JP2867424B2 - 結束機の結束紐案内装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、結束機の結束紐案内装置に関するもので
あって、特に、刈取結束機やコンバインの結束機として
利用できる。

〔従来技術〕 従来の構成は、第１図の側断面図に示すように紐案内
体ａは、プラットホームｂと同一面内になく、ノッター
ビル側に接近して位置した状態で取付けられていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この発明は、上述した従来タイプの改良に関するもの
であって、ノッタービルを極力プラットホーム（結束通
路）に接近させて構成することにより、結束作用時に紐
の遊びの部分を短くして穀稈束を硬く結束せんとするも
のである。

〔問題を解決するための手段〕

この発明は、上述の目的を達成するために、次の如き
技術的手段を用いるものである。

すなわち、一側にノッタービル１と紐ホルダー２を、
他側にニードル３とパッカー４とを装備した結束通路５
を構成し、該結束通路５のノッタービル１側には、ニー
ドル３が回転上昇してきて通過する案内孔６を有するプ
ラットホーム７を設け、該プラットホーム７の案内孔６
に臨ませた紐案内体８を側断面で前記プラットホーム７
と同じ面内に位置させて構成した結束機の穀稈案内装置
である。

〔作用、効果〕

まず、一端を紐ホルダー２に保持させた結束紐を結束
通路５に張り渡して結束作業を開始する。

そして、所定量の穀稈が結束通路５に送り込まれ、ニ
ードル３は、Ｔ突起９が後退作動して結束クラッチが入
り、集束穀稈に対して結束紐の巻き掛け作用を開始す
る。

このようにして、紐は、ニードル３によって穀稈に巻
きかけられてノッタービル１、紐ホルダー２に供給され
る。

つぎに、ノッタービル１は、紐の両端を合せて結節作
用を行ない穀稈束を作る。

このような、一連の結束作業中において、ノッタービ
ル１は、紐案内体８がプラットホーム７と同一面内に位
置しているから、上述のように紐を合せたとき、両方の
紐でできる三角の空間部分が狭くなり穀稈を硬く結束す
ることが出来る。

〔実施例〕

図面において、結束通路５は、一側にノッタービル１
と紐ホルダー２を設け、他側にニードル３とパッカー４
とを設けている。

なお、これらの各部は、Ｔ突起９の作用で結束クラッ
チが入ると、一定のタイミングの基に結束作動する構成
としている。

プラットホーム７は、ニードル３の案内孔６を形成
し、ノッタービル１および紐ホルダー２と結束通路５と
を仕切るように設けている。

紐案内体８は、前記案内孔６のノッタービル１の対向
面に位置させ、プラットホーム７に取付けているが、そ
の時、第２図の断面図に示すようにクランク状の取り付
け面10を形成している。

すなわち、紐案内体８は、第２図に示すように、プラ
ットホーム７と同一面に位置する構成としている。

以上の構成にすることによって、結束紐は、集束穀稈
に巻き付けた紐の両端を合わせて結束するとき、ノッタ
ービル１と集束穀稈とを接近させることができる。

したがって、紐は、その両端部分で形成する三角状の
空間部分を著しく狭くすることができるから、緩みが少
なくなり穀稈を硬く結束することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は従来例とこの発明の実施例とを示すものであっ
て、第１図は従来例の横断面図、第２図はこの発明の要
部横断面図、第３図は平面図、第４図は側面図、第５図
は側面図である。 １……ノッタービル、２……紐ホルダー ３……ニードル、４……パッカー ５……結束通路、６……案内孔 ７……プラットホーム、８……紐案内体 ９……Ｔ突起、10……取り付け面

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】一側にノッタービル１と紐ホルダー２を、
   他側にニードル３とパッカー４とを装備した結束通路５
   を構成し、該結束通路５のノッタービル１側には、ニー
   ドル３が回転上昇してきて通過する案内孔６を有するプ
   ラットホーム７を設け、該プラットホーム７の案内孔６
   に臨ませた紐案内体８を側断面で前記プラットホーム７
   と同じ面内に位置させて構成した結束機の穀稈案内装
   置。