JPH02206767A - ラスタスキャン型表示装置用信号処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ラスタスキャン型表示装置で信号波形を表
示させるためのインタフェースとなるラスタスキャン型
表示装置用信号処理装置に関するものである。このラス
タスキャン型表示装置用信号処理装置は、例えばラスタ
スキャン型表示装置に内蔵される。

〔従来の技術〕

ビデオ信号を取り扱う機り例えば放送局等で使用する業
務用ビデオテープレコーダやビデオ信号発生機等のプロ
用ビデオ機器においては、入出力ビデオ信号の波形をチ
エツクする必要がある。

このようなビデオ機器では、通常ＣＲＴデイスプレィや
液晶パネル等のラスタスキャン型表示装置が採用されて
おり、このラスタスキャン型表示ｖ装置で文字等を表示
できるようになっている。

ラスタスキャン型表示装置は、固有の水平同期周波数お
よび垂直同期周波数を持ら、常に画面全体を掃引してい
る。そして、例えばグラフィック画面を表示するために
は、画面の全表示ドツトに対応するフレームバッファメ
モリを具備し、そのフレームバッファメモリの内容奇掃
引に同期して読み出すことにより、グラフィック表示を
行っている。

このようなラスタスキャン型表示装置でグラフインク図
形を表示するには、先に述べたフレームバッファメモリ
に一点一点を描画していかねばならない、ところが、−
点一点の描画であるから、全画面を書き終えるのに時間
を要し、刻々と変化する時間波形等は表示しにくい。

したがって、前記した入出力ビデオ信号等の波形のチエ
ツクには、ラスタスキャン型表示！ａＭを備えているに
もかかわらず、従来はオシロスコープ等を準備しなけれ
ばならなかった。

オシロスコープ等の厳密な波形測定を行うための従来の
装置は、高速性を必要とするので、ラスタスキャン型で
はなくシングルスキャン型であって、垂直偏向そのもの
を入力信号でドライブし、水平偏向は時間軸信号で掃引
している。したがって、１回のスキャンで信号波形その
ものが得られ、残光性のある蛍光面を用いて表示を見や
すくしたり、繰り返し信号はトリガポイントを定めて同
一波形が止まってはっきり見えるような工夫をしている
。

第６図は従来例を示す概略斜視図である。第６争図にお
いて、２０はブラウン管を示し、２１は垂直偏向回路を
模式的に表したもので、２２は水平偏向回路を模式的に
表したものである。高速に加速された電子ビームをブラ
ウン管管面に向けて連続的に発射し、ブラウン管管面に
塗られた蛍光体を発光させ、目に見えるようにしている
。

このとき、水平偏向は時間軸でユーザが設定した時間幅
（速・度）で自動掃引を行うようにしておき、垂直偏向
は入力信号でドライブし”ζおけば、入力信号の時間変
化を目で見ることができる。

このシングルスキャン型の表示方式は、信号波形を厳密
に再現させるのに適しているが、文字等の情報を表示す
る情報表示装置には通していない。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来からあるラスタスキャン型表示装置では、フレーム
バッファメモリにドツト毎のｔｉ画では、描画処理時間
がかかるため、時間変化を伴うビデオ信号等の信号波形
を表示できない。

しかしながら、ラスタスキャン型表示装置において、時
間変化を伴う電気信号の波形を高速に表示することがで
きれば、波形表示用のオシロスコープ等の装置を必要と
せずに簡便に信号波形のチエツクを行うことができると
考えられる。

この発明の目的は、ラスタスキャン型表示装置で時間変
化を伴う電気信号の波形を高速に表示させることができ
るラスタスキャン型表示４ｊｉ’ｌｌ用信号処理装置を
提供することである。

（Ｌ１！題を解決するための手段〕 この発明のラスタスキャン型表示装置は、表示すべき入
力信号の波形データを記憶する波形メモリを設けるとと
もに、波形メモリの内容をラスタスキャン型表示装置の
ラスタ毎に繰り返し読み出すための読出アドレスを発生
する読出アドレス発生器を設け、波形メモリの出力デー
タをレベル比較し比較結果をラスタスキャン型表示装置
に対して表示用ビデオ信号として与えるコンパレータを
設けるとともに、コンパレータの比較値をラスタ毎に順
次変化させる比較値レジスタを設けている。

〔作　　　用〕

この発明の構成においては、ラスタ毎に波形メそりから
入力信号の波形データが繰り返し読み出され、この波形
データがコンパレータにて、ラスタ毎に順次界なる比較
値と比較され、コンパレータが例えば比較結果、例えば
−敗出力を表示用ビデオ信号としてラスタスキャン型表
示装置に与えることになる。

この結果、ラスタスキャン型表示ｖ装置の画面上で、水
平方向を時間軸とし垂直方向を信号レベルとして、人力
（８号波形が表示されることになる。

（実　施　例〕 以下、この発明の実施例を図面を参照しながら説明する
。

第１図はこの発明の一実施例のラスタスキャン型表示’
ＸｔＨ用信号処理装置の構成を示すブロック図である。

このラスタス；トヤン型表示装置用ｆε号処理装置は、
水平方向がｔｎドツト（ｍは正整数）で垂直方向が０本
（ｎは正整数）のラスタスキャン型表示装置に入力信号
の波形を表示させるものである。

第１図において、１は、情報表示用フレームバソファメ
モリとは別に設けられる波形メモリで、ラスタスキャン
型表示装置の画面上の水平ドツト番号０番からｍ−１番
までのｍ個のドツトにそれぞれ対応した例えばθ番地か
らｍ−１番地までのｍ個のアドレスを有し、θ番地から
ｍ−１番地までのｍ個のアドレスに人力信号の一定時間
毎の波形データをラスタスキャン型表示装置の画面上の
ラスタ番号Ｏ番からｎ−１番までの０本のラスタに対応
した０からｎ−１までの値の範囲内で記憶する。

３は、読出アドレス発生器で、波形メモリ１に記憶した
０番地からｍ−１番地までのアドレスの各波形データを
、ラスタスキャン型表示装置におけるラスタ走査に同期
して発生する０番からＩｎ　−１番までの水平ドツト番
号に対応して０番地からｍ−１番地までのアドレスを順
次読出アドレスとして波形メモリに与える。

２は、コンパレータで、波形メモリ１の出力データをレ
ベル比較し比較結果をラスタスキャン型表示装置に対し
て表示用ビデオ信号として与える。

この場合、コンパレータ２は両者が一致したときに出力
を発生する。

４は、比較値レジスタで、ラスタスキャン型表示装置に
おけるラスタ走査に同期して発生する０番からｎ−１番
までのラスタ番号に対応してコンパレータに与える比較
値をｎ−１から０まで順次変化させる。

５は表示用・ビデオ信号出力端子、６は水平ドツト番号
入力端子、７はラスタ番号入力端子、８は入力信号の入
力端子をそれぞれ示している。

入力端子８へ加える入力信号がアナログ信号であれば、
へ／Ｄコンバータを介したディジタル信号を想定してお
り、波形メモリｌはディジタルメモリであり、入力信号
の所定時間毎の波形データを格納する０周期信号であれ
ば、周期に合致した適当なトリガ信号を基準として所定
の時間間隔で波形データを記憶させる必要がある０周期
性のない信号では、適当な時間間隔で波形データを記憶
させればよい、その時、波形メモリ１に対する書き込み
アドレスを設定するのはいうまでもないことである（図
示せず）。

以上のように、波形メモリ１に取り込まれたデイデタル
信号をラスタスキャン型表示装置に表示するため、表示
のためのタイミングに合わせた形で波形メモリｌから読
み出さねばならない、ラスタスキャン型表示装置は、水
平走査と垂直走査とを複合して画面を形成している。し
たがって、水平方向には水平走査のタイミングを必要と
し、垂直方向には垂直走査のタイミングを必要とする。

第２図は表示画面を表す図である。

今仮に、水平方向５１２ドツト（ｒｎ＝５１２）、垂直
方向２５６ライン（ｎ＝２５６）で構成される画面を第
２図のように想定する。この図は５１２ドツト×２５６
ラインの１３１．０７２Ｋｂｉｔｇの画面を考えている
。このとき、水平走査は、左上の（０，０）点か“ら水
平方向に（０，１）、（０，２）、（０，３）、・・・
、（０，５１１）の各ドツトを順次走査し、第１ライン
を形成する。

第２ラインは、（１，０）、（１，１）、（１，２）、
（１，３）、・・・、（１゜５１１）となる、以下同様
に行われ、最終ライン（第２５６ライン）は、（２５５
，０）、（２５５，１）、（２５５，２）。

（２５５，３）、・・・、　（２５５，５１１）という
ことになる。

このときの水平方向の（０，１，２，・・・、５１１）
が前記した水平ドツト番号であり、垂直方向（０，１，
２，・・・２５５）が前記したラスタ番号である。

ここで、水平方向の繰り返し周波数が水平同期周波数に
なり、垂直方向の繰り返し周波数が垂直同期周波数にな
る。すなわち、第１図の水平ドツト番号入力端子６には
、第２図に示す水平走査の水平ドツト番号（０，１，２
，・・・、５１１）が各水平期間内において順次人力さ
れる。また、第１図のラスタ番号入力端子７には、第２
図に示す垂直走査のラスタ番号（０，１，２，・・・、
　２５５）が水平期間毎に順次人力される。

第３図は入力信号波形の一例を示す図であり、この図に
示すような三角波が入力端子８に入力されることを想定
する。この波形は、水平ドツト数が５１２で最高レベル
２５５の三角波であると考える。

第１表は、第３図の三角波に対応した波形メモリｌの記
憶内容を示す表である。この表は、波形メモリｌのメモ
リアドレスＯ番地から５１１番地までに第３図に示す波
形の波形データが各々記憶されていることを示している
。

第２表 第２表は、読出アドレス発生器３における読出アドレス
発生の手順を示す表である。すなわち、水平ドツト番号
入力端子６に入力される０番から５１１番までの各水平
ドツト番号に対応して波形メモリＩに与えるべきＯ番地
から５１１番地までの読出アドレスを発生することを示
している。なお、第２表は、水平ドツト番号と波形メモ
リｌのアドレスとが等しい時の例を示している。

（以　下　余　白） 第３表は比較値レジスタ４の内容を示す表である。ラス
タ番号入力端子７に人力される０番から２５５番までの
ラスタ番号に対して２５５〜０という値をそれぞれ発生
することを示している。

つぎに、第１図の読み出しアドレス発生器３の内容とし
ては第２表に示されたものが入っており、第１図゛の比
較値レジスフ４には第３表で示す内容のものが入ってい
ると考え、かつ波形メモリｌには第１表で示す内容が入
っているとしたときの読み出し方法を説明する。

ラスタスキャン型表示装置は、独自のタイミングで常に
水平、垂直走査が繰り返されているが、その水平および
垂直走査に同期して、第１図の水平ドツト番号入力端子
６に０番から５１１番までの水平ドツト番号が与えられ
、ラスタ番号入力端子７に０番から２５５番までのラス
タ番号が与えられるものとする。

この場合、第２図に示す表示画面左上の点（０，０）か
ら点（０，５１１）まで、点（１，０）から点（１，５
１１）まで、点（２，０）から点（２，５１１）までと
いうように、順次走査されるとき、第１ライン（ラスタ
番号が０番）のとき、第１図の比較値レジスタ４は、第
３表に示すように、比較値２５５を出力し、読出アドレ
ス発生器３は第２表に示すように水平ドツト番号に従っ
てそれと同一の読出アドレスを発生ずる。このため、波
形メモリ１は、第１表に示す波形メモリ１の内容が順次
読み出される。第１図のコンパレータ２は、比較値レジ
スフ４から与えられる比較値と波形メモリｌの読み出し
た波形データとを比較し、両者が一致した時に出力を発
生する機能を有する。したがって、波形メモリｌから第
１表の波形データが順次読み出され、この読み出された
波形データは、コンパレータ２において比較値との比較
が順次行われる。

この最初のラインでは、一致するのは水平ドツト番号５
１１に’の最終ドツトの時だけであり、この時にコンパ
レータ２から出力パルスが発生する。

第２ライン（ラスタ番号１）では、比較値が２５４で出
力パルスが発生するのは、水平ドツト番号５１０番とな
る。

以下、同様に出力パルスが発生するのは、ライン毎に５
０９番、５０８番、・・・の水平ドツト番号のタイミン
グとなる。

第４図にこの様子を示す、第４図はコンパレータ２の出
力を示す図で、表示用ビデオ信号として使用されている
ものである。同図の番号０〜２５５はラスタ番号を表し
、番号Ｏ〜５１１は水平ドツト番号を表している。

上記で述べたように、ラスタ番号０番では、水平ドツト
番号５１１番でコンパレータ２から出力パルスが発生し
、ラスタ番号１では水平ドツト番号５１０番でコンパレ
ータ２から出力パルスが発生し、ラスタ番号２番では水
平ドツト番号５０９番でコンパレータ２から出力パルス
が発生するというようになり、最終ラインのラスタ番号
２５５番では水平ドツト番号θ番でコンパレータ２から
出力パルスが発生する。これは、すなわち第１表で示す
信号波形を水平方向に時間軸を表し、垂直方向に信号レ
ベルを表した波形図を表示したことになる。

以上のように、第１図のコンパレータ２の出力は、表示
用ビデオ信号であり、第４図に示した出力波形が得られ
る。この出力波形のパルスによりラスタスキャン型表示
装置でパルス部分だけを明表示または暗表示させるよう
にすると、ラスタスキャン型表示装置には上記に述べた
ように波形メモリｌの内容を表示することになる。

第５図は表示された波形図を示し、現在波形メモリｌに
入っている数値を視覚化して、入力信号波形（第３図）
をラスタスキャン型表示装置に表示できたことを表して
いる。

ここで、第２表の読出アドレス発生器３の内容（０〜５
１１）を２ドツト番号毎に変化させる。

つまり、読み出しアドレスを０．０．１．１．２．２．
・・・２５５．２５５というようにすると、表示内容は
、三角波の前半分を時間軸拡大して表示することになる
。

また、第３表の比較値レジスタ４の内容を変えることに
より、レベル方向の拡大表示も可能となる。

また、文字情ｆＩ！等を表示する情報表示用フレームバ
ッファメモリの出力信号と本発明による表示用ビデオ信
号とを合成させることにより、文字情報との混在表示も
可能となる。

この実施例のラスタスキャン型表示装置用信号処理装置
では、波形メモリｌに取り込んだ波形を１画面表示時間
で略リアルタイム表示を可能としているため、ラスタス
キャン型表示装置の垂直同期周波数を５０１１ｚ〜７０
１１ｚとすると、１／７ｏ秒から１１５０秒で表示が可
能となる。すなわち、マイクロコンビ二一夕を使用して
、グラフィック用のフレームバッファメモリに１ドツト
毎に表示して、描画する処理時間に比して高速でリアル
タイムに近い表示が可能となる。

また、ラスタスキャン型表示であるので、文字等のグラ
フィック画面との合成も簡単に行うことができる。また
、読出アドレスや比較値を変化させることにより、時間
軸方向の拡大表示、レベル方向のりム大表示も可能とな
る。

さらに、波形メモリｌに波形を取り込むので、波形メモ
リｌに記憶できる信号であれば、どのような波形でも表
示が可能である。

〔発　明　の　効　果〕

この発明のラスタスキャン型表示装置用信号処理装置に
よれば、表示すべき人力信号の波形データを波形メモリ
に格納し、読出アドレス発生器から波形メモリに読出ア
ドレスを与えることにより、波形メモリの内容をラスタ
スキャン型表示装置のラスタ毎に繰り返し読み出し、波
形メモリの出力データと比較値レジスフからラスタ毎に
順次変化しながら出力される比較値とをレベル比較し比
較結果をラスタスキャン型表示装置に対して表示用ビデ
オ信号として与えるようにしているので、ラスタスキャ
ン型表示装置の画面上で、水平方向を時間軸とし垂直方
向を信号レベルとして、時間変化を伴う入力信号波形を
高速に表示させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例のラスタスキャン型表示装
置用信号処理装置の構成を示すブロック図、第２図は表
示画面を表す概略図、第３図は入力信号の一例を示す波
形図、第４図はコンパレータの出力波形図、第５図は表
示画面を表す概略図、第６図はオシロスコープの原理図
である。 ■・・・波形メモリ、２・・・コンパレータ、３・・・
読出アドレス発生器、４・・・比較値レジスタ第 図 永乎之量 第 図 第 図 −Ａ１′＋ 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 表示すべき入力信号の波形データを記憶する波形メモリ
   と、この波形メモリの内容をラスタスキャン型表示装置
   のラスタ毎に繰り返し読み出すための読出アドレスを発
   生する読出アドレス発生器と、前記波形メモリの出力デ
   ータをレベル比較し比較結果をラスタスキャン型表示装
   置に対して表示用ビデオ信号として与えるコンパレータ
   と、前記コンパレータの比較値を前記ラスタ毎に順次変
   化させる比較値レジスタとを備えたラスタスキャン型表
   示装置用信号処理装置。