JPH02180339A - ベルト式無段変速装置 - Google Patents

ベルト式無段変速装置

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JPH02180339A
JPH02180339A JP33125188A JP33125188A JPH02180339A JP H02180339 A JPH02180339 A JP H02180339A JP 33125188 A JP33125188 A JP 33125188A JP 33125188 A JP33125188 A JP 33125188A JP H02180339 A JPH02180339 A JP H02180339A
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JP
Japan
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shaft
belt
continuously variable
variable transmission
gear
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Pending
Application number
JP33125188A
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English (en)
Inventor
Shiro Sakakibara
史郎 榊原
Masahiro Hasebe
正広 長谷部
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、2個のシーブからなるプライマリ及びセカン
ダリプーリに金属製等のベルト(チェーン型をも含む)
を巻掛けてなるベルト式無段変速装Tl (CV T 
)に係り、詳しくはシャフト又は固定シーブボス部を回
転自在に支持するベアリング支持部の構造に関する。
(ロ)従来の技術 近時、燃料消費率の向上等の要求により、自動車のトラ
ンスミッションとしてベルト式無段変速装置を組込んだ
自動変速機が注目されている。
従来、本出願人は、例えば特開昭63−72964号公
報に示すように、調圧カム機構により伝達トルクに対応
した軸力なプーリに付与すると共に、ボールネジ装置に
よりプーリの有効径を調整してなるベルト式無段変速装
置を案出した。
そして、該ベルト式無1段変速装置は、可動シーブとボ
ールネジ装置との間にスラストローラベアリングを介在
すると共に、シャフト端に設けたフランジ部とボールネ
ジ装置の他端との間にスラストローラベアリングを介在
して、調圧カム機構及びボールネジ装置からのベルト挟
圧力をスラストローラベアリングを介して付与し、かつ
プーリに作用する軸力なシャフトの引張り力にて担持し
ている。
また、本ベルト式無段変速装置は、ケースに一体的に支
持部材を装着し、該支持部材に形成した孔部にラジアル
ベアリングを嵌合して、シャフト又は固定シーブボス部
を回転自在に支持しており、また該支持部材に前記ボー
ルネジ装置の固定部材となる雄ネジ部を連結して該雄ネ
ジ部を回り止め・支持している。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 上述ベルト式無段変速装置は1.ブーツの可動シーブに
作用する軸力をスラストベアリング、ボールネジ装置及
び支持部材を介してシャフトにて担持すると共に、プー
リの固定シーブに作用する軸力な調圧機構を介して又は
直接シャフトにて担持する閉ループからなる支持構造を
とっているため、支持部材等の軸方向寸法が直接装置全
体の軸方向寸法に影響を及ぼす。
ところで、上述シャフト又は固定シーブボス部を支持す
るベアリングに、シェルタイブのラジアルベアリングを
用いると、該シェルタイブベアリングは支持部材の孔部
内周面に圧入して用いるため、該ベアリングの軸方向位
置決め用のスナップリング及び肩部は不要であるが、該
シェルタイブベアリングにて所定容量を確保するには、
該ベアリングが比較的直径が小さいことに起因して、軸
方向寸法の長いものを用いる必要があり、ベルト式無段
変速装置の軸方向寸法増加の原因になってしまう。
また、軸方向寸法が短かくても所定容量を有する円筒コ
ロ軸受(ローラベアリング)を用いると、該ベアリング
を軸方向に位置決めするために、該ベアリングのアウタ
ーレースを支持部材内周面に形成した肩部及び内周面に
装着するスナップリングにより挟持する必要がある。従
って、支持部材は、該肩部及びスナップリング装着部を
形成する分たけ軸方向に厚い構成となるが、該支持部材
の軸方向寸法は前述したように装置全体に直接影響して
、軸方向寸法短縮化の障害となってしまう。
そこで、本発明は、支持部材を、ローラベアリングのア
ウターレースとして機能すると共に、インナーレースな
シャフト又は固定シーブボス部に軸方向移動を規制して
装着し、もって所定容量を確保したものでありながら、
軸方向寸法の短縮化を図ったベアリング装着装置を備え
たベルト式無段変速装置を提供することを目的とするも
のである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであって、
例えば第1図及び第2図を参照して示すと、それぞれシ
ャフト(2)、(3)に支持されかつ軸方向に相対移動
し得る2個のシーブ(5a)、(5b)、(6a)、(
6b)からなるプライマリプーリ(5)及びセカンダリ
プーリ(6)と、これら両フーリ(5)、(6)に巻掛
けられるベルト(7)と、これら両プーリ(5)(6)
の可動シーブ(5b)、(6b)を軸方向に移動する機
械式アクチュエータ(10)、(11)と、を備え、前
記プーリ(5)、(6)に作用する軸力な前記シャフト
(2)、(3)にて担持してなるベルト式無段変速装置
(1)において、前記機械式アクチュエータ(10)、
(11)の背面に、ケース(25)に少なくとも半径方
向位置を規制されて装着された支持部材(26)   
(26’ )を配設し、かつ該支持部材(26)、(2
6’ )に形成した孔部内周面にローラベアリングのロ
ーラ(33)   (33’)を直接転接すると共に、
該ローラ(33)、(33’ )の軸方向移動を規制し
て保持するインナーレース(33a)、(33’ a)
を、前記固定シーブボス部(5a+)又はシャフト(2
)、(3)に軸方向移動を規制して装着するように構成
することを特徴とする。
また、前記機械式アクチュエータ(10)(11)が、
雄ネジ部(10a)、(lla)と該雄ネジ部(10a
)、(11a)に螺合すると共に回転駆動装置(29)
からの回転が伝達される雌ネジ部(10b)、(llb
)とを有するボールネジ装置(10)、(1,1)から
なり、かつ前記支持部材(26)、(26’ )が、ケ
ース(25)に対して回転位置を調節し得かつ前記雄ネ
ジ部(10a)、(11a)に連結されて、ボールネジ
装置(10)、(1,1)の初期位置を調節する調節部
材(26)、(26’ )を構成する。
また、前記プーリ(5)、(6)の可動シーツ(5b)
、(6b)背面と前記ボールネジ装置(10)、(11
)の雌ネジ部(10b)、(11b)との間に自動調芯
機構(13)、(13’)を有するスラストベアリング
(12)、(12′)を介在し、かつ前記調節部材(2
6)(26’)の背面と11q記シヤフト(2)、(3
)に設けたフランジ部(19)、(19’ )との間に
自動調芯機構(22)、(22’ )を有するスラスト
ベアリング(20)、(20’ )を介在し、そして該
スラストベアリング(20)、(20′)の転がり体(
20b)、(20’ b)を前記調節部材(26)、(
26”)背面に直接当接するように構成する。
更に、前記機械アクチュエータ(10)、(11)の内
径部にて、該アクチュエータ(10)(11)と並列に
前記可動シーブ(5b)、(6b)とシャフト(2)、
(3)又は固定シーブボス部(5a、)、(6a、)と
の間にスプリング手段(15)、(16)を配設し、該
スプリング手段(15)、(16)の受部材(17)、
(18)を前記ローラベアリングのインナーレースに当
接・保持するように構成してもよい。
(ホ) 作用 以上の構成に基づき、プライマリプーリ(5)の回転は
、ベルト(7)及びセカンダリプーリ(6)を介してセ
カンダリシャフト(3)に伝達される。この際、機械式
アクチュエータ(10)、(11)の背面に設けられた
支持部材(26)、(26’ )の孔部内周面をアウタ
ーレースのベアリング面とし、該ベアリンク面にローラ
(33)、(33’ )を直接転接し、該ローラ(33
)、(33’ )の軸方向移動を規制するインナーレー
ス(33a)、(33’ a)を固定シーブボス(5b
l);壬丑壬=迫またはシャフト6(2)、(3)に装
着したので、これらインナーレース(33a)、(33
’ a) 、ローラ(33)、(33’ )及び支持部
材(26)、(26′)により形成されたローラベアリ
ングを介してシャフト(2)、(3)はケース(25)
に軸支されると共に、ローラ(33)、(33’ )は
インナーレース(33a)、(33’ a)に軸方自移
動を規制されて転動するので、アウターレースを形成す
る支持部材(26)、(26’ )の所定位置にて転動
する。
なお、カッコ内の符号は、理解を容易にするために図面
と対照するものであり、回答構成を限定するものではな
く、また同じ符号であっても、特許請求の範囲に対応し
て上位概念で述べである関係上、以下に示す実施例のも
のとは名称の異なるものもある。
(へ)実施例 以下、図面に沿って本発明を車輌用自動無段変速機に適
用した実施例について説明する。
まず、第4図に沿って、本自動無段変速機の概略を説明
するに、本自動無段変速fiAは、ベルト式無段変速装
W1.1、シングルプラネタリギヤ機構40、トランス
ファー装置80、減速ギヤ装T171等とからなる出力
部材70、及びデュアルプラネタリギヤ機構からなる前
後進切換え装置90、更に流体継手101、遠心式ロッ
クアツプクラッチ102及びスリップクラッチ103か
らなる発進装置100を備えている。
そして、プラネタリギヤ機#i40は、そのリングギヤ
40Rが無段変速装置1のセカンダリシャフト3に連動
し、かつキャリヤ40Cが出力部材70に連動し、そし
てサンギヤ40Sがトランスファー装置80を介して係
止手段を構成するローワンウェイクラッチF及びローコ
ーストルリバースブレーキB1に連結していると共に、
ハイクラッチC2を介して入力軸60に連結している。
また、デュアルプラネタリギヤ機1’i!190は、そ
のサンギヤ90Sが入力軸60に連結し、かつキャリヤ
90Cが無段変速装置1のプライマリシャフト2に連結
すると共にフォワードクラッチC1を介して入力軸60
に連結し、またリンクギヤ90RがリバースブレーキB
2に連結している。
以上構成に基づき、本自動無段変速機Aにおける各クラ
ッチ、ブレーキ及びワンウェイクラッチは、各ポジショ
ンにおいて第5図に示すように作動する。なお、※はロ
ックアツプクラッチ102が遠心力により適宜作動し得
ることを示す。
詳述すると、Dレンジにおける低速モードLにおいて、
フォワードクラッチC1が接続している外、ローワンウ
ェイクラッチF =h<作動する。この状態では、エン
ジンクランク軸の回転は、ロックアツプクラッチ102
及びスリップクラッチ103を介して又は流体継手10
1を介して入力軸60に伝達され、更にデュアルプラネ
タリギヤ装置90のサンギヤ90Sに直接伝達されると
共にフォワードクラッチC1を介してキャリヤ90Cに
伝達される。従って、該デュアルプラネタリギヤ機構9
0は入力軸60と一体に回転し、正回転をベルト式無段
変速装置lのプライマリシャフト2に伝達し、更に該無
段変速装置1にて適宜変速された回転がセカンダリシャ
フト3からシングルプラネタリギヤ装置40のリングギ
ヤ40Rに伝達される。一方、この状態では、反力を受
ける反力支持要素であるサンギヤ40Sはトランスファ
ー装置80を介してローワンウェイクラッチFにて停止
されており、従ってリングギヤ40Rの回転は減速回転
としてキャリヤ40Cから取出され、更に減速ギヤ装置
71等を介してアクスル軸73に伝達される。
また、Dレンジにおける高速モードHにおいては、フォ
ワードクラッチC1の外、ハイクラッチC2が接続する
。この状態では、前述同様に無段変速装置1にて適宜変
速°された正回転がセカンダリシャフト3から取出され
てシングルプラネタリギヤ装置40のリンクギヤ40R
に入力される。
一方、同時に、入力軸60の回転がハイクラッチC2及
びトランスファー装置80を介してシングルプラネタリ
ギヤ機構40のサンギヤ408に伝達され、これにより
該プラネタリギヤ機@40にてリングギヤ40Rとサン
ギヤ40Sとのトルクが合成されてキャリヤ40Cから
出力される。なおこの際、サンギヤ40Sにはトランス
ファー装M、80を介して反力に抗する回転が伝達され
るので、トルク循環が生じることなく、所定のプラスト
ルクがトランスファー装T180を介して伝達される。
そして、該合成されたキャリヤ40Cからのトルクは減
速ギヤ装ff71等を介してアクスル軸73に伝達され
る。
なお、Dレンジにおける作動では、ワンウェイクラッチ
Fに基づき逆トルク作用時(エンジンブレーキ時)はフ
リーとなるが、Sレンジにおいては、ローワンウェイク
ラッチFに加えてローコーストルリバースブレーキB1
が作動し、逆トルク作用時も動力伝達する。
また、Rレンジにおいてはローコーストルリバースブレ
ーキB1と共にリバースブレーキB2が作動する。この
状態では、入力軸60の回転は、デュアルプラネタリギ
ヤ機構90にてリングギヤ90Rが固定されることに基
づきキャリヤ9.0 Cから逆回転としてベルト式無段
変速装置1に入力される。一方、ローコーストルリバー
スブレーキB1の作動に基づきシングルプラネタリギヤ
装置40のサンギヤ408が固定されており、従って無
段変速袋r111からの逆回転はプラネタリギヤ機構4
0にて減速され、出力部材70に取出される。
ついで、本発明を具体化した実施例を第3図に沿って説
明する。
本無段変速機Aは、3分割からなるトランスミッション
ケース25を有しており、該ケース25に入力軸60及
び無段変速装置1のプライマリシャフト2が同軸上に回
転自在に支持されて第1軸を構成していると共に、無段
変速装置′i!1のセカンタリシャフト3とギヤ軸70
aが同軸上に回転自在に支持されて第2軸を構成してい
る。更に、第1軸上には発進装置100と、フォワード
クラッチC1、ハイクラッチC2、ローコーストルリバ
ースブレーキB1、リバースブレーキB2、ローワンウ
ェイクラッチFからなる操作部50と、前後進切換え装
置を構成するデュアルプラネタリギヤm構90と、油圧
ポンプ61が配設されており、また第2軸上にはシング
ルプラネタリギヤ機構40が配設されている。
発進装置100は、流体継手101、遠心クラッチから
なるロックアツプクラッチ102及びスリップクラッチ
103を有している。そして、スリップクラッチ103
は負荷トルクに対応した軸力を発生するカム機構105
を有しており、該カム機構105はスリップクラッチ1
03のクラッチプレート及びディスクに押圧″・作用し
、該スリップクラッチ103のトルク容量を負荷トルク
の増大に対応して増大する。
また、入力軸60のエンジン側にはケース25から突出
部25aか突出しており、該突出部25aにはトランス
ファー装置80の入カスブロケット81がベアリングを
介して支持されている。更に、該スプロケット81のハ
ブ部はワンウェイクラッチFを介して前記ケース突出部
25aに連結しており、かつ該スプロケット81から外
径方向に向けて延設されているフランジにはその内周面
に多板クラッチからなるハイクラッチC2を介して入力
軸60が連結されていると共に、その外周面とケース2
5との間に多板ブレーキからなるローコーストルリバー
スブレーキB1が介設されている。
また、入力軸60の先端部分にデュアルプラネタリギヤ
機構90のサンギヤ90S(第3図参照)がスプライン
結合されていると共に、フランジが外径方向に延設され
ている。また、入力軸60の先端はベルト式無段変速装
置1のプライマリシャフト2をブツシュを介して被嵌、
整列しており、かつ該シャフト2にキャリヤ90Cかス
プライン結合されている。更に、該キャリヤ90Cには
第1ビニオン90P1及び第2ビニオン90P2が支持
されると共に、連結部材か外径方向に延設されており、
該連結部材の内径側と前記入力軸60からのフランジの
外径側との間には多板クラッチからなるフォワードクラ
ッチC1か介設されている。また、リングギヤ90Rを
固定している支持部材の外周側とケース25との間に多
板ブレーキからなるリバースブレーキB2が介設されて
いる。
そして、前記操作部50における前記ローコーストルリ
バースブレーキBl及びハイクラッチC2と、リバース
ブレーキB2及びフォワードクラッチC1との間部分に
はアクチュエータユニット51が配設されており、本ア
クチュエータユニット51は隣接して配置されている前
後進切換え装置用アクチュエータ51aと、低高速モー
ド切換え装置用アクチュエータ51bとからなる。そし
て、該アクチュエータユニット51は周方向に所定間隔
離れて配設されている前後進切換え装置用モータ及び低
高速モード切換え装置用モータを有しており、これらモ
ータは整流子モータ、ステップモータ等の回転磁界モー
タ、サーボモータ及び超音波モータ等の電気モータから
なり、かつモータの所定回転位置に保持し得るように電
磁ブレーキ等の保持手段が設置されている。また、ケー
ス25には前後進切換え装置用及び低高速モード切換え
装置用のボールネジ装置52.53の雌ネジ部がケース
にそれぞれ固定して配設されており、該ボールネジ装置
の雄ネジ部はそれぞれ前記モータの出力ギヤにギヤを介
して噛合しており、また各雄ネジ部には連結部材がそれ
ぞれに連結されている。そして、前後進切換え装置用ボ
ールネジ装TL52に連結している連結部材はその一方
向の軸方、自移動により前記フォワードクラッチC1を
係合し、かつ他方向の軸方向移動により前記リバースブ
レーキB2を係合し、また低高速モード切換え装置用ボ
ールネジ装置53に連結している連結部材はその一方向
の軸方向移動によりへイクラッチC2を係合し、かつ他
方向の軸方向移動により前記ローコーストルリバ′−ス
プレーキB1を係合する。
また、無段変速袋r111は、第1図乃至第3図に示す
ように、プライマリプーリ5、セカンダリプーリ6及び
これら両プーリに巻掛けられたベルト7からなり、かつ
両プーリはそれぞれ固定シーブ5a、6a及び可動シー
ブ5b、6bからなる。
また、プライマリプーリ5の固定シーブ5aはローラベ
アリング30によりケース25に回転自在に支持されて
おり、更にプライマリシャフト2の基端部は外径方向に
膨出してフランジ部2aが形成されており、該フランジ
部2aと固定シーブ5aの背面との間には調圧カム機構
9が介在している。そして、調圧カム機構9は、プライ
マリシャフト2に連結しかつ前記フランジ部2aにて軸
方向移動を規制されている固定側カム部9aと、固定シ
ーブ5aにスプライン結合していると共に皿ばねな介し
て圧接している可動側カム部9bと、両カム部に介在す
るローラとからなり、伝達トルクに対応した軸力を固定
シーブ5aに付与する。
また、可動シーブ5bは固定シーブ5aのハブ部にボー
ルスプライン(リニアボールベアリング)31を介して
摺動のみ自在に支持されていると共に、その背部にボー
ルネジ装T110が配設されている。ボールネジ装置1
0はボール循環通路10dにて循環する多数のボール1
0c、雄ネジ部10a及び雌ネジ部10bからなり、雄
ネジ部10aはケース25の肩部にて軸力方向及び半径
方向を拘束・支持されている調節部材26にその後端部
な固定されている。該調節部材26はローラベアリング
33により固定シーブ5aハブ部従ってプライマリシャ
フト2を回転自在に支持していると共に、つオーム34
に噛合しており、該ウオーム34の操作に基づき回転し
て、雄ネジ部10aを雌ネジ部10bに対して相対回転
することに基づき、ベルト7の初期張力及びベルトの走
行中心を調節し得る。また、その雌ネジ部10bには自
動調芯機構13が固定されており、更に該自動調芯機構
13と前記可動シーブ5bの背面との間にはスラストボ
ールベアリング12が介在している。そして、該スラス
トベアリング12はケージ12cに保持された多数のボ
ール12bを有しており、該ボール12bは可動シーツ
5bの背面に形成された凹部に直接当接しており、かつ
該可動シーブ5bと反対側はレース12aに当接してい
る。レース12aの他側面は球面状凸面からなり、また
該球面状凸面には自動調芯機構13の球面支持面13a
が密接している。該球面支持面13aは斜め下方を向き
プライマリシャフト2の軸芯に焦点が位置する凹面から
なり、また自動調芯機構13は該球面支持面13aに沿
って斜めに延びている突出部、該突出部先端に形成され
たギヤ部13b及び前記雌ネジ部10bに回転方向及び
軸方向に一体に固定されるキー固定部13cを有してい
る。
また、第2図に詳示するように、前記調節部材26にて
保持されるローラベアリング33のインナーレース33
aは固定シーブ5aのボス部5a、における小径部5a
tにスナップリング33bにて抜止め・支持されており
、また該インナーレース33aの他端部にスプリング受
部材を構成する支持板17か当接することにより、該支
持板17が固定シーブボス部5a、に軸方向外側の移動
を阻止されて装着されている。即ち、インナーレース3
3aの右側の止め部は不要である。そして、ローラベア
リング33は、比較的径の太いローラ33cを有してお
り、該ローラ33cは調節部材26の内周面26cに直
接当接している。
また、前記支持板17はカップ状形状からなり、ボール
ネジ装置10の雄ネジ部10a及びスラストベアリング
12のリテーナ12c内周面とし ボス部5&1外周面との間にて形成される空隙に1おけ
る、前記支持板17の縁部17aと可動シーブ5bの背
面との間に多数の皿ばね15a・・・が縮設されており
、更に該支持板17の底部17bと先端部ばね15aと
の間にコイルスプリング15bが縮設されている。従っ
て、これら皿ばね15a及びコイルスプリング15bは
、前記スラストベアリング12及び機械式アクチュエー
タ10と並列に介在して、可動シーブ5bからの軸力の
一部を直接担持するスプリング手段15を構成しており
、かっ血ばね15aは、ベルト式無段変速装置1の低速
伝動状態(第1図上半図)にあっては、所定圧縮状態に
あって低速伝動時に必要とする大きな軸力をベルト7に
付与するが、無段変速装置1の高速伝動状態(第1図下
半図)にあっては、自然長状態にあってベルト7に軸力
を付与しない。
また、プライマリシャフト2の先端部にはフランジ部1
9がネジ結合により固定されており、該フランジ部19
には自動調芯機構22が固定されている。該自動調芯機
構22は斜め外方に向く凸面からなりかつシャフト2の
軸芯延長線上に焦点が位置する球面支持面22aを有し
ている。更に、該自動調芯機構22と前記調節部材26
の背面にはスラストボールベアリング20が介在してお
り、ベアリング20はケージに保持された多数のボール
20b及び一方のレース20aを有している。ボール2
0bは調節部材26の背面に形成された四部に直接当接
しており、また該ボール20bの他側面に当接している
レース20aは前記自動調芯機構22の球面支持面22
aに密接する球面状凹面を有している。即ち支持部材で
ある調節部材26はスラストベアリングの一方のレース
を形成している。
一方、第1図に示すように、セカンダリプーリ6はその
固定シーブ6aがセカンダリシャフト3と一体にケース
25にローラベアリング37を介して回転自在に支持さ
れており、かつ可動シーブ6bかセカンダリシャフト3
にボールスプライン31′を介して摺動のみ自在に支持
されている。
更に、該可動シーブ6bの背面にはボールネジ装置11
が配設されており、その雄ネジ部11aは前記調節部材
26と同様な調節部材26′に固定されており、従って
該調節部材26′は、ローラベアリング33′を介して
セカンダリシャフト3を支持していると共に、ウオーム
34′の回転に基づき、前記プライマリ側の調節部材2
6と相俟ってベルト7の初期張力及び走行中心線を調節
し得る。また、その雌ネジ部11bには、前記プライマ
リ側と同様に、自動調芯機構13′が固定されており、
かつ該自動調芯機構13′と可動シーツ6bの背面にス
ラストボールベアリング12′か介在している。即ち、
自動調芯機構13′は、セカンダリシャフト3の軸芯に
焦点が位置する凹面からなる球面支持面13′aを有し
ており、更に該支持面に沿って斜めに延びている突出部
、該突出部先端に形成されたギヤ部13′b及びスプラ
イン固定部13′Cを有している。また、スラストボー
ルベアリング12′は、可動シーブ6b背面の凹部に直
接当接しているボール12′b、前記球面支持面13′
aに密接する球面状凸面を有するレース12′aを有し
ている。
また、シャフト3に固定されている支持板18と可動シ
ーブ6bの背面との間には前記ブライマリ側と同様に多
数の皿ばねleaからなるスプリング手段16が配設さ
れている。そして、前記調節部材26′に装着されてい
るローラベアリング33′のインナーレース33″aは
セカンダリシャフト3の膨径部3bにおける段付き部を
支持しており、また該インナーレース33′aの他端部
にスプリング受部材を構成する支持板18が当接するこ
とにより、該支持板18が前記シャフト3に軸方向内側
への移動を阻止されて装着されている。該支持板18は
カップ状形状からなり、ボールネジ装置11の雄ネジ部
11a及びスラストベアリング12′のリテーナ12′
C内周面と前記シャフト3外周面との間にて形成される
空隙における、前記支持板18の縁部18aと可動シー
ブ6bの背面との間に多数の皿ばねlea・・・が縮設
されている。従って、これら皿ばね16a・・・は、前
記スラストベアリング12′及び機械式アクチュエータ
11と並列に介在して、可動シーブ6bからの軸力の一
部を直接担持するスプリング手段16を構成しており、
かっ血ばね16aは、ベルト式無段変速装Tt、1の高
速伝動状態(第1図下半図)にあっては、所定圧縮状態
にあって高速伝動時に必要とする大きな軸力なベルト7
に付与し、また無段変速装置1の低速伝動状態(第1図
上半図)にあっては、前記皿ばね16aは所定伸長状態
にあって、ベルト7に°所定軸力を付与する。
また、セカンダリシャフト3は、その基端が膨径してい
ると共にギヤ軸70aを受入れる孔3aが形成され、更
に該シャフト膨径部3bの端が外径方向に突出してフラ
ンジ部19′が形成されており、またシャフト3の先端
部にはキーkを介して固定シープ6aが嵌合されている
と共にナツト38が螺合して固定シーブ6aを抜止め・
固定している。そして、フランジ部19′にはプライマ
リ側と同様に、凸面からなりかつシャフト3の軸芯延長
線上に焦点が位置する球面支持面22′aを有する自動
調芯機構22′が固定されており、かつ該自動調芯機構
22′と前記調節部材26′の背面には、該部材背面に
直接当接するボール20′b及び前記球面支持面22′
aに密接する球面状凹面を有するレース20′aを有す
るスラストボールベアリング20′が介在している。
なお、第1図において、符号39.39’で示すものは
、プライマリ側及びセカンダリ側の固定シーブ5a、6
aの先端に形成された被検知用の凹溝であり、該凹溝3
9,39’が電磁式センサS l 、 S *にカウン
トされることにより、それぞれプライマリシャフト2及
びセカンダリシャフト3の回転数が検知される。
そして、プライマリシャフト2とセカンダリシャフト3
とで3角形を構成する部位には操作装置130が配設さ
れている。該操作装置130はケース25に支持されて
いる第1操作軸131及び第2操作軸132を有してお
り、第1操作軸131には大ギヤ133及び小ギヤ13
5を有するボスが回転自在に支持されていると共に、大
ギヤ136が一体に固定されている。また、第2操作軸
132には大ギヤ137が一体に固定されていると共に
小ギヤ139及び大ギヤ140を有するボスが回転自在
に支持されており、そして前記第1操作軸131の小ギ
ヤ135が該第2操作軸132の大ギヤ137に、また
第1操作軸131の大ギヤ136が該第2操作軸132
の小ギヤ139にそれぞれ噛合している。更に、これら
再操作軸131.132はそのベアリングから突出して
いる先端部分にて互に噛合°する非円形ギヤ141゜1
42がそれぞれ固定されて、互に非線形関係にて連動し
ており、また第1操作軸131の大ギヤ133は前記プ
ライマリ側自動調芯機構13に形成されたギヤ部13b
に噛合し、かつ第2操作軸の大ギヤ140は前記セカン
ダリ側自動調芯!ff1fA13’に形成されたギヤ部
13′bに噛合している。また、第3図に示すように、
第1操作軸の大ギヤ133には前記ギヤ部との噛合と反
対側にて多数の平歯車等からなる減速ギヤ機構143が
噛合しており、該減速ギヤ機構143は電気モータ29
の出力ギヤと噛合している。なお、該電気モータ29は
前述した操作部50における電気モータと同様に、該モ
ータを所定位置にてホールドし得る電磁ブレーキ145
を有している。
また、シングルプラネタリギヤ機構40は、第2軸を構
成するギヤ軸70a上に配設されており、そのリングギ
ヤ40Rがベルト式無段変速装置1のセカンダリシャフ
ト3のフランジ部19′に連結されている。また、ギヤ
軸70aにはサンギヤ403と一体にスプロケット82
が回転自在に支持されており、更に該ギヤ軸70aに、
ピニオン40Pを回転自在に支持しているキャリヤ40
Cが固定されている。
一方、該第2軸上のサンギヤ40Sと一体のスプロケッ
ト82と前記ローワンウェイクラッチFにて支持されて
いるスプロケット81との間にはサイレントヂエーン8
3が巻掛けられており、これらスプロケット及びチェー
ンにてトランスファー装置80を構成している。
また、前記ギヤ軸70aはギヤ71aを一体に構成して
出力部材70を構成しており、かつギヤ71aは中間軸
72に固定されているギヤ71cと噛合している。更に
、中間軸72には小ギヤ71dが形成されており、かつ
該ギヤ71dは差動歯車装置75に固定されているリン
グギヤ75aと噛合して、減速袋TL71を構成してい
る。また、差動歯車装置75から左右フロントアクスル
軸73が延びている。
ついて、本実施例の作用を説明する。
エンジンクランク軸の回転は、車輌発進時には流体継手
101を介して、またその後は遠心式ロックアツプクラ
ッチ102及びスリップクラッチ103を介して入力軸
60に伝達される。そして、入力軸60の回転は、操作
部50における前後進切換え装置用アクチュエータ51
aに基づくフォワードクラッチC1又はリバースブレー
キB2の作動により、デュアルプラネタリギヤ機構から
なる前後進切換え装置90が切換えられ、正回転又は逆
回転が調圧カムIfa構9の固定側カム部9aに伝達さ
れる。なお、操作部50における低高速モード切換え装
置用アクチュエータ51bに基づくハイクラッチC2又
はローコーストルリバースブレーキB1の作動、そして
ローワンウェイクラッチFの係止・オーバランにより、
前述したようにシングルプラネタリギヤ機構からなる低
高速モード切換え装置40を低速モードL又は高速モー
トHに切換えられる。
そして、調圧カム機構9の固定側カム部9に伝達された
トルクは、ローラ及び可動側カム部9bを介してプライ
マリプーリ5の固定シーブ5aに伝達されると共に、伝
達トルクに対応した軸力を固定シーブ5aに付与し、従
ってベルト7を介して関連しているベルト式無段変速装
置1全体に伝達トルクに対応した軸力な付与する。更に
、該固定シーブ5aのトルクはボールスプライン31を
介して可動シーツ5bに伝達され、そして前記調圧カム
機構9に基づく軸力にベルト7を挟持して、該ベルト7
を介してセカンダリプーリ6に伝達される。この際、ベ
ルト7からの軸方向反力か固定シーブ5a及び可動シー
ブ5bに作用するが、固定シーブ5aから軸力は調圧カ
ム機構9を介してシャフトのフランジ部2aにて担持さ
れ、また可動シーブ5bからの軸力は、スラストボール
ベアリング12、自動調芯機jyi13、所定状筋にあ
るボールネジ装置10.調節部材26、スラストボール
ベアリング20及び自動調芯機構22を介してシャフト
2に固定されているフランジ部19にて担持され、これ
により軸力がプライマリシャフト2の引張り応力として
作用する閉ループにて受けられる。なお、可動シーブ5
bに作用する軸力の一部はシーブ背面から直接スプリン
グ手段15及び支持板17を介してシャフト2に受けら
れる。
また、固定シーブ5aの背面鍔部がローラベアリング3
0により直接ケース25にて支持され、また他端部は、
固定シーブボス部先端部5a、がケース25に径方向位
置決めされた調節部材26にローラベアリング33を介
して支持されることにより、プライマリシャフト2は回
転支持されている。
そして、可動シーブ5bに作用する軸力は、プライマリ
シャフト2の引張り応力として作用する前記閉ループに
て受けられるとともに、前記可動シーブ5bに作用する
軸力の一部は、スプリング手段15を介して直接プライ
マリシャフト2に受けられるため、前記閉ループを構成
するスラストボールベアリング12、ボールネジ装置1
0、スラストボールベアリング20に作用する荷重は軽
減される。
そして、ベルト7からのトルクはセカンダリプーリ6に
伝達され、更にキーk及びボールスプライン31′を介
してセカンダリシャフト3に伝達される。この際、プラ
イマリ側と同様に、セカンダリ側においても固定シーブ
6aに作用する軸反力はナツト38により直接シャフト
3にて担持され、また可動シーブ6bに作用する軸反力
は、スラストボールベアリング12′、ボールネジ装置
11、調節部材26′、スラストボールベアリング20
′及びフランジ部19′にて担持される。
また同様に、可動シーブ6bに作用する軸力の一部は直
接スプリング手段16及びシャフト2に固定された支持
板18を介してシャフト3に受けられる。
そして、プライマリ側と同様に、可動シーブ5bに作用
する軸力は、セカンダリシャフト3の引張り応力として
作用する前記閉ループにて受けられるとともに、前記可
動シーブ6bに作用する軸力の一部は、スプリング手段
16を介して直接セカンダリシャフト3に受けられるた
め、前記閉ループを構成するスラストボールベアリング
12′ ボールネジ装置11、スラストボールベアリン
グ20′に作用する荷重は軽減される。
また、制御部からの変速指令に基づき、電気モータ29
が回転すると、減速装置143を介して第1操作軸13
1に遊合された大ギヤ133が回転し、更に該ギヤ13
3と噛合するギヤ部13bにより自動調芯機構13そし
てそれと一体の雌ネジ部10bが回転する。すると、調
節部材26にて回転が阻止されている雄ネジ部10aに
対して雌ネジ部10bは軸方向に移動し、スラストボー
ルベアリング12を介して可動シーブ5bを移動して、
プライマリプーリ5のベルト有効径を変更する。一方、
前記大ギヤ133の回転は、小ギヤ135及び大ギヤ1
37の噛合により大幅に減速されて第2操作軸132に
伝達され、更に非円形ギヤ132,131を介して第1
操作軸131に伝達される。そして、該第1操作″軸1
31の回転は大ギヤ136及び小ギヤ139更に大ギヤ
140を介して増速され、該大ギヤ140の回転がセカ
ンダリ側の自動調芯機構13′のギヤ部13′bに伝達
される。該ギヤ部13′bの回転により、それと一体の
雌ネジ部11bが固定状態にある雌ネジ部11aに対し
て相対回転して軸方向に移動し、スラストボールベアリ
ング12′を介して可動シーブ6bを移動して、セカン
ダリプーリ6のベルト有効径を変更する。この際、プラ
イマリ及びセカンダリプーリ5.6の移動量とベルト7
の移動量とは線形に対応しないが、前記非円形ギヤ14
1,142を介して伝動することにより、上記両移動量
の差は適正に吸収される。また、構造上から、非円形ギ
ヤ141,142は1回転以内に押えられるが、互に減
速した第1及び第2操作軸131,132に非円形ギヤ
を設けることにより、該非円形ギヤ141,142の回
転を1回転以内に押えたものでありながら、プライマリ
及びセカンダリ側のギヤ部13b、13’ bには増速
した回転を連動し、ボールネジ装置10.11の多数回
転を可能とし、これによりボールネジ装置が所定リード
にて所定ストロークを得ることが可能となっている。
そして、プライマリシャフト3の回転は、フランジ部1
9′からシングルプラネタリギヤ機構40のリングギヤ
40Rに伝達され、前述したように、該プラネタリギヤ
機構にて単に減速され又はトランスファー80からの回
転と合成されてギヤ軸70aに伝達される。更に、該ギ
ヤ軸70aの回転が減速装置71を介して差動歯車装置
75に伝達され、そして左右フロントアクスル軸73に
伝達される。
なお、上述実施例は、ベルト式無段変速装置1を、シン
グルプラネタリギヤ機構40と組合せて低速モード及び
高速モードに切換える自動変速機Aに適用したものにつ
いて説明したが、例えばトルクコンバータとベルト式無
段変速装置を組合せた自動変速機等、他のタイプの自動
変速機に適用してもよいことは勿論である。
(ト)発明の詳細 な説明したように、本発明によると、ローラ(33) 
  (33’ )の軸方向移動を規制するインナーレー
ス(33a)、(33’ a)とローラ(33)、(3
3’ )とアウターベアリング面を有する支持材(26
)、(26’ )とにより形成されたローラベアリング
によって固定シーブボス部(sb+)またはシャフト(
3)を軸支するので、該ローラ(33)、(33’ )
の径を必要太さにすることによって負荷容量を増大でき
、ローラ(33)、(33’ ”)の長さを短くできる
。また、インナーレース(33a)、(33a  )に
よりローラ(33)、(33’ )の軸方向移動を規制
しているので、アウターレースを構成する支持部材(2
6)、(26’ )に肩部が不要となるため、前記支持
部材(26)、(26’ )のシャフト方向の厚みを縮
小できる。これにより、ベルト式無段変速装置1の軸方
向寸法を短縮して、車輌搭載性を大幅に向上することが
できる。
また、支持部材(26)、(26’ )かシャフト(2
)、(3)又は固定シーブボス部(5a l)  (6
a + )を軸支及びボールネジ装置(10)   (
11)の初期位置を調節する調節部材(26)、(26
’ )を兼用できるのでシャフト方向スペースを大幅に
省くことができる。
また、前記支持部材(26)、(26’ )が調芯機構
(22)、(22’ )のスラストベアリング(20)
、(20’ )の一方のレースを兼用できるので、スラ
ストベアリングの一方のレース用のシャフト方向スペー
スを省くことができるため、軸方向のスペースを大幅に
省くことができる。
更に、前記インナーレース(33a)、(33′a)が
スプリング手段(15)、(18)のスラスト受部材を
構成するので、特別なスラスト受部材を必要とせず、シ
ャフト(2)、(3)の寸法が長くなることを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかるベルト式無段変速装置を示す展
開断面図、第2図はそのプライマリ側可動シーツ部分を
示す拡大断面図である。そして、第3図は該ベルト式無
段変速装置を適用した自動変速機を示す全体断面図、第
4図は該自動変速機の概略を示す概略図、第5図はその
各ポジションにおける各要素の作動を示す図である。 17.18・・・受部材   19.19’・・・フラ
ンジ部   20b、20’ b・・・転がり体(ボー
ル) 、 25・・・ケース   29・・・回転駆動
手段(電気モータ)    33.33’・・・ローラ
   33a、33’ a・・・インナーレース

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、それぞれシャフトに支持されかつ軸方向に相対移動
    し得る2個のシーブからなるプライマリプーリ及びセカ
    ンダリプーリと、これら両プーリに巻掛けられるベルト
    と、これら両プーリの可動シーブを軸方向に移動する機
    械式アクチュエータと、を備え、前記プーリに作用する
    軸力を前記シャフトにて担持してなるベルト式無段変速
    装置において、 前記機械式アクチュエータの背面に、ケー スに少なくとも半径方向位置を規制されて装着された支
    持部材を配設し、 かつ該支持部材に形成した孔部内周面にロ ーラベアリングのローラを直接転接すると共に、該ロー
    ラの軸方向移動を規制して保持するインナーレースを、
    前記固定シーブボス部又はシャフトに軸方向移動を規制
    して装着してなる、 ベルト式無段変速装置。 2、前記機械式アクチュエータが、雄ネジ部と該雄ネジ
    部に螺合すると共に回転駆動装置からの回転が伝達され
    る雌ネジ部とを有するボールネジ装置からなり、 かつ前記支持部材が、ケースに対して回転 位置を調節し得かつ前記雄ネジ部に連結されて、ボール
    ネジ装置の初期位置を調節する調節部材からなる、 請求項1記載のベルト式無段変速装置。 3、前記プーリの可動シーブ背面と前記ボールネジ装置
    の雌ネジ部との間に自動調芯機構を有するスラストベア
    リングを介在し、かつ前記調節部材の背面と前記シャフ
    トに設けたフランジ部との間に自動調芯機構を有するス
    ラストベアリングを介在し、 そして該スラストベアリングの転がり体を 前記調節部材背面に直接当接してなる、 請求項2記載のベルト式無段変速装置。 4、前記機械式アクチュエータの内径部にて、該アクチ
    ュエータと並列に前記可動シーブとシャフト又は固定シ
    ーブボズ部との間にスプリング手段を配設し、 該スプリング手段の受部材を前記ローラベ アリングのインナーレースに当接・保持してなる、 請求項1記載のベルト式無段変速装置。
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