JPH0219017Y2 - - Google Patents

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JPH0219017Y2
JPH0219017Y2 JP1983092434U JP9243483U JPH0219017Y2 JP H0219017 Y2 JPH0219017 Y2 JP H0219017Y2 JP 1983092434 U JP1983092434 U JP 1983092434U JP 9243483 U JP9243483 U JP 9243483U JP H0219017 Y2 JPH0219017 Y2 JP H0219017Y2
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Japan
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brake
kink
fan
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JP1983092434U
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JPS59196026U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はキンクをもつた結束紐を切断すること
なく、ブレーキを掛けながら通過させるための紐
ブレーキ装置の考案に関するものである。
(ロ) 従来技術 従来から、紐ブレーキに関する技術は公知とさ
れているのである。
例えば実開昭49−144742号公報に記載の技術の
如くである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 キンクは結束紐の縺れや捩れであり、結束紐を
結束ケース内から引き出してくる途中で生じるも
のである。
上記の従来技術においては、キンクのある結束
紐が紐ブレーキ装置内を通過する場合には、バネ
により付勢された2枚の紐ブレーキ板間に結束紐
のキンクが引掛かりキンクの箇所で切れるのであ
る。このためにキンクの生ずるごとに結束紐が切
れ、その度に作業を中止して紐通しをする必要が
あつた。
このキンクの切れを無くすには、2枚の紐ブレ
ーキ板の間にバネ圧を小さくしてキンクの通過を
容易にすることが出来るが、この方法によると、
結束紐に与える充分なバネ圧が得られず、結束紐
のたるみ等が生じて紐ブレーキ本来の役割を果た
すことが出来ない。
これらの点を解消すべく本考案は、ブレーキ板
の紐通路よりもやや側方のバネ圧の小さな部分に
紐通路を有し、該紐通路の入口となるブレーキ板
の縁には、それぞれ扇状の凹凸を設け、結束紐の
キンクが該扇状の凹部からバネ圧の小さい紐通路
Yに滑り込み、通過するように構成することによ
り、キンクがないときには従来通りの結束紐の通
路を通過し、結束紐のキンクが通過する際にはバ
ネ圧の小さい部分を通過するので、結束紐のたわ
み等を生じることなく、キンクによる結束紐の切
れを無くすことを目的としたものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
バネにより付勢した2枚のブレーキ板12,1
4の間で、結束紐7にキンク7aが無い場合に通
常結束紐7が通過する紐通路Xに対し、結束紐7
が迂回通過する離れた位置で、かつバネ圧の小さ
い位置に、ブレーキ板12,14の間に間隙を構
成する扇状の凹部L.Rを構成し、該扇状の凹部L.
Rは紐ケース3側の入口部を広く構成し、該入口
部を通常の紐通路Xの入口部に重複させたもので
ある。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図は結束紐の後面図、第2図は紐ケースの
後面図、第3図は従来の紐ブレーキの後面断面
図、第4図は同じく平面図、第5図は同じく側面
図、第6図は本考案の紐ブレーキ装置、第7図は
本考案の紐ブレーキ装置の内部後面図、第8図は
同じく平面断面図、第9図は同じく側面断面図、
第10図は他の実施例である紐ブレーキ装置の内
部後面図、第11図は同じく平面図、第12図は
同じく側面図である。
コンバインは圃場を前進しながら、穀稈を分草
して刈り取り・脱穀するための作業機であり、脱
穀後の排稈はコンバインの後面に装着されている
結束機A内で集束して結束され、圃場に放出され
る。
この結束機Aは第1図に示す如く、結束機カバ
ー1内に設けられており、この結束機カバー1に
は傾斜したデツキや結節ケース2・結節装置・放
出装置、更に紐ケース3等が設けられている。
そして紐ケース3の前部及び下部には左右に渡
つてスライド支持パイプ4,4がそれぞれ設けら
れており、これら2本のスライド支持パイプ4,
4によつて結束機Aが支持されている。
そしてスライド支持パイプ4,4上にはスライ
ド体5等が装備されてスライドする。
そしてスライド後の位置において、固定ハンド
ル26,27,28の3点でカム装置によりスラ
イド体5等を締め付けることにより、それ以上の
スライドを止めているのである。
コンバインの排藁チエーンによつて結束機A内
のデツキ上に送られてきた排稈は、掻込パツカー
によつて掻き込み集束され、ニードル6先端に通
つている結束紐7により結束され圃場に放出され
る。このニードル6先端に通つている結束紐7
は、結束機A側面あるいは上面に装備されている
紐ケース3から導かれるのである。
この紐ケース3は第2図に示す如く円筒状とな
つており、上面に設けられた取入蓋8を開けて円
筒状に巻き込まれた結束紐7を入れる構造となつ
ている。そして紐ケース3の後面に設けてある紐
取出孔9から結束紐7の先端部を引き出す。この
紐取出孔9の付近には紐ブレーキ装置Bが設けら
れており、該紐ブレーキ装置B内を結束紐7が通
過することにより、結束紐7にブレーキが掛けら
れる。
このように結束紐7にブレーキを掛けるのは、
結束紐7が余分に引き出されたり、弛んだりする
のを防ぐためである。
そして紐ブレーキ装置B内を通過した結束紐7
はたるみ取環10の先端部を通り、そしてニード
ル6の先端部を通り、紐ホルダー11に至るので
ある。
この結束紐7にブレーキをかける紐ブレーキ装
置Bは、従来は第3図〜第5図の如く構成されて
いたのである。
すなわち紐取出孔9の上部の紐ケース3後面上
に、長円形状の紐ブレーキ板12が固着されてお
り、この紐ブレーキ板12上には枢支ピン孔12
aと後方に突出する支持ピン12bが設けられて
いたのである。さらに該ブレーキ板12に対面し
た紐ブレーキ板14が設けられており、この紐ブ
レーキ板14上には対面する紐ブレーキ板12に
合わせるように、枢支ピン14aが前方に突出し
て設けられており、さらに支持ピン孔14bを設
けていたのである。
そして前記枢支ピン14a及び支持ピン12b
をそれぞれ対面する紐ブレーキ板12,14に挿
入して、後方の紐ブレーキ板14が前後に摺動出
来るようになつていたのである。さらに紐ブレー
キ板14後面のピン孔14b内から後方に突出し
ている支持ピン12bには、圧縮バネ15が嵌入
されており、紐ブレーキ板14を前方に押すべく
構成していたのである。
圧縮バネ15の後端は支持ピン12bの後端上
にネジ装着されているブレーキ調整ノブ16によ
つて押さえられている。
このために結束紐7の紐ブレーキ板12,14
間を通過する際には、常に一定のバネ圧を受ける
ことになり、このバネ圧によつて結束紐7が余分
に引き出されたり、たるんだりするのを防いでい
たのである。
しかし結束紐7にキンク7aがあるときには、
紐ブレーキ板12,14間の紐通路の入口部付近
に該キンク7aが引掛り、ニードル6によつて引
つ張られている結束紐7の進行を妨げるのであ
る。この結果結束紐7はこのキンク7aのところ
で切れるのである。
これに対し、本考案は第6図〜第9図に示す如
く、ブレーキ板12,14の紐通路Xよりもやや
側方のバネ圧の小さい部分に紐通路Yを有し、該
通路Yの入口部となるブレーキ板12,14の縁
には、それぞれ扇状の凹部L.Rを設けた構造とな
つている。
また紐通路Xが紐ケース3の紐取出孔9と、た
るみ取環10とを結んだ直線距離上に配置されて
いるのに対して、紐通路Yはやや迂回して結束紐
7が通過する離れた位置に配置されているのであ
る。
この紐通路Yを構成する扇状の凹部L.Rは入口
部の方が広い扇状に構成しており、該入口部は紐
通路Xに重複し掛かるように位置しており、該扇
状の凹部L.Rは入口から結束紐7の進行方向に向
かつて幅を狭くしている。
よつてキンク7aの無い結束紐7は、大きな抵
抗が無いので、従来どおり紐取出孔9とたるみ取
環10とを結ぶ最短距離の紐通路X内において、
バネ圧を受けながら通過するのである。
これに対して結束紐7のキンク7aが通過する
際には、紐通路Xを通過するには抵抗が大き過ぎ
るので、紐通路Xにかかつている扇状の凹部L.R
の入口から扇面を伝つて、従来の紐通路Xよりも
側方に有する紐通路Yに滑り込むのである。
この扇状の凹部L.Rは紐通路Yの入口部から出
口に至るまで設けてあり、出口に向かうほど狭口
にして、キンク7aに適当なブレーキを与えなが
ら通過するようにしたものである。
また第10図〜第12図に示す如く、扇状の凹
部L.Rを紐通路Yの入口付近から紐通路Yの途中
までにのみ設けた構造とすることも可能である。
すなわち結束紐7のキンク7aが通過する際に
は、紐通路Xにかかつている扇状の凹部L.Rの入
口から扇面を伝つて紐通路Yに滑り込み、この通
過する勢いをもつて、キンク7aが紐通路Yを通
過するようにしたものである。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、キンクがないときには従来通りの結束
紐の紐通路Xを通過し、結束紐のキンクが通過す
る際にはバネ圧の小さい紐通路Y部分を通過する
ことが出来、結束紐のたわみ等を生じさせること
なく、キンクによる結束紐の切れを無くすことが
出来たのである。
第2に、キンク7aのある結束紐7を通過させ
ることが出来ることにより、結束紐7の結び目も
通過させることが出来るので、予備結束紐を多く
用意して、これら端部を順次結ぶことにより連続
作業をすることも出来るのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は結束紐の後面図、第2図は紐ケースの
後面図、第3図は従来の紐ブレーキの後面断面
図、第4図は同じく平面図、第5図は同じく側面
図、第6図は本考案の紐ブレーキ装置、第7図は
同じく内部後面図、第8図は同じく平面断面図、
第9図は同じく側面断面図、第10図は他の実施
例である紐ブレーキ装置の内部後面図、第11図
は同じく平面図、第12図は同じく側面図であ
る。 A……結束機、B……紐ブレーキ装置、X,Y
……紐通路、L,R……扇状の凹部、3……紐ケ
ース、7……結束紐、7a……キンク、9……紐
取出孔、12,14……紐ブレーキ板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バネにより付勢した2枚のブレーキ板12,1
    4の間で、結束紐7にキンク7aが無い場合に通
    常結束紐7が通過する紐通路Xに対し、結束紐7
    が迂回通過する離れた位置で、かつバネ圧の小さ
    い位置に、ブレーキ板12,14の間に間隙を構
    成する扇状の凹部L.Rを構成し、該扇状の凹部L.
    Rは紐ケース3側の入口部を広く構成し、該入口
    部を通常の紐通路Xの入口部に重複させたことを
    特徴とする結束機の紐ブレーキ装置。
JP9243483U 1983-06-16 1983-06-16 結束機の紐ブレ−キ装置 Granted JPS59196026U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9243483U JPS59196026U (ja) 1983-06-16 1983-06-16 結束機の紐ブレ−キ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9243483U JPS59196026U (ja) 1983-06-16 1983-06-16 結束機の紐ブレ−キ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59196026U JPS59196026U (ja) 1984-12-26
JPH0219017Y2 true JPH0219017Y2 (ja) 1990-05-25

Family

ID=30222649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9243483U Granted JPS59196026U (ja) 1983-06-16 1983-06-16 結束機の紐ブレ−キ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59196026U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49144742U (ja) * 1973-04-21 1974-12-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59196026U (ja) 1984-12-26

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