JPH02186295A - 中性子束モニタハウジングの閉止装置 - Google Patents

中性子束モニタハウジングの閉止装置

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JPH02186295A
JPH02186295A JP1004623A JP462389A JPH02186295A JP H02186295 A JPH02186295 A JP H02186295A JP 1004623 A JP1004623 A JP 1004623A JP 462389 A JP462389 A JP 462389A JP H02186295 A JPH02186295 A JP H02186295A
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flux monitor
neutron
closing
flange
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秀樹 森下
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裕一 元良
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、原子炉圧力容器に設けられる中性子束モニタ
ハウジングの閉止装置に係り、特に中性子計装管の交換
作業を不要にした中性子束モニタハウジングの閉止装置
に関する。
(従来の技術) 原子炉の出力は中性子束に比例するので、原子炉の出力
表示、燃焼度の評価等のため原子炉の中性子束監視が行
なわれることはよく知られている。中性子束監視のため
に用いられる中性子束監視夕には、中性子源領域モニタ
(SRM)、中間領域モニタ(I RM)および出力領
域モニタ(LPRM、APRM)があり、それぞれ炉心
に複数本配置される。
このうちSRM、IRMは臨界接近中(中性子源領域)
の中性子増倍の測定および出力上胃または降下中(中間
領域)の調定等に用いられ、中性子検出器が中性子計装
管内を炉心内で上下に移動できるようになっている。原
子炉起vJ後、計数率がそれぞれ一定の値に近付いた場
合には中性子検出器が原子炉から適当な位置に引扱かれ
る。
第6図は沸騰水型原子炉へのSRM、  IRM等の据
付構造を概略的に示している。原子炉圧力容器1内には
、破線で示すように、炉心2が、41’ffされている
。この炉心2は炉心支持板3、上部格子板4およびシュ
ラウド5によって画成されており、炉心部に中性子検出
器を挿入ガイドする中性子計装管6が据付けられている
。なお、中性子計装管6は複数本設置されるが、図面で
は簡明化のため1個だけ示しである。
中性子計装管6はたて長な管状をなしており、その上端
を第7図に示すように上部格子板4の下面に設けた切欠
7に支持され、下端は中性子束七二タ案内管8および中
性子束モニタハウジング9を介して原子炉圧力容器1か
ら下方に突出している。
中性子束モニタハウジング9には中性子束を二り用フラ
ンジ10がボルト11で固定され、中性子計装管6の下
端は、この中性子束モニタ用フランジ10に当接支持さ
れるとともに、中性子束モニタ据付用ナツト12により
中性子束モニタ用フランジ10に固定されている。
第7図は従来の中性子計装置6の炉心への据付状態を詳
細に示す。中性子計装管6はバイブ状の内部空間13に
図示しない中性子検出器を上下動可能に挿入するように
なっている。すなわち、SRM、[RM等の中性子検出
器はこの空間13内を上下に移動して、炉心各部におけ
る低レベルの中性子束を監視する。
ところで、中性子計装管6の外周部は、その上下部を上
部ガイドリンク14および下部ガイドリンク15によっ
て中性子束モニタ案内管8の内面に支持されている。こ
れにより中性子束[ニタ案内管8の内部に中性子計装管
6が適切に支持され、振動の発生防止が図られている。
そして、中性子計装管6の上端部は上部格子板4の切欠
7に対し、伸縮可能な支持部材16を介して着脱可能に
圧接保持されている。
また、中性子計装管6の下端部には大径な支持部17が
形成され、その支持部17の下端部のテーパ付シール面
18が中性子束モニタ用フランジ10のテーパ付受面1
9に当接支持されている。
中性子計装管6を炉心2に据付ける場合は、炉心2の上
方より中性子束モニタ案内管8内に吊降し、その中性子
ルl装管6の下端部の支持部17を中性子束モニタ用フ
ランジ10のテーパ付受面19に当接支持させる。そし
て、中性子計装管6の上部については、プランジャ16
aを押下げて、その上端のヘッド部16bを上部格子板
4の切欠7に係合させる。これにより、プランジty1
6aは圧縮コイルスプリング16cの反発力によって上
部格子板4に固定される。
その後、ナツト12の締付を行なう。
一方、中性子計装管6を炉心2から取外す場合には、取
付時と逆に、下端固定用のナツト12を取外した後、上
端固定用のプランジャ16aを下方へ押込む。そして、
上部格子板4の切欠7からプランジャ16a上端のヘッ
ド部16bを外し、把持リング16dを治具等で上方へ
吊上げる。
また、最近、SRMやIRMに代って起動領域モニタ(
SRNM)が開発され、このSRNMが8農水型原子炉
(8WR>の中性子束監視に採用されつつある。このS
RNMは、SRMとiRMの両機能を備え、SRNMは
1つで中性子源領域から中間領域までの中性子増倍の測
定を行ない得るようになっている。
従来のSRMやIRMは原子炉の運転中の中性子束の高
い状態(出力領域)の炉心で使用すると、劣化が激しい
ので、中性子計装管6内に収容された検出器を内部空間
13内の下方向に移動させ、炉心2から適当な位置まで
引抜くようになっている。しかし、SRNMは出力領域
の中性子束の高い状態で使用しても、劣化が少ないので
SRNM検出器は中性子計装管6内の一定位置に据付け
られていればよく、移動させる必要がない。
したがって、SRNMでは、SRMやIBMのように検
出器を上下に移動させる駆動機構が不要となり、駆動機
構の設備やそのメンテナンスコストの低減を図ることが
できる。また、原子炉の緊急停止により、原子炉が出力
TI域から中間領域または起動領域に出力が急低下した
とき、従来のSRMやIRMでは8RM/IRM駆動機
構を駆動させて炉心部に検出器を挿入した後でなければ
、中性子束の計測を正確に行なうことができなかった。
しかし、SRNMでは、回路の切替えにより中性子束の
計測が即刻可能となり、原子炉の中性子束監視機能をよ
り良好にすることができる。
SRNMはSRMとIRMの両方の機能をカバーし、S
RMとIRMを併せた検出器数より少ない検出器数で済
む。例えば、110万KWクラスの原子炉ではSRM検
出器を4個、rRM検出器を8個備えていたものを、S
RNMに変更するとSRNM検出器は8個で演む。した
がって、110万KWクラスの原子炉で中性子束検出器
をSRNM化すると、4体の中性子計装管6が不要とな
る。従来のSRNM化改良工事では不要となった中性子
計装管6を中性子束モニタハウジング9の閉止体として
原子炉内に残したままとするか、第7図に示すように、
中性子計装管6や中性子束七二タ用フランジ10を取外
し、中性子束モニタハウジング9の下端部に閉止フラン
ジ20を取付け、ボルト11にて固定していた。
(発明が解決しようとする課題) 不要となった中性子計装管6を中性子束モニタハウジン
グ9の閉止体として原子炉内に残しておくと、中性子の
照射により中性子計装管6が劣化し、rf命がくれば破
損するおそれがある。このため、中性子計装管6は寿命
に達する前に、不要な中性子計装管6を新品と交換する
必要があり、新しい中性子計装管の製造にはコストがか
かり、また、その交換作業に時間がかかり、定検期間の
増加となって作業員の被曝の可能性が生ずる。さらに、
原子炉の炉心部で中性子照射を受けた中性子計装管6は
放射能レベルが非常に轟く、中性子計装管の交換により
高レベルの放射性廃棄物が発生することとなる。不要中
性子計装管6の交換は、通常の中性子計装管と同様、例
えば約5年毎に行なわれる。
また、不要中性子計装管6を残留させる代りに、第8図
のように閉止フランジ20を使用した場合には、中性子
計装管の交換は不要となるが、この場合には原子炉の炉
心部より中性子束モニタ案内管8や中性子束[ニタハウ
ジング9を経てクラッドaが降下し、閉止フランジ20
上に1w4される。
クラッドaは原子炉内で炉内機器や燃料集合体が腐食し
て発生した腐食生成物であり^い放射性を右している。
したがって、閉止フランジ20上にクラッドaが堆積す
ると、閉止フランジ20直下で作業する作業員の被曝を
増加させるおそれがある。しかも、クラッドa t、を
原子炉の10年、20年という長期間の運転によりxi
 v4され、増加する一方であり、クラッドaの除去は
特殊な治具を用いて、中性子束モニタハウジング9内を
閉鎖し、原子炉内から炉水が落下しないような炉水落下
防止対策を施した後、ボルト11を緩め、閉止フランジ
Oを取外すことにより行なわれる。このクラッド除去作
業には長1yJ局の日数を要するので、原子炉の運転効
率上、毎年の定検毎にクラッド除去を行なうことができ
ない。
このため、閉止フランジ20を使用した場合、原子炉圧
力容器1の下方で行なうIll w棒駆動機構や中性子
束計量機器のメンテナンス作業(原子炉不作II)を実
施するとき、クラッドの堆積に伴い、作業員を被曝させ
るおそれがあった。
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、クラ
ッドの堆積による原子炉下作業の被曝を有効的に防止し
、中性子計装管の定期的な交換を不要にした中性子束モ
ニタハウジングの閉止装置を提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明に係る中性子束モニタハウジングの閉止装置は、
上述した課題を解決するために、原子炉容器に設けられ
た中性子束モニタハウジングの下部に保持用ガイド孔を
備えた中性子束モニタ用フランジを固定し、このフラン
ジの保持用ガイド孔にテーパ受面を形成したものにおい
て、前記中性子束モニタ用フランジの保持用ガイド孔に
閉止ロッドを昇降可能に挿通させ、上記閉止ロッドに形
成されるテーパ状シール面を前記中性子東七二り用フラ
ンジのテーパ受面に上方から当接支持させたものである
また、本発明の中性子束モニタハウジングの閉止1ff
fiは、上述した課題を解決するために、閉止ロッドは
大径ヘッド部を有し、このヘッド部の下方にテーパ状シ
ール面を形成するとともに、上記ヘッド部は頂端側を上
方に向って先細となるテーパ構造に形成したものである
さらに、上述した課題を解決するために、本発明の中性
子束モニタハウジングのmJk装置は、閉止ロッドは大
径ヘッド部より上方に延設される連絡ロッド部を有し、
この連絡ロッド部の先端に中性子束モニタハウジングの
ハウジング孔に内接可能な膨出部を備えたものである。
さらにまた、本発明の中性子束モニタハウジングの閉止
装置は、上述した課題を解決するため、閉止ロッドは大
径ヘッド部より上方に延設される連絡ロッド部を有し、
この連絡ロッド部の先端に中性子束モニタハウジングの
ハウジング孔に内接可能な膨出部を備えるとともに、こ
の膨出部より中性子束モニタ案内管内を通って上方に延
設される延長ロッド部を有し、この延長ロッド部の上部
には中性子束モニタ案内管の管孔に内接可能で、冷却水
流ffi調整可能な膨出部を一体に備えたものである。
(作用) この中性子束モニタハウジングの閉止装置は上述したよ
うに構成したから、閉止ロッドのテーパ状シール面が中
性子束モニタ用フランジのテーパ受面に当接支持されて
水密シールされ、中性子束モニタハウジングの閉止を行
なう。
中性子束モニタハウジングの閉止を解除する場合には、
閉止ロッドを若干持ち上げることにより、閉止ロッドの
テーパ状シール面と中性子束モニタ用フランジのテーパ
受面との間にトーラス状の間隙が形成され、このHRを
介して中性子束モニタハウジング内のクラッドを原子炉
の炉水とともに流出させ、フラッシングすることが簡単
に可能となる。このクラッド除去作業は簡単に行ない得
るので、各定検作業毎に行なうことができる。
また、閉止ロッドを大径ヘッド部より連絡ロッドにより
上方に延設し、この連絡Oラドの先端に中性子束モニタ
ハウジングのハウジング孔に内接可能な膨大部を形成し
た場合には、クラッドの堆積位置が原子炉下方の作業位
置から充分に離すことができ、クラッドによる放射線被
曝の影響を効果的に抑′t11できる。
さらに、閉止ロッドは連絡ロッドを介して設けられ、中
性子束Lニタハウジングのハウジング孔に内接可能な膨
出部から延長ロッド部をさらに上方に延設して中性子東
七二り案内管内を導き、延長ロッド部の上部に中性子束
モニタ案内管の管孔に内接可能で、流但調整可能な膨出
部を一体に備えた場合には、その膨出部を安定的に取付
けることができる。
(実施例) 以下、本発明に係る中性子束モニタハウジングの閉止装
置の一実施例について添付図面を参照して説明する。
この中性子束モニタハウジングの閉止装置の説明に当り
、沸騰水型原子炉へ据付けられるSRNM等の中性子束
検出器の据付構造は、第5図および第6図に示すものと
異ならないので、同一符号を付して説明を省略する。
第1図は中性子束モニタハウジングの閏止装かの第1実
施例を示すものである。原子炉圧力容器1の下鏡に設け
られた中性子束モニタハウジング9の大径支持部(下部
フランジ)17に中性子束モニタ用フランジ10がボル
ト11により固定される。中性子束モニタ用フランジ1
0は中性子計装管6の下端側を案内し、保持する保持用
ガイド孔21が穿設されており、このガイド孔21の途
中には上方に向って拡開するテーパ受面22が周方向に
形成される。
一方、中性子束モニタ用フランジ10の保持用ガイド孔
21には上方から短尺な閉止ロッド24がげ降可能に挿
通されている。閉止ロッド24は上端側に大径ヘッド部
25を有し、このヘッド部25の下側にテーパ状シール
面26が形成される。
テーパ状シール面26は中性子束モニタ用フランジ10
のテーパ受面22に係合し、当接支持される。大径ヘッ
ド部25の先端側は上方に向って先細となるテーパ構造
に形成され、この大径ヘッド部25上に堆積されるクラ
ッドを周辺側に案内している。
閉止ロッド24のテーパ状シール面26が中性子束モニ
タ用フランジ10のテーパ受面22に液密に当接支持さ
れるが、その際、シール機能を向上させるために、閉止
ロッド24は据付ナツト27により締付けられ、容易に
外れないように固定される。閉止ロッド24は中性子束
の高い炉心部に位置しないように配慮されている。
この場合、中性子束モニタハウジング9は原子炉圧力容
器1から下方に突出しており、ハウジング内部は炉心2
部と異なり、中性子束が低く、機器の劣化は小さい。こ
のため、中性子束モニタ用フランジ10に液密に支持さ
せる閉止ロッド24は中性子計装管6と異なり、定期的
な交換作業を必要としない。
また、原子炉の定検時には、据付す′ブト12を取り外
して閉止ロッド24を持ち上げると、閉止ロッド24の
テーパ状シール面26と中性子束モニタ用フランジ10
のテーパ受面22との間に環状(]・−ラス状)の間隙
が形成され、この間隙から中性子束モニタハウジング9
内の炉水とともに堆積したクラッドaを容易に除去する
ことができる。このため、原子炉の定検時に原子炉下作
業に先立って堆積したクラッドaを除去すれば、クラッ
ドaによる放Q4 ail被曝を有効的に防止できる。
閉止ロッド24上に堆積したクラッドaの除去作業は、
第2図に示される排水具29を用いて行なわれる。
この排水具29は閉止ロッド24を覆うようにスリーブ
状に形成され、中性子束モニタ用フランジ10の保持用
ガイド孔21の下端ねじ部30にねじ結合される。排水
具29は、クラッド除去作業時に据付ナツト12を取り
外した後、中性子束モニタ用フランジ10に据付けられ
る。
また、排水具29には外部からの操作により閉止ロッド
24を押し上げる押上げロッド31が設けられており、
この押上げロッド31の操作により、閉止ロッド24を
押し上げることができる。
閉止ロッド24の押上げにより、中性子束モニタハウジ
ング9のハウジング孔9a内に堆積したクラッドaを原
子炉の炉水とともに排出することができる。排水された
炉水やクラッドaは図示しない浄化系でgIU理される
なお、押上げロッド31と排水具29との摺動部にはO
リング32等のシール部材が設けられ、炉水のリークを
防止している。
第3図は本発明に係る中性子束モニタハウジングの閉止
装置の第2実施例を示すものである。
この実施例に示された閉止装置は、閉止ロッド34の構
造を第1図に示すものと基本的に具する。
他の構造は実質的に異ならないので同一符号を付して説
明を省略する。
この閉止ロッド34は筒状の大径ヘッド部35の下側に
テーパ状シール面36を有することは第1図に示す閉止
ロッド24と異ならない。しかし、この閉止ロッド34
は大径ヘッド部35から連絡ロッド37が例えば1〜数
m上方に向って延びており、この連絡ロッド37の先端
に中性子束モニタハウジング9のハウジング孔9aに内
接可能なディスク状あるいはヘッド状の膨出部38を備
えている。連絡ロッド37の径は大径ヘッド部35より
小径とすることが望ましいが、同径であってもよい。
閉止ロッド34の先端膨出部38は中性子束モニタハウ
ジング9を実質的に閉止する6のであり、上部より落下
して来たクラッドaは膨出部38上に大部分堆積される
。撞く一部のクラッドaは膨出部38と中性子束モニタ
ハウジング9との隙間を通って下方に落下するが、この
落下量は掻く微量である。
したがって、クラッド除去作業は、原子炉の定検毎に実
施する必要はなく、堆積クラッドmが多くなり、被曝に
対する影響が大きくなったとき実施すればよい。なお、
放射線の被11fftは、放射性物質からの距離の2乗
に反比例するので、膨出部38上に堆積したクラッドa
は原子炉下作業場所から充分に離れており、中性子束モ
ニタ用フランジ10付近のクラッドaに較べると、被爆
への影響は格段に小さくなる、このため、第3図に示づ
実施例では、クラッドaの堆積室が多くなってもクラッ
ド除去作業を4ちに行なう必要がなく、定検期間の短縮
やクラッド除去作業の回数を減らすことができる。
なお、中性子束モニタ用フランジ10から約1m〜3 
yri上方には原子炉圧力容B1の下鏡が位置している
ので、閉止ロッド34の膨出部38位置を原子炉圧力容
器1の下鏡より上方に配置させる必要性は被曝対策上は
とんどない。
また、第4図に示すように、閉止ロッド34の先端膨出
部38にOリングやピストンリング等のシールリング4
0を設け、堆積クラッドaが膨出部38より落下するの
を有効的かつ確実に防止してもよい。
また、中性子束モニタハウジング9の閉止装置は第5図
に示すように構成してもよい。
この閉止8置は閉止ロッド40を膨出部38よりさらに
上方に延設し、その延長ロッド部41が炉心支持板3の
上方まで達している。閉止ロッド40の延長ロッド部4
1には中性子束モニタ案内管8の管孔8aに内接する膨
出部43を一体に備える。この膨出部43は中性子束モ
ニタ案内管8に形成された冷却水孔44より炉心支持板
3の上方に流れる冷却水の流量を制限したり、調節する
機能を有する。
第1図ないし第4図に示す中性子束モニタハウジング9
の閉止装置においては、閉止ロッド24゜34とは別に
膨出部43のような冷却水流量調整IA置を中性子束モ
ニタ案内管8の頂部に設置する必要があった。しかし、
このvt量調整装置は冷却水の差圧により上方に押し上
げられるので、中性子束モニタ案内管8等への固定を充
分に行なう必要があった。
しかし、fR5図に示す閉止装置においては、流1T1
4整用膨出部44は閉止ロッド40と一体に形成され、
据付ナツト12により固定保持されるので、冷却水の差
圧により閉止0ツド40が持ち上げられ、外れるおそれ
は全くない。
また、閉止ロッド40の膨出部44の上方には、炉心支
持板3より上方に突出したアダプタ部45が一体に設け
られる。このアダプタ部45は炉心支持板3より上方に
突出しているため掴み易く、閉止ロッド40の操作が容
易になる。したがって、m止Oツド40に損傷等の不具
合が発生したとき、閉止ロッド40を容易に操作でき、
据付ナツト12を取り外すことにより上方に取り外すこ
とができる。
さらに、第2図に示された排水具29を用いてクラッド
除去作業を行なうとき、押上げ棒31を操作しても、中
性子束モニタハウジング9のクラッド排出に何らかの不
具合が生じた場合には、アダプタ部45の操作により上
方に持ち上げることにより、クラッド排出を効果的に行
なうことができる。
さらに、中性子束モニタ案内管8の冷却水孔44から侵
入したクラッドaは第3図に示すものと同様、膨出部3
8上にm積されるので、原子炉下作業位置から距離が遠
くなり、被曝低減を図ることができる。また、アダプタ
部45は炉心支持板3より上方に突出しているが、この
突出部は中性子束が未だ充分に低いので閉止ロッド40
の劣化が少なく、定期的な交換を必要としない。
その際、アダプタ部45は中性子計装管6の頭部形状と
同様な形状とすることにより、中性子計装管取扱Vi置
を用いて閉止ロッドを取扱うことができる。アダプタ部
45の形状は、他に取扱いが容易な形状としてしよい。
〔発明の効果〕
以上に述べたように本発明に係る中性子束モニタハウジ
ングの閉止VANにおいては、中性子束モニタ用フラン
ジの保持用ガイド孔に閉止ロッドを昇降可能に挿通させ
、この閉止ロッドに形成されるテーパ状シール面を中性
子束モニタ用フランジのテーパ受面に上方から当接支持
させたから、中性子計装管と異なり、閉止ロッドを定期
的に交換する必要がないとともに、閉止ロッドの押上げ
により、中性子束モニタハウジング内に堆積したクラッ
ドを容易に除去でき、原子炉下作業おける被曝低減を図
ることができる。
また、閉止ロッドを大径ヘッド部より連絡ロッドで上方
に延設させ、その先端部に中性子束モニタハウジングの
ハウジング孔に内接可能な放出部を設けた場合には、原
子炉下作業場所から離れた膨出部上に落下するクラッド
を堆積させることができ、被ff)iffiが大幅に減
少するので、クラッド除去作業を定検期間毎に行なう必
要がなく、定検期間の短縮やクラッド除去作業回数の減
少を図ることができる。
さらに、閉止ロッドを膨出部より上方に延長させて中性
子束モニタ案内管に配置し、その延長ロッド部の上部に
中性子束モニタ案内管の管孔に内接可能で流量:I整可
能な膨出部を設けた場合、この膨出部を安定的に保持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る中性子束モニタハウジングの閉止
装置の一実施例を示す図、第2図は上記閉止装置による
クラッド除去作業を示す図、第3図は本発明に係る中性
子束モニタハウジングの閉止装置の第2実施例を示す図
、第4図は本発明の第3実施例を示す図、第5図は本発
明の第4実施例を示す図、第6図は沸騰水型原子炉の原
子炉圧力容器に中性子検出器を取付けるための据付構造
を簡略的に示す図、第7図は第5図の据付構造を詳細に
示す図、第8図は従来中性子束モニタハウジングの閉止
装置を示す図である。 1・・・原子炉圧力容器、2・・・炉心、6・・・中性
子計装管、8・・・中性子東七二タ案内管、9・・・中
性子束モニタハウジング、9a・・・ハウジング孔、1
0・・・中性子束モニタ用フランジ、11・・・ボルト
、12・・・据付ナツト、17・・・大径支持部、21
・・・保持ガイド孔、22・・・テーパ受面、24,3
4.40・・・閉止ロッド、25,35・・・大径ヘッ
ド部、26゜36・・・テーパ状シール面、29・・・
排水具、37・・・連絡ロッド、38・・・膨出部、4
0・・・シールリング、a・・・クラッド、41・・・
延長ロッド部、43・・・膨出部、44・・・冷却水孔
、45・・・アダプタ部。 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、原子炉容器に設けられた中性子束モニタハウジング
    の下部に保持用ガイド孔を備えた中性子束モニタ用フラ
    ンジを固定し、このフランジの保持用ガイド孔にテーパ
    受面を形成したものにおいて、前記中性子束モニタ用フ
    ランジの保持用ガイド孔に閉止ロッドを昇降可能に挿通
    させ、上記閉止ロッドに形成されるテーパ状シール面を
    前記中性子束モニタ用フランジのテーパ受面に上方から
    当接支持させたことを特徴とする中性子束モニタハウジ
    ングの閉止装置。 2、閉止ロッドは大径ヘッド部を有し、このヘッド部の
    下方にテーパ状シール面を形成するとともに、上記ヘッ
    ド部は頂端側を上方に向って先細となるテーパ構造に形
    成した請求項1記載の中性子束モニタハウジングの閉止
    装置。 3、閉止ロッドは大径ヘッド部より上方に延設される連
    絡ロッド部を有し、この連絡ロッド部の先端に中性子束
    モニタハウジングのハウジング孔に内接可能な膨出部を
    備えた請求項1記載の中性子束モニタハウジングの閉止
    装置。 4、閉止ロッドは大径ヘッド部より上方に延設される連
    絡ロッド部を有し、この連絡ロッド部の先端に中性子束
    モニタハウジングのハウジング孔に内接可能な膨出部を
    備えるとともに、この膨出部より中性子束モニタ案内管
    内を通って上方に延設される延長ロッド部を有し、この
    延長ロッド部の上部には中性子束モニタ案内管の管孔に
    内接可能で、冷却水流量調整可能な膨出部を一体に備え
    た請求項1記載の中性子束モニタハウジングの閉止装置
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