JPH02188684A - 内接型歯車ポンプおよび内接型歯車ポンプの製造方法 - Google Patents
内接型歯車ポンプおよび内接型歯車ポンプの製造方法Info
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- JPH02188684A JPH02188684A JP908689A JP908689A JPH02188684A JP H02188684 A JPH02188684 A JP H02188684A JP 908689 A JP908689 A JP 908689A JP 908689 A JP908689 A JP 908689A JP H02188684 A JPH02188684 A JP H02188684A
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- rotor
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- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 4
- 238000005245 sintering Methods 0.000 claims description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- AZBAQHIVVLQMFX-UHFFFAOYSA-N 4-(2,4-dimethylphenyl)-5-methyl-1,3-thiazol-2-amine Chemical compound S1C(N)=NC(C=2C(=CC(C)=CC=2)C)=C1C AZBAQHIVVLQMFX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 206010011878 Deafness Diseases 0.000 description 1
- 231100000895 deafness Toxicity 0.000 description 1
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- 208000016354 hearing loss disease Diseases 0.000 description 1
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この発明は、歯数差が1である2つの歯車(アウターロ
ータとインナーロータ)を有する内接型歯車ポンプに係
わり、特に、アウターロータの歯とインナーロータの歯
との間のクリアランスを均一にかつ小さくすることによ
りポンプ効率を向上させるものに関する。
ータとインナーロータ)を有する内接型歯車ポンプに係
わり、特に、アウターロータの歯とインナーロータの歯
との間のクリアランスを均一にかつ小さくすることによ
りポンプ効率を向上させるものに関する。
「従来の技術」
第3図(a)および第3図(b)は内接型歯車ポンプの
アウターロータとインナーロー、夕を示すものである。
アウターロータとインナーロー、夕を示すものである。
これら7枚(奇数)の歯を有するアウターロータlと6
枚(偶数)の歯を有するインナーロータ2のそれぞれの
歯3,4・・・はトロコイド曲線を利用して得られた曲
線で形成されている。このようなトロコイド曲線を利用
して理論的に得られたそれぞれの歯3.4間のクリアラ
ンスG=Oであって、アウターロータIに対してインナ
ーロータ2が現実には回転不能の状態であるので、実際
にはアウターロータlの円弧半径を理論半径(第1図に
おいてCで示す)より若干小さくするか、あるいはイン
ナーロータ2の直径を理論直径より若干小さくすること
により、インナーロータ2の回転が可能となるクリアラ
ンスGを形成している。
枚(偶数)の歯を有するインナーロータ2のそれぞれの
歯3,4・・・はトロコイド曲線を利用して得られた曲
線で形成されている。このようなトロコイド曲線を利用
して理論的に得られたそれぞれの歯3.4間のクリアラ
ンスG=Oであって、アウターロータIに対してインナ
ーロータ2が現実には回転不能の状態であるので、実際
にはアウターロータlの円弧半径を理論半径(第1図に
おいてCで示す)より若干小さくするか、あるいはイン
ナーロータ2の直径を理論直径より若干小さくすること
により、インナーロータ2の回転が可能となるクリアラ
ンスGを形成している。
「発明が解決しようとする課題」
ところが、上記のようにしてクリアランスGを形成する
と以下に述べるような不具合を生じる。
と以下に述べるような不具合を生じる。
すなわち、両ロータl、2が回転して、第3図(a)に
示す状態(1ポイントクリアランス状態:この状態で最
大のクリアランスGを生じる)になると、A、の部分に
おいてインナーロータ2がアウターロータ1の谷間に落
ち込んでしまい(第3図(b)参照)、この結果、A、
の部分のクリアランスGが最初の設定値より大きな値(
約2倍程度)になってしまう。
示す状態(1ポイントクリアランス状態:この状態で最
大のクリアランスGを生じる)になると、A、の部分に
おいてインナーロータ2がアウターロータ1の谷間に落
ち込んでしまい(第3図(b)参照)、この結果、A、
の部分のクリアランスGが最初の設定値より大きな値(
約2倍程度)になってしまう。
一方、両ロータ1,2が回転して、第4図に示す状態(
2ポイントクリアランス状態:この状態で最小のクリア
ランスGを生じる)になると、A、の部分において、ア
ウターロータlの歯の頂点部分にインナーロータ2の歯
溝の底部分が当接するので、上記のようにインナーロー
タ2がアウターロータIの谷間に落ち込むことがなく、
よってA4の部分のクリアランスGは最初の設定値に維
持される。
2ポイントクリアランス状態:この状態で最小のクリア
ランスGを生じる)になると、A、の部分において、ア
ウターロータlの歯の頂点部分にインナーロータ2の歯
溝の底部分が当接するので、上記のようにインナーロー
タ2がアウターロータIの谷間に落ち込むことがなく、
よってA4の部分のクリアランスGは最初の設定値に維
持される。
したがって、両ロータ1,2の回転において、1ポイン
トクリアランス状態と、2ポイントクリアランス状態と
でクリアランスGに大きな差が生じると共に、クリアラ
ンスGの分布が広範囲に亙ってしまい、ポンプ効率を低
下させていた。なお、偶数枚の歯を有するアウターロー
タと奇数枚のインナーロータの、場合、上記2ポイント
クリアランス状態のときにインナーロータがアウターロ
ー夕の谷間に落ち込み、1ポイントクリアランス状態の
ときにアウターロータの歯の頂点部分にインナーロータ
の歯溝の底部分が当接するが、1ポイントクリアランス
状態と、2ポイントクリアランス状態とでクリアランス
Gに大きな差が生じることについて変わりはない。
トクリアランス状態と、2ポイントクリアランス状態と
でクリアランスGに大きな差が生じると共に、クリアラ
ンスGの分布が広範囲に亙ってしまい、ポンプ効率を低
下させていた。なお、偶数枚の歯を有するアウターロー
タと奇数枚のインナーロータの、場合、上記2ポイント
クリアランス状態のときにインナーロータがアウターロ
ー夕の谷間に落ち込み、1ポイントクリアランス状態の
ときにアウターロータの歯の頂点部分にインナーロータ
の歯溝の底部分が当接するが、1ポイントクリアランス
状態と、2ポイントクリアランス状態とでクリアランス
Gに大きな差が生じることについて変わりはない。
また、クリアランスGの分布が広範囲に亙るために、最
大のクリアランスGを小さくする(高圧力でインナーロ
ータ2を回転させる場合にこれが要求される)−と、ク
リアランスGが小さい状態において、インナーロータ2
の歯とアウターロータlの歯が製造誤差により干渉して
回転不能になる危険があるので、実際には最大のクリア
ランスGを小さくすることができず、ポンプ効率の低下
を免れ得なかった。
大のクリアランスGを小さくする(高圧力でインナーロ
ータ2を回転させる場合にこれが要求される)−と、ク
リアランスGが小さい状態において、インナーロータ2
の歯とアウターロータlの歯が製造誤差により干渉して
回転不能になる危険があるので、実際には最大のクリア
ランスGを小さくすることができず、ポンプ効率の低下
を免れ得なかった。
「発明の目的」
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ポン
プ効率を向上させることができると共に、高圧力運転時
においてもポンプ効率の高い内接型歯車ポンプおよび内
接型歯車ポンプの製造方法を提供することを目的として
いる。
プ効率を向上させることができると共に、高圧力運転時
においてもポンプ効率の高い内接型歯車ポンプおよび内
接型歯車ポンプの製造方法を提供することを目的として
いる。
「課題を解決するための手段」
上記目的を達成するために、この発明の内接型歯車ポン
プは、トロコイド理論曲線から得られたアウターロータ
の円弧歯中心とアウターロータ中心との間の距離の修正
値をΔb(理論値すから修正後の値b′を減じた値:Δ
b=b−b’ )とし、上記アウターロータの円弧半径
の修正値をΔc(理論値Cから修正後の値C′を減じた
値:Δc=c−c’)とした場合に、上記Δb<oかっ
上記Δc<0としたものである。
プは、トロコイド理論曲線から得られたアウターロータ
の円弧歯中心とアウターロータ中心との間の距離の修正
値をΔb(理論値すから修正後の値b′を減じた値:Δ
b=b−b’ )とし、上記アウターロータの円弧半径
の修正値をΔc(理論値Cから修正後の値C′を減じた
値:Δc=c−c’)とした場合に、上記Δb<oかっ
上記Δc<0としたものである。
また、この発明の内接型歯車ポンプの製造方法は、上記
Δb<oかつΔc<0として上記アウターロータの諸寸
法を決定し、該諸寸法に焼結時の寸法変化等を考慮した
数値によりアウターロータの金型を製造し、この金型に
よりアウターロータを成形および矯正するものである。
Δb<oかつΔc<0として上記アウターロータの諸寸
法を決定し、該諸寸法に焼結時の寸法変化等を考慮した
数値によりアウターロータの金型を製造し、この金型に
よりアウターロータを成形および矯正するものである。
「作用」
この発明の内接型歯車ポンプおよび内接型歯車ポンプの
製造方法にあっては、アウターロータの歯とインナーロ
ータの歯とを干渉させることなく、アウターロータの円
弧半径を大きくすることができる。したがって、■ポイ
ントクリアランス状態において、アウターロータの歯の
部分に、インナーロータが当接して、従来のように、イ
ンナーロータがアウターロータの谷間に落ち込むことが
なく、クリアランスを最初の設定値にごく近い値に維持
することができるとともに、2ポイントクリアランス状
態においても、クリアランスを最初の設定値、にごく近
い値に維持することができる。よって、両クリアランス
状態におけるそれぞれクリアランスの差を抑えると共に
、クリアランスの分布範囲を小さ(して、ポンプ効率を
向上させると共に、高圧力時においてらポンプ効率の低
下を防止する。
製造方法にあっては、アウターロータの歯とインナーロ
ータの歯とを干渉させることなく、アウターロータの円
弧半径を大きくすることができる。したがって、■ポイ
ントクリアランス状態において、アウターロータの歯の
部分に、インナーロータが当接して、従来のように、イ
ンナーロータがアウターロータの谷間に落ち込むことが
なく、クリアランスを最初の設定値にごく近い値に維持
することができるとともに、2ポイントクリアランス状
態においても、クリアランスを最初の設定値、にごく近
い値に維持することができる。よって、両クリアランス
状態におけるそれぞれクリアランスの差を抑えると共に
、クリアランスの分布範囲を小さ(して、ポンプ効率を
向上させると共に、高圧力時においてらポンプ効率の低
下を防止する。
「実施例」
以下、第1図を参照してこの発明の一実施例を説明する
。
。
この図は両ロータ1.2の回転における1ポイントクリ
アランス状態を示し、図中すはトロコイド理論曲線から
得られたアウターロータ!の円弧歯中心01とアウター
ロータ中心0との間の距離、b′は修正後のアウターロ
ータ1の円弧歯中心O1とアウターロータ中心0との距
離を示す。これらbおよびb′を用いれば、修正値Δb
は、Δb= b−b’で示される。この発明ではこの修
正値Δb<oとする、すなわちアウターロータ1の円弧
歯中心O3を理論中心01よりアウターロータ中心0か
ら離間させる。
アランス状態を示し、図中すはトロコイド理論曲線から
得られたアウターロータ!の円弧歯中心01とアウター
ロータ中心0との間の距離、b′は修正後のアウターロ
ータ1の円弧歯中心O1とアウターロータ中心0との距
離を示す。これらbおよびb′を用いれば、修正値Δb
は、Δb= b−b’で示される。この発明ではこの修
正値Δb<oとする、すなわちアウターロータ1の円弧
歯中心O3を理論中心01よりアウターロータ中心0か
ら離間させる。
また、図中Cはトロコイド理論曲線から得られたアウタ
ーロータlの円弧半径、Cは修正後のアウターロータ1
の円弧半径を示す。これらCおよびC′を用いれば、修
正値Δcは、Δc=c−c’で示される。この発明では
この修正値Δc<0とする、すなわちアウターロータl
の円弧半径を理論半径より大きくする。
ーロータlの円弧半径、Cは修正後のアウターロータ1
の円弧半径を示す。これらCおよびC′を用いれば、修
正値Δcは、Δc=c−c’で示される。この発明では
この修正値Δc<0とする、すなわちアウターロータl
の円弧半径を理論半径より大きくする。
そして、上記のようなアウターロータ1を製造するには
、上記Δb<oかつΔc<Oとしてアウターロータlの
諸寸法を決定し、該諸寸法に焼結時の寸法変化等を考慮
した数値によりアウターロータlの金型を製造し、この
金型によりアウターロータ1を成形および矯正する。
、上記Δb<oかつΔc<Oとしてアウターロータlの
諸寸法を決定し、該諸寸法に焼結時の寸法変化等を考慮
した数値によりアウターロータlの金型を製造し、この
金型によりアウターロータ1を成形および矯正する。
上記のように、Δb<oするすなわちアウターロータ1
の円弧歯中心0!を理論中心0.よりアウターロータ中
心0から離間させ、かつΔc<0にするすなわちアウタ
ーロータ1の円弧半径を理論半径より大きくすると、ア
ウターロータ1の歯をインナーロータ2の歯に干渉させ
ることなく、アウターロータ1の円弧半径を大きくする
ことができる。
の円弧歯中心0!を理論中心0.よりアウターロータ中
心0から離間させ、かつΔc<0にするすなわちアウタ
ーロータ1の円弧半径を理論半径より大きくすると、ア
ウターロータ1の歯をインナーロータ2の歯に干渉させ
ることなく、アウターロータ1の円弧半径を大きくする
ことができる。
このように、アウターロータ1の円弧半径を理論半径よ
り大きくすると、図において、A1の部分の両側のアウ
ターロータ2の歯の部分に、インナーロータlが当接す
るので、A1の部分においてインナーロータ2がアウタ
ーロータ1の谷間に落ち込むことがなく、よって、A、
の部分のクリアランスGを最初の設定値にごく近い値に
維持することができる。
り大きくすると、図において、A1の部分の両側のアウ
ターロータ2の歯の部分に、インナーロータlが当接す
るので、A1の部分においてインナーロータ2がアウタ
ーロータ1の谷間に落ち込むことがなく、よって、A、
の部分のクリアランスGを最初の設定値にごく近い値に
維持することができる。
また、上記2ポイントクリアランス状態においても、ア
ウターロータlの歯の頂点部分にインナーロータ2の歯
溝の底部分が当接するので、上記のようにインナーロー
タ2がアウターロータlの谷間に落ち込むことがなく、
よってクリアランスGを最初の設定値にごく近い値に維
持することができる。
ウターロータlの歯の頂点部分にインナーロータ2の歯
溝の底部分が当接するので、上記のようにインナーロー
タ2がアウターロータlの谷間に落ち込むことがなく、
よってクリアランスGを最初の設定値にごく近い値に維
持することができる。
したがって、両ロータ1,2の回転において、1ポイン
トクリアランス状態と、2ポイントクリアランス状態と
でクリアランスGに大きな差が生ることがなく、しかも
第2図に示すように、クリアランスGの分布範囲Hを従
来の分布範囲りより小さくすることができるので、アウ
ターロータlの歯とインナーロータ2の歯ととを干渉さ
せることなく、クリアランスGを適切な小さな値に設定
することができる(第2図の矢印のように、クリアラン
スGの値を小さい方に移動させることができる)。よっ
て、クリアランスGを均一にかつ小さく設定することが
でき、ポンプ効率を従来に比べ向上させることができる
と共に、高圧力運転時においてもポンプ効率の低下を防
止することができる。
トクリアランス状態と、2ポイントクリアランス状態と
でクリアランスGに大きな差が生ることがなく、しかも
第2図に示すように、クリアランスGの分布範囲Hを従
来の分布範囲りより小さくすることができるので、アウ
ターロータlの歯とインナーロータ2の歯ととを干渉さ
せることなく、クリアランスGを適切な小さな値に設定
することができる(第2図の矢印のように、クリアラン
スGの値を小さい方に移動させることができる)。よっ
て、クリアランスGを均一にかつ小さく設定することが
でき、ポンプ効率を従来に比べ向上させることができる
と共に、高圧力運転時においてもポンプ効率の低下を防
止することができる。
「実験例」
1ポイントクリアランス状態と2ポイントクリアランス
状態でのそれぞれのクリアランスGを求め、その差を調
べた。結果は次頁の表の通り。
状態でのそれぞれのクリアランスGを求め、その差を調
べた。結果は次頁の表の通り。
なお、比較例においては、アウターロータの円弧歯中心
とアウターロータ中心との間の距離のみを修正し、アウ
ターロータの円弧半径は理論値と等しく設定した。
とアウターロータ中心との間の距離のみを修正し、アウ
ターロータの円弧半径は理論値と等しく設定した。
以下金白
上表から明らかなように、実験例1〜3においては、比
較例に比べ1ポイントクリアランス状態と2ポイントク
リアランス状態でのそれぞれのクリアランスGの差が小
さいことが分かる。したがって、クリアランスGの分布
範囲も小さくなるので、最大のクリアランスGを小さく
しても、クリアランスGが小さい状態において、インナ
ーロータ2の歯とアウターロータ1の歯が干渉すること
がなく、よって、均一でかつ小さなりリアランスGを設
定することができる。
較例に比べ1ポイントクリアランス状態と2ポイントク
リアランス状態でのそれぞれのクリアランスGの差が小
さいことが分かる。したがって、クリアランスGの分布
範囲も小さくなるので、最大のクリアランスGを小さく
しても、クリアランスGが小さい状態において、インナ
ーロータ2の歯とアウターロータ1の歯が干渉すること
がなく、よって、均一でかつ小さなりリアランスGを設
定することができる。
「発明の効果」
以上説明したように、この発明によれば、トフコイド理
論曲線から得られたアウターロータの円弧歯中心とアウ
ターロータ中心との間の距離の修正値をΔbとし、上記
アウターロータの円弧半径の修正値をΔcとした場合に
、Δb<oかつΔc(0としたので、アウターロータの
歯をインナーロータの歯に干渉させることなく、アウタ
ーロータの円弧半径を大きくすることができる。
論曲線から得られたアウターロータの円弧歯中心とアウ
ターロータ中心との間の距離の修正値をΔbとし、上記
アウターロータの円弧半径の修正値をΔcとした場合に
、Δb<oかつΔc(0としたので、アウターロータの
歯をインナーロータの歯に干渉させることなく、アウタ
ーロータの円弧半径を大きくすることができる。
したがって、1ポイントクリアランス状態において、ア
ウターロータの歯の部分に、インナーロータが当接して
、従来のように、インナーロータがアウターロータの谷
間に落ち込むことがなく、よって、クリアランスを最初
の設定値にごく近い値に維持することができるとともに
、2ポイントクリアランス状態においても、クリアラン
スを最初の設定値にごく近い値に維持することができる
。
ウターロータの歯の部分に、インナーロータが当接して
、従来のように、インナーロータがアウターロータの谷
間に落ち込むことがなく、よって、クリアランスを最初
の設定値にごく近い値に維持することができるとともに
、2ポイントクリアランス状態においても、クリアラン
スを最初の設定値にごく近い値に維持することができる
。
したがって、アウターロータとインナーロータの回転に
おいて、1ポイントクリアランス状態と、2ポイントク
リアランス状態とでクリアランスに大きな差が生ること
がなく、しかも、クリアランスの分布範囲を小さくする
ことができるので、アウターロータの歯とインナーロー
タの歯ととを干渉させることなく、クリアランスを適切
な小さな値に設定することができる。よって、クリアラ
ンスを均一にかつ小さく設定することができ、ポンプ効
率を従来に比べ向上させることができると共に、高圧力
運転時においてもポンプ効率の低下を防止することかで
きる。
おいて、1ポイントクリアランス状態と、2ポイントク
リアランス状態とでクリアランスに大きな差が生ること
がなく、しかも、クリアランスの分布範囲を小さくする
ことができるので、アウターロータの歯とインナーロー
タの歯ととを干渉させることなく、クリアランスを適切
な小さな値に設定することができる。よって、クリアラ
ンスを均一にかつ小さく設定することができ、ポンプ効
率を従来に比べ向上させることができると共に、高圧力
運転時においてもポンプ効率の低下を防止することかで
きる。
第1図および第2図はこの発明の内接型歯車ポンプの一
実施例を説明するためのものであり、第1図はアウター
ロータとインナーロータを示す該略構成図、第2図はク
リアランスの分布状態を示すグラフ、第3図(a) 、
(b)および第4図は従来の内接型歯車ポンプのアウ
ターロータとインナーロータを示すものであり、第3図
(a)は1ポイントクリアランス状頼を示す図、第3図
(b)は第3図(a)におけるX内部の拡大図、第4図
は2ポイントクリアランス状聾を示す図である。 l・・・・・・アウターロータ、2・・・・・・インナ
ーロータ、Δb・・・・・・トロコイド理論曲線から得
られたアウターローターの円弧歯中心とアウターロータ
中心との間の距離の修正値、 Δc・・・・・・アウターロータの円弧半径の修正値、
G・・・・・クリアランス。
実施例を説明するためのものであり、第1図はアウター
ロータとインナーロータを示す該略構成図、第2図はク
リアランスの分布状態を示すグラフ、第3図(a) 、
(b)および第4図は従来の内接型歯車ポンプのアウ
ターロータとインナーロータを示すものであり、第3図
(a)は1ポイントクリアランス状頼を示す図、第3図
(b)は第3図(a)におけるX内部の拡大図、第4図
は2ポイントクリアランス状聾を示す図である。 l・・・・・・アウターロータ、2・・・・・・インナ
ーロータ、Δb・・・・・・トロコイド理論曲線から得
られたアウターローターの円弧歯中心とアウターロータ
中心との間の距離の修正値、 Δc・・・・・・アウターロータの円弧半径の修正値、
G・・・・・クリアランス。
Claims (2)
- (1)トロコイド曲線を用いたn枚の歯を有するインナ
ーロータと、このインナーロータが回転自在に組み込ま
れた(n+1)枚の歯を有するアウターロータとを備え
てなる内接型歯車ポンプにおいて、 トロコイド理論曲線から得られたアウターロータの円弧
歯中心とアウターロータ中心との間の距離の修正値をΔ
b(理論値bから修正後の値b′を減じた値:Δb=b
−b′)とし、上記アウターロータの円弧半径の修正値
をΔc(理論値cから修正後の値c′を減じた値:Δc
=c−c′)とした場合に、上記Δb<0かつ上記Δc
<0としたことを特徴とする内接型歯車ポンプ。 - (2)トロコイド曲線を用いたn枚の歯を有するインナ
ーロータと、このインナーロータが回転自在に組み込ま
れた(n+1)枚の歯を有するアウターロータとを備え
てなる内接型歯車ポンプの製造方法において、 トロコイド理論曲線から得られたアウターロータの円弧
歯中心とアウターロータ中心との間の距離の修正値をΔ
b(理論値bから修正後の値b′を減じた値:Δb=b
−b′)とし、上記アウターロータの円弧半径の修正値
をΔc(理論値cから修正後の値c′を減じた値:Δc
=c−c′)とした場合に、上記Δb<0かつ上記Δc
<0として上記アウターロータの諸寸法を決定し、該諸
寸法に焼結時の寸法変化等を考慮した数値により上記ア
ウターロータの金型を製造し、上記金型により上記アウ
ターロータを成形および矯正することを特徴とする内接
型歯車ポンプの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP908689A JPH02188684A (ja) | 1989-01-18 | 1989-01-18 | 内接型歯車ポンプおよび内接型歯車ポンプの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP908689A JPH02188684A (ja) | 1989-01-18 | 1989-01-18 | 内接型歯車ポンプおよび内接型歯車ポンプの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02188684A true JPH02188684A (ja) | 1990-07-24 |
Family
ID=11710807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP908689A Pending JPH02188684A (ja) | 1989-01-18 | 1989-01-18 | 内接型歯車ポンプおよび内接型歯車ポンプの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02188684A (ja) |
-
1989
- 1989-01-18 JP JP908689A patent/JPH02188684A/ja active Pending
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