JPH02204604A - 摺動部材およびその製造方法 - Google Patents

摺動部材およびその製造方法

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JPH02204604A JP2431289A JP2431289A JPH02204604A JP H02204604 A JPH02204604 A JP H02204604A JP 2431289 A JP2431289 A JP 2431289A JP 2431289 A JP2431289 A JP 2431289A JP H02204604 A JPH02204604 A JP H02204604A
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弘志 三浦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A9発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は摺動部材およびその製造方法に関する。
(2)従来の技術 従来、二〇種摺動部材として、内燃機関用動弁機構のカ
ムシャフトが知られており、そのカムシャフトは鋳鉄よ
り構成され、またカム、したがってその摺動面形成領域
は、例えばチル化されている。
(3)発明が解決しようとする課題 前記のようにチル化を行う理由は、前記領域の摺動特性
を向上させてピッティングおよびスカフィングの発生を
回避するためであるが、現在の動向である機関の高速回
転化および高出力化に十分に対処するためには、なお−
層の摺動特性の向上が要求されている。
本発明は、前記要求に応することのできる、優れた摺動
特性を備えた前記摺動部材およびその製造方法を提供す
ることを目的とする。
B0発明の構成 (1)課題を解決するための手段 本発明に係る摺動部材は、 0、8重量%≦C≦2.0重量%、 0、4重量%≦SL≦2.0重量%、 0.3重量%≦Mn≦1.5重量%、 6.0重量%≦Cr≦20.0重量%、0、3重量%≦
Mo≦5.0重量%、 0.05重重量≦S≦0.5重量%、 残部 Feおよび不可避不純物 の組成を有する合金鋼を構成材料とし、摺動部が、化学
的表面硬化処理により得られた表層と、該表層の内側に
在って、焼入れおよび焼戻し処理により得られた内層と
を有し、表面硬さがHえC55以上であることを特徴と
する。
本発明は摺動部材を製造するに当り、摺動部材の摺動部
に対応する部位を備えた摺動部材用素材を、二次硬化特
性を有する合金鋼を用いて製造する工程と、前記部位に
焼入れ処理を施す工程と、前記部位に、それが二次硬化
現象を生起する焼戻し温度にて焼戻し処理を施す工程と
、前記部位に、前記焼戻し温度よりも低い温度にて化学
的表面硬化処理を施す工程とを順次行うことを特徴とす
る。
(2)作 用 前記摺動部材を構成する合金鋼は二次硬化特性を有し、
また強固な網目状炭化物を生成するので、その摺動部は
、外層および内層の協働によって特定の表面硬さ、優れ
た疲労強度および自己潤滑能を備え、これにより摺動部
の耐ピツテイング性および耐ピツテイング性が向上し、
また耐久性も良好となる。
前記合金鋼において各化学成分を用いる理由およびその
含有量限定理由は以下の通りである。
(a)  Cについて Cは、マルテンサイト組織に網目状炭化物を分散させる
ために用いられる。た−゛し、Cの含有量が0.8重量
%を下回ると、網目状炭化物を得ることができず、一方
、2.0重量%を上回ると、網目状炭化物量が過剰とな
って機械加工性が低下する。
(ロ) Slについて Siは、鋳造性を改善するために用いられる。
たXし、Siの含有量が0.4重量%を下回ると、前記
改善効果が得られず、一方、2.0重量%を上回ると、
摺動部材が脆化する。
(c)Mnについて Mnは、マトリックスを強化するために用いられる。た
!゛シ、Mnの含有量が0.3重量%を下回ると、前記
強化作用が得られず、一方、1.5重量%を上回ると、
残留オーステナイトが増加して、硬さおよび寸法安定性
が低下する。
(d)Crについて Crは、二次硬化現象生起要素であり、強固な網目状炭
化物を生成して摺動部の硬さ、耐摩耗性および耐熱性を
増大させるために用いられる。ただし、Crの含有量が
6,0重量%を下回ると、強固な網目状炭化物が生成せ
ず、一方、20重量%を上回ると、機械加工性が低下す
る。
(e)Moについて Moは、マトリックスを強化して焼戻し軟化現象の発生
を抑制するために用いられる。たりし、Moの含有量が
0.3重世%を下回ると、前記抑制効果が得られず、一
方、5.0重量%を上回っても前記抑制効果の向上が認
められない。
(f)  Sについて Sは、被削性を向上させるために用いられ、この作用は
、SをMnに化合させてMnSを生成させることにより
得られる。たりし、Sの含有量が0.05重重量を下回
ると、MnSが殆ど生成せず、一方、0.5重量%を上
回ると被削性向上効果が減退し、また靭性が低下する。
前記製造方法によれば、摺動部対応部位において、綱目
状炭化物が分散したマルテンサイト組織が得られる。ま
た焼戻し処理により摺動部対応部位の硬さおよび疲労強
度が最高値に到達する。そして前記部位に、焼戻し温度
よりも低い温度にて化学的表面硬化処理を施すので、前
記部位に、前記熱処理により得られた物性を損うことな
く、また曲り等の変形の発生を極力抑制して、前記硬化
処理を施すことが可能である。
(3)実施例 第1〜第4図において、摺動部材としての内燃機関用動
弁機構のカムシャフト1は、合金鋼である下記組成の鋳
鋼より構成される。
即ち、C1,55重量%、S11.2重量%、Mn0.
8重量%、Cr  15重重量、Moo、9重量%、3
0.15重量%、残部がFeおよび不可避不純物。
摺動部に対応する各カム2、したがってその摺動面形成
領域R(以下、単にカムと称す)は第3図に明示するよ
うに、化学的表面硬化処理により得られた表N3と、そ
の表層3の内側に在って、焼入れおよび焼戻し処理によ
り得られた内N4とを有する。
前記鋳鋼は二次硬化特性を有するので、内層4は硬さを
向上されており、表層3との協働によって、各カム2は
HRC55以上の表面硬さを有する。
また前記鋳鋼は、強固な網目状炭化物を生成するので、
各カム2は、第4図に明示するように前記網目状炭化物
5を分散させたマルテンサイト組織を有する。
このように各カム2は、表層3および内層4の協働によ
って特定の表面硬さ、優れた疲労強度および自己潤滑能
を備えているので、機関運転に伴うロッカアームとの摺
動において、優秀な耐スカフィング性および耐ピツテイ
ング性を呈し、また耐久性も良好となる。
網目状炭化物は、粒状炭化物に比べ、同一面積率におい
て炭化物間距離が短いので、耐スカフィング性を向上さ
せる上に有効である。
次に、前記カムシャフト1の製造方法の一実施例につい
て説明する。
前記製造方法は、カムシャフト素材の鋳造工程、焼鈍処
理工程、・機械加工工程、焼入れ処理工程、焼戻し処理
工程、仕上げ研削加工工程および化学的表面硬化処理工
程を順次行うことにより実施される。
以下、各工程について詳述する。
(i)鋳造工程 前記鋳鋼組成を有する溶湯を調製し、湯温1380〜1
550℃にて鋳込み作業を行い、複数のカム対応部を備
えたカムシャフト用素材を鋳造する。
(ii)焼鈍処理工程 素材を炉中にて、860℃まで加熱し、次いで740℃
まで炉冷し、その後空冷する。
(iii )機械加工工程 素材にレース加工を施し、次いで各カム対応部に粗研削
加工を施す。
(iv)焼入れ処理工程 この工程では衝風焼入れ処理が適用される。この処理は
、高周波加熱装置内にて、素材を、それの軸線回りに回
転させながら素材の各カム対応部を、その周囲に配設さ
れた加熱コイルにより加熱する加熱段階と、衝風冷却装
置内にて、素材を前記同様に回転させながら各カム対応
部を、その周囲に配設されたノズルより冷却ガスを吹付
けて冷却する冷却段階とを含む。
第5図において、加熱段階では、各カム対応部を予熱し
く線a、)、次いで空冷し、さらに焼入れ温度まで昇温
してその状態に保持しく線aZ)、その後空冷する。
前記組成の鋳鋼は、網目状炭化物とマトリックスである
パーライトとの熱膨張差および変態膨張差に起因して、
焼入れ温度にて各カム対応部に加熱割れを発生し易いが
、前記のように予熱および空冷を行うと、各カム対応部
における各部位の温度差を小さくして前記加熱割れを防
止することができる。
また素材を回転させることにより複数のカム対応部の温
度を均一化して硬さむらの発生を回避することができる
前記冷却段階では、冷却ガスとして空気、または不活性
ガス等の非酸化性ガスが用いられる。
焼入れ処理における冷却速度は、焼入れ強烈度H= c
 / k [:cm−’ )、(C:熱伝達率、k:熱
伝導度)で表わされる。したがって、Hの値が大きけれ
ば大きい程冷却度合が急激であることになる。
前記Hの値は、空冷の場合はO,OO8、また水冷の場
合は0.354〜0.394であるが、衝風冷却の場合
は0.05程度であり、空冷と水冷の中間値となる。
前記鋳鋼は、急激な冷却を行うと、前記熱膨張差等に起
因して各カム対応部に冷却割れを発生し易いが、前記の
ように衝風冷却手段を採用すると、前記冷却割れを回避
することができる。
衝風焼入れの具体的実施例は次の通りである。
加熱段階では、第5図線al で示すように、先ず、出
力3kvにて10秒間予熱して各カム対応部を3(10
℃に昇温し、次いで10秒間空冷し、さらに第5図線a
2で示すように、出力8kvにて10秒間加熱して各カ
ム対応部を焼入れ温度である1 070 ’Cに昇温し
、その後10秒間空冷する。
冷却段階では、第5図線a、で示すように、各カム対応
部に、圧力4kg/cd、噴出量51./secの条件
下で空気を吹付ける。
これにより、各カム対応部において、網目状炭化物が分
散したマルテンサイト組織が得られる。
なお、焼入れ処理作業中は、素材における所定のジャー
ナル対応部に曲り矯正手段が適用される。
(v)焼戻し処理工程 この処理は、前記鋳鋼が二次硬化現象を生起する焼戻し
温度、したがって580℃以下、好ましくは560〜5
70℃にて行われる。
具体的には、第5図線すで示すように各カム対応部を5
70℃にて30分間加熱し、その後空冷する。
これにより、各カム対応部において二次硬化効果、した
がって硬さおよび疲労強度が最高値に到達する。
第6図は各カム対応部における二次硬化現象を示し、焼
戻し温度570℃にて、各カム対応部の表面硬さHRC
は点Cで示すように58.3となる。
この焼戻し処理工程後の金属組織は前記内層4のそれに
対応する。
(vi)仕上げ研削加工工程 この加工は、焼入れ処理および焼戻し処理に伴い素材に
発生した曲りを除去するために、各カム対応部および各
ジャーナル対応部に施される。加工順は各カム対応部が
先に行われる。
(vi)化学的表面硬化処理工程 この処理としてはホモ処理が適用される。ホモ処理は、
焼戻し温度が560〜570℃のとき、素材をホモ炉内
にて540〜550℃に加熱して水蒸気を3J!iじる
ことにより行われる。即ち、ホモ処理温度は焼戻し温度
よりも20℃低く設定される。
具体的には、第5図線dで示すように各カム対応部を5
50 ’Cにて45分間加熱し、その状態で水蒸気を作
用させ、その後空冷する。
これにより前記熱処理により得られた物性を川うことな
く、また曲り等の変形の発生を極力抑制してホモ処理を
施すことができ、前記内層4の上にFe、04よりなる
表層3を有するカムシャフト1が得られる。
表Iは、カムシャフト(または素材)Ntll −NI
LVについて焼戻し処理後およびホモ処理後における曲
り量を比較したものである。
曲り量の測定は、第1図に示すように、第1および第5
ジヤーナル6、.6.(または素材の第1、第5ジャー
ナル対応部)を保持し、第2〜第4ジヤーナル6□〜6
4 (または素材の第2〜第4ジヤーナル対応部)にお
ける軸心のずれを測定したものである。表中、Aは焼戻
し処理後の曲りft(++++n)を、またBはホモ処
理後の曲りffi(mm)をそれぞれ示す。
表     1 ホモ処理後、素材に仕上げ研削加工を施すと、表面硬化
効果が減退するので、ホモ処理前に仕上げ研削加工を行
うことが必要であり、したがってホモ処理においては素
材に再び前記加工を行わなければならないような曲りが
発生してはならない。
本発明によれば、表Iから明らかなように、ホモ処理に
おいて、焼戻し処理のときよりも温度を20℃低(設定
することによってカムシャフトの曲り量を極力抑制する
ことができるので、ホモ処理前に前記加工を行っても同
等支障はない。
表■は、焼戻し処理後およびホモ処理後におけるカムの
ノーズ(またはカム対応部のノーズ)の表面硬さ測定結
果を示す。
表 ■ 表■から明らかなように、ホモ処理後において表面硬さ
が若干低下するが、カムとしては表面硬さがHRC55
以上であれば所期の目的が達成し得るので同等問題はな
い。
第7図はホモ処理後のカムにおいて、焼戻し温度の違い
による表面硬さの正規分布を示し、線e1は焼戻し温度
が570℃の場゛合に、また線e2は焼戻し温度が58
0℃の場合にそれぞれ該当する。
線e2から明らかなように、焼戻し温度を580℃に設
定しても、略50%の確率で表面硬さH3O55以上の
要件を満たすことができる。
なお、前記衝風焼入れ処理における冷却段階を途中で止
め、次いで各カム対応部を水冷または油冷してもよい。
冷却段階の中止時期は、例えば各カム対応部全体の温度
が均一で、且つ3(10℃に下ったときである。
このような手段を採用すると、焼入れ処理時間を短縮す
ることができ、特に、カムシャフトの軸方自生分宛を焼
入れ処理する、即ち1本のカムシャフトについて2回の
焼入れ処理を施す場合に有効である。
また前記化学的表面硬化処理としては、軟窒化処理を通
用することも可能である。
本発明はカムシャフトに限らず、他の摺動部材にも適用
される。
C1発明の効果 第(1)項記載の発明によれば、摺動部の物性を前記の
ように特定することによって、優れた耐ピツテイング性
、耐ピツテイング性および耐久性を有する摺動部を備え
た摺動部材を提供することができる。
第(3)項記載の発明によれば、前記特定の処理を行う
ことによって前記摺動部材を安定して、且つ確実に得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜第4図は本発明の一実施例を示し、第1図はカム
シャフトの正面図、第2図は第1図H−■線断面図、第
3図は第2図■矢示部の拡大図、第4図はカムの金属組
織を示す顕微鏡写真、第5図は各種処理工程における時
間と温度との関係を示すグラフ、第6図は焼戻し温度と
表面硬さとの関係を示すグラフ、第7図は焼戻し温度の
違いによる表面硬さの正規分布を示すグラフである。 1・・・カムシャフト(摺動部材)、2・・・カム(摺
動部)、3・・・表層、4・・・内層、5・・・網目状
炭化物第2図 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)0.8重量%≦C≦2.0重量%、 0.4重量%≦Si≦2.0重量%、 0.3重量%≦Mn≦1.5重量%、 6.0重量%≦Cr≦20.0重量%、 0.3重量%≦Mo≦5.0重量%、 0.05重量%≦S≦0.5重量%、 残部Feおよび不可避不純物 の組成を有する合金鋼を構成材料とし、摺動部が、化学
    的表面硬化処理により得られた表層と、該表層の内側に
    在って、焼入れおよび焼戻し処理により得られた内層と
    を有し、表面硬さがH_RC55以上であることを特徴
    とする摺動部材。 (2)前記外層はFe_3O_4よりなる、第(1)項
    記載の摺動部材。 (3)摺動部材の摺動部に対応する部位を備えた摺動部
    材用素材を、二次硬化特性を有する合金鋼を用いて製造
    する工程と、前記部位に焼入れ処理を施す工程と、前記
    部位に、それが二次硬化現象を生起する焼戻し温度にて
    焼戻し処理を施す工程と、前記部位に、前記焼戻し温度
    よりも低い温度にて化学的表面硬化処理を施す工程とを
    順次行うことを特徴とする摺動部材の製造方法。 (4)前記合金鋼として、 0.8重量%≦C≦2.0重量%、 0.4重量%≦Si≦2.0重量%、 0.3重量%≦Mn≦1.5重量%、 6.0重量%≦Cr≦20.0重量%、 0.3重量%≦Mo≦5.0重量%、 残部Feおよび不可避不純物 の組成を有するものを用いる、第(3)項記載の摺動部
    材の製造方法。 (5)前記合金鋼として、0.05重量%≦S≦0.5
    重量%含有するものを用いる、第(4)項記載の摺動部
    材の製造方法。 (6)前記焼入れ処理として衝風焼入れ処理を適用し、
    冷却ガスとして、空気および非酸化性ガスの少なくとも
    一方を用いる、第(3)、第(4)または第(5)項記
    載の摺動部材の製造方法。 (7)前記衝風焼入れ処理における冷却段階を途中で止
    め、次いで前記部位に水冷および油冷の少なくとも一方
    を施す、第(6)項記載の摺動部材の製造方法。 (8)焼入れ処理後の前記部位は、網目状炭化物を分散
    させたマルテンサイト組織を有する、第(3)、第(4
    )、第(5)、第(6)または第(7)項記載の摺動部
    材の製造方法。 (9)前記化学的表面硬化処理としてホモ処理を適用し
    、前記焼戻し温度が560〜570℃のとき、前記ホモ
    処理温度を540〜550℃に設定した、第(3)、第
    (4)、第(5)、第(6)、第(7)または第(8)
    項記載の摺動部材の製造方法。 (10)前記摺動部材は内燃機関用動弁機構のカムシャ
    フトであり、また前記摺動部がカムである、第(3)、
    第(4)、第(5)、第(6)、第(7)、第(8)ま
    たは第(9)項記載の摺動部材の製造方法。 (11)前記衝風焼入れ処理は、高周波加熱装置内にて
    、カムシャフト用素材を、それの軸線回りに回転させな
    がら該素材のカム対応部を、加熱する加熱段階と、衝風
    冷却装置内にて、前記素材を前記同様に回転させながら
    前記カム対応部を、それに冷却ガスを吹付けて冷却する
    冷却段階とを含み、前記加熱段階では、前記カム対応部
    を予熱し、次いで空冷し、その後焼入れ温度まで昇温す
    る、第(10)項記載の摺動部材の製造方法。 (12)前記焼戻し処理後、前記素材に仕上げ研削加工
    を施す、第(10)または第(11)項記載の摺動部材
    の製造方法。
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