JPH02176250A - 変速機の油圧制御装置 - Google Patents

変速機の油圧制御装置

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JPH02176250A
JPH02176250A JP32886988A JP32886988A JPH02176250A JP H02176250 A JPH02176250 A JP H02176250A JP 32886988 A JP32886988 A JP 32886988A JP 32886988 A JP32886988 A JP 32886988A JP H02176250 A JPH02176250 A JP H02176250A
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JP
Japan
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pressure
throttle
hydraulic
valve
clutch
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JP32886988A
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English (en)
Inventor
Shunichi Oshitari
俊一 忍足
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は1.変速機の油圧制御装置に関するものである
(ロ)従来の技術 従来の変速機の油圧制御装置として、実開昭61−14
8947号公報に示されるものがある。これに示される
無段変速機用の油圧制御装置は、スロットル圧及びライ
ン圧の2種類の油圧を有している。スロットル圧はエン
ジン負荷に対応して変化する油圧である。ライン圧はス
ロットル圧及び変速比に応じて変化する油圧である。す
なわち、ライン圧は、スロットル圧が高いほど、また変
速比が大きいほど高い値となる。ライン圧は無段変速機
構のプーリシリンダ室に供給され、これによりVベルト
に所定の張力が与えられると共に変速比の制御が行なわ
れる。一方、スロットル圧はマニアルバルブの切換え位
置に応じて前進用クラッチ又は後進用クラッチへ供給さ
れる。スロットル圧の最高圧は10Kg/am2程度で
あり、一方ライン圧の最高圧は40 K g / c 
m 2に達する。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の変速機の油圧制御装置では、スロ
ットル圧が前進用クラッチ及び後進用クラッチに供給さ
れているため、クラッチの必要なトルク容量確保のため
にクラッチが大型化するという問題点がある。すなわち
、スロットル圧は高圧に設定することができない。これ
は、スロットル弁においてはスロットル圧のフィードバ
ック力とエンジン吸気管負圧により作動するバキューム
ダイヤフラムからの力とがつり合うことにより調圧が行
なわれるが、スロットル圧の設定値を高くするためには
、バキュームダイヤフラムを非常に大きいものにする必
要があり、これは実際上困難だからである。一方、スロ
ットルバルブのスロットル圧フィードバック作用面積を
小さくすることによっても設定値を高くすることができ
るが、この場合には制御安定性が悪化する。すなわち、
スプールの寸法のばらつきや油の粘度の変化などにより
、スロットル圧が大きく変動することになる。バキュー
ムダイヤフラムの代わりにアクセルペダルの踏力を直接
スロットルバルブに作用させる構造の場合には、スロッ
トル圧を高くするとアクセルペダルの操作力が非常に大
きくなり、これも実用的でなくなる。このため、上述の
ように、スロットル圧を高く設定することは実際上困難
である。この結果、クラッチのトルク容量を確保するた
めには、クラッチのピストンの受圧面積を増大すること
、又はクラッチプレートの枚数を増加することが必要と
なり、いずれにしてもクラッチが大型化することになる
この問題に対処するために、スロットル圧に代えてライ
ン圧をクラッチに直接供給することが考えられるが、ラ
イン圧は上述のように無段変速機構の作動圧として最適
となるようにスロットル圧及び変速比に応じて変化する
ように設定されており、特に変速比に応じて変化する度
合いが大きくなっている。このため、エンジン出力に応
じてトルク容量を変化させたいクラッチの作動圧として
使用するのには不適切なものとなっている。
また、ライン圧は無段変速機構に適切となるように最高
圧力は40にg / c m 2に達するように設定さ
れているため、ライン圧を使用しようとする場合には、
高圧力にクラッチが耐えられるようにクラッチを大幅に
強化する必要が出てくる。
本発明は上記のような課題を解決することを目的として
いる。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、ライン圧を油圧源とし、スロットル圧に応じ
て変化するように減圧した油圧を、前後進用摩擦締結要
素に供給することにより、上記課題を解決する。すなわ
ち、本発明は、無段変速機構(16,24,26)及び
油圧式の前後進用摩擦締結要素(44)を有する変速機
の油圧制御装置であって、ライン圧を調圧するライン圧
調圧弁(102)と、エンジン負荷に対応したスロット
ル圧を調圧するスロットル弁(114)とを有し、無段
変速機構の変速制御用の油圧としてライン圧が用いられ
るものを対象としており、ライン圧を油圧源にすると共
にスロットル圧をパイロット圧として、スロットル圧よ
りも高く、ライン圧よりも低く、かつスロットル圧に応
じて変化する油圧を調圧する減圧弁(700)が設けら
れており、減圧弁の出力油圧が前後進用摩擦締結要素に
供給されるように構成されることを特徴としている。な
お、かっこ内の符号は後述の第1実施例の対応する部材
を示す。
(ホ)作用 前後進用摩擦締結要素には作動圧として減圧弁によって
減圧された油圧が供給される。この減圧された油圧は、
スロットル圧に応じて変化するので、エンジン負荷に対
応したものとなっている。
これにより、前後進用摩擦締結要素のトルク容量をエン
ジン負荷に対応した最適なものとすることができる。ま
た、この減圧された油圧はライン圧よりは低く、またス
ロットル圧よりは高く設定されているので、スロットル
圧を前後進用摩擦締結要素の作動圧として使用する場合
と比較してより大きいトルク容量を確保することができ
、一方ライン圧よりは低い値とされているので前後進用
摩擦締結要素の耐圧性を大幅に増大する必要がない。結
局、前後進用摩擦締結要素を大型化することなく必要な
トルク容量を得ることができる。
(へ)実施例 (第1実施例) 第2及び3図に本発明を適用する変速機を示す。エンジ
ン10の出力軸10aに対してトルクコンバータ12が
連結されている。トルクコンバータ12はポンプインペ
ラー12a、タービンランナー12b、及びステータ1
2cを有しており、またポンプインペラー12aとター
ビンランナー12bとを連結又は切離し可能なロックア
ツプクラッチ12dを有している。トルクコンバータ1
2のタービンランナー12bが駆動軸14と連結されて
いる。駆動軸14に駆動プーリ16が設けられている。
駆動プーリ16は、駆動軸14に固着された固定円すい
部材18と、固定円すい部材18に対向配置されてV字
状プーリみぞを形成すると共に駆動プーリシリンダ室2
0に作用する油圧によって駆動軸14の軸方向に移動可
能である可動円すい部材22とから成っている。駆動プ
ーリ16はVベルト24によって従動プーリ26と伝動
可能に結合されている。従動プーリ26は、従動軸28
に固着された固定円すい部材30と、固定円すい部材3
0に対向配置されV字状プーリみぞを形成すると共に従
動プーリシリンダ室32に作用する油圧にょフて従動輪
28の軸方向に移動可能である可動円すい部材34とか
ら戊っている。これらの駆動プーリ16、Vベルト24
及び従動プーリ26により■ベルト式無段変速機構が構
成される。なお、■ベルト式無段変速機構の最大減速比
は、後述の前進用駆動軸側歯車42と前進用出力軸側歯
車48との間の減速比より小さく設定しである。駆動軸
14の外周には中空軸36が回転可能に支持されており
、この中空軸36の外周には後進用駆動軸側歯車38及
び前進用駆動軸側歯車42が回転可能に設けられている
。前進用駆動軸側歯車42及び後進用駆動軸側歯車38
はドッグクラッチ52によってそれぞれ選択的に中空軸
36に対して一体に回転するように連結可能である。駆
動軸14と中空軸36とはロークラッチ44によって互
いに連結又は切離し可能である。駆動軸14と平行に配
置された出力軸46には前進用出力軸側歯車48がワン
ウェイクラッチ40を介して連結され、また後進用出力
軸側歯車50が一体に回転するように設けられている。
前進用出力軸側歯車48は前述の前進用駆動軸側歯車4
2と常時かみ合っている。後進用出力軸側歯車50は、
回転可能に設けられた後進用アイドラ軸54と一体に回
転する後進用アイドラ歯車56と常にかみ合っている。
後進用アイドラ歯車56は前述の後進用駆動軸側歯車3
8とも常にかみ合っている。なお、第2図では、すべて
の部材を同一断面上に図示することができないため、後
進用アイドラ軸54及び後進用アイドラ歯車56は破線
によって示しであるが、実際には第3図に示すような位
置関係にある。また同じ理由により第2図では軸間距離
、歯車の径なども必ずしも正確に図示されておらず、こ
れらについては第3図を参照する必要がある。前述の従
動軸28には前進用従動軸側歯車58が設けられている
。従動輪28と前進用従動軸側歯車58とはハイクラッ
チ60によって互いに連結又は切離し可能である。前進
用従動軸側歯車58は前述の後進用出力軸側歯車50と
常にかみ合っている(なお、第2図では前進用従動軸側
歯車58と後進用出力軸側歯車50とは図示の都合上が
み合っていないように見えるが、実際には第3図に示す
ように両者は互いにかみ合っている)。前進用駆動軸側
歯車58と後進用出力軸側歯車5oとは同一径としであ
る。出力軸46にはりダクション歯車62が一体に回転
するように設けられており、このリダクション歯車62
とファイナル歯車64とが常にかみ合っている。ファイ
ナル歯車64には差動機構66が設けられている。すな
わち、ファイナル歯車64と一体に回転するように一対
のピニオンギア68及び7oが設けられており、このビ
ニオンギア68及び7oと一対のサイドギア72及び7
4がかみ合っており、サイドギア72及び74はそれぞ
れドライブ軸76及び78と連結されている。
ロークラッチ44及びハイクラッチ6oを解放状態とす
ることにより、駆動軸14の回転力の出力+1!d!4
6への伝達が遮断され、中立状態となる。
なお、ドッグクラッチ52は前進位置(F位置)及び後
進位置(R位置)のいずれにしておいても差し支えない
発進時、登板時など比較的大きな駆動力を必要とする走
行条件の場合には、ドッグクラッチ52をF位置にする
と共にロークラッチ44を締結する。ハイクラッチ60
は解放状態とする。この状態ではエンジン10の出力軸
10aの回転力は、トルクコンバータ12を介して駆動
軸14に伝達され、更に駆動軸14から締結状態のロー
クラッチ44を介して中空軸36へ伝達される。中空軸
36の回転力はドッグクラッチ52を介して前進用駆動
軸側歯車42に伝達され、前進用駆動軸側歯車42から
これとかみ合う前進用出力軸側歯車48へ伝達される。
前進用出力軸側歯車48はワンウェイクラッチ40を介
して出力軸46と一体に回転するように連結されている
ので、出力軸46に回転力が伝達される。次いで、リダ
クション歯車62及びファイナル歯車64を介して差動
機構66へ回転力が伝達され、差動機構66によりドラ
イブ軸76及び78に回転力が分配され図示してない車
輪が駆動される。上記のような回転力の伝達の際、Vベ
ルト式無段変速機構を通しての回転力の伝達は行われて
おらず、回転力は歯車機構を介して伝達される。前進用
駆動軸側歯車42と前進用出力軸側歯車48との間の減
速比により回転力が増大されており、これにより大きな
駆動力を得ることができる。
次いで、比較的駆動力が小さくてよい運転条件になると
、上述の状態からハイクラッチ60を締結させればよい
。これによりVベルト式無段変速機構を介して回転力の
伝達が行われることになる。すなわち、駆動軸14の回
転力は、駆動プーリ16、■ベルト24及び従動プーリ
26を介して従動軸28に伝達され、更に締結状態にあ
るハイクラッチ60を介して前進用従動軸側歯車58に
伝達される。前進用従動輪側歯車58は後進用出力軸側
歯車50とかみ合っているため、回転力が出力軸46に
伝達され、更に上述の場合と同様にドライブ軸76及び
78に回転力が伝達される。この場合、出力軸46は前
進用出力軸側歯車48よりも高速で回転することになる
ため、ワンウェイクラッチ40は空転状態となる。この
ため、ロークラッチ44は締結させたままの状態として
おくことができる。上述のようにVベルト式無段変速機
構によって回転力の伝達が行われるため、駆動プーリ1
6及び従動プーリ26のV字状みぞ間隔を調節すること
により、連続的に変速比を変えることができる。
車両用変速機を後進状態とする場合には次のような動作
が行われる。すなわち、ドッグクラッチ52をR位置側
に切換え、後進用駆動軸側歯車38が中空軸36と一体
に回転するようにし、またロークラッチ44を締結させ
、ハイクラッチ60を解放する。この状態では駆動軸1
4の回転力はロークラッチ44、中空軸36、ドッグク
ラッチ52、後進用駆動軸側歯車38、後進用アイドラ
歯車56、及び後進用出力軸側歯車50を介して出力軸
46に伝達される。後進用アイドラ歯車56が動力伝達
経路に介在されているため出力軸46の回転方向が前述
の場合とは逆転する。
これにより後進走行を行なうことができる。
次にこの変速機を制御するための制御装置について説明
する。制御装置は第1図に示すようにオイルポンプ10
1、ライン圧調圧弁102、マニアル弁104、変速制
御弁106、調整圧切換弁108、変速モータ110、
変速指令弁111、変速操作機構112、スロットル弁
114、一定圧調圧弁116、電磁弁118、トルクコ
ンバータ調圧弁120、ロックアツプ制御弁122、ド
ッグクラッチ駆動シリンダ500、切換弁502、減圧
弁700などから構成されている。
以下、主として本発明と直接関連する減圧弁700、及
びこれと関連する切換弁502などについて説明し、こ
れら以外のものについては説明を省略する。なお、説明
を省略した部分の構成は、例えば特開昭61−1053
51号公報に示されているものと同様である。
ドッグクラッチ駆動シリンダ500は、ピストン504
及びスプリング506を存している。ピストン504の
図中上側には前進用油圧室508が形成され、これの反
対側には後進用油圧室510が形成される。前進用油圧
室508は一方向オリフイス512を介して前進圧油路
142と接続されている。また後進用油圧室510は一
方向オリフイス514を介して後進圧油路138と接続
されている。スプリング506はピストン504を図中
下方向に押圧している。ピストン504と一体に駆動ロ
ッド516が設けられている。駆動ロッド516はドッ
グクラッチ52と連結されている。すなわち、駆動ロッ
ド516が第1図中で上方に移動するとドッグクラッチ
52はR位置となり、逆に駆動ロッド516が第1図中
下方に移動するとドッグクラッチ52はF位置となる。
駆動ロッド516の途中部分が切換弁502のスプール
518として構成されている。スプール518は2つの
ランド518a及び518bを有している。この2つの
ランド518a及び518bとこれらの間の小径部とに
より、スプール518が図中上方に移動した状態(左半
部の状態)では、油路138と油路520とが連通し、
逆にスプール518が図中下方に移動した状態(図中右
半部の状態)には、油路142が油路520と連通する
。油路520は減圧弁700のボート702と連通して
いる。
減圧弁700は、スプール704及びスプリング706
を有している。スプール704は、大径のランド704
a及びこれよりも小径のランド704b及び704cを
有している。減圧弁700のボート708は常時ライン
圧(これはライン圧調圧弁102によって調圧される)
が供給される油路179と連通している。ボート710
及びボート712は、ロークラッチ44と連通する油路
714と連通している。ボート716及び718はドレ
ーンポートである。ランド704b及び704Cと、ボ
ート708.710及び718とは、調圧機能を達成す
るような寸法関係に配置しである。すなわち、ボート7
08の油圧を油圧源として、調圧された油圧がボート7
10に出力されるように構成されている。ボート710
の油圧、すなわち油路714の油圧は、ボート702の
油圧に応じて変化し、かつボート702の油圧よりも高
い油圧となる。これは、ボート702の油圧が作用する
ランド704aが、ボート712の油圧が作用するラン
ド704cよりも大径だからである。
なお、ハイクラッチ60には油路176から駆動プーリ
シリンダ室20と同様の油圧が供給されている。
次にこの実施例の作用について説明する。
マニアルバルブ104のスプール136をN位置から前
進用位置であるD位置又はL位置に切換えると、前進圧
油路142に油圧(これは、スロットル弁114によ)
て調圧されたスロットル圧である)が出力される。切換
弁502のスプール518が図中右半部に示す状態にあ
るとき、すなわち、駆動ロッド516がドッグクラッチ
52をF位置にしているときには、前進圧油路142の
油圧は油路520を通して減圧弁700のボート702
に供給される。ボート702に油圧が作用する前の状態
では、減圧弁700のスプール704はスプリング70
6によフて第1図中上方に押されており、油路714は
ボート718によりドレーンされている。従って、ロー
クラッチ44は解放状態にあるが、上述のようにボート
702に油圧(スロットル圧)が作用すると、減圧弁7
00は調圧状態となり、調圧された油圧がロークラッチ
44に供給される。これにより、歯車機構は前進状態と
なる。なお、駆動ロッド516がR位置にある場合、す
なわちスプール518が図中左半部に示す状態にある場
合には、前進圧油路142の油圧は直ちには油路520
に供給されず、まず前進圧油路142の油圧が一方向オ
リフイス512を通って前進用油圧室508に供給され
、こむによりピストン504を図中下方に押し下げる。
こうすることによって、駆動ロッド516がF位置に切
換ねると同時に前進圧油路142と油路520とが連通
し、ボート702に油圧が供給される。従って、ドッグ
クラッチ52がR位置又は中間位置にあるときには、ロ
ークラッチ44に油圧が供給されることはない。従って
、ロークラッチ44が締結された状態でドッグクラッチ
52の切換動作が行なわれることはない。なお、マニア
ル弁104をR位置から直接り位置又はL位置に切換え
た場合にも上記と同様の作用が得られる。
マニアル弁104をR位置に切換えた場合も上記と基本
的に同様の作用が得られる。すなわち、駆動ロッド51
6が図中左半部の状態、すなわちドッグクラッチ52を
R位置としている場合には後進圧油路138の油圧(こ
れもスロットル圧である)は直ちに油路520を介して
ボート702に作用する。また駆動ロッド516が図中
右半部にある場合、すなわちドッグクラッチ52をF位
置にしている場合には後進圧油路138の油圧が油室5
10に作用し、ピストン504を図中右半部の状態から
左半部の状態に切換える。これと同時にボート702に
油圧が供給される。従って、この場合もドッグクラッチ
52が切換ねった後でロークラッチ44が締結される。
従って、動力伝達中にドッグクラッチ52が切換えられ
ることはない。上述のように、ボート702に油圧(ス
ロットル圧)が作用すると、減圧弁700によフて調圧
された油圧がロークラッチ44に供給され、これが締結
される。この油圧はスロットル圧に対応して変化するの
で、ロークラッチ44のトルク容量もスロットル圧(す
なわち、エンジン負荷)に応じて変化し、常に適切なト
ルク容量とすることができる。また、ロークラッチ44
に供給される油圧(すなわち、減圧弁700の出力油圧
)は、ライン圧を減圧したものであり、当然ライン圧よ
りも低くなっている。また、減圧弁700の出力油圧は
、前述のようにスロットル圧よりも高く設定されている
。従って、ロークラッチ44の耐圧性に問題を生じない
範囲で、できるだけトルク容量を増大することができる
(第2実施例) 第4及び5図に第2実施例を示す。この第2実施例は無
段変速機構のみによって変速機が構成される第4図に示
すようなものに本発明を適用したものである。すなわち
、第5図に示すように、マニアルバルブ104のボー)
 134cに油圧を供給するように前述の第1図に示し
たものと同様の減圧弁700を設けたものである。ボー
ト134Cに供給される減圧された油圧は、マニアルバ
ルブ104によって前進用クラッチ40及び後進用ブレ
ーキ50に供給される。これにより、第1実施例同様の
作用・効果を得ることができる。なお、この第2実施例
の減圧弁700以外の構成については、特開昭61−1
05351号公報に示されるものと同様である。
(ト)発明の詳細 な説明してきたように、本発明によると、ライン圧を油
圧源とし、スロットル圧をパイロット圧として減圧する
減圧弁を設け、これによって得られる油圧を前後進用摩
擦締結要素に供給するようにしたので、前後進用摩擦締
結要素を大型化することなく必要なトルク容量を確保す
ることができ、しかも前後進用摩擦締結要素の耐圧強度
上の問題を発生することがないという効果を得ることが
できる。なお、前後進用摩擦締結要素とは、第1実施例
ではロークラッチ44であり、第2実施例では前進用ク
ラッチ40及び後進用ブレーキ50であり、前進又は後
進の場合に締結される単数又は複数のクラッチ及びブレ
ーキを意味している。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例である変速機の油圧制御装置を示す
図、第2図は変速機の骨組図、第3図は変速機の軸の位
置関係を示す図、第4図は第2実施例の変速機の骨組図
、第5図は第2実施例の変速機の油圧制御装置を示す図
である。 44・ ・ロークラッチ(前後進用摩擦要素) 102
 ・・ライン圧調圧弁、114  ・スロットル弁、7
00 減圧弁。 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 無段変速機構及び油圧式の前後進用摩擦締結要素を有す
    る変速機の油圧制御装置であって、ライン圧を調圧する
    ライン圧調圧弁と、エンジン負荷に対応したスロットル
    圧を調圧するスロットル弁とを有し、無段変速機構の変
    速制御用の油圧としてライン圧が用いられるものにおい
    て、 ライン圧を油圧源にすると共にスロットル圧をパイロッ
    ト圧として、スロットル圧よりも高く、ライン圧よりも
    低く、かつスロットル圧に応じて変化する油圧を調圧す
    る減圧弁が設けられており、減圧弁の出力油圧が前後進
    用摩擦締結要素に供給されるように構成されることを特
    徴とする変速機の油圧制御装置。
JP32886988A 1988-12-28 1988-12-28 変速機の油圧制御装置 Pending JPH02176250A (ja)

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