JPH02188453A - 湿潤チヨップドストランドの乾燥方法 - Google Patents

湿潤チヨップドストランドの乾燥方法

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JPH02188453A
JPH02188453A JP1008240A JP824089A JPH02188453A JP H02188453 A JPH02188453 A JP H02188453A JP 1008240 A JP1008240 A JP 1008240A JP 824089 A JP824089 A JP 824089A JP H02188453 A JPH02188453 A JP H02188453A
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JP
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drying
chopped
strands
wet
conveyor
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JP1008240A
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Koji Nakazawa
仲澤 好司
Yasushi Sakurauchi
桜内 康司
Koichi Kato
光一 加藤
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Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Boseki Co Ltd
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Publication date
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/64Drying; Dehydration; Dehydroxylation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C25/00Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
    • C03C25/62Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags by application of electric or wave energy; by particle radiation or ion implantation
    • C03C25/6206Electromagnetic waves
    • C03C25/621Microwaves

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  • Electromagnetism (AREA)
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  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明はガラス繊維ストランドを湿潤状態で切断して得
られた湿潤チョツプドストランドを加熱乾燥させる方法
および装置に関する。
「従来の技術」 従来湿潤ガラスmtitiチョツプドストランドの乾燥
は、コンベア上に堆積さけこれをトンネル型の熱風乾燥
機に通して静置乾燥するか、あるいは切断されたチョツ
プドストランドを適当な缶等に堆積させ、熱風乾燥室内
に静置して直接熱風により加熱する方式が採用されてい
た。このような乾燥方法では水分率10〜15%、高化
10.6〜0.79/α3、及び積層厚さ80順のチョ
ツプドストランドの乾燥に約10〜20時間という非常
に長い時間を必要としていた。更に静置法による熱風乾
燥法の場合は、チョツプドストランドの堆積表面に沿っ
て高温の熱風を通過さVてその表層から水分を蒸発させ
、水分蒸発後の高温の表層ガラスからの伝導熱を次層に
及ぼしこれを加熱してその水分を蒸発させ、発生した蒸
気を層中を通過さけて堆積層外に逸散させる。このプロ
セスが順次下層に連続的に繰返されることによって乾燥
が達成される。この乾燥方法の場合も積層厚さにもよる
が10数時間の乾燥時間を必要とした。
静置法による乾燥は紡糸時にガラス繊維に適用されたバ
インダーが乾燥中に水分の表層移行と共に堆積チョツプ
ドストランド層の表面層にマイグレーションを起し、又
バインダーのマイグレーションの過程でチョツプドスト
ランド同志の粘着による塊状化が発生する。このような
現象はチョツプドストランドの乾燥工程の歩留りを低下
させることになり、又このような長時間の加熱はバイン
ダーの熱劣化の原因となり、このチョツプドストランド
を使用したFRTP成形物の物性を低下させるという問
題があった。
これらの静置乾燥法が有する問題を解決するために本発
明の発明者等は特公昭62−9541号において動的乾
燥方法による湿潤ガラス繊維チョツプドストランドの乾
燥方法を提案した。前記特公昭62−9541号におい
ては振動下のチョツプドストランド層に下方より多数の
細かい加熱空気流を噴出導通せしめ、該層を流vJ層化
することにより乾燥時間を15〜20分と極端に縮める
ことに成功した。この方法は撮動下による動的乾燥法で
あるにも拘わらず、加熱空気流のクツション作用により
糸割れや分繊による毛羽立ち等の発生は静置法と同等か
それ以上とすることができた。
しかし本質的には糸割れ現象を起しやすい性質をもち、
ガラス繊維チョツプドストランドの乾燥方法としては問
題を内包していることになり、特にカット長が短かいチ
ョツプドストランドの場合にはその操業条件の幅が限ら
れた範囲に制限されるといった問題もあった。又乾燥時
間も大幅に短縮され、このことにより乾燥装置も小型化
されたが、紡糸切断工程と乾燥工程とを直結するにはま
だ不充分であった。
これら上記の乾燥方法の他に高周波又はマイクロ波等の
高周波電気エネルギーを使用する乾燥方法がある。これ
らの電気エネルギーによる加熱乾燥方法によるときは乾
燥時間を大幅に短縮可能であり又、乾燥の均一性も高く
、すぐれた乾燥方法であるが、高周波加熱の場合は水分
蒸発後はそのfffl波エネルギーが吸収されにくくな
るためバインダーの硬化が不十分になるという問題があ
る。
又、マイクロ波加熱の場合は厳密なマイクロ波制御が必
要になり一寸した制御ミスで過熱によるバインダー破壊
がもたらされ、チョツプドストランドの着色を生ずると
共にチョツプドストランドの1体性を損い、又ガラス繊
維とマトリックス樹脂との間の接着不良を招くという問
題がある。
[発明が解決しようとする課題」 本発明は従来の高周波電気エネルギー加熱乾燥法が乾燥
効率の良い点に着目し基本的にこの方法を採用するもの
であるが、本発明は該乾燥方法の持つ欠点、即ちバイン
ダー硬化、制御性、ランニングコスト等の問題を解決す
ることを目的とする。
又、本発明は熱風乾燥にJ3ける装置の大型化を解決し
てコンパクトな設備を得ることを目的とする。
更に本発明は品質的にも従来の動的乾燥方法による糸割
れ問題や、静置熱風乾燥方法による相互粘着や、バイン
ダーのマイグレーション等の原因による品質及び歩留の
低下問題、長時間熱履歴による成形品物性低下問題も解
決して良好な製品を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段、1 上記目的を達成するために本発明によれば、態様におい
て、ガラスlJ&維ストランドを湿潤状態で切断して得
られた湿潤チョツプドストランドを通風性コンベア上に
層状に積載して移送し、前記通風性コンベア上のチョツ
プドストランド層にその上部より高周波電気エネルギー
を照射し、かつその下方より多数の細かい加熱空気流を
噴出導通せしめることを特徴とするガラスm維湿潤チョ
ツプドストランドの乾燥方法が提供される。
本発明の他の態様においては、上方より内部に向けて高
周波電気エネルギーを照射されたキャビティーと、ガラ
スIa維ストランドを湿潤状態で切断して得られた湿潤
チョツプドストランドを層状に積載し前記キャビティー
を通して水平方向に移送される通風性コンベアと、前記
通風性コンベアを通して下方より上方に加熱空気が流れ
るように前記キャビティー内に加熱空気を供給】る装置
とから成ることを特徴とするガラスmM湿潤ヂョツブド
ストランドの乾燥装置が提供される。
「作用」 本発明は層状に形成された水分率が10〜15%である
湿潤チョツプドストランドを高周波電気エネルギーであ
る高周波またはマイクロ波により誘電加熱乾燥する方法
であるため層状を形成しつつ移送される材料自身が発熱
することによる、いわゆる内部の加熱である。そのため
ガラスvA維チョツプドストランドの如く熱伝導の悪い
材質でも短時間に層全体の水分が同時進行的に加熱され
、蒸発が進行する。さらに通風性コンベアの下部から加
熱空気を吹きだしチョツプドストランド層を導通するこ
とにより、バインダー硬化を促進し、均一加熱作用をよ
り一層受け、しかもその時チョツプドストランドの塊状
状態を回避することができる。また、本発明によれば乾
燥硬化されたチョツプドストランドに連結し7j ’I
程内ぐ効率的な包till冷却作用を与えることができ
る。
高周波電気エネルギー加熱の場合、チョツプドストラン
ド層内の水分が同時進行的に加熱され蒸発するために、
静置熱風乾燥法等にみられるバインダーの表層移行現象
(マイグレーション)は起らない。このマイグレーショ
ンは静置熟思乾燥の場合は主に層を形成するチョツプド
ストランド間で起るが厳密にいうとチョツプドストラン
ド内でも発生している。
チョツプドストランド内のマイグレーションは動的乾燥
法の場合も発生する。これは動的乾燥法の場合1個、1
個のチョツプドストランドに直接熱風があたるためチョ
ツプドストランド間のマイグレーションは起らないが、
1個のチョツプドストランドについてみれば、そのチョ
ツプドストランドの外側から水分が乾燥していくので内
側の水分はそれにつれ表面に移行する。水分にと5なっ
てバインダー成分もマイグレーションする。従って乾燥
したチョツプドストランドをみた場合チョツプドストラ
ンドの外側がバインダーリッチで、内側はバインダーが
少ないことになる。これに対して高周波電気エネルギー
による乾燥の場合は層内の水分が同時に加熱されるため
チョツプドストランド1mのマイグレーション、チョツ
プドストランド内のマイグレーションも共に起りにくい
。又マイグレーションに伴なって発生するチョツプドス
トランドの塊状化現象も発生しない。しかし高周波電気
エネルギーの場合特にマイクロ波乾燥の場合はこのよう
な利点を有する反面照射条件をブヨツブトストランドの
水分率に合わVて厳密に制御しなければならないことが
ある。即ち、照射条件の設定が適当でないと未乾燥状態
のチョツプドストランドになったり逆に過乾燥になった
りする。
過乾燥の場合は、バインダー成分がオーバーヒートによ
り着色したり、場合によっては熱分解によりバインダー
成分としての性能が劣化し、イのチョツプドストランド
を使用した成型品の物性が低下する等の現象を起す。
ガラスm維自体はマイクロ波の加熱により水のようには
加熱されに(いためと水分の蒸発に潜熱をとられるため
水分が蒸発するまでは、バインダー成分の硬化が遅れ気
味になる。しかし水分が蒸発してしまうとバインダーの
加熱が急速に進みオーバーヒートされ易い。従っである
一定の条件のもとでの最適乾燥条件の幅がマイクロ波の
場合は非常に狭い。この最適乾燥条件の幅から外れると
未乾燥状態となったり、過乾燥状態となったりする。従
って例えばブヨツブトストランドの水分率が変動すると
この最適幅もずれることになる。−般に紡糸直後の湿潤
ストランドをカットして得られるチョツプドストランド
の水分率は10〜15%の間で変動するため、当然これ
に応じて最適乾燥条件の幅も移動する。上記の事を踏ま
え種々検討の結果マイクロ波乾燥と熱風乾燥とを併用す
ることによりマイクロ波乾燥の均一加熱、乾燥速度の大
きいこと、マイグレーションの発生の少ないこと等を残
しながら、成る程度の条件の変動に対応しつる且つバイ
ンダー硬化が適度なチョツプドストランドの乾燥方法を
見出した。即ちマイクロ波乾燥と熱風乾燥とを併用する
ことにより、乾燥効果及びバインダーの硬化を促進し、
かつマイクロ波乾燥のもっている最適範囲幅が狭いこと
を改善できる。
これは一定温度の熱風をチョツプドストランド層を導通
させることにより、チョツプドストランド層全体の加熱
に効果があり、仮に水分が蒸発した後でも熱風による加
熱では、一定温度以上にチョツプドストランド層の温度
を上げることはない。
又マイクロ波乾燥の場合はガラスのマイクロ波を吸収し
にくいために、ガラス繊維自体の温度とそのまわりに付
着しているバインダー水分との間には温度差が生じ水分
側からガラス繊維側に熱が移動するようになる。従って
熱風乾燥を併用するとチョツプドストランド層(ガラス
繊維も含めて)全体を加熱することになり、上記のよう
な効率の悪さも少なくなり、チョツプドストランドの水
分率の変動等にも対応できるようになる。又、マイクロ
波加熱を熱風による加熱が補助することにより、前記し
た動的熱風乾燥法と比較しても乾燥時間を、1分から4
分程度と大幅に短縮が可能となる。又蒸発した水分が装
置内側に結露することも防止でき、乾燥時間が短かくな
ったことと、水分の全量を熱風で乾燥する方式と比較し
て本発明の場合は熱風の石も少なくすることができるた
め装置全体をコンバントにすることが可能である。本発
明は以上のような作用効果によりバインダーのマイグレ
ーションが少なく従って塊状化も発生せず、はぼ均一に
乾燥及びバインダーが硬化された糸割れの少ないチョツ
プドストランドを短時間で乾燥することができる。更に
上記乾燥工程に連続して、コンベア下方より冷却用空気
流を吹きだし乾燥したチョツプドストランド層に導通せ
しめ温度の高いチョツプドストランドを冷却する部分を
設けることができる。
本発明の乾燥方法によると従来の動的乾燥方法では難か
しいとされていた紡糸切断工程との連続が可能となり工
程管理の面では工程の短縮化により作業の大幅な省力化
を計ることができる。又品質管理の面でも製品の品質デ
ータが直ちに工程にfeed Backできるようにな
り品質のバラツキを少なくするという面でも効果がある
マイクロ波乾燥の欠点の一つとしてランニングコストの
高い点があるがこれも熱風乾燥と併用することにより、
両者の乾燥効率に対するマイナス面を補完し合うような
形になり、熱風乾燥のみの場合と比較すれば若干高いが
マイクロ波のみによる乾燥と比較すればかなりランニン
グコストを低下せしめることが可能である。
又紡糸切断工程との連結による生産管理面品質管理面で
の効果及び設備の占めるスペースの減少によるスペース
の有効利用等の総合的効果を考慮すると、チョツプドス
トランド全体のコストとしてはかなりのコストダウン効
果が期待できる。
本発明で使用されるコンベアは加熱空気またtよ冷却空
気を噴出導通させるため通風性で且つ、高周波電気エネ
ルギーによる自己発熱のない材質のコンベアであること
を要する。例えばガラスクロスにテフロン樹脂をコーテ
ィングした網状材料等が望ましい。
本発明で使用される高周波電気“エネルギーとしては発
明の主旨からして物質に誘電加熱を生ぜしめるようなも
のであれば、いずれも含まれるが周波数が数100MH
z以上のマイク1コ波が乾燥効率が大きいこと及び波長
が短かいことにより乱反射を起しやすいために均一加熱
を得ることができる等の点ですぐれている。
マイクロ波の波長に関しては現在我国において使用可能
波長である2450HHz 、915HHz (7)い
ずれでも可能である。通風性コンベアの開口率としては
20〜30%で、目の大きさは1“×11〜2″x 2
 FIMが適し目が小さすぎるとバインダー等の付着に
よる目詰まりが生じやすく、又大きすぎるとチョツプド
ストランドが目を通って下方へ落らやすくなる。又熱風
の強さはコンベア上1() mrR高さでの平均流速が
0.5m/sec 〜1.5m / 5leCとなるよ
うにするのが適当ひある。平均流速が小さいとチョツプ
ドストランド間を熱風が通過しにくく充分な効果を発揮
できない。逆に太き′rjぎるとチョツプドストランド
が飛散する。熱風の湿度に関しては100℃〜200℃
の範囲が適当であるが好ましくは110℃〜160℃で
ある。チョツプドストランドの層厚については特に規制
はないが、あまり厚すぎると熱風が導通しにくくなるの
で不都合である。
冷却用空気は常温の空気を用い、噴出速度は0.577
L/分〜2.5yrt/分の範囲で噴出させることがで
きる。
「実施例」 第1図は、ガラ28Mストランドの切断から形成チョツ
プドストランドの乾燥までのプロレスを模式的に示す図
であり、第2図は第1図のプ【]セスにおいて用いられ
る本発明の乾燥装置の一実施例の構造を示す側断面図で
ある。
図において、カッター20はガイドローラ21と、表面
がゴム、合成樹脂等で形成されている自由回転できるフ
ィードローラ22と、フィードローラ22に接圧され、
モーターによって駆動される多数のブレードが放射状に
表面から突出するように植設されているカッターローラ
23から成る。
カッター20に入ったストランド10はガイドローラ2
1を通ってフィードローラ22に巻掛りられ、フィード
ローラ22とカッターロー523の圧接点においてブレ
ードのフィード日−ラ表面に対する喰い込みによってル
−ト間隔で定まる長さに切断され、チョツプドストラン
ド30を形成する。このチョツプドストランド30はダ
イレクトカッティング方式の場合、紡糸時のバインダー
の適用量に依存して変わり得るが、通常は約10〜15
%の水分率を持つ。
チョツプドストランド30は上記のようにダイレクトカ
ッティング方式によって紡糸と直結して[Gすることが
でき、そして本発明はこのような連続工程で作られたチ
ョツプドストランド3oの乾燥に適用するのが好ましい
。しかし、これ以外の方法、例えば紡糸および集束され
たストランドを一旦巻取管に巻取って形成した未乾燥ケ
ーキのストランドを直接、またはざらにサイジング剤等
を含み、あるいは含まない水性処理剤で被覆処理または
湿潤処理してカッターに供給、切断することによって、
あるいは巻取管に巻取られ、乾燥された乾燥ケーキのス
トランドを二次湿潤被覆処理または湿潤処理した後カッ
ターに供給し、切断することによって製造されたチョツ
プドストランドの乾燥にも適用できる。上記において説
明をストランドに限ったが、本発明は例えばロービング
、これは[1−ビング工程を省略して紡糸時に直接ロー
ビング化したいわゆる直巻ロービングも含まれるストラ
ンドの加工製品を湿潤状態で切断して作ったチョツプド
ストランドの乾燥にb適用できる。
乾燥装置40は入口部電波シールド装置42、マイクロ
波キャビティー43、出口部電波シールド装置44に区
分されており、その問をベルトコンベア41が通る。乾
燥装置40はマイクロ波キャビティー43に接続される
マイクロ波発振嘉系統、さらにマイクロ波キャビティー
43J3よσ出ロ部電波シールド装置44に接続される
送排風装置系統を付属装置としで含む。
カッター20で切断され、約1に9/分で供給されたチ
ョツプドストランド30はコンベア41の上部に落下、
堆積されつつ搬送され、本発明による乾燥装@40に供
給される。幅400m、搬送長さ25001Mのガラス
繊維とテフロンからなる網状ベルトを使用したコンベア
41は、乾燥装置4oに右するスピード調V、装置によ
り搬送速度を0、3〜3m/sin、に調整できる駆D
 ’E−−ター 59により運転される。ベルトコンベ
ア41は通常0.6m/1n、で運転され、供給された
チョツプドストランドはベルトコンベア41上に幅約3
00111 N厚さ約10aa+で堆積され、マイク1
]波吸収体45を有する入口部電波シールド装置42、
そしてマイクロ波キャビティ−43内部へ搬送される。
マイクロ波キャビティー43の上部には、導波管を介し
て0.5〜5kwに調整できる発振器46a、46bが
入口側と出口側に接続されている。2450HIIzの
マイクロ波は発振器46a。
46bから導波管47a、47bを通りマイクロ波キャ
ビティー43の上部に有する2つの照射部48a、48
bに導かれ照射される。マイクロ波キャビティー43に
搬送されたチョツプドストランド30は2450HII
zのマイクロ波により内部加熱され水分蒸発が進行する
。マイクロ波キャビティー43は、その下部に熱風間口
51を有しており、熱風供給装置が接続されている。熱
風供給装置は熱風送風ファン49とファン49から送ら
れてくる空気を温度調節装置により0〜200℃の範囲
で所望の温度まで加熱できる加熱装置50から構成され
ている。加熱空気は熱風供給装置から熱風開口51に導
かれ、さらに熱風ダクト52によりベルトコンベア41
の下部まで導かれ、ベルトコンベア41へ噴出・導通さ
れチョツプドストランド30を通過し、マイクロ波キャ
ビティー43の上部の排7!lff1調節用ダンパーを
有する排気口53に流れる。通常送風される120〜1
30℃の加熱空気は蒸発した水分をマイクロ波キャビテ
ィー43の上部に設けられたダンパーを有する排風口5
3より外部に運ぶとともに、再び熱風供給装置へ循環さ
れる。ベルトコンベア41の下部から多数の細かい加熱
空気が噴出・導通することで、チョツプドストランド3
0の硬化作用が促進し、均一熱風作用をよりいっそう受
け、しかもそのときチョツプドストランドの塊状状態を
回避できる。
乾燥されたチョツプドストランド30はその後、マイク
ロ波吸収体45を有する出口部電波シールド装置44に
送られる。出口部電波シールド装置44は、その下部に
冷却間口55を有しており、冷風ダクト56を介して冷
風供給装置が接続されている。冷風供給装置は冷風送風
ファン57を有し、外気を吸入して出口部電波シールド
装置44に供給する作用をなしている。必要に応じて冷
風供給装置内に空気冷却器を備えてもよい。出口部電波
シールド装置44の上部にはダンパーを有する排気口5
8がある。冷風供給装置から送られる冷7JJ空気は冷
風間口55を通りベルトコンベア41の下部から噴出・
導通されチョツプドストランド30を通過し、上部の排
気口58に流れる。冷u1空気により冷却されチョツプ
ドストランド30は強制冷却作用を受けるため個々のチ
ョツプドストランドが完全に冷却され、乾燥装置40の
外部にチョツプドストランド製品として送り出される。
前記実施例の装置を実際に適用した結果は次の通りであ
った。
即ち2800ホールのノズルを有するブッシングから紡
糸され、エポキシ系バインダーを塗布されたフィラメン
ト径13μのガラスII雑ストランドを切断装置に導入
しチョツプドストランドとした。切断された水分率12
%のチョツプドストランドを切断装置直下に配置された
網状コンベア上に集積させ、乾燥装置に搬送・供給し、
乾燥及び冷却して製品として取り出した。
これらの製品水分率は0.02%でガラスm雑の恒常水
分0.03%以下となり実質的に完全に乾燥されていた
。乾燥工程におけるチョツプドストランドの供給量は約
60Ky/時間でコンベア上の層厚は約10履である。
加熱空気はガラス繊維にテフロン等誘電率の低い樹脂を
含浸させた開口率20%の目間ぎを有する網状ベルトの
下方より噴出させ、ベルト上101mの高さでの平均流
速はIyyt/秒で、又その時の加熱空気温度は130
℃に設定、マイクロ波出力は4.5”X2に設定し、コ
ンベヤ速度は0.6TrLZ分とした。
冷却用空気は常温の空気を用い、噴出速度はコンベア上
10jIIIの位置で約2m/秒に設定した。
この仕様によるとき、乾燥時間は約2分であり、又冷却
時間は45秒である。
比較例としてほぼ同量投入して乾燥させた特公昭62〜
9541号による動的乾燥方法による場合と、厚さ60
mで130℃の熱風循環乾燥炉で約10hre置熱風乾
燥した場合のチョップ1ストランドについての特性を測
定した結果を表1に示す。
表1 表において付着率はチョツプドストランドに対するバイ
ンダーの付着率を示し、不溶化度はバインダーをトルエ
ン中で1時間煮沸処理した時の不溶バインダーの比率で
ありバインダーの硬化程度の目安となるものである。嵩
比重は200gのチョツプドストランドを1000ad
lのメスシリンダーに均一に投入し、その体積をg/1
3で表した。
経験的に嵩比重の大きいチョツプドストランドは毛羽立
ちが少なく、集束性が良いことを示ず。ドラム風綿は1
35cgLのV型容器に5Kgのチョップトストランド
を投入後封印し30 rpmで5分間回転させ強制解繊
させる。回転停止後容器内部のサンプルを取り出し、2
.5メツシユ標準ふるいでふるい上部に残った風綿状物
の量を測定する。
流動値は長さ500 m 、幅100IRIR,深さ5
0履トラフを持つ振動装置の後部より100#I11位
置に、底面より10IIIRの間隔を開けたスリット環
を設ける。チョツプドストランドは常時摺り切る状態に
なる様に供給し、振動によってスリットから流下する重
量を測定する。振動装置の振動数は3000回/分で振
幅は0.4mで有る。
表1の結果からも判るようにチョツプドストランドとし
ての特性は本発明による乾燥は流動層乾燥、静置熱風乾
燥で得られたチョツプドストランドと比較して同等かそ
れ以上の特性を示している。
特にドラム風綿の発生源や流動性の点で他の方法で得ら
れたチョツプドストランドと比較してすぐれている。こ
のことはチョツプドストランドの1体性がよく糸割れ等
が発生しにくいことを示している。
「発明の効果」 本発明は高周波電気エネルギーによる加熱されるもの自
身の発熱を利用する内部加熱方式と加熱空気噴出・導通
の外部乾燥を併用した構成とされているため乾燥時間は
従来の動的乾燥方法より短縮することができる。更に、
高周波電気エネルギー加熱と熱風加熱とを併用すること
により高周波電気エネルギー加熱の有する均一加熱に加
えてバインダー硬化が可能となるため、糸割れが少なく
、マイグレーションや相互粘着による塊状化のないチョ
ツプドストランドが得られる。その結果としてチョツプ
ドストランドの品質及び歩留りの向上がはかられ、更に
本発明乾燥法によるチョツプドストランドを使用した成
型品の物性向上が期待される。
さらに加熱空気の噴出により炉内の結露を防止できる。
さらに高周波電気エネルギーのa11111I性が容易
となる。
又乾燥装置自身を小型化でき、小さなスペースで乾燥工
程をおこなうことができる。従って、この小スペース化
と乾燥時間の短縮化により紡糸切断工程と乾燥工程の連
結が可能となりチョツプドストランドのトータルコスト
の低下が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はガラス繊維ストランドの切断から形成チョツプ
ドストランドの乾燥までのプロレスを模式的に示す概要
図であり、第2図は第1図のプロセスにおいて用いられ
る本発明の乾燥装置の一実施例の側断面図である。 10 ストランド   20 21 ガイドローラー 22 23 カッターローラー 30 チョツプドストランド 40 乾燥装置 41 通風性(網状)コンベア 42 人ロ部電波シールド装置 43 マイクロ波キャビティー 44 出口部電波シールド装置 45 マイクロ波吸収体 46a、46b  発振器 47a、47b  導波管 48a、48b  照射flS 49 熱風送風ファン 50 51 熱風間口    52 53 排気口     54 55 冷風開口    56 57 冷風送風ファン 58 59 駆動モーター

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラス繊維ストランドを湿潤状態で切断して得ら
    れた湿潤チョップドストランドを通風性コンベア上に層
    状に積載して移送し、前記通風性コンベア上のチョップ
    ドストランド層にその上部より高周波電気エネルギーを
    照射し、かつその下方より多数の細かい加熱空気流を噴
    出導通せしめることを特徴とするガラス繊維湿潤チョッ
    プドストランドの乾燥方法。
  2. (2)前記乾燥工程に連続して移送されつつある乾燥さ
    れた高温のチョップドストランド層に、その下方から多
    数の細かい冷却用空気流を噴出導通せしめ強制冷却する
    ことを特徴とする特許請求の範囲の第1項記載のガラス
    繊維湿潤チョップドストランドの乾燥方法。
  3. (3)上方より内部に向けて高周波電気エネルギーを照
    射されたキャビティーと、ガラス繊維ストランドを湿潤
    状態で切断して得られた湿潤チョップドストランドを層
    状に積載し前記キヤビテイーを通して水平方向に移送さ
    れる通風性コンベアと、前記通風性コンベアを通して下
    方より上方に加熱空気が流れるように前記キャビティー
    内に加熱空気を供給する装置とから成ることを特徴とす
    るガラス繊維湿潤チョップドストランドの乾燥装置。
  4. (4)更に前記キャビティーの出口側に該キャビティー
    を通過した通風性コンベアを通して下方より上方に冷却
    用空気を流通せしめるチョップドストランド強制冷却装
    置を設けた特許請求の範囲第3項記載のガラス繊維湿潤
    チョップドストランドの乾燥装置。
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