JPH02199016A - シリカゲルの濃縮・乾燥方法 - Google Patents

シリカゲルの濃縮・乾燥方法

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JPH02199016A
JPH02199016A JP1805189A JP1805189A JPH02199016A JP H02199016 A JPH02199016 A JP H02199016A JP 1805189 A JP1805189 A JP 1805189A JP 1805189 A JP1805189 A JP 1805189A JP H02199016 A JPH02199016 A JP H02199016A
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JP
Japan
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slurry
water
drying
paste
hydrochloric acid
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Pending
Application number
JP1805189A
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English (en)
Inventor
Tatsuyuki Kasai
河西 達之
Koji Miwa
浩司 三輪
Shinichi Fujioka
藤岡 眞一
Hiroshi Ikeda
博 池田
Yoshiyuki Tsuji
義行 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Metal Corp
Tsukishima Kikai Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Metal Corp
Tsukishima Kikai Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Metal Corp, Tsukishima Kikai Co Ltd filed Critical Mitsubishi Metal Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、四塩化珪素またはトリクロルシランと水との
反応によって得た合成石英のシリカゲルの濃縮・乾燥方
法に関する。
〔従来の技術〕
近年、旧来のガラスのイメージを大幅に変化するような
新しいガラス材料にューガラスとも呼ばれている)の開
発および新製造法の開発が盛んに行われている。
その一つに合成石英ガラスがあり、光ファイバー、フォ
トマスク用基板や各種膜材などに用いられる。この場合
、製造法としては大別して気相法や液相法があるが、四
塩化珪素またはトリクロルシランとを反応させ、(1)
式のように合成石英を得ることも知られている。
5iC14+2Hzo  → SiO2+4ICI・・
・・・・(1) 得られる反応液は、たとえば約15%塩酸水溶液中に約
15%の合成石英のシリカゲルを含んでいる。
このシリカゲルを乾燥すると合成石英粉が得られる。
かかる製造の具体例は、第3図のようなフローが考えら
れていた。すなわち、予め反応晶析槽50に水を投入し
ておき、そこに四塩化珪素(SiCI14)液を注入し
、(1)式の反応を行う。底部のシリカ分については、
たとえば2段の第1および第2洗浄槽51A、51Bに
順次導き、この流れと向流的に洗浄水を流してシリカ分
の洗浄を、洗浄済液については、中和槽52に導き、水
酸化ナトリウム等により中和し、廃液または排出する。
また、第2洗浄槽51Bのシリカスラリーは水平ベルト
フィルター等の濾過機53により濾過脱水し、脱水ケー
キ54を熱風乾燥機55により乾燥する。この熱風乾燥
機55としては、たとえば脱水ケーキをせいろ56に拡
げ、これらせいろ56群を多列乾燥棚に乗せ、ブロワ−
57から空気を供給しスチームによる加熱器58により
熱風化して各せいろ56群に送る方式などを採ることが
できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、前記(1)式の反応から判るように、反応晶
析後のスラリーは、塩酸酸性であるため、これを直接脱
水後、熱風乾燥機55に供給して乾燥すると、乾燥に伴
う塩酸ガスが熱風乾燥機55の部材を腐食させ、たとえ
その部材がステンレス等であっても腐食させ、錆を発生
させ、この錆が落下して製品中に混入する。いま得よう
とする製品は、著しく不純物の混入を嫌うものなので、
商品価値が全く無くなる。
そこで、前述のように、反応晶析後のス゛ラリ−を純水
で、洗浄効率の点から好ましくは向流希釈洗浄によって
、スラリー中に塩酸分が無くなるまで洗浄する必要があ
る。
しかし、この洗浄に当って必要とする純水量は、最終洗
浄槽からの沈降濃縮スラリーの約3倍、製品の約75倍
が必要となり、洗浄設備および洗浄水(純水)使用コス
トが著しく嵩む。しかも、たとえ7段で向流洗浄を行っ
ても、残留塩酸をゼロにすることができない。
また、塩酸ガスが熱風乾燥機内に滞留することは、防錆
上好ましくないので、乾燥機内を熱風が1回のみ通過す
る型式のものが適しており、この場合における加熱用ス
チームの消費量は、濾過ケーキ水分の約8倍、製品の約
110倍必要となる。
他方、上記方法では、濾過機の運転時において、特に濾
過ケーキの排出過程で、さらに濾過ケーキのせいろ上へ
の分散、乾燥機内の乾燥棚へのせいろの出入の際、異物
が混入しがちである。
そこで、本発明の主たる目的は、得られる合成石英粉に
残留する塩酸濃度がきわめて少く、かつ純水による洗浄
が必要ないこともあり、さらに乾燥用エネルギーがきわ
めて少くて足り、また異物および不純物の混入がきわめ
て少くなる濃縮・乾燥方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、四環珪素またはトリクロルシランと水との
反応によって得た合成石英のシリカゲルのスラリー、ペ
ーストまたは含液物にマイクロ波を照射して蒸発濃縮お
よび乾燥を行うことで解決できる。
〔作用〕
本発明に従って、シリカゲルのスラリー、ペーストまた
は含液物(例えば濾過ケーキ)からの塩酸、水分あるい
はその他の溶媒や不純物を蒸発濃縮、またはさらに乾燥
させるにあたり、マイクロ波の照射法を採用すると、前
述の比較例に比較して、処理運転コストが約115にな
る。さらに、マイクロ波加熱によると、密閉容器中で処
理できるので、容器上部からの塩酸ガスを取り出してこ
れを冷却凝縮すれば塩酸を回収できるから、−屑処理コ
ストを低減できるとともに、濃縮・乾燥処理時に異物・
不純物の混入を防止できるので、不純物の混入を嫌う電
子材料等の用途に最適である。
〔発明の具体的構成〕
以下本発明をさらに詳述する。
第1図は本発明法を実施するための一般備例の概要図で
、第2図はその要部詳細図である。
本発明においても、反応晶析槽50において、前記(1
)式の反応が行われる。かくして得られる反応スラリー
を、通常はそのままマイクロ波加熱装置1に導入し、必
要により少量(たとえば前述例において必要な洗浄水耕
の1/16の量)の純水により洗浄した後、マイクロ波
加熱装置1に供給する。
この加熱器rI11は、実施例では、ステンレスやアル
ミ等の外槽2と、この内部に配置された内槽3とを有す
る。内槽3の材質としては、好ましくは結晶系を実質的
にもたず、高分子結合により形成された、マイクロ波を
透過する材料、たとえば4フツ化エチレン(テフロン)
、プラスチック、たとえばポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリカーボネートや、あるいはアルミナ磁器、高温
用石英ガラス、等を挙げることができる。4は内槽3の
支持部材である。
一方、マイクロ波発生装置5が用意され、ここから30
0MH2〜30GHzの、わが国では915MHzまた
は2450GH2のマイクロ波が発生せられ、アルミニ
ウム等からなる導波管6および分配管7を介して、外槽
2内へ伝送される。外槽2内に入射されたマイクロ波は
、直接または外槽2の内面で反射を繰り返しながら、内
槽3を透過する。その結果、その内部の被加熱物中のH
z O。
HCIまたはアルコールなどの極性をもった分子の電磁
振動による発熱によって被加熱物自体が発熱し、蒸発濃
縮および乾燥が行われる。
蒸発した主に塩酸ガスは、排気管8を通り、他の並列配
置の加熱装置(図示せず)からの塩酸ガスとともに、蒸
留塔9に導かれる。
蒸発濃縮および乾燥を完結させるために、水および塩酸
の沸騰蒸発後、清浄ガスたとえば清浄空気を内槽3の底
部から吹込管10を介して吹き込むのが好ましい。濃縮
・乾燥操作は、内槽3内に臨む赤外線温度計11による
監視の下で行なわれ、同操作が終了すると、マイクロ波
発生装置5が停止され、内槽3底部の切出しバルブ12
が開とされ、製品が着脱自在の受箱13に外気に触れる
ことなく排出される。
一方、濃縮・乾燥効率を高めるために、あるいは製品が
固結し易い場合には、内槽3内に攪拌羽根14aを挿入
した攪拌機14を取り付けて、攪拌を間欠的にまたは連
続的に行いながら濃縮・乾燥操作を行うのが好ましい。
蒸留塔9に導かれた塩酸ガスは、冷却器15により冷却
凝縮され、レシーバ−タンク16を介して還流させなが
ら、蒸留塔9の下部から回収塩酸17として回収槽18
に回収する。また水分19については回収槽20に一旦
回収した後、反応用の水として反応晶析槽50に戻す。
若干量の塩酸ガスおよび水蒸気は排気ブロワ−21によ
り排気する。
上記例においては、外槽2および内槽3の2重構造とし
たが、マイクロ波を透過しない内槽3のみとして、直接
マイクロ波を導入してもよい。また、内槽3に導く被加
熱物としては、反応晶析後のスラリーを直接的に導くも
のでもよいし、水洗浄後のものでもよく、さらに濾過脱
水した濾過ケーキ等の含液物でもよい。
〔実施例〕
次に実施例を示し本発明の効果をさらに明らかにする。
本発明に係る第2図に示す設備で行った場合(実施例)
と、第3図による方法(比較例)とで比較を試みた。
反応晶析後のスラリーは、約15%の塩酸水溶液中に、
約15%の合成石英分を含むもので、実質的に同一の原
料を用いて処理した。
その結果、それぞれ1時間当り20.83kgの合成石
英粉を製造するときに要するコスト(単位は絶対値)は
、第1表の通りであった。
第1表 この結果から、本発明法によると、製造コストが約11
5となることが判る。
また、得られる製品の純度を調べたところ、第2表の通
りであった。
第2表 〔発明の効果〕 以上の通り、本発明によれば、製造コストが著しく低減
するばかりでなく、得られる製品中に異物や不純物の混
入がきわめて少くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明法を実施するためのマイクロ波加熱装置
の概要図、第2図は全体概要図、第3図は比較例のフロ
ーシートである。 ■・・・マイクロ波加熱装置 2・・・外槽3・・・内
槽 5・・・マイクロ波発生装置6・・・導波管  8
・・・排気管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)四塩化珪素またはトリクロルシランと水との反応
    によって得た合成石英のシリカゲルのスラリー、ペース
    トまたは含液物にマイクロ波を照射して蒸発濃縮または
    乾燥を行うことを特徴とするシリカゲルの濃縮乾燥方法
JP1805189A 1989-01-27 1989-01-27 シリカゲルの濃縮・乾燥方法 Pending JPH02199016A (ja)

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JP1805189A JPH02199016A (ja) 1989-01-27 1989-01-27 シリカゲルの濃縮・乾燥方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2845931A1 (fr) * 2002-10-21 2004-04-23 Bernard Marie Simon Emi Dodane Procede de production de charges minerales traitees ou en melange-maitre, par sechage u.h.f. du resultat du melange aqueux d'une emulsion de polymere et d'une suspension des- dits produits mineraux
JP2014151266A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Shin Etsu Chem Co Ltd コロイド溶液の濃縮方法及び濃厚コロイド溶液

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