JPH02193373A - 磁気ディスク装置用ヘッドアーム - Google Patents
磁気ディスク装置用ヘッドアームInfo
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- JPH02193373A JPH02193373A JP1242589A JP1242589A JPH02193373A JP H02193373 A JPH02193373 A JP H02193373A JP 1242589 A JP1242589 A JP 1242589A JP 1242589 A JP1242589 A JP 1242589A JP H02193373 A JPH02193373 A JP H02193373A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/4806—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed specially adapted for disk drive assemblies, e.g. assembly prior to operation, hard or flexible disk drives
- G11B5/4833—Structure of the arm assembly, e.g. load beams, flexures, parts of the arm adapted for controlling vertical force on the head
Landscapes
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
- Moving Of Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔概要〕
磁気ディスク装置用へラドアームに関し、オフトラック
の防止とヘッドアームの軽量化と高剛性化とを同時に満
たすような磁気ディスク装置用へラドアームを提供する
ことを目的とし、磁気ディスク装置に対し情報を記録再
生する磁気ヘッドを保持するヘッドアームを、マグネシ
ウム合金中に磁気ディスクの線膨張係数より大きな、所
望の線膨張係数となるように、ホウ素を分散させて形成
したマグネシウム系複合材料を使用して構成する。
の防止とヘッドアームの軽量化と高剛性化とを同時に満
たすような磁気ディスク装置用へラドアームを提供する
ことを目的とし、磁気ディスク装置に対し情報を記録再
生する磁気ヘッドを保持するヘッドアームを、マグネシ
ウム合金中に磁気ディスクの線膨張係数より大きな、所
望の線膨張係数となるように、ホウ素を分散させて形成
したマグネシウム系複合材料を使用して構成する。
本発明は磁気ディスク装置用へラドアームに関する。
近年、磁気ディスク装置は益々大容量小型化の傾向にあ
り、磁気記憶媒体上における単位面積当たりの記憶容量
も向上している。このため、磁気記憶媒体上に記憶され
た情報と、その情報を記録再生する磁気ヘッドとの相対
的な僅かな位置ズレが、情報の誤りにつながってしまう
。そのため、磁気ヘッドは記憶媒体上の所望位置に正確
に位置される必要がある。
り、磁気記憶媒体上における単位面積当たりの記憶容量
も向上している。このため、磁気記憶媒体上に記憶され
た情報と、その情報を記録再生する磁気ヘッドとの相対
的な僅かな位置ズレが、情報の誤りにつながってしまう
。そのため、磁気ヘッドは記憶媒体上の所望位置に正確
に位置される必要がある。
一般的な磁気ディスク装置の概略を第2図に示す。磁気
記憶媒体である磁気ディスクlはスピンドル部2に保持
され、スピンドルモータ3によって回転している。
記憶媒体である磁気ディスクlはスピンドル部2に保持
され、スピンドルモータ3によって回転している。
一方、磁気ディスク1上を微小隙間を持って浮上してい
る磁気ヘッド4は、磁気ディスク1の一面に対して2つ
あり、磁気ディスク1の内側にある方を、インナーヘッ
ド4a、外側にある方をアウターヘッド4bと呼ぶ。こ
れらの磁気ヘッド4は磁気ディスク1上に情報を書き込
みまたは、読み出しするのに用いられている。これらの
磁気ヘッド4郡は、ヘッドアーム5に支持され、そのヘ
ッドアーム4郡はキャリッジ6に支持されている。
る磁気ヘッド4は、磁気ディスク1の一面に対して2つ
あり、磁気ディスク1の内側にある方を、インナーヘッ
ド4a、外側にある方をアウターヘッド4bと呼ぶ。こ
れらの磁気ヘッド4は磁気ディスク1上に情報を書き込
みまたは、読み出しするのに用いられている。これらの
磁気ヘッド4郡は、ヘッドアーム5に支持され、そのヘ
ッドアーム4郡はキャリッジ6に支持されている。
そして、このキャリッジ6を移動させることによって、
磁気ヘッド4を磁気ディスクlの半径方向に移動させ、
所定の位置へ持って(る機能をもった機構部7がある。
磁気ヘッド4を磁気ディスクlの半径方向に移動させ、
所定の位置へ持って(る機能をもった機構部7がある。
この磁気ヘッド4の移動の際の位置検出は、キャリッジ
6当たりに1つある位置検出専用ヘッドであるサーボヘ
ッド8が、磁気ディスクl上に書かれた位置情報(サー
ボ情報)を常に読む事によって行なわれている。一般に
はサーボヘッド8はアウター側にある場合が殆どである
。なお、9は装置ベース、10は装置カバーである。
6当たりに1つある位置検出専用ヘッドであるサーボヘ
ッド8が、磁気ディスクl上に書かれた位置情報(サー
ボ情報)を常に読む事によって行なわれている。一般に
はサーボヘッド8はアウター側にある場合が殆どである
。なお、9は装置ベース、10は装置カバーである。
磁気ディスク装置の大容量化に伴い、磁気ディスク10
半径方向の記録密度は向上している。それに従い磁気デ
ィスク1の半径方向において、より高精度な磁気ヘッド
4の位置決めが要求される。
半径方向の記録密度は向上している。それに従い磁気デ
ィスク1の半径方向において、より高精度な磁気ヘッド
4の位置決めが要求される。
この高精度の位置決めを実現するにあたって、数々の障
害となる問題が存在し、これら数々の問題が原因となっ
て磁気ディスク1と磁気ヘッド4の相対的な位置ズレ、
つまりオフトラックが発生する。
害となる問題が存在し、これら数々の問題が原因となっ
て磁気ディスク1と磁気ヘッド4の相対的な位置ズレ、
つまりオフトラックが発生する。
このオフトラック発生原因の内、最も頻繁に問題となる
のは、磁気ディスク装置を構成している部品群の線膨張
係数の差によって生ずる温度による位置ズレである。
のは、磁気ディスク装置を構成している部品群の線膨張
係数の差によって生ずる温度による位置ズレである。
ここで、本発明が対象とするオフトラック障害について
、第1図の本発明の磁気ディスクと磁気ヘッドの部分拡
大図を用いて説明する。
、第1図の本発明の磁気ディスクと磁気ヘッドの部分拡
大図を用いて説明する。
第1図において、サーボヘッド8はアウター側である。
今、2個の磁気ヘッド4は磁気ディスクl上に記録され
ている情報(データH1の真上にあるものとする。ここ
で、磁気ディスク装置が稼働状態にあると、磁気ディス
クlは高速で回転し、その回転によって空気との摩擦が
起こり、その摩擦によって発生する熱により、磁気ディ
スク装置内の温度が上昇する。すると、磁気ディスクl
や磁気ヘッド4を支持しているヘッドアーム5は、それ
ぞれが持つ線膨張係数に従って熱膨張を行う。
ている情報(データH1の真上にあるものとする。ここ
で、磁気ディスク装置が稼働状態にあると、磁気ディス
クlは高速で回転し、その回転によって空気との摩擦が
起こり、その摩擦によって発生する熱により、磁気ディ
スク装置内の温度が上昇する。すると、磁気ディスクl
や磁気ヘッド4を支持しているヘッドアーム5は、それ
ぞれが持つ線膨張係数に従って熱膨張を行う。
この場合、情報の書かれている磁気ディスク1と、磁気
ヘッド4を支持しているヘッドアーム5が、同じだけ熱
膨張を行えば相対的な位置のズレは0になり、オフトラ
ックは発生しない。しかし、実際には摩擦熱の主な発生
源である磁気ディスク1の方が、ヘッドアーム5よりも
温度が高い。この温度差によって生ずる熱膨張の差がオ
フトラックとして表れる。
ヘッド4を支持しているヘッドアーム5が、同じだけ熱
膨張を行えば相対的な位置のズレは0になり、オフトラ
ックは発生しない。しかし、実際には摩擦熱の主な発生
源である磁気ディスク1の方が、ヘッドアーム5よりも
温度が高い。この温度差によって生ずる熱膨張の差がオ
フトラックとして表れる。
つまり、ヘッドアーム5のL−armの部分の長さが、
インナーヘッド4aとアウターヘッド4bとの距離L−
headになり、一方、磁気ディスクl上のインナー側
の情報とアウター側の情報との距離をL−dataとす
ると、このL−headとL−dataとの距離の差が
オフトラックとなるのである。図ではサーボヘッド8が
アウター側であるので、アウターヘッド4bは情報の真
上に位置決めされる。従って、L−headとLda
taとの距離の差は全てインナーヘッド4aのオフトラ
ックとして表れる。
インナーヘッド4aとアウターヘッド4bとの距離L−
headになり、一方、磁気ディスクl上のインナー側
の情報とアウター側の情報との距離をL−dataとす
ると、このL−headとL−dataとの距離の差が
オフトラックとなるのである。図ではサーボヘッド8が
アウター側であるので、アウターヘッド4bは情報の真
上に位置決めされる。従って、L−headとLda
taとの距離の差は全てインナーヘッド4aのオフトラ
ックとして表れる。
このオフトラック障害を防止するため、線膨張係数を制
御できる多孔質アルミニウム材に合成樹脂を含浸・硬化
させた材料をヘラドアーl、5に使用して、所望の線膨
張係数を得る事で以上述べたオフトラックを防止すると
云う方法が発表され“ζいる。(特開昭60〜2015
78) しかし、近年磁気ディスク装置は大容量化だけでなく、
高速化も重要な性能の一つになっている。
御できる多孔質アルミニウム材に合成樹脂を含浸・硬化
させた材料をヘラドアーl、5に使用して、所望の線膨
張係数を得る事で以上述べたオフトラックを防止すると
云う方法が発表され“ζいる。(特開昭60〜2015
78) しかし、近年磁気ディスク装置は大容量化だけでなく、
高速化も重要な性能の一つになっている。
そこで、高速化を目的として磁気ディスク装置における
磁気ヘッドを含むアクチュエータ可動部の軽量化は、最
重要項目の一つになっている。
磁気ヘッドを含むアクチュエータ可動部の軽量化は、最
重要項目の一つになっている。
そこで現在では、アクチュエータ可動部の軽量化に伴っ
て、磁気ディスク装置のへラドアームの材料は、アルミ
ニウムからマグネシウムになって来ており、また、以前
では問題となったマグネシウム合金の加工・表面処理の
問題も、現在ではその殆どが解決されてきている。
て、磁気ディスク装置のへラドアームの材料は、アルミ
ニウムからマグネシウムになって来ており、また、以前
では問題となったマグネシウム合金の加工・表面処理の
問題も、現在ではその殆どが解決されてきている。
以上のような現状を考えた場合、樹脂含浸した多孔質ア
ルミニウム材は、線膨張係数は制御できるが、材料の軽
量化に問題があり、また、軽量化をすすめるためにアル
ミニウム材の気孔率を上げて、合成樹脂の含浸量を増や
し続けると、材料そのものの剛性(ヤング率)が非常に
低くなると云う欠点を持つため、磁気ディスク装置の高
速化に伴い、振動の問題から考えて剛性不足の材料と判
断されてしまう。
ルミニウム材は、線膨張係数は制御できるが、材料の軽
量化に問題があり、また、軽量化をすすめるためにアル
ミニウム材の気孔率を上げて、合成樹脂の含浸量を増や
し続けると、材料そのものの剛性(ヤング率)が非常に
低くなると云う欠点を持つため、磁気ディスク装置の高
速化に伴い、振動の問題から考えて剛性不足の材料と判
断されてしまう。
そこで、樹脂含浸した多孔質アルミニウム材と同じよう
に線膨張係数が制御でき、なおかっ、より軽量で剛性(
ヤング率)の高い材料が望まれていた。
に線膨張係数が制御でき、なおかっ、より軽量で剛性(
ヤング率)の高い材料が望まれていた。
そこで、本発明はオフトラックの防止とヘッドアームの
軽量化と高剛性化とを同時に満たすような磁気ディスク
装置用へラドアームを提供することを目的とする。
軽量化と高剛性化とを同時に満たすような磁気ディスク
装置用へラドアームを提供することを目的とする。
前記問題点は、第1図に示されるように、磁気ディスク
装置において、情報を記録再生する磁気ヘッドを保持す
るヘッドアーム5を、マグネシウム合金中に磁気ディス
ク1の線膨張係数より大きな、所望の線膨張係数となる
ように、ホウ素を分散させて形成したマグネシウム系複
合材料を使用した本発明の磁気ディスク装置用へラドア
ームによって解決される。
装置において、情報を記録再生する磁気ヘッドを保持す
るヘッドアーム5を、マグネシウム合金中に磁気ディス
ク1の線膨張係数より大きな、所望の線膨張係数となる
ように、ホウ素を分散させて形成したマグネシウム系複
合材料を使用した本発明の磁気ディスク装置用へラドア
ームによって解決される。
即ち、高速に回転している磁気ディスク1の温度と、磁
気ヘッド4を保持するヘッドアーム5の温度差を考慮し
て、2つの熱膨張差がなくなるように、ヘッドアーム5
の材料をホウ素を分散させたマグネシウム系複合材料と
して、ヘッドアーム5の線膨張係数を所望の値とするこ
とによって、サーボヘッド8とは逆側の磁気ヘッド4a
のオフトラックを防止する。
気ヘッド4を保持するヘッドアーム5の温度差を考慮し
て、2つの熱膨張差がなくなるように、ヘッドアーム5
の材料をホウ素を分散させたマグネシウム系複合材料と
して、ヘッドアーム5の線膨張係数を所望の値とするこ
とによって、サーボヘッド8とは逆側の磁気ヘッド4a
のオフトラックを防止する。
また、このマグネシウム系複合材料を用いることで、従
来の線膨張係数が制御できる多孔質アルミニウム材に合
成樹脂を含浸・硬化させた材料では実現出来なかったヘ
ッドアームの軽量化と高剛性化が、同時に実現できる。
来の線膨張係数が制御できる多孔質アルミニウム材に合
成樹脂を含浸・硬化させた材料では実現出来なかったヘ
ッドアームの軽量化と高剛性化が、同時に実現できる。
第1図は本発明の磁気ディスクと磁気ヘッドの関係図で
ある。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示す
。
ある。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示す
。
第1図において、1は磁気ディスクであり、該磁気ディ
スクlに対向した磁気ヘッド4がへラドアーム5に支持
されている。サーボヘッド8がアウター側にあり、イン
ナーヘッド4aはデータヘッドである。
スクlに対向した磁気ヘッド4がへラドアーム5に支持
されている。サーボヘッド8がアウター側にあり、イン
ナーヘッド4aはデータヘッドである。
実施例としては、磁気ディスク1がアルミ基板の場合、
その線膨張係数は23.0〜24.0X10−6(1/
”C)(温度範囲=15〜60゛c)であることから、
ヘッドアーム5の線膨張係数をホウ素を分散させたマグ
ネシウム系複合材料を用いて、24.5〜25.5xl
O−’(1/’C)(温度範囲:15〜60°c>ニす
ることが望ましい。
その線膨張係数は23.0〜24.0X10−6(1/
”C)(温度範囲=15〜60゛c)であることから、
ヘッドアーム5の線膨張係数をホウ素を分散させたマグ
ネシウム系複合材料を用いて、24.5〜25.5xl
O−’(1/’C)(温度範囲:15〜60°c>ニす
ることが望ましい。
このようなホウ素を分散させたマグネシウム系複合材料
は以下のようにして作成される。まず、200メツシユ
のMg粉末、−300メツシユのA2粉末を混合して、
Mg−9wt%ANとなる混合粉末を作製する。これに
−300メツシユのB粉末を混合して、5〜30voj
2%を含む混合粉末とする。その後、1〜8t/cm2
の圧力でプレス成形した後、Ar雰囲気中、550〜6
50°Cの温度で1hの焼結を行って、複合材料を作成
する。
は以下のようにして作成される。まず、200メツシユ
のMg粉末、−300メツシユのA2粉末を混合して、
Mg−9wt%ANとなる混合粉末を作製する。これに
−300メツシユのB粉末を混合して、5〜30voj
2%を含む混合粉末とする。その後、1〜8t/cm2
の圧力でプレス成形した後、Ar雰囲気中、550〜6
50°Cの温度で1hの焼結を行って、複合材料を作成
する。
第3図はホウ素の添加量を0〜1svo xχの範囲で
変化させた場合の線膨張係数(Xl0−’/”C)の変
化を示す図である。
変化させた場合の線膨張係数(Xl0−’/”C)の変
化を示す図である。
図に示されるように、ホウ素の添加量を4〜8vOρ2
とすることで、磁気ディスク1の基板として用いられる
アルミニウムの線膨張係数に一致させることかできる。
とすることで、磁気ディスク1の基板として用いられる
アルミニウムの線膨張係数に一致させることかできる。
このようにホウ素を分散させたマグネシウム系複合材料
では、分散しているホウ素の量で線膨張係数を制御する
ことができる。その制御範囲は線膨張係数26.0〜1
B、5X10−’(1/”C) (温度範囲:15〜
60°C)である。
では、分散しているホウ素の量で線膨張係数を制御する
ことができる。その制御範囲は線膨張係数26.0〜1
B、5X10−’(1/”C) (温度範囲:15〜
60°C)である。
高速に回転している磁気ディスクlの温度と、磁気ヘッ
ド4を保持するヘッドアーム5の温度差を考慮して、2
つの熱膨張差が無くなるようにヘッドアーム5の材料を
上記のようにホウ素を分散させたマグネシウム系複合材
料とし、ヘッドアーム5の線膨張係数を所望の値とし、
同じだけ熱膨張売行えば相対的な位置のズレはOになり
、サーボヘッド8と逆側の磁気ヘッド4aのオフトラッ
クは発生しない。
ド4を保持するヘッドアーム5の温度差を考慮して、2
つの熱膨張差が無くなるようにヘッドアーム5の材料を
上記のようにホウ素を分散させたマグネシウム系複合材
料とし、ヘッドアーム5の線膨張係数を所望の値とし、
同じだけ熱膨張売行えば相対的な位置のズレはOになり
、サーボヘッド8と逆側の磁気ヘッド4aのオフトラッ
クは発生しない。
また、軽量化の点においては、先に述べた樹脂含浸した
多孔質アルミニウム材の比重が、先に述べた所望の線膨
張係数[24,5〜25.5X10−h(1/°C):
温度範囲:15〜60°C1を持った材料の場合、比重
が2.20〜2.30であるのに対して、ホウ素を4〜
5voxχ分散させたマグネシウム系複合材料では、比
重が1.70〜1.75となっており軽量である。
多孔質アルミニウム材の比重が、先に述べた所望の線膨
張係数[24,5〜25.5X10−h(1/°C):
温度範囲:15〜60°C1を持った材料の場合、比重
が2.20〜2.30であるのに対して、ホウ素を4〜
5voxχ分散させたマグネシウム系複合材料では、比
重が1.70〜1.75となっており軽量である。
すなわち、第4図に示されるように、ホウ素を30VO
Zχ分散させても、密度は1.84g/cc程度であり
、従来一般に用いられているヘッドアーム用のマグネシ
ュウム合金材(AZ91:Affi9%、Zn1%のM
g合金)と大差ない。
Zχ分散させても、密度は1.84g/cc程度であり
、従来一般に用いられているヘッドアーム用のマグネシ
ュウム合金材(AZ91:Affi9%、Zn1%のM
g合金)と大差ない。
また、剛性の点においては、樹脂含浸した多孔質アルミ
ニウム材のヤング率は、上と同条件の場合約5200(
kgf/mm” )であり、前述のホウ素を4〜8vO
!χ分散させたマグネシウム系複合材料では、ヤング率
は約5200(kgf/mm” )である。また第5図
に示されるようにホウ素を分散させたマグネシュウム系
複合材料は、従来のマグネシウム合金(A Z 9 )
のヤング率4500(kgf/胴2)に比べ、充分に剛
性は向上している。更に、第6図に示されるように引張
強さも18Kgf/mm”程度であり、充分大きな値と
なっている。
ニウム材のヤング率は、上と同条件の場合約5200(
kgf/mm” )であり、前述のホウ素を4〜8vO
!χ分散させたマグネシウム系複合材料では、ヤング率
は約5200(kgf/mm” )である。また第5図
に示されるようにホウ素を分散させたマグネシュウム系
複合材料は、従来のマグネシウム合金(A Z 9 )
のヤング率4500(kgf/胴2)に比べ、充分に剛
性は向上している。更に、第6図に示されるように引張
強さも18Kgf/mm”程度であり、充分大きな値と
なっている。
尚、ホウ素を分散させるマグネシウム合金としては、特
に限定されないが、Mg−AN系(特にA f 3〜1
2重量%)、Mg−Affi−Zn(特にA2:3〜9
重量%、Z n : 0.1〜3.0重量%)などが用
いられる。
に限定されないが、Mg−AN系(特にA f 3〜1
2重量%)、Mg−Affi−Zn(特にA2:3〜9
重量%、Z n : 0.1〜3.0重量%)などが用
いられる。
ホウ素は粉末のほか、ウィスカーや短繊維などでもよい
。ホウ素の添加量は複合材料に基づいて2〜30体積%
の範囲内が好ましい。ホウ素の添加量が少ないと上述の
ように強度(ヤング率)向上の効果が小さく、またホウ
素の添加量が多すぎても成形性や均一分散性が劣り強度
向上効果が得られない。ホウ素の粒径等は0.1〜10
0 am程度が好ましい。マグネシウム又はマグネシウ
ム合金中にホウ素を分散させる方法は、特に限定されず
、例えば鋳造法でもよいが、マトリックス中へのホウ素
の分散を良くし、最終製品形状に近い形で成形するため
には、上述のように粉末冶金法によることが好ましい。
。ホウ素の添加量は複合材料に基づいて2〜30体積%
の範囲内が好ましい。ホウ素の添加量が少ないと上述の
ように強度(ヤング率)向上の効果が小さく、またホウ
素の添加量が多すぎても成形性や均一分散性が劣り強度
向上効果が得られない。ホウ素の粒径等は0.1〜10
0 am程度が好ましい。マグネシウム又はマグネシウ
ム合金中にホウ素を分散させる方法は、特に限定されず
、例えば鋳造法でもよいが、マトリックス中へのホウ素
の分散を良くし、最終製品形状に近い形で成形するため
には、上述のように粉末冶金法によることが好ましい。
この場合、マグネシウム又ハマグネシウム合金の粉末に
ホウ素の粉末又はウィスカー或いは短繊維を適当量添加
して慣用の粉末冶金法でプレス成形、焼結すればよい。
ホウ素の粉末又はウィスカー或いは短繊維を適当量添加
して慣用の粉末冶金法でプレス成形、焼結すればよい。
以上のようにヘッドアーム5の材料をホウ素を分散させ
たマグネシウム系複合材料として、ヘッドアーム5の線
膨張係数を所望の値とすることによって、サーボヘッド
8とは逆側の磁気ヘッド4aのオフトラックを防止する
ことができる。
たマグネシウム系複合材料として、ヘッドアーム5の線
膨張係数を所望の値とすることによって、サーボヘッド
8とは逆側の磁気ヘッド4aのオフトラックを防止する
ことができる。
また、同時にマグネシウム系複合材料を用いることで、
ヘッドアーム5の軽量化と高剛性化をも実現できる。
ヘッドアーム5の軽量化と高剛性化をも実現できる。
(発明の効果)
以上説明したように本発明によれば、ヘッドアームの材
料をマグネシウム合金中にホウ素を分散させた事により
、ヘッドアームの線膨張係数を、磁気ディスクの線膨張
係数の値より少し大きな所望の値とすることで、サーボ
ヘッドとは逆側のヘッドに発生する温度依存性のオフト
ラックを防止することができる。
料をマグネシウム合金中にホウ素を分散させた事により
、ヘッドアームの線膨張係数を、磁気ディスクの線膨張
係数の値より少し大きな所望の値とすることで、サーボ
ヘッドとは逆側のヘッドに発生する温度依存性のオフト
ラックを防止することができる。
また、線膨張係数を制御できる多孔質アルミニウム材に
合成樹脂を含浸・硬化させた材料では実現できなかった
軽量化と高剛性化を同時に実現することができ、磁気デ
ィスク装置の高速化をも可能にすることができる。
合成樹脂を含浸・硬化させた材料では実現できなかった
軽量化と高剛性化を同時に実現することができ、磁気デ
ィスク装置の高速化をも可能にすることができる。
第1図は本発明の磁気ディスクと磁気ヘン関係図、
第2図は磁気ディスク装置の概略図、
第3図は線膨張係数のBi依存性、
第4図はB添加量と密度の関係、
第5図はB添加量とヤング率の関係、
第6図は添加量と引張強さの関係である。
図において、
■は磁気ディスク、
4aはインナーヘッド、
8はサーボヘッド、
ドの
量(vo−12% )
米弯に、ハ立l)づポヒイ系数の 8% イ衣イ引4さ
L第 3図 84力ロ1トヒ宗度/)関イ浩 BAカロ量ヒマンゾ孝の関1遇(、
L第 3図 84力ロ1トヒ宗度/)関イ浩 BAカロ量ヒマンゾ孝の関1遇(、
Claims (1)
- 磁気ディスク装置に対し情報を記録再生する磁気ヘッド
を保持するヘッドアーム(5)であって、マグネシウム
合金中に磁気ディスク(1)の線膨張係数より大きな、
所望の線膨張係数となるように、ホウ素を分散させて形
成したマグネシウム系複合材料を使用したことを特徴と
する磁気ディスク装置用ヘッドアーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1242589A JPH02193373A (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 磁気ディスク装置用ヘッドアーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1242589A JPH02193373A (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 磁気ディスク装置用ヘッドアーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02193373A true JPH02193373A (ja) | 1990-07-31 |
Family
ID=11804926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1242589A Pending JPH02193373A (ja) | 1989-01-20 | 1989-01-20 | 磁気ディスク装置用ヘッドアーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02193373A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0537707A2 (en) * | 1991-10-15 | 1993-04-21 | Areal Technology, Inc. | Assembly of compact disk drive |
WO1996007181A1 (en) * | 1994-09-01 | 1996-03-07 | Metal Composite Technology Plc | Arm for disc drive and method of strengthening |
-
1989
- 1989-01-20 JP JP1242589A patent/JPH02193373A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0537707A2 (en) * | 1991-10-15 | 1993-04-21 | Areal Technology, Inc. | Assembly of compact disk drive |
EP0537707A3 (en) * | 1991-10-15 | 1993-09-29 | Areal Technology, Inc. | Assembly of compact disk drive |
WO1996007181A1 (en) * | 1994-09-01 | 1996-03-07 | Metal Composite Technology Plc | Arm for disc drive and method of strengthening |
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