JPH02204236A - プリンタ用給紙機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱転写プリンタ等のプリンタに用いられるプリ
ンタ用給紙機構に関するものである。

Ｃ従来の技術〕 従来のプリンタ用給紙機構は、多数重ね合わせてセット
された記録紙に対し、気圧を制御して吸引することによ
って一枚だけを分離したり、ローラを用いて一枚の記録
紙を選択して分離するものが知られている。これらは主
として大型の据え置きタイプのプリンタに広く使用され
ている。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記のプリンタ用給紙機構は大型のプリ
ンタに用いられることが前提となっているため、携帯タ
イプ又は電子スチルカメラと一体化して用いられるタイ
プのプリンタに用いるには、大き過ぎて携帯性が悪く到
底採用することができない。

（発明の目的） 本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
軽量かつコンパクトで携帯タイプまたは電子スチルカメ
ラと一体化して用いるタイプのプリンタに適したプリン
タ用給紙機構を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため、本発明は、積層された複数枚
の記録紙の一端に沿って、回転しながら移動する回転体
に係合片を形成し、前記回転体を回転させることによっ
て、積層順に対応して記録紙の前記一端にそれぞれ形成
した係止部に前記係合片を係合させ、前記記録紙を積層
順に１枚ずつ引き出すようにしである。

また、記録紙の前記一端に沿う回転体の移動量により記
録紙の引出し枚数もしくは残り枚数を表示するようにし
てもよい。

〔作用］ 上記によれば、回転体を回転すると記録紙の係止部に係
合片が係合し、さらに回転することにより、１枚目の記
録紙を引き出す。次の回転に伴って回転体が記録紙の一
端に沿って移動するから、２枚目の記録紙の係止部に係
合してさらに回転し、この回転により２枚目の記録紙が
引き出される。

このようにして、積層順に順次記録紙を引き出してプラ
テン等の記録機構に給紙することができる。

また、回転体が回転ごとに記録紙の一端に沿って移動す
ることを利用して、引出し枚数又は残り枚数を表示する
ようにすれば便利である。

以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。

〔実施例］ 本発明の実施例に係る携帯用プリンタ１０の外観を示す
第２図において、本体部１１にはスタートスイッチ９．
電源スイッチ１２．記録紙の残り枚数を表示するペーパ
ーカウンタ表示窓１４が設けられており、記録済みの記
録紙１３を排紙する排紙口１６が開設されている。携帯
用プリンタ１０の上部には蓋部１７が開閉自在に配設さ
れている。この蓋部１７を開けることによりカラー画像
のプリントに用いられる熱昇華性のインクフィルムカセ
ットの交換や後述する記録紙カセットの交換を行うこと
ができる。

携帯用プリンタＩＯに内蔵された給紙機構１８の概略を
示す第１図において、リードスクリュー１９は、少なく
とも記録紙１３の枚数と同数のネジ山（ピッチＬ）を有
した一条ネジであり、そのリードはしてある。このリー
ドスクリュー１９の先端には円板２０が固着され、その
外周には回転型２１が形成されている。後端には表示リ
ング２２が設けられている。リードスクリュー１９はネ
ジ受部材２３にネジ受けされており、回転機構２４から
のトルクの供給に応じて時計方向に１回転する間にリー
ド１分ずつ軸方向へ移動する。

記録紙カセット２６は、その断面を示す第３図で明らか
なように、バネ２８．２９により上方に付勢された圧板
２７によって記録紙カセット２６内で記録紙１３を常に
最上位置に押し上げている。

これにより、前記回転型２１は常に一定の高さ（記録紙
カセット２６内の最上位）で後述する給紙動作を行うこ
とができる。

記録紙カセット２６内には１０枚の記録紙がセットされ
ており、それぞれの記録紙には異なる位置に、孔３１を
有した突出片３２が設けられている。突出片３２の位置
は第４図（Ａ）、（Ｂ）に示すように、最初にプラテン
に給紙される第１枚目の記録紙１３ａには、図中最上端
に幅りの突出片３２ａを設けており、第２枚目の記録紙
１３ｂの突出片３２ｂは、それよりしたけ中寄りの位置
に設けられている。以下第工Ｏ枚目の記録紙まで順次突
出片の位置をＬずつずらしてゆき、これを１０枚重ねる
と同図（Ｃ）に示すようになる。なお、記録紙１３と突
出片３２との境界にはミシン目３３が刻まれており、排
紙後に不要となる突出片３２を切除しやすくしている。

プラテン３４は軸３５を中心として反時計方向に回転し
、押圧ローラ３７は軸３８を中心として時計方向に回転
する。これにより回転型２１によって引き出された記録
紙１３は押圧ローラ３７とプラテン３４に挟まれながら
移送される。符号３９はプラテン３４と間隙をもって配
置された湾曲面であり、記録紙の給紙経路Ｃを形成して
いる。

給紙経路Ｃに沿って配置された押圧ローラ４１゜４２は
記録紙をプラテン３４に巻き付けるためのローラである
。プラテン３４の上方に配置されたサーマルヘッド３６
とプラテン３４との間には不図示のインクフィルムが挿
入されて、周知の画像記録が行われる。

以下、上記のような構成からなる本実施例の作用につい
て説明する。

１０枚の記録紙１３を有した記録紙カセ・ノド２６を蓋
部１０を開けてセットし、電源スィッチ１２をＯＮとし
、スタートスイッチ９をＯＮにすると回転機構２４が駆
動する。これにより回転機構２４からリードスクリュー
１９にトルクが供給され、回転型２１が時計方向に回転
する。回転型２１の第１回目の回転を行うと第１枚目の
記録紙１３ａが記録紙カセット２６から引き出される。

この記録紙１３ａが押圧ローラ３７とプラテン３４の間
に引き込まれ、その先端がプラテン３４の上部まで運ば
れると画像記録が開始される。スタートスイッチ９のＯ
Ｎによりリードスクリュー１９は１回転して停止するか
ら、画像記録が行われている間、回転型２１は第２枚目
の記録紙１３ｂの孔３２ｂに挿通した状態が維持される
。この際、表示リング２２がペーパーカウンタ表示窓１
４を通して左方へ変位したのが観察でき、表示リング２
２はカウンタ値「９」の上に存在して残りの記録紙枚数
が９枚であることを表示する。

第２枚目に記録を行いたいときには、再度スタートスイ
ッチ９をＯＮすると、上記のようにしてリードスクリュ
ー１９が時計方向に１回転して第２枚目の記録紙をプラ
テン３４へ給紙する。以下同様にして画像記録が行われ
、残りの記録紙枚数が８枚になったことがペーパーカウ
ンタ表示窓１４で表示される。第１０枚目の記録紙１３
に画像記録が行われる時点では、表示リング２２は指標
ｒＥ」の上に存在し、記録紙１３を使い尽くしたことを
表示する。ユーザが新たな記録紙カセットをセットする
ことにより、リードスクリュー１９は反時計方向に連続
回転して初期の位置に戻り、再度画像記録を行うことが
できるようになる。

なお、上記ではリードスクリューの回転によって順次記
録紙の給紙を行うようにしたが、同様の機能をもつもの
であればこれに限定する必要はない。

なお、上記実施例ではリードスクリュー１９が１回転し
て軸方向に１ピツチ移動したときに次の記録紙の孔に回
転型２１が係合するようにしているが、リードスクリュ
ー１９の１回転により記録紙の引き出しを行った後、さ
らに整数回転したときに次の記録紙の孔と回転型２１と
が係合するようにしてもよい。また、リードスクリュー
１９の回転については、これをマニュアルで行うように
することも可能である。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明は、係合片を形成した回転
体を回転させながら、これを記録紙の一端に沿って移動
させ、積層順に対応して記録紙の前記一端にそれぞれ形
成した係止部に前記係合片を係合させ、前記記録紙を積
層順に１枚ずつ引き出すようにした。したがって、軽量
かつコンパクトにプリンタ用給紙機構を構成することが
でき、携帯タイプや電子スチルカメラと一体化して使用
するタイプのプリンタに最適な給紙機構を提供すること
が可能となる。

また、記録紙の一端に沿った回転体の移動を利用して記
録紙の引出し枚数もしくは残り枚数を表示するようにし
た場合には、簡略な構成で枚数表示ができ実用上便利で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るプリンタ用給紙機構の概略説明図
である。 第２図は第１図のプリンタ用給紙機構を用いた携帯用プ
リンタの外観図である。 第３図は第１図に示す記録紙カセットの要部断面図であ
る。 第４図は記録紙に設ける突出片の配設位置を示す説明図
である。 スタートスイッチ 携帯用プリンタ 電源スィッチ 記録紙 ペーパーカウンタ表示窓 俳祇口 ｌ９・・リードスクリュー ２１・・回転爪 ２２・・表示リング ２４・・回転機構 ２６・・記録紙カセット ２７・・圧板 ３２・・突出片 ３４・・プラテン ３７．４１．４２・　・押圧ローラ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）積層された複数枚の記録紙を１枚ずつ引き出すプ
   リンタ用給紙機構において、 回転しながら前記記録紙の一端に沿って移動する回転体
   に係合片を形成し、回転体を回転させることによって、
   積層順に対応して前記記録紙の一端にそれぞれ形成した
   係止部に前記係合片を係合させ、記録紙を積層順に１枚
   ずつ引き出すようにしたことを特徴とするプリンタ用給
   紙機構。
2. （２）記録紙の前記一端に沿った回転体の移動量により
   記録紙の引出し枚数もしくは残り枚数を表示するように
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のプリ
   ンタ用給紙機構。