JPH02176202A - 複動型油圧シリンダの作動装置 - Google Patents

複動型油圧シリンダの作動装置

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JPH02176202A
JPH02176202A JP33509488A JP33509488A JPH02176202A JP H02176202 A JPH02176202 A JP H02176202A JP 33509488 A JP33509488 A JP 33509488A JP 33509488 A JP33509488 A JP 33509488A JP H02176202 A JPH02176202 A JP H02176202A
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JP
Japan
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valve
oil
pressure
outlet
hydraulic cylinder
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Pending
Application number
JP33509488A
Other languages
English (en)
Inventor
Suketoshi Kishizawa
岸沢 佑寿
Kiyotomi Maesaka
前坂 清富
Yukio Katou
加藤 由貴雄
Norio Komura
規夫 小村
Yoshitoshi Hirose
好寿 廣瀬
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A1発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、複動型油圧シリンダの往動油室に連なる第1
供給油路と、同油圧シリンダの復動油室に連なる第2供
給油路とに、油圧ポンプに連なる主油路を切換弁を介し
て選択的に接続するようにした複動型油圧シリンダの作
動装置に関する。
(2)従来の技術 従来、か−る作動装置において、電磁力または人力によ
り切換弁の弁体を直接切換操作するようにしたものが知
られている。
(3)発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のようなものでは、弁体の操作に大
なる操作力を要し、このため特に電磁力をもって弁体を
操作する場合には大型の電磁装置が必要となり、コスト
の低減が困難となる。
本発明は、か−る事情に鑑みてなされたもので、主油路
の圧力及び油圧シリンダの背圧を利用して切換弁を軽快
に作動し得る複動型油圧シリンダの作動装置を提供する
ことを目的とする。
B0発明の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、主油路に連なる
入口、第1.第2供給油路にそれぞれ連なる第1.第2
出口、及び第1.第2逃し口を有するハウジングと、こ
のハウジング内に収容されて、入口と再出口、第1出口
と第1逃し口、第2出口と第2逃し口の各間を連通ずる
中立位置、入口と第2出口、第1出口と第1逃し口の各
間のみを遮断する第1切換位置、及び入口と第1出口、
第2出口と第2逃し口の各間のみ遮断する第2切換位置
との三位置間を移動するスプールと、このスプールを中
立位置に向って付勢する戻しばねとから切換弁を構成し
、第1.第2逃し口を、第1゜第2開閉弁をそれぞれ介
して油溜に接続すると共に、スプールの両端面が臨むよ
うハウジングに形成された第1.第2受圧室にそれぞれ
連通したことを第1の特徴とする。
また本発明は、上記特徴に加えて、第1逃し口を第1オ
リフィスを介して第1受圧室及び第1開閉弁に連通し、
また第2逃し口を第2オリフィスを介して第2受圧室及
び第2開閉弁に連通したことを第2の特徴とする。
さらに本発明は、第1の特徴に加えて、第1゜第2開閉
弁をそれぞれ電磁弁としたことを第3の特徴とする。
さらに本発明は、第1特徴に加えて、両オリフィス間を
結ぶ油路をリリーフ弁を介して油溜に接続したことを第
4の特徴とする。
さらにまた本発明は、第2の特徴に加えて、各オリフィ
スの入口側にフィルタを設けたことを第5の特徴とする
(2)作 用 第1の特徴において、第1.第2開閉弁の一方を開き、
他方を閉じれば、当初は主油路の圧力が一方の受圧室に
のみ導入されて切換弁のスプールを他方の受圧室の方向
へ切換作動させ、切換作動後は、油圧シリンダの背圧が
該一方の受圧室にのみ作用してスプールの切換位置を保
持する。この場合、第1.第2開閉弁は第1.第2逃し
口より下流の比較的低圧の油路を開閉するものであるか
ら、その開閉のための操作力は極めて軽微なもので足り
る。
第2の特徴によれば、第1.第2開閉弁の一方のみを閉
じたとき、第1.第2オリフィスの存在により、主油路
の圧力及び油圧シリンダの背圧を一方の受圧室に確実に
伝達することができ、スプールの切換を確実にすること
ができる。
第3の特徴によれば、小型の電磁弁により各開閉弁を構
成することができる。
第4の特徴によれば、第1.第2オリフィス間の油路の
圧力が所定値を超えたとき、その過剰圧力をリリーフ弁
を通して油溜に解放し、第1.第2逃し口の圧力過上昇
を回避することができる。
第5の特徴によれば、各オリフィス及び開閉弁を流通す
る油を事前にフィルタで濾過し、オリフィス及び開閉弁
の異物による目詰りを防止することができる。
(3)実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説明する。
先ず第1図において、乗用型トラクタlの車体フレーム
2前部にはエンジン3が搭載されると共に左右一対の前
輪4が操向可能に懸架される。また車体フレーム2の後
端には伝動ユニット5が取付けられ、この伝動ユニット
5の下部に左右一対の後輪6が操向可能に懸架される。
また伝動ユニット5上方に作業者用シート7が配置され
、このシート7は、伝動ユニット5上面に固着されたブ
ラケット8に枢軸9を介して前端を支持され、通常の使
用位置(実線示位置)と前方へ傾倒した整備位置(鎖線
示位置)との間を回動し得るようになっている。
このシート7とエンジン3との中間位置でハンドルコラ
ム10が車体フレーム2上に立設され、これに前、後輪
4.6の操向のためのハンドルホイール11が軸支され
る。
伝動ユニット5は、エンジン3の動力を受けて後輪6の
みならず前輪4をも駆動し得るよう、クラッチ、変速機
、後部差動装置及び前輪駆動軸を備える。
車体フレーム2の前端には、作業機を連結するためのヒ
ツチボックス12を前端に備えた昇降腕13が上下揺動
可能に軸支される。この昇降腕13には車体フレーム2
上に設置された単動型前部リフトシリンダ14のピスト
ン15がリンク機構16を介して連結され、ピストン1
5の油圧駆動により昇降腕13を上昇させ、油圧の解放
により昇降腕13を自重降下させるようになっている。
第1図及び第2図に示すように、シート7の直下におい
て伝動ユニット5上に後部リフトシリンダ17が設置さ
れ、この後部リフトシリンダ17により昇降されるロー
クリ耕耘機等の作業機18がリンク機構19を介して伝
動ユニット5の後端に連結される。
前記リンク機構19は、伝動ユニット5に上下揺動可能
に枢支された一本のトップリンク20と、このトップリ
ンク20の下方で伝動ユニット5に上下揺動可能に枢支
された左右一対のロアリンク21.21とを備え、作業
機1日のトラクタ1に対する昇降及び左右傾動を許容す
るようになっている。さらにリンク機構19は、左右一
対のリフトアーム22,22と、これらリフトアーム2
2゜22を前記ロアリンク21.21にそれぞれ連結す
る左右一対のリフトロンド23.23とを備え、上記リ
フトアーム22,22は、後部リフトシリンダ17のピ
ストン24に連動した昇降駆動軸25に固着される。
而して、ピストン24の油圧駆動によるリフトアーム2
2の上方揺動によれば、リンクa構19を介して作業機
18を上昇させることができ、油圧の解放によれば作業
機I8を自重降下させることができる。
前記一対のリフトロンド23.23の一方、図示例では
右側のリフトロンド23′は、その一部を複動型の油圧
シリンダ26で構成して伸縮可能になっており、その油
圧シリンダ26の作動により作業機18をトラクタ1に
対して左右に傾動させて水平状態を保持することができ
る。
前記3つのシリンダ14.17.26及び外部油圧ロー
ダ27への圧油の供給を制御するための油圧制御装置2
8が後部リフトシリンダ17の一側面、図示例では右側
面に設けられる。
第3図に示すように、この油圧制御装置28はシート7
の直下において、後部リフトシリンダ17の右側面にボ
ルトで着脱可能に接合される略立方体の分配ブロック2
9と、この分配ブロック29の後面Rにボルトで着脱可
能に接合される前後切換ブロック30と、分配ブロック
29の前面Fに着脱可能に装着される水平制御ブロック
31と、分配ブロック29の外側面Sに着脱可能に装着
される上昇制御弁32及び下降制御弁33と、分配ブロ
ック29の上面Tにボルトで着脱可能に接合される油圧
取出ブロック34とから構成される。
第4図に示すように、分配ブロック29には主リリーフ
弁35、分流弁36、アンロード弁37、一方向弁38
及び下降弁39が設けられる。主リリーフ弁35の入口
に連なる油路4oには油圧ポンプ56により油溜57の
油が圧送される。油圧ポンプ56は前記伝動ユニット5
に装着されてその内部のクラッチ入力部材により駆動さ
れ、油溜57は前記伝動ユニット5の底壁により構成さ
れる。
油圧ポンプ56から送られて主リリーフ弁35により調
圧された圧油は油路4o、油圧取出ブロック34及び油
路41を経て分流弁36の入口36aに流入する。する
と、分流弁36では第1出ロ36bから一定流量の圧油
を、また第2出ロ36Cから残余の圧油をそれぞれ流出
させ、第1出ロ36bからの圧油は油i42を経て水平
制御ブロック31へ、また第2出ロ36cからの圧油は
油路43を経てアンロード弁37及び一方向弁38の各
入口31a、38aへ送られる。
一方向弁38は、その入口3FJaが出口38bより高
圧になるときのみ開弁するもので、その出口38hは下
降弁39の入口39aと連通し、また油路44を介して
前後切換ブロック3oとも連通ずる。
下降弁39は、その入口39a及び出口39b間を開閉
する弁体58と、この弁体58を閉じ側に押圧する油圧
を導入し得る背圧室59とを有し、この背圧室59は弁
体58に設けられたオリフィス60を介して上記入口3
9aと連通ずる。また上記出口39bは油溜57に開放
され、背圧室59から延出する制御油路48は前記下降
制御弁33を介して油溜57と連通ずる。
アンロード弁37は、その入口37a及び出目3フb 閉じ側に押圧する油圧を導入し得る背圧室62とを有し
、この背圧室62は弁体61に設けられたオリフィス6
3を介して上記入口37aと連通ずる.また上記出口3
7bは油溜57に開放され、背圧室62から延出する制
御油路49は前記上昇制御弁32を介して油溜57と連
通ずる。
前記上昇制御弁32は常開型の電磁弁により構成され、
また前記下降制御弁33は常閉型の電磁弁により構成さ
れる。
而して、前部リフトシリンダ14または後部リフトシリ
ンダ17に上昇動作を与えるべく、下降制御弁33を閉
じたま\で上昇制御弁32を閉じると、アンロード弁3
7では、分流弁36の第2出ロ36cを出た圧油がオリ
フィス63を通って背圧室62に保持されるため、その
油圧を受けて弁体61が入口37aを閉じる。また下降
弁39でも、一方向弁3日を通過した圧油がオリフィス
60を通って背圧室59に保持されるため、その油圧を
受けて弁体58が出口39bを閉じる。その結果、一方
向弁38を通過した圧油が油路44及び前後切換ブロッ
ク30を経て前部リフトシリンダ14または後部リフト
シリンダ17へ送られ、それらに上昇動作を与えられる
また前部リフトシリンダ14または後部リフトシリンダ
17に下降動作を与えるべく、上昇制御弁32を開いた
ま\で下降制御弁33を開くと、アンロード弁37及び
下降弁39の背圧室62。
59は上昇制御弁32及び下降制御弁33をそれぞれ介
して油溜57に開放されるため、アンロード弁37及び
下降弁39においてそれぞれの入口37a,39aの圧
力で弁体61,58が開き、分流弁36の第2出ロ36
cを出た圧油はアンロード弁37を素通りし、即ちその
出口37bから油溜57へ還流する.また先に前部リフ
トシリンダ14または後部リフトシリンダ17に送られ
た油は前後切換ブロック30を経て下降弁39を素通り
し、即ちその出口39bから油溜57へ還流する.その
結果、前部リフトシリンダ14または後部リフトシリン
ダ17は、その負荷側の重量により下降動作を行う。
前後切換ブロック30には、第1及び第2ポペット弁6
4.、64t,これらポペット弁64。
64tを開閉するカム軸65、緩下降弁66及び過荷重
逃し弁67が設けられる。
第1及び第2ポペット弁641.64□はいずれも常閉
型であり、カム軸65は、その所定角度の往復回動によ
りこれらポペット弁64.、642を交互に開閉すべく
位相を異にした一対のカム65a,65bを備えている
。このカム軸65は、その一端に固着された切換レバー
68によって回動操作される。
第1及び第2ポペット弁64I,64zの入口間は互い
に連通ずると共に、前記油路44と連通ずる.また第1
ポペット弁64,の出口は、分配ブロック29内の油路
45及び後部リフトシリンダ17の壁体内を通る油路1
10を介して後部リフトシリンダ17の油圧室70に接
続され、第2ポペツト弁64□の出口は、緩下降弁66
の入口66aに連通される。
而して、カム軸65を一方向へ回動して第1ポペット弁
64,のみを開けば、後部リフトシリンダ17のみが分
配ブロック29の油路44と連通され、上昇制御弁32
及び下降制御弁33の前述のような制御により昇降動作
が可能となる。またカム軸65を他方向へ回動して第2
ポペツト弁64tのみを開けば、後部リフトシリンダ1
7のみが油路44と連通され、上昇制御弁32及び下降
制御弁33の制御により昇降動作が可能となる。
緩下降弁66は、入口66aから出口66bへ向かう油
の流れを許容するが反対方向の流れは阻止しようとする
チエツク弁71と、このチエツク弁71の最小開度を調
節する調節ボルト72とを備え、上記出口66bは油路
47及び前後切換ブロック30から延出する油圧ホース
111(第1図参照)を介して前部リフトシリンダ14
の油圧室69に接続される。
したがって、第2ポペツト弁64tを通過した圧油が緩
下降弁66の入口66aに流入すると、チエツク弁71
が大きく開くので、圧油は緩下降弁66を速やかに通過
して前部リフトシリンダ14の油圧室69に供給され、
それに比較的早い速度で上昇動作を与える。これと反対
に下降動作時には、油圧室69から排出される油が緩下
降弁66の出口66bから入口66aへ逆流するので、
チエツク弁71は調節ポルト72により最小開度に保持
され、油の排出速度を規制する。その結果、前部リフト
シリンダ14は緩速で下降動作を行う。
過荷重逃し弁67は、その入口を緩下降弁66の出口6
6bと前部リフトシリンダ14との間を結ぶ油路47の
途中に連通し、この油路47の圧力が過度に上昇したと
き開弁じて、その圧力の過剰分を油溜57に放出するよ
うになっている。したがって、前部リフトシリンダ14
により上昇させられた作業機が例えば他物との衝突によ
り過荷重を受けても、その荷重を緩和することができる
上記のように、前後切換ブロック30には第1、第2ポ
ペット弁64..64□、カム軸65、緩下降弁66及
び過荷重逃し弁67を集合して設けたので、それらの点
検整備は前後切換ブロック30を分配ブロック29から
外すことにより容易に行うことができる。その際、分配
ブロック29及び前後切換ブロック30の分離面には比
較的小径の油路が開口するのみであるから、塵埃等の侵
入の惧れは極めて少ない。また、緩下降弁66及び過荷
重逃し弁67を前後切換ブロック30に設けたことから
、前部リフトシリンダ14の構造の簡素化が図られると
共に、前部リフトシリンダ14には一本の油圧ホース1
11を接続すれば足り、配管構造も簡単になる。
第5図において、後部リフトシリンダ17のシリンダへ
ラド73には緩下降弁74及び過荷重逃し弁75が設け
られる。11下降弁74は後部リフトシリンダ17の下
降動作を緩速で行わせるものであり、過淘重逃し弁75
は後部リフトシリンダ17に過荷重が作用してその油圧
室7oの圧力が過度に上昇したとき、その過剰圧力を油
溜57へ解放するものである。それらの構造は前記緩下
降弁66及び過荷重逃し弁67と基本的に同一であるか
ら、それらの構造の説明は省略する。
再び第4図において、水平制御ブロック31には切換弁
76、第1.第2開閉弁としての第1゜第2電磁弁77
、.77□、第1.第2オリフィス78..7B□及び
リリーフ弁79を備える。
切換弁76はスプール80と、このスプール80を中立
位置に付勢する戻しばね81と、これらを収容するハウ
ジング82とからなり、そのハウジング82は、中央に
入口83、それの両側に一対の第1.第2出口84..
84□、またそれの両側に一対の第1.第2逃し口85
.,852、さらにそれらの両側に一対の受圧室Ei6
. 862を有する。入口83は油路51(本発明の主
油路に対応する)を介して前記分配ブロック29の油路
42と連通し、第1.第2出口84.  842は前記
油圧シリンダ26の上部油室26a(往動油室)及び下
部油室26b(復動油室)(第8図)に第1.第2供給
油路としての一対の油圧ホース87.87を介してそれ
ぞれ接続される。また第1逃し口851は第1オリフィ
ス7B、及び油路53を介して第1受圧室861と連通
ずる一方、第1オリフィス7B、及び第1電磁弁7Lを
介して油溜57とも連通ずる。第2逃し口852は第2
オリフィス78□及び油路54を介して第2受圧室86
□と連通ずる一方、第2オリフィス78□及び第2電磁
弁77□を介して油溜57とも連通する。さらに両逃し
口85+、85tはリリーフ弁79を介して油溜57と
も連通する。
第1.第2オリフィス78..78.の入口はフィルタ
f+、fiがそれぞれ装着されている。
第1.第2電磁弁77、.77!は、いずれも常開型で
ある。
而して、トラクタ1に設置された傾斜センサ(図示せず
)がトラクタlの右下りを感知すると、第1電磁弁77
、に閉弁信号が送られ、左下りを感知すると、第2電磁
弁77□に閉弁信号が送られる。
第1電磁弁7Lが閉弁すると、先ず分流弁36から入口
83に入り、そして両逃し口85.。
85、から出た圧油が第1.第2オリフィス78、.7
81へ分流し、第1オリフィス781を通過した圧油は
第1電磁弁77、の閉弁により第1受圧室86.に導入
されて識字861を昇圧させるが、第2オリフィス78
□を通過した圧油は開弁状態の第2電磁弁77、を通し
て油溜57に排出され、第2受圧室86tを昇圧させな
いので、スプール80は第1受圧室861の圧力により
図で右方へ移動する。スプール80が右動すると、第1
出口84.は、第1逃し口85.と遮断されて入口83
と連通し、第2出口84□は入口83と遮断されて第2
逃し口85.と連通するので、分流弁36から入口83
に送られた圧油は第1出口84.を経て油圧シリンダ2
6の上部油室26aに供給される。一方、同下部油室2
6bの圧油は第2出口84□、第2逃し口85tを通過
した後、第15第2オリフィス7B、、7B□へ分流し
、第1オリフィス781 に作用する圧油は第1受圧室
86.の昇圧を維持してスプール80の右動状態を保持
し、第2オリフィス78.を通過した圧油は第2電磁弁
77□を経て油溜57へ排出される。その結果、油圧シ
リンダ26は伸長して作業機18を左傾するトラクタl
に対して右傾させる。この場合、第2オリフィス788
及び第2電磁弁77□にはフィルタftで濾過された油
が流通するので、それらの異物による目詰りを防止する
ことができる。
また第2電磁弁77□が閉弁すると、同様の作用により
切換弁76の第2受圧室86□の圧力が上昇してスプー
ル80を図で左動させる。スプール80が左動すると、
第2出口84□は第2逃し口85.と遮断されて入口8
3と連通し、第1出口841 は入口83と遮断されて
第1逃し口851と連通ずるので、分流弁36から入口
83に送られた圧油は第2出口84□を経て油圧シリン
ダ26の下部油室26bに供給される。一方、同上部油
室26aの圧油は第1出口841、第1逃し口85.を
通過した後、第1.第2オリフィス7B、、7B□へ分
流し、第2オリフィス78□に作用する圧油は第2受圧
室8Lの昇圧を維持ししてスプール80の左動状態を保
持し、第1オリフィス78.を通過した圧油は第1電磁
弁771を経て油溜57に排出される。その結果、油圧
シリンダ26は収縮して作業機18を右傾するトラクタ
lに対して左傾させる。こうして、作業機18は常に水
平状態に保たれる。この場合、第1オリフィス78.及
び第1電磁弁771にはフィルタf、で濾過された油が
流通するので、それらの異物による目詰りを防止するこ
とができる。
作業機18が水平状態になると、両電磁弁771.77
□は共に開き状態に戻り、第1.第2受圧室861.8
6ffiの圧力は解放されるので、スプール80は戻し
ばね81により中立位置に保持される。スプール80の
中立位置では、入口83が両逃し口85.,85□と略
等しく連通ずるので、それら逃し口85.,85□と連
通する両オリフィス78.,7Lの絞り抵抗により、入
口83に流入した圧油が油圧シリンダ26の上、下部油
室26a、26bに圧力を略等しく作用させる。こうし
て、油圧シリンダ26はそのときの長さに固定される。
上記のような油圧シリンダ26の制御中、両オリフィス
7L、78z間の油路の圧力が所定値を超えると、リリ
ーフ弁78が開いて過剰圧力を油溜57に解放するので
、逃し口85.,85□の圧力過上昇を防止することが
できる。
第8図に示されるように、水平制御ブロック31の外側
面には前記第1.第2出口841,842にそれぞれ連
なる第1.第2ホース接続管891.89!が付設され
る。一方、油圧シリンダ26の外側面には、上部油室2
6a及び下部油室26bにそれぞれ連なる第1.第2ホ
ース接続管901.90□が付設される。そして第1ホ
ース接続管89..90.同土間に前記一方の油圧ホー
ス87が接続され、第2ホース接続管89□、90、に
前記他方の油圧ホース87の両端が接続される。
前記一対のホース87.87は、互いに略等長に形成さ
れると共に、長手方向に一定距離りを相互にずらした状
態でコイル部材91によって結束される。これに対応し
て水平制御ブロック31では第1ホース接続管891の
先端を第2ホース接続管89.の先端よりも上記距IL
だけ突出させ、これと反対に油圧シリンダ26では第1
ホース接続管901の先端を第2ホース接続管90□の
先端よりも上記距離したけ後退させである。
したがって、配管に際しては、両油圧ホース87.87
の一端と水平制御ブロック31の第1゜第2ホース接続
管8L、89gとの近接し合うもの同士を接続し、また
両油圧ホース87.87の他端と油圧シリンダ26の第
1.第2ホース接続管901,902との近接し合うも
の同士を接続すれば、必然的に第1ホース接続管89.
.89□同士、及び第2ホース接続管9L、90g同士
を接続することになり、例えば第1ホース接続管89+
 と第2ホース接続管908とを接続するような誤接続
を防止することができる。即ち、両油圧ホース87.8
7の方向性のみならず、各ホース87の第1.第2接続
管89..90゜89、.90.との対応性を何等考慮
する必要がないから、配管作業を的確且つ迅速に行うこ
とができる。
再び第4図において、油圧取出ブロック34は、第1及
び第2ホース接続口92..92□と、これらホース接
続口92..92□を分配ブロンク29上面に開口する
前記油路40.41に連通ずる油路93,94とが形成
され、その両油路93゜94を横断するようにコック9
5が配設される。
コック95は、その開き位置O(第7図参照)で油路9
3.94をそれぞれ導通させる一対の連孔96.97と
、その閉じ位置C(第7図参照)で両油路93,94間
を短絡させる凹溝98とを有する。
第1ホース接続口92.には外部油圧ローダ99の高圧
部に連なる高圧ホース100が接続され、第2ホース接
続口92□には同低圧部に連なる低圧ホース101が接
続される。
而して、外部油圧ローダ99を作動すべくコック95を
開き位置Oへ回動すれば、油圧ポンプ56から送られた
圧油が油路40,93及び高圧ホースを通して外部油圧
ローダ99へ供給され、それを作動し終えた圧油は低圧
ホース101及び油路94.41を通して分流弁36へ
送られる。外部油圧ローダ99の作動時には、通常、前
、後部リフトシリンダ14.17は不作動の状態に置か
れるので、分流弁36の第2出ロ36cを出た圧油はア
ンロード弁37を開いて油溜57へ還流する。
外部油圧ローダ99の作動を停止すべくコック95を閉
じ位置Cへ回動すると、両油路93.94間が短絡され
、外部油圧ローダ99への圧油の供給が停止される。す
ると、油路93,94の短絡により、mノ、後部リフト
シリンダ14.11への圧油の供給が可能になる。
第6図及び第7図に示すように、油圧取出ブロック34
は、これを分配ブロック29とシート7との間の小スペ
ース内に配置し得るよう扁平に形成され、またコック9
5は水平に配置され、さらにホース接続口921.92
□は、高、低圧ホース100,101がシート7に干渉
されないよう油圧取出ブロック34の左右両側面に設け
られる。
コック95の外端には操作レバー102が軸支103さ
れる。この操作レバー102は、コンク95と同軸上に
倒れる格納位置と、コック95と直角に起立する使用位
置との間を回動し得るもので、この操作レバー102に
は、これを常時格納位置に向って付勢する捩りコイルば
ね104が装着される。尚、105は油圧取出ブロック
34からのコック95の抜出しを防ぐ抜止め仮である。
面シて、コック95を操作する際には、先ずシート7を
枢軸9を支点として前方へ回動しく第1園鎖線示状1り
、油圧取出ブロック34の上面を開放し、次いで操作レ
バー102を使用状態へ起立させれば、シート7に何隻
邪魔されることなく操作レバー102を介してコック9
5を開き位置0または閉じ位fcへと軽快に回動するこ
とができる。
操作後、操作レバー102から手を離せば、ばね104
の力で操作レバー102は格納位置に直ちに戻るので、
シート7を定位置にセットしても、シート7との干渉が
回避される。
向、第4図のブロック29,30.31において油溜5
7に開放されるように示された油路は、実際にはすべて
分配ブロック29を経由するものである。
第9図は、前部リフトシリンダ14及び外部油圧ローダ
99を装備しない場合の例を示す、この場合には前後切
換ブロック30に代えて第1蓋板105が分配ブロック
29の後面Rに、また油圧取出ブロック34に代えて第
2蓋板106が分配ブロック29の上面Tにそれぞれボ
ルトで接合される。第1蓋板105には油路44,45
間を結ぶ連通路107が設けられているので、上昇制御
弁32及び下降制御弁33を前述のように制御すること
により後部リフトシリンダ17に上昇、下降動作を与え
ることができる。また第2蓋vilO6には油路40,
41間を結ぶ連通路lo8が設けられているので、分流
弁36への圧油の供給を支障なく行うことができる。
C0発明の効果 以上のように本発明の第1の特徴によれば、主油路に連
なる入口、第1.第2供給油路にそれぞれ連なる第1.
第2出口、及び第1.第2逃し口を有するハウジングと
、このハウジング内に収容されて、入口と両出口、第1
出口と第1逃し口、第2出口と第2逃し口の各間を連通
する中立位置、入口と第2出口、第1出口と第1逃し口
の各間のみを遮断する第1切換位置、及び入口と第1出
口、第2出口と第2逃し口の各間のみ遮断する第2切換
位置との三位置間を移動するスプールと、このスプール
を中立位置に向って付勢する戻しばねとから切換弁を構
成し、第1.第2逃し口を、第1゜第2開閉弁をそれぞ
れ介して油溜に接続すると共に、スプールの両端面が臨
むようハウジングに形成された第1.第2受圧室にそれ
ぞれ連通したので、第1.第2開閉弁の交互開閉により
、主油路の圧力及び油圧シリンダの背圧を切換弁の第1
゜第2受圧室に交互に作用させ、スプールに切換動作を
与えることができ、しかも第1.第2開閉弁の操作力は
軽微なもので足り、これら開閉弁の小型化を図ることが
できる。
また本発明の第2の特徴によれば、第1逃し口を第1オ
リフィスを介して第1受圧室及び第1開閉弁に連通し、
また第2逃し口を第2オリフィスを介して第2受圧室及
び第2開閉弁に連通したので、主油路の圧力及び油圧シ
リンダの背圧の、第1、第2受圧室への伝達を確実にし
、切換弁の切換作動を安定させることができる。
さらに本発明の第3の特徴によれば、第1.第2開閉弁
をそれぞれ電磁弁としたので、小型の電磁弁により開閉
弁を構成し、装置のコンパクト化に寄与することができ
る。
さらに本発明の第4の特徴によれば、両オリフィス間を
結ぶ油路をリリーフ弁を介して油溜に接続したので、リ
リーフ弁から過剰圧力の解放により第1.第2逃し口の
圧力過上昇を抑え、油温の過上昇を防止することができ
る。
さらに本発明の第5の特徴によれば、各オリフィスの入
口側にフィルタを設けたので、オリフィス及び開閉弁へ
の異物の侵入を防止し、装置の信幀性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は乗用ト
ラクタの側面図、第2図は後尾に作業機を連結した同ト
ラクタの後方斜視図、第3図は同トラクタにおける油圧
制御装置の斜視図、第4図は同トラクタの油圧回路図、
第5図は同トラクタにおける後部油圧シリンダの要部縦
断側面図、第6図は前記油圧制御装置の油圧取出ブロッ
ク横断平面図、第7図は第6図の■矢視図、第8図は前
記油圧制御装置の水平制御ブロックと作業機の水平制御
用伸縮シリンダとの間の配管図、第9図は前記油圧制御
装置から前後切換ブロック及び油圧取出ブロックを外し
た場合の油圧回路図である。 26・・・複動型油圧シリンダ、51・・・油路、56
・・・油圧ポンプ、57・・・油溜、76・・・切換弁
、771・・・第1開閉弁としての第1電磁弁、??、
・・・第2開閉弁としての第2電磁弁、7B、・・・第
1オリフィス、782・・・第2オリフィス、79・・
・リリーフ弁、80・・・スプール、81・・・戻しば
ね、82・・・ハウジング、83・・・入口、84.・
・・第1出口、84□・・・第2出口、85.・・・第
1逃し口、85□・・・第2逃し口、86I・・・第1
受圧室、862・・・第2受圧室、87.87・・・第
1.第2供給油路としての油圧ホース、rl、ft・・
・フィルタ特許出願人  本田技研工業株式会社 代理人 弁理士  落  合     諮問 1)  中   隆   秀 第2図 り 第5図 第7図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複動型油圧シリンダの往動油室に連なる第1供給
    油路と、同油圧シリンダの復動油室に連なる第2供給油
    路とに、油圧ポンプに連なる主油路を切換弁を介して選
    択的に接続するようにした複動型油圧シリンダの作動装
    置において、 主油路に連なる入口、第1,第2供給油路にそれぞれ連
    なる第1,第2出口、及び第1,第2逃し口を有するハ
    ウジングと、このハウジング内に収容されて、入口と両
    出口、第1出口と第1逃し口、第2出口と第2逃し口の
    各間を連通する中立位置、入口と第2出口、第1出口と
    第1逃し口の各間のみを遮断する第1切換位置、及び入
    口と第1出口、第2出口と第2逃し口の各間のみ遮断す
    る第2切換位置との三位置間を移動するスプールと、こ
    のスプールを中立位置に向って付勢する戻しばねとから
    切換弁を構成し、第1,第2逃し口を、第1,第2開閉
    弁をそれぞれ介して油溜に接続すると共に、スプールの
    両端面が臨むようハウジングに形成された第1,第2受
    圧室にそれぞれ連通したことを特徴とする、複動型油圧
    シリンダの作動装置。
  2. (2)第(1)項記載のものにおいて、第1逃し口を第
    1オリフィスを介して第1受圧室及び第1開閉弁に連通
    し、また第2逃し口を第2オリフィスを介して第2受圧
    室及び第2開閉弁に連通したことを特徴とする、複動型
    油圧シリンダの作動装置。
  3. (3)第(1)項記載のものにおいて、第1,第2開閉
    弁をそれぞれ電磁弁としたことを特徴とする、複動型油
    圧シリンダの作動装置。
  4. (4)第(2)項記載のものにおいて、両オリフィス間
    を結ぶ油路をリリーフ弁を介して油溜に接続したことを
    特徴とする、複動型油圧シリンダの作動装置。
  5. (5)第(2)項記載のものにおいて、各オリフィスの
    入口側にフィルタを設けたことを特徴とする、複動型油
    圧シリンダの作動装置。
JP33509488A 1988-12-28 1988-12-28 複動型油圧シリンダの作動装置 Pending JPH02176202A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008148653A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd トラクタ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5217172A (en) * 1975-07-29 1977-02-08 Bosch Gmbh Robert Electroohydraulic control device

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