JPH02206691A - 磁性流体の製造方法 - Google Patents

磁性流体の製造方法

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JPH02206691A
JPH02206691A JP2845889A JP2845889A JPH02206691A JP H02206691 A JPH02206691 A JP H02206691A JP 2845889 A JP2845889 A JP 2845889A JP 2845889 A JP2845889 A JP 2845889A JP H02206691 A JPH02206691 A JP H02206691A
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JP
Japan
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iron oxide
aqueous solution
sol
hydrated iron
magnetic fluid
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JP2845889A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Kuzumoto
葛本 弘義
Seiji Izeki
清治 井関
Toshitaka Matsui
松井 俊隆
Yoshie Kida
木田 吉重
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Okamura Oil Mill Ltd
Original Assignee
Okamura Oil Mill Ltd
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Publication date
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    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01GCOMPOUNDS CONTAINING METALS NOT COVERED BY SUBCLASSES C01D OR C01F
    • C01G49/00Compounds of iron
    • C01G49/02Oxides; Hydroxides
    • C01G49/08Ferroso-ferric oxide [Fe3O4]
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01PINDEXING SCHEME RELATING TO STRUCTURAL AND PHYSICAL ASPECTS OF SOLID INORGANIC COMPOUNDS
    • C01P2004/00Particle morphology
    • C01P2004/60Particles characterised by their size
    • C01P2004/64Nanometer sized, i.e. from 1-100 nanometer

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a) i突上の利用分野 本発明は、湿式法で1!遺した超微粒子マグネタイトを
分散質とした磁性流体の製造方法に関するものである。
(b)従来の技術 磁性流体は、宇宙船や宇宙服の動作部の真空シーリング
材として開発されたもので、磁性コロイド粒子の分散安
定性が高く、遠心力や磁界を作用させても、濃度変化、
偏析、凝集及び沈降を生じることなく、それ自体磁性を
もった液体である。
したがって、このものは非磁性金属の比重選別、廃液処
理、種々のデバイス、配線材料、各種シーリング材、医
薬品、農薬、燃料制御及び磁気インキなどの応用面で注
目されている。
従来、超微粒子マグネタイFを分散質とする磁性流体の
製造方法としては、以下のものが挙げられる。
即ち、■磁性流体を製造するにあたり、第−鉄塩及び第
二鉄塩を含む水溶液にアルカリを加えてpl+7.0〜
8.5に調整してコロイド粒子を形成させ、次にこのコ
ロイド粒子表面に単分子膜を形成させる量の不飽和脂肪
酸塩類を添加し、室温下でかきまぜることによりコロイ
ド粒子を不飽和脂肪酸の単分子膜で被覆したのち、非水
溶性有機溶媒を加えて分層させ、有機層として磁性流体
を回収するものである(特開昭54−65182号公報
)。
■磁性流体を製造するにあたり、有機溶媒の存在下、下
記4要素の総てを適宜選択された順で混合し反応させる
ことを特徴とするものである(特開昭62−12810
3号公報)、。
(イ)水酸化アルカリ及び/又は水酸化アンモニウム (ロ)有機酸及び/又はその塩 (ハ)第一鉄塩 (ニ)第二鉄塩 (c)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記■の方法では、第−鉄塩及び第二鉄
塩を含む水溶液にアルカリを加えてpl+7゜0−8.
5に714整してコロイド粒子(超微粒子マグネタイト
)を−挙に形成し、次にこのコロイド粒子(、@!微粒
子マグネタイト)表面に不飽和脂肪酸塩類を添加してコ
ロイド粒子を不飽和脂肪酸の単分子膜で被覆するのであ
るが、これではコロイド粒子の粒度が大きくバラツキ、
このため分散性が悪く、沈降や凝集更に濃度変化差1に
偏析等が生じ品質4二の課題がある。
又、上記■の方法では、上記(イ)から(ニ)の4要素
の総てを適宜選択された順で混合17反応させるもので
あるが、これでは安定した超微粒子マグネタイトが得ら
れないため飽和磁化が低いだけでな(、粒度のバラツキ
が者しいので分散性が悪(、この結果、上記■の場合と
同様の課題がある。
本発明は、上記2!?!題に鑑み、粒度の揃った超微粒
子マグネタイトを分散質とし、分散性が極めて良好で沈
降や凝集更に濃度変化並びに偏析等が生じず、しかも飽
和磁化の高い磁性流体を得ることを目的とする。
(d)課題を解決するための手段 本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意、検討を重ね
た結果、以下の知見を得た。
即ち、可溶性第一鉄塩と可溶性第二鉄塩を含む溶液に塩
基性水溶液を加えて超微粒子マグネタイトを〜挙に形成
し、次にこの超微粒子マグネタイト表面に不飽和脂肪酸
塩類を添加して超微粒子マグネタイトを不飽和脂肪酸の
単分子膜で被覆しr二のでは超微粒子マグネタイトの粒
度が大きくバラツキ、このため、安定した品質の磁性流
体が得られないとの知見を得た。
そこで、超微粒子マグネタイトを分改質とする磁性流体
を製造するにあたり、塩基性水溶液を2段階に分けて添
加し、その第一段階ではpHを抑制して酸性領域で平均
粒径が300Å以下の透明で陽性の水和酸化鉄のゾルを
調製した後、これを熟成すると、驚くべきことに、ゾル
の粒径が揃うのであり、次いで、これに塩基性水溶液を
加えて(第二段階)pHを9以」二にすることにより粒
径が揃い、且つ分散性が著しく優れた超微粒子マグネタ
イトが得られるとの知見を得た。
本発明は、」二元知見に基づき完成されたものである。
先ず、本M請求項1の磁性流体の製造方法について説明
する。
本発明においては、可溶性第一鉄塩と可溶性第二鉄塩を
含む水溶液に塩基性水溶液を加えてp1]1〜4,5に
することにより平均粒径が300Å以下の透明で陽性の
水和酸化鉄のゾルを調整する工程(A)、を実施する。
本発明に用いられる可溶性第一鉄塩としては、水或いは
温水に可溶な第一鉄塩であれば特に限定されるものでは
なく、具体的には、例えば塩化第一鉄、臭化第一鉄、ヨ
ウ化第−鉄、過塩素酸第一鉄、硫酸第一鉄、硝e第一鉄
、酢酸第一鉄、硫酸アンモニウム鉄等が挙げられる。
又、本発明に用いられる可溶性第二鉄塩としては、水或
いは温水に可溶な第二鉄塩であれば特に限定されるもの
ではなく、具体的には、例えば7ツ化第二鉄、塩化第二
鉄、過塩素酸第二鉄、臭化第二鉄、硫酸第二鉄、硝酸第
二鉄、チオンアン酸第−鉄、シュウ酸第二鉄、硫酸アン
モニウム第二鉄、硫酸カリウム第二鉄等が挙げられる。
そして、上記可溶性第一鉄塩水溶液と可溶性第二鉄塩水
溶液の濃度としては共に、0.1〜5m。
1/1の範囲とするのが好ましく、5mo1/eを超え
ると、濁りが生じたり或いは粒度分布が拡大する恐れが
あるから好ましくない、一方0 、 1 mol/ 1
未満では、濃度が薄くなり過ぎて量産性に欠け、極めて
不経済であるから好ま【2くない。
又、上記可溶性第一鉄塩(a)と可溶性第二鉄塩(b)
のモル比としては(、)が1に対しくb)が0.7〜1
゜3の範囲とするのが好ましく、このIl!囲以外では
、安定な超微粒子マグネタイトが得られないだけでなく
、飽和磁化が低いなどの理由より望ましくな+11゜ 又、上記塩基性水溶液としては、例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物の水溶液
、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩水溶液、炭
酸水素す) 17ウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ア
ンモニウム等の炭酸水素塩の水溶液、アンモニア水等が
挙げられる。
又、上記塩基性水溶液の濃度としては、0.5−5 w
rol/ (lとするのが好ましく、5mol/1を運
えると濃度が高過ぎてpHの調整が困難になり、方、0
.5mop/1!未満になると逆に濃度が薄(なり過ぎ
て液1が多くなり、このため、反応装置が大形化したり
、取り扱い性が悪くなるから好ましくない。
上記の可溶性第一鉄塩と可溶性第二鉄塩を含む水溶液に
塩基性水溶液とを反応させて水和酸化鉄のゾルを調製す
るにあたり、pH1〜4.5の範囲で打うのが好ましく
、ptll  未満ではpHが高くなり過ぎて水和酸化
鉄のゾルを得難いのであり、方pHが4.5を超えると
一挙に超微粒子マグネタイトが生成し、後工程の熟成に
よっても粒度を揃えることが困難となり、分散性及び品
質の安定性等の観点より、望ましくないのである。
本発明においては、上記工程(A)で得られた水和酸化
鉄のゾルを室温以上で熟成安定化する工程CB)、を実
施する。
そして、この工程(B)で得られた水和酸化鉄のゾルの
粒子径や形状がそのまま超微粒子マグネタイトの大きさ
や形状となり、従って、この工程(A)でm微粒子を調
製するにあたり、熟成温度や熟成時間が重要となる。
この熟成温度としては室温以上であればよいが、具体的
には、温度20〜450℃の範囲が好ましく、この温度
が20℃6未満では熟成時間が長くなって量産性に欠け
たり、熟成が不充分となり、又、450℃を違えるとV
C置が複雑になるので好ましくない。
この場合、熟成温度が100 ’Cを超えるときにはオ
ートクレーブを用いれば良いのである。
又、熟成時間としては温度によっても異なるが、生産性
、経済性の観点から1〜24時間の範囲とするのが好ま
しい。
このように熟成することにより、粒径が殆ど100〜1
50人の範囲の水和酸化鉄のゾルが得られるのである。
本発明においては、上記工程(B)で得られた分散液に
界面活性剤を加えて水和酸化鉄のゾルを凝集させる工程
(C)、を実施する。
この界面活性剤としては、例えばドデシル硫酸ナトリウ
ム、ドデシルベンゼンスルホンウム、カプロン酸ナトリ
ウム、カプリル酸ナトリウム、リシ/−ル酸ナトリウム
、ラウリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、アル
キルナフタリンスルホン酸ナトリウム、或は、リン酸エ
ステル塩型の陰イオン界面活性剤、例えば、高級アルコ
ールリン酸モノエステルノナトリウム塩、高級アルコー
ルリン酸ジエステルナトリウム塩等の陰イオン界面活性
剤、オレイン酸、リノール酸、リシ/−ル酸、す/レイ
ン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ステ
アリン酸等の脂肪酸、低重合度ポリカルボン酸の塩、例
えば低重合度ポリアクリル酸ソーダ、低重合度ポリアク
リル酸ブチル、低重合度ポリメタアクリル酸ソーグ、カ
ゼイン或いはそのアルカリ金属塩、アミノ酸或いはその
誘導体、アミノカルボン酸或いはそのアルカリ金属塩、
ヒドロキシカルボン酸或いはそのアルカリ金属塩、カル
ボキシル変成シリコーン、パーフルオロアルキルカルボ
ン酸、更に、 下記−数式 %式%) で示されるスルホン化ポリスチレン、ジオクチルスルホ
コハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエー
テル等の界面活性剤等が挙げられ、これらのうち特に高
級不飽和脂肪酸又はそのアルカリ金属塩、ノオクチルス
ルホコハク酸ナトリウム等のフルキルスルホコハク酸ナ
トリツム、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポ
リオキシアルキレンオレイルエーテルを用いるのが好ま
しい。
この工程(C)において、界面活性剤水溶液の濃度や添
加1は、用いる界面活性剤の種類によって異なるので適
宜決定される。
上記界面活性剤水溶液の濃度としては、0.05〜1m
oN/j!の範囲とするのが望ましく、この濃度が、0
.05mo1/1未を苫では濃度が薄くなりすぎて量産
性に欠けるのであり、一方、1no1/i’を超えると
濃度が高くなり過ぎて過剰の界面活性剤を加える恐れが
あり、その取り扱いに相当の注意を要するので好ましく
ない。
又、上記界面活性剤水溶液を加えて水和酸化鉄のゾルを
@果させるにあたり、その温度は室温〜250℃の範囲
とするのが望ましい。
本発明においては、上記工程(C)で得られた水和酸化
鉄のゾルを凝集させた溶液に有機分散媒を加えて当該ゾ
ルを有機層に移行、分散させ、これを水洗、脱塩する工
程(D)、を実施する。
ここで用いられる有機分散媒としては水に不溶性のもの
であれば特に限定されるしのではな(、具体的には、例
えばn−ヘキサン、n−ドデカン、トルエン、キシレン
、ペンタエリスリットカプロン酸エステル等のヒングー
ドエステル、ケロシン、MEK、酢酸エチル、テトラヒ
ドロ7ラン、エチルエーテル、リグロイン、2−ピロリ
ドン、脂肪酸、植物油脂等が挙げられる。
又、この工程(D月こおいて、有機層のゾルを洗浄、脱
塩する方法としては、特殊な技術を要するものではなく
、水或いは熱水を用いて洗浄、分液除去を繰り返せばよ
いのである。
本発明においては、上記工程(D)で得られた溶液を分
液し、その有機層を採取し、これに水を加えて温度50
℃以上で加熱、撹拌しつつ塩基性水溶液を加えて911
9以上にすることによりffi微粒子マグネタイトを生
成する工程(E)、を実施する。
ここで用いられる塩基性水溶液としては、上述のものと
同様のものが挙げられる。
そして、この塩基性水溶液を加えてpH9以上にするこ
とにより超微粒子マグネタイトを生成するのである。
この超微粒子マグネタイトの粒径は殆ど100〜150
人程度と揃っており、分散性が良好で、しかも飽和磁化
が高く品質の安定した。@!微粒子マグネタイトが得ら
れるのである。
この場合、所望により、上記工程(E)で得られた溶液
を水洗し、水層を除去後、有機層を濃縮してもよいので
ある。
この水洗は上記工程(D)と同様に行えばよいのである
上記有8!層の濃縮は蒸留等の方法を採用rればよく、
これによって、所望の濃度の磁性流体が得られるのであ
る。
上記工程(A)〜(E)を経て磁性流体が得られるので
あり、かくして得られた磁性流体は、分散性が良好で、
しかも飽和磁化が高く品質の長期安定性が確保されるの
である。
次ぎに、本M請求項2の磁性流体の製造方法について詳
細に説明する。
即ち、本lEr請求項2の磁性流体の製造方法は、可溶
性第一鉄塩と可溶性第二鉄塩を含む水溶液に塩基性水溶
液を加えてpi11〜4.5にすることにより平均粒径
が300Å以下の透明で陽性の水和酸化鉄のゾルを調整
する工程(A)、 上記工程(A)で得られた水和酸化鉄のゾルを室温以上
で熟成安定化する工程(B)、 上記工程(B)で得られた分散液に界面活性剤を加えて
水和酸化鉄のゾルを凝集させる工程(C)、上記工程(
C)で得られた水和酸化鉄のゾルを凝集させた溶液に有
機分散媒を加えて当該ゾルを有機層に移行、分液させ、
これを水洗、脱塩する工程(D)、 上記工程CD)で得られた溶液を分液し、その有機層を
採取し、これに水を加えて温度50℃以上で加熱、撹拌
しつつ塩基性水溶液を加えて9119以上にすることに
より超微粒子マグネタイトを生成する工程(E)、 上記工程(E)で得られた溶液の水層を除去し、有機層
を洗浄後、所要の有機分散媒を加えた後、上記工程(C
)で加えられた有機分散媒を回収し、これによって、所
要の有機分散媒を用いた超微粒子マグネタイト分散液を
得る工程(F)、よりなるものである。
この磁性流体の91遣方法は、所要の有機分散媒1こ超
微粒子マグネタイトを分散させた磁性流体の製造方法に
ついてのものであり、従って、本願請求項2の磁性流体
の製造方法において、超微粒子マグネタイトを製造する
までの工程(A)〜(E)までは本[請求項1の工程(
A)〜(E)と同様である。
このように超微粒子マグネタイトを製造することにより
、その粒径が揃う上、分散性が良好であり、しかも飽和
磁化が高く、品質の安定した超微粒子マグネタイトを分
散質と【、た点では請求項1と同様である。
従って、本H請求項2の工程(A)〜(E)は、本M請
求項1の工程(A)〜(E)と同様であるので省略する
そして、本発明では、上記工程(E)で得られた溶液の
水層を除去し、有機層を洗浄後、所要の有機分散媒を加
えた後、」二記工程(C)で加えられた有機分散媒を回
収し、これによって、所要の有機分散媒を用いた超微粒
子マグネタイト分散液を得る工程(F)、を実施する。
ここにおいて、有8i層の洗浄方法としては、上述の方
法を採用すればよいのである。
この場合、所要の有機分散媒を加えた後、上記工程(C
)で加えられた有機分散媒を回収し、これによって、所
要の有機分散媒を用いた超微粒子マグネタイト分散液を
得るものである。
ここにおいて、工程(C)で加えられた有機分散媒を回
収する方法としては沸点差を利用した蒸留、水蒸気蒸留
、減圧蒸留法等が挙げられる。
かくして所要の有機分散媒を用い、且つ超微粒子マグネ
タイトを分散質とした、磁性流体が得られるのである。
超微粒子マグネタイトは粒径が揃っている上、分散性が
良好であり、しかも飽和磁化が高く、品質が安定してい
るのであり、従って、この超微粒子マグネタイトを分散
質とした磁性流体は品質が著しく優れるのである。
更に、本願請求項3の磁性流体の製造方法について詳細
に説明する。
本願請求項3の磁性流体の製造方法は、可溶性第一鉄塩
と可溶性第二鉄塩を含む水溶液に塩基性水溶液を加えて
pH1〜4.5にすることにより平均粒径が300Å以
下の透明で陽性の水和酸化鉄のゾルを?!4整する工程
()\)、 上記工程(A)で得られた水和酸化鉄のゾルを室温以」
;で熟成安定化する工程(B)、上記工程(B)で得ら
れた分散液に安定剤を加えた後、界面活性剤を加えて水
和酸化鉄のゾルを凝集させる工程(C)、 上記工程(C)で得られた水和酸化鉄のゾルを凝集させ
た溶液に有機分散媒を加えて当該ゾルを有機層に移行、
分散させ、これを水洗、脱塩する工程(D)、 上記工程(D)で得られた溶液を分液し、その有機層を
採取し、これに水を加え−ζζ温度5連上にすることに
より超微粒子マグネタイトを生成する工程(E)、 よりなるものである。
この磁性流体の製造方法は、本願請求項1の磁性流体の
製造方法において、その工程(0)において界面活性剤
を加える前1:、安定剤を加えた点に特徴を有し、従っ
て、工程(A)及び工程(B)更に工程(D−E)は本
願請求項1と同様であるので重複を避けるため省略する
上記安定剤としては、第一鉄イオンと第二鉄イオンの中
和等電点(pH)で陽イオン化している化合物であれば
有機化合物、無機化合物のいずれでもよく、特に限定さ
れるものではない。そして、負に帯電しているフロイド
粒子(Hi微粒子マグネタイト)の表面に安定剤が静電
気的に結合11、コロイド粒子(超微粒子マグネタイト
)を安定化するのである。
」二元安定剤としては、可溶性アルミニウム塩、可溶性
亜鉛塩、可溶性オルト硫酸塩、可溶性オルト硅酸塩、ア
スコルビン酸、エリソルビン酸、没食子酸、アミノ酸、
レグクトンM(アミルグクトン類)、スズ、アンチモン
、チタン、シルレフニウム又はニオブ等の可溶性塩、フ
ェニルβ−す7チルアミン等のアミン類、リン化合物例
えばノチオリン酸、アルキルアミノカルボン ロ酢酸等が挙げられる。
かくして、本願請求項1の磁性流体の各種特性に加えて
更に安定性の優れた磁性流体が得られるのである。
又、本H illl請求項4性流体の製造方法について
詳細に説明する。
本M請求項4の磁性流体の製造方法は、可溶性第一鉄塩
と可溶性第二鉄塩を含む水溶液に塩基性水溶液を加えて
pH1〜4.5にすることにより平均粒径が300Å以
下の透明で陽性の水和酸化鉄のゾルを調整する工程(A
)、 上記工程(A)で得られた水和酸化鉄のゾルを室温以上
で熟成安定化する工程(B)、 上記工程(I3)で得られた分散液に安定剤を加えた後
、界面活性剤を加えて水和酸化鉄のゾルを凝集させる工
程(C)、 」二足工程(C)で得られた水和酸化鉄のゾルを凝集さ
せた溶液に有機分散媒を加えて当該ゾルを有P!1層に
移行、分散させ、これを水洗、脱塩する工程(D)、 上記工程CD)で得られた溶液を分液し、その有機層を
採取し、これに水を加えて温度50℃以上で加熱、撹拌
しつつ塩基性水溶液を加えてpH9以上にすることによ
り超微粒子マグネタイトを生成する工程(E)、 上記工程(E)で得られた溶液の水層を除去し、有8!
層を洗浄後、所要の有機分散媒を加えた後、上記工程(
C)で加えられた有機分散媒を回収し、これによって、
所要.の有?j!分散媒を用いた超微粒子マグネタイト
分散液を得る工程(F)、よりなるものである。
この磁性流体の製造方法は、本*晴求項2の磁性流体の
製造方法において、その工程(C)において界面活性剤
を加える前に、安定剤を加えた点に特徴を有し、従って
、工程(A)及1工程(B)更に工程(D − F )
は本[l請求項2と同様であるので重複を避けるため省
略する。
上記安定剤としては、上述のものと同様のものが挙げら
れるのであり、又、その8!能も同様である。
かくして、本[請求項2の磁性流体の各種特性に加えて
更に安定性の優れた磁性流体が得られるのである。
(e>作用 本発明は、上記構成を有し、可溶性第一鉄塩と可溶性第
一鉄塩を含む水溶液に塩基性水溶液を加えるにあたり、
超微粒子7グネタイトを一挙に形成すると、超微粒子マ
グネタイトの粒径が大きくバラツクので塩基性水溶液を
2段階に分けて添加するように調整し、その第一段階で
はpIlをJI′IJIIjシて酸性領域で平均粒径が
300Å以下の透明で陽性の水和酸化鉄のゾルを調製し
た後、これを熟成することにより、水和酸化鉄ゾルの粒
径を揃え、次いで、これに更に塩基性水溶液を加えて(
第二段階)pHを9以上にすることによりm微粒子マグ
ネタイトを得るようにしたものであり、かくして得られ
た超微粒子マグネタイトは粒径が揃い、且つ分散性が着
しく良好で沈降や凝集史に濃度変化止びに偏析等が生じ
ない上、飽和磁化が高(、品質の優れた磁性流体が得ら
れる作用を有するのである。
本発明の磁性流体の製造方法において、水和酸化鉄ゾル
の分散液に界面活性剤を加えてこのゾルを凝集させるに
あたり、この界面活性剤を加える前に、予め、安定剤を
加えることにより、上述の作用に加えて更に長期安定性
が良好になるのである。
(f)実施例 以下、本発明を又施例により更に詳細に説明するが、本
発明はこれに限定されるらのではない。
実施例1 硫酸第一鉄1 、 2 mol/ l水溶液11と硫酸
第二鉄1 、 0 moR/ 1水溶液11を混合撹拌
し、この液温を30℃に保ちながら、この混合溶液に2
.5論01/lの炭酸ナトリウムをpH2,8になるま
で滴下することによ1)平均粒径が300Å以下の透明
で陽性の水和酸化鉄ゾルを調製する(工程A)。
このゾルを30℃で3時間熟成安定化した後(工程B)
、この分散液に、0.25mol/1のオレイン酸ソー
ダ(界面活性剤)500moNを加えてこの水和酸化鉄
オルガノゾルを凝集させ(工程C)、次いで、これにn
−ヘキサン(有機分散媒)300mo1を加え、有機層
に水和酸化鉄オルガノゾルを移行、分散させ、これを水
洗、脱塩する(工程D)。
その後、この溶液を分液し、その有8!層を採取し、こ
れに新たに水200mfを加え凝縮器を付けた21の7
−7スコ中に移し、温度75℃で加熱撹拌しながら20
重1%水酸化ナトリウム[400II11を徐々1ご加
えてp)(10,5とすることによr)超微粒子マグネ
タイトを生成させる(工程E)。この場合、反応終了後
水洗し、水層を除去後、n−ヘキサンを蒸留により濃縮
して、n−ヘキサンを有機分散媒とする、本発明の磁性
流体を得た。
この磁性流体の収率は超微粒子マグネタイト換算で98
.0%であった。
この超微粒子マグネタイトの平均粒径は105人であり
、しかも粒径が揃っていることが認められた。
又、この磁性流体の飽和磁化を測定した結果、450G
であった。
実施例2 実施例1において、工程(A−E)で得られた溶液の水
層を除去後、有fi層を洗浄し、これにn−ドデカン1
50m/を加え、蒸留によr)n−ヘキサンを回収し、
残液の1−ドデカンを有機分散媒とする、本発明の磁性
流体を得た(工程F)。
この磁性流体の収率は超微粒子マグネタイト換算で98
.5%であった。
この超微粒子マグ、ネタイトの平均粒径は120人であ
り、しかも粒径が揃っていることが認められた。
又、この磁性流体の飽和磁化を測定した結果、450G
であった。
実施例3 塩化第一鉄1 、2 mo1/ l水溶液1rと塩化第
二鉄2mo//1水溶液11を混合撹拌し、この液温を
20 ’Cに保ちながら、この混合溶液に2.5mof
の水酸化ナトリウムをpl+2.2になるまで滴下する
ことにより平均粒径が300Å以下の透明で陽性の水和
酸化鉄ゾルを7!!4製する(工程A)。
このゾルを室温で24時間熟成安定化した後(工程B)
、この分散液に、0,25s+o&/1のリシ/−ル酸
ナトリウム(界面活性剤)550mlを加えてこの水和
酸化鉄オルガノゾルを凝集させ(工程C)、次いで、こ
れにトルエン(有機分散vL)300@Nを加え、有8
!1層に水和酸化鉄オルガノゾルを移行、分散させ、こ
れを水洗、脱塩する(工程D)。
その後、この溶液を分渡し、その有機層を採取し、これ
に新たに水200m1を加え凝縮器を付けた21のフラ
スコ中に移し、温度90℃で加熱撹拌しながら20重1
%の水酸化ナトリウム水溶液400m1!を徐々に加え
、pH10,8にすることにより超微粒子マグネタイト
を生成させた(工程E)。
この場合、この反応終了後、水層を除去し、次いで、有
機層を洗浄後、ヒングードエステル(ペンタエリスリッ
トカプロン酸エステル)150gを加えた後、トルエン
を回収し、これによって、ヒングードエステルを有機分
散媒とする、本発明の磁性流体を得た(工程F)。
この磁性流体の収率は超微粒子マグネタイト換算で98
.5%であった。
この超微粒子マグネタイトの平均粒径は125人であり
、しかも粒径が揃っていることが認められた。
又、この磁性流体の飽和磁化を測定した結果420Gで
あった。
実施例4 硫酸第一鉄1 、2.moZ/ 1水溶液11と硫酸第
二鉄1.Omoρ/1水溶液1eを混合撹拌し、この液
温を25°Cに保ちながら、この混合溶液に2.5噛o
(1/1の炭酸ナトリウムをpl+3.0になるまで滴
下することにより平均粒径が300Å以下の透明で陽性
の水和酸化鉄ゾルを調製する(工程A)。
このゾルを30℃で3時間熟成安定化した後(工程B)
、この分散液に、0 、25 mo1/ eのオレイン
酸ソーグ(界面活性剤)500 mot’を加えてこの
水和酸化鉄オルガノゾルを凝集させ(工程C)、次いで
、これにn−ヘキサン(有機分散媒)300molを加
え、有8!層に水和酸化鉄オル〃ノゾルを移行、分散さ
せ、これを水洗、脱塩する(工程D)。
その後、この溶液を分液し、その有8!層を採取し、こ
れに新たに水200m1を加え凝縮器を付けた3pの7
ラスコ中に移し、温度75℃で加熱撹拌しながら20重
量%の水酸化ナトリウム演350mNを徐々に加えてp
H11,0とすることによI)超微粒子マグネタイトを
生成させる(工程E)。
この場合、反応終了後水洗し、水層を除去後、これに1
1−ドデカン200m1を加え、蒸留によQn−ヘキサ
ンを回収し、残液のロードデカンを有機分散媒とする、
本発明の磁性流体を得た(工程F)。
この磁性流体の収率は超微粒子マグネタイト換算C98
,0%であった。
、二のMi豪粒子マグネタイトの平均粒径は120人て
ゝあり、しかも粒径が揃っていることが認められた。
又、この磁性流体の飽和磁化を測定した結果、420G
であった。             !実施例5 硫酸第一鉄1 、2 aaol/ 1水溶液1pと硫酸
第二鉄1 、 Oteal/ l水溶w111を混合撹
拌し、この液温を40℃に保ちながら、この混合溶液に
2.5mol/lの水酸化ナトリウムを、112.3に
なるまで滴下することにより平均粒径が300A以ドの
透明で陽性の酸化鉄水和ゾルを調製する。
このゾルを温度70℃で1時間熟成安定化した後、0.
25鑓01オレイン酸ソーダ(界面活性剤)、’J O
Omlを加えて水和酸化鉄オルがノゾルとした後、更に
20重量%の水酸化ナトリウム水溶液を加えて(fA度
80〜90℃で加熱撹拌し、pH10゜5)M微粒子マ
グネタイトを生成させた後、トルエンを加えて超微粒子
マグネタイトをトルエン層に移行させる。この場合、分
層が判明しない場合は少量の酸又は極性溶媒を添加する
1次いで、トルエン層を取り出し、これにケロシン15
0m1を加えた後トルエンを回収除去し、残液のケロシ
ンを有1g!1分散媒とする、本発明の磁性流体を得た
この磁性流体の収率は超微粒子マグネタイト換算で98
.5であった。
この超微粒子マグネタイトの平均粒径は120人であり
、しかも粒径が揃っていることが認められた。
又、この磁性流体の飽和磁化を測定した結果、420G
であった。
実施例6 硫Rm−・鉄アンモニウム(モール塩)(F eS O
4(N!■、)zsO,・ 6 H2O)t 、3mo
l/1水溶@11と硫酸第二鉄アンモニウム(鉄ミツウ
バン)(FeNH、(S O、)2・ 12H20)2
.0論oe/l水溶8111を用いた以外は、実施例1
と同様にして本発明の磁性流体を得た。
この磁性流体の収率は超微粒子マグネタイト換算で97
.5%であった。
この超微粒子マグネタイトの平均粒径は110人であり
、しがも粒径が揃っている二とが認められた。
又、この磁性流体の飽和磁化を測定した結果、420G
であった。
実施例7 実施例1における工程Cにおいて、界面活性剤(オレイ
ン酸ナトリウム)を加える前に、安定剤として0 、2
 mol/ 1塩化アルミニツム水溶液500罎lを加
えて水和酸化鉄ゾルの表面にアルミニウムイオン電荷を
付与した以外は実施例1と同様にして本発明の磁性流体
を得た。
この磁性流体の収率は]i!微粒子マグネタイト換算で
98.5%であった。
このE1微粒子マグネタイトの平均粒径は120人であ
り、しかも粒径が揃っていることが認められた。
又、この磁性流体の飽和磁化を測定した結果、450G
であった。
実施例8 実施例2における工程Cにおいて、界面活性耐(オレイ
ン酸ナトリウム)を加える前に、安定剤として0,2輸
on/1塩化アルミニウム水溶8I500 mlを加え
て水和酸化鉄ゾルの表面にアルミニウムイオン電荷を付
与した以外は実施例2と同様にして本発明の磁性流体を
得た。
この磁性流体の収率は超微粒子マグネタイト換算で98
.0%であった。
この超微粒子マグネタイトの平均粒径は120人であり
、しかも粒径が揃っていることが認められた。
又、この磁性流体の飽和磁化を測定した結果、450G
であった。
実施例9 実施例3における工程Cにおいて、界面活性剤(リシノ
ール酸す1リウム)を加える萌に、安定剤として0 、
2 lol/ 1塩化アルミニウム水溶液500mNを
加えて水和酸化鉄ゾルの表面にアルミニウムイオン電荷
を付与した以外は実施例3と同様にして本発明の磁性流
体を得た。
この磁性流体の収率は超微粒子マグネタイト換算で98
.5%であった。
この超微粒子マグネタイトの平均粒径は120人であり
、しかも粒径が揃っていることが認められた。
又、この磁性流体の飽和磁化を測定した結果、450G
であった。
実施例10 実施例4における工程Cにおいて、界面活性剤(オレイ
ン酸ナトリウム)を加える前に、安定剤として0 、2
 wo1/ 1塩化アルミニウム水溶液500m1を加
えて水和酸化鉄ゾルの表面にアルミニウムイオン電荷を
付与した以外は実施例4と同様にして本発明の磁性流体
を得た。
この磁性流体の収率は超微粒子マグネタイト換算で98
.5%であった。
この超微粒子マグネタイトの平均粒径は130人であり
、しかも粒径が揃っていることが認められな。
又、この磁性流体の飽和磁化を測定した結果、420G
であった。
実施例11 X施例6における工程Cにおいて、界面活性六曜(オレ
イン酸ナトリウム)を加える前に、安定剤として0 、
2 mol/ 1塩化アルミニウム水溶v、50011
りを加えて水和酸化鉄ゾルの表面にアルミニウムイオン
電荷を付与した以外は実施例6と同様にして本発明の磁
性流体を得た。
この磁性流体の収率は超微粒子マグネタイト換算で98
.0%であった。
このffi微粒子マグネタイトの平均粒径は120人で
j)す、しかも粒径がmvていることが認められな。
又、この磁性流体の飽和磁化を測定した結果、420G
であった。
比較例1 1 +ooi’/ ;!51 rRm−鉄と1moe/
N硫酸第二鉄の水溶液を各々11を反応槽中に入れ、こ
れを混合しながらGNNaOI(水溶1をpHが7.3
になるまで滴下した。その後約20分間混合してだ微粒
子マグネタイトコロイド溶液を+iIi製し、次いで1
0%オレイン酸ナトリウム溶液640+++1を添加し
て30分間混合し、これに、よって、このコロイド粒子
をオレイン酸ナトリウムの単分子膜で被覆する。
この溶液に、非水溶液有機溶媒であるケロシン550m
1を注ぐと黒褐色の有PI11/llが生ずる。
この有機層を洗浄、脱塩し、これを蒸留によって濃縮す
ることにより、固体濃度的45%の磁性流体を得た。
この超微粒子マグネタイトは粒径の櫃めて小さいものか
ら凝集物もあり、しかも粒径に大きな/Cラツキがある
ことが認められた。
又、この磁性流体の飽和磁化を測定した結果、165G
であった。
比較例2 5eの7うX:+):、水40g1 トルエン1600
g1水酸化ナトリウム14. Og(0,34413m
ol)を順次加え、これを撹拌しながらオレイン酸96
H(0,349+*o1)を添加し、液温を75−80
℃に保ちながら30分間撹拌するとオレイン酸ナトリウ
ムを含むエマルノシンとなった。次に、液温を35℃に
下げ、28%アンモニア水534.3&(8、8mol
)を加えて撹拌混合し、均一なエマルノヨンを得た。
一方、予め硫酸第一鉄7水塩278g(1mof)、硫
酸第二鉄6水塩508g(Iaiof)、水1125゜
の混合水溶液を上記のエマル5)Bン中に滴下し、超微
粒子マグネタイトコロイドの生成及び吸着処理を行った
。この鉄塩水溶液の滴下には2.5時間を又した6W4
下終了時点で反応液は、黒色の分散奴となったため、液
温を75〜80℃に上昇し、この温度で30分間撹拌・
熟成したにの後、5pの分液ロートに移し、静置した。
この上層の超微粒子マグネタイトコロイドが分散したト
ルエン層を採取した。
このトルエン層を、再び51!のフラスコに移し、共沸
脱水を行った。
このトルエン層を加熱しながら減圧濃縮し、5008の
磁性流体を得た。
この超微粒子マグネタイトは粒径の極めて小さいものか
ら凝集物もあり、しがも粒径に大きなバラツキがあるこ
とが認められた。
又、この磁性流体の飽和磁化を測定した結果、380G
であった。
上記各実施例及び各比較例について、以下に述べる方法
で分散性、安定性について調査した。
分散性・・・0.1μ鎗、0.2μm−1O145μ釦
、0.65μ鋤、1.0μ−のメンブランフィルタ−を
用いて製造直後製m後2ケ刃稜の分散性を調べるため減
圧下IQQIHHで濾過テストを実施した。
その結果をI!l’sl!及び以下に示す。
(以下余白) 安定性・・・温度80℃の恒温槽中で2ケ月間放置tI
L飽和磁化を測定した。
この場合、印加磁場は8KOeで実施した。
第2表 分散性について、各実施例のものは孔径0,1μ鐘のメ
ンブランフィルタ−でも円滑、且つ完全に透過し、沈澱
物がメンブランフィルタ−上に堆積しないことが認めら
れた。
これに対し、各比較例のものはそのままでは孔径1μ鎗
でらメンブランフィルタ−上に堆積することが認められ
た。そこで各比較例のものを各々遠心分離器にかけ(5
000G)、この分散液のみを採取し、上記と同様の試
験を行ったところ孔径0.65μ−のメンブランフィル
タ−で透過した。
しかし、この場合、超微粒子マグネタイトの収率は50
〜70fi1%となった。
安定性について、実施例1〜6のものは30日目ごろか
ら僅かに色変が認められ、又、実施例7〜11のものは
60日間変化が認められなかったが、各比較例のものは
10日程度で色変が認められた。この差は粒径のバラツ
キの程度に起因しているものと解される。
上述の結果より、各比較例のものに比べて、各実施例の
ものは粒径が揃い、安定で、しかも分散性が良好である
うえ、飽和磁化が高いことが認められる。
特に安定剤を用いた磁性流体(実施例7〜11)は長期
安定性に優れていることが認められる。
又、各実施例のものは得られた状態で沈降、凝集、濃度
変化更に偏析が生じないが、各比較例のものは得られた
状態で沈降や凝集などが認められた。
(g)発明の効果 本発明は、上述のとおりに構成されているので、以下に
記載されるような効果を奏する。
請求項1の磁性流体の製造方法においては、上記vI成
を有し、可溶性第一鉄塩と可溶性第二鉄塩を含む水溶液
に塩基性水溶液を加えて層像粒子マグネタイトを形成す
るにあたり、超微粒子マグネタイ)の粒径を揃える。た
めに塩基性水溶液を2段階に分けて添加するように調整
し、その第一段階では1)11を抑制して酸性領域で平
均粒径が300Å以下の透明で陽性の水和酸化鉄のゾル
を肩製[、た後、これを熟成することにより、水和酸化
鉄ゾルの粒径を揃え、次いで、これに更に塩基性水溶液
を加えて(第二段階)pHを9以上にすることにより超
微粒子マグネタイトを得るようにしたものであり、かく
して得られた超微粒子マグネタイトは粒径が揃い、且つ
分散性が苫しく良好で沈降や凝集更に濃度変化並びに偏
析等が生じない上、飽和磁化が高く、品質の優れた磁性
流体が得られる効果を有するのである。
請求項2の磁性流体の製造方法においては、J―記構成
を有するので、超微粒子マグネタイトは粒径が揃い、且
つ分散性が著しく良好で沈降や凝集更に濃度変化並びに
偏析等が生じない上、飽和磁化が高(、品質の優れるの
であり、更に任意の有機分散媒を媒体とする磁性流体が
得られる効果を有するのである。
請求項3の磁性流体の製造方法においては、水和酸化鉄
ゾルの分散液に界面活性剤を加えて二のゾルを凝集させ
るにあたり、この界面活性剤を加える萌に、予め、安定
剤を加えることにより、超微粒子マグネタイトは粒径が
揃い、且つ分散性が者しく良好で沈降や凝集更に濃度変
化並びに偏析等が生じない上、飽和磁化が高く、品質の
優れるのであり、更に長期安定性が良好になる効果を有
するのである。
請求項4の磁性流体の製造方法においては、上記NII
威を有するので、超微粒子マグネタイトは粒径が揃い、
且つ分散性が者しく良好で沈降や凝集更に濃度変化並び
に偏析等が生じない上、飽和磁化が高く、品質の優れる
のであり、更に任意の有機分散媒を媒体とする磁性流体
が得られると共に長期安定性が良好になるのである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)可溶性第一鉄塩と可溶性第二鉄塩を含む水溶液に
    塩基性水溶液を加えてpH1〜4.5にすることにより
    平均粒径が300Å以下の透明で陽性の水和酸化鉄のゾ
    ルを調整する工程(A)、 上記工程(A)で得られた水和酸化鉄のゾルを室温以上
    で熟成安定化する工程(B)、 上記工程(B)で得られた分散液に界面活性剤を加えて
    水和酸化鉄のゾルを凝集させる工程(C)、上記工程(
    C)で得られた水和酸化鉄のゾルを凝集させた溶液に有
    機分散媒を加えて当該ゾルを有機層に移行、分散させ、
    これを水洗、脱塩する工程(D)、 上記工程(D)で得られた溶液を分液し、その有機層を
    採取し、これに水を加えて温度50℃以上で加熱、撹拌
    しつつ塩基性水溶液を加えてpH9以上にすることによ
    り超微粒子マグネタイトを生成する工程(E)、 よりなる磁性流体の製造方法。
  2. (2)可溶性第一鉄塩と可溶性第二鉄塩を含む水溶液に
    塩基性水溶液を加えてpH1〜4.5にすることにより
    平均粒径が300Å以下の透明で陽性の水和酸化鉄のゾ
    ルを調整する工程(A)、 上記工程(A)で得られた水和酸化鉄のゾルを室温以上
    で熟成安定化する工程(B)、 上記工程(B)で得られた分散液に界面活性剤を加えて
    水和酸化鉄のゾルを凝集させる工程(C)、上記工程(
    C)で得られた水和酸化鉄のゾルを凝集させた溶液に有
    機分散媒を加えて当該ゾルを有機層に移行、分散させ、
    これを水洗、脱塩する工程(D)、 上記工程(D)で得られた溶液を分液し、その有機層を
    採取し、これに、水を加えて温度50℃以上で加熱、撹
    拌しつつ塩基性水溶液を加えてpH9以上にすることに
    より超微粒子マグネタイトを生成する工程(E)、 上記工程(E)で得られた溶液の水層を除去し、有機層
    を洗浄後、所要の有機分散媒を加えた後、上記工程(C
    )で加えられた有機分散媒を回収し、これによって、所
    要の有機分散媒を用いた超微粒子マグネタイト分散液を
    得る工程(F)、 よりなる磁性流体の製造方法。
  3. (3)可溶性第一鉄塩と可溶性第二鉄塩を含む水溶液に
    塩基性水溶液を加えてpH1〜4.5にすることにより
    平均粒径が300Å以下の透明で陽性の水和酸化鉄のゾ
    ルを調整する工程(A)、 上記工程(A)で得られた水和酸化鉄のゾルを室温以上
    熟成安定化する工程(B)、 上記工程(B)で得られた分散液に安定剤を加えた後、
    界面活性剤を加えて水和酸化鉄のゾルを凝集させる工程
    (C)、 上記工程(C)で得られた水和酸化鉄のゾルを凝集させ
    た溶液に有機分散媒を加えて当該ゾルを有機層に移行、
    分散させ、これを水洗、脱塩する工程(D)、 上記工程(D)で得られた溶液を分液し、その有機層を
    採取し、これに水を加えて温度50℃以上で加熱、撹拌
    しつつ塩基性水溶液を加えてpH9以上にすることによ
    り超微粒子マグネタイトを生成する工程(E)、 よりなる磁性流体の製造方法。
  4. (4)可溶性第一鉄塩と可溶性第二鉄塩を含む水溶液に
    塩基性水溶液を加えてpH1〜4.5にすることにより
    平均粒径が300Å以下の透明で陽性の水和酸化鉄のゾ
    ルを調整する工程(A)、 上記工程(A)で得られた水和酸化鉄のゾルを室温以上
    で熟成安定化する工程(B)、 上記工程(B)で得られた分散液に安定剤を加えた後、
    界面活性剤を加えて水和酸化鉄のゾルを凝集させる工程
    (C)、 上記工程(C)で得られた水和酸化鉄のゾルを凝集させ
    た溶液に有機分散媒を加えて当該ゾルを有機層に移行、
    分散させ、これを水洗、脱塩する工程(D)、 上記工程(D)で得られた溶液を分液し、その有機層を
    採取し、これに水を加えて温度℃以上で加熱、撹拌しつ
    つ塩基性水溶液を加えてpH9以上にすることにより超
    微粒子マグネタイトを生成する工程(E)、 上記工程(E)で得られた溶液の水層を除去し、有機層
    を洗浄後、所要の有機分散媒を加えた後、上記工程(C
    )で加えられた有機分散媒を回収し、これによって、所
    要の有機分散媒を用いた超微粒子マグネタイト分散液を
    得る工程(F)、 よりなる磁性流体の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010504381A (ja) * 2006-09-22 2010-02-12 コンセジョ スペリオール デ インベスティガショネス シエンティフィカス ナノ複合材料及び強磁性流体といった磁性ナノ粒子又はポリマーを含む材料系ならびにその用途
JP2013527594A (ja) * 2010-03-08 2013-06-27 コンセホ スペリオール デ インベスティガシオネス シエンティフィカス(セエセイセ) 超常磁性挙動を有する材料の取得方法

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