JPH0217827Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0217827Y2 JPH0217827Y2 JP8121386U JP8121386U JPH0217827Y2 JP H0217827 Y2 JPH0217827 Y2 JP H0217827Y2 JP 8121386 U JP8121386 U JP 8121386U JP 8121386 U JP8121386 U JP 8121386U JP H0217827 Y2 JPH0217827 Y2 JP H0217827Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- gauge
- sponge sheet
- segment
- gauge roll
- Prior art date
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- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 13
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005187 foaming Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Nonmetal Cutting Devices (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は弾力性のあるスポンジシートを厚み方
向に薄くスライスするための装置の改良に関する
ものである。 (従来の技術) 従来より発泡ゴムのシート素材(以下スポンジ
シートと云う)から例えばウエツトスーツ用の生
地を得る場合、漉割機と呼ばれているスライス装
置によつてスポンジシートが所望の厚さにスライ
スされる。このスライス装置は第2図にその要部
を示しているように、テーブル1、セグメントロ
ール2、該セグメントロール2を回転させるため
のゴムロール3、バツクサポート4等を備える下
部本体5と、ゲジロール6、押えロール7、該両
ロール6,7を軸支する鳥居8を調整するハンド
ル9等を備える上部本体10および、無端状の帯
ナイフ11、該ナイフ11の位置調整ネジ12等
を備えたカツター盤13を装備してなり、上記下
部本体5を油圧機構14によつて上下動させてセ
グメントロール2とゲージロール6との間隙を調
整してテーブル1上に沿つて送り入れたスポンジ
シート素材15を帯ナイフ11でもつてスライス
するようになつている。 (考案が解決しようとする問題点) ところがスライスするスポンジシート素材は製
品用途によつて硬度、弾力、伸度等が異なり、ま
たそのシート素材には発泡工程における加熱のた
めにその表皮が硬質化しており、この硬質表皮部
分に大きな潜在収縮性を有しているため、セグメ
ントロール2とゲージロール6とを同周速となし
てスポンジシート素材15を送り入れた場合に
は、第3図、並びに第4図に略示しているように
スライス後におけるシート素材15とスライスシ
ート15Aとの長さに差が生じることになる。そ
の上この収縮差はスライスの仕上り面に影響を及
ぼし、第5図に示したようにスライス面(むき
面)に波打ち状の斑がしばしば発生する。そして
第1層のスライス時に上記むき面斑が生じると上
記両ローラ2,6によるニツプ圧が変動すること
になり、第2層あるいは第3層のスライス面にも
このむき面斑が必ず現れることになる。このむき
面斑はゲージロールの周速を変えることによつて
ある程度是正することができる。しかしながら従
来のスライス装置におけるゲージロール6は原動
機から歯車列を介して駆動され、ゲージロール6
の変速は歯車交換によつて行われるようになつて
いるためその周速の増減は段階的であつて、経験
的に最適と思われる周速に設定したとしてもスポ
ンジシートの素材の組成や性状によつては上記し
たむき面斑を解消することができないばかりでな
く、ゲージロール6の変速作業には多大の労力と
時間を要し生産能率を低下させることになる。 (問題点を解決するための手段) 本考案者は上記問題点を解消するべく種々検討
した結果、第3図のようにスポンジシート素材1
5よりもスライスしたスポンジシート15Aが短
くなる素材においてはゲージロール6の周速をセ
グメントロール2の周速よりも微妙に小さくし、
また第4図のようにスポンジ素材15よりもスラ
イスしたスポンジシート15Aが長くなる素材に
おいてはゲージロール6の周速をセグメントロー
ル2の周速よりも微妙に大きくすることによつて
上記したむき面斑が著しく是正されることを知見
した。 本考案の目的は、上記ゲージロール6の周速を
無段階にかつ容易に変化させることができるスラ
イス装置を提供するものであつて、スライス装置
における上記ゲージロールを原動機から無段変速
機を介して駆動し、該無段変速機の出力軸の回転
を調整することによつて該ゲージロールの周速任
意に変速し得るようになしたものである。 該変速機からゲージロールへの回転伝達手段と
しては歯車列によつて行うこともできるが、該出
力軸および該ゲージロールの軸にプーリまたはス
プロケツトホイールを取付け、両者間をタイミン
グベルトまたはチエーンでもつて結合する態様が
望ましい。 (実施例) 本考案は第2図に示したごとく、テーブル1の
前端部と無端状の帯ナイフ11との間に、上周面
が該テーブル1の上面と実質的に面一に配された
セグメントロール2と該セグメントロール2の上
方にゲージロール6および押えロール7が上下方
向に配されて該セグメントロール2と該ゲージロ
ール6とによつてスポンジシート15が帯ナイフ
11に向かつて送り出されるスライス装置におい
て、第1図に略示したように、上記スライス装置
のゲージロール6を原動機(図示せず)から変速
機16を介して駆動し、該変速機16の変速調整
ハンドル17を操作することによつて、その出力
軸18の回転数を調整し、該ゲージロールを任意
にかつ無段階に変速できるようになしたものであ
る。 上記した本考案装置を用いてウエツトスーツ用
のゴムスポンジシート素材をスライス従来装置と
比較した結果は次表の通りであつた。
向に薄くスライスするための装置の改良に関する
ものである。 (従来の技術) 従来より発泡ゴムのシート素材(以下スポンジ
シートと云う)から例えばウエツトスーツ用の生
地を得る場合、漉割機と呼ばれているスライス装
置によつてスポンジシートが所望の厚さにスライ
スされる。このスライス装置は第2図にその要部
を示しているように、テーブル1、セグメントロ
ール2、該セグメントロール2を回転させるため
のゴムロール3、バツクサポート4等を備える下
部本体5と、ゲジロール6、押えロール7、該両
ロール6,7を軸支する鳥居8を調整するハンド
ル9等を備える上部本体10および、無端状の帯
ナイフ11、該ナイフ11の位置調整ネジ12等
を備えたカツター盤13を装備してなり、上記下
部本体5を油圧機構14によつて上下動させてセ
グメントロール2とゲージロール6との間隙を調
整してテーブル1上に沿つて送り入れたスポンジ
シート素材15を帯ナイフ11でもつてスライス
するようになつている。 (考案が解決しようとする問題点) ところがスライスするスポンジシート素材は製
品用途によつて硬度、弾力、伸度等が異なり、ま
たそのシート素材には発泡工程における加熱のた
めにその表皮が硬質化しており、この硬質表皮部
分に大きな潜在収縮性を有しているため、セグメ
ントロール2とゲージロール6とを同周速となし
てスポンジシート素材15を送り入れた場合に
は、第3図、並びに第4図に略示しているように
スライス後におけるシート素材15とスライスシ
ート15Aとの長さに差が生じることになる。そ
の上この収縮差はスライスの仕上り面に影響を及
ぼし、第5図に示したようにスライス面(むき
面)に波打ち状の斑がしばしば発生する。そして
第1層のスライス時に上記むき面斑が生じると上
記両ローラ2,6によるニツプ圧が変動すること
になり、第2層あるいは第3層のスライス面にも
このむき面斑が必ず現れることになる。このむき
面斑はゲージロールの周速を変えることによつて
ある程度是正することができる。しかしながら従
来のスライス装置におけるゲージロール6は原動
機から歯車列を介して駆動され、ゲージロール6
の変速は歯車交換によつて行われるようになつて
いるためその周速の増減は段階的であつて、経験
的に最適と思われる周速に設定したとしてもスポ
ンジシートの素材の組成や性状によつては上記し
たむき面斑を解消することができないばかりでな
く、ゲージロール6の変速作業には多大の労力と
時間を要し生産能率を低下させることになる。 (問題点を解決するための手段) 本考案者は上記問題点を解消するべく種々検討
した結果、第3図のようにスポンジシート素材1
5よりもスライスしたスポンジシート15Aが短
くなる素材においてはゲージロール6の周速をセ
グメントロール2の周速よりも微妙に小さくし、
また第4図のようにスポンジ素材15よりもスラ
イスしたスポンジシート15Aが長くなる素材に
おいてはゲージロール6の周速をセグメントロー
ル2の周速よりも微妙に大きくすることによつて
上記したむき面斑が著しく是正されることを知見
した。 本考案の目的は、上記ゲージロール6の周速を
無段階にかつ容易に変化させることができるスラ
イス装置を提供するものであつて、スライス装置
における上記ゲージロールを原動機から無段変速
機を介して駆動し、該無段変速機の出力軸の回転
を調整することによつて該ゲージロールの周速任
意に変速し得るようになしたものである。 該変速機からゲージロールへの回転伝達手段と
しては歯車列によつて行うこともできるが、該出
力軸および該ゲージロールの軸にプーリまたはス
プロケツトホイールを取付け、両者間をタイミン
グベルトまたはチエーンでもつて結合する態様が
望ましい。 (実施例) 本考案は第2図に示したごとく、テーブル1の
前端部と無端状の帯ナイフ11との間に、上周面
が該テーブル1の上面と実質的に面一に配された
セグメントロール2と該セグメントロール2の上
方にゲージロール6および押えロール7が上下方
向に配されて該セグメントロール2と該ゲージロ
ール6とによつてスポンジシート15が帯ナイフ
11に向かつて送り出されるスライス装置におい
て、第1図に略示したように、上記スライス装置
のゲージロール6を原動機(図示せず)から変速
機16を介して駆動し、該変速機16の変速調整
ハンドル17を操作することによつて、その出力
軸18の回転数を調整し、該ゲージロールを任意
にかつ無段階に変速できるようになしたものであ
る。 上記した本考案装置を用いてウエツトスーツ用
のゴムスポンジシート素材をスライス従来装置と
比較した結果は次表の通りであつた。
【表】
【表】
なお従来装置におけるゲージロールの周速は、
歯車交換によつて本考案装置によるものに最も近
くなるように設定した。 (考案の効果) このように本考案はスライス装置においてスポ
ンジシート15を帯ナイフ11に向かつて送り込
むためのセグメントロール2とゲージロール6の
うち該ゲージロール6の回転数を変速機16によ
つて無段階に調整できるようになしているから、
スライスされた製品スポンジシートがスライス前
のスポンジシート生地に対して微妙に伸びたり縮
んだりする場合においても、これらの伸びや縮み
の度合に応じてセグメントロール2とゲージロー
ル6との周速差を最良に設定することができ、そ
れによつて波打ちのない平滑なスライス面の製品
スポンジシートを得ることができる。その上ゲー
ジロール6の周速変更作業が簡単でありかつ無段
階があるためスポンジ生地毎の微細な調整も可能
となり、品質および生産性の向上に著しく寄与す
るばかりでなく、本考案装置を採用することによ
つて従来装置ではスライス困難であつて厚さ1
m/mのむき面斑のないスライス製品が得られる
ようになつた。
歯車交換によつて本考案装置によるものに最も近
くなるように設定した。 (考案の効果) このように本考案はスライス装置においてスポ
ンジシート15を帯ナイフ11に向かつて送り込
むためのセグメントロール2とゲージロール6の
うち該ゲージロール6の回転数を変速機16によ
つて無段階に調整できるようになしているから、
スライスされた製品スポンジシートがスライス前
のスポンジシート生地に対して微妙に伸びたり縮
んだりする場合においても、これらの伸びや縮み
の度合に応じてセグメントロール2とゲージロー
ル6との周速差を最良に設定することができ、そ
れによつて波打ちのない平滑なスライス面の製品
スポンジシートを得ることができる。その上ゲー
ジロール6の周速変更作業が簡単でありかつ無段
階があるためスポンジ生地毎の微細な調整も可能
となり、品質および生産性の向上に著しく寄与す
るばかりでなく、本考案装置を採用することによ
つて従来装置ではスライス困難であつて厚さ1
m/mのむき面斑のないスライス製品が得られる
ようになつた。
第1図は本考案の実施例を示した要部の簡略平
面図、第2図はスライス装置の主要部の縦断面側
面図、そして第3図、第4図および第5図はスラ
イス装置の伸縮状態およびむき面斑の発生状態の
それぞれ説明図である。 1はテーブル、2はセグメントロール、6はゲ
ージロール、7は押えロール、11は帯ナイフ、
15はスポンジシート素材、15Aはスライスさ
れたスポンジシート、16は変速機。
面図、第2図はスライス装置の主要部の縦断面側
面図、そして第3図、第4図および第5図はスラ
イス装置の伸縮状態およびむき面斑の発生状態の
それぞれ説明図である。 1はテーブル、2はセグメントロール、6はゲ
ージロール、7は押えロール、11は帯ナイフ、
15はスポンジシート素材、15Aはスライスさ
れたスポンジシート、16は変速機。
Claims (1)
- テーブルの前端部と無端状帯ナイフとの間に、
上周面が該テーブルの上面と実質的に面一に配さ
れたセグメントロールと、該セグメントロールの
上方にゲージロールおよび押えロールが上下方向
に配されて該セグメントロールと該ゲージロール
とによつてスポンジシートが無端状帯ナイフに向
かつて送り出されるスライス装置において、該ゲ
ージロールを原動機から変速機を介して駆動し、
該ゲージロールを無段階に変速できるようになし
たことを特徴とするスポンジシートのスライス装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8121386U JPH0217827Y2 (ja) | 1986-05-30 | 1986-05-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8121386U JPH0217827Y2 (ja) | 1986-05-30 | 1986-05-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62195491U JPS62195491U (ja) | 1987-12-12 |
JPH0217827Y2 true JPH0217827Y2 (ja) | 1990-05-18 |
Family
ID=30932745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8121386U Expired JPH0217827Y2 (ja) | 1986-05-30 | 1986-05-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0217827Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-05-30 JP JP8121386U patent/JPH0217827Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62195491U (ja) | 1987-12-12 |
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