JPH02195007A - 金属ピンの取付方法 - Google Patents

金属ピンの取付方法

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JPH02195007A
JPH02195007A JP29871789A JP29871789A JPH02195007A JP H02195007 A JPH02195007 A JP H02195007A JP 29871789 A JP29871789 A JP 29871789A JP 29871789 A JP29871789 A JP 29871789A JP H02195007 A JPH02195007 A JP H02195007A
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JP
Japan
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metal pin
base material
metal
linear expansion
head
Prior art date
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Pending
Application number
JP29871789A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhisa Kondo
照久 近藤
Hiroshi Sashio
博 指尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tanso Co Ltd
Original Assignee
Toyo Tanso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は基材に穿設した取付孔に金属ピンを固定するた
めの取付方法に係り、特に半導体部品等を製造する際の
治具として用いられる基材に金属ピンを固定する場合に
好適である。
〔発明の背景〕
上記のような基材の一例である焼結素材は耐熱性に優れ
ているため、例えば半導体部品等を製造する際の治具し
て広く用いられている。そして、このような治具によっ
て半導体部品や治具相互間の位置決めをするために金属
ピンが用いられる。
ところが、このような金属ピンの取付構造では焼結素材
と金属ピンとの熱膨張の差が大きいことによって、従来
より、種々の問題点があった。
第3図乃至第5図は従来より用いられている焼結素材に
対する金属ピンの取付構造である。
第3図に示した構造では、焼結素材1にストレート孔2
を形成し、この孔2に棒状の金属ピン3を装着している
ところが、前記の如く焼結素材1と金属ピン3では熱膨
張率が大きく異なる0例えば通常の半導体部品の製造工
程では900℃〜1000℃程度の雰囲気になるため、
焼結素材1に対して金属ピン3が大きく膨張する。その
ため、常温の組立状態で、ストレート孔2に金属ピン3
を比較的密に嵌入しておくと、高温雰囲気の使用状態で
は金属ピン3の熱膨張により焼結素材1が割れるという
問題がある。
このため上記熱膨張を予め見越して、金属ピン3の外径
よりもストレート孔2の内径を比較的大きく形成し、熱
膨張した状態で密に嵌合するように金属ピン3をストレ
ート孔2に遊嵌しておくと、常温状部下で金属ピン3が
焼結素材1から脱落するという問題がある。
第4図に示したのは、常温下で金属ピン4が焼結素材5
から脱落しないように金属ピン4をネジ構造とし、焼結
素材5の雌ネジを形成したものである。
しかしながらこの構造では焼結素材5にネジ加工するこ
とが困難でコスト高となると共に、ネジ締めのための組
立作業に時間がかかるという問題がある。
更に、このような治具は、一般に、半導体部品を組付け
る時、振動フィーダを使って搬送されるので、振動によ
って上記ネジ部が緩むという問題点もあり、ネジの緩み
を防止するため、ネジを締め過ぎると焼結素材5が割れ
るという不都合がある。
また第5図に示したようにナツト6を用いて金属ピン7
を焼結素材8に取り付けた場合には、第4図に示した従
来構造と同様、始動による緩みが生じると共に、高温時
の金属ピン7の伸びにより金属ピン7と焼結素材との間
に金属ピン軸方向の遊びが生じ、位置決め精度が低下す
るとの問題点がある。
そこで、本発明が目的とするところは、特に半導体部品
等を製造する際の治具として用いられる基材が熱膨張に
よっても割れを生じることなく、且つ実際の使用状態(
高温雰囲気下)で該基材と金属ピンの間にガタ(aび)
を生じず、また、振動によっても緩むことのない実用的
な金属ピンの基材への取付方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明が採用する主たる手段
は、その要旨とするところが、基材に穿設した取付孔に
、この取付孔の内径より大きい頭部を一端に有する金属
ピンの胴部を遊嵌すると共に、この金属ピンの上記頭部
とは反対側の端部と上記基材との間に、上記金属ピンを
上記頭部とは反対方向へ付勢する弾性部材を介在させた
金属ピンの取付方法において、上記基材が、400℃の
環境下における線膨張係数が(2,5〜6.5)XIo
−)1の炭素系焼結素材よりなり、上記金属ピンが、4
00℃の環境下における線膨張係数が1OXIO/を以
上の金属よりなる点にかかる金属ピンの取付方法である
〔作用及び効果〕
常温下では取付孔に金属ピンが遊嵌されるので、金属ピ
ンの取り付けは簡単である。
また基材は金属ピンの頭部と弾性部材により挟着されて
いるので、振動によっても緩みを生じることはない。
一方、このような組付状態下で高温雰囲気に曝されると
、金属ピンが半径方向へ熱膨張するため金属ピンが基材
に密着し、金属ピンの位置精度が確立される。またこの
時金属ピンは軸方向にも伸びるが、この伸びは前記弾性
部材により吸収され、金属ピンが軸方向にガタ付くよう
な不都合はない。
上記のような優れた効果は、前述の如く、上記基材が、
400℃の環境下における線膨張係数が(2,5〜6.
5) x 10−’/℃の炭素系焼結素材よりなり、上
記金属ピンが、400℃の環境下における線膨張係数が
l0XIO−ン℃以上の金属よりなることで達成され得
るものである。
従って、特に高温雰囲気下で半導体部品を製造する際の
治具として用いられる基材に対する金属ピンの取り付け
には極めて好適である。
〔実施例〕
続いて、第1図1ad、 (bl及び第2図を参照して
本発明を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解
に供する。
ここに第1図1adは本発明の一実施例に係る金属ピン
の取付方法を示す側断面図、同図Cb)は同取付方法に
用いることのできる弾性部材の一例に係るブツシュナン
ドの斜視図、第2図は他の実施例に係る金属ピンの取付
方法の側断面図である。
尚、以下の実施例は本発明を具体化した一例であって、
本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
第1図において、基材10に穿設した取付孔11には、
この取付孔11の内径より大きい頭部12を一端に有す
る金属ピン13の胴部14が挿入されている。上記胴部
14の外径は取付孔11の内径より小さく、常温におい
て十分の遊びが存在する。但し両者の寸法は、この治具
の実際の使用時における高温雰囲気下で、熱膨張により
金属ピン13の胴部14が取付孔11の内径に密着し、
金属ピン13の正確な位1決めが行われる程度に設定さ
れる。
上記金属ピン13の上記頭部12とは反対側の端部13
1には円環状の溝15が形成され、この溝15に弾性部
材の一例であるブツシュナツト16が嵌め込まれている
このブツシュナツト16は第1図Q)lに示す如く略円
板状のバネ板よりなり、中央に孔17が、またこの孔1
7を中心として十字状のすり割り18が形成されており
、更に弾性機能を発揮するように中央部が片面側へ折り
曲げられている。
このブツシュナツト16は、上記孔17に金属ピン13
の端部131を上記溝15に孔17の端縁19が差し込
まれるまで押し込み、その片側面1B’を基材lOの表
面に押し付けることにより、自らの弾性により金属ピン
13を上記端部131の方向へ付勢する。
従って、基材10は上記金属ピン13の頭部12とブツ
シュナツト16との間で弾性的に挟持され、金属ピン1
3が熱膨張により伸びても、上記ブツシュナツト16の
弾性変形により上記伸びを吸収することができる。
尚、上記端部131の基材10からの突出を防止するた
めに、該基材1oの裏面には凹部2oが形成されている
第2図に示した例では、溝15が省略され、ブツシュナ
フト16の端縁19が金属ピン13の胴部に食い込むこ
とにより金属ピン13とブツシュナンド16との係合が
達成されている。これは金属ピン13の材質が比較的軟
らかく、ブツシュナンド16が食い込み易い場合には、
低コストを達成する実用的な構造である。
ところで、上記基材10と金属ピン13との熱膨張の差
が大きいほど、高温時における金属ピン13と基材10
の伸びの差が大きくなり、本発明通用の効果が増大する
上記基材10としては、エレマD3.エレマSG、テコ
ランダム、シリコニット、 GolberL L+Ho
t Rod、 5lllt等の炭化ケイ化質焼結素材(
4,5×10−5/℃)やKCI 8 (3,6X t
 o−>℃)<東洋炭素製炭素質)、KC40(3,0
xlO−2℃)(東洋炭素製炭素質)、+30−63 
(東洋炭素製黒鉛質)(s、5xxo−+℃)、+3O
−88)東洋炭素製黒鉛質)  (6,5x 10−’
j/℃)等、400℃の環境下における線膨張係数が(
2,5〜6.5)xto−)℃の炭素系焼結素材が挙げ
られる。これらの炭素系焼結素材は工業的使用に対して
、全ての物性方向性を持たない等方性であることが望ま
しい。
また、金属ピン13の材料としては、鉄系材料ステンレ
ス鋼、!lit系材料、アルミニウム、鉛等が使用され
る。これらの線膨張係数は、400℃前後の環境下で何
れもxoxto−2を以上である。
即ち、上記のような材料を用いて形成された基材10や
金属ピン13は、特に高温雰囲気下で半導体部品を製造
する際の治具やその位置決部品として好適である。
尚、本発明における弾性部材の構造はブツシュナツトが
その一例であり、これ以外に例えば皿バネ、バネ座金、
コイルバネ等が用いられる。
【図面の簡単な説明】
第1図ialは本発明の一実施例に係る金属ビンの取付
方法を示す側断面図、同図(′b)は同取付方法に用い
ることのできる弾性部材の一例に係るブツシュナツトの
斜視図、第2図は他の実施例に係る金属ピンの取付方法
の側断面図、第3図乃至第5図はそれぞれ従来の金属ピ
ンの取付構造を示す側断面図である。 〔符号の説明〕 10・・・基材    11・・・取付孔12・・・頭
部    13・・・金属ビン14・・・m部    
15・・・溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材に穿設した取付孔に、この取付孔の内径より
    大きい頭部を一端に有する金属ピンの胴部を遊嵌すると
    共に、この金属ピンの上記頭部とは反対側の端部と上記
    基材との間に、上記金属ピンを上記頭部とは反対方向へ
    付勢する弾性部材を介在させた金属ピンの取付方法にお
    いて、 上記基材が、400℃の環境下における線 膨張係数が(2.5〜6.5)×10^−^6/℃の炭
    素系焼結素材よりなり、 上記金属ピンが、400℃の環境下におけ る線膨張係数が10×10^−^6/℃以上の金属より
    なることを特徴とする金属ピンの取付方法。
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CN106795894A (zh) * 2014-08-27 2017-05-31 罗伯特·博世有限公司 按压式热/泼溅屏蔽件和具有该按压式热/泼溅屏蔽件的发动机冷却风扇组件

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