JPH02176498A - 使用済燃料用キャスクへの燃料集合体の収納方法 - Google Patents

使用済燃料用キャスクへの燃料集合体の収納方法

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JPH02176498A
JPH02176498A JP63330339A JP33033988A JPH02176498A JP H02176498 A JPH02176498 A JP H02176498A JP 63330339 A JP63330339 A JP 63330339A JP 33033988 A JP33033988 A JP 33033988A JP H02176498 A JPH02176498 A JP H02176498A
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田仲 昇一
Kazuhito Nakamura
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、使用済燃料集合体を輸送または貯蔵ないし輸
送かつ貯蔵するための使用済燃料用キャスクの燃料集合
体の収納方法に関する。
〔従来の技術〕
一般に、この種の使用済燃料用キャスクは、中空状のキ
ャスク本体の内部にバスケットが設けられ、このバスケ
ット内に格子状の空間が形成されたものであり、貯蔵プ
ール内で一定期間(例えば365日)以上貯蔵され、冷
却された使用済燃料集合体が上記格子状の空間内に収納
されるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来の使用済燃料用キャスクにあっては
、その内部に収納する使用済燃料集合体の冷却期間に関
しては、上記一定期間(例えば365日)に基づいて、
放射線遮蔽性及び熱除去性が算定されており、上記使用
済燃料用キャスクに収納可能な使用済燃料集合体の体数
は、BWR(4騰水型)で最大17体程度、PWR(加
圧水型)で最大12体程度に設定されている。従って、
例尤ば、冷却期間が2〜5年と比較的長(、放射線遮蔽
及び熱除去の条件が上記冷却期間1年のものより緩和さ
れている使用済燃料集合体を輸送する場合であっても、
冷却期間1年に基ついて設計されたキャスクを用いなけ
ればならないため、効率的ではないという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、冷却期間の異なる使用済燃料集合体に
対して柔軟に対応できて、効率的な輸送、あるいは貯蔵
を行うことができる使用済燃料用キャスクへの燃料集合
体の収納方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、バスケントの内
部の格子状の空間に収納する使用済燃料集合体の冷却期
間に応じて該格子状の空間に収納する使用済燃料集合体
の体数を設定すると共に、上記使用済燃料集合体を収納
しない格子状の空間に該使用済燃料集合体と略同重量の
遮蔽体を収納するものである。
〔作用〕
本発明の使用済燃料用キャスクへの燃料集合体の収納方
法にあっては、バスケット内の格子状の空間を、あらか
じめ、最長の冷却期間の場合に収納可能な使用済燃料集
合体の体数分だけ設けておき、冷却期間の長短に応じて
収納する使用済燃料集合体の体数を増減し、かつあいた
格子状の空間には、遮蔽体を収納して放射線遮蔽性を高
める。
〔実施例〕
以下、第1図から第7図に基づいて本発明の詳細な説明
する。
第1図及び第2図は本発明の方法を実施する使用済燃料
用キャスクの一例を示す購断面図及び縦断面図である。
上記使用済燃料用キャスクは、球状黒鉛鋳鉄製の有底円
筒状のキャスク本体lの内部にバスケ。
ト2が収容され、キャスク本体lの上部に一次蓋3及び
二次蓋4がボルト止めされ、この二次M4の内面に中性
子遮蔽板5が配置されると共に、上記キャスク本体1の
胴部に、その周回りに二列状に中性子遮蔽材6が下方か
ら充填される一方、キャスク本体1の下部に底板7が設
置されたものでアル。ナオ、第2図中符号8,9は、キ
ャスク本体lの上下部にそれぞれ取付けられ、吊り下げ
時に使用する上部、下部トラニオンである。また、符号
10は、バスケット2からキャスク本体1に伝達される
使用済燃料集合体20の崩壊熱を放散する放熱フィンで
ある。
また、上記バスケット2は、第1図に示すように、円筒
状の外筒21の内部に、52個の格子状の空間Sが、ス
テンレス鋼またはボロン入りステンレス鋼製の仕切板2
2.23によって形成されている。
上記格子状の空間S内には、BWR型使用済燃料集合体
20あるいは第4図から第7図に示すようにこの使用済
燃料集合体20と略同重量の遮蔽体24が収納されるよ
うになっている。この遮蔽体24は、4角筒状、あるい
は中空直方体状のもので、ステンレス鋼、または鉄で形
成されている。
次に、上記のように構成された使用済燃料用キャスクに
使用済燃料集合体を収納する場合について放射!iI遮
蔽の点から検討した結果について説明する。
まず、冷却期間が5年を経過した使用済燃料集合体20
を第3図に示すように52個の格子状の空間Sに全て収
納した場合について考える。この場合、キャスク側面に
おいて、表面の線量当ffi率は0.14ミリシ一ベル
ト毎時、表面から1肩の1i1ffi当量率は60マイ
クロ/−ベルト毎時であり、十分に輸送法令基準(表面
で2ミリ/−ベルト毎時以下、表面から1mで100マ
イクロン−ベルト毎時以下)を満たしている。これらの
値は何れもガンマ線と中性子線の寄与を合算したちので
ある。
次いで、冷却期間が4年を経過した使用済燃料集合体2
0を第3図のように収納した場合について検討すると表
面の線量当1率は輸送法令基準を満足しているが表面か
らIRでの輸送法令基準を満足することができない。そ
こで、第4図に示すように、使用済燃料集合体20を4
4体、格子状の空間Sに収納し、残りの8個の外周空間
Sに遮蔽体24を収納した場合について検討したところ
、キャスク側面において表面からIRで60マイクロン
−ベルト毎時となり、輸送法令基準を満たしている。同
様に冷却期間を3年、2年及び1年にした場合について
検討したところ、それぞれ第5図、第6図及び第7図に
示すような使用済燃料集合体と遮蔽体の組合せ配置によ
って輸送法令基準を満たすことかわかった。これらの検
討結果をまとめて表1に示す。
なお、表1の線量当量率は、該キャスクの側面について
の値であるが、側面方向の線量当量率は蓋方向及び底方
向に比べて大きく、キャスク側面における線量当量率が
支配的である。
従って、第3図〜第7図のようにバスケット内の配置を
対称性をもたせた場合における冷却期間に対する最大収
納量をまとめると、表2のようになる。なお、バスケッ
ト内の配置の対称性に拘わらなければ、輸送法令基準を
満足する範囲で収納体数を増加させることができる。
また、表2には、牛ヤスク内1こ収納された使用済燃料
集合体20から放出される崩壊熱も示したが、何れの場
合も該キャスクにおいて十分な除熱性が得られることが
わかった。また、該キャスクの臨界安全性はバスケット
の板材に中性子吸収材を用いることによって確保されて
いるが、その場合の評価条件は初期濃縮度のウラン燃料
集合体を該バスケットに52体収納した場合による。従
って、冷却期間が5年未満の場合には表2のように収納
体数が少なくなるので、さらに十分な臨界安全性が得ら
れる。
このように、放射線遮蔽については、冷却期間が減少す
るに従って、キャスクに収納する使用済燃料集合体20
の数を減らし、その分遮蔽体24を収納することにより
、十分に対応できる。また、使用済燃料集合体20が放
出する崩壊熱については、バスケyhの仕切板22.2
3によって円滑にキャスク本体【に伝達し、さらにキャ
スク本体1の表面に形成された放熱フィン10より放熱
することができる。さらに臨界安全性については、中性
子吸収材を用いたバスケットにより、十分な裕度をもっ
て確保することができる。
なお、これらの放射線遮蔽性、熱除去性、臨界安全性は
実施例として示した球状黒鉛鋳鉄製キャスクないしはB
WR型使用済燃料集合体に限らず、他の使用済燃料用キ
ャスクないしは使用済燃料集合体においても同様の効果
を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、バスケット内の格子状
の空間を、あらかじめ、最長の冷却期間の場合に収納可
能な使用済燃料集合体の体数分だけ設けておき、冷却期
間や長短に応じて収納する使用済燃料集合体の体数を増
減し、かつあいた格子状の空間には、遮蔽体を収納して
放射線M蔽性を高めることにより、冷却期間の異なる使
用済燃料集合体に対して柔軟に対応でき、そのために効
率的な輸送、あるいは貯蔵を実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本発明の方法を実施する使用済燃料用
キャスクの一例を示すもので、第1図は横断面図、第2
図は縦断面図、第3図は第1図に示すキャスクに52体
の使用済燃料集合体を収納した場合の説明図、第4図は
第1図に示すキャスクに44体の使用済燃料集合体を収
納した場合の説明図、第5図は第1図に水子キャスクに
36体の使用済燃料集合体を収納した場合の説明図、第
6図は第1図に示すキャスクに32体の使用済燃料集合
体を収納した場合の説明図、第7図は第1図に示すキャ
スクに24体の使用済燃料集合体を収納した場合の説明
図である。 l ・キャスク本体、 バスケット、 S・・格子状 の空間、 使用済燃料集合体、22 仕切板、 遮蔽体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 中空状のキャスク本体の内部にバスケットが設けられ、
    かつ該バスケットの内部に、仕切部材が使用済燃料集合
    体収納用の格子状の空間を形成するように配置されてな
    る使用済燃料用キャスクにおいて、 上記格子状の空間に収納する使用済燃料集合体の冷却期
    間に応じて該格子状の空間に収納する使用済燃料集合体
    の体数を設定すると共に、上記使用済燃料集合体を収納
    しない格子状の空間に該使用済燃料集合体と略同重量の
    遮蔽体を収納することを特徴とする使用済燃料用キャス
    クへの燃料集合体の収納方法。
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JP2012018023A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 使用済燃料集合体の収納支援方法、使用済燃料集合体の収納支援装置及びキャスクへの使用済燃料集合体の収納方法
JP2012112834A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Toshiba Corp 燃料集合体収納方法および燃料集合体収納体

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