JPH02181134A - フイルムキャリア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はフィルムキャリアに係り、特に同一キャリアで
異なるコマサイズのフィルムを焼付露光する際に用いて
好適な汎用のフィルムキャリアに関する。

〔従来の技術］ ミニラボ用プリンタでは、プリント位置にネガフィルム
をセットするためにフィルムキャリアが用いられている
。このフィルムキャリアは、フィルムのコマサイズ毎に
設けられる専用タイプと、コマサイズに応じて該当する
フィルムガイド及びキャリアマスクをベースにセットす
る汎用タイプとがある。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記汎用タイプのフィルムキャリアにあっては、プリン
ト対象のフィルムサイズや、フルサイズまたはハーフサ
イズ等のコマサイズ毎に、キャリアマスク及びこれにフ
ィルムを案内するためのガイドが用意されており、プリ
ントするフィルムに応じてキャリアマスクやガイドを交
換するようにしている。

この交換は人手により行っているため、キャリアマスク
とフィルムガイドとの整合が保たれないままベース本体
に取り付けられることもある。このような場合にそのま
まプリント処理を行うと、プリン１〜対象のネガフィル
ムに対し狭い幅のキャリアマスクがセットされた状態の
場合には、ネガフィルムがキャリアマスクとガイドとの
間で詰まり、最悪の場合にはネガフィルムを傷つけたり
破損したりしてしまうという問題がある。また、プリン
ト対象のネガフィルムに対し広い幅のキャリアマスクが
セットされた状態の場合には、コマを正しく位置決めす
ることができないため、プリント位置上で画像のずれや
欠けが発生することによりプリント不良になる。

本発明は上記課題を解決するためのものであり、セント
されたキャリアマスクとフィルムガイドとの整合を簡単
に判別することができるようにしたフィルムキャリアを
提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明は、ベース本体と、
フィルムのコマサイズ毎に用意されベース本体に着脱自
在に取り付けられるキャリアマスクと、フィルムサイズ
毎に用意され、ベース本体に着脱自在に取り付けられて
、キャリアマスクヘフイルムを案内するフィルムガイド
と、キャリアマスクとフィルムガイドとをベース本体に
取り付けた状態のときに、キャリアマスクとフィルムガ
イドとの接する部分に、両者が同一フィルムサイズ用で
ある場合に嵌合する嵌合部とから、フィルムキャリアを
構成したものである。また、このように構成したフィル
ムキャリアに、キャリアマスクの種類を識別するために
キャリアマスクに形成したマスク識別用信号部と、ベー
ス本体へキャリアマスクを取り付けた状態のときにマス
ク識別用信号部を検出する検出手段と、検出手段の信号
に基づき、装填対象フィルムサイズとキャリアマスクと
の整合を検出し、不整合検出時に警告表示する手段とを
付加することもできる。

〔作用〕

プリント対象のフィルムサイズやハーフかフルかのコマ
サイズに応じて、ベース本体に該当するキャリアマスク
及びフィルムガイドをセットする。

このセット時に、キャリアマスク及びガイドに設けた嵌
合部が嵌合する場合には、両者が整合していることがわ
かり、また、嵌合しない場合には両者が不整合であるこ
とが簡単にわかる。

また、マスク識別用信号部の検出信号と予め入力された
プリント対象のフィルムコマサイズの信号とに基づき、
プリント対象のキャリアマスクが正しくセットされたか
否かが自動的に判別されるため、誤ったサイズにセット
されたままプリントされることが防止される。

〔実施例］ 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
。

第１図に示すように、フィルムキャリア１０は、ベース
本体１１を備え、使用時にプリンタのテーブル（図示せ
ず）上にセットされる。このベース本体１０の上面には
、入側ガイド１４．キャリアマスク１６．出側ガイド１
５が取り付けられ、これらによって、横方向に水平なネ
ガフィルム１２の移送路が形成される。各ガイド１４，
１５、及びキャリアマスク１６は、ベース本体１１に形
成した取イ」け部２１，２２．２３に、着脱自在に嵌着
されている。各ガイド１４，１５の数例げ部２１，２２
は、ガイド１４，１５を横方向から挿入することができ
るようにスライド用溝２４を備えている。また、キャリ
アマスク１６の取付は部２３は、キャリアマスク１６と
ほぼ同形状の凹部をしており、これにキャリアマスク１
６が斜め上方から嵌着される。このキャリアマスク１６
は、ベース本体１１からの取り外しの際に、ベース本体
１１に配置された排出用ソレノイド１３により上方に持
ち上げられ、取り外しが容易とされている。

第１図に示すキャリアマスク１６は１３５タイプのフル
サイズ用であるが、この他に第４図（ａ）に示すような
１３５サイズのハーフ用のキャリアマスク１７と、（ｂ
）に示すような１１０サイズ用のキャリアマスク１８と
、（Ｃ）に示ずような１２６サイズ用のキャリアマスク
１９とが設けられている。これら各マスク１６〜１９に
は、プリント対象コマのサイズに対応した開口２５Ａ〜
２５Ｄと、この開口２５八〜２６Ｄにプリント対象コマ
を案内するガイド部２６と、ベース本体１１の所定位置
にこのキャリアマスクをセットするための位置決め穴２
７と、キャリアマスク１６〜１９を識別するための識別
用信号部２８とが設けられている。位置決め穴２７は、
ネガフォルム１１の移送路に沿って所定ピンチで２個設
けられている。この位置決め穴２７には、ベース本体１
１の取付は部２２から突出させた２個の位置決めピン２
７Ａがそれぞれ嵌合される。また、識別用信号部２８は
、キャリアマスク１６〜１９の裏面に形成されており、
スイッチ３０〜３３の何れか１つをＯＮさせるための平
坦部３４と、その他のスイッチ３０〜３３をＯＦＦさせ
るための信号穴３５とからなる。なお、回申の符号２９
は、前記排出用ソレノイド１３のプランジャ先端が入り
込む穴である。この穴２９の底面にプランジャ先端が当
接することで、キャリアマスクの取り外し時にキャリア
マスク１６〜１９をベース本体１１から上方に持ち上げ
る。

第２図に示すように、キャリアマスク１６〜１９の種類
を識別するためにベース本体１１側に配置されるスイッ
チは、　１１０．１．２６　、１．３５サイズ検出用の
もの３７〜３９と、１３５サイズのハーフかフルかの検
出用のもの４０との計４個が設けられている。これら各
スイッチ３７〜３９と前記識別用信号部２日との間には
、信号穴３５の有無をスイッチ３７〜３９の各アクチュ
エータに伝達するために、バネ４１Ａで上方に付勢され
たロッド４１が介在されている。従って、キャリアマス
ク１６〜１９の内のいずれかがベース本体１１にセット
されると、識別用信号部２日の平坦部３４がロッド４１
を介し該当するスイッチをＯＮさせるため、何れのサイ
ズのキャリアマスクがセットされたかを自動的に識別す
ることができる。また、１３５サイズのキャリアマスク
１６．１７の場合には、ハーフかフルかを識別するため
に、第４図（ａ）に示すように、ハーフサイズの場合に
その右肩部分に識別用突起４２が設けてあり、この突起
４２をスイッチ４０により検出することで、ハーフかフ
ルかの識別を行うことができる。

前記入側ガイド１４及び出側ガイド１５も、キャリアマ
スク１６のフィルムサイズに対応させて、１３５タイプ
のものがベース本体１１に着脱自在に取り伺けられてい
る。また、第４図（ｂ）、　（Ｃ）に示すように、この
他にプリント対象フィルムのサイズに応じて、１１０タ
イプのもの４３Ａ、４３Ｂ及び１２６タイプのもの４４
Ａ、４４Ｂが用意されている。これら各ガイドは、ベー
ス本体１１の取付は溝２４に嵌合する矩形状のガイド板
４５と、ネガフィルム１２の幅に対応した幅を有するガ
イド部４６とからなる。また、ガイド板４５には切欠き
４７が設けられており、この切欠き４７に後述するフィ
ルム搬送ローラ６４，９３が配置される。

キャリアマスク１６〜１９と各ガイド１４，１５とがベ
ース本体１１に取り付けられた状態で、キャリアマスク
１６〜１９と各ガイド１４．１５との接する部分の一部
には、整合するキャリアマスクとガイドのみが嵌合可能
な嵌合部５０が設けられている。この嵌合部５０は、第
３図に示すように、キャリアマスク側に形成した雌形嵌
合部５０Ａと、フィルムガイド１４．１５側に形成した
雌形嵌合部５０Ｂとからなり、案内するフィルムサイズ
の種類によりそれぞれ異なる位置に形成されている。

即ち、本実施例では、１３５タイプのもの同士を嵌合さ
せるために嵌合部５０を図中上側のガイド部４６に近接
した位置に形成している。また、第４図（ｂ）、　（Ｃ
）に示すように、１１０タイプのものでばガイド板４５
の中央部に、１２６タイプのものでは下側ガイド部４６
近接した位置に嵌合部５１．５２を設けている。これら
嵌合部５１．５２も１３５タイプのものと同様にキャリ
アマスク側に形成した雌形嵌合部５１Ａ、５２Ａと、フ
ィルムガイド側に形成した雌形嵌合部５１Ｂ、５２Ｂと
からなる。従って、ベース本体１１にセットされたキャ
リアマスク１６〜１９に対し、異なるサイズのフィルム
ガイドを取り付けようとすると、嵌合部５０．５１．５
２の位置が合わずフィルムガイドを正規位置にセットす
ることができなくなる。これにより、誤ったサイズのフ
ィルムガイドが取り付けられたことが簡単にわかるよう
になる。なお、１３５タイプのフル用のキャリアマスク
１６と、１３５タイプのハーフ用のキャリアマスク１７
とは、案内するフィルムのサイズ自体は変わりがないた
め、これらマスク１６．１７と組になるフィルムガイド
は１３５用として１組あればよい。従って、第４図（ａ
）に示すように、ハーフ用のキャリアマスク１７に形成
する雌形嵌合部５０Ａは１３５タイプのフル用のものと
同じである。

ベース本体１１に配置されたキャリアマスク１５〜１９
の種類判別用の各スイッチ３７〜４０からの検出信号は
、第２図に示すように、−数構出回路６０に送られる。

−数構出回路６０では、先ず、プリンタ６１側からオペ
レータによりキーボードを介して入力されたフィルムサ
イズ信号と、キャリアマスク１６〜１９がセントされた
時のこのマスク識別の検出信号とを比較・判定する。こ
の結果により両者が不一致ならアラーム信号を発し、ト
ライハロ２を介しアラーム６３を駆動して、オペレータ
にサイズの異なるキャリアマスク１６〜１９が装填され
ていることを知らせる。このアラーム６３はブザーやラ
ンプ等を用いることができるし、モニターＣＲＴを用い
て警告表示することもできる。

次に、フィルムキャリア１０の他の機構について説明す
る。

第５図及び第６図に示すように、前記入側ガイド１４の
上方には、フィルム入側から順に、ＤＸコード検出部６
５と、エツジ及びパーフォレーションの検出部６６と、
入側搬送ローラ対６４とが配置されている。

ＤＸコード検出部６５は、ネガフィルム１２の両側に形
成されたＤＸコードを検出するものであり、この検出信
号に基づきプリンタ６１における焼付露光量演算の際の
ネガ種情報を得る。このＤＸコード検出部６５は、上方
に開くように取付は軸６７Ａを介しベース本体１１に取
り付けた保持枠６７と、この保持枠６７内に配置した２
個のＤχコードセセン６８とから構成されている。また
、２個のＤＸコードセンサ６８の間には、ネガフィルム
１２の上下方向での振動を抑えるための押さえローラ対
７０が配置されている。第８図に示すように、押さえロ
ーラ対７０の上側ローラ７１は保持枠６７に軸架されて
おり、下側ローラ７２は入側カイト１４の切欠き４７か
ら突出するように、ベース本体１１に軸架されている。

また、第７図に示すように、保持枠６７には、ネガフィ
ルム１２をフィルムキャリア１０にセットする時に、こ
の保持枠６７を数例ＤＪ軸６７Ａを中心として上方に開
くように持ち上げるための係合片７３が取り付げられて
いる。係合片７３は後述するように、フィルム七ソｈレ
バー７７の回動に連動する押動片７８により上方に持ち
上げられる。

エツジ及びパーフォレーション検出部６６は、エツジセ
ンサ８０と、各フィルムサイズ毎に設けたパーフォレー
ションセンサ８１と、これらセンサ８０，８１を取りつ
けるための取イ」げ枠８２とからなる。エツジセンサ８
０は、ネガフィルム１２の各コマのエツジを検出するも
のであり、これにより各コマの位置を検出して、このコ
マを焼付位置に正確にセントすることができる。また、
パーフォレーションセンサ８１は、ネガフィルム１２の
両側に形成したパーフォレーションを検出することでネ
ガフィルム１２の送り量を求めるものである。更に、例
えば雪山での撮影コマ等のようにエツジと各コマの余白
部分とが同し濃度になるシーンの場合には、エツジセン
サ８０ではエツジの検出が困難になるが、このような場
合にパーフォレーション数を計数することにより、エツ
ジセンサを補足する。

入側搬送ローラ対６４は、第８図に示すように、上部ロ
ーラ６４Ａと、ベース本体側に取り付けられる下部ロー
ラ６４Ｂとからなる。上部ローラ６４Ａは支持枠８３に
軸架されている。支持枠８３は、取付は枠８２に取付は
軸８４を介し上方に揺動自在に取り付けられている。更
に、支持枠８３は、カム軸８５の弦状に切り欠かれたカ
ム面８５Ａに載せられており、カム軸８５が後述するフ
ィルムセットレバ−７７の回動に連動して回動する時に
、カム軸８５のリフト分だけ上方に持ち上げられる。こ
れにより、ネガフィルム１２をフィルムキャリア１０に
装填する時に、フィルムセットレバ−７７が回されるこ
とで、搬送ローラ対６４のニップを解除することができ
る。また、下部ロラ６４Ｂはベース零体１１に配置され
たモータ８６により回転駆動される８更に、後述する出
側搬送ローラ対９３の下部ローラ９３Ａもこのモータ８
６により入側搬送ローラ対６４と同期して回転される。

キャリアマスク１６の上方には、第７図ないし第９図に
示すように、フィルム押さえ手段８７が取り付けられて
いる。このフィルム押さえ手段８７は、ハネ８８Ａを介
して押さえ板８８によりネガフィルム１２をキャリアマ
スク１６に押さえ付けるネガ押さえ８９と、このネガ押
さえ８９を着脱自在に保持する保持枠９０と、プリント
時にフィルム１２を押さえるためにネガ押さえ８９を下
方に押動させるソレノイド９１とから構成されている。

保持枠９０は、フィルム押さえ解除レバー９２を回動す
ることにより、カム９２Ａを介し上方に開くようにされ
ている。

出側ガイド１５の」一方には、第５図及び第６図に示す
ように、出側搬送ローラ対９３とフィルムガイド板９４
とが配置されている。出側搬送ローラ対９３は、第８図
に示すように、前記入側搬送ローラ対６４と同様に上部
ローラ９３Ａと下部ローラ９３Ｂとから構成されている
。上部ローラ９３Ａを支持する支持枠９５は、取付は枠
９６に取付は軸９５Ａを介し上方に揺動自在に取り付け
られている。また、取付げ枠９６はベース本体１１に固
着されている。支持枠９５は、カム軸９７の弦状に切り
欠かれたカム面９７Ａに載せられている。したがって、
カム軸９７の軸端に固定されたフィルムセットレバ−７
７が回動されると、カム軸９７のリフト分だけ上方に持
ち上げられる。これにより、フィルムセット時に出側搬
送ローラ対９３のニップを解除することができる。

また、第６図に示すように、フィルムセットレバ−７７
の回動を入側搬送ローラ対６４の上部ローラ６４Ａ及び
前記保持枠６７側へ伝達するために、ベース本体１１に
はスライド板９８がフィルム移送路に沿ってスライド自
在に設けられている。

このスライド自在９８には、カム軸９７の軸端に固定さ
れた押動レバー９９が係合しており、フィルムセットレ
バー７７の回動に連動して横方向に変位する。このスラ
イド板９８の変位により、エツジ及びパーフォレーショ
ン検出部６６のカム軸８５が押動レバー１００を介し回
動して、上部ローラ６４Ａと保持枠６７とが持ち上げら
れる。

フィルムガイド板９４は、第８図に示すように、通常は
出側カイト１５と協働してネガフィルム１２を案内ずろ
ものであり、バネ１０１により上方にイ」勢されている
。そして、ネガフィルム１２の装填時には、フィルムセ
ントレバー７７を回すことで、前記保持枠６７と同様に
取付は軸９４Ａを介しフィルムガイド板９４を上方に揺
動する。このフィルムガイド板９４の上方への揺動は、
前記スライド板９８にローラ９８Ａを設け、また、スラ
イドカイト板９４にはローラ９８Ａに係合するクザビ状
のカム部９４Ｂを設けることにより行っている。したが
って、スライド板９８の横方向移動により、ローラ９８
Ａがクザビ状のカム部９４Ｂを下方に変位させるから、
フィルムガイド板９４が取付は軸９４Ａを中心として回
動され、その先端が上方に持ち上げられる。

次に、本実施例の作用を説明する。

先ス、オペレータによりネガフィルム１２のサイズ及び
コマサイズをプリンタ６１のキーボードから入力する。

この後、フィルムセットレバ−７７を回すことにより、
カム軸９７と、スライド板９８を介し入側搬送ローラ対
６４のカム軸８５とを回して、各搬送ローラ対６４．９
３の上部ローラを上方に持ち上げ、そのニップを解除す
る。また、カム軸８５の回動により押動片７８を介し保
持枠６５を上方に持ち上げ、押さえローラ対７０のニッ
プを解除する。また、スライド板９８の移動により、ロ
ーラ９８Ａ、クザビ状カム９４Ｂを介しフィルムガイド
板９４を上方に開く。更に、フィルム押さえ解除レバー
９２を回すことで、保持枠９０を上方に開く。これによ
り、キャリアマスク１６や各ガイド１４，１５の装填が
可能になる。次に、プリント対象フィルムのサイズ及び
コマサイズに合致するキャリアマスク１６〜１９をベー
ス本体１１の取付は部２１にセントする。この時、位置
決めピン２７Ａが位置決め孔２７に嵌合することで、ベ
ース本体１１の所定位置にキャリアマスク１６を容易且
つ正確にセットすることができる。このセットにより、
マスク識別用信号部２８がスイッチ３７〜４０により検
出され、これに基づき一致検出回路６０により、プリン
ト対象フィルムガイドと装填したキャリアマスク１６〜
１９との整合が判定される。整合していない時にはアラ
ーム音によりオペレータに装填誤りであることが知らさ
れる。

次に、フィルムサイズに合致する幅のガイド１４．１５
を各取付は溝２４に嵌合させてベース本体１１にセット
する。このとき、キャリアマスクと同じサイズのフィル
ムガイドがセットされる場合には、嵌合部５０が合致す
るため、フィルムガイドはキャリアマスクに嵌合し、正
しいフィルムガイドがセットされたことが容易にわかる
。また、嵌合部が合わない場合には、フィルムガイドが
正規位置にセントすることができないため、誤ったフィ
ルムサイズのガイドが装填されたことがわかるようにな
る。

次に、ネガフィルム１１を入側ガイド１４上に配置した
後、セットレバ−７７を戻して、保持枠６５やフィルム
ガイド板９４、ネガ押さえ８９、更には、各搬送ローラ
対６４．９３の上部ローラ６４Ａ、９３Ａを下方に降ろ
す。その後、通常の操作により、ネガフィルム１２の各
コマをカラーペーパーにプリントする。

なお、本実施例では、プリンタ６１側からプリントすべ
きフィルムサイズ及びコマサイズを予め入力しておき、
このフィルムコマサイズ信号とキャリアマスク１５〜１
９の種類を識別するスイッチ３７〜４０からの信号との
一致を判定するようにしたが、これは省略して、単にキ
ャリアマスクと各ガイドとが一致しているか否かを嵌合
部５０により判定するようにしてもよい。

また、上記実施例では、嵌合部はフィルムサイズの種類
によりその形成位置を変えて、他のサイズのもの同士が
嵌合することのないようにしたが、これに代えて、各嵌
合部の断面形状を、例えば１３５タイプでは円形とし、
１１０タイプでは三角形とし、１２６タイプでは矩形と
することで、他のサイズのもの同士が嵌合することのな
いようにすることもできる。

また、上記実施例では、雌形嵌合部をキャリアマスク側
に、雌形嵌合部をフィルムガイド側に形成するようにし
たが、これは反対に形成することもできる。また、嵌合
部の形成位置を変えることなく、その断面形状をタイプ
別に若干回転させ、他のサイズのもの同士が嵌合するこ
とのないようにすることもできる。

また、上記実施例では、キャリアマスク１６〜１９の種
類を識別するための識別用信号部２８は、信号穴３５と
この穴３５を形成しない平坦部３４とから構成するよう
にしたが、これはキャリアマスクを識別することができ
るものであれば、マクや切欠き等を用いることもてきる
。また、識別用信号部を検出する検出器は、スイッチに
代えて、４゜ 他の光電検出器等を用いるようにしてもよい。また、上
記実施例では、各サイス毎に専用のスイッチを設け、こ
れのＯＮ・ＯＦＦにより各キャリアマスクを識別するよ
うにしたが、これに代えて、コード化した識別用信号部
を設け、これを複数のスイッチ等により検出し、このコ
ート化された識別信号に基づき、各キャリアマスクの種
類を識別するようにしてもよい。

〔発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、ベース木体にフ
ィルムサイズに応して着脱自在に取り付けられるキャリ
アマスクとフィルムガイドとに、これらが同しサイズの
場合にのみ嵌合可能な嵌合部を設けたから、キャリアマ
スクとガイドとの整合を構成節単にして容易に知ること
ができる。これにより、装填誤りに起因するフィルムの
破損やプリント不良等をなくすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を実施したフィルムキャリアの要部を
示す平面図である。 第２図は、各フィルムガイドとキャリアマスクとの位置
関係を示す斜視図である。 第３図は、嵌合部を拡大して示す平面図である。 第４図（ａ）〜（Ｃ）は、他のフィルムサイズにおける
キャリアマスクとフィルムカイトとの取付は状態を示す
平面図である。 第５図は、フィルムキャリアの全体を示す斜視図である
。 第６図は、同平面図である。 第７図は、同正面図である。 第８図は、第６図における■−■線に沿う断面図である
。 第９図は、第６図におけるＩＸ−ＩＸ線に沿う断面図で
ある。 １１・・・ベース本体 １２・　・　・ネ；リフイルム １４．４３Ａ、４４Ａ・・・入側ガイド１５　４３Ｂ　
　４４Ｂ・・・出側ガイド１６〜１９・・・キャリアマ
スク ２８・・・マスク識別用信号部 ３７〜４０・　・　・スイッチ ５０〜５２・・・嵌合部 ６０・・・−数構出回路。 ヤヤリＴ７ス勺

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ベース本体と、 フィルムのコマサイズ毎に用意されベース本体に着脱自
   在に取り付けられるキャリアマスクと、フィルムサイズ
   毎に用意されベース本体に着脱自在に取り付けられて、
   キャリアマスクへフイルムを案内するフィルムガイドと
   、 キャリアマスクとフィルムガイドとをベース本体に取り
   付けた状態のときに、キャリアマスクとフィルムガイド
   との接する部分に、両者が同一フィルムサイズ用である
   場合に嵌合する嵌合部とを設けたことを特徴とするフィ
   ルムキャリア。
2. （２）ベース本体と、 フィルムのコマサイズ毎に用意されベース本体に着脱自
   在に取り付けられるキャリアマスクと、フィルムサイズ
   毎に用意され、ベース本体に着脱自在に取り付けられて
   、キャリアマスクへフイルムを案内するフィルムガイド
   と、 キャリアマスクとフィルムガイドとをベース本体に取り
   付けた状態のときに、キャリアマスクとフィルムガイド
   との接する部分に、両者が同一フィルムサイズ用である
   場合に嵌合する嵌合部と、キャリアマスクの種類を識別
   するためにキャリアマスクに形成したマスク識別用信号
   部と、ベース本体へキャリアマスクを取り付けた状態の
   ときにマスク識別用信号部を検出する検出手段と、 検出手段の信号に基づき、装填対象フィルムサイズとキ
   ャリアマスクとの整合を検出し、不整合検出時に警告表
   示する手段とから構成したことを特徴とするフィルムキ
   ャリア。