JPH0219724Y2 - - Google Patents
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- JPH0219724Y2 JPH0219724Y2 JP1981174238U JP17423881U JPH0219724Y2 JP H0219724 Y2 JPH0219724 Y2 JP H0219724Y2 JP 1981174238 U JP1981174238 U JP 1981174238U JP 17423881 U JP17423881 U JP 17423881U JP H0219724 Y2 JPH0219724 Y2 JP H0219724Y2
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- Japan
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- fruit juice
- conductivity
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- dilution water
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、みかん、グレープフルーツ等の柑橘
類をはじめとする果汁の酸度を、希釈した果汁溶
液の導電率から測定するところの果汁酸度計に関
する。
類をはじめとする果汁の酸度を、希釈した果汁溶
液の導電率から測定するところの果汁酸度計に関
する。
果汁酸度の測定は、日本農林規格〔JAS)に基
づいた中和滴定法による周知方法の他、近年提案
された、希釈した果汁溶液の導電率から果汁酸度
を測定する方法がある。この方法の測定原理は次
の如くである。即ち、果汁として例えば柑橘果汁
はその中に含まれる塩類とクエン酸等の酸によつ
て導電性を有している。その導電率は前記塩類と
酸度とによつて定まる。この場合、果汁そのもの
の導電率を測定したのでは塩類の影響が大きいの
で、酸度の測定はできない。しかし、果汁をイオ
ン交換水などによつて数百倍に希釈すると、塩類
は強電解質であるから導電率に対する寄与は低く
なり、一方クエン酸等の弱電解質であるから導電
率に対する寄与は相対的にあまり低くならない。
従つて数百倍に希釈した果汁溶液の導電率を測定
すれば、その果汁の酸度が間接的に算出できるこ
ととなるのである。
づいた中和滴定法による周知方法の他、近年提案
された、希釈した果汁溶液の導電率から果汁酸度
を測定する方法がある。この方法の測定原理は次
の如くである。即ち、果汁として例えば柑橘果汁
はその中に含まれる塩類とクエン酸等の酸によつ
て導電性を有している。その導電率は前記塩類と
酸度とによつて定まる。この場合、果汁そのもの
の導電率を測定したのでは塩類の影響が大きいの
で、酸度の測定はできない。しかし、果汁をイオ
ン交換水などによつて数百倍に希釈すると、塩類
は強電解質であるから導電率に対する寄与は低く
なり、一方クエン酸等の弱電解質であるから導電
率に対する寄与は相対的にあまり低くならない。
従つて数百倍に希釈した果汁溶液の導電率を測定
すれば、その果汁の酸度が間接的に算出できるこ
ととなるのである。
ところで、実際上は数百倍に希釈した果汁溶液
の導電率から酸度を算出する場合、希釈水の導電
率の影響が無視できないこと、並びに導電率測定
値の温度による変化が大きいこと等の問題があ
り、果汁酸度計の実用化は不充分である。
の導電率から酸度を算出する場合、希釈水の導電
率の影響が無視できないこと、並びに導電率測定
値の温度による変化が大きいこと等の問題があ
り、果汁酸度計の実用化は不充分である。
本考案は、かかる問題点を解決して果汁溶液の
導電率から果汁酸度を測定する果汁酸度計の実用
化を図らんとするものである。
導電率から果汁酸度を測定する果汁酸度計の実用
化を図らんとするものである。
而して、本考案に係る果汁酸度計は、発振器
と、希釈水によつてほぼ150倍に希釈された果汁
溶液の液温によつて抵抗値を変化する感温素子
と、前記果汁溶液の導電率を測定するための導電
率セルと、果汁溶液の導電率から果汁を希釈する
のに使用した希釈水の導電率を減算し希釈水の影
響を補正する補正回路と、整流回路と、 y=0.01912x−0.6684なる式{ここで、xは希
釈水によつてほぼ150倍に希釈された果汁溶液の
25℃における導電率(μS/cm)を表し、また、
yは果汁のクエン酸換算酸度(wt%)を表す}
に基づいて酸度目盛が目盛られてなる果汁酸度指
示計とを備え、前記導電率セルより得る果汁溶液
の導電率信号を前記補正回路にて補正し、この補
正された導電率信号を前記整流回路で整流し、前
記果汁酸度指示計にて酸度指示するよう構成して
なることを要旨とする。
と、希釈水によつてほぼ150倍に希釈された果汁
溶液の液温によつて抵抗値を変化する感温素子
と、前記果汁溶液の導電率を測定するための導電
率セルと、果汁溶液の導電率から果汁を希釈する
のに使用した希釈水の導電率を減算し希釈水の影
響を補正する補正回路と、整流回路と、 y=0.01912x−0.6684なる式{ここで、xは希
釈水によつてほぼ150倍に希釈された果汁溶液の
25℃における導電率(μS/cm)を表し、また、
yは果汁のクエン酸換算酸度(wt%)を表す}
に基づいて酸度目盛が目盛られてなる果汁酸度指
示計とを備え、前記導電率セルより得る果汁溶液
の導電率信号を前記補正回路にて補正し、この補
正された導電率信号を前記整流回路で整流し、前
記果汁酸度指示計にて酸度指示するよう構成して
なることを要旨とする。
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明す
る。第1図は果汁酸度計を図面に基づき説明す
る。第1図は果汁酸度計の電気回路図を示し、図
中1はオペアンプOP1を用いた方形波の発振器、
2は希釈した果汁溶液の液温によつて抵抗値を変
化する感温素子としてサーミスタ、3は希釈した
果汁溶液の導電率を測定するための導電率セルで
ある。前記発振器1の発振信号は感温素子として
のサーミスタ2を通じ増幅器4で増幅して導電率
セル3に加えられる。今、この導電率セル3に加
えられる電圧をE、該セルより出力される電圧
(導電率測定信号)をE0、果汁溶液の導電率をL
とすると、 E0=E×L ……(1) という関係がある。ここで、果汁溶液の温度係数
をα、25℃における導電率をL25、測定時の果汁
溶液の温度をT℃とすると、導電率Lは次式であ
らわせる。
る。第1図は果汁酸度計を図面に基づき説明す
る。第1図は果汁酸度計の電気回路図を示し、図
中1はオペアンプOP1を用いた方形波の発振器、
2は希釈した果汁溶液の液温によつて抵抗値を変
化する感温素子としてサーミスタ、3は希釈した
果汁溶液の導電率を測定するための導電率セルで
ある。前記発振器1の発振信号は感温素子として
のサーミスタ2を通じ増幅器4で増幅して導電率
セル3に加えられる。今、この導電率セル3に加
えられる電圧をE、該セルより出力される電圧
(導電率測定信号)をE0、果汁溶液の導電率をL
とすると、 E0=E×L ……(1) という関係がある。ここで、果汁溶液の温度係数
をα、25℃における導電率をL25、測定時の果汁
溶液の温度をT℃とすると、導電率Lは次式であ
らわせる。
L=L25{1+α(T−25)} ……(2)
一方、発振器1の発振信号をEs、サーミスタ2
の抵抗値をR(T)とすると、導電率セル3に加
えられる電圧Eは、 E′=Es/R(T) ……(3) であらわせる。またサーミスタ2の抵抗値R(T)
は、温度係数をβ、25℃における抵抗値をR25、
果汁溶液の温度をT℃とすると、次式であらわせ
る。
の抵抗値をR(T)とすると、導電率セル3に加
えられる電圧Eは、 E′=Es/R(T) ……(3) であらわせる。またサーミスタ2の抵抗値R(T)
は、温度係数をβ、25℃における抵抗値をR25、
果汁溶液の温度をT℃とすると、次式であらわせ
る。
R(T)=R25{1+β(T−25)} …(4)
(2),(3),(4)式を(1)式に代入すると、
E0=Es・L25{1+α(T−25)}/R25{1+β(
T−25)}…(5) となる。ここでサーミスタ2としてその温度係数
βがαと等しいものを選べば、(5)式は次式とな
り、果汁溶液の温度には無関係な温度補償された
導電率測定信号を得ることができる。
T−25)}…(5) となる。ここでサーミスタ2としてその温度係数
βがαと等しいものを選べば、(5)式は次式とな
り、果汁溶液の温度には無関係な温度補償された
導電率測定信号を得ることができる。
E0=Es/R25×L25=A×L25 ……(6)
次に、5は導電率測定信号E0を増幅する増幅
器で、導電率セル3のセル定数を補正するための
ボリユームVR1を有している。6は果汁溶液の導
電率から果汁を希釈するのに使用した希釈水の導
電率を減算し、希釈水の影響を補正する補正回路
で、図示例ではボリユームVR2を増幅器5の出力
端に並列的に接続した構成の回路を用いている。
この回路によつて補正を行なうには、果汁を希釈
するのに用いた希釈水に導電率セル3を浸漬し
て、指示計(後述する)の指針がSTD
(STANDARD)位置にくるようボリユームVR2
を調整すれば良い。7は整流回路で、前記補正回
路6で補正された導電率測定信号を整流し、指示
計8に入力する。指示計8は酸度目盛で目盛られ
ていて、前記入力信号による指針の振れ量から直
接酸度を読み取れるようにしてある。指示計の酸
度目盛は、果汁の酸度と果汁溶液の導電率との間
に一定の相関々係があることから、実験によつて
定めることができる。本実施例では、柑橘果汁1
に対し希釈水(イオン交換水)150の割合で混合
した果汁溶液の25℃における導電率x(μs/cm)
と、その柑橘果汁のクエン酸換算酸度y(wt%)
との間に、 y=0.01912x−0.6684 ……(7) という関係があることを実験から求め、この式(7)
に基づき指示計8の酸度目盛を目盛つている。同
様な相関式として従前に公表されているものに、
300倍の希釈水で希釈した柑橘果汁溶液について
の相関式がある。この式は、 y=0.02678x−0.4641 ……(8) であらわされている。本実施例において酸度目盛
を定めるのにこの(8)式を採用せず、(7)式を採用し
たのは、希釈倍率が大であると測定レンジの値が
低くなつて検量目盛の直線性が悪くなり、希釈水
の補正がやりにくくなるという不利益があるの
で、この不利益を漸減させんがためである。図中
10は前記電気回路を動作させんためのバツテリ
ーを指示計8でチエツクするためのバツテリーチ
エツクスイツチである。
器で、導電率セル3のセル定数を補正するための
ボリユームVR1を有している。6は果汁溶液の導
電率から果汁を希釈するのに使用した希釈水の導
電率を減算し、希釈水の影響を補正する補正回路
で、図示例ではボリユームVR2を増幅器5の出力
端に並列的に接続した構成の回路を用いている。
この回路によつて補正を行なうには、果汁を希釈
するのに用いた希釈水に導電率セル3を浸漬し
て、指示計(後述する)の指針がSTD
(STANDARD)位置にくるようボリユームVR2
を調整すれば良い。7は整流回路で、前記補正回
路6で補正された導電率測定信号を整流し、指示
計8に入力する。指示計8は酸度目盛で目盛られ
ていて、前記入力信号による指針の振れ量から直
接酸度を読み取れるようにしてある。指示計の酸
度目盛は、果汁の酸度と果汁溶液の導電率との間
に一定の相関々係があることから、実験によつて
定めることができる。本実施例では、柑橘果汁1
に対し希釈水(イオン交換水)150の割合で混合
した果汁溶液の25℃における導電率x(μs/cm)
と、その柑橘果汁のクエン酸換算酸度y(wt%)
との間に、 y=0.01912x−0.6684 ……(7) という関係があることを実験から求め、この式(7)
に基づき指示計8の酸度目盛を目盛つている。同
様な相関式として従前に公表されているものに、
300倍の希釈水で希釈した柑橘果汁溶液について
の相関式がある。この式は、 y=0.02678x−0.4641 ……(8) であらわされている。本実施例において酸度目盛
を定めるのにこの(8)式を採用せず、(7)式を採用し
たのは、希釈倍率が大であると測定レンジの値が
低くなつて検量目盛の直線性が悪くなり、希釈水
の補正がやりにくくなるという不利益があるの
で、この不利益を漸減させんがためである。図中
10は前記電気回路を動作させんためのバツテリ
ーを指示計8でチエツクするためのバツテリーチ
エツクスイツチである。
第2図Aは前記電気回路を組込んだ果汁酸度計
の外観図で、導電率セル3の先端部には2枚の白
金板11,11が平行にガラス融着され、導電率
を測定するための電極対を形成している。このセ
ル3にはまた感温素子としてのサーミスタ2が内
蔵してある。またこのセル3はケーブル12を通
じてコネクタ13に接続され、コネクタ13は計
器本体14側のコネクタ15側に挿脱自在に接続
されている。18はアース端子である。又、計器
本体14内には発振器1、増幅器4,5、整流回
路7及びバツテリ9が組込まれていると共に、計
器本体表面にセル定数補正ボリユームVR1、補正
回路6のボリユームVR2、指示計8及び測定スイ
ツチ16が露出させてある。測定スイツチ16は
導電率セルが動作するためのものである。また計
器本体14の側面には第2図Bに示すようにバツ
テリーチエツクスイツチ10、ACアダプタージ
ヤツク17が露出させてある。
の外観図で、導電率セル3の先端部には2枚の白
金板11,11が平行にガラス融着され、導電率
を測定するための電極対を形成している。このセ
ル3にはまた感温素子としてのサーミスタ2が内
蔵してある。またこのセル3はケーブル12を通
じてコネクタ13に接続され、コネクタ13は計
器本体14側のコネクタ15側に挿脱自在に接続
されている。18はアース端子である。又、計器
本体14内には発振器1、増幅器4,5、整流回
路7及びバツテリ9が組込まれていると共に、計
器本体表面にセル定数補正ボリユームVR1、補正
回路6のボリユームVR2、指示計8及び測定スイ
ツチ16が露出させてある。測定スイツチ16は
導電率セルが動作するためのものである。また計
器本体14の側面には第2図Bに示すようにバツ
テリーチエツクスイツチ10、ACアダプタージ
ヤツク17が露出させてある。
次に上記構成の果汁酸度計を用いて果汁酸度を
測定する手順を説明する。先ず、柑橘果汁を希釈
する希釈水(イオン交換水)30mlを定量カツプに
入れ、導電率セル3の先端の電極対部分を浸漬す
る。導電率セルのセル定数に基づきあらかじめセ
ル定数補正ボリユームVR1を調整しておき、測定
スイツチ16を入れる。次いで、補正回路6のボ
リユームVR2を操作し、指示計8の指針を目盛の
STD位置にセツトする。これによつて希釈水導
電率の補正が完了する。次に測定スイツチ16を
切つた後、マイクロピペツト等により被検柑橘類
の果汁0.2mlを前記希釈水30ml中に加え、撹拌す
る。そして再度測定スイツチ16を入れ、指示計
8の指針の指示値を読み取る。指示計は酸度目盛
で目盛られているから、果汁酸度を直読できる。
かくして測定された果汁酸度は、補正回路6のボ
リユームVR2によつて希釈水の導電率の影響が補
正されているし、感温素子2によつて温度補償さ
れているから、希釈水の導電率の影響や果汁溶液
の液温による変動のない正確な値を示している。
測定する手順を説明する。先ず、柑橘果汁を希釈
する希釈水(イオン交換水)30mlを定量カツプに
入れ、導電率セル3の先端の電極対部分を浸漬す
る。導電率セルのセル定数に基づきあらかじめセ
ル定数補正ボリユームVR1を調整しておき、測定
スイツチ16を入れる。次いで、補正回路6のボ
リユームVR2を操作し、指示計8の指針を目盛の
STD位置にセツトする。これによつて希釈水導
電率の補正が完了する。次に測定スイツチ16を
切つた後、マイクロピペツト等により被検柑橘類
の果汁0.2mlを前記希釈水30ml中に加え、撹拌す
る。そして再度測定スイツチ16を入れ、指示計
8の指針の指示値を読み取る。指示計は酸度目盛
で目盛られているから、果汁酸度を直読できる。
かくして測定された果汁酸度は、補正回路6のボ
リユームVR2によつて希釈水の導電率の影響が補
正されているし、感温素子2によつて温度補償さ
れているから、希釈水の導電率の影響や果汁溶液
の液温による変動のない正確な値を示している。
尚、本考案は柑橘類の果汁酸度の測定に限定さ
れるものではなく、その他例えばブドウ類の果汁
酸度測定についても適用できるものである。ブド
ウ類の果汁酸度を測定する場合、指示計の酸度目
盛は、ブドウ類の主要酸成分である酒石酸換算酸
度とその希釈果汁溶液の導電率との相関式を求め
て、その相関式から定めれば良い。
れるものではなく、その他例えばブドウ類の果汁
酸度測定についても適用できるものである。ブド
ウ類の果汁酸度を測定する場合、指示計の酸度目
盛は、ブドウ類の主要酸成分である酒石酸換算酸
度とその希釈果汁溶液の導電率との相関式を求め
て、その相関式から定めれば良い。
以上説明したように本考案においては、感温素
子によつて温度補償し、補正回路によつて希釈水
の導電率の影響を補正し、特に、被検液としての
果汁溶液を希釈水によつてほぼ150倍に希釈し、
希釈倍率を従来に比べて小さくすると共に、 y=0.01912x−0.6684なる式に基づいて酸度目
盛が目盛られてなる果汁酸度指示計によつて酸度
指示するように構成しているので、測定レンジの
値が低くならず、検量目盛の直線性が良好に維持
され、その結果、希釈水の補正を確実に行うこと
ができ、果汁の酸度測定を、希釈水の導電率の影
響や果汁溶液の液温による変動の影響を受けるこ
となく、高精度で行なえるようになつたのであ
る。
子によつて温度補償し、補正回路によつて希釈水
の導電率の影響を補正し、特に、被検液としての
果汁溶液を希釈水によつてほぼ150倍に希釈し、
希釈倍率を従来に比べて小さくすると共に、 y=0.01912x−0.6684なる式に基づいて酸度目
盛が目盛られてなる果汁酸度指示計によつて酸度
指示するように構成しているので、測定レンジの
値が低くならず、検量目盛の直線性が良好に維持
され、その結果、希釈水の補正を確実に行うこと
ができ、果汁の酸度測定を、希釈水の導電率の影
響や果汁溶液の液温による変動の影響を受けるこ
となく、高精度で行なえるようになつたのであ
る。
図は本考案の一実施例を示し、第1図は果汁酸
度計の電気回路図、第2図Aは果汁酸度計の外観
斜視図、第2図Bは第2図Aの一部拡大側面図で
ある。 1……発振器、2……感温素子、3……導電率
セル、6……補正回路、7……整流回路、8……
指示計。
度計の電気回路図、第2図Aは果汁酸度計の外観
斜視図、第2図Bは第2図Aの一部拡大側面図で
ある。 1……発振器、2……感温素子、3……導電率
セル、6……補正回路、7……整流回路、8……
指示計。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 発振器と、希釈水によつてほぼ150倍に希釈さ
れた果汁溶液の液温によつて抵抗値を変化する感
温素子と、前記果汁溶液の導電率を測定するため
の導電率セルと、果汁溶液の導電率から果汁を希
釈するのに使用した希釈水の導電率を減算し希釈
水の影響を補正する補正回路と、整流回路と、 y=0.01912x−0.6684なる式{ここで、xは希
釈水によつてほぼ150倍に希釈された果汁溶液の
25℃における導電率(μS/cm)を表し、また、
yは果汁のクエン酸換算酸度(wt%)を表す}
に基づいて酸度目盛が目盛られてなる果汁酸度指
示計とを備え、前記導電率セルより得る果汁溶液
の導電率信号を前記補正回路にて補正し、この補
正された導電率信号を前記整流回路で整流し、前
記果汁酸度指示計にて酸度指示するよう構成して
なる果汁酸度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17423881U JPS5877462U (ja) | 1981-11-23 | 1981-11-23 | 果汁酸度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17423881U JPS5877462U (ja) | 1981-11-23 | 1981-11-23 | 果汁酸度計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5877462U JPS5877462U (ja) | 1983-05-25 |
JPH0219724Y2 true JPH0219724Y2 (ja) | 1990-05-30 |
Family
ID=29966207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17423881U Granted JPS5877462U (ja) | 1981-11-23 | 1981-11-23 | 果汁酸度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5877462U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6288457B2 (ja) * | 2014-12-25 | 2018-03-07 | 三井金属計測機工株式会社 | 酸度測定装置および方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5267699A (en) * | 1975-12-03 | 1977-06-04 | Fujihira Kougiyou Kk | Measuring method and apparatus for organic acid contents |
-
1981
- 1981-11-23 JP JP17423881U patent/JPS5877462U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5267699A (en) * | 1975-12-03 | 1977-06-04 | Fujihira Kougiyou Kk | Measuring method and apparatus for organic acid contents |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5877462U (ja) | 1983-05-25 |
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