JPH02190322A - 皮革または合成樹脂シートの修理方法 - Google Patents
皮革または合成樹脂シートの修理方法Info
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はホテル、レストラン等の備品や乗用車の皮革ま
たは合成樹脂シート若しくは家具、かばん等の修理方法
に関するものである。
たは合成樹脂シート若しくは家具、かばん等の修理方法
に関するものである。
(従来の技術)
皮張りのソファ等が破れたり傷ついたりといったことは
よくあることで、その補修となると張り替え以外に手が
ないというのが使い手のヤーザーも供給側のメーカー、
販売店も実情であった。
よくあることで、その補修となると張り替え以外に手が
ないというのが使い手のヤーザーも供給側のメーカー、
販売店も実情であった。
(発明が解決しようとする課題)
そこで本発明の目的は、張り替えることなく皮革または
合成樹脂シートの破れ傷を全くもとどうりの状態に補修
してしまうという技術を提供することにある。
合成樹脂シートの破れ傷を全くもとどうりの状態に補修
してしまうという技術を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために本発明の皮革または合成樹脂
シートの修理方法は、 イ)グレイン組成物を該シートの基面に塗布し゛硬化さ
せた後剥離して、基面の素材の型を有する弾性グレイン
マットを作成し、 口)傷口およびその周囲をクリーニングした後該傷口に
コンパウンドを塗布し硬化させて傷口を平面とし、 ハ)平面としたコンパウンド上をバリアコートで被覆し
た後、得られた被膜を熱風で乾燥させ、二)上記被膜上
に染料を軽くふりかけグレイン付けの良否を判断した後
更に修理箇所をバリアコートおよびラッカーで被覆し、
次いで熱風乾燥させ、 ホ)乾燥した修理箇所に、上記グレインマットの基面の
素材の型を有する面を加熱下で数秒乃至十数秒間加圧密
着させた後該グレインマットを剥離し、 へ)しかる後、上記修理箇所に染料を該修理箇所よりも
大き目に塗布し乾燥させた後その上を仕上げ剤で被覆す
るものである。
シートの修理方法は、 イ)グレイン組成物を該シートの基面に塗布し゛硬化さ
せた後剥離して、基面の素材の型を有する弾性グレイン
マットを作成し、 口)傷口およびその周囲をクリーニングした後該傷口に
コンパウンドを塗布し硬化させて傷口を平面とし、 ハ)平面としたコンパウンド上をバリアコートで被覆し
た後、得られた被膜を熱風で乾燥させ、二)上記被膜上
に染料を軽くふりかけグレイン付けの良否を判断した後
更に修理箇所をバリアコートおよびラッカーで被覆し、
次いで熱風乾燥させ、 ホ)乾燥した修理箇所に、上記グレインマットの基面の
素材の型を有する面を加熱下で数秒乃至十数秒間加圧密
着させた後該グレインマットを剥離し、 へ)しかる後、上記修理箇所に染料を該修理箇所よりも
大き目に塗布し乾燥させた後その上を仕上げ剤で被覆す
るものである。
以下、本発明を具体的に説明する。
先ず本発明のイ)の工程においては、修理部分の素材の
型(模様)を取るために、汚れをとった所定の基面にグ
レイン組成物を塗布し硬化させた後剥離する。かかる塗
布の際、傷口を覆える適切な大きさに祇テープを四角形
に貼り、その中にグレイン組成物を塗布すると便宜であ
る。但し、祇テープは塗布後直ちに剥す。
型(模様)を取るために、汚れをとった所定の基面にグ
レイン組成物を塗布し硬化させた後剥離する。かかる塗
布の際、傷口を覆える適切な大きさに祇テープを四角形
に貼り、その中にグレイン組成物を塗布すると便宜であ
る。但し、祇テープは塗布後直ちに剥す。
グレイン組成物は、シリコーンゴムを主成分とし二酸化
ケイ素を含有するグレインコンパウンド(例えば商品名
Rコンパウンド、ウェスタン・パイニールリペア・コン
パニー類)と、2−エチルヘキサン酸第−スズ(例えば
商品名Rカタリスト、ウェスタン・パイニールリペア・
コンパニー類)とを混合することにより調製する。混合
比率は、例えばR−コンパウンド5ccに対しR−カフ
リスト3滴とするのが好ましい。
ケイ素を含有するグレインコンパウンド(例えば商品名
Rコンパウンド、ウェスタン・パイニールリペア・コン
パニー類)と、2−エチルヘキサン酸第−スズ(例えば
商品名Rカタリスト、ウェスタン・パイニールリペア・
コンパニー類)とを混合することにより調製する。混合
比率は、例えばR−コンパウンド5ccに対しR−カフ
リスト3滴とするのが好ましい。
グレイン組成物は固まらないように素早く引きのばし、
大きなグレインマットを作るときは定規等を使うときれ
いにできる。塗布後10〜15分間放置後、グレインマ
ットを基面より剥がし、以下の使用工程に供する。
大きなグレインマットを作るときは定規等を使うときれ
いにできる。塗布後10〜15分間放置後、グレインマ
ットを基面より剥がし、以下の使用工程に供する。
尚、傷口面に凹凸模様力5−あるときは上述の如く傷口
の模様に合った基面査選定してグレインマットを作成す
るが、傷口が平坦な場合にはグレインマットは不要であ
る。
の模様に合った基面査選定してグレインマットを作成す
るが、傷口が平坦な場合にはグレインマットは不要であ
る。
次に本発明の口)の工程においては、本発明に係る特殊
コンパウンドを傷口に塗り込む前に傷口およびその周囲
を溶剤(通常芳香族炭化水素、例えば商品名サイクロン
25、ウェスタン・パイニールリペア・コンパニー類)
でクリーニングする。
コンパウンドを傷口に塗り込む前に傷口およびその周囲
を溶剤(通常芳香族炭化水素、例えば商品名サイクロン
25、ウェスタン・パイニールリペア・コンパニー類)
でクリーニングする。
傷口に塗り込む特殊コンパウンドはポリ塩化ビニルまた
は塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体を主成分とする可塑
性合成樹脂である(例えば商品名パイニールリペアコン
パウンド、ウェスタン・パイニールリペア・コンパニー
類)。このコンパウンドを傷口に塗り込んだ後硬化させ
、この処理2回でほぼ平面としておくのが好ましい。か
かる塗り込みの際、傷口よりも若干大き目の布地等のメ
ツシュシートを傷口に宛てがうのが好ましく、傷口から
はみ出した部分は合成樹脂シートの場合には基面に融合
させ、天然皮革の場合には基面の下に潜り込ませる。か
かるメツシュシートの選択は素材の厚さ、素材の古さに
よる。メツシュシートを宛てがうことにより強度が大幅
に向上するため、例えばイスの腰かけ部分を修理すると
きには特に好ましい。
は塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体を主成分とする可塑
性合成樹脂である(例えば商品名パイニールリペアコン
パウンド、ウェスタン・パイニールリペア・コンパニー
類)。このコンパウンドを傷口に塗り込んだ後硬化させ
、この処理2回でほぼ平面としておくのが好ましい。か
かる塗り込みの際、傷口よりも若干大き目の布地等のメ
ツシュシートを傷口に宛てがうのが好ましく、傷口から
はみ出した部分は合成樹脂シートの場合には基面に融合
させ、天然皮革の場合には基面の下に潜り込ませる。か
かるメツシュシートの選択は素材の厚さ、素材の古さに
よる。メツシュシートを宛てがうことにより強度が大幅
に向上するため、例えばイスの腰かけ部分を修理すると
きには特に好ましい。
本発明のハ)の工程では、完全に平面としたコンパウン
ドが硬化した後、該コンパウンド上をバリアコートで被
覆した後、得られた被膜を例えばヒートガンを用いて熱
風乾燥させる。かかるバリアコートはケトン類と芳香族
炭化水素との混合物を主成分とする(例えば商品名バリ
アコート、ウェスタン・パイニールリペア・コンパニー
類)。
ドが硬化した後、該コンパウンド上をバリアコートで被
覆した後、得られた被膜を例えばヒートガンを用いて熱
風乾燥させる。かかるバリアコートはケトン類と芳香族
炭化水素との混合物を主成分とする(例えば商品名バリ
アコート、ウェスタン・パイニールリペア・コンパニー
類)。
次に二)の工程では、基面の色に合わせた染料を上記バ
リアコートの被膜上に軽くふりかけグレイン付けの良否
を判断した後、更にこの修理箇所を同様のバリアコート
およびラッカーで被覆し、次いで上記と同様に、例えば
ヒートガンを用いて乾燥させる。かかる処理を施すこと
は、その後のグレイン付けを助けることになる。尚ここ
で使用するラッカーはバリアコートと同様にケトン類と
芳香族炭化水素との混合物を主成分とし、−例としては
ジエチルケトンまたは2−ブタノン20〜40%とトル
エン、ドルオール又はベンゼン20〜40%とシクロへ
キサノン5〜15%との混合物(例えば商品名パイニー
ルラッカー、ウェスタン・パイニールリペア・コンパニ
ー類)を挙げることができる。
リアコートの被膜上に軽くふりかけグレイン付けの良否
を判断した後、更にこの修理箇所を同様のバリアコート
およびラッカーで被覆し、次いで上記と同様に、例えば
ヒートガンを用いて乾燥させる。かかる処理を施すこと
は、その後のグレイン付けを助けることになる。尚ここ
で使用するラッカーはバリアコートと同様にケトン類と
芳香族炭化水素との混合物を主成分とし、−例としては
ジエチルケトンまたは2−ブタノン20〜40%とトル
エン、ドルオール又はベンゼン20〜40%とシクロへ
キサノン5〜15%との混合物(例えば商品名パイニー
ルラッカー、ウェスタン・パイニールリペア・コンパニ
ー類)を挙げることができる。
その後の本発明のホ)のダレイン付は工程では、予め作
成しておいたグレインマットを上記修理箇所に、グレイ
ンマットの基面の素材の型(模様)と傷口周囲との型(
模様)とが合うように合わせる。しかる後、はんだごて
の如き手段によりグレインマットの型(模様)を修理箇
所に数秒乃至士数秒かけて焼き付ける。
成しておいたグレインマットを上記修理箇所に、グレイ
ンマットの基面の素材の型(模様)と傷口周囲との型(
模様)とが合うように合わせる。しかる後、はんだごて
の如き手段によりグレインマットの型(模様)を修理箇
所に数秒乃至士数秒かけて焼き付ける。
上記修理箇所を十分に冷やした後、最後のへ)の仕上げ
工程において、基面と同じ色の染料を修理箇所よりも大
き目に塗布する。かかる染料の塗布はウェスタン・パイ
ニールリペア・コンパニー類の染料(商品名パイニール
ペースト)の吹き付けにより行うのが好ましい。染料を
塗り付は乾燥させた後、その上に仕上げ剤をリント布を
用いて被覆する。仕上げ剤はパイニールリペア・コンパ
ニー類のパイニールガード(商品名)を使用するのが好
ましい。
工程において、基面と同じ色の染料を修理箇所よりも大
き目に塗布する。かかる染料の塗布はウェスタン・パイ
ニールリペア・コンパニー類の染料(商品名パイニール
ペースト)の吹き付けにより行うのが好ましい。染料を
塗り付は乾燥させた後、その上に仕上げ剤をリント布を
用いて被覆する。仕上げ剤はパイニールリペア・コンパ
ニー類のパイニールガード(商品名)を使用するのが好
ましい。
本発明の方法は、ホテル、レストラン等の備品や乗用車
の皮革、ライダースーツ、合成樹脂シート、モケット、
家具、かばん等の修理に幅広く適用可能である。
の皮革、ライダースーツ、合成樹脂シート、モケット、
家具、かばん等の修理に幅広く適用可能である。
(実施例)
本発明の修理方法を十数センチに亘り破れた箇所を有す
る皮革製のソファに適用したところ、全修理時間は約2
0分であった。仕上がり具合は修理跡、傷跡が全く分か
らなくなり、また強度はもとの素材の4〜6倍程度とな
った。
る皮革製のソファに適用したところ、全修理時間は約2
0分であった。仕上がり具合は修理跡、傷跡が全く分か
らなくなり、また強度はもとの素材の4〜6倍程度とな
った。
尚、本発明で用いた種々の配合剤はいずれも人体に特に
害を及ぼすものではない。
害を及ぼすものではない。
(発明の効果)
以上説明してきたように本発明の方法は、皮革または合
成樹脂シートの彼れや傷を全くもととうりの状態に補修
することができ、修理箇所の強度はもとの素材の4〜6
倍となり、また費用は張り替えの20〜25%と極めて
安価である。
成樹脂シートの彼れや傷を全くもととうりの状態に補修
することができ、修理箇所の強度はもとの素材の4〜6
倍となり、また費用は張り替えの20〜25%と極めて
安価である。
更に本発明の修理方法に用いる道具はコンパクトなキッ
トとすることができ、しかも作業が簡単であるため、出
張サービスを行うこともできる。
トとすることができ、しかも作業が簡単であるため、出
張サービスを行うこともできる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、皮革または合成樹脂シートの破れた部分又は傷つい
た部分(傷口)をもとの状態に修理する方法において、 グレイン組成物を該シートの基面に塗布し 硬化させた後剥離して、基面の素材の型を有する弾性グ
レインマットを作成し、 傷口およびその周囲をクリーニングした後 該傷口にコンパウンドを塗布し硬化させて傷口を平面と
し、 平面としたコンパウンド上をバリアコート で被覆した後得られた被膜を熱風で乾燥させ、上記被膜
上に染料を軽くふりかけグレイン 付けの良否を判断した後更に修理箇所をバリアコートお
よびラッカーで被覆し、次いで熱風乾燥させ、 乾燥した修理箇所に、上記グレインマット の基面の素材の型を有する面を加熱下で数秒乃至十数秒
間加圧密着させた後該グレインマットを剥離し、 しかる後、上記修理箇所に染料を該修理箇 所よりも大き目に塗布し乾燥させた後その上を仕上げ剤
で被覆することを特徴とする皮革または合成樹脂シート
の修理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP140489A JPH02190322A (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | 皮革または合成樹脂シートの修理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP140489A JPH02190322A (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | 皮革または合成樹脂シートの修理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02190322A true JPH02190322A (ja) | 1990-07-26 |
Family
ID=11500555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP140489A Pending JPH02190322A (ja) | 1989-01-09 | 1989-01-09 | 皮革または合成樹脂シートの修理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02190322A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105500803A (zh) * | 2015-12-04 | 2016-04-20 | 东莞市天熠皮业科技股份有限公司 | 一种碎皮料的加工方法 |
-
1989
- 1989-01-09 JP JP140489A patent/JPH02190322A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105500803A (zh) * | 2015-12-04 | 2016-04-20 | 东莞市天熠皮业科技股份有限公司 | 一种碎皮料的加工方法 |
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