JPH02193395A - 半導体メモリおよびメモリセル - Google Patents

半導体メモリおよびメモリセル

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JPH02193395A
JPH02193395A JP1011994A JP1199489A JPH02193395A JP H02193395 A JPH02193395 A JP H02193395A JP 1011994 A JP1011994 A JP 1011994A JP 1199489 A JP1199489 A JP 1199489A JP H02193395 A JPH02193395 A JP H02193395A
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JP
Japan
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memory cell
transistor
memory
semiconductor memory
bipolar
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Application number
JP1011994A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Honma
本間 紀之
Hiroaki Nanbu
南部 博昭
Kunihiko Yamaguchi
邦彦 山口
Toru Nakamura
徹 中村
Yoji Idei
陽治 出井
Kazuo Kanetani
一男 金谷
Kenichi Ohata
賢一 大畠
Yoshiaki Sakurai
義彰 櫻井
Hisayuki Higuchi
樋口 久幸
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Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、B1CMOSスタティック型メモリまたはC
MOSスタティック型メモリ用の高速メモリセルおよび
その周辺回路に関する。 [従来の技術] 従来の半導体メモリについては1例えば「アイエスエス
シーシーダイジェストオブテクニカルペーパーズ(IS
SCCDigest of TechnicalPap
ers、 pp、212−213. Feb、 198
6“A 13ns1500mV64Kb [ECL R
AM” ) Jや特開昭62−58487号公報等に記
載されている。 従来の大抵のBiCMO8またはCMOSスタティック
型メモリは、例えば、第3図に示す構成をしている。な
お、第3図はBiCMO,Sメモリの例を示しているが
、CMOSメモリもほぼ同様の構成をしている。 第3図において、アドレス信号AXO,AX□はアドレ
ス・バッファXBに入力され、肯定出力と否定出力が出
される。なお、この例では2人力として示しているが、
勿論、一般には入力数はもっと多い。上記のアドレス・
バッファXBは、特にアドレス信号AX、、 AX、が
E CL (emittercoqpled logi
c)レベルの場合には、主にバイポーラ・トランジスタ
で構成されることが多い。 アドレス・バッファXBの出力は、プリデコーダXD(
この場合はNANDゲートで構成)でデコードされる。 プリデコーダXDの出力は、デコーダ・ドライバXDD
に印加され、ワード線のうちの1本が選択される。第3
図の構成では、選択されたワード線WLに接続されてい
る複数個のメモリセルMCは全て選択される。 一方、列方向の選択は、列選択回路YSに列選択信号Y
SSを印加して行う。 このようにして、選択された行(ワード線)と選択され
た列との交点にあるメモリセルの情報がセンス回路5E
NSのカレントスイッチのベースへ読み出されてくる。 この信号をセンス回路5ENSで増幅し、図示しない出
力バッファに印加する。 書き込みに際しては、コモンセンス線C8Lを書き込む
データに従って高あるいは低レベルに設定したのち、列
選択回路YSを選択するか、またはディジット線DL、
DL’ を直接、高または低レベルに設定して書き込み
を行う。なお、そのための回路は図示していない。 なお、メモリセルMCは2個のnMOsMOSトランジ
スタの負荷抵抗からなるフリッププロップと、結合素子
となる2個のnMOsMOSトランジスタ構成されてい
る。 第3図に示したB i CM OSメモリは、メモリセ
ル面積はバイポーラメモリに比べて小さく、しかも比較
的高速であるが、アクセス時間はバイポーラ・メモリに
比べると遅い。その主な原因は。 チップ外部からの入力信号が振幅の小さいE CLレベ
ルの信号であるとしても、ワード線駆動信号その他の内
部信号が振41iT5V程度のMO8信号であり、その
変換に時間を要することにある。 また、例えば周辺回路の大部分をバイポーラ回路とし、
ワード線北動信号その他の内部信号を低振幅化すると、
周辺回路は高速となるものの、メモリセルを構成するM
OSトランジスタを低振幅で駆動するためにトランジス
タのgmが低下するので、全体的にはやはり読み出しお
よび書き込みが遅くなる。 このように、第3図の従来型のMOSメモリセルまたは
CMOSメモリセル(第3図のメモリセルMCにおいて
負荷抵抗をPMOSで置き換えたもの)を用いていたの
では高速化が困難であるため、従来からあるバイポーラ
メモリに対して、メモリセルのみをMOSまたはCMO
Sメモリセルに置き換えてバイポーラメモリと類似の動
作をさせようというメモリも考案されている。 例えば第4図のメモリセル(例えば、アイエスエスシー
シーダイジェストオブテクニカルペーパーズl5SCC
Digest of Technical Paper
s pp。 44−45. Feb、 1970に記載)は周知のメ
モリセルであるが、このセルにおいて、負荷抵抗はRよ
、R2であり、その他の抵抗は例えば書き込み特性を改
善するためのものであって基本的なメモリ動作には関係
ないので省略しても良い。そこで第4図のR3−R6を
省略してバイポーラトランジスタをMOSトランジスタ
に置き換えたB1CMOSメモリ(例えば、特開昭62
−58486号に記載)が提案されている。第5図は上
記のメモリを示す図である。 (発明が解決しようとする課題1 しかし、上記のように単にバイポーラトランジスタをM
OSトランジスタに置き換えても満足できる結果は得ら
れない。 例えば、第5図〔(a)は特開昭62−58486号の
第1図、(b)は同じく第2図)〕に示すメモリにおい
ては、読み出しは動作上はうまく行くが書き込みは動作
上でもうまく行なわれない。すなわち、第5図のメモリ
で読み出しを行うには、バイポーラメモリの場合と同様
に選択するワード線に負のパルスを印加する。選択され
たワード線に接続されているメモリセルの例えばトラン
ジスタT18がオンであるとすると、ダイオードD6を
通じて電流が流れ、ディジット線BLIが低レベルとな
って情報が読み出される。この動作はバイポーラメモリ
の場合と同じである。しかし、MOSトランジスタの電
流駆動能力は小さい(通常0.1mA程度)ため、読み
出し電流は超高速のバイポーラメモリの場合(数mA)
に比べて1桁程度小さく、負荷の重いディジット線を高
速で充放電することが出来ないため、読み出し速度はバ
イポーラメモリに比べて非常に遅くなる。 一方、書き込みの場合は、MOSメモリとバイポーラメ
モリとでは事情が異なる。例えば、第5図の選択された
メモリセルにおいて、T18がオン、T17がオフとし
て、このメモリセルに従情報を書き込む場合を考える。 この場合、上記の公開公報にも記載されているように、
T16.Q6゜Q4をオンとし、BLIの電位を低下さ
せる。 もし、メモリセルが第4図のようにバイポーラトランジ
スタを使用している場合であれば、Q18がオンであれ
ば選択されたメモリセルのトランジスタQ18のコレク
タ電流もベース電流もダイオードSBを経て流れる。従
ってディジット線DLの電位が低下するとダイオードS
Bが非導通となり、ベース電流は抵抗値の高い抵抗R1
からのみ流れるようになる。そのため、Q18のペース
電位は低下し、トランジスタQ18はオフとなる。その
結果、Q18のコレクタの電位は高くなるので017は
オンとなり、書き込みが完了する。 しかし、第5図のMOSメモリセルの場合はトランジス
タT18にはベース電流が流れないので、BLIが低レ
ベルになってもT18のゲート電圧は低下しない。従っ
てトランジスタのリークがない限りT18はオン、T1
9はオフ状態を続けることになるので、書き込みは行わ
れない。また、たとえトランジスタ等のリーク等によっ
て書き込みが行われたとしても、書き込み時間は非常に
大きなものとなる。 上記のように、バイポーラメモリのメモリセルだけをM
OSまたはCMOSメモリセルに置き換えても、−殻内
には満足できる高速動作を得ることは困難である。 本発明の1つの目的は、バイポーラまたはBiCMO3
周辺回路と組合せて使用するのに特に適しており、第5
図のメモリセルよりも高速動作を可能にする新たなMO
SまたはCMOSメモリセルを提供することである。 また1本発明の他の目的は、上記のメモリセルを使用し
てバイポーラメモリと同等の高速性を出し得る、大容量
で低消費電力の半導体メモリを提供することである。 本発明の更に他の目的は、第5図のメモリセルで構成し
たメモリセル・アレーを用いて、バイポーラメモリと同
程度の高速の読み出し、書き込みを行えるバイポーラま
たはBiCMO8周辺回路を備えた半導体メモリを提供
することである。
【課題を解決するための手段1 以上の目的を達成するため、本発明は特許請求の範囲に
記載するように構成している。 まず、第1〜5請求項はメモリセルの構成に係るもので
あり、第1請求項(例えば第8図の実施例に記載)はメ
モリセルの基本構成を示すもの、第2請求項(例えば第
14図の実施例に記載)および第3請求項(例えば第1
5図の実施例に記載)は第1請求項における結合デバイ
スの他の構成を示すもの、第4請求項(例えば第8.1
1図の実施例に記載)および第5請求項(例えば第12
゜13図の実施例に記載)はメモリセルを構成するフリ
ップフロップの具体的構成を示すものである。 次に、第6〜13請求項に記載の発明は、半導体メモリ
の構成に係るものであり、第6請求項(例えば第1.9
.10図の実施例に記載)は第1〜第5請求項のいずれ
かに記載のメモリセルを用いた半導体メモリの基本構成
を示すもの、第7請求項(例えば第1.9.10図の実
施例に記載)は第6請求項に記載の半導体メモリに新規
なセンス回路を付加したもの、第8請求項(例えば第2
.6.7図の実施例に記載)は前記第5図のメモリセル
を用いて高速動作を可能にした周辺回路を含む半導体メ
モリの構成を示すもの、第9請求項および第10請求項
(例えば第1.9図の実施例に記載)はセンス回路の具
体的構成を示すもの、第11請求項(例えば第18.1
9図の実施例に記載)はフリップフロップを構成するM
OSトランジスタに防雑音機構を有するもの、第12請
求項は周辺回路の構成を示すもの、第13請求項は同一
チップ上に論理回路を備えたもの、である。 [作用1 まず、第8請求項に示す半導体メモリにおいては、前記
第5図のメモリセルを使用したメモリセルアレーのディ
ジット線に1個または2個以上のバイポーラトランジス
タのエミッタを接続し、そのバイポーラトランジスタで
デイグツ1−線のセンスや駆動を行う。このような構成
にすることにより、読み出し時にはディジット線の電位
はバイポーラトランジスタでクランプされて殆ど変動し
なくなるので、MOSトランジスタの小電流でも十分高
速で読み出しが出来る。また、書き込みに際しては、バ
イポーラトランジスタのベース電圧を上昇させてディジ
ット線の電位を上昇させて書き込みを行うので、それま
でオフであったトランジスタが強制的にオンとなって書
き込みが行われる。 またメモリセルの選択に際しては、上記のバイポーラト
ランジスタのベース電圧を適当な値に保つことにより1
選択ワード線に接続された全てのメモリセルに同時に読
み出しを行うことも出来るし、非選択のディジット線の
トランジスタのべ7入電圧を全て下げることで選択され
たディジット線に対してのみ読み出しを行うようにする
ことも出来る。全てのメモリセルを同時に読みだす場合
には、高速性が得ら九るが、全てのディジット線に電流
が流れるので消費電力は大きくなる。反対に、1個のメ
モリセルのみを選択する場合には、選択されたディジッ
ト線に接続されたトランジスタのベース電圧を低レベル
から高レベルへと切り換えてディジット線を低レベルか
ら高レベルへと変化させるが、その際大きな放電電流が
センス系に流れ、その電流がおさまるまでは読み出しを
行うことができない。そのため高速性は多少損なわれが
、読み出し電流が1本のワード線にしか流れないので、
消費電力は非常に小さくなる。また。 1本のワード線に流れる電流も非常に小さくなるので、
電圧降下およびマイグレーションの点で非常に有利にな
るという利益も得られる。 以上のように、第8請求項に記載の発明においては、第
5図のメモリセルを使用してバイポーラメモリと同程度
の高速性を達成することが可能となるが、低消費電力と
高速性の両者を同時に満たすことは困難である。そこで
、更に高速性を達成すると同時に低消費電力性をも達成
するため、第1請求項および第6、第7請求項に記載の
ごとく、MOSまたはCMOSセルにおいて、MOSト
ランジスタのドレーンとディジット線との間の結合ダイ
オードの極性を第5図とは反対にし、ディジット線に1
個以上のバイポーラトランジスタのエミッタと定電流源
を接続し、読み出し電流をメモリセルから流すように構
成する。この構成では、ディジット線を選択するときは
バイポーラトランジスタのベースを低レベルとしてディ
ジット線の電位を低レベルとする。従って、選択から非
選択へ向かうときにはディジット線の充電電流がバイポ
ーラトランジスタを流れるが、この電流はセンス用トラ
ンジスタではなくディジット線駆動用トランジスタから
流せるので、読み出しが遅くなることはない。 このような結合ダイオードの極性はMOSメモリセルと
バイポーラの周辺回路との組合せで初めて可能となるも
のであり、メモリセルがバイポーラで構成されている場
合は不可能である。すなわち、バイポーラメモリセルの
場合には、同様な構成で読み出しを行おうとするとメモ
リセルの情報が破壊されてしまい読み出し動作が不可能
となる。 以上のように、本発明によれば、従来のバイポーラメモ
リセルとは異なる形式のダイオード結合型MOSまたは
CMOSセルを用いることにより、高速性と低消費電力
性の両者を同時に実現することの出来るメモリセルが可
能となる。 また、ダイオード結合型のバイポーラメモリセルでバイ
ポーラトランジスタをMOSトランジスタに置き換えた
形のメモリセルを用いて、バイポーラ・メモリセルを用
いた場合と同等の高速性を実現することが可能となる。 【実施例】 第1図は、第8図に示すような本発明のメモリセルを用
いた本発明の半導体メモリの一実施例図であるが、説明
の都合上、第2図の実施例を先に説明する。 第2図は本発明の一実施例の回路図であり、特開昭62
−58487号に記載のメモリセルを用いて超高速メモ
リを構成するのに非常に適した周辺回路を備えた半導体
メモリを示す。 この構成のメモリ回路に特に適したメモリセルとしては
、第5図(b)や第12図(b)に示す抵抗負荷型のメ
モリセルよりも第6図に示すCMo5型メモリセルの方
が特性上優れている。 第6図のメモリセル(第2図のメモリセル21として使
用)は、2個のpMOSと2個のn M O8からなる
フリップフロップと、ダイオード13.13′からなる
結合素子とから構成されており、ダイオード13.13
″を介してディジット線22.22′に接続される。 なお、第6図には破線でキャパシタを示しているが、こ
れらのキャパシタは高速化や耐α線対策のためのもので
あり、必要がなければ省略しても良い。また、ダイオー
ド13.13′としてはどのようなダイオードを使用し
ても良いが、高速性やラッチアップがないことからポリ
シリコンのダイオードやSBD (ショットキーバリア
・ダイオード)が適しており、更に小形化の点を考慮す
ればポリシリコン(poly S i )のダイオード
が特に適している。 次に、第2図に戻って、ディジット線22.22′には
、センス、坊区動用のバイポーラ・トランジスタ23.
23’のエミッタが接続される。このバイポーラ・トラ
ンジスタのコレクタには、負荷デバイス24.24’ 
が接続される。第2図では負荷デバイスとしてMOSト
ランジスタを使用しているが、勿論、普通の抵抗を負荷
デバイスとして使用しても良い。 また、バイポーラ・トランジスタ23.23′のコレク
タからのセンス出力は、トランジスタ25.25′およ
び26からなるプリアンプに印加される。トランジスタ
25.25′のコレクタは、同様な多数個のトランジス
タのコレクタとコレクタ・ドツトされ、センス・1ヘラ
ンジスタ27.27′のエミッタに接続される。 また、トランジスタ27.27’のコレクタから取り出
されたセンス出力は、エミッタ・フォロワ29.29′
を経て、出力回路等に印加される。 なお、41で示した四角はワード線のドライバである。 以上のようなメモリ構成にすることにより、前記第3図
および第5図に示した従来型メモリとは異なり、メモリ
セルにトランスファMO8がないことと、ディジット線
の電圧変動が非常に小さいため、メモリセルの情報(即
ちコレクタ電位の高低)を高速でディジット線に読み出
すことが出来る。また、同様に、ディジット線上の情報
を高速でメモリセルに取り込めるので、高速の書き込み
が可能となる。 次に、第7図は第2図の半導体メモリの主要部を示す回
路図である。以下、第7図に基づいて第2図のメモリの
基本的な動作を説明する。 第7図において、読み出し状態においては、センス・ト
ランジスタ23.23′のベースには、例えば、−2,
4Vを印加する。この実施例では。 上下のワード線は選択、非選択に係らずほぼ一定の電位
差を保つように駆動される。なお、特開昭62−584
87号公報に示されているように、下側ワード線のみを
駆動するようにも勿論できる。 ワード線を選択するには、選択ワード線を低レベル(例
えば下側ワード線を−4,4V)にし、非選択ワード線
を高レベル(下側ワード線を例えば−2,6V)にする
。例えば、ワード線1°5が選択された場合には、選択
ワード線15に接続されているメモリセル内では、nM
O812’ とPMO3IIがオンで、nMO512と
pMO811′がオフであるとする。この時、トランジ
スタのVILEおよびダイオードのV「を共に0.75
Vとすれば、ディジット線22′は−3,15Vとなり
、トランジスタ12′のドレインは−3,9Vとなる。 上下のワード線15.16は、電位差がほぼ一定の例え
ば1.8vであるように駆動されるので、選択された下
側ワード線16の電位は−4,4vである。従って、オ
ン状態のnMO812’のソース・ドレーン間には0.
5Vの電圧がかかり、例えば、0 、1 m A程度の
電流が流れる。この電流は、ダイオード13′と1−ラ
ンリスタ23″とを経て、抵抗24′(第2図では負荷
24.24″をn M OSで構成しているが、本図で
は抵抗で構成している)から流れる。この際、ディジッ
ト線22.22′に例えば0.1mA程度の読み出し電
流程度以上の適当なバイア電流IQを流しておけば、ト
ランジスタ23.23′等での電流切り換わり量が少な
くなるので、ディジット線の電位は殆ど変動しなくなる
。一方、オフ側のn M OSトランジスタ12のコレ
クタ電圧は−2,6v(上側ワード線15の電圧に等し
い)であるので、ダイオード13は導通しない。従って
、抵抗24には電流は流れない。このように、メモリセ
ルに蓄えられている情報に従って抵抗24.24’のう
ちのどちらかに電流が流れて電圧降下が生ずるので、そ
れをトランジスタ25.25’および26からなる差動
増幅器で増幅し、コモンセンス線25c、25c’ に
出力する。 どのデイジッI・線からの出力をコモンセンス線に出す
かは、トランジスタ26のベースにディジット線デコー
ダの出力(選択された1個のみが高レベル、その他は低
レベル)を加え、選択するディジット線の差動増幅器の
みに電流を流すことで行う。 以上の説明から分かるように、負荷の大きなディジット
線の電位は、読み出しの際には殆ど変動しないので応答
は速い。電位変動はトランジスタ23.23′のコレク
タ、或いはトランジスタ27.27′ (第2図)のコ
レクタでは大きくなるが、これらのノードは負荷が軽い
ので、高速読み出しが可能となる。 なお、以上の実施例では、トランジスタ25.25′お
よび26からなるセンス回路は、1〜ランジスタ23.
23′のコレクタに接続されたが、バイアス電uHoを
例えば読み出し電流程度以下としてデイジン1〜線の電
位変化を多少大きくして(Ioと読み出し電流が等しい
ときは電位変動は20mV程度となる)、ディジット線
の電位変動を直接センスするように構成しても良い。 以上の読み出し動作においては、選択されたワード線に
接続された全てのメモリセルに読み出し電流を流した。 しかし、実際に読み出しが行われるのは、1個のメモリ
セルだけである。そこで、1個の選択されたメモリセル
のみに読み出し電流を流せば、無駄な消費電力を節約す
ることが出来る。そのためには、非選択のディジット線
のセンス・1〜ランジスタのベース電圧を下げれば良い
。 例えば、選択ディジット線のセンス・トランジスタ23
.23′のベース電圧を−2,4vとし、その他の全て
のディジット線のセンス・トランジスタのベース電圧を
例えば−3,6Vとすることで、選択された1個のメモ
リセルのみに電流が流れるようにすることが出来る。 しかし、このような構成を取ると、ディジット線が非選
択から選択へと切り替わるとき、つまりトランジスタ2
3.23’のベース電圧が低レベルから高レベルへと切
り替わってディジット線を高速に立ち上げようとすると
き、読み出し電流の7桁以上もの大きな放電電流が流れ
、それが収まるまでにはかなりの時間を要する。この電
流は、センス1〜ランジスタ23.23′を流れるため
、そのコレクタには非常に大きな電圧が現れる。この電
圧によるトランジスタの飽和はコレクタを適当な手段で
クランプすることで防止出来るが、この過渡的な大電流
が収まるまでは読み出しを行うことができない。従って
、消費電力は低減するが、読み出し速度(従って、同様
に書き込み速度)が大きくなるという欠点を有する。 書き込みに際しては、読み出し時と同様にワード線を選
択すると同時に、書き込みを行うデイジン1−線に付属
するセンス・トランジスタ23.23′のベースに、書
き込み情報に応じた高低レベルの電圧を印加して行う。 すなわち、第2図でトランジスタ12’   11がオ
ン、12.11′がオフの状態を反転させるには、トラ
ンジスタ23′のベース電圧を例えば−1,2vにすれ
ば良い。 このとき、ディジット線22′は−1,95Vとなり、
トランジスタ12″のドレーンすなわち1−ランリスタ
11.12のゲー1−は強制的に−2゜7vまで上昇さ
せられる。そのためトランジスタ12は強制的にオンに
なり、トランジスタ11は強制的にオフになる。したが
って、トランジスタ11.12のドレーンすなわちトラ
ンジスタ11’12′のゲートの電圧は−4,4vとな
り、トランジスタ11″がオン、12″がオフとなって
書き込みが行われる。このとき、トランジスタ23のベ
ース電圧は、読み出し時と同一の−2,4Vでも良いが
、オンに向かうトランジスタ12にダイオード13を経
て電流が流れ、トランジスタ12のコレクタ電圧の低下
が妨げられる(書き込みが妨害されて書き込みが遅くな
る)のを防ぐため、ダイオード13が逆バイアスとなる
ようにトランジスタ23のベース電圧を下げた方が良い
。 そのためには、例えば、トランジスタ23のベース電圧
を−3,6■にすれば良い。 以上のように、第6図のメモリセルを用いた場合には、
消費電力の低減と高速性とは矛盾するため、高速、低消
費電力の大容量メモリを構成することは困難となる。 次に、第8図は本発明の新規なメモリセルの一実施例図
であり、上記のごとき欠点を克服することの出来るメモ
リセルの回路図である。 このメモリセルは、2個のpMO811,11′と2個
のnMO812,12′とからなるフリップフロップと
、ディジット線22.22′との間を結合するダイオー
ド13.13’ とから構成されている。 この回路においては、ダイオード13.13′の接続の
極性が前記第6図の回路とは反対に、フリップフロップ
側に陽極、ディジット線側に陰極を接続している点が特
徴である。 なお、破線で示したキャパシタは、耐α線性の向上やス
ピードアップのためのもので、必要がなければ省いても
良い。また、ダイオード13.13′としては、SBD
 (ショットキーバリア・ダイオード)や多結晶シリコ
ンで構成したポリシリコン・ダイオード等どのようなダ
イオードを使用しても良いが、このメモリセルを小形に
作るにはポリシリコン・ダイオードが特に適している。 すなわちポリシリコン・ダイオードならば、例えばMO
Sトランジスタ上方やアイソレーション領域上に形成す
ることが可能で小形化出来るからである。 次に、第1図は、上記第8図のメモリセルを使用して超
高速のメモリを実現する本発明の半導体メモリの一実施
例図である。 第1図において、各メモリセル21は、前記第8図に示
したメモリセルであり、第8図のダイオード13.13
′ を介してディジット線22.22′に接続される。 ディジット線22.22’ にはセンスおよび書き込み
用のバイポーラ・トランジスタ23,23’のエミッタ
が接続される。バイポーラ・トランジスタ23.23′
のコレクタはその他のディジット線の同様なトランジス
タのコレクタとデータ線23 c、23 c’ を介し
て共通に接続される。 データ線23c、23c’ に電流の差として読みださ
れた信号は、バイポーラ・トランジスタ27.27′を
経て、抵抗28.28′で電位差48号に変換される。 なお、第1図では負荷デバイスとして抵抗28.28′
を示しているが、勿論抵抗の代わりMOSトランジスタ
を負荷デバイスとして使用しても良い。負荷としてMO
Sトランジスタを使用した場合には、ゲート幅などが変
動した場合でもメモリセルのトランジスタと同じに変動
するため、はぼ一定の信号振幅が得られる。 トランジスタ27.27′のコレクタからの出力は、セ
ンス増幅器40に印加される。センス増幅器の出力は出
力回路(図示されていない)等に印加される。41で示
した四角はワード線のドライバ(詳細後述)である。 なお、第1図では、ディジット線選択用のトランジスタ
31.31’および32を読み出し時も書き込み時も選
択するようにしているが、トランジスタ32は読み出し
時には常時選択しておき、書き込み時には書き込みを行
うディジット線のみを選択するようにしても良い。この
ような構成にすることにより、読み出しの高速化を図る
ことが出来る。 また、読み出し書き込み用およびY選択用の電流源Ir
+およびIvは、トランジスタ31.31′および32
によって切り替えられるように図示しているが、勿論ト
ランジスタ31.31′および32等のエミッタに個々
に抵抗を接続し、抵抗のもう一端を適当な電源に接続し
ても良い。この場合、選択するディジット線に対応する
トランジスタのベースにのみ高電圧をかけて電流を流す
ようにすれば、選択されたディジット線にのみ電流が流
れる。 次に、第9図は第1図の主要部を示す回路図である。以
下、第9図に基づいて第1図のメモリの基本的な動作を
説明する。 第9図において、電源電圧としては、例えば、Vcc=
OV、VEE=−5,2V程度とする。上下のワード線
間には、例えば2■の電圧を印加する。 例えばワード線15.16を選択した場合には、非選択
状態の上側ワード線17の電圧を、例えば、−2,4V
、選択状態の上側ワード線15の電圧を例えば−0,8
vとする。また、ダイオード13.13′の順方向電圧
VFおよびトランジスタ23.23′のベース・エミッ
タ間電圧vB[Eを0.75Vとする。 読み出し状態においては、センス・トランジスタ23.
23′のベースには、例えば−1,3vを印加する。選
択ワード線15に接続されているメモリセル内では、n
MO812’ と9MO811がオンで、nMO812
とpMO811’ がオフであるとする。このとき、デ
ィジタ1−線22は−2,05Vとなり、pMOS11
(7)ドレーンは−1,3vとなる。上下のワード線は
常に電位差が2.OVであるように駆動されるので、選
択された下側ワード線16の電位は−2,8■である。 従って、オン状態の9MO811のソース・ドレーン間
には0.5Vの電圧がかかり、例えば0.1mA程度の
電流(電流値はMOSトランジスタの特性とドレーン・
ソース間電圧によって異なる)が流れる。この電流は、
ダイオード13を経てディジット線22に流れる。 読み出し用の電流源IRとして、例えば1mA(この電
流は設計によって大幅に変え得る)を流すとすると、読
み出し用トランジスタ23には]、 m A −0、1
m A ” 0 、9 m Aの電流が流れる。 一方、オフ側のpMOS11’のドレーン電圧は。 −2,8V (下側ワード線16の電圧に等しい)であ
るので、ダイオード13′は導通しない。従って、トラ
ンジスタ23″には、Is=1mAが流れる。この電流
の差が第1図の抵抗28.28′での電圧降下の差とし
て読みだされる。 上記のように、メモリセルに蓄えられている情報に従っ
て抵抗28.28′の電圧降下に差が生ずるので、それ
を差動増幅器40で増幅して、出力回路へ出力する。 また、どのディジット線からの出力をコモンセンス線2
3c、23c’ に出すがは、Y選択線42にYデコー
ダの出力(選択された1個のみが高レベル、その他は低
レベル)を加え、選択するディジット線のみに電流を流
すことで行う。 また、選択ディジット線のトランジスタ32に電流を流
し、ディジット線の電位が低下可能とする。非選択のデ
ィジット線はトランジスタ30.30’ によって高電
位に保たれるため、メモリセルから情報は読みだされな
い。 なお、電流源Ioはディジット線の電位を定めておくた
めのリーク電流源である。 この実施例では、前記第2図の実施例に比べてディジッ
ト線の電位変動は更に小さいため、第2図のメモリより
も更に高速である。 以上の読み出し動作においては、選択された一個のメモ
リセルに対してのみ読み出しを行なった。 このような方式では読み出し時にメモリセルに流れる電
流が少ないため、低消費電力向きである。 しかし、第10図に示す回路のように、選択されたワー
ド線に接続された全てのメモリセルを読み出すことも可
能である。 第10図において、電流切り替えトランジスタ31.3
1′のベースには、読み出し時には同じ電圧が印加され
ている。従って、全てのディジット線には同じ電流が流
れ、選択ワード線に接続された全てのメモリセルが選択
される。 選択された複数個のメモリセルの内で実際に読み出され
るのは、トランジスタ32のベースに高レベルが印加さ
れたディジット線に接続されているものである。 書き込みの場合には選択されたディジット線のトランジ
スタ31.31’のベースにのみ高レベルが印加され、
選択されたメモリセルにのみ書き込みが行われる。 勿論、この実施例においても、読み出し時に選択された
トランジスタ31.31′ベースのミtc高レベルとし
、−個のメモリセルのみに読み出し電流を流すようにす
ることも可能である。しかし。 このように列の選択とセンスとを同一のトランジスタで
行うと、放電電流がセンス用トランジスタに流れるため
、第2図の場合と同様に読み出しが遅くなる。 第9図の実施例では、書き込みに際しては、読み出し時
と同様にワード線を選択すると同時に、書き込みを行う
ディジット線に付属するセンス・トランジスタ23.2
3′のベースに、書き込み情報に応じた高低レベルの電
圧を印加して行う。 即ち、第9図でi〜ランジリス12’、11がオン、1
2.11′がオフの状態を反転させるには、トランジス
タ23のベース電圧を例えば−2,8vにすれば良い。 その結果、トランジスタ11.12のドレーン即ちトラ
ンジスタ11’   12’ のゲートは高速で−2,
8vまで低下し、メモリセルの情報が反転する。一方、
トランジスタ23′のベース電圧は、読み出し時と同一
の−1,3vでも良いが、オンに向かうトランジスタ1
1′からダイオード13″を経て電流が流れ、トランジ
スタ12′のコレクタ電圧の上昇が妨げられる(書き込
みが妨害されて書き込みが遅くなる)のを防ぐため、ダ
イオード13′が逆バイアスとなるようにトランジスタ
23′のベース電圧を上げた方が良い。そのためには、
例えば、トランジスタ23′のベース電圧を一〇、8■
にすれば良い。 なお、以上の実施例の説明では、上側ワード線と下側ワ
ード線の電位はほぼ並行して変化するものとしたが、勿
論上側ワード線のみを変化させ、下側ワード線の電位は
適当な一定電位に固定しても良い。この場合1回路的に
は簡単になるが、書き込み時間は多少大きくなる。 以上の説明においては、第1図の実施例に示した本発明
の半導体メモリに用いるメモリセルとして、第8図のメ
モリセルを使用した場合を例、示したが、以下、本発明
の半導体メモリに使用することの出来るメモリセルの種
々の変形例について説明する。 まず、第11図は、本発明のメモリセルのもう1つの実
施例であり、(、)は第1図の半導体メモリに使用する
メモリセル、(b)は第2図の半導体メモリに使用する
メモリセルである。すなわち、(a)においては結合用
のダイオード13.13′の極性が第8図と同じ、(b
)においては第6図と同じになっている。 この実施例のメモリセルは、結合用のダイオード13.
13′としてSBD (ショットキーバリア・ダイオー
ド)を使用したものである。 SBDは順方向電圧V「が小さいため電源電圧をそれだ
け小さくすることが出来る。 なお、SBDの陽極をMOSのドレーン層と併合して小
形化するためには、pタイプのシリコンと電極との間に
SBDを形成することが望ましい。 次に、第12図も本発明のメモリセルのもう1つの実施
例の回路図であり、(、)は第1図の半導体メモリに使
用するメモリセル、(b)は第2図の半導体メモリに使
用するメモリセルである。 すなわち、(a)においては結合用のダイオード13.
13″の極性が第8図と同じ、(b)においては第6図
と同じになっている。 この実施例は、フリップフロップの負荷となるMOSト
ランジスタの代わりに抵抗を用いた例であり、(、)は
第8図のn M OS 12.12′の代わりに抵抗1
7.17′を用いたもの、(b)は第6図のpMO51
1,11′の代わりに抵抗17.17′を用いたもので
ある。 上記の抵抗17.17’は、通常、ポリシリコンで作る
ので、メモリセル面積を小さくすることが出来る。 次に、第13図は、前記第12図において接合ダイオー
ドをSBDに置き換えたものであり、その他は第12図
と同様である。 次に、第14図は、結合ダイオード13.13′と並列
にMOSトランジスタ71.71′を接続したものであ
り、(a)は第1図の半導体メモリに使用するメモリセ
ル、(b)は第2図の半導体メモリに使用するメモリセ
ルである。すなわち、(a)においては結合用のダイオ
ード13.13′の極性が第8図と同じ、(b)におい
ては第6図と同じになっている。 第14図において、ワード線70は書き込みのときに選
択レベルとなる。市記第1図等のメモリセルにおいては
、書き込み時に例えばダイオード13が導通してトラン
ジスタ11.12のドレーンすなわちトランジスタ11
″ 12′のゲートが急速に低レベルとなる。一方、ト
ランジスタ11゜12のゲー1〜はオンとなったpMO
812’ によって高レベルに引き上げられる。この電
圧の上昇を助けるのがnMO871’ の役目であり、
この実施例のメモリセルでは書き込みが更に速くなる。 次に、第1−5図は、結合ダイオード13.13′とデ
ィジット腺22.22’ との間にM、OSトランジス
タ71.71’ を挿入(すなわち結合ダイオードに直
列に接続)した実施例であり、(a)は第1図の半導体
メモリに使用するメモリセル、(b)は第2図の半導体
メモリに使用するメモリセルである。すなわち、(a)
においては結合用のダイオード13.13′の極性が第
8図と同じ。 (b)においては第6図と同じになっている。 この実施例では、メモリセルの選択はMOSトランジス
タ71.71’ によって行われるので、ワード線15
.16は電源線で良い。 なお、第14.15図の実施例のメモリセルのその他の
動作は、第8図等のメモリセルと同様なので、従来のC
MOSセルのように結合用のMOSとメモリセルのフリ
ップフロップを構成するトランジスタとの間でお互いの
ゲー1−Igの比に制限をつける、という必要はなくな
る。 また、第14.15図の実施例において、結合ダイオー
ド13.13’ としてSBDやポリシリコン・ダイオ
ード等あらゆる種類のダイオードを使用出来ることはい
うまでもない。 次に、第16図は、本発明のメモリセルアレーの上下の
ワード線(第1図の15と16等)を駆動するのに適し
た即動回路の一実施例図である。 まず第16図(a)において、上側ワード線と下側ワー
ド線との間の電位差は2個のダイオード83.84の電
圧降下で形成している。 また、下側ワード線に接続されている2個のトランジス
タ8o、81はワード線の立ち下がりを高速化するため
の放電回路である。 また、定電流源82は、非選択時にワード線に流す微小
電流を供給するためのものである。 なお、破線で示したコンデンサとダイオードは高速化の
ためのものであり、不要なら除いても良い。 また、第16図(b)も上記(a)と同様な回路である
が、レベルシフトはダイオードではなくトランジスタ8
5と抵抗とで行っている。また放電回路も(a)のもの
とは異なるが、働きは同じである。 次に、第17図もワード線駆動回路の一実施例図ある。 この駆動回路は、第16図(a)の回路とは放電回路が
異なっているが、動作等はほぼ同様である。 なお、上側または下側のワード線のみを駆動する場合は
従来の駆動回路をそのまま使用出来るのでここでは説明
しない。 以上、本発明の種々の実施例について説明してきたが、
本発明の第1図およびその他の実施例において、結合ダ
イオード(13,13’ )としてポリシリコン・ダイ
オード(またはポリシリコンで作られた5BD)を使用
すると、結合用のMOSトランジスタを使用する場合に
比べてメモリセル面積を小さくすることが出来る。 また、第8図等の実施例では、例えばソフトエラ一対策
の一例として破線でキャパシタを示したが、このような
キャパシタを付加したう丸で高速動作をさせるには、M
OSトランジスタのゲート幅を大きくする必要があるの
で、メモリセル面積が大きくなる。 したがって、キャパシタを付加しないでもソフトエラー
に十分強く、小形のメモリセルを実現可能とするために
は1本発明と組合せてキャパシタ以外のソフトエラ一対
策が必要である。例えば、P基板を使用した場合には、
9MO3はnウェル内に形成されるため、基板内に発生
した雑音電荷はトランジスタ部分には集まらない。一方
、 nMO3は一般にp基板内に形成されるため、基板
内でα線によって発生した雑音電荷がトランジスタ部分
に集まる。そこで、場合に応じて9例えばnMOS下方
にP+層を形成したり、nMO8下方にn+層を形成し
てpウェルを基板から絶縁したり、あるいはMOSトラ
ンジスタ下方に絶縁層を形成したりする必要がある。 第18図は上記のごとき防雑音対策を施したMOSトラ
ンジスタの一実施例の断面図である。 この実施例は、nMOSトランジスタを示しているが、
トランジスタを構成する2層101の下方にP”/行1
02とn+層103が存在し、p基板104内で発生し
たα線を防止する構造となっている。 この構造においては、2層101はp+層105を介し
て多結晶シリコン106により適当な電位を与えられる
。そしてα線によってp基板内に発生した雑音電荷は、
n+層103によって遮蔽され、ドレーンおよびソース
には達しない。 次に、第19図も防雑音対策を施したMOSトランジス
タの一実施例の断面図である。 この実施例もn M OSを示すが、この実施例では、
p”層102の取り出し電極106がシリコン領域の横
から取り出されており、トランジスタを小さな面積内に
形成することが出来る。 次に、これまでの説明では、バイポーラトランジスタと
してnpnl−ランリスタを使用した実施例のみを例示
したが1本発明はpnphランジスタリス用しても同様
に構成することが出来る。 第20図は、pnpt’ランジスタをリスた場合の一実
施例図である。 第20図に示すように、pnpトランジスタを使用すれ
ば、第6図のメモリセルを使用して第1図の実施例と同
じ動作を行わせることが出来る。 なお、第20図の実施例の動作は、前記第1図とほぼ同
じなので省略する。但し、高性能のpn21〜ランジス
タの製造はかなり困難であり、実用化するのはかなり困
難である。 また、これまでの説明では、本発明のメモリセルを駆動
する周辺回路として、特定の実施例について説明してき
たが1本発明のメモリセルと組合せて使用する周辺回路
としては、何もそのようなものに限られるものではない
。特に、本発明のメモリセルの低消*電力性を生かすに
は、周辺回路としてバイポーラトランジスタとMOSト
ランジスタを組合せて使用するBiCMO8回路を使用
すれば、高速性と低消*電力性が得られて好都合である
。勿論、最も高速性を出す場合には周辺回路を全てバイ
ポーラトランジスタで構成しても良いし、速度があまり
重要でない場合にはMOSトランジスタで構成しても良
い。 また、本発明により、従来バイポーラメモリでしか得ら
れなかった超高速性を非常に小面積のMOSセルで実現
することが出来るため、従来得られなかった超高速の大
容量メモリを実現することが出来る。このような大容量
メモリの能力を十分に発揮させるには、同一のチップ上
に論理回路も乗せ、高機能のチップとすることが望まし
い。その点、本発明のメモリはメモリセルの面積が小さ
いので十分な論理回路を乗せることが出来、しかも超高
速なので、このような目的には非常に適している。 また1本発明においては、小チップ面積で大容量の超高
速メモリを形成することが出来るので、論理回路とメモ
リ回路とを同一チップ内に配置したLSIチップを構成
する際に本発明を適用すれば、得られるメリットは非常
に大きい。 【発明の効果1 本発明の新規なダイオード結合型MO8またはCMOS
メモリセルによれば、高速性と低消費電力性の両者を同
時に実現することが出来る。また、本発明の半導体メモ
リによれば、ダイオード結合型のバイポーラメモリセル
でバイポーラトランジスタをMOSトランジスタに置き
換えた形のメモリセルを用いて、バイポーラ・メモリセ
ルを用いた場合と同等の高速性を実現することが可能と
なる。すなわち、本発明によれば、CMO3またはMO
Sのスタティック・メモリセルと同等以下の大きさのメ
モリセルでバイポーラ・メモリセルと同等以上の高速性
を得ることが出来、また、選択ワード線に接続されてい
ても電流が流れるメモリセルは選択された一個のメモリ
セルとすることが出来るので、従来のCMOSセルより
も低消費電力のメモリセルを構成することも出来る、と
いう優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の半導体メモリの一実施例の回路図、第
2図は本発明の半導体メモリの他の実施例の回路図、第
3図は従来の半導体メモリの一例の回路図、第4図は従
来のメモリセルの一例の回路図、第5図は従来の半導体
メモリおよびメモリセルの一例の回路図、第6図は第2
図の半導体メモリに用いるメモリセルの一実施例の回路
図、第7図は第2図の主要部の拡大図、第8図は第1図
の半導体メモリに用いる本発明のメモリセルの一実施例
図、第9図は第1図の主要部の拡大図、第10図は読み
出し方式の異なる他の半導体メモリの一実施例の回路図
、第11〜15図はそれぞれ本発明のメモリセルの他の
実施例の回路図、第16.17図はそれぞれ駆動回路の
一実施例図、第18.19図はそれぞれ防雑音対策を施
したMOSトランジスタの一実施例の断面図、第20図
はp n p トランジスタを用いた半導体メモリの一
実施例の回路図である。 く符号の説明〉 11.11’  ・・PMOSトランジスタ12.12
’ −nMO8I−ランリスタ13.13’・・・結合
ダイオード 15.16・・・ワード線 21.21・・メモリセル 22.22’  ・・・ディジット線 23.23’・・・センスおよび駆動用のバイポーラ・
トランジスタ 23c、23c’・・・データ線 24.24’ ・・・負荷デバイス 25.25’ 、26・・・プリアンプを構成するバイ
ポーラ・トランジスタ 25c、25c’・・・コモンセンス線27.27′・
・・センス用のバイポーラ・トランジスタ 28.28’ ・・・負荷デバイス 29.29’ ・・・エミッタフォロワを構成するバイ
ポーラ・トランジスタ so、 3o’・・・バイポーラ・1−ランリスタ31
.31’ 、32・・・ディジット線選択用のバイポー
ラ・トランジスタ 40・・センス増幅器 41・・・ワード線のドライバ 70・・・ワード線

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも2個のMOSトランジスタと2個の負荷
    デバイスとから成るフリップフロップと、該フリップフ
    ロップの2つの端子をそれぞれ外部に接続する2個の結
    合デバイスとから構成されたメモリセルにおいて、上記
    の各結合デバイスは、陽極を上記MOSトランジスタの
    ドレーンに接続された少なくとも1個のダイオードを含
    むものであることを特徴とするメモリセル。 2、第1請求項に記載のメモリセルにおいて、上記結合
    デバイスは、上記ダイオードおよびそれと並列に接続さ
    れたMOSトランジスタを含むものであることを特徴と
    するメモリセル。 3、第1請求項に記載のメモリセルにおいて、上記結合
    デバイスは、上記ダイオードおよびそれと直列に接続さ
    れたMOSトランジスタを含むものであることを特徴と
    するメモリセル。 4、第1請求項乃至第3請求項のいずれかに記載のメモ
    リセルにおいて、上記フリップフロップを構成するMO
    SトランジスタがnMOSであって上記負荷デバイスが
    pMOSであるか、または上記MOSトランジスタがp
    MOSであって上記負荷デバイスがnMOSであること
    を特徴とするメモリセル。 5、第1請求項乃至第3請求項のいづれかに記載のメモ
    リセルにおいて、上記フリップフロップを構成するMO
    SトランジスタがnMOSまたはpMOSであり、上記
    負荷デバイスが抵抗であることを特徴とするメモリセル
    。 6、第1請求項乃至第5請求項のいずれかに記載のメモ
    リセルを複数個アレー状に配置し、各メモリセル内の上
    記負荷デバイスの上記MOSトランジスタに接続されて
    いない方の一端を一方のワード線に接続し、上記MOS
    トランジスタのソースを他方のワード線に接続し、上記
    2個の結合デバイスの上記MOSトランジスタに接続さ
    れていない方の一端をディジット線にそれぞれ接続した
    メモリセルアレーを備えたことを特徴とする半導体メモ
    リ。 7、第6請求項に記載の半導体メモリにおいて、少なく
    ても2個の電流源または電流切り替えスイッチと2個の
    バイポーラトランジスタとを含み、該2個のバイポーラ
    トランジスタのエミッタをそれぞれディジット線に接続
    したセンス回路を有することを特徴とする半導体メモリ
    。 8、少なくとも2個のMOSトランジスタと2個の負荷
    デバイスとから成るフリップフロップと、該フリップフ
    ロップの2つの端子をそれぞれ外部に接続する2個の結
    合デバイスとから構成され、かつ、上記の各結合デバイ
    スは陰極を上記MOSトランジスタのドレーンに接続さ
    れた少なくとも1個のダイオードを含むメモリセルを用
    い、該メモリセルを複数個アレー状に配置し、各メモリ
    セル内の上記負荷デバイスの上記MOSトランジスタに
    接続されていない方の一端を一方のワード線に接続し、
    上記MOSトランジスタのソースを他方のワード線に接
    続し、上記2個の結合デバイスの上記MOSトランジス
    タに接続されていない方の一端をディジット線にそれぞ
    れ接続したメモリセルアレーを備え、さらに、少なくて
    も2個の電流源または電流切り替えスイッチと2個のバ
    イポーラトランジスタを含み、該2個のバイポーラトラ
    ンジスタのエミッタをそれぞれ上記ディジット線に接続
    したセンス回路を有することを特徴とする半導体メモリ
    。 9、第7請求項または第8請求項に記載の半導体メモリ
    において、上記センス回路は上記バイポーラトランジス
    タのコレクタからセンス出力を取り出すように構成され
    たものであることを特徴とする半導体メモリ。 10、第7請求項または第8請求項に記載の半導体メモ
    リにおいて、上記センス回路は上記ディジット線の電位
    差をセンスする構成となっているものであることを特徴
    とする半導体メモリ。 11、第1請求項乃至第10請求項のいずれかに記載の
    半導体メモリまたはメモリセルにおいて、上記フリップ
    フロップを構成するMOSトランジスタは、基板からの
    雑音電荷がトランジスタ部分に到達するのを防止する機
    構を有しているものであることを特徴とする半導体メモ
    リ。 12、第6請求項項乃至第11請求項のいずれかに記載
    の半導体メモリにおいて、少なくとも、センス回路、セ
    ルアレー駆動回路、デコーダ回路、バッファ回路を含む
    周辺回路がバイポーラトランジスタ、バイポーラトラン
    ジスタとMOSトランジスタの混成回路、またはMOS
    トランジスタから構成されていることを特徴とする半導
    体メモリ。 13、第6請求項乃至第12請求項のいずれかに記載の
    半導体メモリにおいて、同一チップ上に論理回路を有す
    ることを特徴とする半導体メモリ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04113587A (ja) * 1990-09-04 1992-04-15 Toshiba Corp 半導体記憶装置
JPH04259994A (ja) * 1991-01-11 1992-09-16 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 半導体メモリ回路
JP2007122818A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Toshiba Corp 半導体記憶装置及び半導体装置

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