JPH02201864A - 熱陰極形蛍光ランプ - Google Patents

熱陰極形蛍光ランプ

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JPH02201864A
JPH02201864A JP2055889A JP2055889A JPH02201864A JP H02201864 A JPH02201864 A JP H02201864A JP 2055889 A JP2055889 A JP 2055889A JP 2055889 A JP2055889 A JP 2055889A JP H02201864 A JPH02201864 A JP H02201864A
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voltage drop
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Katsuhide Misono
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は長期点灯しても始動特性が良好で放電が安定な
熱陰極形蛍光ランプに関する。
(従来の技術) 近年、液晶表示装置がAV製品、事務用機器(OA機器
)をはじめ多くの機器に広く使われている。特に、ポー
タプル液晶カラーテレビジョンは新製品の開発が相次い
でおり、その需要が日毎に増大している。このような液
晶表示装置において、液晶自体は発光しないので、液晶
素子を背後から照明するバックライトを必要とし、その
光源として消費電力、輝度、色再現性などの点から蛍光
ランプが一般に用いられている。
しかして、蛍光ランプの放電形態としては冷陰極グロー
放電と熱陰極アーク放電とがある。前者は長寿命である
が陰極降下損失が大きく、発光効率が悪い。また、後者
は冷陰極に比べると寿命は短いが、陰極降下損失が小さ
く、発光効率が良好である。ところで、ポータプル液晶
テレビジョンは携帯性を考えて電池駆動を採用している
ので。
バックライトの消費電力は小さいほど望ましく、そのた
め熱陰極形蛍光ランプが魅力的である。それにもかかわ
らず、従来、熱陰極形蛍光ランプは寿命に問題があるた
め、現在まであまり実用化されていない、この点につい
て、たとえば、照明学会、デイスプレー用材料・デバイ
ス研究調査委員会の報告書(昭和63年3月)にバック
ライト用冷・熱陰極形蛍光ランプに関する詳しい報告が
記載されている。
そこで、本発明者は先に50mA以下の小電流で動作さ
せる熱陰極形蛍光ランプの寿命を改善するため、ランプ
の封入ガス圧(p Torr)と管径(d am)とに
ついて種々研究と実験を重ねた結果、pd≧13なる関
係を満足すれば、フィラメント細線の線径の広い範囲に
おいて、陰極輝点を充分な高温に上昇させ、始動時にグ
ロー放電からアーク放電への移行を容易にしてエミッタ
の早期消耗と管壁黒化とを防止してランプ寿命を長くす
る効果があることを見出し、特願昭63−163280
号として提案した。
(発明が解決しようとする課題) 上記特願昭63−163280号提案の熱陰極形蛍光ラ
ンプは、上述のとおり点灯初期の始動特性を改善して寿
命を長くする効果があるが、実用化して見ると、約数千
時間の寿命を要求されるバックライト用としては未だ不
充分であることが解った。たとえば、管内径d=6.5
mmのランプにアルゴンをp =20Torr封入すれ
ば、pd=13となって上記条件は満足される。しかし
、この蛍光ランプをランプ電流15mAで点灯すれば2
000時間以上の平均寿命が得られるが、ランプ電流1
0mAで点灯すれば1000時間足らずで黒化しでしま
う。その理由は、点灯初期においてはエミッタ表面の状
態が良く仕事関数も低いので、グロー放電からアーク放
電への転移も良く、またアークも安定して維持されるが
、寿命とともにエミッタの表面が汚れ、仕事関数が高く
なり、グロー放電からアーク放電への転移あるいはアー
ク放電の安定性の維持が難しくなるためと考えられる。
この現象はPdが同じ値であってもランプ電流が小さい
ほど、またコイル線径が大きいほど顕著である。
そこで、本発明の課題は小さなランプ電流の熱陰極形蛍
光ランプにおいて、点灯初期から寿命末期に到るまで、
長期にわたり始動特性が良好で管壁黒化が少なく、長寿
命であるランプを提供することである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は小さいランプ電流の熱陰極形蛍光ランプの改良
に関し、請求項の第1は封入ガス圧(p Torr) 
 と管内径(d cm)および陰極降下電圧(VkV)
の関係を Pd≧13 かつ、Vk≦15 としたことによって長期点灯しても始動特性が良好にな
るようにしたものである。また、請求項の第2は Pd<13 vk≦15 かつ、(Vklo)・pd≧7 としたことにより、請求項第1の範囲外においても同じ
始動特性が得られるようにしたものである。
(作 用) 前述した特願昭63−163280号提案に記載したと
おり、pd≧13を満足した低出力蛍光ランプはフィラ
メント細線の太さの広い範囲において、陰極輝点の温度
を高くして点灯時のグロー放電からアーク放電への移行
を容易にし、始動特性が良好になる。しかし、これだけ
では、長期点灯によって、エミッタ汚損による仕事関数
の上昇による始動困難を無くすることができない。そこ
で、エミッタ汚損の原因を調査したところ、封装された
金属部材からのスパッタ物質の付着によることが判明し
た。そこで、陰極降下電圧を小さくしたことにより、封
装金属部材からのスパッタを減少させ、エミッタの汚損
を防止できた。
さらに、Vkとpdとが特定の関係にある場合、pd<
L3の関係にあっても陰極輝点温度が高くなり、始動特
性が良好になることが判明し、Vkを小さくした効果と
相持って長期点灯しても始動特性が良好になった。
(実施例) 以下9本発明の詳細な説明する。
本発明者は熱陰極のメカニズムを検討していく過程で、
熱陰極の熱電子放出能率と陰極降下電圧の関係に着目し
た。すなわち、ランプ設計パラメータ(ランプ電流、封
入ガス圧、フィラメント細線径など。)にかかわらず、
正常な熱陰極は熱電子を充分に放出できる状態にあると
考えられるので、これは陰極降下電圧に直接反映される
。1988年IES大会講演NQ20によると、蛍光ラ
ンプにおける陰極降下部の特性は次式で近似できる。
11=i、+I。          ・・・(1)■
。=Ith+γ1.         ・・・(2)I
よ=C(vk−vL)1.・・・(3)ここで、■L二
ランプ電流  I□:イオン電流工。二電子電流   
Ibh :熱電子電流γ:電電極電子放出係数 vk:陰極降下電圧 v、:電離している気体の電離電圧 C:ガスの種類によって定まる定数 これらの式(1)、 (2) 、 (3)から陰極降下
電圧■うとIth/11との量系を求めると次式が得ら
れる。
■・=V、十去・−り二h工乙カニ  ・・・(4)C
γ十工□h/It。
そして、この式(4)を図で示したものが第1図である
。図は横軸にIth/ILをとり、縦軸にVkをとった
ものである。この第1図から陰極の熱電子放出が良く、
Ith/ILが1に近づけばV、はv1程度になり、反
対に、熱電子放出が悪く、Ith/I(−が小さい場合
にはVkが大きくなる。すなわち、 Vkの値から陰極
の熱電子放出能力を推定でき、さらにVkと寿命試験と
の対応を付けることにより、適切な熱陰極を設計するこ
とができる。
以上の観点から9本発明者はランプの設計パラメータと
Vkとの関係を調査し、この結果を第2図および第3図
に示す。第2図は管内径dが0 、65cmのものにア
ルゴンを種々の圧力pで封入し、種々のランプ電流IL
で直流点灯して陰極降下電圧へを測定したもので、横軸
にpをTorrの単位で、縦軸にvicをVの単位でと
り、実線はIL = 10mA、破線はIL=15mA
、−点鎖線はIL = 20mA、二点鎖線はIL=3
0mA、三点鎖線はIL=40mAのVk特性をそれぞ
れ示す。また、第3図はアルゴン20Torrを封入し
た管内径0.65cmのランプでコイルフィラメントの
細線のMG (細線の長さ200mm当りのmg数)を
変化し、種々のランプ電流ILで直流点灯して陰極降下
電圧Vkを測定したもので、横軸に胚を1の単位で、縦
軸にvkをVの単位でとり、実線はII = 10mA
、破線はIL=15mA、−点鎖線はIL=20mA、
二点!IA線はIL= 30mA、三点鎖線はIL=4
0mAのVk特性を示す、これらの図2.3からvkを
低く維持するためには、(1)封入ガス圧を高くする。
  (20Torr以上のA領域) (2)コイルフィラメント細線のMGを小さくする。
(3)ランプ電流がある値を境にしてVkが急に上昇す
る傾向があるので、この部分は熱陰極として充分動作し
ていないと考えられる。
このように、ランプの設計パラメータとvkとの関係が
明らかになった。
つぎに、Vkと寿命との関係を調査した。この実験に用
いたランプの仕様を次表に示すとおりとし、エミッタは
総て0.3〜0 、5mgを被着した。寿命試験は室温
で90分点灯、10分間消灯のサイクルで連続点滅し、
グロー放電からアーク放電へ転移できなくなったときを
寿命とした。この結果を次表に示す。
(以下余白) この表の結果を第4図に示す。図は横軸にVkをVの単
位でとり、縦軸に寿命をHrの単位でとったものでx印
は表中のX印グループ、0印は表中の0印グループ、番
号は実験番号を示す。上記表および第4図からpd≧1
3TOrr−C11であってもvk>15Vであるラン
プ(N(L2,4,5)は1000Hr以下で電極近傍
の管壁が黒化し、ランプの放電はグロー放電となった。
そこで、このランプ(Nci2.4゜5)を破壊して電
極の状態を調査したところ、エミッタはまだ充分に残っ
ていたが、エミッタの表面が著しく黒化していた。そこ
で、このエミッタ黒化の原因を調査したところ、点灯初
期はエミッタの表面状態が良く、エミッションも良好で
グロー放電からアーク放電に移行しやすいが、陰極降下
電圧Vkが大きいため、電極に電気的に接続した封装金
属部材たとえば内導線、フィラメントレグ部などが相対
的に放電しやすくなり、電子やイオンに衝撃されてスパ
ッタしてエミッタ表面にニッケルやタングステンが被着
し、点灯時間の進行とともにその表面状態が荒れ、エミ
ッタの仕事関数が高くなってエミッション能力が低下し
、これがさらにスパッタを加速するために寿命が低下す
るためと思われる。
これに対し、Pd≧13Torr−cmでかつV、≦1
5Vであるランプ(Nα3,7)は2000時間以上の
寿命を示した。これはVkが小さいため、電極と電気的
に接続した封装金属部材にほとんど放電が生起せず、し
たがってスパッタがないためと思われる。また、pd≧
13Torr−cmの条件により、 IL≦50mAの
小電流で点灯しても電極の陰極輝点の温度が充分に高く
、エミッションが良好で始動特性が良いことも長寿命の
理由である。
さらに、本発明者は上述の表の記載と第2図とを見比べ
た結果、Pd<13Torr−clllでも数千時間以
上の寿命を得るという発明の目的が達成される範囲があ
ることを発見した。この範囲は第2図のB領域(第4象
眼)に属するIL≦50[IIAの部分である。
この範囲を数式化すれば次のとおりである。
pd<13 (Torr−cm) ■に≦15 (V) かつ、(Vk−10) −Pd≧7 この条件を満足する範囲は表および第4図に示す0印の
実験例(Nα6,8.9)に見られるように、いずれも
2000時間以上の長寿命が得られた。
なお、本発明は蛍光ランプのバルブ形状や用途には関係
なく、50mA以下の小電流で動作する蛍光ランプには
総て適用できる。
〔発明の効果〕
このように、本発明の熱陰極形蛍光ランプは小電流で動
作させるものにおいて、請求項の第1は、pd≧13 
Torr参cm かつ、 Vk≦15 V を満足させるので長期点灯しても始動特性が良好で放電
が安定し、管壁黒化が少なく長寿命である。
また、請求項の第2は、 pd<13 Tort”cm Vk≦15 V (Vklo)・pd≧7 を満足させるので、請求項の第1の発明と同様な効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の熱陰極形蛍光ランプの限定理由を説明す
るグラフで、第1図はIth/ILとvkとの関係を示
すグラフ、第2図はPとvkとの関係を示すグラフ、第
3図はMGとVkとの関係を示すグラフ、第4図は各種
仕様のランプにつきvkと点灯時間との関係を示すグラ
フである。 代理人 弁理士 大 胡 典 夫 一一一→ 1th / II 第  1  図 P(A、) 第  2  図 (Torr)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ランプ電流が50mA以下で動作させる熱陰極形
    蛍光ランプにおいて、封入ガス圧をpTorr、管内径
    をdcmかつ陰極降下電圧をV_kVとしたとき、pd
    ≧13 かつ、V_k≦15 を満足することを特徴とする熱陰極形蛍光ランプ。
  2. (2)ランプ電流が50mA以下で動作させる熱陰極形
    蛍光ランプにおいて、封入ガス圧をpTorr、管内径
    をdcmかつ陰極降下電圧をV_kVとしたとき、pd
    <13 V_k≦15 かつ、(V_k−10)・pd≧7 を満足することを特徴とする熱陰極形蛍光ランプ。
JP1020558A 1988-06-30 1989-01-30 熱陰極形蛍光ランプ Expired - Lifetime JPH0787090B2 (ja)

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EP89111776A EP0348943A1 (en) 1988-06-30 1989-06-28 Fluorescent lamp
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US07/660,257 US5103133A (en) 1988-06-30 1991-02-26 Fluorescent lamp having low cathode fall voltage

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