JPH0218592Y2 - - Google Patents

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JPH0218592Y2
JPH0218592Y2 JP18294885U JP18294885U JPH0218592Y2 JP H0218592 Y2 JPH0218592 Y2 JP H0218592Y2 JP 18294885 U JP18294885 U JP 18294885U JP 18294885 U JP18294885 U JP 18294885U JP H0218592 Y2 JPH0218592 Y2 JP H0218592Y2
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diode
resistor
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capacitor
series
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は大きな減衰量を得られしかも周波数特
性の良好な可変減衰器に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
近時、電子的に減衰量を制御可能な可変減衰器
として、π型、T型減衰器の主路および分路にピ
ンダイオード等を挿入したものが使用されてい
る。
しかしながらこのようなものでは一般に減衰量
をあまり大きくできない問題があつた。
また減衰量を大きくするためにダイオードを多
段接続にすると、周波数特性が劣化し、広い周波
数範囲で使用に耐えられなくなる問題があつた。
さらにこのような減衰器では減衰量により周波
数特性が異なるために周波数イコライザを用いて
補正しても減衰量に応じて再調整する必要があり
実用上の問題がある。
〔考案の目的〕
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので周
波数特性が良好で、大きな減衰量を得られ、しか
も構造の簡単な可変減衰器を提供することを目的
とするものである。
〔考案の概要〕
本考案は入・出力端子間に少なくとも3個のダ
イオードを逆方向に直列に介挿し、最も入力側の
第1のダイオードに並列に周波数補正回路を接続
し、この第1のダイオードに従続する第2、第3
のダイオードの直列接続点と基準電位との間に周
波数特性改善抵抗を介挿したことを特徴とするも
のである。
〔考案の実施例〕
以下本考案の一実施例を図面を参照して詳細に
説明する。第1図は本考案の一実施例の回路図で
入力端子11に与えられた信号はインダクタンス
12およびコンデンサ13を介して第1のダイオ
ード14のカソードへ与えられる。なおインダク
タンス12とコンデンサ13の直列接続点と基準
電位との間に抵抗15を介挿する。そして上記イ
ンダクタンス12、抵抗15およびコンデンサ1
3により入力側の整合回路を構成する。
またコンデンサ13と第1のダイオード14の
直列接続点と基準電位との間に高周波阻止用のイ
ンダクタンス25、抵抗16、コンデンサ17を
直列に介挿し、抵抗16とコンデンサ17の直列
接続点を定電流源18に接続している。
そして第1のダイオード14に並列にコンデン
サ19と抵抗20を直列に接続した周波数補正回
路を接続している。
そして第1のダイオード14に直列に第2、第
3のダイオード21,22を逆方向に接続し、さ
らにコンデンサ23を直列に介して出力端子24
に接続している。
さらに第2、第3のダイオードの直列接続点と
基準電位との間に抵抗25とコンデンサ26を直
列に接続した周波数特性改善抵抗を介挿する。ま
た第3のダイオード22とコンデンサ23の直列
接続点と基準電位との間にDCリターン用の抵抗
27を介挿する。さらに出力端子24と基準電位
との間に抵抗28を介挿し、コンデンサ23と共
に出力側の整合回路を構成している。
なお上記各ダイオード14,21,22は電流
に対する減衰量の直線性の良好なピンダイオード
を用いている。
このような構成であれば第1図に示す減衰器は
第2図に示すような等価回路で与えられる。第2
図において31,32は入・出力の各整合回路で
ある。そして33〜35は第1乃至第3のダイオ
ードである。そして36は第1のダイオード33
に並列に接続した周波数補正回路、37は第2、
第3のダイオード34,35の直列接続点と基準
電位の間に介挿した周波数特性改善抵抗である。
しかして周波数補正回路36により高域の周波
数特性を改善し、周波数特性改善抵抗37により
主路と基準電位との間のストレ容量C1,C2によ
り形成されるローパスフイルタの、特に容量C2
の見かけのインピーダンスを低下させ高域の減衰
を防ぐ。
第3図乃至第7図はネツトワークアナライザ、
スイーパ、電圧記録計を用いて測定した減衰特性
である。第3図は第1図に示す回路から周波数補
正回路のコンデンサ19、抵抗20を除去した減
衰器の特性である。この減衰器では−3dBカツト
オフ周波数が減衰量の増大に伴なつて下降が著る
しい(第3図参照)。
なおダイオード14,21,22に対する駆動
電流をパラメータとしている。
第4図は第3図に示す特性を得た減衰器(図示
B)と該減衰器に周波数特性改善抵抗の抵抗2
5、コンデンサ26を取り除いた減衰器(図示
A)の特性を比較した特性図である。この結果か
らも明らかなように周波数帯域の全域にわたつて
減衰量の平坦性を改善する効果がある。
第5図は第3図に示す特性を得た減衰器(図示
C)と該減衰器に周波数補正回路のコンデンサ1
9、抵抗20を取り付けた減衰器(図示D)の特
性を比較した特性図である。この結果から明らか
なように特に高域において減衰量を平坦にする効
果が得られる。
そして第6図は第3図に示す特性を得た減衰器
(図示E)と第1図に示す本考案の減衰器(図示
F)の特性を比較した特性図である。この結果か
ら明らかなように本考案の減衰器によればカツト
オフ周波数が高く広い周波数帯域で良好な減衰特
性を得られる。
第7図は第1図に示す本考案の減衰器の駆動電
流をパラメータとした減衰特性で大きな減衰量と
広い周波数帯域が得られる。
なお本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、たとえば第2のダイオードに代えて2個あ
るいは2個以上のダイオードを直列に介挿するこ
とにより、より多くの減衰量を得ることができ
る。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば広い周波数帯域で
大きな減衰量を得られ減衰量による周波数特性の
変動の少ない可変減衰器を得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2
図は第1図に示す回路の等価回路図、第3図乃至
第7図は第1図に示す回路の減衰特性を説明する
特性図である。 11……入力端子、14,21,22……ダイ
オード、24……出力端子、36……周波数補正
回路、37……周波数特性改善抵抗。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 入力端子と出力端子との間に介挿した少なく
    とも3個のダイオードを直列に接続した直列回
    路と、 この直列回路の最も入力側の第1のダイオー
    ドに並列に接続した周波数補正回路と、 上記第1のダイオードに従続する第2、第3
    のダイオードの直列接続点と基準電位との間に
    介挿した周波数特性改善抵抗と 上記直列回路へ駆動電流を供給する電流源と
    を具備することを特徴とする可変減衰器。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載のものに
    おいて周波数補正回路は第1のダイオードの見
    かけのインピーダンスを低くするコンデンサと
    抵抗の直列回路であることを特徴とする可変減
    衰器。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項記載のものに
    おいて周波数特性改善抵抗は直列回路と基準電
    位との間のストレによるインピーダンスを低く
    するコンデンサと抵抗の直列回路であることを
    特徴とする可変減衰器。 (4) 実用新案登録請求の範囲第1項記載のものに
    おいてダイオードはピンダイオードであること
    を特徴とする可変減衰器。
JP18294885U 1985-11-29 1985-11-29 Expired JPH0218592Y2 (ja)

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