JPH021919Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH021919Y2 JPH021919Y2 JP1983088649U JP8864983U JPH021919Y2 JP H021919 Y2 JPH021919 Y2 JP H021919Y2 JP 1983088649 U JP1983088649 U JP 1983088649U JP 8864983 U JP8864983 U JP 8864983U JP H021919 Y2 JPH021919 Y2 JP H021919Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum
- aluminum flakes
- electromagnetic shielding
- flakes
- shielding performance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 32
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims description 32
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims description 7
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 6
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 6
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 claims description 4
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 claims description 4
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 238000004898 kneading Methods 0.000 claims description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims 1
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 3
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 229920000122 acrylonitrile butadiene styrene Polymers 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000001746 injection moulding Methods 0.000 description 1
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
この考案は硬質の圧延アルミニウム箔を裁断し
て巾1mm、長さ1から6mm、厚さ50から80μのア
ルミニウムフレークにし、このアルミニウムフレ
ークに熱可塑性合成樹脂を加えて加熱混練して板
状体にした電磁波シールド板に係るものである。 従来の電磁波シールド板は例えば特開昭54−
157763号公報に記載されているように鋳造的方法
により巾1mm、長さ1.4mm、厚さ25μのアルミニウ
ムフレークを造り、このアルミニウムフレークと
熱可塑性合成樹脂とを混合してから、加熱混練し
て板状体にしたものであるが、鋳造的方法で造つ
たアルミニウムフレークは厚みが比較的薄いもの
であり、厚みの精度があまりよくないとともに材
料強度も比較的小さいなどのためにこのアルミニ
ウムフレークと合成樹脂とを混合し、射出成形機
などにおいて圧力をかけて練りながら前進させる
とアルミニウムフレークが破壊されて電磁波シー
ルド性能があまりよくないという欠点がある。 この考案は従来の電磁波シールド板用アルミニ
ウムフレークが有する前記の欠点に鑑みて、アル
ミニウムフレークがほとんど破壊されずに電磁波
シールド性能をよくすることなどを目的としたも
のである。 次にこの考案の電磁波シールド板を1実施例に
ついて説明する。 アルミニウムまたはアルミニウム合金鋳塊を圧
延して厚さ60μ位アルミニウム箔にする。この圧
延したアルミニウム箔は引張強度12Kg/mm2以上を
有し、硬質のアルミニウム箔であり、この硬質ア
ルミニウム箔を巾が1mm位、長さが1mmから6mm
位に裁断してアルミニウムフレーク1にする。 このアルミニウムフレーク1とアクリルブタジ
エンスチレン共重合体(ABS樹脂)2とを43対
57の重量比率で加えて、加熱混練して板状体に成
形した電磁波シールド板3である。 この実施例の電磁波シールド板3では使用する
アルミニウムフレーク1として長さが1mmから6
mm位のものについて説明した。アルミニウムフレ
ークの長さは実験してみると長い方が電磁波シー
ルド性能がよくなる。しかしながらアルミニウム
フレークの長さがあまり長いと熱可塑性合成樹脂
と混練時などに長いアルミニウムフレークが切れ
て短かくなつてしまうので混練前のアルミニウム
フレークの長さは6mm位までである。 また使用するアルミニウムフレークの混さはこ
の実施例の電磁波シールド板3のように60μ位の
厚さだと電磁波シールド性能がよくなるが、従来
品のようにアルミニウムフレークの厚さが例えば
25μ位の薄さだと電磁波シールド性能はあまりよ
くない。 次にこの考案の電磁波シールド板と従来品とを
電磁波シールド性能について実験した結果は次の
通りである。
て巾1mm、長さ1から6mm、厚さ50から80μのア
ルミニウムフレークにし、このアルミニウムフレ
ークに熱可塑性合成樹脂を加えて加熱混練して板
状体にした電磁波シールド板に係るものである。 従来の電磁波シールド板は例えば特開昭54−
157763号公報に記載されているように鋳造的方法
により巾1mm、長さ1.4mm、厚さ25μのアルミニウ
ムフレークを造り、このアルミニウムフレークと
熱可塑性合成樹脂とを混合してから、加熱混練し
て板状体にしたものであるが、鋳造的方法で造つ
たアルミニウムフレークは厚みが比較的薄いもの
であり、厚みの精度があまりよくないとともに材
料強度も比較的小さいなどのためにこのアルミニ
ウムフレークと合成樹脂とを混合し、射出成形機
などにおいて圧力をかけて練りながら前進させる
とアルミニウムフレークが破壊されて電磁波シー
ルド性能があまりよくないという欠点がある。 この考案は従来の電磁波シールド板用アルミニ
ウムフレークが有する前記の欠点に鑑みて、アル
ミニウムフレークがほとんど破壊されずに電磁波
シールド性能をよくすることなどを目的としたも
のである。 次にこの考案の電磁波シールド板を1実施例に
ついて説明する。 アルミニウムまたはアルミニウム合金鋳塊を圧
延して厚さ60μ位アルミニウム箔にする。この圧
延したアルミニウム箔は引張強度12Kg/mm2以上を
有し、硬質のアルミニウム箔であり、この硬質ア
ルミニウム箔を巾が1mm位、長さが1mmから6mm
位に裁断してアルミニウムフレーク1にする。 このアルミニウムフレーク1とアクリルブタジ
エンスチレン共重合体(ABS樹脂)2とを43対
57の重量比率で加えて、加熱混練して板状体に成
形した電磁波シールド板3である。 この実施例の電磁波シールド板3では使用する
アルミニウムフレーク1として長さが1mmから6
mm位のものについて説明した。アルミニウムフレ
ークの長さは実験してみると長い方が電磁波シー
ルド性能がよくなる。しかしながらアルミニウム
フレークの長さがあまり長いと熱可塑性合成樹脂
と混練時などに長いアルミニウムフレークが切れ
て短かくなつてしまうので混練前のアルミニウム
フレークの長さは6mm位までである。 また使用するアルミニウムフレークの混さはこ
の実施例の電磁波シールド板3のように60μ位の
厚さだと電磁波シールド性能がよくなるが、従来
品のようにアルミニウムフレークの厚さが例えば
25μ位の薄さだと電磁波シールド性能はあまりよ
くない。 次にこの考案の電磁波シールド板と従来品とを
電磁波シールド性能について実験した結果は次の
通りである。
【表】
この実験結果からこの考案の電磁波シールド板
は従来の電磁波シールド板よりシールド性能が極
めてよいことが判る。例えばこの考案のアルミニ
ウムフレークの厚さ70μで含有率35重量%のもの
と従来品のアルミニウムフレークの厚さ25μで含
有率35重量%のものとを比較すると、シールド性
能が100MHzでは電界が本考案品は62dB(これは
1/1259に減衰したことになる)であるのに対し
て従来品は28dB(これは1/25に減衰したことに
なる)であり、約50倍のシールド性能を有する。
また磁界が本考案品は16dB(これは1/6.31に減
衰したことになる)であるのに対して従来品は
1dB(これは1/1.12に減衰したことになる)で
あるから、約5.6倍のシールド性能を有しており、
本考案品は従来品よりシールド性能が極めてよ
い。 このようにこの考案の電磁波シールド板のシー
ルド性能がよくなるのは使用するアルミニウムフ
レークとして厚さを50〜80μに圧延したアルミニ
ウム合金箔を裁断したのでフレークの厚み精度が
よいとともに表面粗さは1.0S以下と滑らかであ
る。更に硬質のアルミニウムフレークを用いるた
めに材料強度が比較的大きく、かつ安定してい
る。このアルミニウムフレークと合成樹脂とを加
圧混練しながら成形してもアルミニウムフレーク
がほとんど破壊されないため体積固有抵抗を低く
押えることができるためであろう。 この考案の電磁波シールド板はアルミニウムフ
レークがほとんど破壊されないため電磁波シール
ド性能をよくすることができる。
は従来の電磁波シールド板よりシールド性能が極
めてよいことが判る。例えばこの考案のアルミニ
ウムフレークの厚さ70μで含有率35重量%のもの
と従来品のアルミニウムフレークの厚さ25μで含
有率35重量%のものとを比較すると、シールド性
能が100MHzでは電界が本考案品は62dB(これは
1/1259に減衰したことになる)であるのに対し
て従来品は28dB(これは1/25に減衰したことに
なる)であり、約50倍のシールド性能を有する。
また磁界が本考案品は16dB(これは1/6.31に減
衰したことになる)であるのに対して従来品は
1dB(これは1/1.12に減衰したことになる)で
あるから、約5.6倍のシールド性能を有しており、
本考案品は従来品よりシールド性能が極めてよ
い。 このようにこの考案の電磁波シールド板のシー
ルド性能がよくなるのは使用するアルミニウムフ
レークとして厚さを50〜80μに圧延したアルミニ
ウム合金箔を裁断したのでフレークの厚み精度が
よいとともに表面粗さは1.0S以下と滑らかであ
る。更に硬質のアルミニウムフレークを用いるた
めに材料強度が比較的大きく、かつ安定してい
る。このアルミニウムフレークと合成樹脂とを加
圧混練しながら成形してもアルミニウムフレーク
がほとんど破壊されないため体積固有抵抗を低く
押えることができるためであろう。 この考案の電磁波シールド板はアルミニウムフ
レークがほとんど破壊されないため電磁波シール
ド性能をよくすることができる。
第1図は本考案品の1部平面図、第2図は側面
図である。 1はアルミニウムフレーク、2はアクリルブタ
ジエンスチレン共重合体、3は電磁波シールド
板。
図である。 1はアルミニウムフレーク、2はアクリルブタ
ジエンスチレン共重合体、3は電磁波シールド
板。
Claims (1)
- 硬質の圧延アルミニウム箔およびアルミニウム
合金箔を裁断して巾約1mm、長さ約1から6mm、
厚さ約50から80μのアルミニウムフレークにし、
該アルミニウムフレークと熱可塑性合成樹脂とを
25から45重量%対75から55重量%との比率で加え
て、加熱混練して板状体に成形してなる電磁波シ
ールド板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8864983U JPS59192897U (ja) | 1983-06-10 | 1983-06-10 | 電磁波シ−ルド板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8864983U JPS59192897U (ja) | 1983-06-10 | 1983-06-10 | 電磁波シ−ルド板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59192897U JPS59192897U (ja) | 1984-12-21 |
JPH021919Y2 true JPH021919Y2 (ja) | 1990-01-17 |
Family
ID=30218558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8864983U Granted JPS59192897U (ja) | 1983-06-10 | 1983-06-10 | 電磁波シ−ルド板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59192897U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5460504A (en) * | 1977-10-24 | 1979-05-16 | Toray Industries | Radio wave shielding material |
JPS58101499A (ja) * | 1981-12-12 | 1983-06-16 | 山本 博章 | 電気的遮蔽用人工樹脂 |
-
1983
- 1983-06-10 JP JP8864983U patent/JPS59192897U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5460504A (en) * | 1977-10-24 | 1979-05-16 | Toray Industries | Radio wave shielding material |
JPS58101499A (ja) * | 1981-12-12 | 1983-06-16 | 山本 博章 | 電気的遮蔽用人工樹脂 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59192897U (ja) | 1984-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES436997A1 (es) | Procedimiento para la obtencion de compuestos de moldeo. | |
US4722824A (en) | Method of joining green bodies prior to sintering | |
JPH021919Y2 (ja) | ||
AU6152886A (en) | Method and apparatus for forming shaped pieces of insulation | |
US4961879A (en) | Conductive metal-filled substrates via developing agents | |
JP2840220B2 (ja) | 原料肉塊の成型方法 | |
CA2279598A1 (en) | Apparatus for determining properties of an electrically conductive object | |
US2201366A (en) | Mold composition and method of producing same | |
JPS5268285A (en) | Process for producing coagulated latices | |
JPS5224117A (en) | Non-orientated electromagnetic steel plate having resistace against we athering and its manufacturing method | |
JPS579244A (en) | Manufacture of rotor | |
JPS59102937A (ja) | 電磁波遮蔽用導電性樹脂組成物 | |
JPS5767618A (en) | Unsaturated polyester refin composition | |
USD154080S (en) | Stevens automobile | |
KR920016229A (ko) | 강을 가진 고무괴의 처리방법 | |
NISHIMURA | ASSOCIATION FOR THE STUDY IN SOCIALIST ECONOMIES | |
JPS55105818A (en) | Magnetic head | |
JPS58183000U (ja) | 遮音板 | |
USD173558S (en) | Automatic register | |
JPS5636507A (en) | Polymerization of haloalkylstyrene | |
JPS5347480A (en) | Method for increasing density of coagulated particles | |
JPS53140348A (en) | Thermoplastic resin composition | |
FR2076161A5 (en) | Silicon carbide and boron carbide articles | |
JPS55139218A (en) | Double side adhesion of vinyl sheets and metal molds for adhesion | |
KR840000354A (ko) | 미립수지의 균일성을 증가시크는 방법 |