JPH02201186A - 信号処理方法及び信号処理装置 - Google Patents

信号処理方法及び信号処理装置

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JPH02201186A
JPH02201186A JP1017716A JP1771689A JPH02201186A JP H02201186 A JPH02201186 A JP H02201186A JP 1017716 A JP1017716 A JP 1017716A JP 1771689 A JP1771689 A JP 1771689A JP H02201186 A JPH02201186 A JP H02201186A
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Matsuo Sekine
関根 松夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は例えばレーダ、ソナー等において、パルス状
電磁波又は音響波を送信し、反射物から得られる反射信
号に含まれる目標信号を強調しクラッタ信号を抑圧する
ことによって、目標検出性能を向上させる信号処理方法
及び信号処理装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来レーダにおいて、受信信号に含まれる不要なりラッ
タ信号を抑圧する信号処理方法としてL OG/ CF
 A R(Logarfthm/Con5tant F
alseAlarm Rate)が一般に知られている
第12図は従来のLOG/CFAR受信装置のブロック
図であり、401は対数増幅器、402はタップ付遅延
素子、403は加算器、404は除算器、405は減算
器、40Bは逆対数増幅器である。
第12図の動作を説明する。レーダ等の受信信号は入力
信号Xとして対数増幅器401に入力され、対数変換さ
れた出力信号yが得られる。この出力信号yはタップ付
遅延素子402に供給され、そのN個のタップより得ら
れる出力信号y1〜ynは加算器403には給され、ま
た中央のタップより得られる出力信号y は減算器40
5へ供給される。
加算器403は人力信号y1〜ynをすべて加算し、こ
の加算結果を除算器404へ出力する。除算器404は
入力信号をNで除算しN個の信号yi〜y の平均値U
を算出し、この平均値Uを減算器405へ供給する。減
算器405は人力信号の差yc−Uを算出し、出力信号
■として逆対数増幅器40Bへ供給する。逆対数増幅器
406は入力信号Vを逆対数変換し出力信号2として出
力する。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら上記のような従来のLOG/CFAR処理
は誤V報確率、即ち海面反射等のクラック信号を目標信
号と誤って判定してしまう確率を一定に保つ効果を存す
る反面、ターゲラl一対クラッタ比(以下T/C比とい
う)の改遵効果は得られず、クラッタ中に埋もれている
目標(ターゲット)信号の検出ができないという問題点
かあっt;。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、レーダ等の受信信号におけるクラッタ中に埋もれた
目標信号を検出できるT/C比の改善された信号処理方
法及び信号処理装置を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る信号処理方法は、パルス状電磁波または
音響波を送信し、反射物から得られる反射信号に含まれ
る目標信号を強調し、クラッタ信号を抑圧する信号処理
方法において、前記反射信号の低周波成分を除去するト
レンド除去処理を行ない、該トレンド除去処理後の信号
に2次元線形予測処理を行ない予測誤差を算出し、該予
測誤差の2次元相関処理を行ない相関信号を求め、該相
関信号の2次元移動平均を算出して出力するものである
またこの発明に係る信号処理装置は、パルス状電磁波ま
たは音響波を送信し、反射物から得られる反射信号に含
まれる目標信号を強調し、クラッタ信号を抑圧する信号
処理装置において、前記反射信号の低周波成分を除去す
るトレンド除去手段と、該トレンド除去手段から得られ
る出力信号から2次元線形予測誤差を算出する2次元線
形予測手段と、該2次元線形子n1手段から得られる予
測誤差の2次元相関を算出する2次元相関算出手段と、
該2次元相関算出手段から得られる出力信号の2次元移
動平均を算出して出力する移動平均算出手段とを備えた
ものである。
[作用] この発明においては、パルス状電磁波または音響波を送
信し、反射物から得られる反射信号に含よれる目標信号
を強調し、クラッタ信号を抑圧する信号処理方法及び信
号処理装置において、まずトレンド除去手段により、前
記反射信号の低周波成分、例えば反射信号の平均値が緩
やかに増加又は減少をする成分等の除去処理を行ない、
該トレンド除去処理後の信号について2次元線形予測手
段により、過去に得られた観測値に対する2次元予測値
と実際の観11FI値との間の予測誤差を算出し、2次
元相関算出手段により前記予測誤差についての2次元相
関信号を算出し、2次元移動平均算出手段により前記2
次元相関信号についての2次元移動平均を算出し、該算
出結果によりT/C比の改善された画像表示を行なう。
[実施例] 第1図はこの発明の信号処理方法の実施例を示すブロッ
ク図であり、1はトレンド除去処理、2は2次元線形予
測処理、3は2次元相関処理、4は2次元移動平均処理
である。
第1図は入力信号、例えばレーダ反射信号を対数増幅器
を介して対数変換した信号を、さらにア十ログデジタル
変換器を介して量子化したレーダ反射デジタル信号に対
して順次トレンド除去処理1.2次元線形予測処理2.
2次元相関処理3及び2次元移動平均処理4を行って出
力信号を得る信号処理方法を示している。上記信号処理
はレーダ反射信号におけるクラッタ信号を抑圧し目標(
ターゲット)信号を強調する、即ちT/C比を改善する
ために行なうものである。以下逐次上記信号処理法及び
これらを実現する信号処理装置について説明する。
第2図はこの発明に係るトレンド除去装置の一実施例を
示すブロック図であり、101は加算器、+02は減算
器、103は乗算器、104は距離がルンジ離れた場所
から得られる2つの受信信号間の時間差に等しい遅延時
間を有する遅延素子(以下ルンジ遅延素子という) 、
105は重み係数λ(〔−〕〈λく1)を乗算する係数
乗算器である。
第2図の動作について説明する。例えばミリ波レーダに
よる観測で、レーダクラッタとして海水面からのクラッ
タを問題にする場合、反射信号は空間的非定常性を持ち
、反射の強いところと弱いところがある。統計的性質を
利用してクラッタを抑圧することを考えると、ある程度
の定常性が必要となるため、以上のようなトレンド的成
分はあらかじめ除去しておく必要がある。トレンド成分
除去を平易に説明すると、レーダ反射信号の低周波成分
、例えば反射信号の平均値が緩やかに増加又は減少する
成分等を除去することを意味する。
第2図はレーダ受信距離方向にこのトレンド除去を行な
う装置である。図において、加算器101、ルンジ遅延
素子104及び係数乗算器105は巡回型回路を形成し
ている。いまレーダ受信信号のサンプリングレンジ毎に
X、X2.X  ・・・XNの人力信号が上記巡回型回
路に供給されたとして、加算器10iに入力信号x2が
直接供給されるタイミングには、係数乗算器105から
はルンジ前の帰還信号λx1が同時に供給され、加算器
101からは出力信号λx、+x2 (但し0くλく1
)が出力される。次の入力信号x3が加算器]01に直
接供給されるタイミングには、加算器101からは出力
信号λ X +λX 2 + X 3が出力される。
■ 同様に次のタイミングにはλ χ +λ2x +λX 
 +X4が加算器101から出力され、この動作がサン
プリングタイミングによるサンプリングレンジ毎に繰り
返されるのでルンジ遅延素子!04の出力には過去の信
号の影響をそれぞれ受けた(現時点より遠い過去の信号
からは小さな影響を、現時点より近い過去の信号からは
大きな影響を受ける)現在の入力信号よりルンジ前の信
号が得られる。このルンジ遅延素子104の出力信号と
係数(1−λ)とが乗算器103で乗算され、この乗算
値が出力される。減算器102は現在の入力信号から乗
算器103の乗算値を減算して出力する。
即ち第2図の装置は、過去のサンプル値に対して指数的
につけた平均値(サンプル値にそれぞれ対応したλの零
乗値を乗算した積和に係数を乗算した値)を算出し、現
在のサンプル値から前記算出値を逐次引算して出力する
信号処理装置であり、平均を求めるためのタップ数を離
散的に定めるよりも高速な処理が可能である。ここで、
λが1に近いほど平均を求める擬似的タップ数は多くな
る。
以上の信号処理により距離方向にはほぼ定常性が仮定で
き、また空中線のビーム幅内では角度方向についてもそ
の様な仮定ができるので、距離方向にはすべてのサンプ
ル値(例えば256レンジビン)、角度方向にはビーム
幅内でのスィーブ数(例えば9スイーブ)からなる細長
い扇形の領域について、実際のレーダで海水面より反射
されたデータについてトレンド除去後の反射強度の分布
検定を行った。
検定法としては、A I C(Akal、ke tnl
’oriatlonCrlterlon)を用いた。A
ICは次の(1)式で与えられ、これが小さいほどよい
モデルである。
AlC−−21L (θ。)−K)  ・・・(1)(
1)式でL(θ0)は最大対数尤度、Kはモデルのパラ
メータ数である。
また、対数尤度L(θ)は、次の(2)式で示される。
L(θ)−ΣInff(x  :θ’) 1−(2)(
2)式でf(x:θ)はモデルの確率密度間n 数、X は観WJ値、θはモデルのパラメータ(例えば
、ガウス分布の平均と分散)である。
いまLを最大にする最尤推定量θ。を求めれば、そのと
きのLが最大対数尤度となる。密度関数のモデルとして
は、クラッタの反射強度分布として報告の多いワイブル
(klelbull)分布と対数正規(Log−nor
mal)分布を仮定し、先はど述べた扇形の領域毎にA
ICを計算し、その平均を求めた。
λ−0.3,0.G、0.9としたときの結果を第3図
に示す。
第3図はAICの平均値によるクラッタ反射強度分布の
検定を説明する図である。図において、λを変えたとき
の対数正規分布とワイブル分布の値が小さいほどフィッ
トネスが大きい。
第4図はλ−0,8のときのクラッタ反射強度の確率密
度分布を示す図である。図においてλ−0,6のときの
クラッタ反射強度の分布は対数正規分布にフィツトして
いる様子が示される。これらより、トレンド除去後の海
水面反射の強度分布としてはワイブル分布よりも対数正
規分布を仮定する方が適当だと考えられる。実際に観ρ
1したデータは、ダイナミックレンジを大きくするため
対数増幅器を使用し、この対数出力信号であったので、
以後の信号処理において、海氷面からの反射波は正規性
の確$過程に従うものとして取り扱った。
一般のレーダにより得られる信号は、距離方向と角度方
向の二次元信号となる。そこで、クラッタの生成過程と
して二次元の自己回帰(AR)モデルを仮定し、ある時
間の観測値をすでに得られている値の線形結合で予測す
ることを考えた。
第5図は2次元線形予測処理方法を説明する図であり、
201は加算器、202は減算器である。なお、予AP
Iに用いる角度方向の次数をM1距離方向の次数をNと
した。
第5図の動作を説明する。いま過去に得られた観測値を
2回過去のスィーブよりx (00)、  x (01
)。
x (02)、1回過去のスィーブよりx (10)、
  x (1,1)X(1,2)、現在のスィーブより
x (20)、  x (21)とし、現在の観測値を
x (22)とする。このとき過去に得られた観測値に
それぞれ予iT?1係数a2□〜ao1を乗算して得ら
れた積a  x (00)、a 2t(01)=・a 
o、x (21)、を加算器201ですべて加算して予
測鎮交を算出する、この予測鎮交と実際の観測値x (
22)とを減算器202で減算して得られた差eが予7
1)J誤差となる。−膜内に予測値R(m、n)及び予
測誤差e (m、n)は次の(3) 、 (4)で示さ
れる。
e  (s、n)  =  x  (s、n)  −’
Q  (g、n)        −(4)本発明はタ
ーゲットとして船舶を想定しており、画像処理的には欠
陥抽出にあたる。そこでバックグランドであるクラッタ
の統計的性質に適合した予測誤差抽出フィルタを用いれ
ば、ターゲットの情報は誤差信号の中に多分に含まれる
と考えられる。
予n1係数は、一般に予測誤差の二乗平均を最小にする
ものが選ばれる。オンラインで処理をする場合、新しく
1QAFI値が得られる毎に係数の推定値を更新しして
いくアルゴリズムが必要となり、これはカルマン・フィ
ルタを用いて達成できる。特に予測誤差が白色の正規性
を示すときは、この推定は非線形推定も含めた最適なも
のとなる。しかし、レーダ信号処理では処理速度の面か
ら適用が難しい。そこで、計算量が少なく実時間処理が
容易な学習同定法(Learnlng 1dentif
icationIIethod)を利用した。このアル
ゴリズムは適応エコー・キャンセラ等に用いられており
、システムの同定法としてよく知られる確率勾配法(S
tochastlc gradlent method
)の収束速度向上と、非定常適応モードの動作を前提と
したものである。
係数ベクトル官の更新は、予測に用いる入力を成分とす
るベクトル文と予測誤差eを用いて次の(5)式により
逐次更新される。なお、αは修正係数と呼ばれ、0くα
く2の値をとる。
(5)式において、 マ (11+、n)−(x(i、n−ILx(m−1,
n)、x(i−1,n−1)、−)t(”n)” (a
01’   10’  a11’ ””マL(m、n)
は!(+a、n)の転置ベクトルである。
上記の(3) 、 (4)及び(5)式の信号処理を行
なう2次元線形予測フィルタの構成例を第6図に示す。
第6図は2次元線形予測装置の一実施例を示すブロック
図で、角度方向及び距離方向の次数Pvi −N−2の
場合の例を示す。図において104は第2図と同一のル
ンジ遅延素子、203は1スィーブ+ルンジ異なる位置
のデータ間の時間差に等しい遅延時間を有する遅延素子
(以下1スィーブ+ルンジ遅延素子という) 、204
は1スイープ異なる位置のデータ間の時間差に等しい遅
延時間を(了する遅延素子(以下1スイーブ遅延素子と
いう)205 、208及び207は現在の予A−1係
数値と新規に人力する修正値とを加算し、逐次値の更新
される予fll11係数a   a  及びa。1を保
有し、遅延素子11’    10 203 、204及び104からの入力信号にそれぞれ
前記予aF1係数を乗算して出力する演算器、208〜
210はそれぞれ人力信号間の積と係数αとの積を演算
する乗算器、211〜213はそれぞれ2乗器、214
及び215は加算器、21Gは逆数器、217は減算器
である。
第6図の動作を説明する。入力信号x (m、n)から
それぞれ1スィーブ+ルンジ遅延素子203.1ス・f
−ブ遅延素子204及びルンジ遅延素子104を介して
取り出された出力信号に、演算器205〜207はそれ
ぞれ予測係数a 、a 及び目   lO ”Ofを乗算し、これらの乗算結果を加算器215で加
算して(3)式の予14FI値R(Il、n)が得られ
る。減算器217は入力信号x (i、n)と予測値R
(e、n)の差を算出し、(4)式のT−,91誤差e
 (m、口)を出力する。また遅延素子205 、20
6及び104の出力信号はそれぞれ2重器211〜21
3で2乗され、この2乗値は加算器214で加算され、
加算値ママ1が10られる。この加算値は逆数器216
で逆数値1/マ5etが算出され、この逆数値はそれぞ
れ乗算器208〜210への1人力として供給される。
乗算器208〜210はそれぞれ遅延素子203 、2
04及び104からの入力信号と、予測誤差e (m、
n)と、前記逆数値]/ママ1との積を演算し、さらに
前記績に係数αを乗算し、修正値αe (m、n) 3
i’/ママ1をそれぞれ演算器205〜207へ供給す
る。演算器205〜207は(5)式に示されるように
現在の′fハ1係数a (m、n)に新規に入力された
前記修正値αe (a+、n)マ/ママ1を加算して次
の予測係数a (i、n+1)へ変更する。このように
予Δ−1係数は演算器205〜207により(5)式の
通り逐次更新される。
上記の説明においては、予測に使う次数は既知であると
してきたが、実際には最適な次数を推定しなければなら
ない。今回は、先はど分布検定でも用いたAICを評価
基準とした。反射強度が正規性であるとき、AICは次
の(6)式で計算される。この(6)式で計算されるA
ICを最小にする次数が最適値と判定される。
Arc−八・Incr2+2 (MxN−1) −(6
)(6)式においてσ2は予111誤差eの分散、Aは
推定に用いるデータ数、Mは角度(スィーブ)方向の次
数、Nはレンジ方向の次数である。
(6)式による次数の最適値の算出は次のようにして行
なう。分布検定のときと同じくビーム幅毎の予Jl誤差
を用いてATCを計算し、その平均値を最終的な値とす
る。まず、角度方向の次数と距離方向の次数は独立であ
るとして、角度方向のみで予d−1シたときのMに対す
るAICを算出し、次に距離方向のみで予測したときの
Nに対するAICを算出する。このとき修正係数αの選
び方も問題となるため、これもパラメータとして算出す
る。次に両算出結果を比較し、一方の次数(例えば予測
の影響が大きいと考えられ方の次数)の最適値と修正係
数αの最適値を基準とし、他方のAICの変化を再び算
出し、その最少値を求めることにより、他方の次数の最
適値を決めることができる。実際のレーダで海氷面より
の反射データについて、上記算出法を適用した例では、
角度方向と距離方向の次数のそれぞれ独立した算出結果
において、角度方向の成分による予測の影響が大きいと
考えられた。そこで角度方向のAICを最小にする条件
としてα−0,OLM−7を基準にし、そのうえで距離
方向の次数を変えてAICの変化を調べ、距離方向の次
数N、2を最適値とした。
この予測に使う次数M、Nは実際のレーダのアンテナビ
ーム幅、アンテナ回転速度、送信繰り返し周波数、送信
パルス幅、サンプリング周波数等に応じて最適圃が選択
される。
次に、17られたT測誤差からターゲットの情報を取り
出す必要がある。予A11l誤差の大きさそのものでは
よい結果が得られなかったため、その空間的相関に注目
することにした。クラッタに適合する予測が成されてい
れば相関の取り除かれた信号が誤差として出力されてい
るはずであり、統計的欠陥であるターゲット部分は相関
が残っていると考えられる。
第7図は2次元相関及び2次元移動平均の信号処理方法
を説明する図であり、301〜302は加算器、303
〜305は乗算器である。同図においては2次元線形子
Al誤差としてe (m、n)平面、2次元相関値とし
てr (m、n)平面、2次元移動平均値としてy (
m、n)平面が示されている。
第7図の信号処理方法の説明をする。2次元相関抽出と
しては、実時間処理を考慮した簡単な方法を用いた。ま
ず、ある時間での予7Illl誤差とそれ以前に得られ
た誤差との積和を取り、次の(7)式により2次元相関
値r (m、n)を算出する。
(7)式においてPは角度方向のマスクサイズ、Qは距
離方向のマスクサイズであり、パラメータ設定の簡略化
からこれらのマスクサイズを設けた。
第7図のe (i、n)平1rijにおいて乗算器30
3〜305により、ある時刻でのT−all誤差とそれ
以前に得られた誤差との積が求められ、加算器301で
その積和r (m、n)が算出される方法が示されてい
る。この2次元相関値のままでは統計的ばらつきが大き
いので次の(8)式により2次元移動平均処理を施し、
出力y (g、r+)を求めた。
第7図のr (m、n)平面において加算器302によ
り2次元的な和、即ち移動平均値y (m、n)が算出
される方法が示されている。
第8図は2次元相関及び2次元移動平均の信号処理装置
の一実施例を示すブロック図であり、203−1..2
03−2は第6図の203と、204−1,204〜2
は第6図の204と、また104−1.104−2は第
6図の104と同一の遅延素子である。306〜308
は乗算器、309〜31.0は加算器である。また同図
は角度方向及び距離方向の次数ki −N −2の場合
の装置である。
第8図の動作について説明する。入力信号である2次元
線形子M1誤差e (m、n)は直接それぞれ積算器3
06〜308の一方の入力に供給され、また遅延素子2
03−1 、204−1及び104−1を介してそれぞ
れ積算器306〜308の他方の入力に供給される。乗
算器306〜308でそれぞれ算出された積は加算器3
09で加算され、積和である2次元相関値r (m、n
)が加算5309より出力される。この信号r (m、
n)は直接加算器310に供給される信号と、遅延素子
203−2.204−2及び!、04−2を介してそれ
ぞれ加算器31、0に供給される信号との和である2次
元移動平均値y (s、n)が加算器31.0より出力
される。この出力信号y (ta、n>により2次元画
像表示を行った結果、海氷面からのクラッタ信号が大幅
に抑圧され目標(ターゲット)からの反射信号が強、に
lされ、従来のCFAR処理を行った場合よりもT/C
比が改善された結果が得られた。
第9図は信号処理前の観測データによる画像表示図であ
る。
第10図は本発明のトレンド除去処理後の画像表示図で
ある。
第11図は本発明の信号処理をすべて行った結果の画像
表示図である。
第9図〜第11図について説明する。第9図〜第11図
はいずれも沿岸から0.5に−の地点より距離方向は7
.5m毎に258点(即ち1920m) 、角度方向は
0.027度毎に256点(即ち6,91度)の扇形地
域を選定し、ミリ波レーダを使用してこの扇形地域より
得られた反射データで、海氷面クラッタと目標とするタ
ワーからの反射データが含まれている。
第9図において黒白の階調は反射信号強度を示しており
、同図では海氷面クラッタとタワーとの識別が全く不能
である。第10図においてはλ−〇、9としてトレンド
除去処理を行ったが、クラッタと目標との識別はなお不
十分である。第11図においては本発明の信号処理をす
べて行った結果、T/C比が改善され、黒白の階調差に
より目標の識別が容易となっている。
また上記実施例においては、レーダ反射信号について本
発明の信号処理方法及び信号処理装置を適用する例を示
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一般
にパルス状電磁波又は音響波を送信し、反射物から時系
列的に得られる反射信号の中にターゲットからの反射信
号以外にクラッタと呼ばれる不要な反射信号が含まれる
場合には、本発明の信号処理方法及び信号処理装置を適
用することができる。例えば超音波探傷器、超音波診断
装置、超音波レベル、1、魚群探知機等にも本発明を適
用することができる。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、例えばレーダ、ソナー
等において、パルス状電磁波又は音響波を送信し、反射
物から得られる反射信号にトレンド除去処理、2次元線
形子11PI処理、2次元![1関処理及び2次元移動
毛均処理を行って得られる1]1標信号が強調されクラ
ッタ信号が抑圧された信号により画像表示を行なうよう
にしたので、クラッタ中に埋もれた目標信号も検出でき
、目標検出性能を向上させる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の信号処理方法の実施例を示すブロッ
ク図、第2図はこの発明に係るトレンド除去装置の一実
施例を示すブロック図、第3図はAICの平均値による
クラッタ反射強度分布の検定を説明する図、第4図はλ
−0,6のときのクラッタ反射強度の確率密度分布を示
す図、第5図は2次元線形子ap+処理方法を説明する
図、第6図は2次元線形子11F1装置の一実施例を示
すブロック図、第7図は2次元相関及び2次元移動平均
の信号処理方法を説明する図、第8図は2次元相関及び
2次元移動平均の信号処理装置の一実施例を示すブロッ
ク図、第9図は信号処理前の観測データによる画像表示
図、第10図は本発明のトレンド除去処理後の画像表示
図、第11図は本発明の信号処理をすべて行った結果の
画像表示図、第12図は従来のLOG/CFAR受信装
置のブロック図である。 図において1はトレンド除去処理、2は2次元線形−T
−AI処理、3は2次元相関処理、4は2次元移動ル均
処理、101は加算器、102は減算器、103は乗算
器、104,104−1,104−2はルンジ遅延素子
、105は係数乗算器、201は加算器、202は減算
器、203.203−1.203−2は1スィーブ+ル
ンジ遅延素子、204.204−1,204.−2は1
スイーブ遅延素子、205〜207は演算器、208〜
210は乗算器、211〜213は2乗器、214.2
15は加算器、216は逆数器、217は減算器、30
1〜302,309〜310は加算器、303〜308
は乗算器、401は対数増幅器、402はタップ付遅延
素r、403は加算器、404は除算器、405は減算
器、406は逆対数増幅器である。 代理人 弁理士 佐々木 宗 治 01  カ口lll5 02減算器 03乗算五 +04”ルンジ遅延素子 05、谷数乗糠番 人 1系数(0<入<1) 第5図 201  カロ隼東者5 2o2;減算器 1ij)≠(0ρ) 予’t’al+s希: e(m、n) = x(m、n
)−¥(m、n)第3図 第4図 クラッタ反射弥度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パルス状電磁波または音響波を送信し、反射物か
    ら得られる反射信号に含まれる目標信号を強調し、クラ
    ッタ信号を抑圧する信号処理方法において、 前記反射信号の低周波成分を除去するトレンド除去処理
    を行ない、該トレンド除去処理後の信号に2次元線形予
    測処理を行ない予測誤差を算出し、該予測誤差の2次元
    相関処理を行ない相関信号を求め、該相関信号の2次元
    移動平均を算出して出力することを特徴とする信号処理
    方法。
  2. (2)パルス状電磁波または音響波を送信し、反射物か
    ら得られる反射信号に含まれる目標信号を強調し、クラ
    ッタ信号を抑圧する信号処理装置において、 前記反射信号の低周波成分を除去するトレンド除去手段
    と、 該トレンド除去手段から得られる出力信号から2次元線
    形予測誤差を算出する2次元線形予測手段と、 該2次元線形予測手段から得られる予測誤差の2次元相
    関を算出する2次元相関算出手段と、該2次元相関算出
    手段から得られる出力信号の2次元移動平均を算出して
    出力する移動平均算出手段とを備えたことを特徴とする
    信号処理装置。
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