JPH02188003A - 携帯用無線機のアンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、アンテナ特に携帯用無線機のアンテナに関す
るものである。

［従来の技術］ 携帯用無線機のアンテナは取扱い性が要求され、小型軽
量、伸縮可能である等の特徴を有している。

第３図、第４図は従来の携帯用無線機のアンテナを示し
ている。

第３図に於いて、１は携帯用無線機本体、２はアンテナ
、３は送受信回路、基板を示している。

アンテナ２はバイブ状のアンテナ素子が同心多重に嵌合
し、伸縮自在である。

アンテナ本体５と該アンテナ本体５の基部にビン９を介
して枢着された支持部６とから構成され、該支持部６は
前記送受信回路基板３に固着されると共にアンテナ整合
回路４に接続されている。

又、前記支持部６は、第４図に示す様に、支持体７に回
転子８を嵌合させ、該回転子８の鍔部１０と係合するジ
ヨイントカバー１１を支持体７にカシメ、支持体７と回
転子８とを一体化している。

［発明が解決しようとする課題］ 一般に、同軸給電線路との間にはインピーダンス整合が
必要な為、コイル、コンデンサからなる前記整合回路が
設けられるが、従来のものでは携帯用無線機本体１側に
設けられている為、インピーダンス整合、例えば５０Ω
で整合させるには、アンテナ２を設けた状態で、整合回
路４の調整を行わなければならない、従って、ユニット
毎に調整ができない為作業性が悪いという問題があった
。

本発明は、斯かる実情に鑑み、携帯用無線機のアンテナ
として要求される小型軽量で且伸縮可能であるという機
能を損うことなく、アンテナに整合回路を内蔵せしめ、
携帯用無線機本体側はアンテナと切離して最終調整走行
い得る様にしようとするものである。

［課題を解決する為の手段〕 本発明は、伸縮自在なアンテナ素子の基端に金属製の中
空管を絶縁状態で連結し、該中空管の内部に中空管とは
絶縁してコイルを内設し、該コイルを前記アンテナ素子
に接続すると共に携帯用無線機本体の送受信回路に接続
し、前記中空管はアース接続したことを特徴とし、又伸
長時のアンテナの全長を使用電波の波長λと等くし、縮
短時のアンテナ長さ５λ／８としたものである。

［作　　用］ アンテナ素子はコイルを介して送受信回路に接続され、
且該コイルと中空管とは同軸状の配置となり両者は絶縁
されているので、該コイルと中空管とはコンデンサとし
ての機能を発揮し、アンテナはコイルとコンデンサから
なる整合回路を具備した構成となる。又、伸長時には使
用。

電波長λと等しく、縮短時には５λ／８としであるので
伸長時、縮短時のいずれの状態でもアンテナとしての機
能を発揮する。

［実　施　例］ 以下、図面を参照しつつ本発明の詳細な説明する。

尚、第１図、第２図中、第３図、第４図中で示したもの
と同一のものには、同符号を付しである。

アンテナ２はアンテナ本体と該アンテナ本体５の基部で
直角方向に延びる嵌合軸部１３とからなり、ニルボウ形
状をしている。該嵌合軸部１３が携帯用無線機本体１の
内部に固着されたホルダ１４に嵌合した状態で、固定ボ
ルト１５をホルダ１４に挿通させ、前記嵌合軸部１３に
螺着すれば、アンテナ２の取付けを行い得る様になって
いる。

前記アンテナ本体５の先端部１６はアンテナ素子がゴム
、合成樹脂等高弾性材料で被覆され屈撓自在であると共
に２段に伸縮できる様になっている。該先端部１６の下
端にはゴム、合成樹脂等高弾性材料の支管１７を固着す
る。該支管１７の内部には金属製のバネ受１８が嵌着し
てあり、該バネ受１８と前記先端部１６の下端との間に
は密着巻したバネ１９を挟設する。

次に、前記嵌合軸部１３が固着されるアンテナ本体５の
基端部２０を説明する。

金属製の中空管２１の下部に下部絶縁体２２を嵌着し、
上部に上部絶縁＃２３を螺着する。該上部絶縁体２３に
上部、下部がそれぞれボルト２４ａ。

２４ｂとなっているジヨイント２４を螺着する。

前記下部絶縁体２２には軸心に沿って貫通する金属製の
芯線２５を埋設し、該芯線２５の上端にコイル２６の下
端を固着する。該コイル２６の上端部は軸心に沿ってア
ンテナ先端に延び、前記上部絶縁体２３、ジヨイント２
４を貫通し、コイル２６の上端はハンダ付は等所要の手
段で、ジヨイント２４に固着する。

該ジヨイント２４は、前記バネ受１８と螺合し、前記先
端部１６と基端部２０とを結合する。又、該先端部１６
の支管１７の下部は前記上部絶縁体２３の上部に嵌合す
る。

前記嵌合軸部１３について説明する。

前記アンテナ本体５の基端に固着した金属製の軸体２７
の中心には絶縁材２８に被覆された接点棒２９が嵌着さ
れており、又軸体２７の両端部は中空で、一方の中空部
には前記芯線２５と棒接点２９が露出して固着されであ
る。他方の中空部にはジヨイントブツシュ３０の一端部
が圧入状態で嵌合されている。前記棒接点２９は該ジヨ
イントブツシュ３０を貫通し、先端が露出している。　
前記軸体２７の中間部の外周にはカシメ清３１が刻設さ
れ、前記ジョインドブ・ｙシュ３１には鍔部３２が形成
され、軸体２７、ジヨイントブツシュ３０、に掛渡って
カシメスリーブ３３が嵌合され、該カシメスリーブ３３
の一端部は前記カシメ清３１にカシメられ、他端部は前
記鍔部３２と係合する。ス、前記した様に固定ボルト１
５は前記ホルダ１４を遊貫してジヨイントブツシュ３０
に螺合する。

該ジヨイントブツシュ３０に対峙し携帯用無線機本体１
の中心側に導電弾性材を屈曲させ形成した接点３４が配
設され、該接点３４は送受信回路基板３の配線パターン
に接続されている。

又、前記軸体２７は、カシメスリーブ３３、ホルダ１４
、導電部３７を介して送受信回路基板３のアースパター
ンに接続されている。

尚、軸体２７のゲース３５の貫通部には防滴リング３６
が嵌入されており、該防滴リング３６はゲース３５に圧
入状態であると共に前記カシメ講３１部分と嵌合して、
防滴作用を発揮すると共に抜脱しない様になっている。

上記した本実施例の構成に於いて、アンテナ素子はバネ
１９、バネ受１８、ジヨイント２４、コイル２６、芯線
２５、接点棒２９、接点３４を介して送受信回路に接続
され、又コイル２６、芯Ｍ＆２５、接点棒２９に対し同
軸状の配置で且これらと電気的に絶縁された中空管２１
は、軸体２７、カシメスリーブ３３、ホルダ１４、導電
部３７を介してアースされている。而して、中空管２１
とコイル２６、芯線２５、更に軸体２７と接点棒２９と
はコンデンサの作用をするので、結局アンテナ２はその
基部にコイルとコンデンサから成る整合回路を具備した
構成となる。

次に、アンテナ２はその嵌合軸部１３を中心に自在に回
転し得、且２段に伸縮する３段構成のアンテナであり、
更にアンテナ２の伸長時長さは、使用電波波長λの１倍
、短縮時には５７８倍としである。

又、前記バネ１９はアンテナ本体５に衝撃等の力か作用
した場合に屈曲し、アンテナに損傷を及ぼすのを防止す
る。

又、アンテナ２は固定ボルト１５．１本で携帯用無線機
本体１に容易に着脱し得、アンテナ２及び携帯用無線機
本体１とを個別に調整できることと相俟って、組立作業
性は格段に向上する。

［発明の効果］ 以上述べた如く本発明によれば、アンテナに整合回路を
内蔵せしめ、アンテナ自体でインピータンスの整合を行
え、例えば、送受信回路に対し５０Ω結合ができ、アン
テナと送受信回路結合に於いて整合の為の調整を完全に
省略し得、携帯用無線機の組立作業性を大幅に改善し得
る。

更に、アンテナ伸長時にはその長さをλ、縮短時には５
λ／８としであるので、伸長時には勿論のこと縮短時に
も充分にアンテナとしての機能を発揮し、狭少な場所で
の使用を可能とする。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るアンテナの断面図、第
２図は第１図のＡ−Ａ矢視図、第３図は従来例の全体図
、第４図は該従来例の支持部の断面図を示す。 ２はアンテナ、５はアンテナ本体、１３は嵌合軸部、１
６は先端部、２１は中空管、２２は下部絶縁体、２３は
上部絶縁体、２５は芯線、２６はコイルを示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）伸縮自在なアンテナ素子の基端に金属製の中空管を
   絶縁状態で連結し、該中空管の内部に中空管とは絶縁し
   てコイルを内設し、該コイルを前記アンテナ素子に接続
   すると共に携帯用無線機本体の送受信回路に接続し、前
   記中空管はアース接続したことを特徴とする携帯用無線
   機のアンテナ。 ２）伸長時のアンテナの全長を使用電波の波長λと等く
   し、縮短時のアンテナ長さを５λ／８とした、請求項第
   １項記載の携帯用無線のアンテナ。