JPH0217845Y2 - - Google Patents

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JPH0217845Y2
JPH0217845Y2 JP20355586U JP20355586U JPH0217845Y2 JP H0217845 Y2 JPH0217845 Y2 JP H0217845Y2 JP 20355586 U JP20355586 U JP 20355586U JP 20355586 U JP20355586 U JP 20355586U JP H0217845 Y2 JPH0217845 Y2 JP H0217845Y2
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mold
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burner
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はガスレンジ、ガステーブル等の厨房用
器具に使用するガスバーナーのキヤツプ、即ちバ
ーナー本体上面に開設した開口を覆い、バーナー
本体との間に炎口を形成するバーナーキヤツプ、
特に裏面周縁部に沿つて歯形状の凹凸を設け、そ
れによりバーナー本体との間に多数のスリツト状
炎口を形成する形式のバーナーキヤツプをセラミ
ツク材料によりプレス成形するための成形金型に
関する。
(従来の技術) 従来、ガスレンジ、ガステーブル等に使用する
ガスバーナーは鋳鉄製又はその他の金属製である
が、金属素材は耐熱性に限界があり、また煮汁等
の付着によつて腐食し易いため耐久性が低いもの
であつた。
そこで、ガスバーナーを耐熱性、耐蝕性に優れ
たセラミツク製とすることが考えられる。
この場合には当然バーナーキヤツプもセラミツ
ク製とするのであるが、その成形は、装置の簡便
さ、作業性の良さ等を考慮するとプレス成形が適
している。
一方、プレス成形には粉状、粒状、団粒状、練
土状のセラミツク材料を使用することが可能であ
るが、前三者はプレス成形したとき成形素地に均
一な密度が得られず、部分的に粗密が生じ、焼成
した場合の歪みの原因になるので、好ましくな
い。
そこで、練土状のセラミツク材料を用いてプレ
ス成形することになるが、この場合歪みが生じる
のはほとんど離型時に原因がある。
即ち練土状のセラミツク材料を用いてプレス成
形した成形素地は柔かく変形し易いばかりでな
く、型に被着し易いので、離型により歪みが生ず
ることが多い。
特にバーナーの周縁に沿つて放射状に多数のス
リツト状炎口を形成するために、周縁部に沿つて
裏面に歯形状の凹凸を環状に設けるバーナーキヤ
ツプにあつては、離型時に歯形状凹凸の凸部が欠
けたり、ひび割れすることも多い。尚、バーナー
キヤツプは歪みが生じると、バーナー本体への装
着に不都合を来たすばりでなく、炎口の大きさが
不揃になり、均一な炎が得られなかつたり、バー
ナー本体との嵌め合わせ部分に隙間が生じ、そこ
からガスが漏れて炎口以外の部分に炎が立つ等、
性能上、安全上重大な欠陥となる恐れがある。
また、歯形状凹凸の凸部の欠けやひび割れの発
生は製品の歩留りを悪くする。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案が解決しようとする問題点は、裏面の周
縁部に沿つて歯形状の凹凸を有するセラミツク製
バーナーキヤツプのプレス成形において、成形素
地、特に歯形状の凹凸部の離型性を向上させ成形
素地に歪みを生じさせたり損傷させることなく成
形素地を型から離型することである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本考案が講ずる技
術手段は、裏面の周縁部に沿つて歯形状の凹凸を
環状に有するバーナーキヤツプのプレス成形型に
おいて、上型、円筒状の歯型を備え、該歯型上端
の凸部、凹部にエアー噴出孔に開穿した第1部材
と、成形面部に歯型の凸部に対応する透孔を有
し、第1部材上に該部材に対して上動自在に配備
され、上記凸部を透孔から成形面部に突出せしめ
る第2部材とからなる下型、及び下型の第2部材
に連係し、第1部材に対して第2部材を若干上方
へ持ち上げる第2部材上動装置を備えるものであ
る。
(作用) 而して、本考案の上記手段によれば、型開き
後、下型の第2部材を上動させ、成形素地を歯型
の凸部、凹部から浮き上がらさせ、それにより成
形素地と成形素地との間に生じる隙間に歯型のエ
アー噴出孔から空気を吹き込み、成形素地と成形
素地の間全体に空気を廻り込ませることが可能と
なる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明す
る。
この実施例は第7図、第8図に示す如き形状、
即ち中心部にバーナー本体Dに嵌め合うための円
筒状のボス部6を備え、該ボス部6上端に連続し
て外方へ延びる環状傾斜面部7の外周縁部上面に
は環状突縁部8、下面には歯形状の凹凸1を放射
状に形成し、この歯形状凹凸1の内側に補助炎口
9を開設した形状のバーナーキヤツプAの成形素
地をプレス成形するもので、成形金型Bはバーナ
ーキヤツプの裏面側の成形を担当する下型B2と、
プレス機に連結して下型B2の上方に配置され、
バーナーキヤツプAの表面側の成形を担当する上
型B1とからなる。
下型B2は第1、第2の2つの部材a,bとか
らなり、上記第1部材aは上面が平らな基盤部1
0と、基盤部10上面中央に固定された歯型2
と、基盤部10上面の周縁部近傍に垂直に立設し
た複数のガイド軸11とにより構成されている。
上記歯型2はバーナーキヤツプAの歯形状凹凸
1の成形を担当するもので、有底の円筒体の開口
側端面をその全周に亘つて、所要の間隔毎に径方
向に多数溝状に切欠いて形成し、底部を基盤部1
0にネジビス等の固定手段12で固着する。
即ち、歯型2は基盤部10上に起立固定された
円筒体の上端面に放射状に凹部2bと凸部2aを
交互に有する。
尚、上記凹部2bは側面が上方に向かつて僅か
に拡開するように切欠かれており、従つて凸部2
aは側面が上方に向かつて僅かに収斂している。
そして、凹部2b底面と凸部2a頂面は略同角度
をもつて内側に下向き傾斜するように形成されて
いる。
また凹部2bと凸部2aの所要のもの複数個に
は、小径なエアー噴出孔3が開穿され、該エアー
噴出孔3は円筒体を上下方向に貫通し、基盤部1
0に穿設したエアー通路13に連絡する。このエ
アー通路13は基盤部10側周面に開口してコン
プレツサー(図示せず)に接続される。
第2部材bは第1部材aの基盤部10より厚い
盤状に形成され、その周縁部近傍に開穿したガイ
ド孔14に前記ガイド軸11を摺動自在に挿通せ
しめて第1部材aの基盤部10上に重ねて設置さ
れる。
第2部材bには、その下面に第1部材aの歯型
2に対応する環状凹部15が形成されると共にこ
の環状凹部15底面から第2部材b上面に抜ける
ように歯型2の凸部2aに対応する透孔5が穿設
されており、上記環状凹部15を歯型2に摺動自
在に嵌め合わせ、透孔5に歯型2の凸部2aを摺
動自在に挿通突出せしめる。
また第2部材b上面には、上記透孔5から突出
する歯型2の凸部2aがバーナーキヤツプAの歯
形状凹凸1の成形を担当するように、バーナーキ
ヤツプAの表面形状に相当する形状の成形面部1
6が形成される。
斯る第2部材bは第2部材上動装置Cに連絡
し、該上動装置Cの作動により、ガイド軸11及
び歯型2にガイドされて若干上方へ持ち上げ可能
になつている。
第2部材上動装置Cは図示実施例の場合、梃子
であり、第1部材aの基盤部10側周面に一端近
傍を軸着した梃子杆17の他端をシリンダー又は
手動等で押しさげることにより、梃子杆17の軸
側端部が上動して第2部材b側周面に取りつけた
受け片18に当たり、第2部材bを上方へ押し上
げるように構成されている。
一方、上型B1は図示例の場合入子式に嵌め合
わせた3つの部材c,d,eで構成されており、
下面にはバーナーキヤツプAの表面形状に相当す
る形状の成形面部19が形成されると共に補助炎
口穿設用のピン20が設けられる。
尚、図中21はヒーターで、下型B2、上型B1
夫々に設けられ成形面部16,19を加熱するも
のである。
而して、斯る成形金型Bは、下型B2の成形面
部16上に練土状のセラミツク材料を配置し、上
型B1を下降させて型締めし、プレス機で加圧す
れば、バーナーキヤツプAの成形素地A′を得る
ことができるのであるが、脱型時には、型開きし
た後第2部材上動装置により下型B2の第2部材
bを若干持ち上げると同時にエアー噴出孔3から
圧搾空気を吹き込む。
上記下型第2部材bの上動により、成形素地
A′は若干押し上げられ、バーナーキヤツプAの
歯形状凹凸1となる部分1′及びバーナーキヤツ
プAのボス部6となる円筒体部分6′の底面がそ
の成形面部16から若干浮き上がり、その部分
1′,6′と成形面部16との間に空隙22が生
じ、圧搾空気の吹き込みにより、上記空隙22を
介して成形素地A′と下型B2の成形面部16との
間全体に空気が廻り込み、成形素地A′と成形面
部16の密着性が弱められ、離型性が向上して成
形面部16から剥離し易い状態となる。
従つて、成形素地A′は円滑に脱型することが
できる。
(効果) 本考案は以上の構成であるから、以下の利点を
有する。
脱型時、型開きした後下型の第2部材を持ち上
げることにより、歪み、欠け、ひび割れ等が最も
生じ易い歯形状の凹凸部を成形面部から僅かに持
ち上げ両者間に隙間を生じさせると共に、この空
隙に空気を吹き込んで、成形素地と下型の成形面
部との間全体に空気を廻り込ませることができ
る。
従つて、成形素地と下型の成形面部との密着状
態は緩み成形素地は下型の成形面部から剥離し易
くなり、下型からの脱型に際し、成形素地は型に
被着して無理な力を受けることがなく、歪みが生
じ難いのは勿論、歯形状の凹凸部に欠けや、ひび
割れを生じることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示すセラミツク
製バーナーキヤツプのプレス成形型の断面図で型
締め状態を示す。第2図は平面図で一部切欠して
示してある。第3図は型開きし、下型の第2部材
を持ち上げた状態を示す断面図、第4図は要部の
拡大断面図、第5図は下型の第1部材の一半を示
す拡大平面図、第6図は第1部材と第2部材を分
解した状態を示す拡大断面図、第7図は上型成形
型により成形されるセラミツク製バーナーキヤツ
プの正面図、第8図はバーナーキヤツプをバーナ
ー本体にセツトした状態を示す断面図である。 A:バーナーキヤツプ、B1:上型、B2:下型、
C:第2部材上動装置、a:第1部材、b:第2
部材、1:バーナーキヤツプの歯形状凹凸、2:
歯型、2a:歯型の凸部、2b:歯型の凹部、
3:エアー噴出孔、4:成形面部、5:透孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 裏面の周縁部に沿つて歯形状の凹凸を環状に有
    するバーナーキヤツプのプレス成形型であつて、 a:上型と、 b:円筒状の歯型を備え、該歯型上端の凸部、凹
    部にエアー噴出孔を開穿した第1部材と、成形
    面部に歯型の凸部に対応する透孔を有し、第1
    部材上に該部材に対して上動自在に配備され、
    上記凸部を透孔から成形面部に突出せしめる第
    2部材とからなる下型と、 c:下型の第2部材に連係し、第1部材に対して
    第2部材を上方へ持ち上げる第2部材上動装置
    とを備えるセラミツク製バーナーキヤツプのプ
    レス成形型。
JP20355586U 1986-12-29 1986-12-29 Expired JPH0217845Y2 (ja)

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JP20355586U JPH0217845Y2 (ja) 1986-12-29 1986-12-29

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JPS63163911U JPS63163911U (ja) 1988-10-26
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