JPH02188500A - 酸化物単結晶育成方法 - Google Patents

酸化物単結晶育成方法

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JPH02188500A
JPH02188500A JP1059289A JP1059289A JPH02188500A JP H02188500 A JPH02188500 A JP H02188500A JP 1059289 A JP1059289 A JP 1059289A JP 1059289 A JP1059289 A JP 1059289A JP H02188500 A JPH02188500 A JP H02188500A
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JP
Japan
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single crystal
cuo
yba2cu3o7
compound
flux
Prior art date
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Pending
Application number
JP1059289A
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English (en)
Inventor
Taketoshi Hibiya
孟俊 日比谷
Sachiko Imoto
井元 祥子
Yukinobu Nakabayashi
中林 幸信
Tetsuro Sato
哲朗 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は酸化物超電導体、あるいは適当な酸素分圧で熱
処理することにより超電導性を示す化合物YBa2Cu
3O7y、の育成方法にかかわる。
(従来の技術) 90Kにおいて超電導状態を示すYBa2CU3O7−
X化合物の単結晶育成は、これまでのところ、CuOを
融剤として行われている(例えば、T、Takekaw
a andN、 Iyi: Jpn、 J、 Appl
、 Phys、 26 (1987) L 1851)
。ところが、本方法においては、本化合物が初晶として
得られる温度の下限が、K、 Oka、 K、 Nak
ae、 M、 Ito。
M、 5aito and H,Unokiによって報
告されるように(Jpn、J、Appl、Phys、2
7(1988)L1065)本YBa2CU3O7−X
相とCuOとの共晶温度(約900°C)で制限されて
いるために、これ以下の温度で安定に結晶を得ることが
不可能である。ところが、本YBa2CU3O7−X化
合物においては、約600°Cにおいて絶縁体と超電導
体との変態があるために、この温度以上で本化合物の単
結晶を育成する場合には、直接には超電導体とはならず
、超電導体を得るには上記変態温度において熱処理を行
う必要があった。
以上の超電導体の特性を得る点から考えて低温で結晶を
育成する方法の開発が望まれていた。そして、結晶育成
の温度を低下させる方法として、これまでのところ、p
bO系の融剤を用いることが一般的に知られている。し
かし、YBa2Cu3O7X化合物に直接pb○を加え
て溶融し冷却しても、YBa2CU3O7−X化合物を
得ることは不可能であることが、X、 Z、 Zhou
らによってJounal of Physics D:
Applied Physics 20 (1987)
 1542により報告されている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、本YBa2CU3O7−X化合物の単
結晶を、従来から行われているよりも低い温度で育成す
る技術を提供することにある。
(問題を解決するための手段) 本発明の酸化物単結晶育成方法は、溶融pb○とBaO
およびCuOとを含有する融剤よりYBa2CU3O7
−Xを育成するものである。
(作用) 本発明者らは、従来用いられてきたCuOのみ、あるい
はCuOとBaOとからなる融剤に代わり、また、Pb
Oもしくは、pboとB2O3を含有する融剤に代わり
、融剤としてCuO、Bad、 PbOおよびB2O3
からなる融剤を用いて単結晶育成を試みると、YBa2
Cu3O7X化合物が従来知られている温度よりも低い
温度で育成できることを実験的に見呂した。
表1に示すように、YBa2CU3O7−X化合物に3
ニアのモル比に調節したBaOとCuOとの混合物を添
加し、さらに、この混合物にモル比が15.6:1であ
るPbOとB2O3との混合物を添加した時の、固相温
度を指差熱分析によって調べた結果を図1に示す。図中
1〜4は表1の試料番号に対応する。この図に明らかな
ように、PbOとB2O3との混合物の添加量の増加に
伴い、固相温度は降下する。すなわち、結晶育成の可能
な温度が低くなっていく。
その融剤の組成範囲は、BaOのモル濃度とCuOのモ
ル濃度との和が0.405から0.572、また、Pb
Oのモル濃度とB2O3のモル濃度との和が0.046
から0.325において再現性の良い結果が得られるこ
とが分かった。
なおり203を添加しない場合でも、良好な結果が得ら
れ、BaOとCuOとPbOを含有する融剤からであれ
ば低温で、結晶が育成できることが分かった。
表1 (モル比) 1      0.720      0.280  
   0.0002      0.720     
 0.240     0.0403      0.
600      0.275     0.1254
      0.400      0.333   
  0.267(実施例1) 表2の実施例1に示す組成比の混合物を予め焼成したも
の44グラムをアルミナ坩堝に秤量し、電気炉中で11
506Cにおいて融解し、3時間保持して融液を均一に
させた。その後、980°Cから880°Cまで3°C
/hrの冷却速度で徐冷したところ、950°CよりY
Ba2CU3O7−X化合物の単結晶の成長が認められ
た。この結果成長温度は、従来のCuO系融剤を用いた
場合と比べ、30°Cも低かった。
(実施例2) 表2の実施例2に示す組成比の混合物を予め焼成したも
の60グラムをアルミナ坩堝に秤量し、電気炉中で11
50°Cにおいて融解し、3時間保持して融液を均一に
させた。その後、980°Cから880’Cまで3°C
/hrの冷却速度で徐冷したところ、930°CよりY
Ba2CU3O7−X化合物の単結晶の成長が認められ
た。この結果成長温度は、従来のCuO系融剤を用いた
場合と比べ、50°Cも低かった。
(実施例3) 表2の実施例3に示す組成比の混合物を予め焼成したも
の60グラムをアルミナ坩堝に秤量し、電気炉中で11
50°Cにおいて融解し、3時間保持して融液を均一に
させた。その後、1000°Cから850°Cまで3°
C/hrの冷却速度で徐冷したところ、900’Cより
YBa2Cu3O7X化合物の単結晶の成長が認められ
た。この結果成長温度は、従来のCuO系融剤を用いた
場合と比べ、80°Cも低かった。
(実施例4) 表2の実施例4に示す組成比の混合物を予め焼成したも
の68グラムをアルミナ坩堝に秤量し、電気炉中で11
50°Cにおいて融解し、3時間保持して融液を均一に
させた。その後、1000°Cから800°Cまで3°
C/hrの冷却速度で徐冷したところ、880°Cより
YBa2CU3O7−X化合物の単結晶の成長が認めら
れた。この結果成長温度は、従来のCuO系融剤を用い
た場合と比べ、100°Cも低かった。
(実施例5) 表2の実施例5に示す組成比の混合物を予め焼成したも
の68グラムをアルミナ坩堝に秤量し、電気炉中で11
50°Cにおいて融解し、3時間保持して融液を均一に
させた。その後、1000°CからSOOoCまで3°
C/hrの冷却速度で徐冷したところ、830°Cより
YBa2CU3O7−X化合物の単結晶の成長が認めら
れた。この結果成長温度は、従来のCuO系融剤を用い
た場合と比べ、150°Cも低かった。
(実施例6) 上記実施例においてB2O3を含有しない融剤からでも
YBa2Cu3O7X化合物の単結晶を育成することが
可能であることを確認した。
表2 (モル比) 実施例1    0.382     0.572  
  0.046実施例2    0.365     
 0.547     0.088実施例3    0
.322     0.483    0.194実施
例4    0.299      0.449   
 0.252(発明の効果) 以上説明したように、本発明の方法によれば、PbO1
Bad、 CuOを融剤として含むので、従来よりも低
い温度において、YBa2CU3O7−X化合物の単結
晶を育成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
図1は、各種試料の指差熱分析の結果を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 酸化物単結晶YBa_2CU_3O_7_−_Xの育成
    において、溶融PbOとBaOとCuOとを含有する融
    剤から育成することを特徴とする単結晶育成法。
JP1059289A 1989-01-18 1989-01-18 酸化物単結晶育成方法 Pending JPH02188500A (ja)

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JP1059289A JPH02188500A (ja) 1989-01-18 1989-01-18 酸化物単結晶育成方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6034036A (en) * 1996-09-27 2000-03-07 International Superconductivity Technology Center Method of manufacturing oxide superconductors

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01157499A (ja) * 1987-12-11 1989-06-20 Toshiba Corp 酸化物超電導体単結晶の製造方法

Patent Citations (1)

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