JPH0218043Y2 - - Google Patents

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JPH0218043Y2
JPH0218043Y2 JP1982094669U JP9466982U JPH0218043Y2 JP H0218043 Y2 JPH0218043 Y2 JP H0218043Y2 JP 1982094669 U JP1982094669 U JP 1982094669U JP 9466982 U JP9466982 U JP 9466982U JP H0218043 Y2 JPH0218043 Y2 JP H0218043Y2
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flange
intervening
flanges
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paper
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ステンレス、アルミニウム、鉄お
よび銅等の金属帯材の所定量を巻いてロール状に
したものを縦に置くための巻芯に関する。
〔従来の技術〕
一般に、ステンレス帯鋼等の帯材は、持ち運び
や使用の便宜等のために所定寸法に切断され、こ
の所定寸法のステンレス帯鋼等を巻いておくため
に、通常紙製の筒体(いわゆる紙管といわれるも
の)が多く使用されている。
従来の金属帯材の巻芯としては、例えば第1図
に示すようなものがある。この巻芯は、筒体1と
2つのフランジ2,3とからなり、筒体1は比較
的剛性の高い紙材によつて形成してあり、その軸
方向の両端部には、同様に比較的剛性の高い紙製
のフランジ2,3が、止め金具4等によつて一体
に固定してある。かかる筒体1の外周面にステン
レス帯鋼等の帯材5が巻取られ、この帯材5の筒
体1軸方向への移動を前記フランジ2,3によつ
て制限している。
また、前記フランジ2,3は、これを筒体1に
止め金具4等で固定するために、この紙材の内で
も比較的剛性の高い表裏面側を筒体1半径方向に
向けて環状に形成してあり、したがつて、軸方向
には比較的剛性の低い紙の層部分が位置する。
〔考案が解決しようとする課題〕
そして、この種の巻芯に巻かれた帯材5は、保
管中や移送中に転がつたり外周からの負荷によつ
て疵がつくことを防止するために縦置きされ、荷
扱いも縦の状態で行われている。このため、巻芯
にステンレス帯銅等の帯材5を巻いた状態で、例
えば運搬中または保管中に、この巻芯を落下させ
てフランジ2又は3に強い衝撃を加えたような場
合には、帯材5のエツジ部分が該フランジ2又は
3に差し込まれる。このような状態で帯材5を繰
り出すと、フランジ2又は3に差し込まれた部分
が波形に変形してしまい、いわゆるエツジ不良が
生じていた。
ところが、巻芯に帯材5を巻いたロール製品は
外装紙によて包装されているため、フランジ2,
3への帯材5の前記差し込みを、該ロール製品の
外観を観察しただけでは発見することができず、
ロール製品がユーザに渡つた後に前記差し込みが
明らかになることが多かつた。したがつて、ユー
ザに対してロール製品の、前記差し込みのない良
品のみを提供することができないという問題があ
つた。
この考案は、このような縦置き用の巻芯におい
て発生する従来技術の問題点に着目してなされた
ものであつて、縦置き用の巻芯において発生する
金属帯材のエツジのフランジへのの差し込みを防
止する一方、縦置き用の巻芯に巻かれた帯材のの
エツジ不良を早期発見することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
而して、この考案は、筒体の軸方向の両端にフ
ランジを設け、前記フランジのうち少なくとも縦
置きにより下側となるフランジの内側に、該フラ
ンジよりも硬く且つ側面に爪を突設してなり、筒
体に巻かれた金属帯材のエツジ部分を側面から支
持する介装材を、前記爪をフランジに差し込むこ
とにより固着したことを特徴とする金属帯材の縦
置き用巻芯にかかる。
〔作用〕
金属帯材の保管中又は運搬中は、介装材のある
側のフランジを下方にしておく。ここで、帯材の
エツジ部分が介装材に圧接されても、介装材はフ
ランジよりも硬いため、帯材のエツジ部分を受け
止めて支持し、これがフランジに差し込まれるこ
とを介装材が防止する。また強い衝撃力が加わつ
た場合には、金属帯材のエツジ部分が介装材の外
側に曲げられて突出するから、外観によつて帯材
のエツジ不良を予知することができる。
〔実施例〕
以下に、添付した図面に従つてこの考案の実施
例を詳述する。
第2図ないし第5図は、この案の一実施例を示
すものである。
まず、構成を説明すると、第2図に示す1が筒
体であり、この筒体1は比較的剛性の高い紙材に
よつて円筒状に形成されている。この筒体1は、
紙材の他にも、例えばプラスチツク、木材、金属
等各種の材質のもので作ることができる。
筒体1の軸方向の両端部には、筒体1と同様に
比較的剛性の高い紙材を環状に湾曲させて形成し
たフランジ2,3を外嵌し、これらフランジ2,
3を、第3図に示すような止め金具4等によつて
筒体1に固定する。前記フランジ2,3の内の一
方の内側、すなわち、ステンレス帯鋼等の金属帯
材5が巻かれる側には、該帯材5と前記フランジ
2とが接触するのを防止するための、少なくとも
フランジ2の筒体1軸方向の硬さよりも硬度の高
い介装材6を固着する。
前記介装材6には、第4図および第5図に図示
するように複数の爪7が設けられており、介装材
6の一方の面から、互いに等間隔において複数の
爪7が軸方向に突出する。かかる介装材6の爪7
をフランジ2の紙の層部分に差し込み、これによ
つて、該介装材6をフランジ2に固着する。介装
材6の材質としては、例えばプラスチツク、フラ
ンジ2を形成する紙よりも硬い材質の紙、アルミ
ニウム、ステンレスその他の金属、あるいはゴム
等各種のものを採用することができる。そして、
介装材6の硬度は、フランジ2に衝撃力が加わつ
た場合にも、帯材5のエツジ部分がこの介装材6
に差し込み得ない硬さとする。
前記筒体1と、2つのフランジ2,3と、介装
材6とによて、この巻芯が構成される。そして、
介装材6とこの介装材6に対向するフランジ3と
の間で筒体1の外周面に、ステンレス、アルミニ
ウム、鉄、銅等の帯材5が巻かれる。
なお、前記フランジ2,3は、一般的には紙材
が使用されるが、この他にも、例えばプラスチツ
チや木材等の比較的柔らかくて軽い材質のものを
用いることもできる。
つぎに作用を説明する。
この縦置き用巻芯の組付けは、筒体に、予め介
装材6を取り付けたフランジ2と、介装材6のな
いフランジ3とを外嵌し、これらフランジ2,3
を、筒体1の両端部において止め金具4で固定し
て、これらを一体に構成する。
かかる縦置き用巻芯に、ステンレス帯鋼等の帯
材5を所定量だけ巻き付け、しかる後、図示しな
い外装紙によつて包装することにより、ステンレ
ス帯鋼等のロール製品ができる。このロール製品
は、介装材6のある側のフランジ2を必ず下方に
して縦にして保管するようにする。
かくして、保管状態においては、巻芯に巻かれ
た帯材5が自重によつて降下し、そのエツジ部分
が介装材6に圧接されるが、この介装材6はフラ
ンジ2よりも硬いため、帯材5のエツジ部分が介
装材6により差し込まれるのを防止することがで
きる。また、運搬中または保管中に不注意でロー
ル製品を落下させることにより、フランジ2に衝
撃力が加えられると、介装材6の硬度が高いた
め、帯材5のエツジ部分は介装材6に差し込まれ
ないで外側に曲げられ、外装紙を破つて外側に突
出する。したがつて、帯材5のエツジ部分の突出
や外装紙の破れ等から、該帯材5のエツジ不良を
予め知ることができ、これにより、エツジ不良を
生じたロール製品をユーザに提供するという不具
合を防止することができる。
なお、この実施例では一方のフランジ2のみに
介装材6を固着するようにしたが、両フランジ
2,3のそれぞれに介装材6を固着するようにし
てもよいことはもちろんである。この場合には、
いずれのフランジ2,3側を下方としても保管す
ることができる。
第6図には、この考案の他の実施例を示す。
この実施例は、介装材6を複数の介装材8によ
つて構成したものである。すなわち、環状をなす
部材を円周方向に複数に分割して複数個の介装片
8を形成すると共に、各介装材8のそれぞれに2
つの爪7を一体に設け、この介装片8を、2以上
必要だけフランジ2又は3に取り付けて介装材6
を構成するようにする。この実施例によれば、必
要時に介装材6をフランジ2,3に固着すること
ができるため、第1図に示したような従来の巻芯
にも使用することができる。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案の金属帯材
の縦置き用巻芯によれば、ロール状になつて縦置
きされているステンレス帯鋼等の金属帯材のエツ
ジ部分を介装材が受け止め、これがフランジに差
し込まれるのを防止することができる。このた
め、帯材を巻芯から繰り出す際の、該帯材のエツ
ジ部分の変形を防止することができ、帯材の有効
利用を測ることができる縦置き用巻芯を提供する
ことができる。しかも、縦にしたままでの運搬時
または保管時にロール製品を落としてフランジに
衝撃力を与えたような場合には、帯材のエツジ部
分は介装材に弾かれて外側に折り曲げられ、外装
紙を破つて外側に突出するため、エツジ部分の突
出や外装紙の破れ等から該帯材のエツジ不良を予
め知ることができる。したがつて、ロール製品が
ユーザの手に渡る前に帯材のエツジ不良を発見す
ることができ、エツジ不良のない良品のみをユー
ザに提供することができるという実用的で経済的
な縦置き用巻芯を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の金属帯材の縦置き用巻芯を示す
一部切断正面図、第2図はこの考案の一実施例を
示す一部切断正面図、第3図は第2図のA部分の
拡大断面図、第4図はこの考案の一構成要素たる
介装材の正面図、第5図は同側面図、第6図は介
装材の他の実施例を示す正面図である。 1……筒体、2,3……フランジ、4……止め
金具、5……帯材(金属帯材)、6……介装材、
7……爪、8……介装片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筒体の軸方向の両端にフランジを設け、前記フ
    ランジのうち少なくとも縦置きにより下側となる
    フランジの内側に、該フランジよりも硬く且つ側
    面に爪を突設してなり、筒体に巻かれた金属帯材
    のエツヂ部分を側面から支持する介装材を、前記
    爪をフランジに差し込むことにより固着したこと
    を特徴とする金属帯材の縦置き用巻芯。
JP9466982U 1982-06-24 1982-06-24 帯鋼等の巻芯 Granted JPS58196343U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9466982U JPS58196343U (ja) 1982-06-24 1982-06-24 帯鋼等の巻芯

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JP9466982U JPS58196343U (ja) 1982-06-24 1982-06-24 帯鋼等の巻芯

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Publication Number Publication Date
JPS58196343U JPS58196343U (ja) 1983-12-27
JPH0218043Y2 true JPH0218043Y2 (ja) 1990-05-21

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5453514A (en) * 1977-10-04 1979-04-26 Nec Corp Tape reel
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JPS58196343U (ja) 1983-12-27

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