JPH02201309A - ズームレンズの鏡胴 - Google Patents

ズームレンズの鏡胴

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JPH02201309A
JPH02201309A JP2170689A JP2170689A JPH02201309A JP H02201309 A JPH02201309 A JP H02201309A JP 2170689 A JP2170689 A JP 2170689A JP 2170689 A JP2170689 A JP 2170689A JP H02201309 A JPH02201309 A JP H02201309A
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barrel
lens barrel
cylinder
lens
zoom
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Kaoru Tanaka
薫 田中
Osamu Hatamori
畑森 修
Haruo Kobayashi
小林 晴夫
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、レンズを大きく繰り出しても光軸が傾くのを
防止する手段を備えたズームレンズ鏡胴に関する。
【従来の技術およびその課題】
従来、ズームレンズの鏡胴として、相互に嵌合する2つ
の筒体のうち外側に位置する筒体の周壁に螺旋状のカム
溝を形成し、内側に位置する筒体の外周壁にそのカム溝
に移動を案内されるカムフォロワーを備えたものがある
。このような構成の鏡胴は、内側の筒体が有するレンズ
群を光軸方向へ移動させるために、この筒体を光軸回り
に回転させながら光軸方向へも直線運動させ、それによ
って焦点距離の調節を行なうものである。 ところで、以上のような構成の鏡胴では、ズーム比を大
きくするために内側の筒体を外側の筒から大きく繰り出
すと、外側の筒体に内筒の後端部のみか保持された、内
筒が言わばオーバーハングした状態となる。仮にそのよ
うな状態になるまで内筒を繰り出したとすると、繰り出
された筒体自体の重量やレンズ群の重量は、光軸を傾け
るように作用することになる。また、モータの回転力を
、ギヤを介して内筒に伝達してレンズの繰り出しを行な
う鏡胴も公知であるが、特にそのようなものでは、繰り
出された内筒の外筒に保持されていない部分に被駆動ギ
ヤが設けられていると、駆動時の回転モーメントによっ
てさらに大きな荷重が加えられることになる。したがっ
てこのような問題を未然に防止するために、従来は、内
筒の繰り出し量をあまり大きくはせず、ズーム比を比較
的押さえて鏡胴が構成されていた。 一方、固定鏡胴から光軸方向へ出没可能な第1筒体と、
この第1筒体から軸方向へさらに出没可能な第2筒体を
有するズームレンズの鏡胴も公知である。このような構
成の鏡胴では、一般に、第1筒体は固定鏡胴に対して相
対的に回動するとともに光軸方向へも移動する。そして
、第2筒体は、固定鏡胴に対する回動が規制されること
によって第1筒体に対してのみ相対的に回動し、この相
対回動を利用して光軸方向へも移動させられている。 このように、鏡胴の繰り出し量は各筒体相互間の光軸方
向への相対移動量の和である。したがって、レンズが2
段階で繰り出されるため、それぞれの繰り出し量を大き
くするとオーバーハングの度合もさらに大きくなり、光
軸を傾けるように作用する荷重らさらに大きくなってし
まう。 また鏡胴が以上のように動作するためには、第1筒体の
移動を許容しつつ第2筒体の回動規制のみを行なう部材
が必要である。そのため、固定鏡胴などの固定された部
材に第2筒体の回動のみを規制する部材を設けなければ
ならなかった。このように、限られたスペースに回動規
制部材が必要であることは、鏡胴を設計する上での大き
な制約となることもあった。 本発明は上述のような従来の技術的課題を有効に解決す
るために創案されたものである。 したがってその目的は、レンズが大きく繰り出されても
、外側の筒体から突出した内側の筒体やレンズ群の重量
やズーム駆動による回転モーメントの影響を受けずにズ
ーム比を大きくとることの可能なズームレンズの鏡胴を
提供することにあり、さらには、固定鏡胴に対する第2
筒体の回動規制を簡単に行なえるズームレンズ鏡胴を提
供することにある。
【課題を解決するための手段】
本発明に係るズームレンズの鏡胴は、上述の目的を達成
するために以下のように構成されている。 すなわち、請求項1に係る鏡胴は、固定鏡胴と、この固
定鏡胴の内周面に嵌合し且つ固定鏡胴から光軸方向へ出
没可能な移動筒を有するものであって、固定鏡胴の繰り
込み側所定部位に、移動筒の内周面に常に嵌合するガイ
ド筒が保持されたものである。 請求項2に係る鏡胴は、固定鏡胴と、この固定鏡胴の内
周面に嵌合し且つ該固定鏡胴から光軸方向へ出没可能な
第1移動筒と、第1移動筒内に位置する第2移動筒を有
し、固定鏡胴と第1移動筒の間には第1カム機構を備え
、第1移動筒と第2移動筒の間には第2カム機構を備え
ている。第1カム機構は、固定鏡胴に対する第1移動筒
の動作を螺旋状回転に規制すべく、上記固定鏡胴と第1
移動筒のいずれか一方の周壁に形成された螺旋状のカム
溝と、いずれか他方の周壁に突設されて該カム溝に案内
される男ムフオロワーとから構成されており、第2カム
機構は、上記第1移動筒に対する第2移動筒の動作を螺
旋状回転に規制すべく、上記第1移動筒と第2移動筒の
いずれか一方の周壁に形成された螺旋状のカム溝と、い
ずれか他方の周壁に突設されて上記カム溝に案内される
カムフォロワーとから構成されている。そして、上記固
定鏡胴の繰り込み側所定部位には、第1移動筒の内周面
に常に嵌合するガイド筒が保持され、さらに、このガイ
ド筒は、第2移動筒の回動を拘束して光軸方向の直線運
動を許容する直進ガイド部材を備えている。
【作用・効果】
請求項1に係るズームレンズの鏡胴においては、固定鏡
胴内に移動筒が収納された状態で、固定鏡胴の内周面と
移動筒の外周面とが嵌合し、且つ、移動筒の内周面と固
定鏡胴に保持されたガイド筒の外周面とが嵌合する。換
言すれば、移動筒は、固定鏡胴とガイド筒の間で、これ
ら夫々に嵌合して挟持される。一方、移動筒が繰り出さ
れたときも、収納されたときと同じ嵌合状態が保たれる
。 したがって、レンズ繰り出し量を大きくすることにより
大きなオーバーハングが生じても、筒を内外両面から保
持するために、簡あるいはレンズ重量や、ズーム駆動の
回転モーメントなどの力を十分に支持することができ、
光軸を傾かせようとする力を相殺する。したがって、ズ
ーム比を大きくしても光軸が傾くのを防止でき、これま
でよりも大きなズーム比の設定が可能となる。 請求項2に係るズームレンズの鏡胴においては、固定鏡
胴内に第1.第2移動筒が収納されたとき、第1移動筒
が、固定鏡胴とこれに保持されたガイド筒との間でそれ
ぞれに嵌合して挟持される。レンズ繰り出し時には、第
1移動筒は固定鏡胴に対して回転することによって第1
カム機構を構成するカムフすロワーがカム溝に案内され
て、光軸口りに回転しながら光軸方向へも移動する。ま
た、このとき第2移動筒は、ガイド筒が有する直進ガイ
ド部材により固定鏡胴に対する回動が規制される。この
ため、第2移動筒は第1移動筒に対しては相対的に回動
することになる。そのため、第2カム機構を構成するカ
ムフォロワーがカム溝に案内され、第2移動筒は第1移
動筒よりも光軸方向へさらに移動する。 この状態においても、第1移動筒は固定鏡胴とガイド筒
の間でこれら夫々に嵌合して挟持される。 したがって、オーバーハングは生じるが、請求項1の場
合と同じく筒を内外両面から保持するために、光軸が傾
いてその光学系としての性能に影響が生じることはない
。さらに、このガイド筒を利用して第1ガイド簡の回動
を規制できるため、鏡胴内の限られたスペースを有効に
利用することができる。
【実施例】
以下に、本発明の1実施例について、第1図から第9図
を参照して説明する。 第1図および第2図は本発明に係るズームレンズの鏡胴
の分解斜視図、第3図はズームレンズの鏡胴が広角状態
のときを示す縦断面図、第4図は望遠状態のときを示す
縦断面図である。以下、主に第1図および第3図を用い
て説明する。 第1図に示すように、第ルンズ群を保持する第1レンズ
枠lの外周には雄へリコイドねじ1aが形成されている
。一方、円筒状の第ルンズ枠保持簡2の内周には雌へリ
コイドねじ2aが形成されており、第1レンズ枠lの雄
へリコイドねじ1aと螺合する。この保持筒2は焦点合
わせと露光を行なうシャッターブロック3に装着される
。 その際、図示していないが、シャッターブロック3が回
動自在に有するレバーと、第ルンズ枠1に形成された凹
部とが係合する。このレバーが回動すると第ルンズ枠1
も回動し、同時にヘリコイドねじの作用によって光軸方
向へ移動して、被写体への焦点合わせが行なわれる。ま
た、シャッターブロック3は、円筒部6cとフランジ部
6dからなる第2移動筒としての前進量6と一体的に動
作するように、この前進量6にビス止めされる。 第2レンズ群を保持した第2レンズ枠5は、上記前進量
6の内部で、円錐形状の第1カムフオロワー13を前進
量6の円筒部周壁に形成されたカムpt6 aに嵌合さ
せた後に、これをねじ部5aにビス止めすることによっ
て前進筒6に保持される。 カム溝6aは前進筒6の周壁上3箇所に螺旋状に形成さ
れており、また、簡の内周面側よりも外周面側の方が幅
広に形成されている。 前進筒6の周壁は、ズームエンコーダー用接片9がその
外周面に取り付けられた回転リング8内に挿入される。 回転リング8の内周面には軸方向に沿った方向の内溝8
aが形成されており、この内溝8aは前進筒6のカム溝
6a内に位置する上述の第1カムフオロワー13と係合
している。一方、回転リング8の外周面には軸方向に沿
った方向の外′IWI8bが形成されており、この外溝
8bは後に説明する第1移動筒としての回転前進筒7の
内周壁に形成された突起7b(第3図参照)と係合する
。 この回転リング8は、止め金具!0と金具11が前進筒
6にビス止めにより固定されることによって、前進筒6
との間に軸方向に挟み込まれ、回動のみが許容されて保
持されている。前進筒6の円筒部6cの周囲に固定され
る金具11の内面には、第9図に示すパターン接点(廁
線で示している。)を有するズームエンコーダー用フレ
キシブルプリント基板12(以下ズーム信号基板と略し
て称する。)が貼着されており、これと上述の接片9と
が摺動することによって種々のレンズ位置信号が発生す
る。 一方、前進筒6のフランジ部には、円筒形状のバリヤ保
持筒21がビス止めされている。このバリヤ保持筒21
の前端部にはバリヤブロック31が保持され、後端部の
外周面には遮光材22が貼着されている。バリヤブロッ
ク31は、筒の後端側へ向かって突出するバリヤ作動片
32(不図示のばねによって第2図の入方向へ付勢され
ている。)を有しており、この作動片32は鏡胴繰り込
み時には回転前進筒7の突起部7bと係合する。 以上のような構成で第ルンズ群、第2レンズ群、ズーム
エンコーダーおよびレンズバリヤを保持した前進筒6は
、円筒形状の回転前進筒7にその筒7の内部で保持され
る。回転前進筒7の内周面には、第2カム機構を構成す
る略螺旋状のカムJ7dがその周囲を3等分するように
形成されている。このカム1i7dは回転前進筒7の筒
の肉厚を貫通するものではなく、有底溝として、その内
面側に溝底の幅よりも開口側の幅の方が広くなるように
形成されている。ここで、第5図は回転前進筒内面の前
端側の展開図であるが、図示のように、カムN7dは回
転前進筒7の前端側へ突き抜けて開口部をなすように形
成されている。そして、各カム溝前端部の開口部相互の
中間位置には前端開口部を有する矩形の溝が形成され、
さらにその溝の内部には爪7cが形成されている。上記
前進筒6は、フランジ部6dの周囲に形成されたボス6
bに、カム溝7dに係合すべき円錐形状の第2カムフオ
ロワー14が装着された後、カムフォロワー14が回転
前進筒7の被写体側(第3図の左側)からカム溝7dに
案内されてその内部に収納される。そして、回転前進筒
7の端部には、第1リング23が装着される。この第1
リングは、環状部材から軸方向に突出する係止片23a
およびストッパー23bが形成されたものであり、その
内周には遮光材24を有している。そしてその係止片2
3aに形成された穴を爪7cと係合させることによって
、回転前進筒7に装着される。このとき、第5図に示す
ように、回転前進筒7に形成されたカム溝7dの前端開
口部を埋めるようにストッパー23bが嵌入する。 第1図に示すように、回転前進筒7の外周を3等分する
位置にはボス7gが形成されており、このボス7gには
前進筒6に取り付けられたのと同じ第2カムフオロワー
14が取り付けられる。回転前進筒7は、取り付けられ
た第2カムフオロワー14を、円筒状の固定鏡胴26の
内周面3箇所に形成された第1カム機構を構成するカム
溝26aと係合させてその内部に収納される。カム溝2
6aは上述した回転前進筒7のカム溝7aと同じように
螺旋状の有底溝であり、溝底よりも開口側の方か幅広に
形成されている。また、第6図は固定鏡胴内周面の前端
側の展開図であるが、図に示すように、カム溝26aは
、筒の前端側に向かって固定鏡胴26の端部を突き抜け
て開口部をなすように形成されている。また、固定鏡胴
26の前端部には、環状の第2リングが装着されている
。この第2リングは、環状部材の端部に軸方向へ突出す
るストッパー25aが形成されたものであり、貫通した
カム溝7aの端部をそのストッパー25aが埋めるよう
に装着される。第3図に示すように、この第2リングの
内面には、第1リング同様に遮光材51が貼着されてい
る。そして、固定鏡胴の先端部には、この第2リングを
覆うように正面カバー40が装着されている。 固定鏡胴26の外周面には、第2図に示すように一対の
ギヤ保持部26bが相互に対面するように形成されてお
り、回転前進筒7を駆動するギヤ27は、その間でピン
28により軸支される。 方、第1図に示すように、回転前進筒7の外周面には、
このギヤ27と噛合して回転前進筒7を回転させるよう
にギヤ部7aが形成されている。なお、回転前進筒7は
、後に説明するように固定鏡胴26に対してはカム溝7
dに沿って移動するため、上記ギヤ部7aもこの軌跡に
沿って螺旋状に形成されている。 固定鏡胴26のカメラボディ41側の端部には、円筒部
とフランジ部とから構成されたガイドリング29のフラ
ンジ部がビス止めで固定される。このガイドリング29
の円筒部は回転前進筒7の内周面と嵌合し、固定鏡胴2
6との間で回転前進筒7を挟持する。また、この円筒部
の内側には、止め金具10の周端に形成された溝部10
a、10bと係合するガイド部材30が固定されている
。 以上のように構成されたズームレンズの鏡胴について、
以下Iこその動作を説明する。ただし、この場合におい
て初期状態は第3図に示す広角側とする。 ズーム動作の前提として、ズームスイッチがオンにされ
ると、モータの回転が減速ギヤ列(以上不図示)を介し
て固定鏡胴26に装着されたギヤ27に伝達される。そ
のため、回転前進筒7は、ギヤ部7aの作用によって固
定鏡胴6内で回転するが、第2カムフオロワー14がカ
ム溝26aに沿って移動することによって、第ルンズ群
や第2レンズ群等を保持した前進筒6を伴って光軸方向
へも移動する。ところで、固定鏡胴26にビス止めされ
たガイドリング29が一体的に有するガイド部材30が
、前進筒6にビス止めされた止め金具lOの溝部10a
、10bと係合しているため、回転前進筒7が固定鏡胴
26に対して回転しながら前進するのに反して、前進筒
6としては固定鏡胴26に対しては直線運動するのみで
ある。したがって、回転前進筒7と前進筒6との関係で
は相対的に回転することとなる。このことによって、前
進筒6のフランジ部6dの外周に装着された第2カムフ
オロワー14が回転前進筒7の内周のカム@7dを摺動
し、前進量6自体としては回転前進筒7内を光軸に沿っ
てさらに前方へ移動し、この移動量と同じたけ第ルンズ
群も移動する。 このとき、前進筒6の円筒部6cの周囲に位置する回転
リング8は、光軸方向へは前進筒6と一体的に移動する
が、その外溝8bと回転前進筒7の突起部7bが係合し
ているために、前進筒6に対しては回転前進筒7ととも
に回転することとなる。そして、回転リング8が前進筒
6に対して回転することによって、カム溝6a内に位置
する第1カムフオロワー13がこのカム溝6aに沿って
移動する。つまり、第2レンズ群はこのときも光軸方向
を移動することになり、広角側から望遠側への移動総量
は、カム溝26a、7d、6a内を、2つの第2カムフ
オロワー14および第1カムフオロワー13がそれぞれ
光軸に沿って移動した量の和であるということができる
。このように、広角側から望遠側へズーミングされる際
には、第2レンズ群は第ルンズ群に対して、カム溝6a
内を移動する第1カムフオロワー13の光軸方向への移
動量の分だけ余分に移動することになる。 したかって、第2レンズ群を移動させるために必要な光
軸方向のスペースを従来の約半分程度に押さえることが
できる。また、従来の構成ではカムストロークをある程
度大きくとるためにはカム溝のねじれ角を小さくして移
動量の回転を少なくしなければズーム速度が遅くなり、
またこれに反してねじれ角が小さければ摩擦が影響して
動作が不安定になっていたが、上記構成の場合は、カム
溝をズーム動作が容易で敏速に行なえるよう形成するこ
とが可能になる。また、駆動用ギヤ部を簡の移動に沿っ
て螺旋状に形成したことによって、駆動スペースを最小
限に押さえることができ、このことによっても鏡胴を小
さくするように構成することができる。 また、カム溝が筒の前端部に突き抜けて開口部が形成さ
れているため、レンズの組み込みが容易である。一方、
鏡胴が最も繰り出された位置では、回転前進筒7のカム
溝7d内を移動する第2カムフオロワーは第1リング2
3のストッパー23bに、固定鏡胴26のカム溝26a
内を移動する第2カムフオロワー14は第2リング25
のストッパー25aに、それぞれ当接するため、ズーム
時に前進量が抜は出てしまうことがない。また、遮光材
の取り付けも極めて簡単に行なえる。そして、第4図の
ように、ズーム時には回転前進筒7は固定鏡胴26の前
部に装着された正面カバーよりも前方へ突出するが、第
1リング23が回転前進筒7の先端に装着されているた
め、その内部構造が見えることはない。 前進部61回転前進筒7および固定鏡胴26に形成され
た各カムi6a、7dおよび26aは、7dと26aに
ついてはそれぞれ第5図と第6図に示すように、6aに
ついてはこれらと同様に、その作用上、ズーム動作領域
Iとバリヤ動作領域■とに分類される。今、鏡胴が広角
状態にあるとして、ギヤ27を、回転前進筒7をさらに
繰り込むように、第7図(バリヤ動作中に回転前進筒よ
りも内部をフィルム面42側から見た図)のB方向へ回
転させると、回転リング8も回転前進筒7の回転に伴っ
てB方向へ回転する。このとき、ボディ側に引き込まれ
たバリヤブロック31のバリヤ作動部32と回転前進筒
7の突起部7bとが当接し、さらに、バリヤ作動部32
が突起部7bの回転に伴ってB方向へ回転することによ
って、バリヤの閉動作が行なわれる。 一方、バリヤが閉じた状態で、回転前進筒7を望遠側へ
移動させるように、第8図(ズーム動作中に回転前進筒
よりも内部をフィルム面42側から見た図)でA方向へ
回転させると、回転リング8も回転前進筒7に伴って六
方向へ回転する。既述したように、バリヤ作動部32は
ばね(不図示)によってA方向に付勢されているため、
カムフォロワーがカム溝のバリヤ動作領域を移動してい
る段階では回転前進筒7の突起部7bにバリヤ作動部3
2が追従し、その間にバリヤの開動作が行なわれる。カ
ムフォロワーがカム溝のズーム動作領域に入ると、バリ
ヤ作動部32は、バリヤ解放側の位置となるためにそれ
以上は回転前進筒7の突起部7bに追従せずに、その位
置をばねの付勢力によって保持する。 以上説明したような鏡胴の繰り出しおよび繰り込み動作
時においては、回転前進筒7は、常に固定鏡胴26に嵌
合しつつ光軸方向へ移動するとともに、回転前進筒7の
ギヤ部7aが形成されたカメラボディ側の位置において
は、回転前進筒7はガイドリング29と常に嵌合した状
態が保たれる。 したがって鏡胴繰り出し時に生じるギヤ駆動部のモーメ
ントや繰り出されたレンズ自体の重量によって、回転前
進筒7が固定鏡胴26に対して傾くのが防止される。 ここで、第9図を用いてズームエンコーダー12の作用
について説明する。まず、回転リング8は回転前進筒7
と同調して回転するが、金具11は前進量6に固定され
ているため、回転リング8に装着された接片9と金具1
1に貼着されたズーム信号基板12との間で、相対的な
回転が行なわれる。第9図はズーム信号基板12と接片
9の展開図であり、鏡胴が広角状態のときには、接片9
は実線で表した位置9aに移動しく接片9の先端は位置
Sに移動)、望遠状態のときは破線で表した位置9bに
移動する(接片9の先端は位置Xに移動する)。 そして、図示していないが、バリヤが閉じたときには接
片9の先端は位置Uに移動する。このように、接片9は
ズーム位置によってズーム信号基板上のx−uの各位置
を取り得るか、これらの位置でズーム信号基板12が有
する導体パターンのパターン接点(細線で表している。 )と接触することによって、アース用接点であるAと、
B、C,D、F。 Gの各々の信号が、コネクタHを通じてカメラ内の回路
へ送られる。例えば、この図においては、鏡胴が望遠状
態のときの接片の位置9bは、鏡胴とズーム信号基板と
を位置合わせするための位置を表しており、この場合は
、ズーム位置を望遠側端に調節した状態で接点Eとアー
スA間の導通状態を判別し、オフとなる位置をモニター
することで位置調整する。なお、この調整位置は必ずし
も望遠側端で行なう必要はなく、他の位置に設定しても
よい。また、パターン接点を本図のように構成しておけ
ば、図中ハツチングで区別したようにDとEの検出を1
つの接片先端で行なえるために、位置調整のためだけに
切片の先端を増やす必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の1実施例に係るズームレ
ンズの鏡胴の分解斜視図、第3図はズームレンズの鏡胴
が広角状態での縦断面図、第4図はズームレンズの鏡胴
が望遠状態での縦断面図、第5図は回転前進同前端部の
展開図、第6図は固定鏡胴前端部の展開図、第7図はバ
リヤ作動領域での第3図の右側面図(回転前進筒よりも
内部のみ)、第8図はズーム作動領域での第3図の右側
面図(回転前進筒よりも内部のみ)、第9図はズーム信
号基板の展開図である。 l・・・第2レンズ枠、1a・・・雄へリコイドねじ、
2・・第2レンズ枠保持筒、2a・・・雌へリコイドね
じ、3・・・シャッターブロック、5・・・第2レンズ
枠、5a・・ねじ部、6・・第2移動筒としての前進筒
、6a・・カム溝、6b・・・ボス、6c・・・円筒部
、6d・・・フランジ部、7・・・第1移動筒としての
回転前進筒、7a・・・ギヤ部、7b・・・突起、7c
・・・爪、7d・・・カム溝、7g・・・ボス、訃・回
転リング、8a・・・内溝、8b・・・外溝、9・・・
ズームエンコーダー用接片、10・・・止め金具、10
a、fob・・・溝部、11・・・金具、12・・・ズ
ームエンコーダー用フレキシブルプリント基板、13・
・・第1カムフオロワー14・・・第2カムフオロワー
、21・・・バリヤ保持筒、22・・・遮光材、23・
・第1リング、23a・・・係止片、23b・・・スト
ッパー、24・・・遮光材、25・・第2リング、25
a・・・ストッパー26・・・固定鏡胴、26a・・・
カム溝、26b・・・ギヤ保持部、27・・ギヤ、28
・・・ピン、29・・・ガイドリング、30・・・ガイ
ド部材、31・・・バリヤブロック、32・・・バリヤ
作動片、40・・・正面カバー41・・・ボディ、42
・・・フィルム面、51・・・遮光相持 許 出 願 
人 ミノルタカメラ株式会社代 理 人 弁理士 青白
 葆 (ほか1名)第3図 第5図 第6図 第7図 ア 第8図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、固定鏡胴(26)と、該固定鏡胴(26)の内
    周面に嵌合し且つ該固定鏡胴(26)から光軸方向へ出
    没可能な移動筒(7)を有するズームレンズの鏡胴にお
    いて、 上記固定鏡胴(26)の繰り込み側所定部位に、上記移
    動筒(7)の内周面に常に嵌合するガイド筒(29)が
    保持されたことを特徴とするズームレンズの鏡胴。
  2. (2)、固定鏡胴(26)と、該固定鏡胴(26)の内
    周面に嵌合し且つ該固定鏡胴(26)から光軸方向へ出
    没可能な第1移動筒(7)と、該第1移動筒(7)内に
    位置する第2移動筒(6)を有し、 上記固定鏡胴(26)と第1移動筒(7)の間には第1
    カム機構(26a、14)を備え、上記第1移動筒(7
    )と第2移動筒(6)の間には第2カム機構(7d、1
    4)を備え、 上記第1カム機構(26a、14)は、上記固定鏡胴(
    26)と第1移動筒(14)のいずれか一方の周壁に形
    成された螺旋状のカム溝(26a)と、いずれか他方の
    周壁に突設されて該カム溝(26a)に案内されるカム
    フォロワー(14)とから構成され、 上記第2カム機構(7d、14)は、上記第1移動筒(
    7)と第2移動筒(6)のいずれか一方の周壁に形成さ
    れた螺旋状のカム溝(7d)と、いずれか他方の周壁に
    突設されて上記カム溝(7d)に案内されるカムフォロ
    ワー(14)とから構成され、 上記固定鏡胴(26)の繰り込み側所定部位には、上記
    第1移動筒(6)の内周面に常に嵌合するガイド筒(2
    9)が保持され、該ガイド筒(29)は、上記第2移動
    筒(6)の回動を拘束して光軸方向の直線運動を許容す
    る直進ガイド部材(30)を備えたことを特徴とするズ
    ームレンズの鏡胴。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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