JPH0218747Y2 - - Google Patents

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JPH0218747Y2
JPH0218747Y2 JP1984024954U JP2495484U JPH0218747Y2 JP H0218747 Y2 JPH0218747 Y2 JP H0218747Y2 JP 1984024954 U JP1984024954 U JP 1984024954U JP 2495484 U JP2495484 U JP 2495484U JP H0218747 Y2 JPH0218747 Y2 JP H0218747Y2
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JP
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synthetic resin
plate
floor
woven fabric
surface plate
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JP1984024954U
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JPS60136264U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はワゴン車やライトバンなど比較的広い
床面積を有する自動車の床面に使用する床被覆材
に関するものである。
一般に、ワゴン車やライトバンなどは軽量貨物
を積載する関係上、床面は平らでしかも比較的広
い面積を設けてある。したがつてこれらの床面に
は強度上、第5図に示すような溝付床板Bを使用
している。この床板Bは厚さが2mmの鋼板を用
い、50mm間隔で、深さ8mmの溝Cが設けられてい
る。
通常、これらの自動車は、この溝付床板Bを床
面に張つた侭の状態で販売・使用されている。し
かしながら、発進・停止時あるいはカーブを曲
がる際に荷物が滑り易く、美感上良好ではな
く、人が乗る場合に不都合であり、騒音が床
面から室内に入り、商品価値が低い、等の理由
から、この溝付床板(鋼板)の上に軟質合成樹脂
シート系の被覆材aを張設して販売・使用するケ
ースがある。この場合には、被覆材aの下面に溝
Cのある鋼板製の床板Bがあるため、その被覆材
aのみでは溝Cの形状に沿つた凹条が、被覆材a
にも生じ、美観的、及び清掃上好ましくなかつ
た。そのために第4図に示す如く、該溝部Cに、
その溝と同じ形状、同じ大きさに成形した帯状の
発泡プラスチツクなどよりなる詰物Dを敷設して
床板上面を平らにした後、前記被覆材aを張設す
ると云う方法を採用していた。この方法では帯状
発泡プラスチツクなど詰物のコストが加算される
ばかりでなくこれを敷設する工程も加わるため繁
雑な手作業が要求されていた。
本考案はこのような背景に鑑みてなされたもの
で、その実施の一例を図面について説明すると上
下の軟質熱可塑性合成樹脂層1,2間に、粗目の
ガラス織布3を介在させて両層1,2を一体化せ
しめ、その合成樹脂層のいずれか一方の層面に、
硬質又は半硬質の熱可塑性合成樹脂よりなる表面
板4を積層したもので、この表面板4を上面とし
て使用する床被覆材Aである。
上下層1,2の軟質熱可塑性合成樹脂としては
塩化ビニル樹脂、EVAなど一般に床被覆材や軟
質シートに使用されているもの、特に塩化ビニル
樹脂の場合には可塑剤が50部前後、含有するもの
が適している。この上下軟質合成樹脂層1,2
は、その間に粗目のガラス織布3を介在せしめ、
その織布3の目開き部分で強固に一体的に融着積
層される。
ガラス織布3は、粗目で織布自体に強度を有し
伸縮性のないもので例えば経糸10+10本/25mm緯
糸が10本/25mmのからみ組織のもの(カネボウ硝
子繊維(株)製:テキストグラスKS5210)を用いる。
このテキストグラスKS5210は0.12mm厚で54g/
m2の重量を有し、ガラス織布自体の強度は経24
Kg/25mm、緯28Kg/25mmである。この組織である
ため目開き間隔は経・緯とも約2.5mmである。こ
のようなガラス織布3を上下の軟質合成樹脂層
1,2間に設ける。
第1図において、軟質合成樹脂上層1は0.6mm
厚とし、これに前記の粗目のガラス織布3をカレ
ンダーで積層した後、このガラス織布3面に0.8
mm厚の軟質合成樹脂下層2をカレンダーにより積
層すると、ガラス織布3の目開き部分を通して上
下両層1,2が熱融着し、強固に一体的に積層さ
れる。次いで上層1の上面に硬質又は半硬質の熱
可塑性合成樹脂よりなる表面板4を前記と同様
に、カレンダー法で熱時積層する。
表面板4は上下層1,2と同様に熱可塑性の合
成樹脂層ではあるけれども、軟質ではなく、硬質
又は半硬質であり、可塑剤量が10〜25部程度のも
のが適している。この表面板4を前記上層1又は
下層2のいずれか一方の面に積層し、この表面板
4が上面となるようにして使用する。
上述のような積層物は、このままの状態でも充
分に使用できるものであるけれども、前述の〜
の欠点を解消するために、これらの積層物をエ
ンボス機にかけて、加熱・押圧せしめて上層1、
下層2、表面板4間の熱融着強度を更に高めると
同時に、表面板4の表面に荷物が滑らない様にす
るための防滑性の凹凸絞5を設ける。
本考案は上下の軟質熱可塑性合成樹脂層の間に
ガラス織布を介在させた状態で一体的に熱融着さ
れているので、曲げに対して極めて抵抗力が発揮
される。これはガラス織布を構成するガラス繊維
自体の強度及び伸び抵抗性に起因し、しかも、こ
の繊維の動きを上下の樹脂層で封じ込んでいるた
めに発揮されるものである。
もし、ガラス織布を用いても、上下両層を緩い
結合もしくは融着で積層したならば、曲げ時にガ
ラス繊維が、上下両層間の隙間で滑り作用を呈
し、曲げ抵抗性が発揮されない。また、ガラス織
布の代りに、繊維自体に2〜5%の伸縮性がある
天然又は合成繊維からなる通常の織布を用いる
と、その織布が同程度の目開きがあり本考案と同
程度の熱融着度としても曲げ抵抗性は発揮されな
い。
しかも、本考案は、前述のように、曲げ抵抗性
の高い軟質熱可塑性合成樹脂層のいずれか一方の
面に、硬質又は半硬質の合成樹脂層よりなる表面
板が一体的に熱融着されているため全体として剛
直性が高まり、前記の曲げ抵抗性が更に強化され
る。
したがつて表面板側を上面として溝付床板(剛
板)の上に載置して使用した場合に、その上面に
人が乗つたり、荷物を置いても、従来の如く凹条
が発生することなく、溝型に形成した詰物を使用
することも不要である。その場合においても床板
上に単に載置するのみで良く、接着固定しなくと
もよい。この上に人が立つて踵などで溝の部分を
押せば(局部荷重を加えた場合)その部分は一時
的には凹むけれども、その荷重を除けば直ちに元
の平らな状態に復元し、凹部を残すことは全くな
い。
又、表面板の表面に防滑性の凹凸絞を設けるこ
とにより、走行中、荷物が滑つたり移動すること
を防止することが出来る。
更に硬質又は半硬質の表面板側を上面とし、軟
質合成樹脂層例を凹溝のある床板B側として使用
するので、軟質合成樹脂層2面には床板Bの凹凸
溝による圧痕が生じ、床板Bに対しピツタリと納
まり、走高中にズレたり、移動したりしなくな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案自動車用床被覆材の実施の一例を
示すもので、第1図は平面図で一部切欠する第2
図は断面図、第3図は使用状態の断面図、第4図
は従来の使用状態図、第5図は溝付床板(鋼板)
の斜視図であり、図中、Aは本考案の床被覆材、
1,2は軟質熱可塑性合成樹脂層、3は粗目のガ
ラス織布、4は表面板である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上下の軟質熱可塑性合成樹脂層の間に、粗目
    のガラス織布を介在させて、その目開き部分を
    通して、両層を熱溶着により一体化せしめ、該
    合成樹脂層のいずれか一方の面に、硬質又は反
    硬質の熱可塑性合成樹脂よりなる表面板を熱圧
    着して積層し、該表面板側を上面として溝付床
    板に載置して使用する自動車用床被覆板。 (2) 表面板の表面が防滑性の凹凸絞である第1項
    記載の自動車用床被覆板。
JP2495484U 1984-02-22 1984-02-22 自動車用床被覆材 Granted JPS60136264U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2495484U JPS60136264U (ja) 1984-02-22 1984-02-22 自動車用床被覆材

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JP2495484U JPS60136264U (ja) 1984-02-22 1984-02-22 自動車用床被覆材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60136264U JPS60136264U (ja) 1985-09-10
JPH0218747Y2 true JPH0218747Y2 (ja) 1990-05-24

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ID=30519586

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JP2495484U Granted JPS60136264U (ja) 1984-02-22 1984-02-22 自動車用床被覆材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57191681U (ja) * 1981-05-30 1982-12-04

Also Published As

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JPS60136264U (ja) 1985-09-10

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