JPH02186331A - カメラのパトローネ保持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、カメラのパトローネ保持？を置に関する。

（従来の技術） 従来の一般的なカメラでは１パトロ一ネ装填時や排脱時
にパトローネを装脱しやすいように、カメラ本体のパト
ローネ室壁と装填したパトローネの間に若干の空間が設
けてあり、パトローネ装填時にフィルムがフィルムガイ
ドレールに適切に接触するよう、パトローネを正規の位
置に矯正する扱バネが設けてあった。この板バネはパト
ローネを光軸方向（アパーチャ側）に押圧するものと、
パトローネをカメラの高さ方向に押圧するものがありだ
。

（発明が解決しようとする問題点） 従来の板バネを用いたパトローネ位置矯正装置は、パト
ローネを常に押圧しているために、パトローネ装填時や
排脱時に障害となりパトローネを装脱しづらいことがあ
った０本発明はこのような従来の問題点を鑑みてなされ
たもので、パトローネの装填及び排脱時に容易にパトロ
ーネの装脱が行なえ、しかもパトローネ装填時には確実
に正規の位置に配置・矯正するような装置を提供するこ
とを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明におけるカメラのパトローネ保持装置は、パトロ
ーネの位を矯正手段として形状記憶合金をも含めた熱応
動弾性変形部材を用いた。

（作用） パトローネ抑圧部材は、パトローネ装填時に、パトロー
ネ収納部内壁等に収納され退避しており、ＤＸ接片の信
号や裏蓋の閉じ信号を検出した時に該パトローネ抑圧部
材が突出し、パトローネを正しい位とに矯正する。パト
ローネは一度正しい位とに矯正されれば、該パトローネ
抑圧部材を解除してもその位とは変わらないため、規定
時間突出しパトローネを正しい位置に矯正したあとに、
パトローネ収納部の内壁簿に収納退避される。又、抑圧
部材は、パトローネを正しい位置に矯正したまま、パト
ローネを保持し続けてもよ＜、Ｉ［Ｊ！開の信号を検出
したときにパトローネ押圧部材をパトローネ収納部内の
内壁などに収納退避させるようにしてもよい、パトロー
ネ排脱時には前記パトローネ抑圧部材は収納退避状態に
あるのでパトローネを取り出すことを許す。

前記パトローネ抑圧部材は、電圧印加により発生する熱
により変形する形状記憶合金等を含んでおり、リンク機
構等を利用してパトローネの位置を矯正する。又、前記
パトローネ抑圧部材自体を形状記憶合金としてもよく、
この場合は部品点数の減少から、コスト・ダウンに寄与
する。尚、パトローネ抑圧部材自体を形状記憶合金とし
たときには、高温の形状記憶合金が直接パトローネに接
触しないよう形状記憶合金を断熱材などで被覆するとよ
い。

（実施例） 以下、図面を参黒して本発明によるカメラのパトローネ
保持装置を更に詳細に説明する。

第ｉ７乃至第６　Ｉｎは１本発明の第１実施例を示して
いる。第１ＵＡは、カメラ本体ｌのパトローネ収納部２
にパトローネ３を装填し、フィルム４をローディングし
た状態を示している。パトローネ収納部２の上部には、
Ｕ字形のパトローネ抑圧部材１０（以下、パトローネ位
置矯正バネｌＯという）か、前記パトローネ３の上端と
係合可能に設けられており、パトローネ収納部２の側方
には。

ワイヤー状のパトローネ抑圧部材１１（以下、パトロー
ネ位置矯正バネ１１という）が、前記パトローネ３の側
面と係合可能に設けられている。第１図は、前記パトロ
ーネ３が前記パトローネ位置矯正バネｌＯ及びｔｉによ
り、正規の位置に矯正されている状態を示している。第
２図は、第１図のＡＡ矢視断面で、前記パトローネ位置
矯正バネ１０及び１１がパトローネ３を押圧し１位置を
矯正するときの係合部位を示している。第３図は、第１
図のＢＢ矢視断面図であり、パトローネ収納部２の上方
に設けられた。Ｕ字形のパトローネ位置矯正へネｌＯの
形状と取付構造を示している。

パトローネ位置矯正バネｌＯの両端部（図は片側の端部
のみを示している）は、取付金具１２に挟み込まれて、
パトローネ収納部２の上方で、カメラ本体ｌに圧接固定
されており、該取付金具１２には、リード線１４が電気
的に接続され、Ｕリート［１４は５電圧制御回路と電気
的に接続されている。さらに、前記パトローネ位置矯正
バネｌＯには、カラー１３が挿入されており、カメラ本
体１と接触しないように構成され、ている、上記構成に
おいて、前記パトローネ位置矯正バネ１０を、形状記憶
合金で構成し９前記電圧制御回路により、該パトローネ
位ｇ／ｌ矯正バネｌＯに所定電圧が印加されると、該パ
トローネ位置矯正バネＩＯは、熱を発生し、その熱によ
り、該パトローネ位置矯正バネ１０が変形して、前記パ
トローネ３を上方より押圧し、正規の位置に矯正する。

第４図及びｔ１４５図は、第２図のＣＣ矢視断面であり
、パトローネ収納ｍ２の一方に設けられたワイヤー状の
パトローネ位置矯正バネ１１の形状と取付構造を示して
いる。前記パトローネ位置矯正ハネ１１の一方の端ａＢ
１１ａは、取付金具１６により、カメラ本体ｌに固定さ
れ、リート線１７と電気的に接続されている。前記パト
ローネ位置矯正ハネ１１の他方の端ｍ　ｌ　ｌ　ｂは、
カメラ本体ｌに固定された耐熱部材で形成されたスリー
ブ１８内を自由に摺動できるように貫通し、引っ張りバ
ネ１５の一方の端ＰＢ　１５　ａと図示しないかしめ手
段により導通可能に連結されている。引っ１リバネ１５
の他方の端部１５ｂは、カメラ本体ｌに固定され、かつ
、リート１ｉ１９と電気的に接続されている。

前記リート線１７と前記リード線１９は、前記電圧制御
回路に電気的に接続されている。Ｆ記構酸において５前
記パトローネ位２！！矯正八ネ１１を形状記憶合金で構
成し、前記電圧制御回路により、該パトローネ位置矯正
バネ１１に所定電圧か印加されると、該パトローネ位置
矯正バネ１１は熱を発生し、その熱により、該パトロー
ネ位置矯正ハネＩｔが変形して、該パトローネ３を側方
より押圧し、正規の位置に矯正する。＠温情定電圧が解
除されると、前記パトローネ位置矯正バネ１１は、引っ
張りバネ１５の付勢力により、引っ張られ、前記パトロ
ーネ収納部２のｍ壁の凹部５内に収容され、退避する。

前記パトローネ位置矯正バネ１１に電圧が印加された状
態をＭ４［ＩＪに、電圧印加が解除された状態を第５図
に示している。

尚、高温になりだ前記パトローネ位置矯正バネ１１が、
直接パトローネ３に接触することを防止するため、第６
図に示すように、数珠玉状の断熱材３０を、該パトロー
ネ位置矯正バネ１１に、′１１貫して、取り付けるとよ
い、ｌｉ貫させることて断熱材３０は、ハネ１１上で摺
動できる。！、て断熱材３０がバネ１１の伸縮をｉｎ害
することはない、この断熱材３０は、耐熱プラスチック
などで作られる。

以上の構成における作用を裏蓋動作と関連して説明する
と、（ａ）裏蓋を開いたときには、パトローネ位置矯正
ハネ１Ｏ１１１には電圧が印加されておらず、パトロー
ネ位１１矯正バネＩＯは変形ｌｊｆ能状態にありパトロ
ーネ位ａｍ正へネ１１は第５図に示すように退避状態に
ある。（ｂ）パトローネ挿入特にパトローネ位Ｆ１１矯
正バネ１１は退避状態であり、パトローネ位置矯正バネ
１０はパトローネ３挿入により変形し、第３図の波線状
歴まで、なりつるが、パトローネ３挿入の障害とはなら
ない、＜ｃ）ＩＭを閉じるとパトローネ位置部ｉＥバネ
１０．１１に電圧か印加されて、パトローネ位２！矯正
八ネ１０は第３図に示すようにバト【１−ネ抑圧矯正状
！ムになり、パトローネ３を下方に抑圧し正規位置に矯
正するのでフィルム４が正規位置に矯正されフィルムガ
イドレール間に納まる。パトローネ位置矯正バネ１１は
、第２図に示すようにパトローネ抑圧矯正状態になりパ
トローネの浮きをなくす、（ｄ）フィルム４の空送り中
は電圧が印加されておりパトローネ押圧矯正状態が続き
空送り完了後電圧印加が終了しパトローネ抑圧矯正状態
が解除される。実際のカメラ動作を表１に示す。

表１ カメラ動作 以ｔの実施例では、パトローネ３を挿入し裏蓋を閉じ空
送りが完ｒするまでの間電圧が印加されるが、これは、
パトローネ３装填時に一度位置を矯正すればその後はほ
とんど再矯正する必要がない点と、電圧印加による電流
消費を最小に抑えるためであるが、各駒の巻きＬげ及び
巻き戻し時の多少のガタも防ぎたいのであれば、各モー
ト時間通電する構成でも良い。

第７図及び第８図は１本発明の第２の実施例てあワ、第
１の実施例の第３図のカメラ１ｔｌｉ面に相当する。

パトローネ位置矯正バネ２０はカメラ本体Ｉｅビス２１
で固定され、」−下位置矯正用腕部２０ａとパトローネ
取り出し用腕部２０ｂを備えている。

パトローネ位置矯正バネ２０にはカラー２３（非導電性
４耐熱性材料）が摺動可能に配置され、更にこのカラー
と一体（或はカラー内を摺動ｆｉ７能）となってバネ２
２が配置されている。バネ２２は形状記憶合金のワイヤ
ーで形成され、このワイヤーはＵ字形をしており、その
両端ｆｆ１（Ｗは片側の端部のみを示している）は取付
金具２４（取付金ＪＬ２４は図しない方法でカメラ本体
ｌに固定）によりカメラ本体ｌに固定され、取付金具２
４を介してリード線２５にて電圧制御回路と接続されて
いる０図はバネ２２の中央断面で片側のみを示すが、実
際はバネｚ２はＵ字形をしており、もう一方の端部も同
一の構成とっている。

第７図はバネ２２に電圧印加されていない状態であり、
パトローネ位置矯正バネ２０の付勢力により上下位ご矯
正Ｊｆｌ腕１１１ｔ　２０　ａにてパトローネ３が図中
下方に抑圧矯正されている。このとき。

バネ２２は、電圧が印加されていないのでパトローネ位
置矯正バネ２０の付勢力により引っ張られ、＃１単に伸
び、又パトローネ塩り出し用腕部２０ｂはカメラ本体の
凹部１ａに収納されているので、パトローネと係合して
いない。

次に、バネ２２に電圧を印加すると（第８図）、バ＊２
２が縮み、その結果パトローネ位置矯正バネ２０が図中
時計方向に回転する。すると５．Ｌ下位置矯正用腕部２
０ａはパトローネ３からはなれ、カメラ本体の凹ｆｆ１
ｌｂへ収まり（この状態はパトローネ装填を許す退避状
態である）。

パトローネ取り出し用腕部２０ｂがパトローネ３の側面
を押し２パトローネ３は裏蓋側へ押し出される。

パトローネ装填時は、ＤＸ接片ＯＮで腕部２０ｂがすぐ
退避し、腕部２０ａにより確実にホールドされる。

動作としては、（ａ）ＤＸ接片がパトローネ３の存在を
検出するとバネ２２の電圧印加を解除する。（ｂａｌｌ
蓋閉の状態から裏蓋間の状態になると（裏蓋間の状態で
カメラ電源ＯＮ）、バネ２２に電圧が印加される。　　
（ｃ）ｆｉ［Ｊｉ開の状態から閉の状態になりかつＤＸ
接片がバｌ−ローネ３の存在を検出しない場合は、バネ
２２の゛電圧印加が解除される。（ｄ）Ｈ４Ｍ開の状態
でかつＤＸ接片がバトロ−２３の存在を検出しない場合
は、バネ２２に゛電圧印加状態どなる。

実際のカメラ動作を１表２に示す。

表２ カメラ動作 本発明の実施例を以北に図示説明したが１未発Ｉｊ１は
ヒ記実施例に限定されることはなく、当業者には明らか
なように、特、ｉ′ＶＥＲ求の範囲内で各種の変形、変
更かｏＴ能である。例えば、形状記憶合金の形状は、Ｕ
字形のワイヤーに限らず、線材、コイル状としても良い
。

（Ｑ明の効果） 以上のように本発明のパトローネ保持部材を使用すれば
、パトローネの装脱の操作性がよく、又部品点数か少な
く比較的低コストで、しかも高い信頼性をもつたパトロ
ーネ保持装鰹が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明の第１の実施例であり、パトローネ収
納部２にパトローネ３を？ｃ填しフィルム４をローディ
ングした状態を示す図。 第２図は、ｉ１図のＡＡ矢視断面図。 ｐＦＳ３図は、第１１，４のＢＢ矢視断面図。 第４図は、第２図のＣＣ矢視断面図てあり、形状記憶合
金１１に電圧が印加されている状態を示す。 第５図は、Ｗ４２図のＣＣ矢視断面図であり、形状記憶
合金１１の電圧印加が解除された状態を示す。 第６図は、Ｍｌの実施例において、形状記憶合金に数珠
玉状の断熱材３０を取り付けた例を示す図。 Ｐｔ４７図は、第２の実施例のｆｆ１１図のＢＢ矢視断
面図でありパトローネ３の位置を矯正している状態を示
す。 第８図は、第２の実施例のｔＩＳ１図のＢＢ矢視断面図
であり形状記憶合金に電圧が印加されてパトローネ３の
位置矯正が解除された状態を示す。 （主要部分の符合の説明） １、−−−−−−一カメラ本体 ｌａ、−−−−ｍ−カメラ本体の四部 ｉｂ、−−−−−−カメラ本体のｃ！Ｊ部２、−−−−
−−−パトローネ収納部 ３、−一〜−−−−バトローネ ４、−−−−−−−フィルム ５、−一一一一一一側壁凹部 １０、−−−−−−パトローネ位Ｍ矯正ハネ１１、−−
−−−−パトローネ位置矯正バネ１１ａ、−一−−−バ
ネ１１の端部 １１ｂ、−一一一一バネ１．１の端部 １２、−−−−−一取付金具 １３、−〜−−−−カラー １４、−−−−−−リート線 １５、−−〜−−−引っ彊りバネ １５ａ、−−一〜−バネ１５の端部 ｔｓｂ、−−−−−バネ１５の端部 ｉａ、−−−−−〜取付金具 １７、−−−−−−リート線 １８、−−−−−−スリーブ １９、−一−−−−リード線 ２０、−−−−−−パトローネ位置矯正バネ２０ａ、−
−−−一上ド位置矯正用腕部２０ｂ、−−−−−パトロ
ーネ増り出し用腕部２１゜−−−一一−ビス ２２、−−−−−一形状記憶合金バネ ２３、−−一−−一カラ− 第４図 司７図 ２４　。 ２５゜ ３０　。 一一一一一一堆付金具 一一一一一−リート線 一一−−−−断熱材 第５図 第と図 苗５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、カメラのパトローネ収納部の周囲に設けられ、パト
   ローネを装填時の位置から正規の位置に矯正させる、前
   記パトローネを押圧する部材を熱応動弾性変形部材を用
   いて駆動することを特徴とするカメラのパトローネ保持
   装置。 ２、前記熱応動弾性変形部材が、形状記憶合金から成る
   ことを特徴とする請求項１記載の装置。 ３、前記形状記憶合金は、これに電圧を印加されること
   により発生する熱により変形することを特徴とする請求
   項２記載の装置。 ４、前記押圧する部材自体が、形状記憶合金であること
   を特徴とする請求項３記載の装置。 ５、前記形状記憶合金は、パトローネ収納部側方に設け
   られてあり、該形状記憶合金に電圧が印加されたときに
   、該形状記憶合金が、装填されたパトローネの側面に係
   合してパトローネの位置を矯正することと、更に、前記
   形状記憶合金には、該形状記憶合金を引っ張り付勢する
   付勢部材が接続してあって、前記形状記憶合金への電圧
   印加が解除されたときに、前記付勢部材が前記形状記憶
   合金をパトローネ収納部側方に退避させることを特徴と
   する請求項４記載の装置。 ６、前記形状記憶合金が、パトローネ収納部上方に設け
   られ、電圧印加峙に、装填されたパトローネの上端に係
   合してパトローネの位置を矯正することを特徴とする請
   求項４記載の装置。 ７、前記押圧する部材は、パトローネ収納部上方に設け
   られ、装填されたパトローネの上端に係合してパトロー
   ネを下に押すよう付勢し位置を矯正する係合部材から成
   り、前記形状記憶合金は、該係合部材を上方に付勢し、
   該形状記憶合金に、電圧が印加された時に前記係合部材
   を矯正解除に付勢することを特徴とする請求項３記載の
   装置。