JPH0220210Y2 - - Google Patents

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JPH0220210Y2
JPH0220210Y2 JP1986129323U JP12932386U JPH0220210Y2 JP H0220210 Y2 JPH0220210 Y2 JP H0220210Y2 JP 1986129323 U JP1986129323 U JP 1986129323U JP 12932386 U JP12932386 U JP 12932386U JP H0220210 Y2 JPH0220210 Y2 JP H0220210Y2
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JP
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shield
target material
target
electrode
high voltage
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は集積回路用の基板などに薄膜を形成す
るためのスパツタリング装置に関し、特にスパツ
タ膜の剥離などによる電極の短絡を防止する構造
に関するものである。
(従来の技術) 第2図および第3図に従来のスパツタリング装
置のターゲツト電極を示す。図に示すようにター
ゲツト電極30は全体で略円盤状をしており、真
空室38にターゲツト材31が向くように配置さ
れている。ターゲツト材31は高圧電極32に接
続され、押さえ金具36によつて高圧電極32に
固定されている。高圧電極32は絶縁材33を介
し基台39に固定され、基台39とは電気的に絶
縁されている。34,35はシールドで、34は
スパツタ粒子が真空室内で不必要に散乱するのを
防止する接地シールドであり、35は押さえ金具
36がスパツタリングされるのを防止すると共に
ターゲツト材31からたたき出された粒子が散乱
により絶縁材33まで到達するのを防ぐ取り付け
シールドである。取り付けシールド35はターゲ
ツト材31に近接しているが一定の間隙を有して
おり相互に電気的に絶縁されている。37は真空
室38の気密を保持するためのOリングである。
(考案が解決しようとする問題点) このように前記従来のターゲツト電極において
もシールド部材とターゲツト材や高圧電極との電
気的絶縁が図られているが、接地シールド34の
内面に付着したスパツタ膜の剥離や、取り付けシ
ールド35に付着したスパツタ膜により接地シー
ルド34あるいは取り付けシールド35などのシ
ールドとターゲツト材31が簡単に電気的に短絡
してしまうという問題があつた。
(考案の目的) 本考案は前記従来の技術の問題点を解消し、ス
パツタリング操作により副次的に発生したスパツ
タ膜によるターゲツト材とシールドとの電気的短
絡を可及的に防止するターゲツト電極を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するための手段は実用新案登録
請求の範囲に記載のとおり、スパツタリング用の
ターゲツト材と、ターゲツト材に接続された高圧
電極と、高圧電極を真空室内に保持する絶縁材
と、ターゲツト材の前面の周囲を囲むシールドを
有し、該シールドの内周に断面凹形状の溝部を設
けたことを特徴とするスパツタリング装置のター
ゲツト電極である。
(作用) スパツタリング操作中、シールド材等に副次的
に生じたスパツタ膜の剥離によつて生じた剥離片
や、その他の要因によつて生じた導電性の塵あい
などは、シールド内周の溝部に捕捉されかつ溜め
られるのでターゲツト材とシールドとは容易に短
絡することがない。
(実施例) 第1図に本考案の実施例を示す、第1図はター
ゲツト電極の部分断面図であり、1はターゲツト
電極、2はターゲツト材、3は高圧電極、4は絶
縁材、5,6はシールドで5は接地シールド、6
は取り付けシールド、7は溝部、8は取り付け金
具、9はOリング、10は真空室である。
この例では、ターゲツト電極1は全体が略円盤
状であり、真空室10にターゲツト材2が向くよ
うに配置されている。ターゲツト材2は高圧電極
3と接続され、取り付け金具8により固定されて
いる。高圧電極3は絶縁材4を介し基台に固定さ
れ、基台とは電気的に絶縁されている。接地シー
ルド5、取り付けシールド6はターゲツト材2の
真空室側前面の周囲を取り囲むように設置されて
いる。接地シールド5は真空室10側に開口11
が設けられ、ターゲツト材2を真空室10に解放
している。接地シールド5と接続されている取り
付けシールド6は、全体で円形のリング状であ
り、かつその内周は断面が凹形状に形成され、溝
部7を有する構造となつている。なおこの例で
は、取り付けシールド6の内周の先端の一部がタ
ーゲツト材2の真空室側表面より奥に入り込むよ
うになつてターゲツト材と近接している。
しかし、取り付けシールド6はターゲツト材2
や取り付け金具8とは一定の間隔を保ち、相互に
電気的に絶縁されている。このような構成である
ので、スパツタリング操作時にターゲツト材2か
らたたき出されて取り付けシールド6に付着した
スパツタ粒子や、接地シールド5の内面から剥離
したスパツタ膜その他の導電性物質は、取り付け
シールド6の内周面に受け止められて捕捉され、
かつ溝部7に溜められるので、ターゲツト材2と
接地シールド5、取り付けシールド6との間の電
気的短絡を可及的に防止し、その清掃、交換とい
つた保守の手間を著しく減少することができる。
(考案の効果) 以上、本考案の実施例について述べたところか
ら明らかなとおり、本考案によれば極めて簡単な
構成でありながら、スパツタリング装置のターゲ
ツト電極のターゲツト材とシールドとの間の電気
的短絡を効率良く防止することができ、その点
検、清掃、交換といつた保守回数を著しく減少さ
せることができるなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す部分断面図、第
2図と第3図は従来のスパツタリング用ターゲツ
ト電極の例を示す図で、第2図はターゲツト電極
の略斜視図、第3図はその部分断面図である。 1……ターゲツト電極、2……ターゲツト材、
3……高圧電極、4……絶縁材、5……接地シー
ルド、6……取り付けシールド、7……溝部、8
……取り付け金具、9……Oリング、10……真
空室、11……シールドの開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スパツタリング用のターゲツト材と、ターゲツ
    ト材に接続された高圧電極と、高圧電極を真空室
    内に保持する絶縁材と、ターゲツト材の全面の周
    囲を囲むシールドを有し、該シールドの内周に断
    面凹形状の溝部を設けたことを特徴とするスパツ
    タリング装置のターゲツト電極。
JP1986129323U 1986-08-25 1986-08-25 Expired JPH0220210Y2 (ja)

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JPS6339164U JPS6339164U (ja) 1988-03-14
JPH0220210Y2 true JPH0220210Y2 (ja) 1990-06-01

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JPS6339164U (ja) 1988-03-14

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