JPH021866B2 - - Google Patents

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JPH021866B2
JPH021866B2 JP13026085A JP13026085A JPH021866B2 JP H021866 B2 JPH021866 B2 JP H021866B2 JP 13026085 A JP13026085 A JP 13026085A JP 13026085 A JP13026085 A JP 13026085A JP H021866 B2 JPH021866 B2 JP H021866B2
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JP
Japan
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color
irradiation
rad
radiation
discoloration
Prior art date
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Expired
Application number
JP13026085A
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English (en)
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JPS61287968A (ja
Inventor
Keiji Ueno
Meikyo Katanosaka
Noriko Matoba
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP13026085A priority Critical patent/JPS61287968A/ja
Publication of JPS61287968A publication Critical patent/JPS61287968A/ja
Publication of JPH021866B2 publication Critical patent/JPH021866B2/ja
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  • Paints Or Removers (AREA)
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は放射線の簡便な線量測定用の放射線変
色塗料に関する。
(従来技術) 近年、放射線の工業利用は、食品照射、医療器
具の滅菌、電線、収縮チユーブ等のプラスチツク
の架橋等と非常に広範囲の産業分野にわたつてい
る。これらの放射線利用に際しては、放射線量を
簡便な方法で測定し管理することが必要であり、
これまで線量計としては、三酢酸セルロースフイ
ルム(CTA)線量計、ポリエチレンテレフタレ
ートフイルム(PET)線量計、ポリメチルメタ
クリレート(PMMA)線量計、ポリカーボネー
ト線量計、ブルーセロフアン線量計、ラジオクロ
ミツク線量計等がある。更には、ポリ塩化ビニル
をベースとした照射変色テープがある。
(発明が解決しようとする問題点) しかし乍らCTA、PET、PMMA、ブルーセロ
フアン等の線量計では、線量測定の為に照射後紫
外線吸光度計等により吸光度を測定する必要があ
り、簡便な線量計とは言い難い。一方PVC変色
テープでは10Mrad以下の照射線量では、変色
が比較的鮮明であるが、照射線量が10Mradを
越えると照射線量と変色の感度が鈍く、食品照射
や医療用殺菌等の比較的低線量分野では有効であ
るが、電線、収縮チユーブ等の10Mrad以上の
照射線量が要求される分野では使用出来ないもの
である。
上記に鑑み本発明は、特に10Mrad以上の比
較的高線量領域での簡便な照射線量測定という要
求に答えるべく開発されたものである。以下に詳
細に本発明を説明する。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、分子構造内にハロゲンを含むポリマ
ーに、pHの変化により変色する染料及び常温で揮
散しない塩基性物質を添加した樹脂組成物を、該
ポリマーの良溶媒に溶解させ必要に応じ分散剤、
無機フイラー等を添加したもので、放射線を照射
することにより変色することを特徴とする放射線
変色塗料である。
(作用) 上記により、放射線照射により変色する塗料が
得られる。
上記に於いて、ハロゲンを含むポリマーとして
は、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−酢酸ビニル−塩化ビニルグラ
フトマー、クロロプレンゴム、クロルスルフオン
化エチレンゴム、塩化ビニリデン樹脂、弗化ビニ
リデン樹脂、弗化ビニリデン−六弗化プロピレン
共重合体、弗化ビニリデン−四弗化エチレン共重
合体などである。
分子構造内にハロゲンを含むポリマーをベース
としたことにより電離放射線の作用によりハロゲ
ンが単離又は水素付加し系のpH変化をもたらす結
果となる。
染料としては、pHの変化により色が変わるもの
であれば良いのであるが、特にフエノールフタレ
イン、メチルイエロー、ブロモチモールブルー、
ブロモフエノールブルー、チモールブルー、メチ
ルレツドから成る群から選ばれた染料を単独又は
二種類以上組合せて用いることにより、放射線照
射による色の変化がより顕著になる。
塩基性物質としては水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム等のアルカリ金属の水酸化物又はベンジ
ルアミン、イソプロピルアミン、ジエチルアミ
ン、ピリジン等のアミン類が適している。
塩基性物質を添加する目的は、放射線照射によ
る変色が鮮明になり、更には照射線量−変色域を
コントロールする為である。又、塩基性物質の添
加量は、使用する染料系及び照射線量−変色域の
設定によつて異なるものである。
(実施例) 以下に本発明の理解を助ける為実施例を述べ
る。
実施例 1 ポリ塩化ビニル樹脂に対して、重量比75/25で
あるブロモチモールブルーとブロモフエノールブ
ルーの混合染料を10重量%添加し、更に酢酸ブチ
ルを添加して、固型分が30重量%になる様に調整
した。該ポリ塩化ビニル塗料に対し1/2N KOH
エタノール溶液を10重量%添加して照射変色塗料
となした。該照射変色塗料をポリエステルフイル
ム上に塗布、乾燥後、0.4M evの電子線を各々
6,12,24,36,48M rad照射し、変色の程度
を確認した。その結果、未照射では深緑の塗料が
6M rad−黄緑、12M rad−黄土、24M rad−
黄、36M rad−黄、48M rad−黄と変色した。
実施例 2 ポリ塩化ビニル樹脂に対して、重量比50/50で
あるブロモフエノールブルーとメチルイエローの
混合染料を10重量%添加し、その後酢酸ブチルを
添加し、固型分が30重量%になる様に調整した。
該ポリ塩化ビニル塗料に対し、1/2N KOHエタ
ノール溶液を5重量%添加して、照射変色塗料と
なした。その後実施例−1と同様にして照射変色
を見た。その結果、未照射−深緑、6〜12M
rad−うぐいす色、24M rad−橙、36〜48M rad
−赤と変色した。
実施例 3 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体に対して、重
量比50/50であるブロモチモールブルーとメチル
イエローの混合染料を10重量%添加し、酢酸ブチ
ルにより固型分が30重量%になる様調整した。該
塩化ビニル系塗料に対し、ベンジルアミンを10重
量%添加し、照射変色塗料となした。しかる後、
実施例−1と同様にして照射変色を調べた。その
結果、未照射−緑、6〜12M rad−黄、24M
rad−橙、36〜48M rad−赤と変色した。
実施例 4 ポリ塩化ビニル樹脂に対し、重量比75/25のチ
モールブルーとフエノールフタレインの混合染料
を10重量%添加し、酢酸ブチルにより固型分が30
重量%になる様調整した。該ポリ塩化ビニル塗料
に対し1/2N KOHエタノール溶液を15重量%添
加して照射変色塗料となした。しかる後実施例−
1と同様にして照射変色を調べた。その結果、未
照射−黄土色、6M rad−黄橙、12M rad−橙、
24M rad−赤、36〜48M rad−紫と変色した。
実施例 5 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体に対し、重量
比50/50であるブロモチモールブルーとメチルレ
ツドの混合染料を10重量%添加し、メチルエチル
ケトンにより固型分が30重量%になる様調整し
た。該塩化ビニル系塗料に対し、1/2N KOHエ
タノール溶液を20重量%添加し照射変色塗料とな
した。しかる後、実施例−1と同様にして照射変
色を調べた。その結果、未照射−深緑、6〜12M
rad−茶、24〜36M rad−橙、48M rad−赤と変
色した。
本発明による照射変色塗料はいずれも、0〜
48M radの範囲に変色域をもつことが確認出来
た。
(発明の効果) 以上の様に本発明の塗料によると特に10M
rad以上の比較的高線量領域での、或いはそれ以
下の領域での簡便な照射線量測定が可能となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 分子構造内にハロゲンを含むポリマーに、pH
    の変化により変色する染料及び常温で揮散しない
    塩基性物質を添加してなる樹脂組成物をポリマー
    の良溶媒に溶解させたことを特徴とする放射線変
    色塗料。 2 pHの変化により変色する染料が、フエノール
    フタレイン、メチルイエロー、ブロモチモールブ
    ルー、ブロモフエノールブルー、チモールブル
    ー、メチルレツドの群から選ばれた単独又は複数
    からなるものである特許請求の範囲第1項記載の
    放射線変色塗料。 3 塩基性物質が、アルカリ金属水酸化物又はア
    ミン類である特許請求の範囲第1項記載の放射線
    変色塗料。
JP13026085A 1985-06-15 1985-06-15 放射線変色塗料 Granted JPS61287968A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13026085A JPS61287968A (ja) 1985-06-15 1985-06-15 放射線変色塗料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13026085A JPS61287968A (ja) 1985-06-15 1985-06-15 放射線変色塗料

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JPS61287968A JPS61287968A (ja) 1986-12-18
JPH021866B2 true JPH021866B2 (ja) 1990-01-16

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ID=15030009

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JP13026085A Granted JPS61287968A (ja) 1985-06-15 1985-06-15 放射線変色塗料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63179977A (ja) * 1987-01-21 1988-07-23 Tomoegawa Paper Co Ltd 紫外線発色性塗料
JPH0658400B2 (ja) * 1987-03-04 1994-08-03 株式会社巴川製紙所 放射線検知組成物および放射線線量測定用シ−ト
JPH01185477A (ja) * 1988-01-20 1989-07-25 Taisei Corp 放射性汚染を検出する材料と検出方法
BR112019003402B1 (pt) * 2016-09-12 2023-01-24 Braskem S.A. Composição polimérica, e, artigo de fabricação

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JPS61287968A (ja) 1986-12-18

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