JPH02184232A - 永久磁石型回転子 - Google Patents

永久磁石型回転子

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JPH02184232A
JPH02184232A JP1002246A JP224689A JPH02184232A JP H02184232 A JPH02184232 A JP H02184232A JP 1002246 A JP1002246 A JP 1002246A JP 224689 A JP224689 A JP 224689A JP H02184232 A JPH02184232 A JP H02184232A
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yoke
convex surface
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Yoshiyuki Yamamoto
善之 山本
Takeshi Ito
猛 伊藤
Takatoshi Hara
原 孝俊
Mitsuhiko Sato
光彦 佐藤
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Aichi Elec Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電動機の回転子に関し、特に密閉型電動圧縮機
等に好適な永久磁石型回転子に関するものである。
〔従来技術〕
密閉型電動圧縮機に使用される永久磁石型回転子は、例
えば特開昭56−166755号公報等に開示されるよ
うに構成されている。この構成は、厚肉円筒状のヨーク
の外周部に瓦状の永久磁石を複数個配置し、この永久磁
石の保護を目的として、永久磁石の外周部を保護部材で
覆うと共に、永久磁石の軸方向端部を端板で覆ってなる
ものである。
また一般に密閉型電動圧縮機の回転子の場合、圧縮機構
部により生じる勤アンバランスを回転子端部にバランス
ウェイトを具備させることにより矯正しており、このた
め上記端板には所定モーメントを有するバランスウェイ
トを装着する必要がある。このバランスウェイトの装着
に間し、上記特開昭56−166755号公報において
は、端板上にバランスウェイトを溶接して固定する構成
が提案されている。また特開昭58−151855号公
報に開示されるような、回転子両端の端板をダイカスト
により一体形成する形式のものにあっては、必要とされ
るバランスモーメントが小さい場合は端板上のバランス
ウェイトをダイカスト時に一体形成する場合もあるが、
ダイカスト材がアルミニウム等の低比重金属であるため
、一般にはダイカスト時に端板上に一体形成したバラン
スウェイト取付突起に高比重金属よりなるバランスウェ
イトをかしめ付けて構成される。また実開昭59−16
7459号公報に開示されるような、回転子両端の端板
をカシメピンによって固定する形式のものにあっては、
カシメピンのかしめ加工時に端板上にバランスウェイト
を同時にかしめて取付ける構造が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記いずれの構成においても、バランスウェイトは回転
子両端の端板上から突出するため、この突出したバラン
スウェイトが圧縮機の密閉容器底部に貯溜された潤滑油
をかく拌し、騒音が発生したり電気的損失が増加する欠
点が存在する。また上記かく拌によって潤滑油の吐出量
が増加して、圧縮機構部の潤滑油が枯渇してしまう問題
も発生する。これら諸問題は、永久磁石型回転子を用い
た高速回転指向の圧縮機において特に深刻な問題となっ
ている。
また前述の回転子両端の端板をカシメピンによって固定
する形式のものにおいては、部品点数の削減及び強度向
上等の観点から、端板とバランスウェイトとを一体に形
成したものを使用することが好ましく、この場合は、高
比重で且つダイカスト形成が容易な亜鉛材によって端板
及びバランスウェイトが一体形成される。しかしながら
一般に亜鉛材は熱に弱く、回転子が絹み込まれる圧縮機
の密閉容器内の高温状態と、高速回転による遠心力とに
よって、バランスウェイト部分が塑性流動くクリープ)
を起こして、固定子と接触する危険が存在する。
また一般に永久磁石型回転子にあっては、回転子組立時
に複数個の永久磁石のそれぞれが径方向、又は周方向へ
移動し易く、さらには永久磁石単体相互の精度のばらつ
きも大きいため、回転子の組立終了時において、永久磁
石の等配置及び同心度のずれによる回転子自体のアン7
5ランスが生じ易い。このため、回転子自体のアンバラ
ンスをゼロとして予め設定されたバランスウェイトを回
転子に取付けた場合、最終的に回転子の有するバランス
モーメントは位置及び量弁設計値と多大な差異を生じ、
この結果圧縮機に異常な振動や騒音が発生するといった
問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、永久磁石型回転子を構成する端板上に、軸方
向へ突出するリング状の凸面を設けたものである。また
特にモーメント量の大きなバランスウェイトを必要とす
る場合は、前記リング状凸面の内周壁を径大部と径小部
とによって構成し、該径小部によって所定のバランスウ
ェイトとなり得るモーメント量を付与するものであり、
一方モーメント量の小さなバランスウェイトの場合には
、前記リング状凸面上にキリ加工を施して、所定のバラ
ンスウェイトとなり得るモーメント量を付与するもので
ある。また本発明による密閉型電動圧縮機は、前記永久
磁石型回転子の端板に設けたリング状凸面上にキリ加工
を行うことにより、圧縮機構部のアンバランスを矯正又
は該矯正に要する重量を微調整して構成するものである
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基いて説明する。第1図及び第
2図は本発明による永久磁石型回転子のそれぞれ平面及
び正面の断面図であり、また第3図及び第4図はその端
板部分の斜視図である。第1図及び第2図において、1
はヨークであり、−般に複数の円形薄鉄板を軸方向に積
層して構成される。2はヨークlの外周部に配置された
4片からなる瓦状の永久磁石、5a及び5bは永久磁石
2の両端部を覆うべく配置されたリング状の端板である
。3は永久磁石2の外周部を覆う保護部材であり、管状
ステンレス等を永久磁石2に嵌着して構成される。ヨー
クlと端板5a、5bとは、相互を4ケ所で貫通するカ
シメビン4によって固定されている。
端板5a、5bにおいて、ヨーク1の端面からかしめ端
7a、7bまでの部分は、永久磁石を保護する端板本来
の機能のために要する部分であり、このかしめ端7a、
7bからさらに軸方向へ突出する部分6a、6bは主と
して回転子のバランス調整に係わる部分である。この端
板5aの突出部分6aは、第3図に示すように端面が平
坦なリング状の凸面8aを形成している。一方端板5b
の突出部分6bは、第4図に示すように端面が平坦なリ
ング状の凸面8bを形成すると共に、このリング状の凸
面8bの内周壁が径大部9と径小部lOとによって構成
されている。上記径小部10を有する側はバランスウェ
イトとなるべき部分であり、径大部9との肉厚の相違に
よって回転子にバランスモーメントを付与している。こ
れら端板5a、5bは、亜鉛等の高比重金属によりダイ
カスト形成されるため、その製作に際しては従来の端板
同様容易に形成できるものである。
上記のように構成された回転子は、複数の永久磁石2の
相互の等配置及び同心度が精密に管理できないために、
回転子の組立終了時において、予想が困難なアンバラン
スを有している。そしてこの組立により生じる回転子自
体のアンバランスの存在によって、第4図に示す端板5
bの径小部10により形成されたバランスウェイトは、
正規の位置及び量のバランスモーメントを持ち得ないも
のとなってしまう。そこで、組立を終了した回転子のバ
ランス測定を行い、端板5a、5bのリング状凸面8a
、8b上にそれぞれキリ加工を行い、穴部! 2a、!
 2bを設けてバランスモーメントを微調整する。密閉
型電動圧縮機の場合、その圧縮機構部により生じるアン
バランスを矯正するためのバランスウェイトは、通常回
転子両端部に設けられ、第3図及び第4図は負担すべき
バランスモーメントが小さい場合と大きい場合とをそれ
ぞれ例示している。端板5aの場合は、負担すべきバラ
ンスモーメントが小さいため、回転子自体のアンバラン
ス量を補正すると同時に、負担すべきバランスモーメン
トが所定の位置に具備されるように穴部12aを設ける
ものであり、この結果、回転子自体のアンバランス量を
考慮した正規の位置及び債のバランスモーメントが具備
される。
方、端板5bの場合は、穴部12bによって回転子自体
のアンバランス量が補正されて、径小部10により形成
されたバランスウェイトによって正規の位置及び量のバ
ランスモーメントが具備される。この場合、リング状凸
面8a、8bを有する端板5a、5bが亜鉛等の高比重
金属により形成されているため、上記径小部10による
バランスウェイトの形成に際して、リング状凸面8bの
高さをさほど大きくしなくても所要の重量が得られ、ま
たキリ加工により削除される体積の重量への寄与率が大
きくなって、バランス調整が容易になされるものである
。そして永久磁石型回転子にあっては、端板5a、5b
の部分は電動機特性に直接影響のない部分であるため、
端板へのキリ加工は随意行うことが可能であり、例えば
回転子に具備すべきバランスモーメントの設計値に若干
の変更を加えたような場合であっても、端板の型改造等
行うことなく、キリの径、深さ又は個数等の調節によっ
てこれら変更に対処し得るものである。
また図中11a及びllbはキリ加工を行うための案内
孔であり、端板のダイカスト形成と同時にリング状凸面
8a、Bb上に等配状に形成されるものであり、キリ先
端の案内に要する微小径と、キリがその入口に当接した
際にキリ先端が届かない程度の深さを有する凹孔である
。この案内孔lla、llbを各リング状凸面8a、8
bに予め設けておくことにより、幅の狭いリング状凸面
上へのキリの位置決めを確実に行うことができる。
尚、以上は回転子両端の端板をカシメピンによって固定
する形式の実施例について説明したが、回転子両端の端
板をダイカストにより一体形成する形式のものに対して
も、本発明は何等支障なく適用できるものである。
〔発明の効果〕
本発明によれば、永久磁石型回転子の端板にリング状の
凸面を設けたことにより、この凸面を利用してキリ加工
を行うことにより、回転子のバランス調整が容易になさ
れ、回転子の組立により生じるアンバランスに影響され
ることなく、圧縮機構部のアンバランスの矯正に要する
正確なバランスモーメントを具備した回転子が構成され
、高速回転における振動や騒音の低減された密閉型電動
圧縮機が構成できる。またリング状凸面上にキリ加工時
の案内孔を設けることにより、キリの位置決めが確実に
行われ、且つリング状凸面が平坦であることにより、キ
リ加工時の安定性に優れると共にキリ深さの制御が容易
であり、機械によるキリ加工の自動化等が容易に達成さ
れるものである。
またリング状凸面の内周壁の一部を径小とすることによ
り、バランスモーメントの大きなバランスウェイトが形
成でき、このバランスウェイトの端面ばリング状凸面の
端面と一致しているため、バランスウェイトによる潤滑
油のかく拌が抑制されて、騒音や電気的損失が低減され
、同時に潤滑油が枯渇することもなく、高速回転に適し
た密閉型電動圧縮機が構成できる。さらに上記の如くバ
ランスウェイトとリング状凸面の各端面が一致し、且つ
互いに一体となっている構成により、高速回転における
遠心力に対する強度が向上し、バランスウェイト部分の
塑性流動が防止される特長を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明による永久磁石型回転子の実施例を示し、
第1図は平面断面図、第2図は正面断面図、第3図及び
第4図は各端板部分の斜視図である。 l・・・ヨーク1.2・・・永久磁石、5a、5b・・
・端板、8a、8b・・・リング状凸面、lla、ll
b・・・案内孔。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヨーク外周部に環状に配置した永久磁石と、前記
    永久磁石の端部を覆うリング状の端板とを具備した永久
    磁石型回転子において、前記端板にリング状の凸面を設
    けたことを特徴とする永久磁石型回転子。
  2. (2)前記リング状凸面の内周壁を径大部と径小部とに
    よって構成したことを特徴とする請求項1に記載の永久
    磁石型回転子。
  3. (3)前記リング状凸面上にキリ加工を行うための案内
    孔を周方向に等配状に設けたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の永久磁石型回転子。
  4. (4)請求項1乃至3のいずれかに記載の永久磁石型回
    転子のリング状凸面にキリ加工を行うことにより、圧縮
    機構部のアンバランスを矯正又は前記矯正に要する重量
    を微調整したことを特徴とする密閉型電動圧縮機。
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