JPH02193754A - 流体圧倍力装置 - Google Patents

流体圧倍力装置

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JPH02193754A
JPH02193754A JP1011050A JP1105089A JPH02193754A JP H02193754 A JPH02193754 A JP H02193754A JP 1011050 A JP1011050 A JP 1011050A JP 1105089 A JP1105089 A JP 1105089A JP H02193754 A JPH02193754 A JP H02193754A
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JP
Japan
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piston
booster
valve
chamber
driven
Prior art date
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Pending
Application number
JP1011050A
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English (en)
Inventor
Makoto Horiuchi
誠 堀内
Mutsumi Shimizu
清水 睦
Yukitaka Miyagawa
宮川 幸隆
Kazuya Sakurai
一也 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A6発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、操作部材の動きに追従させてブースタピスト
ンを流体圧で倍力作動させるようにした流体圧倍力装置
に関する。
(2)従来の技術 か−る倍力装置は、例えば特開昭62−265066号
公報に開示されているように、既に知られている。そし
て従来のものでは、操作部材の動きにブースタピストン
を追従作動させるための制御弁をブースタピストンと共
にブースタ本体に収容している。
(3)発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来装置の構成では、ブースタ本体のコ
ンパクト化を図る際、制御弁の存在により満足すべき成
果が得られず、このため例えば自動車の狭小なエンジン
ルームへの該装置の設置を困難にすることがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたちので、ブ
ースタ本体の大幅なコンパクト化を可能にして、狭小な
スペースへも容易に設置し得るようにした流体圧倍力装
置を提供することを目的とする。
B1発明の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、ブースタ本体、
このブースタ本体にブースト室を画成するように収容さ
れ、該ブースト室に流体圧が導入されると前進するブー
スタピストン、及びこのブースタピストンに摺動可能に
収容されると共に操作部材に連結される主動ピストンか
らなるブースタと、前記ブースタ本体と別体に構成され
た弁函、この弁函に収容されて後退位置と前進位置との
間を摺動し得る従動ピストン、ブースト室と流体圧源間
を結ぶ流路に設けられ、従動ピストンの後退時に閉弁し
前進時に開弁するよう従動ピストンに連動した入口弁、
及びブースト室と流体タンク間を結ぶ流路に設けられ、
従動ピストンの後退時に開弁じ前進時に閉弁するよう従
動ピストンに連動した出力弁からなる制御弁とを備え、
前記主動ピストン及び従動ピストン間を、主動ピストン
の前後動に応じて従動ピストンを前後動させるべく油圧
連結したことを特徴とする。
(2)作 用 上記構成によれば、ブースタと制御弁との分離構成によ
り、ブースタ本体の大幅なコンパクト化が可能となり、
しかもそれらは個々に自由に設置し得る。
また、ブースタと制御弁との分離によるも、操作部材に
よりブースタの主動ピストンを前後に操作すれば、それ
と油圧連結された制御弁の従動ピストンが前後動し、そ
れに伴う入口弁及び出口弁の開閉によりブースト室への
流体圧の供給、停止及び排出が制御され、ブースタピス
トンを主動ピストンの動きに追従させることができる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明する。
第1図において、流体圧倍力装置1は自動車のブレーキ
用であって、ブレーキマスクシリンダMと、その後部に
連結されたブースタBと、このブースタBの作動油圧を
制御する制御弁■とからなっており、ブレーキペダル(
操作部材)2に連接したブツシュロッド3がブレーキペ
ダル2の踏込み操作に応じて前進作動することにより、
ブースタBに倍力作動が生じ、それに応じてブレーキマ
スクシリンダMに制動油圧が発生する。
ブレーキマスクシリンダMはタンデム型に構成される。
即ち、そのシリンダ本体4は前端が閉じたシリンダ孔5
を有しており、このシリンダ孔5には、その前端壁との
間に前部油圧室6fを画成する前部マスクピストン7f
と、この前部マスクピストン7fとの間に後部油圧室6
「を画成する後部マスクピストン7rとが摺動自在に嵌
合される。そして前部油圧室6fには前部マスクピスト
ンマrを後退方向へ付勢する前部戻しばね8fが、また
後部油圧室6rには後部マスクピストン7rを後退方向
へ付勢する後部戻しばね8「がそれぞれ収容される。し
たがって、後部マスクピストン7rを前方へ押動ずれば
、両戻しばね8f、8rを圧縮しながら前部マスクピス
トン7fをも前進させ、前、後部油圧室6f、6rの容
積を縮小させて、これら油圧室61,6rの出力ボート
9f。
9rから制動油圧を出力させ、これによって対応する車
輪ブレーキ10a、10bを作動させることができる。
シリンダ本体4の後端部には環状の案内部材11が装着
されており、この案内部材11は、後部マスクピストン
7rの後端面から突出したピストンロッド12を摺動自
在に支承すると共に、後部マスクピストン7rの後退限
を規制するものである。
この案内部材11の前面と後部マスクピストン7rの後
面との間に第1ブースト室13+が画成される。
シリンダ本体4の後端部外周にはブースタBのブースタ
本体14前端部が嵌合して結着される。
ブースタ本体14の内面には、スリーブ15が前記案内
部材11の後端を押さえるようにして嵌着される。この
スリーブ15のシリンダ孔16にはブースタピストン1
7が、またこのブースタピストン17のシリンダ孔18
には主動ピストン19がそれぞれ摺動自在に嵌合され、
この主動ピストン19には前記ブツシュロッド3が連接
される。
スリーブ15のシリンダ孔16は、前部シリンダ孔16
aとそれより大径の後部シリンダ孔16bとからなって
おり、それに対応してブースタピストン17は、前部シ
リンダ孔16aに嵌合する前ピストン部17aと、後部
シリンダ孔16bに嵌合する後ピストン部17bとを有
する。このブースタピストン17の後退限を規制するた
めに、後ピストン部17bの後端を支承し得るストッパ
環20がブースタ本体14の後端壁14aとスリーブ1
5の後端とに挟止される。そして、ブースタピストン1
7及び主動ピストン19には、主動ピストン19がブー
スタピストン17に対して上記後端限から所定量前進す
ると互いに当接する環状段部17c及び肩部19cがそ
れぞれ形成される。ブースタピストン17の後端部はブ
ースタ本体14の後端壁を貫通しており、その後端部と
ブースタ本体14との間にブースタピストン17を後退
方向へ付勢する戻しばね21が縮設される。
後ピストン部17bの後面とブースタ本体14の後端壁
14aとの間には第2ブースト室13tが画成され、酸
室13□に油圧を導入するとブースタピストン17を前
進させることができる。
また後ピストン部17bの前面と後部シリンダ孔16b
の前端壁との間には第1反力室22.が画成され、酸室
22.はブースタピストン17の前進に応じて容積を縮
小されるようになっている。
さらに前ピストン部17aの前面と前記案内部材11と
の間には、ブースタピストン17の前。
後往復動を許す呼吸室23が画成され、酸室23におい
て前記ピストンロッド12と前ピストン部17aとは小
間隙gを挟んで対向する。
またブースタピストン17のシリンダ孔18は、前部シ
リンダ孔18aとそれより大径の後部シリンダ孔18b
とを有しており、これに対応して主動ピストン19は、
前部シリンダ孔18aに嵌合する前ピストン部19aと
、後部シリンダ孔18bに嵌合する後ピストン部19b
とを有する。この主動ピストン19の後退限を規制する
ために、その後端を支承し得るストッパ環24がブース
タピストン17に係止される。
前ピストン部19aの前面と前部シリンダ孔18の前端
壁との間には入力油室(人力流体室)25が画成される
。前部シリンダ孔18aの前端壁には、入力油室25を
前記呼吸室23に連通させる弁孔27が穿設され、この
弁孔27を開閉するポペット弁28が主動ピストン19
に次のように連結される。
即ち、ポペット弁28のステム後端に形成された膨大部
28aは、主動ピストン19の前端に開口する案内孔2
9に摺動自在に嵌合されると共に、主動ピストン19に
嵌着されたハツト状の後部リテーナ30により案内孔2
9からの抜出しを阻止される。またポペット弁28のス
テム中間部には同じくハツト状の前部リテーナ31が摺
動自在に付設され、そして上記両リテーナ30.31間
に戻しばね32が縮設される。この戻しばね32は、そ
の弾発力により前部リテーナ31を前部シリンダ孔18
aの前端壁との当接位置に保持すると共に、主動ピスト
ン19を後退方向へ付勢する。また前部リテーナ31内
にはポペット弁28を閉弁方向へ付勢する弁ばね33が
収納される。この弁ばね33は前記戻しばね32よりば
ね力が遥かに弱く設定されている。
而して、主動ピストン19が後退限に位置するとき、ポ
ペット弁28は、その膨大部28aを後部リテーナ30
に当接させて弁孔27を開いているが、主動ピストン1
9を前進させると、ポペット弁28は弁ばね33の力で
弁孔27を閉じるようになっている。
後ピストン部19bの前面と後部シリンダ孔18bの前
端壁との間には第2反力室22オが画成され、酸室22
1はブースタピストン17の横孔34を介して前記第1
反力室22.と連通している。
シリンダ本体4及びブースタ本体14には、前方から順
に第1〜第5ボートPt〜PSが設けられる。第1ポー
トPIは前記第1ブースト室13、と連通し、第2ボー
トPRは、スリーブ15外周の環状通路35を介して前
記呼吸室23と連通ずる。第3ボートP3はスリーブ1
5外周の環状通路36、スリーブ150横孔37、ブー
スタピストン17の前ピストン部17a外周の環状通路
3日及び前ピストン部17aの横孔39を介して前記入
力油室25と連通ずる。第4ボートP4はスリーブエラ
外周の環状通路40及びスリーブI5の斜孔41を介し
て前記第1反力室22.と連通し、第5ボートPsはス
リーブ15外周の環状通路42を介して前記第2ブース
ト室13□と連通ずる。
前記制御弁■はブースタBと離隔した任意の場所に設置
されるもので、それは弁函45と、この弁函45に嵌装
されたスリーブ46と、このスリーブ46内に摺動自在
に嵌合された弁スプール47とから構成される。弁スプ
ール47の一端には、弁函45に形成されたシリンダ孔
48に摺動自在に嵌合する従動ピストン49が一体に連
設されており、この従動ピストン49の外端面とシリン
ダ孔48の端壁との間に出力油室(出力流体室)26が
画成される。弁スプール47は、この出力油室26の容
積縮小方向、即ち後退方向へ戻しばね50により付勢さ
れる。この付勢力により上記従動ピストン49がシリン
ダ孔48の端壁に衝合したときのショックを緩和するた
めに弾性キャップ51が該ピストン49の端部に被着さ
れる。
弁函45の右側壁には上方から順に第6〜第9ボートP
、〜P、が設けられ、また同上端壁に第10ボートPr
oが設けられ、さらに同左側壁には上方から順に第11
〜第13ボートP、〜Piが設けられている。
第6ボートP、は、スリーブ46外周の環状通路を介し
て第11ボートP、と連通ずると共に、導管L1を介し
て油溜52に開放される。
第7ボートP、はスリーブ46外周の環状通路を介して
第12ボー)Pllと連通ずると共に、導管L!を介し
て前記ブースタ本体14の第5ポー)Ps と接続され
る。
第8ボートPaは、途中にアキュムレータ53を備えた
導管L3を介して油圧ポンプ54の吐出口と接続される
。この油圧ポンプ54は電動モータ55により駆動され
て油溜52から汲み上げた作動油を第8接続ボートP、
及びアキュムレータ53へ圧送する。
第9ボートP、は、スリーブ46外周の環状通路を介し
て第13ポートP13と連通ずると共に、導管り、を介
して前記ブースタ本体14の第4ボートP4と接続され
る。
第10ボートP1゜は、出力油室26と連通すると共に
、導管り、を介して前記ブースタ本体14の第3ポート
P3と接続される。
第11ボー)Pzは導管り、を介して前記ブースタ本体
14の第2ポートP xと接続される。
スリーブ46及び弁スプール47間には従動ピストン4
9側から順に出口弁56、人口弁57及び開閉弁58が
構成される。また従動ピストン49の背面とスリーブ4
6の端面との間には第6゜第11ボー)Ps、P++と
連通する呼吸室59が画成され、酸室59は弁スプール
47内の油路60を介して、前記戻しばね50を収容す
るばね室61と連通ずる。
出口弁56は第6.第11ボートP6.pHと第7.第
12ボートP、、PI□との間を開閉するもので、弁ス
プール47の上動限(後退限)で開いていて、その下降
時(前進時)に閉じるようになっている。
入口弁57は第8ボー) P sと第7及び第12ボー
トP 1 *  P 11との間を開閉するもので、弁
スフ’−ル47の上動限で閉じていて、その下降時に開
くようになっている。
開閉弁58は呼吸室59に連なる油路60と第9及び第
13ボートP*、Pssとの間を開閉するもので、弁ス
プール47の上動限で開いていて、その下降時に閉じる
ようになっている。
而して、上記三つの弁56,57.58の開閉タイミン
グは、弁スプール47が上動限から下降するとき、まず
開閉弁58が閉じ、次いで出目弁56が閉じ、最後に入
口弁57が開くように設定される。
第13ポートP1.には導管L6を介してストロークア
キエムレータ65が接続される。このストロークアキエ
ムレータ65は、段付円筒状のアキュムレータ本体66
と、このアキエムレータ本体66の大径部66aの外端
部を閉塞するキャップ67とアキエムレータ本体66の
小径部66b内に摺動自在に嵌合して該小径部66bの
端壁との間に蓄圧室68を画成するアキュムレータピス
トン69と、大径部66a内でキャップ67に支承され
た固定リテーナ70とアキュムレータとストン69に支
承された可動リテーナ71との間に縮設されてアキュム
レータピストン69を蓄圧室68の容積縮小方向へ付勢
するコイルばね72と、固定リテーナ70に摺動可能に
支承され、アキュムレータピストン69が固定リテーナ
70側へ所定距離以上移動したときそれと共に摺動する
中間ピストン73と、この中間ピストン73とキャップ
67の端壁との間に介装されて中間ピストン73をアキ
ュムレータピストン69側へ弾発するコムばね74とか
らなっており、大径部66aにはその内部の呼吸を可能
にする通気孔75が穿設される。
小径部66bの端壁には蓄圧室68に連なる第14ポー
トP14が設けられ、これに前記第13ポ)P+sが導
管り、を介して接続される。
ブースタB、制御弁■及びストロークアキュムレータ6
5の3者の間にはジャンピング弁80が設置される。こ
のジャンピング弁80は、円筒状の弁函8−1と、この
弁函81に嵌装されたスリーブ82と、このスリーブ8
2に摺動自在に嵌合されてその内部を弁室83と受圧室
84に区画する弁体85とからなっている。弁体85は
弁室83にそれぞれ開口する弁孔86,87間を開閉す
るもので、弁ばね88により開弁方向へ付勢されている
弁函81には、弁孔86に連なる第15ポートPI5、
弁孔87に連なる第16ポートp+h、及び受圧室84
にそれぞれ連なる第17.第18ポートP l’?+ 
 P Isが設けられる。第15ボートP1.には前記
導管り、が接続され、第16ボートP4は導管り、を介
して前記第11ボートpHと接続され、第17ボートP
、tは導管LIOを介して前記ブレーキマスクシリンダ
Mの第1ボートP1と接続され、また第18ボートpH
は導管L1を介して前記制御弁■の第12ボートP1□
と接続される。
次にこの実施例の作用について説明する。
ブレーキペダル2の非作動状態では、主動ピストン19
は戻しばね32の力によりブースタピストン17に対す
る後退限に保持され、またブースタピストン17は戻し
ばね21の力によりブースタ本体4に対する後退限に保
持されている。
一方、制御弁■では弁スプール47が戻しばね50の力
により後退限(図では上昇限)に保持されている。この
ような状態では、ブースタピストン17内のポペット弁
28は開弁して入力油室25を呼吸室23に連通させて
おり、また制御弁Vの出口弁56は開弁、入口弁57は
閉弁、開閉弁58は開弁しているので、人、出力油室2
5.26、第1.第2ブースト室131,13□、第1
゜第2反力室22..22□はいずれも油溜52と連通
している。したがってブレーキマスタシリンダMの前、
後部マスクピストン7f、7rは前。
後部戻しばね8f、8rによりそれぞれ所定の後退限ま
で後退しており、またストロークアキュムレータ65の
アキュムレータピストン69及びジャンピング弁80の
弁体85はコイルばね72及び弁ばね88によりそれぞ
れ後退位置に保持されている。
このような状態で自動車を制動すべくブレーキペダル2
を踏込むと、ブレーキペダル2からブツシュロッド3を
介して主動ピストン19が前方へ押動される。主動ピス
トン19が前進すると、直ちにポペット弁28が弁孔2
7を閉じて入力油室25と呼吸室23との連通を断つの
で、引続く主動ピストン19の前進により入力油室25
に発生する油圧が導管り、を経て制御弁■の出力油室2
6に伝達し、その油圧を受けて従動ピストン49は戻し
ばね50の力に抗して弁スプール47と共に下降する。
この弁スプール47の下降によれば、先ず開閉弁5Bが
閉弁し、次いで、出目弁56が閉弁し、最後に入口弁5
7が開弁する。このため第1ブースト室13.は導管L
1゜、し1、入口弁57及び導管り、を介してアキュム
レータ53と連通し、また第2ブースト室13□も導管
L2、入口弁57及び導管L3を介してアキュムレータ
53と連通ずるので、アキュムレータ53から第1、第
2ブースト室13..132に圧油が供給されて両室1
3+、13gが等しく昇圧し、後部マスクピストン7r
は第1ブースト室13.の油圧を受けて前進し、ブレー
キマスクシリンダMの倍力作動が開始し、またブースタ
ピストン17は第2ブースト室13□の油圧を受けて後
部マスクピストン7「を追跡するように前進する。
そして、ブースタピストン17の前進量が主動ピストン
19のそれに近づくと、先刻とは反対に入力油室25が
減圧するので、出力油室26から入力油室25へ油が逆
流し、それに伴い従動ピストン49が弁スプール47と
共に戻しばね50の力で上昇し、入口弁57及び出口弁
56が共に閉じられた状態がくると、第1.第2ブース
ト室13+、13□への圧油の供給及び呼吸室23から
の油の排出が停止するので、後部マスクピストン7r及
びブースタピストン17は動きを停止する。
こうして後部マスクピストン7r及びブースタピストン
17は主動ピストン19に対して倣い動作をすることに
なる。
ところで、倍力作動の初期において、人口弁57が開く
と、アキュムレータ53の圧油が後部マスクピストン7
rに直接作用して推力を与えることは、ブースタピスト
ン17に装着されたシール部材の摩擦抵抗に拘らず後部
マスクピストン7rを速やかに前進させることであり、
ブレーキマスタシリンダMの初期作動の円滑化を図る上
に有効である。
一方、第2ブースト室13□の油圧により前進するブー
スタピストン17は第1反力室22.の容積を縮小させ
てい(ので、謹呈22.の油を導管り、、L、を通して
ストロークアキュムレータ65へ送ろうとするが、第1
ブースト室13.の圧力が所定値に達するまでは、ジャ
ンピング弁80において弁体85が弁ばね88により開
弁位置に保持され、弁孔86.87間を連通しているの
で、上記導管り、を通過した油は弁孔86,87及び導
管り1、第11ボートpH、第6ボートP6及び導管L
1を順次経て油溜52にスムーズに排出され、ストロー
クアキエムレータ65には供給されない。したがって、
第1反力室22+にはブースタピストン17の前進に抵
抗する油圧は発生しないから、第1反力室22.と連通
ずる第2反力室22□にも油圧は発生せず、その結果、
主動ピストン19もその前進初期には反力を受けない。
かくしてブレーキマスクシリンダMの出力油圧は第2図
に示す特性線a−bのように急激に立上り、これによっ
てブレーキマスクシリンダMから各車輪ブレーキ10a
、10bの末端までの遊びを速やかに除去することがで
きる1、。
遊びの除去により各車輪ブレーキ10a、10bの有効
作動が開始されると、第1.第2ブースト室13..1
3!の圧力が所定値以上に上昇し、第1ブースト室13
1の油圧が導管Ll11を経てジャンピング弁80の受
圧室84に伝達し、弁体85を弁ばね88の力に抗して
閉弁させる。即ち両弁孔86,87間を遮断する。
すると、ブースタピストン17の引き続く前進により第
1反力室22.から導管り、へ送られる油はストローク
アキュムレータ65の蓄圧室68へ供給され、アキエム
レータピストン69はコイルばね72を圧縮させながら
移動し、その移動量が所定値を超えるとゴムばね74を
も圧縮させるようになり、それに伴い両反力室22.,
22□及び蓄圧室68に油圧が発生する。即ち、その油
圧はアキュムレータピストン69に対するコイルばね7
2及びゴムばね74の反発力の増加に応じて増加する。
こうしてブースタピストン17は、第1反力室22、の
油圧、即ちストロークアキュムレータ65による反力と
戻しばね21による反力とを受け、これらの総合反力は
ブースタピストン17の前進に応じて増大する。
一方、主動ピストン19には、第1反力室221と連通
ずる第2反力室22□の油圧がブレーキペダル2への踏
力に対する反力として作用し、二〇反力はブースタピス
トン17が前進作動する前に発生することはあり得ない
而して、第2ブースト室13.の油圧によるブースタピ
ストン17の推力は、ブースタピストン17に働く前記
総合反力と釣合うものであるから、ブレーキペダル2に
は、その踏込量が増加するに従い、ストロークアキュム
レータ65及び戻しばね21のばね特性に応じて増加す
る反力が作用し、これによって操縦者は制動力の大きさ
を感知することができる。
油圧源系、例えば油圧ポンプ54、アキュムレータ53
等の失陥時には、主動ピストン19の前進によるも第1
.第2ブースト室13..13□に油圧を発生させ得な
いから、ジャンピング弁80は開弁状態を維持し、スト
ロークアキュムレータ65の蓄圧室68を油溜52に開
放し続ける。
したがって、ブースタピストン17の動きに対するスト
ロークアキエムレータ65の反力は消失し、戻しぽね2
1の力(比較的弱く設定しである)のみがその反力とし
て残る。
このようなときブレーキペダル2を踏込むと、主動ピス
トン19がその肩部19cをブースタピストン17の環
状段部17cに当接させてそれを機械的に前進させ、さ
らにブースタピストン17が後部マスクピストン7rの
ピストンロッド12に当接してそれを機械的に前進させ
る。したがって、ストロークアキュムレータ65に抵抗
されることなく、ブレーキマスクシリンダMをマニュア
ル作動することができる。
このような流体圧倍力装置1において、ブースタBと制
御弁■とを分離して、両者間を導管によりて接続したこ
とは、ブースタBの大幅なコンパクト化をもたらすと共
に、ブースタB及び制御弁Vの個々の自由な配置を可能
にするものであり、例えば自動車の狭小なエンジンルー
ムでもこれらの設置が容易になる。
以上、本発明による流体圧倍力装置の実施例を詳述した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、そ
の実施に当っては特許請求の範囲に記載された構成を逸
脱することなく種々の設計変更が可能である。
例えば、第1ブースト室13.に導入される油圧を車輪
ブレーキの制動油圧に直接利用するようにしてもよく、
またブースト室を第2ブースト室13、のみとし、教室
に導入される油圧によるブースタピストン17の前進に
よりブレーキマスクシリンダMを直接作動させるように
してよい。
C1発明の効果 以上のように本発明によれば、ブースタと制御弁との分
離構成によりブースタ本体の大幅なコンパクト化が可能
となり、ブースタ及び制御弁の個々の自由な配置と相俟
って、狭小なスペースでも倍力装置の設置を容易に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は流体圧
倍力装置の縦断面図、第2図はその特性線図である。 B・・・ブースタ、■・・・制御弁 1・・・流体圧倍力装置、2・・・ブレーキペダル(操
作部材)、13z・・・ブースト室、14・・・ブース
タ本体、17・・・ブースタピストン、19・・・主動
ピストン、45・・・弁函、49・・・従動ピストン、
52・・・油溜(液体タンク)、53.54・・・流体
圧源を構成するアキュムレータ及び油圧ポンプ、56・
・・出口弁、57・・・入口弁 第2図 ブースタ入力

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ブースタ本体、このブースタ本体にブースト室を画成す
    るように収容され、該ブースト室に流体圧が導入される
    と前進するブースタピストン、及びこのブースタピスト
    ンに摺動可能に収容されると共に操作部材に連結される
    主動ピストンからなるブースタと、 前記ブースタ本体と別体に構成された弁函、この弁函に
    収容されて後退位置と前進位置との間を摺動し得る従動
    ピストン、ブースト室と流体圧源間を結ぶ流路に設けら
    れ、従動ピストンの後退時に閉弁し前進時に開弁するよ
    う従動ピストンに連動した入口弁、及びブースタ室と流
    体タンク間を結ぶ流路に設けられ、従動ピストンの後退
    時に開し前進時に閉弁するよう従動ピストンに連動した
    出力弁からなる制御弁とを備え、 前記主動ピストン及び従動ピストン間を、主動ピストン
    の前後動に応じて従動ピストンを前後動させるべく油圧
    連結したことを特徴とする、流体圧倍力装置。
JP1011050A 1989-01-20 1989-01-20 流体圧倍力装置 Pending JPH02193754A (ja)

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