブロックに戻され、次いで正確なコンピュー
ター制御により、プログラムされているシーケンスに従
って正確な所期アラインメント位置へ移動させられる。
コンピューター・プログラムが最終アラインメントプロ
セスを制御する。コンピューター・プログラムはアライ
ンメント手順に際して下記のようないくつかの重要な要
因を考慮する。
4つのリストtaa、190.220.222はそれぞ
れ対応の駆動機構198.204.242.247によ
り、また正確に制御できるステップ・モータ236によ
ってアラインメントさせられる。ミラー筐体及びモータ
は上述したように潤滑された歯車を使用する。レーザの
アラインメントは正確でなければならないから、歯車の
潤滑も考慮しなければならない、モータ236す方向を
反転させると、歯車(・例えば第4B図の歯車238.
240.242.200)も方向を変える。歯車の接触
には面接触間のある程度の裕度、即ち、バックラッシュ
が伴なう。従って、回転方向が反転した後、特定の被駆
動歯車が駆動歯車に対して即座に、または正確に応答し
ない0本発明では、精度条件がきびしいから、歯車の歯
の間の潤滑油の効果もバックラッシュの計算及び処理に
際して考慮される。例えば、反転後、歯車の歯が実際に
接触する前に、作業条件に応じて潤滑油が排除されねば
ならない、歯車の歯に存在する残留膜の量は歯車ごとに
異なる可能性があるから、バックラッシュを常に必要な
精度で予測できるとは限らない。本発明によるプログラ
ム制御では、歯車の反転後、薄い潤滑油層だけを残して
歯車が互いにしっかりと係合する。次いでモータ動作に
よってリストの動作が正確に制御される。
“ソフト・バックラッシュ”という表現は駆動歯車に対
する被駆動歯車の応答を予想できるように2つの歯車の
間の潤滑油を排除するのに必要な歯車の移動範囲を意味
する。また、“ハード・コンタクト”という表現は歯車
間のしっかりした接触状態を意味する。“ソフト・バッ
クラッシュ”から“ハード・コンタクト”状態への移行
に必要な移動量はシステム運動に先立りて計算され、実
際のアラインメントプロセス中に考慮される0例えば、
潤滑の状態によっては、また、歯車の歯の摩耗程度によ
っては、リスト回転方向が反転すると、被駆動歯車がい
くつかのモータ・ステップに亘って作動に応答する。た
だし、リストの実測移動量とモータ動作との間に線形関
係は成立しないこのような非線形関係がソフト・バック
ラッシュである。次いで、モータ・ステップとリスト回
転との間に線形関係が成立すると、ハード・コンタクト
状態が得られる。また、第14図に示すように、線形関
係も非線形関係も共に変動する可能性がある。しかし、
コンピューター・プログラムはアラインメント手順にお
いてソフト・バックラッシュからハード・コンタクト状
態への移行に所与のモータ・ステップ数を割り当てる。
プログラムは視割り当て値を正確に予測し、正確なアラ
インメントが達成される。もしこれらの要因を考慮しな
ければ、オーバーシュート及びターゲット不アラインメ
ントが起こる。バックラッシュは自動的に測定され、C
PUによって記憶される。位置フィードバック用検出器
を利用してCPUがモータ方向を反転させ、検出面を移
動させるためのモータ・ステップ量を測定する。第15
図はこのような測定を示すグラフである。
本発明では、ビームをスタート・ブロック500に位置
させ、アラインメント位置502まで一連のステップを
経て移動させる。即ち、ビームは先ずスタート・ブロッ
ク500の位置504に置かれる。
、次いで、アラインメント位置502の方向とは反対の
方向にモータを予定のモータ・ステップ数だけ回転させ
ることにより歯車をハード・コンタクト状態に係合させ
、ビームを位置506へ移動させる。次に、歯車を再び
ハード・コンタクト状態に戻すのに必要なモータ・ステ
ップ数だけモータを反転させてリストを回転させ、レー
ザビームをほぼスタート・ブロック50Gの、例えば、
位置508に8Jさせる。これは、続く最終アラインメ
ント手順の間歯車をハード・コンタクト状態に維持する
ためである。システムが位置508で示される状態とな
れば、被駆動歯車はすべて対応の駆動歯車に完全応答す
る。
ソフト及びハード・コンタクト状態のほかにも歯車機構
に伴なう問題がある。歯車駆動されるシステムにはねじ
れ及び伝達トルクが付きものであるから、歯車列にある
程度の量のワインドアップまたは応力が発生する。この
ワインドアップまたは応力はいつでも解放される可能性
があり、リストが設定位置から回転またはドリフトする
おそれがある0本発明のレーザアラインメントシステム
のような敏感かつ精密なシステムのアラインメントに際
しては、ドリフトはレーザビームの不アラインメントを
招き、高価の装置を損傷させることがある。従って、最
終アラインメントの前に、モータ236を数ステップだ
け反転させることにより歯車から応力を除く。歯車の最
後の動作から位置を読\み取るまでには、すべての動作
を完全に停止させるため10m5ecの遅延が存在する
トランスミツタフ4とレシーバ76はトランスミツタフ
4からレシーバ76を見て下記の4通りの位置関係のい
ずれかに配置することができる。
1)トランスミツタフ4が中央より左、レシーバ76も
中央より左、 2)トタンスミツタ−74が中央より左、レシーバ76
が中央より右、 3)トランスミツタフ4が中央より右、レシーバ76が
中央より左、 4)トランスミツタフ4が中央より右、レシーバ76も
中央より右。
以上4通りの幾何的配置を選択することにより、任意の
位置でレーザビームを送受し、あるいは蒸気発生器内の
障害物を避けてレーザビームを当てるシステムの能力に
すぐれた融通性が与えられる。コンピューター操作中、
モータ236が各リストを所期の方向に回転させるよう
にするためには、トランスミツタフ4及びレシーバ76
の所期配置が既知でなければならない。
第4A−4B図に示す各リスト188.190.220
.222の軸受244はリスト輪歯車202と同一平面
には位置せず、従って、駆動歯車200が回転すると、
リスト軸はビーム80に対して輪歯車202の回転方向
とは反対の方向に偏向する駆動歯車200の回転方向が
反転すれば上記偏向も逆になる。低出力アラインメント
レーザビーム122及び高出力レーザビーム80はリス
ト188.190に入射する前に同一光路中に固定され
るから、トランスミツタフ4における上記偏向の補正は
不要である。ただし、この偏向はレシーバ76における
ビーム80のアラインメントに特殊な影響を持つ。レシ
ーバにおいては、アラインメントプロセス中、リストの
回転を一方向に固定することによって偏向の補正が行な
われる。換言すれば、スタート・ブロック500の位置
508からアラインメント位置502までの最終アプロ
ーチの間、レシーバ・モータ236を同じ方向に回転さ
せる。
スタート・ブロック500(第15図)は検出器51G
(例えば、第3図におけるトランスミッタ検出器15(
+またはレシーバ検出器148)における指定域である
。スタート・ブロック500は各検出器510の中心5
14からやや離れた点512に配置され、検出器510
の中心514に対して45°の線516に沿って位置す
る。各リスト198.200.220.222を回転さ
せることにより、検出器510の中心514またはその
近傍の狭いアラインメント域502内に位置ぎめするこ
とができる。第15図ではスタート・ブロック500の
位置をリスト回転軸との関係を示している。スタート・
ブロック500の位置は検出器510の中心514に対
してコンピューター158(第3図)が設定する。コン
ピューター158はトランスミツタフ4及びレシーバ7
6の初期相対位置と、モータ236の回転方向に関する
制約を考慮する(第4B及び5図)、各検出器510の
中心514は溶接中の最適レーザ光路と一致する。
コンピューター158はカウントの形でモータ236に
指令を与えることにより、一連のステップでリストを回
転させ、レーザビーム122.144を検出器506の
中心504付近でアラインメントさせる。
例えば、位置508から位置51Bへの移動はすべての
モータ236を同時回転させることによりて達成される
。第15図では移動量をX軸及びY軸にそれぞれ平行な
直交ベクトル520−X及び520−Yで表わした。結
果としての移動量520−Rはすべてのリストの運動の
ベクトル和である。もし特定リストの回転量が予想量よ
りも大きいか、または小さければ、ビーム位置518は
理想の線または光路516からずれることになる。51
8から522への次の移動量を計算することによってオ
ーバーシュート(またはアンダーシュート)を補償する
。最後に、位置522から位置524におけるアライン
メント域502へのアラインメントはコンピューター計
算によって達成される。もしビーム122がアラインメ
ント域502をオーバーシュートしてモータ反転が必要
なら、スタート・ブロック500にレーザを再位置ぎめ
し、アラインメントプロセスを繰り返す。単一ステップ
ではなく、一連の小ステップを利用してアラインメント
域502をオーバーシュートするおそれを軽減する。ス
テップごとにリスト・モータを反転させて歯車から応力
を除くことにより、位置検出器信号が処理される前にド
リフトが起こる可能性を排除する。
コンピューター・プログラムのフローチャートを第16
A−16C図に示した。手動及び視認による粗アライン
メントに続いて以下に述べるようにコンピューター制御
が行なわれる。第16A図に示すプログラムのループI
は5TARTブロツク630から始まる。ブロック63
2においてコンピューターがスタート・ブロックを決定
する。この決定はレシーバ−・リストの回転方向と、レ
シーバ及びマンウェイ孔に対するトランスミッタの初期
幾何的方向に基づいて行なわれる。ブロック634にお
いて検出器信号を処理することによりスタート位置及び
アラインメント位置を求める。この信号を既に得られた
スタート・ブロック位置と比較しもしレーザビームがブ
ロック636において求められたスタート・ブロックに
位置しなければ、ブロック638において計算すること
によってビームを前記スタート・ブロックへ移動させる
。ブロック638において、すべてのモータの動作も同
時に行なわれる。ブロック642においてレーザビーム
応答時間に問題があると判明したら、CPUはブロック
646において各モータのソフト・バックラッシュ状態
を判定し直し、ブロック634における再処理のためブ
ロック648の点Aに戻る。もしレーザビーム応答が妥
当なら(ブロック642 ) 、ブロック644におい
てモーターを反転させて歯車から応力を除き、ドリフト
を回避する。コンピューターはブロック634に戻る。
もしレーザビームがブロック636で得られたスタート
・ブロックに位置するなら、コンピューターは640に
おいてループIを出て第16B図に示すプログラムのル
ープIIに進む。
第16B図に示すプログラムのループIIはブロック6
50で始まり、すべてのリストをビームアラインメント
に必要な方向とは反対の方向に回転する。次いでブロッ
ク652において回転方向を反転させることにより、リ
ストを再びスタート・ブロック位置へ戻す。このプロセ
スを行なうことにより歯車がハード・コンタクト状態と
なるようにする。次いでブロック654において位置検
出器信号を処理し、これを利用してレーザビームが各検
出器の中心にアラインメントしているかどうかを判定す
る。この動作におけるモータのステップ数は一定ではな
い。ブロック656においてレーザがオーバーシュート
していることが判明すれば、コンピューターは一時的に
ループIIを離れ、ブロック658においてループII
Iを開始する。ブロック656においてレーザビームの
アラインメントが確認されれば、制御はブロック660
においてオペレーターに戻される。
第16C図に示すループIIIは664で始まり、レー
ザビーム位置が検出器中心と比較される。レーザビーム
が検出器中心を越えた点(ミラー筐体の回転方向の反転
を必要とする点)に向けられているなら、コンピュータ
ーはブロック666を介してループIの点Aに戻る。レ
ーザビームがスタート・ブロックと各検出器の中心との
間に位置するなら、ブロック666において移動量を計
算してレーザビームを少しずつ中心に近づける。この移
動のためにいずれかのモータの方向を反転させる必要が
あるかどうかについてブロック668で判定される。こ
のような反転を必要とする移動は無視され、ブロック6
70において新しい行き先が計算される。もし反転の必
要がなければ、プログラムはブロック672に移行し、
すべての軸が同時に移動させられる。次いでブロック6
74においてモータを反転させて歯車から応力を除くこ
とによってドリフトを回避する0次いでコンピューター
はブロック[i62を介してループIIの点Bに戻る。
本発明では上述した構成により、約3048mmに亘り
て約0.050801以内の精度でレーザビームをアラ
インメントさせる方法が実施可能になる。この精度は歯
車駆動装置を利用し、手動による予備アラインメント手
順及びコンピューター制御精密アラインメント手順によ
って達成される。
以上に特定実施例との関連で本発明を説明したが、ほか
にも種々の実施態様が可能である0頭書した翳許請求の
範囲は本発明の原理に基づく変更、発明の利用または通
用にも及び、開示内容と−致しなくても当業者には自明
と考えられる実施態様をも包含する。
【図面の簡単な説明】
第1図は関連のHawkins他の特許第4,694,
137号に開示されたレーザ溶接装置の構成図である。 第2図は煩雑化を避けるため筐体、駆動機構、軸受など
を省略して示す本発明のレーザ溶接装置の簡略図である
。 第2A図は第2図に示したビーム結合器の詳細図である
。 第3図は本発明のレーザ溶接装置用のアラインメント装
置及び制御システムを略伝するブロックダイヤグラムで
ある。 第4A及び4B図は両図で本発明のレーザ溶接装置を示
す断面図である。 第4C図は高出力レーザ取り付は態様の変更例を示す部
分図である。 第5図はレーザ検出器及びリスト機構用モータ駆動機構
の詳細を示す、第4A及び4B図のレーザ溶接装置の部
分図である。 第6図は原子炉用蒸気発生器などにおいて本発明の溶接
装置の各部分を支持するキャリアまたはカムプレートの
断面図である。 第7図は第6図に示した支持手段の頂面図である。 第8図は第6図8−8線における軸受断面図である。 第9図は回転軸に対する溶接ヘッド位置を調整するアラ
インメント機構の頂面図である。 第10図は第9図に示した調整機構の断面図である。 第11図は第4A図に示した方向制御ミラー機構の頂面
図である。 第12図は第11図12−12線における断面図である
。 第13図は第4A図に示した方向制御ミラー及び可動パ
ワー・メーターの側面図である。 第14図はハード・コンタクト及びソフト・バックラッ
シュ状態を示すグラフである。 第15図はスタート・ブロックからアラインメント位置
に至るアラインメントビームの典型的な移動パターンを
示すグラフである。 第16A−16C図は本発明のレーザビームアラインメ
ントシステムのトランスミッタ及びレシーバをアライン
メントさせるプロセスのフローチャートである。 0・・・・蒸気発生器 6・・・・細管 8・・・・スリーブ 0・・・・溶接部位 0・・・・レーザ溶接装置 2・・・・高出力レーザ 4・・・・レーザトランスミッタ ロ・・・・レーザーレシーバ 0・・・・レーザビーム 出願人:  ウエスチングへウス・エレクトリック・コ
ーポレーション化 理 人:加 藤 紘 一部(ほか1
名)FIG、8 LOOPI−5TARTING日し0CKFIG。 6A L○OPニーMPROAα LOOP II −CENTERINGFIG。 6B FIG、16C

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高出力レーザからのレーザビームを溶接部位に供
    給するためのレーザビーム・アラインメント装置であっ
    て、 レーザと光学的に結合し、レーザビームを受ける入力及
    び空間的に離れた位置を占めるレシーバにむかってレー
    ザビームを送出する出力を有するトランスミッタ、及び
    トランスミッタと光学的に結合し、送出されたレーザビ
    ームを受ける入力及び溶接部位にレーザビームを供給す
    る供給機構を有する前記レシーバと; トランスミッタ及びレシーバにそれぞれ1対ずつ設け、
    各対を直交平面内で作用させることによりトランスミッ
    タの出力とレシーバの入力をアラインメントさせる少な
    くとも2対の方向制御可能なビームデフレクタと; トランスミッタの方向制御可能なビームデフレクタにむ
    かってレーザビームを当てるためトランスミッタの入力
    に設けた1対の方向制御用デフレクタと; 溶接部位に対して任意の向きにレーザを取り付けるため
    の支持手段と; トランスミッタの向きをレーザの向きに対応する向きに
    随意調整するためトランスミッタに設けた調節機構と を特徴とするレーザビーム・アラインメント装置。
  2. (2)トランスミッタ及びレシーバのビームデフレクタ
    のそれぞれに、レシーバの入力をトランスミッタの出力
    とアラインメントさせるため前記ビームデフレクタを駆
    動するための駆動装置をも含むことを特徴とする請求項
    第(1)項に記載のレーザビーム・アラインメント装置
  3. (3)各駆動装置が1回転につき約400ステップのス
    テップモータを含むことを特徴とする請求項第(2)項
    に記載のレーザビーム・アラインメント装置。
  4. (4)駆動装置はステップモータと歯車列とを有するこ
    とを特徴とする請求項第(2)項に記載のレーザビーム
    ・アラインメント装置。
  5. (5)前記トランスミッタ及び前記レシーバのデフレク
    タの駆動装置と作動的に結合し、比較的低裕度の所定の
    初期位置から所定の高裕度アラインメント位置に来るよ
    うトランスミッタ及びレシーバのアラインメントを制御
    し、初期位置からアラインメント位置へ一方向に各駆動
    装置を作動させる出力を供給するコントローラーをも含
    むことを特徴とする請求項第(2)項に記載のレーザビ
    ーム・アラインメント装置。
  6. (6)コントローラがプログラム制御コンピュータを含
    むことを特徴とする請求項第(5)項に記載のレーザビ
    ーム・アラインメント装置。
  7. (7)デフレクタのそれぞれが1対の相互連結したリス
    ト部材及びこれに取り付けたリフレクタを含むことを特
    徴とする請求項第(1)項に記載のレーザビーム・アラ
    インメント装置。
  8. (8)溶接部位に対して調整自在にレシーバを支持する
    調整自在な支持手段を含むことを特徴とする請求項第(
    1)項に記載のレーザビーム・アラインメント装置。
  9. (9)レシーバを調整自在に支持する前記調整自在な支
    持手段が孔を有する支持板、前記孔に挿着されたカラー
    及び支持板をカラーの直径方向に遠隔の部分と連結する
    ばね偏倚バーから成るねじりカプラーと、バーの両側に
    配置され、常態においてカラーを、バーとカラーの直径
    が一線上に来る位置へ偏倚する弾装ピンを含むことを特
    徴とする請求項第(8)項に記載のレーザビーム・アラ
    インメント装置。
  10. (10)溶接部位が蒸気発生器管板における細管及びス
    リーブであり、支持板が支持板に互いに間隔を置いて形
    成した孔に配置されて細管と係合する1対のカムロック
    を含み、1つのカムロックを他のカムロック及び可調支
    持手段に対して側方へ撓ませることができるように前記
    孔の1つを他よりも大きく形成したことを特徴とする請
    求項第(8)項に記載のレーザビーム・アラインメント
    装置。
  11. (11)トランスミッタに設けられて低出力可視ビーム
    を発する低出力アラインメントレーザ、及び高出力レー
    ザビームを透過させ、低出力ビームを反射する窓を有し
    て高出力レーザビームと低出力可視ビームを結合する結
    合手段をも含み、前記窓を高出力ビームの光軸を直接通
    過する高出力ビームの光路中に直接設け、高出力ビーム
    の中心軸に対応する点において高出力ビームが窓を通過
    した側から、高出力ビームと低出力ビームが同軸関係に
    結合されるような角度で低出力ビームを窓に入射させる
    ことを特徴とする請求項第(1)項に記載のレーザビー
    ム・アラインメント装置。
  12. (12)窓が低出力ビームと高出力ビームを結合する第
    1面及び主光軸から外れた派生的なレーザエネルギーを
    反射する、前記第1面と非平行な第2面と、トランスミ
    ッタの出力付近に設けられて偏向された派生的レーザエ
    ネルギーがレシーバに達するのを制限する制限手段を有
    することを特徴とする請求項第(11)項に記載のレー
    ザビーム・アラインメント装置。
  13. (13)トランスミッタ及びレシーバがそれぞれ高出力
    ビーム検出器及び低出力ビーム検出器を含み、それぞれ
    の検出器が結合ビームの光路中に摺動自在に配置される
    ことを特徴とする請求項第(11)項に記載のレーザビ
    ーム・アラインメント装置。
  14. (14)トランスミッタ及びレシーバのそれぞれがトラ
    ンスミッタ及びレシーバを手動で粗アラインメントさせ
    ることができるように他方の低出力検出器を観察するた
    めトランスミッタ及びレシーバに設けたビデオカメラを
    含むことを特徴とする請求項第(13)項に記載のレー
    ザビーム・アラインメント装置。
  15. (15)レーザビームを受けてこれを溶接部位に向ける
    ための溶接ヘッドをも含み、前記溶接ヘッドがその中心
    軸を中心にらせん状にレーザビームを溶接部位に向け、
    前記溶接ヘッドが溶接ヘッドを光軸とアラインメントさ
    せるための可調マウントを含むことを特徴とする請求項
    第(1)項に記載のレーザビーム・アラインメント装置
  16. (16)可調マウントが溶接ヘッドを支持する回転ベー
    スと、半径方向の所定位置及び該位置から間隔を保つ半
    径方向中間位置において回転ベースと当接しかつこれに
    固定された溶接ヘッド支持部材と、ベースと支持部材の
    間隔を調整することにより溶接ヘッドを中心軸とアライ
    ンメントさせるため支持部材を介して中間位置において
    ベースに調整自在に固定される調整板を含むことを特徴
    とする請求項第(15)項に記載のレーザビーム・アラ
    インメント装置。
  17. (17)溶接部位が蒸気発生器内にあり、レーザが蒸気
    発生器の開口マンウェイに配置され、レーザを任意の向
    きに取り付けるための支持手段がビームの軸に沿ってマ
    ンウェイ内にトランスミッタ及びレーザを固定するため
    のブラケットであることを特徴とする請求項第(1)項
    に記載のレーザビーム・アラインメント装置。
  18. (18)支持ブラケットをマンウェイの任意の孔に配置
    できることを特徴とする請求項第(17)項に記載のレ
    ーザビーム・アラインメント装置。
  19. (19)レーザを支持するのに利用される任意のマンウ
    ェイ孔と対応する向きにトランスミッタのデフレクタを
    支持する支持手段を含み、マンウェイに対してトランス
    ミッタを調整する調整装置をも含むことを特徴とする請
    求項第(18)項に記載のレーザビーム・アラインメン
    ト装置。
  20. (20)支持手段がレーザをトランスミッタに対して角
    度を形成するように支持する楔を含むことを特徴とする
    請求項第(17)項に記載のレーザビーム・アラインメ
    ント装置。
  21. (21)トランスミッタから低出力レーザエネルギーを
    受けてトランスミッタの位置を表わす出力を発するレシ
    ーバのためのトランスミッタ検出器と、レシーバから低
    出力レーザエネルギーを受けてレシーバの位置を表わす
    出力を発するトランスミッタのためのレシーバ検出器を
    も含むことを特徴とする請求項第(20)項に記載のレ
    ーザビーム・アラインメント装置。
  22. (22)検出器をレシーバ及びトランスミッタの中心軸
    に対して傾斜させて配置することにより低出力レーザを
    偏向させることを特徴とする請求項第(21)項に記載
    のレーザビーム・アラインメント装置。
  23. (23)溶接作業を可聴表示するため溶接部位の近傍に
    配置したマイクロホンをも含むことを特徴とする請求項
    第(1)項に記載のレーザビーム・アラインメント装置
  24. (24)レーザ・トランスミッタ及びレーザレシーバの
    それぞれが前記トランスミッタとレシーバのアラインメ
    ントを示す点においてアラインメントレーザビームを受
    けるように適当に配置された検出器を有し、トランスミ
    ッタ及びレシーバのそれぞれがトランスミッタ及びレシ
    ーバをそれぞれ位置ぎめするステップ駆動装置を含み、
    前記駆動装置が固有のバックラッシュを有し、このバツ
    ツクラッシュが駆動装置の反転となって現われるレーザ
    ・トランスミッタをレーザ・レシーバとアラインメント
    させる方法であって、 スタート・ブロックにおいてレシーバ及びトランスミッ
    タの検出器に対してレーザをアラインメントし; 駆動装置を一方向にバックラッシュさせるに充分な量だ
    けアラインメント位置から駆動し;駆動装置を単一方向
    に作動させることによって駆動装置を駆動させたのち、
    前記同じ方向に駆動装置を逐次繰返し作動させて初期位
    置からアラインメント位置へ駆動する段階から成ること
    を特徴とするレーザ・トランスミッタをレーザ・レシー
    バとアラインメントさせる方法。
  25. (25)もしアラインメントレーザがアラインメント位
    置に達するために駆動装置の反転を必要とするに充分な
    量だけアラインメント位置を通り過ぎると駆動装置をア
    ラインメント位置から再び初期位置へ反転させる段階を
    も含むことを特徴とする請求項第(24)項に記載の方
    法。
  26. (26)各逐次ステップにおいて駆動装置が調整される
    ごとにアラインメントレーザビームの位置を計算する段
    階をも含むことを特徴とする請求項第(24)項に記載
    の方法。
  27. (27)前記計算中に瞬間的に駆動装置を解放すること
    によってアラインメントシステム中の応力を解放する段
    階をも含むことを特徴とする請求項第(26)項に記載
    の方法。
  28. (28)ソフト・バックラッシュ状態を克服するのに必
    要なステップ数を計算し、あらかじめ予期されたソフト
    ・バックラッシュ状態がハード・コンタクト動作を生じ
    ない場合、ハード・ギヤ・コンタクトを確認する段階を
    も含むことを特徴とする請求項第(24)項に記載の方
    法。
  29. (29)音声によって溶接作業をモニターする段階をも
    含むことを特徴とする請求項第(24)項に記載の方法
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