JPH0220005Y2 - - Google Patents

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JPH0220005Y2
JPH0220005Y2 JP1985024819U JP2481985U JPH0220005Y2 JP H0220005 Y2 JPH0220005 Y2 JP H0220005Y2 JP 1985024819 U JP1985024819 U JP 1985024819U JP 2481985 U JP2481985 U JP 2481985U JP H0220005 Y2 JPH0220005 Y2 JP H0220005Y2
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cloth
stock solution
groove
filter press
plate
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、両面に布を被せた過板を複数重
合し、過板間に形成される過室内に供給した
原液を布によつて過するフイルタープレスに
関するものである。
<従来の技術> 周知のように布を使用するフイルタープレス
には、複式フイルタープレスと単式フイルタープ
レスとがある。
複式フイルタープレスは、第1図に示すよう
に、布1を被せた過板2と中空な枠3とを
交互に重合し、枠3と両側の過板2,2とに
より過室4を形成したもので、過板2及び
枠3の周縁部分に貫通状に開設した原液通路5内
の原液を枠3の供給口6から過室4内に供給
するようにしてある。
一方、単式フイルタープレスは、第2図に示す
ように、両面に窪部を有する過板7に布8を
被せて該布8を一対の短筒状グロムメツト9に
より止着し、斯る過板7…を複数重合したもの
であり、隣接する過板7,7の対向する窪部に
よつて構成される過室10内に筒状グロムメツ
ト9の中空部を通して原液を供給するようにして
ある。
<考案が解決しようとする問題点> したがつて、複式フイルタープレスは、過板
2と枠3とを離隔すると、過板2に被せてあ
る布1を簡単に交換することができる。しか
し、この複式フイルタープレスは、過板2と
枠3とを離隔しても、枠3内に溜つた滓が落
下し難く、各枠3内の滓を手作業で落下させ
なければならないので、滓の除去作業が面倒で
ある。
一方、単式フイルタープレスは、各過板7を
離隔すると過板7,7間に溜つていた滓が落
下するので、滓の除去作業が簡単である。しか
し、この単式フイルタープレスは、布8を交換
する場合には、過板7の両側から螺合している
グロムメツト9をその都度何度も回転して取り外
し、新しい布8を被せた後に再度グロムメツト
9を回転して布8を止着しなければならず、
布8の交換作業に長時間と多大な労力を要する。
<問題点を解決するための手段> 本考案は上記した問題点を解決するため、枠
を使用しない単式フイルタープレスとし、各過
板の周縁部分の当接面に原液通過路を貫通状に開
設するとともに、該原液通路の開口部と窪部とを
連通する溝部を上記当接面に形成し、原液通路の
開口部内には、溝部内に延出する押圧部を有する
導入具を着脱自在に嵌合するようにした。
<作用> 本考案は上記した構成により、導入具の押圧部
が当該過板の布の一部を溝部内に押し付けて
原液通路と過室内の布間とを連通する。した
がつて、過板を重合した状態においては原液通
路内のの原液を押圧部を介して各過室内の布
間に内に導入することができる。一方、各過板
を離隔すると、原液通過路から導入具を極めて簡
単に引き抜くことができ、布を剥し得る。
<実施例> 以下本考案を図面の実施例にもとづいて説明す
る。
フイルタープレス11は、第3図に示すよう
に、ガイド枠12の端部に適宜な間隔を配して固
定盤13と、シリンダ14の駆動により移動する
押圧盤15とを設け、該固定盤13と押圧盤15
との間に多数の過板16…を配置し、これら
過板16…をガイド枠12により支持してなる。
過板16は、第4図に示すように、鋳鉄、合
成樹脂、木等からなる四角形の板材であり、左右
の側面にはガイド枠12上に載せる支持部17,
17を突設し、表裏両面には肉厚な周縁部分18
に囲まれるた窪部19を形成してあり、各窪部1
9の表面には縦方向の流下溝20…を多数形成し
ている。そして上記周縁部分18の当接面18′
には円形の原液通路21を貫通状に開設するとと
もに、該原液通路21の開口縁と前記窪部19と
の間に断面略三ケ月形の溝部22を形成して原液
通路21と窪部19とを連通する。
上記過板16に被せる布23は、綿、テト
ロン、ナイロン、ポリプロピレン等からなる多少
伸縮可能なシート状であり、液体だけを通す微細
な間隙を一面に有し、過板16に二つ折りにし
て被せたときに原液通路21に連通する孔24,
24を切り抜いてある。なおこの布23は、
過板16よりも大きいことが望ましく、少なくと
も窪部19よりも十分大きい。
過板16に布23を被せると、第5図に示
すように、布23の孔24,24と原液通路2
1とが連通するので、原液通路21内に導入具2
5を嵌合する。
導入具25は、耐食性、耐熱性に優れたプラス
チツク、ステンレス鋼等からなり、原液通路21
内に適度な強さで嵌合する短筒状嵌合部26と、
該嵌合部26の一端から嵌合部の長さ方向に対し
て略直角方向に延設した押圧部27とからなる。
押圧部27は、この実施例では過板16の略三
ケ月形の溝部22内に収まるように、平面部27
aと曲面部27bとからなる断面略三ケ月形の管
であり、先端を過板16の窪部19の傾斜面1
9′に対応させて斜めに切断してある。
したがつて、上記した導入具25の一端を布
23の孔24内を通してから原液通路21内に挿
入すると、先ず押圧部27の曲面部27bが布
23の表面に接触し、更に導入具25を挿入する
と、第6図に示すように、押圧部27が布23
の一部を溝部22内に押し込み溝部表面に押し付
ける。なお導入具25は、押圧部27が布23
を溝部22内に押し付ける際、布23の反力を
受けるので、適宜な強度で原液通路21の開口部
内に嵌合しておくことが望ましい。
上記したように、布23を被せて原液通路2
1内に導入具25を嵌合した多数の過板16…
をガイド枠12上に載せて固定盤13と押圧盤1
5とにより加圧重合すると、第9図に示すよう
に、各過板16の当接面18′,18′が布2
3,23を挟んで密着し、各過板16の原液通
路21が全て一連に連通するとともに、隣接する
過板16,16の対向する窪部19,19が合
わさつて過室28を構成する。なお、過板1
6が正規の位置から少し外れた状態で重合して
も、押圧部27の平面部27aが当接する過板
16の位置が多少異なるだけであり、周りの平坦
な当接面18′が正規な場合と同様に密接するの
で、過室28に不都合な間隙が生じることがな
い。
このようにして過板16…を重合すると、導
入具25の押圧部27が原液通路21と過室2
8内の布23,23間とを連通する。したがつ
て、ポンプ(図示せず)により原液を供給管29
から固定盤13を通して各過板16の原液通路
21内に圧送すると、原液が押圧部27内を通つ
て各過室28内の布23,23間に供給され
る。布23,23間に原液が圧送されると、
布23が原液の圧力により伸ばされて過板16
の表面に密着する。なお、実施例のように押圧部
27の先端を窪部19の周りの傾斜面19′に合
わせて斜めに整形しておくと、対向している布
23が膨張しても押圧部27の先端に引つ掛り難
いので、布23の破損が少ない。また、過板
16の窪部19のほぼ中央に当接面18′と同じ
高さの補強突起30を突設すると、過板16を
重合したとき各補強突起30が固定盤13と押圧
盤15との間で一連に当接して各過板16のた
わみを抑制する。したがつて、過室28内に高
圧の原液を供給しても、過板16の破損事故を
補強突起30…により防止することができる。
過室28内に原液を圧送すると、布23を
通過した液が流下溝20…内を流下し、窪部1
9の下端に連通する液路31内を通つて過室
28の外部に排出され、液回収樋32により回
収される。なお、布23を通過しない滓は、
布23の表面に付着するなどして、過室28
内に残る。
過室28内に多量の滓が溜まると過効率
が著しく低下するので、布23を交換する。
布23を交換するには、固定盤13と押圧盤15
との間隔を拡大して各過板16を離隔する。各
過板16を離隔すると、過室28内に溜まつ
ていた滓が滓受皿(図示せず)上に落下す
る。その後導入具25を原液通路21から引き抜
くと、汚れた布23を過板16の表面から剥
すことができる。そして汚れた布23を剥した
過板16に新しい布23を前記と同様に被
せ、原液通路21の開口部に導入具25を嵌合す
ると、布23の交換作業が終了する。この様
に、布23は極めて簡単に交換することができ
る。
なお、本考案における過板16は、四角形の
ものに限定されるものではなく、四形等四角形以
外の形状でもよい。更に過板16は、両面に窪
部19を形成することが望ましいが、片面に形成
したものでよい。
また、導入具25は、原液通路21内に嵌合で
き、押圧部27により布23を過板16の溝
部22内に押し付けて原液通路21と過室28
内の布23,23間を連通するものであれば、
どのような構成でもよく、例えば、押圧部27は
平面部27aを省略し、溝部22の形状に合わせ
た曲面部27bからなる舌片状であつてもよい。
また、溝部22は過板16の一方の当接面1
8′に一箇所設けるものに限定されない。例えば
過板16の両面に形成してもよい。
<考案の効果> 以上説明したように本考案によれば、原液通路
から導入具を抜くだけで布を極めて簡単に交換
することができる。また、本案は枠が不要なの
で、構造が簡単であるばかりでなく滓の除去が
簡単であり、実用価値が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は複式フイルタープレスの一部欠截断面
図、第2図は単式フイルタープレスの一部欠截断
面図、第3図は正面図、第4図は過板の正面
図、第5図、第8図、及び第9図は過板の断面
図、第6図は導入具の斜視図、第7図は導入具の
正面図である。 11はフイルタープレス、16は過板、18
は周縁部分、18′は当接面、19は窪部、22
は溝部、23は布、25は導入具、27は押圧
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 両面に布を被せた過板を複数重合し、隣接
    する過板の対向する窪部により過室を構成
    し、該過室内に供給した原液を上記布により
    過するフイルタープレスにおいて、 過板の周縁部分の当接面に原液通過路を貫通
    状に開設するとともに、該原液通路の開口部と窪
    部とを連通する溝部を上記当接面に形成し、原液
    通路の開口部内には、溝部内に収まる押圧部を延
    出した導入具を着脱可能に嵌合し、当該過板に
    被せた布の一部を上記押圧部によつて溝部内に
    押え付けて当該布と対向する布との間の過
    室に原液を導入するようにしたことを特徴とする
    フイルタープレス。
JP1985024819U 1985-02-25 1985-02-25 Expired JPH0220005Y2 (ja)

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JPH0730087Y2 (ja) * 1989-11-02 1995-07-12 石垣機工株式会社 フイルタプレスにおける原液の供給装置

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JPS61143612U (ja) 1986-09-04

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