JPH02183247A - フィルムパトローネ用容器本体 - Google Patents

フィルムパトローネ用容器本体

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JPH02183247A
JPH02183247A JP213589A JP213589A JPH02183247A JP H02183247 A JPH02183247 A JP H02183247A JP 213589 A JP213589 A JP 213589A JP 213589 A JP213589 A JP 213589A JP H02183247 A JPH02183247 A JP H02183247A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真フィルムパトローネを収容するプラスチッ
ク容器の本体に関するものである。
〔従来の技術〕
現在、フィルムパトローネ容器本体はプラスチック射出
成形品が主流を占めており、その形状は例えば特開昭6
0−163045号公報等に記載されているものがあっ
た。
このフィルムパトローネ容器は、第1図に示すように、
容器本体lと容器キャップ2とからなり、容器本体lに
容器キャップ2を装着することにより写真フィルムパト
ローネを気密に収納する。
すなわち、容器本体1は有底筒形をしており、その開口
縁部3はやや肉厚に形成されていてそこに断面円弧状の
溝4が設けられていた。一方、容器キャップ2は肉厚の
フランジ5の基部から周壁部6が垂下形成され、キャッ
プ面はその下端から水平に進んで中央にはパトローネの
軸部を収容する隆起部7が設けられていた。そして、周
壁部6の略中夫には、容器本体1の前記溝4と係合する
断面円弧状のリブ8が形成され、容器キャップ2の装着
時には第2図に示すように、リブ8は溝4の底部9と接
触し密閉状態を形成していた。
そして、このような従来のフィルムパトローネ容器本体
には、剛性の確保と射出成形の際のパリや糸引き発生を
防止し、かつ落下強度確保と成形収縮変化をできるだけ
小さくするために、メルトフローレートが10g/10
分前後のホモポリプロピレン樹脂や、剛性を確保しなが
ら落下強度と透明度向上のためにエチレンを1重量%程
度含むプロピレン・エチレンランダム共重合体樹脂が使
用されてきた。
なお、プロピレン・エチレンブロック共重合体樹脂は、
衝撃強度は大きいが、衝撃が加わると白化し商品価値が
なくなるため実用化されなかった。
また、透明度も非常に悪かった。
これらの樹脂を用いたフィルムパトローネ容器本体(以
後容器本体と表示)は、落下強度の確保、射出成形の際
の溶融樹脂の流動性確保等の理由から厚肉に形成されて
いるので、樹脂の使用量が多くコスト高になった。また
、流動性確保と成形バランス確保のため樹脂温度を高く
する必要があるので、冷却時間が長くなりその結果、成
形サイクルが長くなり、成形コスト高となるだけでなく
、成形収縮率が大きくなり同一金型で成形サイクルを変
動させると寸法が規格から外れるため複数の金型が必要
になった。さらに、射出成形の際のショートショットや
糸引き、ゲート残り等の成形不良品発生率が大きく全数
検査をする必要があり、コストアップになる等の問題が
あった。
さらに、また透明容器とする場合は、厚肉のため透明度
が低くなるのを少しでも防ぐ目的で金型コアを鏡面に仕
上げているため、容器本体から金型コアが抜ける時に、
−瞬容器本体内が真空状態になり、底面部や周壁部が容
器本体内側に変形(底ヒケ及び座屈と言われている)し
やすくなり、かつ金型コアが容器本体から抜ける時にす
るどい曝発音が発生するので、完全に冷却させた後ゆっ
くり金型コアから容器本体を抜く必要があり、成形サイ
クルを長くしていた。
本出願人はこの欠点を改良した容器本体を特開昭63−
193142号公報で開示している。
この容器本体は、周壁部の底面からH以上の内面を少く
とも7−の高低差を有する粗雑面に形成することにより
金型(コア)を抜き取るとき周壁部内が陽圧となること
を防止できるようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、この容器本体は透明性、射出成形性に優れたも
のであったが低温下、特に冬場の−20”C以下の低温
下で空送したり、落下したり、衝突したりするとクラッ
クやワレが発生するという問題があった。また、この対
策のため高いメルトフローレートで、エチレン含有量を
3.0重量%以上にしたプロピレン・エチレンランダム
共重合体樹脂は、写真フィルムパトローネが容器本体内
で回転したり上下に動いたりすると内壁が削られたり、
樹脂中の添加物が付着して写真フィルムのベロ部に白粉
として付着する問題があった。
本発明は、これらの問題点を解決し、薄肉でも射出成形
性が良好で、耐摩耗性が大きく、外観が美しい商品価値
の高い、低温下でも物理強度が常温時に比較してほとん
ど低下しない優れた容器本体を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のフィルムパトローネ容器本体は、メルトフロー
レートが5〜20g/10分、密度が0.950g/c
m3以上、曲げ間合が9.000Kg/cd以上、ショ
ア硬度(Dスケール)が65以上、23℃のノツチ付ア
イゾツト衝撃強度が2.0Kg−cm/cta以上、ビ
カット軟化点(1kg′R重)が120℃以上、脆化温
度が−5゜℃以上のすべてを満足する高密度ポリエチレ
ン樹脂を70重重景以上含むことを特徴として構成され
ている。
本発明の容器本体に含まれる高密度ポリエチレン(以後
HDPEと表示)樹脂は、メルトフローレート(JIS
 K−6160= ASTM D−1238、以後MF
Rと表示)が5〜20g/10分である。MFRが5 
g/10分未満では樹脂の流動性が悪くショートショッ
ト等の成形故障が発生し、モーター負荷が大きくなる。
また、VFRが20g/10分をこえると物理強度が低
下する。
密度(JIS K〜6760・ASTM D−1505
)が0.950g/cff1以上である。密度が0.9
50g/c−未満では表面硬度が不足し、滑剤等のブリ
ードアウトしやすい添加剤を含有させる必要が生し、そ
の結果写真フィルムのベロ部に白粉が付着しやすくなる
。さらに剛性が十分でなくなり厚肉にしないと変形や座
屈が発生する。
曲げ剛性(ASTM D−747)が9,000kg/
cd以上である。 9.000kg/d未満では厚肉に
しないと変形や座屈が発生する。さらに表面硬度も小さ
くなり写真フィルムのベロ部に白粉が付着したりする。
ショア硬度(^STM D−2240)が65D以上で
ある。
65D未満では滑性が不足したり、表面がキズ付きやす
くなり容器本体同志のブロッキングや写真フィルムのベ
ロ部に白粉が付着する。
23℃のノツチ付アイゾツト衝撃強度(^5TVID−
256)が2.0Kg−ctg/cm以上である。2 
、、OXg−cm/cm未満では高所からの落下、空送
等による衝撃によりクラックや割れが発生する。特に0
℃以下の低温下での強度低下が大きくなる。
ビカット軟化点(1kg荷重でAs輛D−1525によ
り測定)が120℃以上である。120℃未満では自動
車内に夏装置されたりすると熱により変形したりする。
特に熱吸収着色剤を用いた容器本体では変形が大きく実
用可不可である。
脆化温度(ASTM D−746)が−50℃以下であ
る。
−50℃より高い温度例えば脆化温度が一10℃であっ
た場合は冬の北海道やカナダ、南極等のように一20℃
以下になる場所で落下した場合容器本体が割れる。
以上のような特性のHDPE樹脂が70重量%以上含ま
れている。70重量%未満では、耐摩耗性、−20’C
以下の低温下でも落下強度、衝撃強度を有する、フィル
ムパトローネ容器本体を捉供できない。
本発明のフィルムパトローネ容器本体には、光反射性を
確保して太陽光下に放置されても容器本体内の温度上界
を防ぎ、かつ落下強度、衝撃強度、剛性、X4!遮断性
、射出成形性、及び耐摩耗性の向上、さらに商品価値及
び印刷性向上のために、黄色又は白色の顔料か染料、金
属粉末、金属フレーク、及び金属繊維の内の少くとも1
種を20重量%以下添加することが好ましい。
黄色染顔料には、クロムイエロー、チタンイエロー、ク
ロムチタニウムイエロー、ジスアゾ顔料、縮合アゾ顔料
、バット顔料、キノフタロン顔料、イソインドリノン黄
色酸化鉄、カドミウムイエロ、クロモフタールイエロー
OR,グリーンゴールド等がある。
白色染顔料には、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、マイ
カ、タルク、クレー、ケイ酸マグネシウム、硫酸カルシ
ウム等がある。
金属粉末、金属フレーク及び金属繊維には、アルミニウ
ム粉末、アルミニウムペースト、錫粉末、亜鉛粉末、鉛
粉末、ステンレス粉末、ステンレス繊維、アルミニウム
フレーク、アルミニウム繊維、合成真珠箔等がある。
以上のような白色、シルバー色、黄色染顔料等は20重
量%以下添加されることが好ましい。20重量%を越え
ると、衝撃強度が低下し、白粉が発生しやすくなり、樹
脂の流動性が低下してシ四−トシッット等の成形故障発
生が多くなる。
また、各種特性を向上させることができる直鎖状低密度
ポリエチレン(以後L−LDPEと表示)樹脂を添加す
ることができる。L−LDPE樹脂はエチレンと炭素数
が4〜13ケ、好ましくは6〜8ケのα−オレフィンを
共重合させた共重合体樹脂で線状の直鎖に短分岐をもっ
た構造のポリエチレン系樹脂である。
L−LDPE樹脂は、剛性や透明度、表面強度やスベリ
性、成形性をあまり低下させずに落下強度を予想外に大
きく良化し、脂肪酸アミド系滑剤のブリートアウトを促
進し滑性効果を大きくし、成形サイクル時間を変化させ
ても寸法変化を小さくすることができる。
このL−LDPE樹脂を用いる時には、導電性物質、界
面活性剤等の各種帯1i防止剤や、脂肪酸、脂肪酸金属
塩、脂肪酸アミド等の脂肪酸化合物や、高級アルコール
、脂肪酸エステル、ワックス等の各種滑剤や、酸化防止
剤とともに添加することが好ましい。例えば、フェノー
ル系酸化防止剤を0.01〜1.0重量%添加すると樹
脂の安定性を大巾に改善できる。
L−LDPE樹脂は、市販の各社の商品を用いることが
できるが、落下強度を大巾に向上でき、かつ糸引きやゲ
ート残り等の成形故障が少ないものが好ましい。このよ
うなL−LDPE樹脂として好ましいものとしては、α
−オレフィンがブテン−1,4−メチルペンテン−11
ヘキセン−11又はオクテン−1で、M F R(AS
TM D−1238)が5〜20g/10分、密度(A
STM D−1505)が0.91〜0.950g/c
dのL−LDPE樹脂がある。
L−LDPE樹脂の添加量は2〜20重量%とすること
が好ましい。
L−LDPE樹脂のブレンド量が2重量%未満では、5
mからの落下強度を大巾に向上できず、ブレンド経費の
ために高価になり、20重量%を越えると5mからの落
下強度又は−20″C以下での衝撃強度は大11に向上
して容器本体の割れ発生率が0%になるが、圧縮強度、
耐摩耗性、嵌合強度が低下し、糸引き、ゲート残り、底
ヒケや座屈及び変形が多発し、スベリが悪く容器本体同
士でブロッキングしたり写真フィルムパトローネの取り
出し性が悪化する。
本発明において添加することが好ましい添加剤の中の、
滑剤の中で安価で滑性向上効果の大きい脂肪酸アミド系
滑剤がある。この脂肪酸アミド系滑剤は、射出成形性、
特に樹脂の流動性を向上させ、また、容器本体にブリー
ドアウトする性質を利用して容器本体の表面に脂肪酸ア
ミドの薄い膜を形成することにより、表面にキズが付き
にくくするとともに、すべりやすくし、金型からの離型
性を良化させ、さらに、静電気発生を防止したり容器本
体同士がブロッキングするのを防止したりする。
滑性効果の大きいオレイン酸アミド系滑剤の場合、添加
量は0.01〜1,0重量%が好ましい。添加量が0.
01重量%未満では、上記改良効果が小さくブレンド経
費アップになるだけである。また、添加量が1.0重量
%を越えると、HDPE系樹脂へのブレンドが困難で、
かつスクリューのスリップが発生し射出量が低下する。
さらに、成形された容器本体表面のベトッキ、感触を悪
化させるだけでなく、ゴミやホコリが付着しやすくなる
。さらにブリードアウトした滑剤が写真フィルムのシャ
ープなベロにより白粉となって付着する。
本発明に好ましい脂肪酸アミド系滑剤の代表的な市販品
名を以下に記載するが本発明はこれに限定されるもので
はない。
■オレイン酸アミド系滑剤ニ アーモスリップCP(ライオン・アクゾlI局製品)、
ニュートロン(日本錆化■製品)、ニュートロン−P(
日本錆化■製品)、アマイド0(日東化学■製品)、ア
ルフローE10(日本油脂■製品)、ダイヤミツド0−
200(日本化成■製品)、ダイヤミツドG−200(
日本化成■製品)等■エルカ酸アミド系滑剤; アルフローP−10(日本油脂■製品)、ニュートロン
2(日本錆化■製品)、ダイヤミツド200(日本化成
■製品)等 ■ステアリン酸アミド系滑剤; アルフローS−10(日本油脂■製品)、ニュートロン
2(日本錆化■製品)、ダイヤミツド200(日本化成
■製品)等 ■ステアリルエルカ酸アミド系滑剤; 5NT(日本錆化■製品)等 ■ビス脂肪酸アミド系滑剤; ビスアマイド(日本化成■製品)、ダイヤミツド200
ビス(日本化成■製品)、アーモワックスEBS(ライ
オン・アクゾ■製品)等 ■ベヘニン酸アミド系滑剤; BNT(日本錆化■製品)等である。
また、脂肪酸アミド系滑剤は単独で用いても、2種以上
を組み合わせて用いてもよい。また、他の滑剤と組合わ
せて用いてもよい。
また、白濁効果があり、顔料や染料の添加量を減少させ
ても、同一隠蔽力を有するような効果を発揮するので、
各種のシリコン系滑剤を添加することも好ましい。
写真感光材料に悪影響を与えないシリコン系滑剤の代表
例を以下に記載する。
線状ポリジメチルシロキサン、カルボキシル変性シリコ
ン、αメチルスチレン変性シリコン、αオレフイン変性
シリコン、ポリエーテル変性シリコン、フッ素変性シリ
コン、新水性特殊変性シリコン、フロロシリコン、製造
メーカーとしては、信越化学KK、東芝シリコーンKK
、東しシリコーンKK、日本ユニカーKK、 Ur+i
on Carbide社、Doiv Corning社
、徳山ソーダKK等がある。
また、滑性向上効果が少なく添加量を脂肪酸アミド系滑
剤より多くする必要があるが、顔料や金属粉末の分散効
果が優れていたり帯電防止効果を有していたりする滑剤
も添加することができる。
このような滑剤の代表例を以下に記載する。
(1)アルキルアミン系滑剤 (2)炭化水素系滑剤;流動パラフィン、天然パラフィ
ン、マイクロワックス、合成パラフィン、ポリエチレン
ワックス、ポリプロピレンワックス、塩素化炭化水素、
フルオロカルボン(3)脂肪酸系滑剤;高級脂肪酸(0
11以上が好ましい)、オキシ脂肪酸 (4)脂肪酸エステル系滑剤;脂肪酸の低級アルコール
エステル、脂肪酸の多価アルコールエステル、脂肪酸の
ポリグリコールエステル、脂肪酸の脂肪アルコールエス
テル (5)アルコール系滑剤;多価アルコール、ポリグリコ
ール、ポリグリセロール (6)脂肪酸金属塩系滑剤;ラウリン酸、ステアリン酸
、リシノール酸、ナフテン酸、オレイン酸、等の高級脂
肪酸とLl、Mg、 Ca、 Sr、Ba5Zn、Cd
、A1.、Sn、Pb、等の金属との化合物等である。
本発明では、HDPE樹脂の結晶化速度向上や物理特性
向上のために、各種の無機及び有機造核剤を添加するこ
とが好ましい。造核剤は樹脂組成の剛性アップと結晶化
温度を高くすることにより、冷却時間を短かくしても底
ヒケや座屈を発生しに<クシ、成形直後ホッパーやコン
テナ等に大量に入れた場合でも変形しにくくする効果が
ある。また、耐摩耗性を大巾に向上することも可能で高
速加工や空送工程で特に大きな効果を発揮する。
造核剤としては有機無機の各種の公知のものを用いるこ
とが可能であるが、写真フィルムに悪影響を与えずに添
加効果を発揮する好ましい有機造核剤の代表例を次に記
すが、本発明はこれらに限定されない。
本発明に用いることができる特に好ましい造核剤は、l
・3.2・4.ジベンジリデンソルビトールで、その化
学構造式は以下の通りで、1モルのソルビトールに2モ
ルのベンズアルデハイドが結合したものである。
この誘導体として特に透明化効果の大きい化学構造式を
下に示す。
\ 上記化学構造式のベンゼン環に例えばメチル、エチル、
ブチル、ラウリル、ステアリル等の置換基を持っていて
も同等の効果を発揮する。
ソルビトールは糖アルコールとして非常に用途の広い六
価のアルコールであるが、これに酸触媒の存在下でベン
ズアルデハイドを脱水縮合させたものである。
\ その他高純度アルキル置換ジベンジリデンソルビトール
等や、トリアルデヒド2モルとソルビト−ル1モルを縮
合反応させたl・3.2・4.ジ(メチルベンジリデン
)ソルビトールや、次式で表わされるジ置換ベンジリデ
ンソルビトール化合物\ H−0−H / H−0−C見 例えば1・3,2・4−ビス(メチルベンジリデン)ソ
ルビトールやl・3.2・4−ビス(エチルベンジリデ
ン)ソルビトール等である。その他l・3.2・4.ジ
ベンジリデンソルビトールの表面に高級脂肪酸の鈍物を
コーティングしたもの等がある。
造核剤は単独で用いても、二種以上を併用することもで
き、また有機造核剤と無機造核剤を併用してもよい。
造核剤の添加量は0.01〜1,0重量%であることが
好ましい。添加量は0.01重量%未満ではほとんど効
果を発揮せずブレンド経費がかかるだけであり、1.0
重量%を越えても増量効果がなくコストアップになるだ
けであり、かつ造核剤の種類によっては写真フィルムに
悪影響を与えたり、落下強度を大巾に低下させたりする
ので好ましくない。
本発明のHDPE系樹脂組成中に造核剤をブレンドする
方法としては、トライブレンド方式やコンパウンド方式
やマスターバッチ方式があるが、カサ比重が0.1±0
.02という値でカサが高く飛散しやすいので、そのま
ま配合することは困難であり、少量の分散剤か湿潤剤を
入れて配合すると良い。分散剤として効果があるものと
しては無水カルボン酸、高級脂肪酸等があり、本発明に
添加することが好ましい成分の1つである各種の滑剤、
特にオレイン酸アミド等の滑剤が好ましい。湿潤剤とし
てはDOP、DHP等の可塑剤も使用できる。
1・3.2・4.ジベンジリデンソルビトール又はこの
誘導体をポリオレフィン共重合体樹脂中に使用濃度の数
倍〜数lO倍にしたマスターバッチ方式で添加するのが
、飛散防止、物理強度向上、低温成形でも分散が良好で
かつ他の添加剤と完全に分散して混和することができる
ので好ましい。
高級脂肪酸の純品を1・3.2・4.ジベンジリデンソ
ルビトール又はこの誘導体の表面にコーティングしたり
、ブレンドして分散効果を高め、ブリードを防ぐことも
好ましい。
有機造核剤として好ましい代表例を以下に記載する。
アルミニウムヒドロキシジP−tert−ブチルベンゾ
エート、l・3・2・4−ジ(メチルベンジリデン)ソ
ルビトール、1・3・2・4−ジ(エチルベンジリデン
)ソルビトール、l・3・2・4−ジ(プロピルベンジ
リデン)ソルビトール、1・3・2・4−ジ(メトキシ
ベンジリデン)ソルビトール、l・3・2・4−ジ(エ
トキシベンジリデン)ソルビトール、1・3・2・4−
ジ(P−メチルベンジリデン)ソルビトール、l・3.
2・4−ジ(pクロルベンジリデン)ソルビトール、1
・3.2・4−シ(P−メトキシベンジリデン)ソルビ
トール、l・3・2・4−ジ(p−アルキルベンジリデ
ン)ソルビトール、1・3・2・4−ビス(メチルベン
ジリデン)ソルビトール等の各種のジベンジリデンソル
ビトール又はトリベンジリデンソルビトールが好ましく
、特にジベンジリデンソルビトール化合物が好ましい。
容器本体の帯電防止性を向上させるために、各種の界面
活性剤を添加することができる。この非イオン界面活性
剤の代表例を以下に記載する。
ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
脂肪族アルコールエーテル、ポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレングリセリン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪族アミン、ソル
ビタンモノ脂肪酸エステル、脂肪酸ペンタエリスリット
、脂肪アルコールのエチレンオキサイド付加物、脂肪酸
アミノ又は脂肪酸アミドのエチレンオキサイド付加物、
アルキルフェノールのエチレンオキサイド付加物、アル
キルナフトールのエチレンオキサイド付加物、多価アル
コールの部分的脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付
加物、その他特公昭63−26697号公報記載の各種
非イオン帯電防止剤等。
アニオン界面活性剤の代表例を以下に記載する。
リシルイン酸硫酸エステルソーダ塩、各種脂肪酸金属塩
、ワシルイン酸エステル硫酸エステルソーダ塩、硫酸化
オレイン酸エチルアニリン、オレフィンの硫酸エステル
塩類、オレイルアルコ−ル硫酸エステルソーダ塩、アル
キル硫酸エステルエステル塩、脂肪酸エチルスルフォン
酸塩、アルキルスルフォン酸塩、アルキルナフタレンス
ルフォン酸塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、コハ
ク酸エステルスルフォン酸塩、リン酸エステル塩 陽イオン界面活性剤の代表例を以下に記載する。
第1級アミン塩、第3級アミン塩、第4級アンモニウム
塩、ピリジン誘導体 両性界面活性剤の代表例を以下に記載する。
カルボン酸誘導体、イミダシリン誘導体、ベタイン誘導
体 有用な酸化防止剤の例を以下に記載する。
(イ) フェノール系酸化防止剤 6−t−ブチル−3−メチルフェニール誘導体、2・6
−ジーt−ブチル−Pクレゾールt−ブチルフェノール
)、2・2′−メチレンビス−(4〜エチル−6−t−
ブチルフェノール)、4・4゛−ブチリデンビス(6−
t−ブチル〜トクレソ゛−ル)、4・4゛−チオビス(
6−t−)゛チルシー層−クレソ゛−ル)、4・4−ジ
ヒドロキシジフェニルシクロへキサン、アルキル化ビス
フェノールスチレン化フェノール、2・6−ジーt−ブ
チル−4−メチルフェノール、nオクタデシル−3−(
3’・5゛−ジ−t−ブチル−4゛−ヒドロキシフェニ
ル)プロピネート、2・2゛−メチレンビン(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール)、4・4′−チオビス
(3−メチル−6−t−ブチルフェニール)、4・4”
−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノ
ール)、ステアリル−β(3・5−ジー4−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、1−1・3−
トリス(2−メチル−4ヒドロキシ−5−ドブチルフェ
ニル)ブタン、l・3・5 トリメチル−2・4・6−
トリス(3・5−ジ−t−ブチル−4ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼン、テトラキス【メチレン−3(3゛・5゛
−ジー(−ブチル−4゛−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネートコメタン (D)ケトンアミン縮合系酸化防止剤 6−ニトキシー2・2・4−トリメチル−1・2−ジヒ
ドロキノリン、2・2・4−トリメチル−1・2−ジヒ
ドロキノリンの重合物、トリメチルジヒドロキノリン誘
導体(ハ)アリルアミン系酸化防止剤 フェニル−α−ナフチルアミン、N−フェニル−β−ナ
フチルアミン、N−フェニル−N°〜イソビロビルー−
P−フェニレンジアミン、N−N’−ジフェニル−P−
フェニレンジアミン、N−N’−ジ−β−ナフチル−P
−フェニレンジアミン、N−(3°−ヒドロキシブチリ
デン)1−ナフチルアミン (ニ)イミダゾール系酸化防止剤 2−メルカプトベンゾイミダゾール、2−メルカプトベ
ンゾイミダゾールの亜鉛塩、2−メルカプトメチルベン
ゾイミダゾール (*)ホスファイト系酸化防止剤 アルキル化アリルホスファイト、ジフェニルイソデシル
フォスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイ
ト、亜リン酸ソーダ、トリ人ニルフェニルフォスファイ
ト、トリフェニルフォスファイト、 (へ)チオ尿素系酸化防止剤 チオ尿素誘導体、1・3−ビス(ジメチルアミノプロピ
ル)−2−チオ尿素 (ト)その他空気酸化に有用な酸化防止剤チオジプロピ
オン酸ジラウリル (チ)硫黄系酸化防止剤 ジラウリルチオジプロピオネート、シミリスチルチオジ
プロピオネート、ラウリルステアリルチオジプロピオネ
ート、ジステアリルチオジプロピオネート 本発明の写真フィルム容器本体用HDPE系樹脂の酸化
防止の為に好ましく使用できる代表的な市販酸化防止剤
商品目を次に記載するが本発明はこれらに限定されるも
のではない。
(1)フェノール系酸化防止剤; SUMILIZERB)lT(住人)、IRGANOX
 1076 (チハガイギー)、MARK AO−50
(7テカ・7−ガス)、5tiffILIZERBP−
76(住人)、TOMINOX SS(吉富)、IRG
AN−OX 565((−ハガイギー)、N0NOX 
WSP(ICI)、SANTO−NOX(Monsan
to)、SUMILIZERWX R(住人)、ANT
AGE−CRY 5TAL(川口)、IRGANOX 
1035(チバガイギー)、ANTAGE W−400
(川口)、N0CL[ZERN5−6(入内新興)、I
RG ANOX 14251JL(チバガイギー)、M
Al?K AO−80(7テカ・アーガス)、StlM
ILIZFiRGA−80(住人)、TOP−ANOL
 CA(ICI) 、MARK AO−30(アデカ・
アーガス)、MARKAO−20(7テカ・7−カス)
、IRGANOX 3114(チバガイギー)、MAR
KAO−330(アデカ・アーガス)、IRGANOX
 133似チバガイギー)、CYANOX 1790(
ACC)、IRGANOX 1010(チバガイギー)
、MARK AO−60(7デカ・アーガス)、5tl
llLIZERBP−101(住友)、TOM[NOX
 TT(吉冨) (2)燐系酸化防止剤; IRGAFOS 16B(チバガイギー)、MARに2
112(アデカ・アーガス)、WESTON 61B(
ポルグワーナー)、MARK PEP−8(アデカ・ア
ーガス)、IJLTR静Oに626(ボルダ・ワーナー
)、MARK PEP−24G(アデカ・アーガス)、
MARK PEP−36(アデカ・アーガス)、IIc
A(三元) (3)チオエーテル系酸化防止剤; DLTDP″YO5111TOMI責吉富)、StlM
ILIZERTPL(住友)、ANTIOX L (8
油)、D?’lTD ”YO5IIITOMI”(吉冨
)、SUMILIZERTPM(住友)、ANTIOX
 M(8油)、DSTP″YO5IIITOM!’ (
吉冨)、SIIMILIZERTPS(住友)、ANT
IOX S(8油)、5EENOX 412S(シフ’
口)、MARK AO−4125(アデカ・アーガス)
、SIJMILIZE!RTP−〇(住友)、?’1A
)IK八へ−23(アデカ・アーガス)、5ANDST
AI3 P−EPQ(サンド)、IRGAFOS P−
EPQ FF(チバガイギー)、IFGANOX 12
22(チバガイギー)、MARK 32’l(7デカ・
アーガス)、畦S TON399(ボルダ・ワーナー)
、MARK 260(アデカ・アーガス)、MARに5
22A (アデカ・アーガス) (4)金属不活性化剤 NAt1GARD XL−1(j−、:’−Clイヤル
)、NARK CDA−1(7デカ・アーガス)、MA
RK CDA−6(アデカ・アーガス)、LRGANO
X MU−1024(チバガイギー)、CtlNOX 
(三井東圧) 帯電防止剤もスタチック防止の点で配合することが好ま
しい。代表例をあげると、陽イオン活性剤としては第1
級アミン塩、第3級アミン、第4級アンモニウム化合物
、アニオン活性剤としては、脂肪酸金属塩、アルキル硫
酸エステル塩、アルキルナフタレンスルフォン酸塩、コ
ハク酸エステルスルフォン酸塩、非イオン活性剤として
は、多価アルコールの部分的脂肪酸エステル、脂肪アル
コールのエチレンオキサイド付加物、脂肪酸のエチレン
オキサイド付加物、脂肪アミノ又は脂肪酸アミドのエチ
レンオキサイド付加物、アルキルナフトールのエチレン
オキサイド付加物、アルキルナフトールのエチレンオキ
サイド付加物、両性活性剤としては、カルボン酸誘導体
、イミダプリン誘導体等がある。
1(DPE系樹脂に添加される白色顔料、黄色顔料、金
属粉末等の分散性を向上させるために、脂肪酸金属塩系
滑剤、脂肪酸系滑剤、脂肪酸エステル系滑剤、炭化水素
系滑剤、及びシリコン系滑剤、及びさらに分散効果の優
れたカップリング剤を配合使用することが好ましい。代
表的なカップリング剤の代表例を以下に記載する。
ビニルシラン系カップリング剤、アクリルシラン系カッ
プリング剤、エポキシシラン系カップリング剤、アミノ
シラン系カップリング剤、メルカプトシラン系カップリ
ング剤、等のシラン系カップリング剤以外にもチタネー
ト系、クロム系、アルミニウム系等の各種カップリング
剤等が使用可能である。
上記カップリング剤の配合量は0.01〜5.0重量%
が好ましい。
本発明の樹脂組成中には前述以外の各種の添加剤を必要
に応じて必要量添加することができる。
添加剤の代表例を以下に記載するが本発明はこれに限定
されるものではなく公知のあらゆる物の中から選択でき
る。
(添加剤種類) (1)可塑剤 (代 表 例) ;フタル酸エステル、グリコール エステル、脂肪酸エステル、リ ン酸エステル等 ;鉛系、カドミウム系、亜鉛系、 アルカリ土類金属系、有機スズ 系等 ;燐酸エステル、ハロゲン化燐酸 エステル、ハロゲン化LNa 物、含燐ポリオール等 ;ガラスロービング、金属繊維、 ガラス繊維、ガラスミルドファ イバー (2)安定剤 (3)難燃剤 (4)補強剤 (5)加硫剤  ;加硫促進剤、促進助剤等(6)劣化
防止剤:紫外線吸収剤、金属不活性化剤、過酸化物分解
剤等 (7)各種の熱可塑性樹脂、ゴム等、特にポリオレフィ
ン熱可塑性樹脂が好ましい。
本発明のHDPE系樹脂中には他の熱可塑性樹脂を必要
に応じて必要量添加させることができる。
すなわち、耐摩耗性を大巾に向上する効果もあるが結晶
化を促進するため)(DPE樹脂だけでは落下強度が大
きくないので、合成ゴムやエラストマー及びL −L 
D P Em脂等をブレンドすることが好ましい。この
ようにしたHDPE系樹脂組成の場合は5mからコンク
リートの床に写真フィルムパトローネを入れた状態で容
器本体の底面部から落下させても割れが全く発生しない
これらの代表例が記載されている資料としては■工業調
査会発行の゛プラスチックデータハンドブック″°等が
ある。
容器本体を射出成形するには、第1図において、樹脂注
入口部10に樹脂の突出部(ゲート跡H1が残るところ
から、この樹脂注入口部10は、底面表面12から0.
5〜5M程度、好ましくは1〜3m程度凹ませて設ける
射出成形方法としては、従来一般的に用い1.られてい
る−重積金型を用いる射出成形方法の外に種々の方法が
ある。例えばインジェクションブロー成形方法のように
2つの方法を合わせた方法や、全型内真空射出成形方法
やスタックモールド(2重積金型)等の多段金型を用い
る効率的な射出成形方法を用いることができる。
特に本発明の容器本体1を製造する場合に、冷却時間が
不足すると、容器本体lから金型コアを抜く時、第3図
に示すように、容器本体1と金型コア14との空間部1
6が真空状態になるため、底面部13は矢印への方向に
へこみ(底ヒケと言う)、かつ周壁部15は矢印B、C
の方向にへこむ(座屈という)ものであった。
これを避けるためと、溶融樹脂の流動性を改良し、剛性
を向上するために、第3図に示すように、底面部13を
厚肉にしたり、中央部を端部より凸状(図中αの値が0
.01〜2閣)にしたり、底面部の端に丸みをつけたり
、周壁部15にもテーパー(図中βの値が0.01〜2
M)をつけたり、また金型コア14を抜く方向又は直角
、又は平行又は斜め方向の少なくとも1つ以上の方向に
凹凸をつけ、空気が容器本体1と金型コア14間に発生
るスキ間から入るようにして真空状態にならないように
することが好ましい。この凹凸は深さが1−〜0.4鵬
の複数の平行状のものであってもタテ・ヨコを組み合わ
せたものであっても梨地や綱目、格子目等であってもよ
い。底面部にも凹凸をつけると底ヒケ防止効果が向上す
る。
本発明の容器本体の形状は写真フィルムパトローネを収
容しうるちのであれば特に限定されるものではないが、
容器キャップとの嵌合密封を十分に行い、かつ容器キャ
ップの着脱が容器なものがよく、例えば、前記第1図の
容器本体1の他、第4図から第8図に示す形状の容器本
体1が好ましいものである。この第4図、第5図及び第
6図の容器本体は、円筒状に形成されており、この第7
図の容器本体lは、4角筒状に形成されており、第8図
の容器本体1は外形が4角で収納部が円形状に形成され
ている。
なお、容器キャップ2の材質は容器本体lとの嵌合密封
性を向上したり前述の機能を十分発揮させるために容器
本体1より柔軟なものがよく、例えば低密度ポリエチレ
ン樹脂やL−LDPE樹脂等又はこれらの樹脂と他の熱
可塑性樹脂との混合樹脂やこれらの樹脂の射出成形性向
上や帯電防止の為に脂肪酸アミド系滑剤を0.01〜0
.6重量%添加したポリエチレン系樹脂が好適である。
本発明のフィルムパトローネ容器本体は、複数本数の写
真フィルムパトローネを気密に収納する容器も含む。
〔作用〕
本発明のフィルムパトローネ容器本体では、低温下での
落下強度等を向上させ割れやクラックを発生させず、か
つ耐摩耗性を向上させ写真フィルムパトローネの摺動に
よる白粉等の発生を防止している。
〔実施例〕
成形機として住人重機製ネスクール(商品名)を用い、
型絞圧150t、取り数24ケ、ランナー形式はホット
ランナ−として第1図に示す形状で周壁部15の厚さO
,,8mmのフィルムパトローネ容器本体を成形した。
本発明品■ MFRが5.8g/10分、密度が0.957g/cJ
、曲げ剛性が11.200Kg/cm”、ショア硬度が
65.23℃のアイゾツト衝撃強度が’7.0Kg−c
m/cm、ビカット軟化点が127℃、脆化温度が一8
0℃以下のHDPE樹脂97.7重量%と、ステアリン
酸カルシウム0.3を量%と酸化チタン21景%とから
なるHDPE系樹脂を用いた。
本発明品■ MFRが14g/10分、密度が0.965g/cd、
曲げ剛性が10.800Kg/c@”、シヨアD硬度が
63.23℃のアイゾツト衝撃強度が3.4Kg−c麟
/cm、ビカット軟化点が124℃、脆化温度が一80
℃以下のHDPE樹脂99.8重量%と、ポリジメチル
シロキサン0.2重量%とからなるHDPE系樹脂を用
いた。
本発明品■ MFRが17g/10分、密度が0.958g/cd、
曲げ剛性が9.800kg/ca、シヨアD硬度69.
23℃のアイゾツト衝撃強度が2.6Kg−c■/c+
s、ビカット軟化点が122℃1脆化温度が一70℃以
下のHDPE樹脂87.6重量%と、Mlが10g/1
0分、密度が0.920g/−のエチレンと4メチルペ
ンテン−1の共重合体樹脂であるL−LDPE樹脂1樹
脂1駕 ジリデンソルビトール系造核剤0.2重量%と、ポリジ
メチルシロキサン0.2重量%と酸化チタン2重量%と
を配合したHDPE系樹脂を用いた。
従来品I プロピレン単位の含有率が98重量%、エチレン含有量
が2重量%のプロピレン系ランダム共重合体樹脂よりな
り、M F R (JISに−7210)が12.0g
/10分、密度(JIS K−7112)が0.90g
/d、曲げ剛性(ASTM D−747)が11.oo
OKg/cm”、ロックウェルR硬度(ASTM D−
785)が90、23℃におけるノツチ付のアイゾツト
衝撃強度(ASTM D−256)が3 、5Kg−c
m/cm,ビカット軟化点(ASTM D−1525)
が134℃、脆化温度が一15℃であり、滑剤としてオ
レイン酸アミドを0.2重量%含むランダムタイプポリ
プロピレン樹脂を用いた。
従来品■ MFRが10g/lO分、密度が0.90g/cd、曲
げ剛性が14,000Kg/ca+”、ロックウェルR
硬度が100、23℃におけるノツチ付アイゾツト衝撃
強度が2,Okg・CIII/cI11、ビカット軟化
点155℃、脆化温度が一3℃のホモタイプポリプロピ
レン樹脂を用いた。
従来品■ プロピレンの含有率が96.5重量%、エチレン含有量
が3.5重量%のプロピレンエチレンランダム共重合体
樹脂よりなり、VFRが25g/10分、密度が0.9
0g/cd、曲げ剛性が9.200Kg/m,ロックウ
ェルR硬度が80、23℃におけるノツチ付のアイゾツ
ト衝撃強度が4 、0Kg−cs+/cm,ビカット軟
化点が121℃、脆化温度が一22℃であり、滑剤を0
.3重量%含むランダムタイプポリプロピレン樹脂を用
いた。
比較品I MFRが8 、5g/10分、密度が0 、948g/
cd、曲げ剛性が7.000Kg/aj、シヨアD硬度
が64、23℃のアイゾツト衝撃強度が3 、7Kg−
cm/cm、ビカット軟化点が118℃、脆化温度が一
80℃以下のHDPE樹脂を用いた。
比較品■ VFRが17g/10分、密度が0 、958g/cj
、曲げ剛性が9.800にg/d、23℃のアイゾツト
衝撃強度が2 、6Kg−c@/cm、ビカット軟化点
が122℃、シヨアD硬度が69、脆化温度が一70℃
以下のHDPE樹脂99.5重量%と、ポリジメチルシ
ロキサン0.2重量%とカーボンブラック0.3重量%
とからなるHDPE系樹脂を用いた。
比較品m プロピレン単位の含有率が96.5重量%、エチレン含
有tが3.5重量%のプロピレンエチレンランダム共重
合体樹脂よりなり、MFRが45g/10分、密度が0
.90g/cd、曲げ弾性率10.000Kg/Cm”
、ロックウェルR硬度が90、23℃におけるノツチ付
のアイジツト衝撃強度が5.0にg−cm/ca+、ビ
カット軟化点が145℃1脆化温度が一17℃であり、
滑剤としてオレイン酸アミドを0.3重量%、造核剤を
0.1重量%、そして酸化チタンを2重量%含むランダ
ムタイプポリプロピレン樹脂を用いた。
試験結果を第1表に示す。
評価は下記による。
◎・・・非常に侵れている O・・・優れている ・・・・可(実用限度内) ム・・・問題あり(改良必要) ×・・・実用不可 試験方法 ※A  5mから落下時のワレ発生率 36枚撮りのパトローネ人写真フィルム(フジカラー)
IR−10036Eχ)を入れキャップで密封p5mの
高さからコンクリートの床に落下した時のワレ発生率。
来B光反射性 8万ルツクスのキセノンランプ下30c+aに容器本体
を置き、キャップ部分に穴をあけてサーミスター検出端
を容器本体内に挿入後パテでサーミスター検出端を密封
し5分後の温度を測定。
※C製品取り出し性 板に固定したプラスチック容器本体に写真フィルムパト
ローネを挿入し、角度を太き(してゆき写真フィルムパ
トローネが滑り出す角度を測定、値が小さい程とり出し
やすく好ましい。
※D容器本体内壁の摩耗度 パトローネ人写真フィルムを回転させながら容器本体に
挿入させた時に内壁が摩耗して白粉又は黒粉として写真
フィルムベロに付着する量を目視検査する。
※E容器本体の熱変形 ※Bと同一の方法で5分後の容器本体の外観を目で観察
し評価。
〔発明の効果〕
本発明は低温下での落下強度が大幅に良化し、冬期の空
送時や写真フィルムパトローネ包装加工時の落下や大き
な衝撃によっても割れやクランクも発生しない。また、
容器本体の内外壁の耐摩耗性が向上し、空送工程、写真
フィルムパトローネを容器本体に挿入する工程及び物流
工程での振動によっても白粉や黒粉等発生がない。さら
に、ヘイズが非常に大きく顔料未添加でもシリコン等を
併用すると乳白色になり光反射性が向上し容器本体内の
温度上昇を防止し、写真フィルムの品質を保護できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のフィルムパトローネ容器本体の一実施
例の縦断面図、第2図及び第3図は同上部分拡大断面図
、第4図及び第・5図は他の実施例の断面図、第6図か
ら第8図は他の実施例の斜視図である。 第1図 第2図 1・・・フィルムパ 2・・・    〃 3・・・ 4・・・ 5・・・ ト ローネ容器本体 容器キャップ 容器本体開口縁部 容器本体溝 容器キャップリブ 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. メルトフローレートが5〜20g/10分、密度が0.
    950g/cm^3以上、曲げ剛性が9,000Kg/
    cm^2以上、ショア硬度(Dスケール)が65以上、
    23℃のノッチ付アイゾット衝撃強度が2.0kg・c
    m/cm以上、ビカット軟化点(1kg荷重)が120
    ℃以上、そして脆化温度が−50℃以下の高密度ポリエ
    チレン樹脂を70重量%以上含むことを特徴とするフィ
    ルムパトローネ容器本体
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60163451U (ja) * 1984-02-22 1985-10-30 富士写真フイルム株式会社 フイルムパトローネ用容器本体

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