JPH021988Y2 - - Google Patents

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JPH021988Y2
JPH021988Y2 JP17026384U JP17026384U JPH021988Y2 JP H021988 Y2 JPH021988 Y2 JP H021988Y2 JP 17026384 U JP17026384 U JP 17026384U JP 17026384 U JP17026384 U JP 17026384U JP H021988 Y2 JPH021988 Y2 JP H021988Y2
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audio
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は音声多重アダプタに係り、特に音声多
重機能を有していないテレビ受像機より音声多重
放送を行うこの種アダプタに関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 現在、テレビ受像機で二種類の音声を同時に送
る音声多重放送が行われている。この音声多重放
送を受信しようとする場合は音声多重放送受信装
置が組込まれたテレビ受像機でないと受信できな
い。
したがつて、従来のテレビ受像機しか有しない
ところで音声多重放送を楽しむためには、新たに
高額を費いやして音声多重機能付テレビ受像機を
購入しなければならないのである。
[考案の目的] 本考案は上記従来の課題に鑑みなされたもの
で、音声多重機能を有していないテレビ受像機に
おいて音声多重電波のうち減衰される副チヤンネ
ルの信号のみを取り出すことによつて、音声多重
機能を有していないテレビ受像機でも音声多重放
送を受信再生できる音声多重アダプタを提供せん
とするものである。
[考案の概要] このような目的を達成するために本考案によれ
ば、主チヤンネルおよび副チヤンネルで伝送され
てくる音声多重放送の電波のうち副チヤンネルの
信号を減衰させて主チヤンネルの信号のみを出力
するテレビ受像機の該減衰された副チヤンネルの
信号を取り出して主チヤンネルの信号を減衰させ
るフイルタ回路と、該フイルタ回路により取り出
された副チヤンネルの信号を増幅する増幅器と、
該増幅された幅チヤンネルの信号から音声信号を
取り出す検波器とを備えた音声多重アダプタを構
成する。
この音声多重アダプタの原理について説明する
と、先ず、現在の日本における音声多重放送はス
テレオ放送と二ケ国語放送が実施されており、そ
の音声多重電波は、第4図aに示すように、周波
数15KHz位までの主チヤンネル1とさらに周波数
47KHz位までの副チヤンネル2とで構成されてい
る。これを音声多重機能を有していないテレビ受
像機では第4図bに示すような主チヤンネル1を
60〜100dBに増幅すると共に副チヤンネル2を0
dBに減衰させて主チヤンネル1のみを出力させ
ているものである。即ち、これはテレビ受像機内
の低周波回路により行うものであり、その周波数
特性が第5図に示されるように、周波数約20KHz
までをフラツトで増幅し、約50KHz付近まで徐々
に減衰させているものである。
即ち、音声多重機能を有していないテレビ受像
機でも低周波回路により副チヤンネル2の信号も
若干の増幅度を有しているものである。このこと
から、第6図に示すような周波数特性(周波数
31.5KHzにおいて最大)を有するフイルタ回路に
より、第4図cに示すように、残留成分である第
4図bの副チヤンネル2を取り出して60〜100dB
に増幅すると共に、主チヤンネル1を減衰させる
ことにより、音声多重放送をさせようとするもの
である。
[考案の実施例] 以下、本考案の好ましい実施例を図面により説
明する。
本考案の音声多重アダプタを、二ケ国語放送に
よる場合についてそのブロツク図を第1図に示
す。第1図において、音声多重機能を有していな
いテレビ受像機のイヤホンジヤツクより音声出力
を取出すイヤホンプラグ3からフイルタ回路4、
高周波増幅器5、FM検波器6、低周波増幅器7
およびスピーカ8が接続されて構成される。
このように構成される音声多重アダプタは、先
ず、テレビ受像機のイヤホンジヤツクから、イヤ
ホンプラグ3を介して第4図bにおける主チヤン
ネル1及び減衰された副チヤンネル2の信号を受
信して、これが第6図に示すような周波数特性の
フイルタ回路4に入力される。フイルタ回路4で
は、主チヤンネル1を減衰させて副チヤンネル2
の信号を取り出す。この信号を高周波増幅器5に
より増副した後(第4図c)、FM検波器6に入
力され、ここでFM波から音声信号が取り出され
る。そして、FM検波器6によつて取り出された
音声信号は、低周波増幅器7により増幅されてス
ピーカ8より出力して副チヤンネル2の音声信号
を取り出して二ケ国語放送を行なうのである。
ここで、フイルタ回路6は、一般に用いられる
ものとして、RL型フイルタ回路およびLC型バン
ドパスフイルタ回路も用いられるが、主チヤンネ
ル1の減衰比との関係から本実施例では第2図に
示すようなICを使用したフイルタ回路が用いら
れる。即ち、この回路を数段直列に接続すること
により、60〜80dBの主チヤンネル1(第4図b)
を所期の値まで減衰させることができるのであ
る。
次に、二ケ国語放送のみならずステレオ放送を
も含めた音声多重アダプタについて説明する。こ
れは、第3図aに示すように、第1図のブロツク
図におけるフイルタ回路4の前段および低周波増
幅器7から音声切替マトリクス回路10に接続さ
れ、これから二つのスピーカ11,12に接続さ
れる。そして、フイルタ回路4からはAM検波器
13に接続され、AM検波器13からはそれぞれ
922.5Hzフイルタ回路14および982.5Hzフイルタ
回路15に接続されて、これらから音声切替マト
リクス回路10に接続される。
このような構成の音声多重アダプタを第3図b
の周波数特性図を含めてその動作原理を説明す
る。先ず、ステレオ放送の場合は、第3図bに示
すように、左右2本のマイクロホンで取り出した
左右の音声信号の和の信号(L+R)が主チヤン
ネル1で伝送され、両信号の差の信号(L−R)
が副チヤンネル2で伝送されるものである(因
に、一般のテレビ受像機では主チヤンネル1の
(L+R)の信号でモノラルな音声となる)。した
がつて、この主チヤンネル1と副チヤンネル2の
二種類の信号を別々に取り出して二つの信号を加
減すると、 (L+R)+(L−R)=2L (L+R)+(L−R)=2R となり、左側の音Lと右側の音Rを別々に取り出
すことができステレオ放送となるのである。即
ち、フイルタ回路4の前段からは主チヤンネルの
(L+R)信号が、低周波増幅器7からは副チヤ
ンネルの(L−R)信号がそれぞれ音声切替マト
リクス回路10に入力されてここで加減が行わ
れ、左右のスピーカ11,12をそれぞれ鳴動し
てステレオ放送とするものである。
また、多重信号がステレオか二ケ国語かは、
55.125KHzの搬送波により、ステレオの場合は
982.5Hz、二ケ国語の場合は922.5Hzの信号が伝送
されてくる。このため、フイルタ回路4からの
55.125KHzの搬送波をAM検波器13によりAM
変調し、これを922.5Hzフイルタ回路14又は
982.5Hzフイルタ回路15を介してそのパイロツ
ト信号を音声切替マトリクス回路10に入力して
判別させるものである。この場合、フイルタ回路
4は55.125KHzをも取り出せる周波数特性のもの
が使用される。
[考案の効果] 以上の実施例からも明らかなように本考案によ
れば、音声多重機能を有していないテレビ受像機
において音声多重電波のうち減衰される副チヤン
ネルの信号のみを取り出すことにより、音声多重
機能を有していないテレビ受像機でも音声多重放
送、即ちステレオ、二ケ国語の放送を受信再生す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案における二ケ国語放送の場合の
音声多重アダプタを示したブロツク図、第2図は
第1図におけるフイルタ回路の一例を示した回路
図、第3図a,bは二ケ国語およびステレオ放送
の場合の音声多重アダプタを示したブロツク図お
よび周波数特性図、第4図a,b,cは本考案の
音声多重アダプタの原理を表わした周波数特性
図、第5図は音声多重機能を有していないテレビ
受像機の低周波回路における周波数特性図、第6
図は本考案の音声多重アダプタのフイルタ回路に
おける周波数特性図である。 1……主チヤンネル、2……副チヤンネル、4
……フイルタ回路、5……高周波増幅器、6……
FM検波器、7……低周波増幅器、10……音声
切替マトリクス回路、13……AM検波器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 主チヤンネルおよび副チヤンネルで伝送されて
    くる音声多重放送の電波のうち副チヤンネルの信
    号を減衰させて主チヤンネルの信号のみを出力す
    るテレビ受像機の該減衰された副チヤンネルの信
    号を取り出して主チヤンネルの信号を減衰させる
    フイルタ回路と、該フイルタ回路により取り出さ
    れた副チヤンネルの信号を増幅する増幅器と、該
    増幅された副チヤンネルの信号から音声信号を取
    り出す検波器とを備えたことを特徴とする音声多
    重アダプタ。
JP17026384U 1984-11-09 1984-11-09 Expired JPH021988Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP17026384U JPH021988Y2 (ja) 1984-11-09 1984-11-09

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JP17026384U JPH021988Y2 (ja) 1984-11-09 1984-11-09

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JPS6185969U JPS6185969U (ja) 1986-06-05
JPH021988Y2 true JPH021988Y2 (ja) 1990-01-18

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