JPH0219676Y2 - - Google Patents

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JPH0219676Y2
JPH0219676Y2 JP1980010323U JP1032380U JPH0219676Y2 JP H0219676 Y2 JPH0219676 Y2 JP H0219676Y2 JP 1980010323 U JP1980010323 U JP 1980010323U JP 1032380 U JP1032380 U JP 1032380U JP H0219676 Y2 JPH0219676 Y2 JP H0219676Y2
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side plate
storage tank
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plate
rigidity
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  • Thermal Insulation (AREA)
  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Separation By Low-Temperature Treatments (AREA)
  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、空気分離装置、の他低温装置と組み
合せて使用される保冷槽の側板構造に関するもの
である。 〔従来の技術〕 保冷槽は、約−190℃で運転される機器を保冷
するための容器で、通常、第1図に示すように、
柱1と横梁2と側板3および上・下の部材板によ
り構成され、保冷槽と機器4との間には、たとえ
ば粉体状の断熱材であるパーライト等が充填され
ている。保冷槽には、上記断熱材の粉体圧のほ
か、自重、風荷重、地震荷重等が働く。これらの
荷重の内、自重および地震荷重は、保冷槽の重量
に直接関係しており、重量を軽くすることが望ま
しい。また、経済性の面からも、軽量で強度が高
いことが望ましいため、従来、保冷槽の側板3に
は、コルゲート板が使用されることが多い。 第2図にコルゲート板3aの一例を示すが、コ
ルゲート板3aは、同図に示すx方向の剛性とy
方向の剛性が異なるものである。すなわち、コル
ゲート板3aのx方向の引張り剛性(αx)、y方
向の引張り剛性(αy)、x方向の曲げ剛性(Dx)、
y方向の曲げ剛性(Dy)は、次紙の表中の式で
表わされる。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、保冷槽の側板にコルゲート板
を使用しており、コルゲート板の波の並ぶ方向の
剛性が小さいため、保冷槽に充填された断熱材の
粉体圧によつてたわみを生じ、側板と配管サポー
トを介して固定された配管に強制変位を与える。
その結果、配管に過大な局部応力を生じさせる危
険性がある。また、側板に粉体圧による初期たわ
みがあることは、風荷重および自重等の圧縮荷重
を受けるにあたり、座屈強度の面で好ましくな
い。 本考案の目的は、保冷槽の側板構造を改善して
上記した従来技術の欠点をなくし、保冷槽の側板
強度および配管の強度を向上できる保冷槽の側板
構造を提供することにある。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本考案は、柱と梁と
からなる骨組部材に側板を固着し、該側板内に断
熱材を介して低温機器を内蔵する保冷槽におい
て、前記保冷槽の側板を、同一側面側に半球状突
起を千鳥状に配設した平板からなる型材で構成し
たことを特徴とするものである。 〔作用〕 側板を形成する平板の同一側面側に半球状突起
が千鳥状に型押し成形されることにより、側板の
異方性をなくし、剛性を高めることができるので
保冷槽の側板強度を向上できる。さらに、保冷槽
の側板と配管サポートを介して固定された配管の
強度をも向上させることができる。 〔実施例〕 以下、本考案の一実施例を第4図及び第5図に
もとづいて説明する。第4図は本考案の一実施例
を示す保冷槽用側板の部分斜視図、第5図は第4
図の縦断面図である。 図おいて、保冷槽用側板を構成する平板3bに
は、同一側面側に半球状突起5が千鳥状に型押し
成形されている。このようにして成形された平板
3bを第1図の側板3に用いる。ここで、本考案
の側板構造を有する保冷槽に断熱材の粉体圧が加
わつた場合のたわみに関し説明すると、従来のコ
ルゲート板を周辺拘束した場合の最大たわみδ
は、(1)式で与えられる。 δ=Pl5/384・1/Dx+Dy …(1) ここに、Pは粉体圧、lはコルゲート板の辺長
さを示す。(1)式中のDx、Dyは、それぞれ第2図
に符号xおよびyで示す方向の曲げ剛性である
が、従来のコルゲート板の数値例を示すと、Dx
=8.68×106、Dy=2.24×104となり、Dxに対しDy
は非常に小さい。第4図、第5図の側板構造の曲
げ剛性Dx′,Dy′を直交異方性板の波板に仮定し
て考えると、(2)式で表わされる。 Dx=Dy=I/l1t・E・t/1−ν2 …(2) したがつて、第5図に示す型材の左側に記載し
た寸法にもとづいて、当該型材の剛性を求める
と、Dx=Dy=3.27×107となり、そのたわみ量は、
従来のコルゲート板に比べ、約1/7に減少した。 〔考案の効果〕 本考案によれば、保冷槽用側板に、同一側面側
に半球状突起を千鳥状に配設し、型押し成形した
型材を用いることにより、側板の異方性をなく
し、剛性を高めることができるものであつて、そ
の結果、保冷槽の側板強度は勿論、保冷槽の側板
と配管サポートを介して固定された配管の強度を
も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は保冷槽の全体構造を示す斜視図、第2
図は従来使用されている保冷槽用側板の部分斜視
図、第3図は従来型保冷槽に風荷重が作用した場
合の変形図、第4図は本考案の一実施例を示す保
冷槽用側板の部分斜視図、第5図は第4図の縦断
面図である。 1……柱、2……横梁、3……側板、3b……
平板、4……機器、5……半球状突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 柱と梁とからなる骨組部材に側板を固着し、該
    側板内に断熱材を介して低温機器を内蔵する保冷
    槽において、 前記保冷槽の側板を、同一側面側に半球状突起
    を千鳥状に配設した平板からなる型材で構成した
    ことを特徴とする保冷槽の側板構造。
JP1980010323U 1980-02-01 1980-02-01 Expired JPH0219676Y2 (ja)

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JPS56114498U JPS56114498U (ja) 1981-09-03
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5143745Y2 (ja) * 1971-11-29 1976-10-23

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JPS56114498U (ja) 1981-09-03

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