JPH02206107A - 薄肉リング磁石の製造方法 - Google Patents

薄肉リング磁石の製造方法

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JPH02206107A
JPH02206107A JP2706589A JP2706589A JPH02206107A JP H02206107 A JPH02206107 A JP H02206107A JP 2706589 A JP2706589 A JP 2706589A JP 2706589 A JP2706589 A JP 2706589A JP H02206107 A JPH02206107 A JP H02206107A
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JP
Japan
Prior art keywords
core
powder
ring
thin
hot
Prior art date
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Pending
Application number
JP2706589A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Watanabe
渡辺 輝夫
Yutaka Yoshida
裕 吉田
Norio Yoshikawa
紀夫 吉川
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Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、R−Fe−B系磁石合金(Rは希土類元素)
の粉末を焼結して薄肉のリングw1′EJを製造する方
法の改良に関する。
【従来の技術】
Nd −Fe −B系を代表とするR−Fe −B系磁
石は、永久磁石としての性能が高いうえに比較的安価に
製造できるから、用途が急速に拡大しつつある。 その
中で、たとえばブラシレスモータ用の永久磁石は、外径
15〜30m、肉厚1〜3履、高さ3〜101NrIの
薄肉リングの形状をもつものである。 従来、このようなリング磁石を粉末材料から製造する方
法としては、粉末を冷間で成形して圧粉成形体とし、こ
れを焼結する常用の粉末冶金法と、粉末を直接熱間で成
形するホットプレス法とがある。 常用の粉末冶金法に
は、焼結時の歪みが避けられず真円リングが得難いとい
う悩みがある。 一方、ホットプレス法では、粉末をダイス中に均−に充
填することが困難なことに起因して、部位により密度の
バラツキの大きい、従って磁気特性の均一でない(磁気
特性のうち磁束密度3rと最大エネルギー積(B H)
 maxとは密度に比例する)磁石しか製造できない、
という問題がある。 また、薄肉の製品を得ようとする
と、ダイスからのノックアウト時にワレやカケが生じや
すい。 このようなわけで、従来の薄肉リング磁石の製造は、最
終製品より肉厚の大きい磁石をつくり、研摩加工により
仕上げるほかなかった。 これは多大の労力を要し、コ
スト高を招くことはもちろんである。 [発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、上記した技術の現状を改善し、R−F
e−B系永久磁石において最終製品に近い形状をもった
薄肉リング磁石を製造する方法であって、多くの場合に
仕上げ研摩を必要としない製造方法を提供することにあ
る。
【課題を解決するための手段】
本発明の薄肉リング磁石の製造方法は、RFe−B系磁
石合金(Rは希土類元素)の粉末を冷間で圧粉成形して
第1図に示すようなリング状の圧粉成形体(1)を得、
これを第2図にみるようにその内径に適合する外径をも
ったコア(3)に装着し、このコアをダイスの一部とし
て利用し、温度600〜900 ’Cにおいて第3図の
ようにホットプレスして、第4図のようなコア(3)の
外側に焼結体く2)が存在するものをつくり、第5図に
みる焼結体(2)を得ることからなる。 第3図におい
て、(4)は下パンチ、(5〉は上パンチ、(6)はダ
イスである。 圧粉成形は、コアの存在下に行なって、リング状の圧粉
成形体をコアと一体に得るように、つまり直接第2図の
ような圧粉成形体とコアの組み合わせを得ることが有利
である。 コアの材料としては、軟鋼のような安価なものを使用し
て1〜小数回で使い捨ててもよいし、N1基耐熱合金の
ような耐久性をもったものを使用して、多数回くり返し
使用してもよい。 リング状の圧粉成形体にコアを挿入するにしても、コア
と一体に圧粉成形体を得るにしても、ホットプレス時の
焼き付きを確実に防止するため、コアの圧粉成形体と接
する表面に、高温潤滑剤を塗布しておくことが好ましい
【作 用】
薄肉のリング状焼結体をつくる場合、前記したように、
常用の粉末冶金法では焼結時の歪みが大きいから、これ
を避けてホットプレスを行なうべきである。 ホットプ
レス法の欠点であった充填密度の不均一さを、本発明で
は冷間の圧粉成形をそれに先立って行なうことで解消し
た。 薄肉のリング状圧粉成形体の取扱いに伴うワレや
カケは、コアの使用により軽減した。 とくに、コアの
存在下に圧粉成形を行なって一体のものを得るという態
様においては、この問題はほぼ完全に解決される。 R−r:e −B系磁石合金は熱膨張率が比較的小さい
から、コア材料として熱膨張率が大きい鋼を使用した場
合はもちろん、比較的小さいNi基耐熱合金などを使用
した場合でも、冷却後に焼結体とコアを分離することは
容易である。 [実 施 例] 3ONd−2,5Co−0,9B−残部Fe(数字は重
量%)の合金組成の溶湯から、単ロール法による超急冷
でリボン状の急冷薄帯をつくった。 このリボンを粉砕
して60メツシユのフルイを通過するようにし、バイン
ダーとして樟脳を0.2重量%(アセトン溶液とした)
添加して冷間でプレスしく圧力2トン/cm>、内径1
7.5#X外径19.5#X長ざ10mのリング状圧粉
成形体を製造した。 上記のリングに挿入できる直径をもった軟鋼製の小円柱
をコアとして用い、その外周にBN微粉末をアルコール
に分散した液をスプレーしたのち、リング状圧粉成形体
を装着した。 これを第3図に示すように、外径がともに20履の上パ
ンチ、下パンチと組み合わせ、真空下で750℃に加熱
しである内径20mのダイに入れ、圧力1トン/ctA
でプレスした。 上パンチと下パンチは、ともにインコ
ネルフコ30合金を使用した。 プレス約・・・秒間ののち冷却し、焼結体とコアを上パ
ンチ、下パンチとともにノックアウトして取り出した。 リング状の焼結体は、コアから容易に取り外すことがで
きた。 リングは高さが約12履になっており、もちろ
んワレもカケもなかった。 磁気特性を測定したところ、最大エネルギー積(BH)
maxが軸方向では14.5MGOe 、半径方向では
13.0MGOeであった。
【発明の効果】
本発明の方法によれば、R−Fe−B系磁石合金の粉末
から、厚さ1#内外の薄肉リング状磁石を容易に製造で
きる。 従来の粉末冶金技術とちがって焼結時の歪みが
ないから、真円度の高いリングが得られ、内径、外径の
公差が±0.05以上の、つまり極度の精密さを要求さ
れない用途であれば、研摩仕上げは不要であって、焼結
製品をそのまま使用することができる。 研摩を行なう
場合にも研摩代がわずかで済むことは、容易に理解され
るであろう。 製造された磁石は、単なるホットプレスの製品より密度
が高く、かつ均質であるから、磁石として良好な特性を
有し、その部位によるバラツキもごく小さいものである
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は、本発明の製造方法の工程を説明
するためのものであって、第1図は磁石合金粉末の圧粉
成形体、第2図はそれをコアに装着したところ、第3図
はホットプレス中の段階、第4図はホットプレス俊のコ
アと焼結体、そして第5図は焼結体をとり出したところ
をそれぞれ示す、いずれも縦断面図である。 1・・・圧粉成形体     2・・・焼結体3・・・
コ ア       4・・・下パンチ5・・・上パン
チ      6・・・ダ イ特許出願人   大同特
殊鋼株式会社 代理人  弁理士  須 賀 総 夫

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)R−Fe−B系磁石合金(Rは希土類元素)の粉
    末を冷間でリング状に圧粉成形し、得られたリング状の
    圧粉成形体をその内径に適合する外径をもつたコアに装
    着し、温度600〜900℃においてホットプレスして
    焼結体を得ることからなる薄肉リング磁石の製造方法。
  2. (2)圧粉成形をコアの存在下に行ない、リング状の圧
    粉成形体をコアと一体に得て、それをホットプレスする
    ことにより実施する請求項1の製造方法。
  3. (3)コア上の圧粉成形体に接する表面に高温潤滑剤を
    塗布して実施する請求項1の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002540595A (ja) * 1999-03-19 2002-11-26 バクームシュメルツェ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 複合部品及びその製造方法
CN103331448A (zh) * 2013-07-10 2013-10-02 张家港比迪凯磁技有限公司 磁环保持装置

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002540595A (ja) * 1999-03-19 2002-11-26 バクームシュメルツェ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 複合部品及びその製造方法
CN103331448A (zh) * 2013-07-10 2013-10-02 张家港比迪凯磁技有限公司 磁环保持装置
CN103331448B (zh) * 2013-07-10 2016-06-01 张家港比迪凯磁技有限公司 磁环保持装置

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