JPH021919Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH021919Y2
JPH021919Y2 JP1983088649U JP8864983U JPH021919Y2 JP H021919 Y2 JPH021919 Y2 JP H021919Y2 JP 1983088649 U JP1983088649 U JP 1983088649U JP 8864983 U JP8864983 U JP 8864983U JP H021919 Y2 JPH021919 Y2 JP H021919Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aluminum
aluminum flakes
electromagnetic shielding
flakes
shielding performance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983088649U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59192897U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8864983U priority Critical patent/JPS59192897U/ja
Publication of JPS59192897U publication Critical patent/JPS59192897U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH021919Y2 publication Critical patent/JPH021919Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
この考案は硬質の圧延アルミニウム箔を裁断し
て巾1mm、長さ1から6mm、厚さ50から80μのア
ルミニウムフレークにし、このアルミニウムフレ
ークに熱可塑性合成樹脂を加えて加熱混練して板
状体にした電磁波シールド板に係るものである。 従来の電磁波シールド板は例えば特開昭54−
157763号公報に記載されているように鋳造的方法
により巾1mm、長さ1.4mm、厚さ25μのアルミニウ
ムフレークを造り、このアルミニウムフレークと
熱可塑性合成樹脂とを混合してから、加熱混練し
て板状体にしたものであるが、鋳造的方法で造つ
たアルミニウムフレークは厚みが比較的薄いもの
であり、厚みの精度があまりよくないとともに材
料強度も比較的小さいなどのためにこのアルミニ
ウムフレークと合成樹脂とを混合し、射出成形機
などにおいて圧力をかけて練りながら前進させる
とアルミニウムフレークが破壊されて電磁波シー
ルド性能があまりよくないという欠点がある。 この考案は従来の電磁波シールド板用アルミニ
ウムフレークが有する前記の欠点に鑑みて、アル
ミニウムフレークがほとんど破壊されずに電磁波
シールド性能をよくすることなどを目的としたも
のである。 次にこの考案の電磁波シールド板を1実施例に
ついて説明する。 アルミニウムまたはアルミニウム合金鋳塊を圧
延して厚さ60μ位アルミニウム箔にする。この圧
延したアルミニウム箔は引張強度12Kg/mm2以上を
有し、硬質のアルミニウム箔であり、この硬質ア
ルミニウム箔を巾が1mm位、長さが1mmから6mm
位に裁断してアルミニウムフレーク1にする。 このアルミニウムフレーク1とアクリルブタジ
エンスチレン共重合体(ABS樹脂)2とを43対
57の重量比率で加えて、加熱混練して板状体に成
形した電磁波シールド板3である。 この実施例の電磁波シールド板3では使用する
アルミニウムフレーク1として長さが1mmから6
mm位のものについて説明した。アルミニウムフレ
ークの長さは実験してみると長い方が電磁波シー
ルド性能がよくなる。しかしながらアルミニウム
フレークの長さがあまり長いと熱可塑性合成樹脂
と混練時などに長いアルミニウムフレークが切れ
て短かくなつてしまうので混練前のアルミニウム
フレークの長さは6mm位までである。 また使用するアルミニウムフレークの混さはこ
の実施例の電磁波シールド板3のように60μ位の
厚さだと電磁波シールド性能がよくなるが、従来
品のようにアルミニウムフレークの厚さが例えば
25μ位の薄さだと電磁波シールド性能はあまりよ
くない。 次にこの考案の電磁波シールド板と従来品とを
電磁波シールド性能について実験した結果は次の
通りである。
【表】 この実験結果からこの考案の電磁波シールド板
は従来の電磁波シールド板よりシールド性能が極
めてよいことが判る。例えばこの考案のアルミニ
ウムフレークの厚さ70μで含有率35重量%のもの
と従来品のアルミニウムフレークの厚さ25μで含
有率35重量%のものとを比較すると、シールド性
能が100MHzでは電界が本考案品は62dB(これは
1/1259に減衰したことになる)であるのに対し
て従来品は28dB(これは1/25に減衰したことに
なる)であり、約50倍のシールド性能を有する。
また磁界が本考案品は16dB(これは1/6.31に減
衰したことになる)であるのに対して従来品は
1dB(これは1/1.12に減衰したことになる)で
あるから、約5.6倍のシールド性能を有しており、
本考案品は従来品よりシールド性能が極めてよ
い。 このようにこの考案の電磁波シールド板のシー
ルド性能がよくなるのは使用するアルミニウムフ
レークとして厚さを50〜80μに圧延したアルミニ
ウム合金箔を裁断したのでフレークの厚み精度が
よいとともに表面粗さは1.0S以下と滑らかであ
る。更に硬質のアルミニウムフレークを用いるた
めに材料強度が比較的大きく、かつ安定してい
る。このアルミニウムフレークと合成樹脂とを加
圧混練しながら成形してもアルミニウムフレーク
がほとんど破壊されないため体積固有抵抗を低く
押えることができるためであろう。 この考案の電磁波シールド板はアルミニウムフ
レークがほとんど破壊されないため電磁波シール
ド性能をよくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案品の1部平面図、第2図は側面
図である。 1はアルミニウムフレーク、2はアクリルブタ
ジエンスチレン共重合体、3は電磁波シールド
板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 硬質の圧延アルミニウム箔およびアルミニウム
    合金箔を裁断して巾約1mm、長さ約1から6mm、
    厚さ約50から80μのアルミニウムフレークにし、
    該アルミニウムフレークと熱可塑性合成樹脂とを
    25から45重量%対75から55重量%との比率で加え
    て、加熱混練して板状体に成形してなる電磁波シ
    ールド板。
JP8864983U 1983-06-10 1983-06-10 電磁波シ−ルド板 Granted JPS59192897U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8864983U JPS59192897U (ja) 1983-06-10 1983-06-10 電磁波シ−ルド板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8864983U JPS59192897U (ja) 1983-06-10 1983-06-10 電磁波シ−ルド板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59192897U JPS59192897U (ja) 1984-12-21
JPH021919Y2 true JPH021919Y2 (ja) 1990-01-17

Family

ID=30218558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8864983U Granted JPS59192897U (ja) 1983-06-10 1983-06-10 電磁波シ−ルド板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59192897U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5460504A (en) * 1977-10-24 1979-05-16 Toray Industries Radio wave shielding material
JPS58101499A (ja) * 1981-12-12 1983-06-16 山本 博章 電気的遮蔽用人工樹脂

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5460504A (en) * 1977-10-24 1979-05-16 Toray Industries Radio wave shielding material
JPS58101499A (ja) * 1981-12-12 1983-06-16 山本 博章 電気的遮蔽用人工樹脂

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59192897U (ja) 1984-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES436997A1 (es) Procedimiento para la obtencion de compuestos de moldeo.
US4722824A (en) Method of joining green bodies prior to sintering
JPH021919Y2 (ja)
AU6152886A (en) Method and apparatus for forming shaped pieces of insulation
US4961879A (en) Conductive metal-filled substrates via developing agents
JP2840220B2 (ja) 原料肉塊の成型方法
CA2279598A1 (en) Apparatus for determining properties of an electrically conductive object
US2201366A (en) Mold composition and method of producing same
JPS5268285A (en) Process for producing coagulated latices
JPS5224117A (en) Non-orientated electromagnetic steel plate having resistace against we athering and its manufacturing method
JPS579244A (en) Manufacture of rotor
JPS59102937A (ja) 電磁波遮蔽用導電性樹脂組成物
JPS5767618A (en) Unsaturated polyester refin composition
USD154080S (en) Stevens automobile
KR920016229A (ko) 강을 가진 고무괴의 처리방법
NISHIMURA ASSOCIATION FOR THE STUDY IN SOCIALIST ECONOMIES
JPS55105818A (en) Magnetic head
JPS58183000U (ja) 遮音板
USD173558S (en) Automatic register
JPS5636507A (en) Polymerization of haloalkylstyrene
JPS5347480A (en) Method for increasing density of coagulated particles
JPS53140348A (en) Thermoplastic resin composition
FR2076161A5 (en) Silicon carbide and boron carbide articles
JPS55139218A (en) Double side adhesion of vinyl sheets and metal molds for adhesion
KR840000354A (ko) 미립수지의 균일성을 증가시크는 방법